JP3992651B2 - 操作コンソール、x線透視撮影装置、及びその制御方法、システム - Google Patents

操作コンソール、x線透視撮影装置、及びその制御方法、システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線透視撮影装置、及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アンギオ装置を用いて、例えば被検体の臓器のX線透視画像を撮影する場合、臓器以外の領域を透過するX線は、臓器の部分を透過するX線と比べてもその透過率が良いため、撮影されるX線透視画像において臓器以外の部分はハレーション、即ち表示上、その部分が白く飛んでしまうといった現象が生じてしまう。
【0003】
従ってこのような場合、従来では、X線管からコリメータを介して照射されるX線の量を軽減させるための補償フィルタをこのコリメータに設け、この補償フィルタの位置や角度を制御することで、臓器以外の部分に照射されるX線の量を軽減させていた(例えば特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−51188号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、補償フィルタの特性、即ち、その形状や、軽減させるX線の量などは、臨機応変に好みに応じて変更することは困難であった。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、撮影されたX線透視画像において所望の領域以外の領域中の画素値を制御する技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の操作コンソールは以下の構成を備える。
【0008】
すなわち、被検体の透視像を撮影するアンギオ装置から、当該透視像を受信して処理する操作コンソールであって、
前記受信した透視像において、画素値を変更する領域を設定する領域設定手段と、
前記領域設定手段が設定した領域内の画素の値の変更量を設定する変更量設定手段と、
前記透視像において、前記領域設定手段が設定した領域中の画素の値を、前記変更量設定手段が設定した変更量に基づいて変更する画素値変更手段と
を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明のシステムは以下の構成を備える。
【0010】
すなわち、被検体の透視像を撮影するアンギオ装置と、当該アンギオ装置から前記透視像を受信して処理する操作コンソールとで構成されるシステムであって、
前記操作コンソールは、
前記受信した透視像において、画素値を変更する領域を設定する領域設定手段と、
前記領域設定手段が設定した領域内の画素の値の変更量を設定する変更量設定手段と、
前記透視像において、前記領域設定手段が設定した領域中の画素の値を、前記変更量設定手段が設定した変更量に基づいて変更する画素値変更手段と
を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の操作コンソールの制御方法は以下の構成を備える。
【0012】
すなわち、被検体の透視像を撮影するアンギオ装置から、当該透視像を受信して処理する操作コンソールの制御方法であって、
前記受信した透視像において、画素値を変更する領域を設定する領域設定工程と、
前記領域設定工程で設定した領域内の画素の値の変更量を設定する変更量設定工程と、
前記透視像において、前記領域設定工程で設定した領域中の画素の値を、前記変更量設定工程で設定した変更量に基づいて変更する画素値変更工程と
を備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下添付した図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って、詳細に説明する。
【0014】
図1は本実施形態に係るシステムの構成を示す図である。図示において、100はアンギオ装置、160は操作コンソール、150は被検体を乗せると共に昇降・搬送する搬送装置である。以下、夫々の装置について簡単に説明する。
【0015】
アンギオ装置100は、X線を発生するX線管101、X線管101からのX線を2次元的な画像として検出するイメージインテンシファイア(以下、I.I)102とが概略”C”字形のアーム103で対向するように取り付けられている。また、このアーム103の中心部は本体105の軸104に図示矢印Aに示す如く回転自在に取り付けられ、更に本体105はベース106に矢印Bに示す如く回転自在に取り付けられている。係る構成において、X線管101とI.I102間に被検体が位置すると、その被検体を透過したX線がI.I102に到達し、I.I102内に設けられたスキャナによって2次元的なX線像(X線透視画像)を検出する。検出されたX線透視画像は、操作コンソール160の後述の表示部の表示画面上に表示されることになる。操作コンソール160の詳細については後述する。
【0016】
搬送装置150は、被検体を横たえるための天板(X線透過率が高い材質の天板で、アクリルなどの発泡剤をCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)等で包んで補強されたもの)151を備える。そして、この天板151上に被検体を横たえさせた状態で、図示の矢印Dに示す如く、天板151の被検体をアンギオ装置100のX線管101とI.I102との間まで搬送させる構造を有する。
【0017】
次に、上記操作コンソール160について説明する。図2は操作コンソール160の基本構成を示すブロック図である。操作コンソール160は、いわゆるワークステーションであり、図示するように、装置全体の制御をつかさどるCPU201、ブートプログラム等を記憶しているROM202、主記憶装置として機能するRAM203をはじめ、以下の構成を備える。
【0018】
HDD204は、ハードディスク装置であって、ここにOSや、後述する各GUI(Graphical User Interface)のプログラムのほか、上記アンギオ装置100に各種指示を与えたり、アンギオ装置100から受信したX線透視画像を処理するためのプログラムが格納されている。
【0019】
I/F205はアンギオ装置100とのデータ通信、例えばアンギオ装置100に対して各種の指示を送信したり、アンギオ装置100が撮影したX線透視画像を受信したりするためのI/Fとして機能するものである。
【0020】
VRAM206は、表示しようとするイメージデータを展開するメモリであり、ここにイメージデータ等を展開することで表示部207の表示画面上に表示させることができる。この表示部207はCRTや液晶画面などにより構成されており、アンギオ装置100から受信したX線透視画像や、後述するGUI等、各種の表示を行うことができる。
【0021】
208は操作者からの各種の指示をCPU201に入力するための操作部で、キーボードやマウスなどの入力装置により構成されている。
【0022】
よって、以上の構成により、アンギオ装置100は撮影したX線透視画像を逐次操作コンソール160に送信し、操作コンソール160はこれを受信して表示部207の表示画面上に表示することができる。
【0023】
このX線透視画像には当然、観察対象(例えば臓器)が含まれており、この観察対象を構成する各画素値は、この観察対象がX線透視画像において良く確認できるように適切なものとなっている。しかし、X線透視画像には観察領域以外にも上述の理由から、表示上、白く飛んでしまった領域(以下、ハレーション領域)が存在する場合がある。このハレーション領域に含まれる画素の値は観察領域に比べても著しく大きなものとなっていることから、ハレーション領域に含まれる画素の値を小さくする変更処理が必要となる。
【0024】
よってこれに対処するために本実施形態では、X線透視画像において所望の領域内の画素の値を制御するための「フィルタ」を用いる。その場合、このフィルタの設定処理を行う必要がある。このフィルタの設定処理は、X線透視画像を表示部207の表示画面上に表示する前段で、予め行うものである。以下では、このフィルタに係る設定について説明する。
【0025】
図3は、このフィルタの設定えお行うためのGUIの表示例を示す図である。同図のGUIは、このGUIのプログラムをHDD204からRAM202にロードし、ロードしたプログラムをCPU201が実行することで、表示部207の表示画面上に表示されるものである。また、このGUIを操作することで行う処理もこのプログラムをCPU201が実行することで、行われるものである。
【0026】
同図において300はGUI全体のウィンドウである。301はフィルタを表示するための領域である。同図では、この領域301内には2つのフィルタ302,303が表示されている。このフィルタの形状は予め決まったものであるとするが、他の形状のフィルタのデータをHDD204に保持させておき、選択できるようにしても良い。
【0027】
なお、このフィルタ302、303の表示形態は特に限定するものではないが、例えば輪郭だけを表示しても良いし、所定の色で塗りつぶして表示しても良い。
【0028】
ウィンドウ300内には更に5つのボタンの画像304〜308が表示されている。
【0029】
304はフィルタ302、303の画像を回転させるモードに移行するためのボタンの画像で、操作者は操作部208としてのマウスを用いて同画面に表示されているカーソル310を画像304上に移動させ、この画像304を指示する(例えばクリックする)と、表示部207の表示画面上には図4に示すGUIが表示される。図4は、フィルタの画像を回転させるためのGUIの画面を示す図である。図3と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明を省略する。
【0030】
操作者は操作部208としてのマウスを用いてカーソル310を移動させ、画像304を指示する(例えばクリックする)と、画像304がハイライト状態となる。図4ではハイライト状態を表現する形態として画像304に枠が表示されているが、これ以外にもこの画像304の表示色や輝度値を変更するような形態であっても良い。
【0031】
そして例えばフィルタ302の画像を回転させたい場合、操作者はマウスを用いてカーソル310をフィルタ302の画像上に移動させ、フィルタ302の画像を指示する(例えばクリックする)。そして、同図Hで示す方向にカーソル310を移動させると、CPU201はフィルタ302中の所定の位置を中心として、フィルタ302の画像をカーソル310の移動量に応じて回転させる処理を行う。これにより、操作者はカーソル310を用いて、フィルタ302の画像を所望の量だけ回転させることができる。
【0032】
一方、フィルタ303の画像を回転させたい場合も同様に、操作者はマウスを用いてカーソル310をフィルタ303の画像上に移動させ、フィルタ303の画像を指示する(例えばクリックする)。そして、同図Iで示す方向にカーソル310を移動させると、CPU201はフィルタ303中の所定の位置を中心として、フィルタ303の画像をカーソル310の移動量に応じて回転させる処理を行う。これにより、操作者はカーソル310を用いて、フィルタ303の画像を所望の量だけ回転させることができる。
【0033】
以上の処理により、フィルタの領域301における傾きを設定することができる。なお、回転させる際の中心の位置は予め決まっているものとするが、この中心の位置を移動できるようにしても良い。
【0034】
図3に戻って、305は領域301におけるフィルタ302、303の画像の位置を移動させるモードに移行するためのボタンの画像で、操作者は操作部208としてのマウスを用いて同画面に表示されているカーソル310を画像305上に移動させ、この画像305を指示する(例えばクリックする)と、表示部207の表示画面上には図5に示すGUIが表示される。図5は、領域301におけるフィルタの画像の位置を移動させるためのGUIの画面を示す図である。図3と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明を省略する。
【0035】
操作者は操作部208としてのマウスを用いてカーソル310を移動させ、画像305を指示する(例えばクリックする)と、画像305がハイライト状態となる。図5ではハイライト状態を表現する形態として画像305に枠が表示されているが、これ以外にもこの画像305の表示色や輝度値を変更するような形態であっても良い。
【0036】
そして例えば領域301におけるフィルタ302の画像の位置を移動させたい場合、操作者はマウスを用いてカーソル310をフィルタ302の画像上に移動させ、フィルタ302の画像を指示する(例えばクリックする)。そして、同図Fで示す方向にカーソル310を移動させると、CPU201はカーソル310の移動量に応じた分だけ、領域301内のフィルタ302の画像の位置を上下に移動させる処理を行う。また同図Gで示す方向にカーソル310を移動させると、CPU201はカーソル310の移動量に応じた分だけ、領域301内のフィルタ302の画像の位置を左右に移動させる処理を行う。これにより、操作者はカーソル310を用いてフィルタ302の画像を所望の量だけ移動させることができる。
【0037】
一方、領域301におけるフィルタ303の画像の位置を移動させたい場合も同様に、操作者はマウスを用いてカーソル310をフィルタ303の画像上に移動させ、フィルタ303の画像を指示する(例えばクリックする)。そして、同図Fで示す方向にカーソル310を移動させると、CPU201はカーソル310の移動量に応じた分だけ、領域301内のフィルタ303の画像の位置を上下に移動させる処理を行う。また同図Gで示す方向にカーソル310を移動させると、CPU201はカーソル310の移動量に応じた分だけ、領域301内のフィルタ303の画像の位置を左右に移動させる処理を行う。これにより、操作者はカーソル310を用いてフィルタ303の画像を所望の量だけ移動させることができる。
【0038】
図3に戻って、306はフィルタ302、303の画像のサイズを変更させるモードに移行するためのボタンの画像で、操作者は操作部208としてのマウスを用いて同画面に表示されているカーソル310を画像306上に移動させ、この画像306を指示する(例えばクリックする)と、表示部207の表示画面上には図6に示すGUIが表示される。図6は、フィルタの画像のサイズを変更させるためのGUIの画面を示す図である。図3と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明を省略する。
【0039】
そして例えばフィルタ302の画像のサイズを変更させたい場合、操作者はマウスを用いてカーソル310をフィルタ302の画像上に移動させ、フィルタ302の画像を指示する(例えばクリックする)。これにより、以降、サイズを変更する対象をフィルタ302の画像とすることができる。
【0040】
そして次に画像306を指示する(例えばクリックする)と、画像306がハイライト状態となると共に、同画面にウィンドウ600が表示される。図6ではハイライト状態を表現する形態として画像306に枠が表示されているが、これ以外にもこの画像306の表示色や輝度値を変更するような形態であっても良い。
【0041】
このウィンドウ600には現在のサイズと比べて、どれだけの倍率で拡大(拡大率が1よりも小さければ、縮小となる)するのかを示す数値を入力するための領域601が設けられており、ここに操作部208としてのキーボードを用いて所望の倍率を入力し、カーソル310で同ウィンドウ内の「OK」ボタンの画像602を指示する(例えばクリックする)と、CPU201はフィルタ302の画像を領域601に入力された倍率だけ拡大した画像を生成し、表示部207の表示画面上に表示する。
【0042】
当然、最初に操作者がマウスを用いてカーソル310をフィルタ303の画像上に移動させ、フィルタ303の画像を指示する(例えばクリックする)操作を行えば、この拡大する対象はフィルタ303の画像となる。
【0043】
以上の操作により、領域301におけるフィルタ302、303の位置、サイズ、傾きが設定される。換言すれば、領域301にX線透視画像を表示した場合に、このX線透視画像において画素値を変更する領域を設定が設定される。次に、この変更の量の設定について説明する。
【0044】
図3に戻って、307はフィルタ302、303が示す領域内の画素の値をどの程度変更するのかを示す変更量を設定するモードに移行するためのボタンの画像で、この画像307を同画面に表示されているカーソル310を用いて指示する(例えばクリックする)と、表示部207の表示画面上には図7に示すGUIが表示される。図7は、変更量を設定するためのGUIの画面を示す図である。図3と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明を省略する。
【0045】
700はスライダバーで、カーソル310がフィルタ302、303の何れかの内部に位置する場合、その位置における画素に設定された変更量を示すためのものである。本実施形態ではX線透視画像を構成する各画素の値は8ビットで表現されるものであるとするので、スライダバー700には0から−255の数値が表示されている。従って、カーソル310を用いてボタン701を上下に移動させることで、カーソル310が位置する画素に設定する変更量を0から−255の範囲内で変更することができる。
【0046】
このようにして、夫々のフィルタ302,303内の各画素について、変更量を設定することができる。なお、夫々のフィルタ302、303内の各画素には、よく使用されるであろうデフォルト値が予め設定されていても良い。また、マウスを用いてフィルタ内で所望の領域を周知の方法で選択し、カーソル310を用いてボタン701を上下に移動させることで、選択した領域内の全ての画素に同じ変更量を設定するようにしても良い。
【0047】
以上の処理によって、X線透視画像において、画素値を変更する領域とその変更量を設定することができる。
【0048】
図3に戻って、画像308を同画面に表示されているカーソル310を用いて指示する(例えばクリックする)と、以上の処理によって設定した「画素値を変更する領域とその変更量」を示すデータは、フィルタのデータとしてHDD204に保存される。即ち、領域301内の各画素について、フィルタの外側の領域を構成する各画素には変更量として「0」を、フィルタ内の各画素については設定した変更量を割り当て、2次元配列のデータ群としてHDD204に保存する。
【0049】
図9に、上記GUIを用いて作成したフィルタのデータ(2次元配列のデータ群)の一例を示す。同図のデータは、X線透視画像が縦10画素、横10画素の場合に、上記操作により作成されるものである。同図において各マス目が画素を表しており、各マス目における数字は各画素に対して設定された変更量を示す。
【0050】
次に、図9に示したデータの使用について図10を用いて説明する。図10は、フィルタデータを用いてX線透視画像を処理する方法を説明する為の図である。同図において1001は図9に示した2次元データ配列としてのフィルタのデータで、1002はアンギオ装置100から受信したX線透視画像である。
【0051】
フィルタのデータは上述の通り、HDD204に保存されているが、使用時にはRAM202中の第1のバッファにロードされるものとする。また、アンギオ装置100から受信するX線透視画像はRAM202中の第2のバッファにロードされるものとする。
【0052】
図9に示したとおり、フィルタを構成する各画素に設定された変更量は0以下の値であるので、図10に示すように、X線透視画像を構成する各画素の値と、フィルタを構成する各画素とで、位置的に対応する画素同士で画素値の加算処理を行うことで、加算処理後のX線透視画像1003を構成する各画素の値はX線透視画像1001と比べてもそのまま、もしくはより小さくなる。また、その小さくなる度合いは、フィルタの各画素に設定された変更量に応じて異ならせることができる。
【0053】
従って本実施形態では、X線透視画像1002におけるハレーション領域、即ち、観察領域を構成する画素の値に比べて著しく大きい画素値を有する画素の集合領域に対応するフィルタ内の領域の画素に対してはより大きい変更量を設定することで、上記加算処理後、ハレーション領域を構成する画素の画素値を著しく小さくすることができる。
【0054】
また、ハレーション領域と観察領域との近傍領域においては、ハレーション領域から観察領域にかけてなだらかに画素値が変更するような変更量を、この近傍領域に対応するフィルタ内の画素に設定することもできる。
【0055】
図8は以上のフィルタの設定処理のフローチャートである。各ステップにおける処理の詳細については上述の通りであるので、ここでは簡単に説明する。まず、領域301において、フィルタが示す領域を設定する(ステップS801)。より具体的には、フィルタのサイズや傾き、位置を設定する。次に、フィルタ内の各画素について、マウスを用いてボタン701を上下させて変更量を設定する(ステップS802)。そして設定が終了したら、終了ボタン308をマウスを用いて指示することで(ステップS803)、以上の設定内容をHDD204に保存し(ステップS804)、処理を終了する。
【0056】
なお、以上の説明において、各種の設定における操作方法やそれに使用した入力デバイスは一例であって、これに限定されるものではない。
【0057】
また、以上の説明では使用するフィルタの数は2つとしたが、これに限定されるものではなく、2つ以上としても良いし、フィルタの形状をエディットできるようにしても良い。これら何れの場合も、図9に例示した2次元データ配列の各画素の値を変更することで実現できる。これにより、同様のことを従来の技術で行う場合には、より機構が複雑になったり、製造上、不可能なものであるケースが発生するが、本実施形態によれば、2次元データ配列中のデータの操作によって、これらのケースを解消することができる。
【0058】
また、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても実現できるものである。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータ(操作コンソール)が読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0059】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図8に示すフローチャートの一部、もしくは全部)に対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0060】
このようなプログラムコードを格納する記憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。更には、ネットワーク(例えばインターネット)という媒体を介してダウンロードしても良いであろう。
【0061】
【発明の効果】
以上の説明により、本発明によって、撮影されたX線透視画像において所望の領域以外の領域中の画素値を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシステムの構成を示す図である。
【図2】操作コンソール160の基本構成を示すブロック図である。
【図3】フィルタの設定のためのGUIの表示例を示す図である。
【図4】フィルタの画像を回転させるためのGUIの画面を示す図である。
【図5】領域301におけるフィルタの画像の位置を移動させるためのGUIの画面を示す図である。
【図6】フィルタの画像のサイズを変更させるためのGUIの画面を示す図である。
【図7】変更量を設定するためのGUIの画面を示す図である。
【図8】フィルタの設定処理のフローチャートである。
【図9】フィルタのデータの一例を示す図である。
【図10】図9に示したフィルタデータを用いてX線透視画像を処理する方法を説明する為の図である。

Claims (14)

  1. 被検体の透視像を撮影するアンギオ装置から、当該透視像を受信して処理する操作コンソールであって、
    前記受信した透視像において、画素値を変更する領域を設定するための所定形状のフィルタを表示させ、前記フィルタの前記透視像における位置、傾き、サイズのうち少なくとも1つ以上を調節可能な領域設定手段と、
    前記フィルタに対応する前記透視像の領域内の画素の値の変更量を設定する変更量設定手段と、
    前記透視像において、前記領域設定手段が設定した領域中の画素の値を、前記変更量設定手段が設定した変更量に基づいて変更する画素値変更手段と
    を備えることを特徴とする操作コンソール。
  2. 前記領域設定手段は、前記透視像において、画素の値をより小さくする領域を設定することを特徴とする請求項1に記載の操作コンソール。
  3. 前記領域設定手段によって設定される領域は、観察対象となる領域中の画素の値よりも、所定量以上大きい画素値を有する画素の集合領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の操作コンソール。
  4. 更に、前記領域設定手段が設定した領域を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の操作コンソール。
  5. 前記変更量設定手段は、前記領域設定手段が設定した領域中の画素の値をより小さくするための変更量を設定することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の操作コンソール。
  6. 更に、前記領域設定手段が設定した領域、前記変更量設定手段が設定した変更量を示すデータをメモリに格納する格納手段を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の操作コンソール。
  7. 被検体の透視像を撮影するアンギオ装置と、当該アンギオ装置から前記透視像を受信して処理する操作コンソールとで構成されるシステムであって、
    前記操作コンソールは、
    前記受信した透視像において、画素値を変更する領域を設定するための所定形状のフィルタを表示させ、前記フィルタの前記透視像における位置、傾き、サイズのうち少なくとも1つ以上を調節可能な領域設定手段と、
    前記フィルタに対応する前記透視像の領域内の画素の値の変更量を設定する変更量設定手段と、
    前記透視像において、前記領域設定手段が設定した領域中の画素の値を、前記変更量設定手段が設定した変更量に基づいて変更する画素値変更手段と
    を備えることを特徴とするシステム。
  8. 被検体の透視像を撮影するアンギオ装置から、当該透視像を受信して処理する操作コンソールの制御方法であって、
    前記受信した透視像において、画素値を変更する領域を設定するための所定形状のフィルタを表示させ、前記フィルタの前記透視像における位置、傾き、サイズのうち少なくとも1つ以上を調節する領域設定工程と、
    前記フィルタに対応する前記透視像の領域内の画素の値の変更量を設定する変更量設定工程と、
    前記透視像において、前記領域設定工程で設定した領域中の画素の値を、前記変更量設定工程で設定した変更量に基づいて変更する画素値変更工程と
    を備えることを特徴とする操作コンソールの制御方法。
  9. 前記領域設定工程では、前記透視像において、画素の値をより小さくする領域を設定することを特徴とする請求項に記載の操作コンソールの制御方法。
  10. 前記領域設定工程で設定される領域は、観察対象となる領域中の画素の値よりも、所定量以上大きい画素値を有する画素の集合領域であることを特徴とする請求項8又は9に記載の操作コンソールの制御方法。
  11. 更に、前記領域設定工程で設定した領域を表示する表示工程を備えることを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の操作コンソールの制御方法。
  12. 前記変更量設定工程では、前記領域設定工程で設定した領域中の画素の値をより小さくするための変更量を設定することを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の操作コンソールの制御方法。
  13. 更に、前記領域設定工程で設定した領域、前記変更量設定工程で設定した変更量を示すデータをメモリに格納する格納工程を備えることを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載の操作コンソールの制御方法。
  14. コンピュータに請求項8乃至13の何れか1項に記載の制御方法を実行させることを特徴とするプログラム。
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