JP3993932B2 - 粉粒体物質の搬送装置 - Google Patents
粉粒体物質の搬送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3993932B2 JP3993932B2 JP06036198A JP6036198A JP3993932B2 JP 3993932 B2 JP3993932 B2 JP 3993932B2 JP 06036198 A JP06036198 A JP 06036198A JP 6036198 A JP6036198 A JP 6036198A JP 3993932 B2 JP3993932 B2 JP 3993932B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- sprocket wheel
- transport
- rhombus
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Pusher Or Impeller Conveyors (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、土砂等の粉粒体物質の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、2条のリンクチェーンの間に適宜間隔で複数のフライト板等の搬送体を取り付けて、筒状の搬送ケース内を案内しながら土砂等の粒粉体物質を所望の場所に移送する搬送装置がある。
【0003】
従来、この種の搬送装置としては、図7に示すように、円筒状の搬送ケース10の両側に補助ケース10aを形成して、これら補助ケース10a内に各々リンクチェーン11を収容し、該リンクチェーン11の適宜間隔位置に設けたシャックル11aにフライト板12を取り付けたもの(A)や、搬送体(フライト板等)13を略矩形状に形成して、これを移送するリンクチェーン11を搬送ケース14の内側に形成した補助ケース部分13a内に収容したもの(B)や、搬送ケース10´14´やフライト板12´、13´が矩形状のもの(C)、(D)などがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の搬送装置は、水平垂直方向への二次元の搬送しかできず図8(A)に示すように、補助ケース10a内のリンクチェーン11が搬送ケース10内に入り込んだ両ケース10、10aの境界部分で引っ掛かる恐れがあって、リンクチェーン11の挿入に手間取ったり、修復に危険性を伴う等の問題点があり、また図8(B)に示すように、フライト板12を取り付けるリンクチェーン11のシャックル11aの根元が上記両ケース10、10aの根元部分に接触して摩耗し、取付強度が低下したり破損する要因となっていた。
その結果、粉粒体物質の被搬送物を水平、傾斜、垂直の任意の三次元方向や位置に搬送することが不可能であった。さらに、搬送装置の変更に伴ってリンクチェーン11の長さを変更しようとする場合、チェーン全体を取り替えなければならない等の問題点もあった。
【0005】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、粉粒体物質の被搬送物を水平、傾斜、垂直の任意の三次元方向や位置に搬送することが可能で、リンクチェーンやシャックルやフライト板等の部分を容易かつ迅速に搬送ケース内に挿入することが可能で、また、搬送物の性状に合わせていろいろな形状のチェーンの使用を可能とした粉粒体物質の搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の粉粒体物質の搬送装置は、駆動用スプロケットホイルに掛け回された無端状の複数列のチェーンに適宜間隔で複数のフライト板等の搬送体を取り付けて、該搬送体を筒状の搬送ケース内で案内しながら土砂等の粉粒体物質を搬送する装置において、上記搬送ケースの内部の断面形状を菱形、略菱形、楕円形、長円形等の一対の鈍角部と一対の鋭角部を有するように形成し、上記搬送体の形状を上記搬送ケースの内部の断面形状に倣って菱形、略菱形、楕円形、長円形等の一対の鈍角部と一対の鋭角部を有するように形成すると共に、該搬送体の鋭角部と上記搬送ケースの上記鋭角部との間にチェーン収容空間を形成し、且つ、該搬送体にチェーンのシャックル等のアッタチメントリンクを取り付けたことを特徴とする。また、上記搬送ケースの一部を任意の位置で任意の適宜角度に捻って、三次元搬送を可能とするように構成したことを特徴とする。さらに、上記駆動用スプロケットホイルの各スプロケットホイル歯を着脱自在に植設したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1において、1はリンクチェーンであって、所定間隔を保って2条配置されている。該リンクチェーン1を構成する多数のリンク1aのうち、所定間隔に位置するシャックル1a´にはフライト板2がボルト・ナット等の締付け具3により締付けされている。
【0008】
4は筒状の搬送ケースであって、その横断面の形状は図1(A)から明らかなように、略菱形に形成されており、その一対の鈍角部4aは適宜丸みを有する。この鈍角部4aは、仮想線で示すように、直線状に形成してもよい。該搬送ケース4の一対の鋭角部4bの内側には、リンクチェーン1が納められている。左右のリンクチェーン1,1の間の搬送ケース4内には、これらのリンクチェーン1,1と直交する方向(搬送方向Fに対して垂直の方向)に、上記フライト板2が納められている。従って、該フライト板2の形状も、略菱形の搬送ケース4の内面形状に倣った略菱形を基本形状としているが、菱形の鋭角部分2aを切り欠いて搬送ケース4との間に上記リンクチェーン1の収容部を形成し、また、菱形の鈍角部分2bは搬送ケース4の丸み形状に倣って丸みあるいは直線状の形状となっている
【0009】
図2は、上記リンクチェーン1や搬送ケース4等により構成された搬送装置を示すもので、5は供給装置、6は排出装置である。上記供給装置5は、図3に示すように、折り返し用の端部スプロケットホイル5aと戻りチェーン用の中間スプロケットホイル5bによりリンクチェーン1の水平移動部分を構成し、該水平移動部分の上に土砂の投入口5cを開設せしめ、スクリューコンベヤ5dにより上記投入口5cに搬送物を供給するように構成されている。5eはホッパであり、4´は2本の搬送ケース4、4を保持する保持板である。
【0010】
上記排出装置6は、図4に示すように、折り返し端部の駆動用スプロケットホイル6aと2つの中間スプロケットホイル6b、6cによりリンクチェーン1の水平移動部分を構成し、排出口6dから土砂を排出するように構成されている。6eは上記駆動用スプロケットホイル6aを回転駆動するための原動機である。
【0011】
図5から明らかなように、上記駆動用スプロケットホイル6aの各スプロケットホイル歯6a′は、ボルト6a″により着脱自在に植設されていて、破損した場合には、迅速かつ容易に新しいスプロケットホイル歯6a´に取り替えることができ、経済的である。
【0012】
図6は、本発明の搬送装置の別の実施例を示すもので、リンクチェーン1、搬送ケース4、供給装置5および排出装置6等は、上記図2の実施例と基本的に同じ構成および作用を有する。上記実施例と相違する点は、上記搬送ケース4が途中で例えば90゜捻れていて、その中を案内されるリンクチェーン1も90゜捻れている。その結果、上記実施例では、供給装置5と排出装置6を図2の平面(二次元)内にしか配置できないのに対して、本図6の実施例では、供給装置5と排出装置6を相互に三次元的に配置することができる。このように、搬送ケース4を任意の位置でしかも任意の角度で捻ることにより、任意の三次元方向や位置に供給装置5と排出装置6を配置することができる。
【0013】
【発明の効果】
1)リンクチェーンをガイドするための補助ケースが無いため、ガイド部分でのリンク等の噛み込みや、シャックル等のアタッチメントリンクの根元部分の摩耗による破断事故等のトラブルが無くなる。
2)リンクチェーンやフライト板等の搬送体を搬送ケースにより案内するように構成されているため、該搬送ケースを任意の角度で捻り加工することにより、任意の三次元方向や位置の搬送を行うことができる。
3)スプロケットホイルの各スプロケットホイル歯を着脱自在に植設することにより、破損した場合には、迅速かつ容易に新しいスプロケットホイル歯と取り替えることができ、経済的である。
4)チェーンの長さ及び形状を自由に変更する事ができ、設置条件が広がり、コストダウンになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置の実施例の要部を示す横断面図(A)および縦断面図(B)(C)である。
【図2】本発明の搬送装置の実施例の全体を示す正面図(A)およびイーイ拡大断面図(B)である。
【図3】図2の実施例の供給装置の断面図である。
【図4】図2の実施例の排出装置の断面である。
【図5】図4の駆動用スプロケットの詳細な説明図である。
【図6】本発明の搬送装置の別の実施例の全体を示す正面図(A)、側面図(B),ローロ拡大断面図(C)およびハーハ拡大断面図(D)である。
【図7】従来の搬送装置の要部の横断面図(A)、(B)、(C)および(D)である。
【図8】従来の搬送装置の問題点の説明図である。
【符号の説明】
1 リンクチェーン
1a リンク
1a´ シャックル
2 フライト板
3 締付け具
4 搬送ケース
4´保持板
4a 鈍角部
4b 鋭角部
5 供給装置
5a 端部スプロケットホイル
5b 中間スプロケットホイル
5c 投入口
5d スクリューコンベヤ
5e ホッパ
6 排出装置
6a 駆動用スプロケットホイル
6a´ スプロケットホイル歯
6a″ ボルト
6b 中間スプロケットホイル
6C 中間スプロケットホイル
6d 排出口
6e 原動機
F 搬送方向
6
Claims (3)
- 駆動用スプロケットホイルに掛け回された無端状の複数列のチェーンに適宜間隔で複数のフライト板等の搬送体を取り付けて、該搬送体を筒状の搬送ケース内で案内しながら土砂等の粉粒体物質を搬送する装置において、上記搬送ケースの内部の断面形状を菱形、略菱形、楕円形、長円形等の一対の鈍角部と一対の鋭角部を有するように形成し、上記搬送体の形状を上記搬送ケースの内部の断面形状に倣って菱形、略菱形、楕円形、長円形等の一対の鈍角部と一対の鋭角部を有するように形成すると共に、該搬送体の鋭角部と上記搬送ケースの上記鋭角部との間にチェーン収容空間を形成し、且つ、該搬送体にチェーンのシャックル等のアッタチメントリンクを取り付けたことを特徴とする粉粒体物質の搬送装置。
- 上記搬送ケースの一部を任意の位置で任意の適宜角度に捻って、三次元搬送を可能とするように構成したことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体物質の搬送装置。
- 上記駆動用スプロケットホイルの各スプロケットホイル歯を着脱自在に植設したことを特徴とする請求項1または2に記載の粉粒体物質の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06036198A JP3993932B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 粉粒体物質の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06036198A JP3993932B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 粉粒体物質の搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11240607A JPH11240607A (ja) | 1999-09-07 |
JP3993932B2 true JP3993932B2 (ja) | 2007-10-17 |
Family
ID=13139940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06036198A Expired - Lifetime JP3993932B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 粉粒体物質の搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3993932B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006027878A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Showa Kikai Shoji Kk | シャックル |
JP4660685B2 (ja) * | 2005-03-03 | 2011-03-30 | 東急建設株式会社 | 粉粒体物質の搬送装置 |
CN107792597A (zh) * | 2017-10-28 | 2018-03-13 | 江苏华粮机械有限公司 | 非接触式转角箱 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP06036198A patent/JP3993932B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11240607A (ja) | 1999-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0652843B2 (en) | Low back pressure plastic conveyor | |
US6766901B2 (en) | Snap-on side guards | |
KR100756021B1 (ko) | 컨베이어 시스템 | |
ES2197571T3 (es) | Sistema de transporte para transportar productos, y dispositivo de deslizamiento. | |
US7293640B1 (en) | Discharge conveyor system for a truck or trailer body | |
US6378691B2 (en) | Product collator | |
EP0823208A3 (en) | Dosing apparatus for eggs or like substantially round articles | |
JP3993932B2 (ja) | 粉粒体物質の搬送装置 | |
BR102019008393A2 (pt) | Sistema de transportador da câmara de alimentação, máquina de colheita agrícola, e, método para transportar cultura | |
JP2003034414A5 (ja) | ||
KR102009118B1 (ko) | 농산물 이송용 컨베이어 장치 | |
US6772875B2 (en) | Conveyor apparatus | |
US1823370A (en) | Conveyer apparatus | |
JP2018127336A (ja) | ベルトコンベア用防塵カバーおよびこれを備えるベルトコンベア並びに路面切削車 | |
US9745134B1 (en) | Conveyor belt with rows of alternating types of bars | |
JPH0418969Y2 (ja) | ||
JP3771303B2 (ja) | パイプコンベヤ用保形ローラ装置 | |
JP2007106504A (ja) | 搬送コンベヤ | |
JP3220008U (ja) | 農作物搬送装置 | |
JP3905917B2 (ja) | 飼料搬送装置の駆動スプロケット | |
JPS6293111A (ja) | 多目的形コンベア装置 | |
JP3605590B2 (ja) | 穀粒用横送り搬送装置 | |
JPH0736900Y2 (ja) | ベルトコンベヤ用スクレーパ | |
JP2813081B2 (ja) | ホッパを備えたパイプコンベヤ | |
DE10321169A1 (de) | Fördereinrichtung |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040318 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040323 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040430 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070315 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070327 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070524 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070703 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070730 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |