JP3992637B2 - 一括開閉網システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一括開閉網システムに係り、特に、防風網等屋外に設置される網構造の開閉に掛かる労力と時間を軽減することのできる、一括開閉網システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
農業その他の屋外作業環境を有する分野では、防風、防砂、防虫等を目的として、適宜開閉の可能な網構造の設置が多くなされている。しかしその開閉作業には相当の労力、時間、および危険性が伴うため、これらの課題解決を目的とした網構造の提案が、従来からなされている。
【0003】
このうち、特開2001−69861号公報に開示された「防風網装置」では、 柱への防風網の取付けや張る操作をすべて地上で簡単に操作できる装置の提供という課題に対し、柱側面に付けたガイドレールと地面のすきまから、網に取り付けた連接金具を挿入し、網上部の紐を柱上部の紐通し環を通して下方に引くことのできる構成により、網の上下方向開閉を操作できる、という解決手段を提案している(特許文献1)。
【0004】
また、特開平10−88526号公報に開示された「防風用ネット支持装置」では、ネット支柱上での開閉作業の危険性をなくし労力を軽減するという課題に対し、 防風用ネットを二本の支柱に張設した支持ワイヤに吊り具により移動自在に取付けて防風用ネットとし、該防風用ネットの一側方端にネット引き棒を取り付け、ネット引き棒の上端には逆ハの字状の姿勢で乗る一対の滑車を軸支する滑車支持枠を設け、防風用ネットの上方に横設したガイド棒上に滑車支持枠を載せる構成を提案している。かかる構成により、ネット引き棒をネット開閉方向に作用させると、滑車がガイド棒上を転動して、ネットを開閉できる、という解決手段提案である(特許文献2)。
【0005】
また、特開2002−88719号公報に開示された「防風網装置」では、通気性の調整や各種機械の出入りや除草その他各種作業等に際し、開閉状態を自在に確保できる防風網装置の提供という課題に対し、二本の支柱間に軌道用横架材を連結して防風枠とし、防風枠内には上下所定間隔をおいて複数本の補強用架線を張り巡らし、防風枠内の略全域を覆う防風網をその上端縁において軌道用横架材に左右移動自在に吊着し、かつ補強用架線それぞれに左右移動自在に張設された上、左右いずれか一方端縁を左右開閉誘導杆に連結するとともに、同下端縁から最下位の補強用架線までの範囲を、上下方向開閉自在の構造に形成する構成によって、防風枠内の防風網単位で網を左右、上下に開閉できる手段を提案している(特許文献3)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−69861号公報、発明の名称「防風網装置」。明細書中、特許請求の範囲の請求項1。発明の詳細な説明の「従来の技術」〜「課題を解決するための手段」:段落0002〜0009。図面中、図1。
【特許文献2】
特開平10−88526号公報、発明の名称「防風用ネット支持装置」。明細書中、発明の詳細な説明の「従来の技術」〜「課題を解決するための手段」:段落0002〜0005、「発明の実施の形態」:0008〜0011。図面中、図1および図3。
【特許文献3】
特開2002−88719号公報、発明の名称「防風網装置」。明細書中、発明の詳細な説明の「従来の技術」:段落0002〜0005、「実施例1」:0023〜0026、「作用」:0032。図面中、図1および図2。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これら従来技術には以下のような欠点がある。
(X1)網を上方に引き上げることによって開く構成は、作業時に掛かる荷重が大きいためにその用途には限界があり、通常の防風網としては、開閉作業の労力軽減と時間短縮には、明らかに限界がある(特許文献1、3開示の技術)。
【0008】
(X2)左右方向への開閉操作は、たとえ特許文献2に開示された技術のように滑車の転動可能なガイド棒を網上方に横設する構造をとったとしても、結局開閉作業としては防風網全体を範囲として行うものであるため、開閉作業には、防風網の設置される長さに応じて相当の労力と時間が掛かる(特許文献2、3開示の技術)。
【0009】
本発明の課題は、かかる従来技術の欠点を克服し、防風網等屋外に設置される網構造の開閉に掛かる労力と時間を大幅に軽減することのできる、一括開閉網システム一括開閉網システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明者は上記課題につき鋭意検討し、左右方向に開閉可能な単位網構造を左右方向に二以上連続させて連続網構造を設け、さらにこれには各単位網を一括開閉させるためのエンドレスワイヤ機構を設けることによって、上記課題を解決できることを見出した。すなわち、上記課題を解決するための手段として、本願で特許請求される発明は以下のとおりである。
【0011】
(1) 左右方向に開閉可能な単位網構造が左右方向に二以上連続して設けられて連続網構造をなし、該連続網構造には各単位網を一括開閉させるためのエンドレスワイヤ機構が設けられ、かかる連続網構造とエンドレスワイヤ機構からなる一括開閉網システムであって、
(A−1)該単位網構造は、略矩形状をなす単位網と、これを支持する支持構造とからなり、
(A−2)該単位網の一方の側方端部は該支持構造上に固定され(以下、「固定端部」という。)、他方の側方端部は該支持構造上で摺動可能(以下、「摺動端部」という。)であり、
(A−3)該単位網の摺動端部は、その上端部と下端部にそれぞれ後記エンドレスワイヤに止着されるワイヤ止着部が設けられ、
(B−1)該エンドレスワイヤ機構は、周回運動の可能なエンドレスワイヤと、その周回運動を駆動するためにこれに設けられた駆動装置とからなり、
(B−2)該エンドレスワイヤは、該連続網構造のなす略矩形の一部である略コの字形(または略逆コの字形。)の三辺に沿って張設されかつ該略コの字形(または略逆コの字形。)の両末端部においてそれぞれ折返しのなされる複線構造が形成された構成で張設され、これによって該単位網の開閉方向と平行に該ワイヤによる複線構造が該連続網構造の上下各側にそれぞれ形成されており、
(B−3)該エンドレスワイヤ上には、各単位網の前記上下のワイヤ止着部がそれぞれ止着されて、上下二箇所の連続網止着領域が形成され、
(B−4)該上下二箇所の連続網止着領域がエンドレスワイヤの周回の際に同一の側方方向(左右方向。)に移動して全単位網の同時かつ同一方向への開閉がなされるように、前記上下それぞれの複線構造において、これらを形成する各二本の線のうち周回時の移動方向が上下間で相互に同じである特定の一方方向の線(以下、「並行線」という。)に各単位網が止着されていることを特徴とする、一括開閉網システム。
【0012】
(2) (1)に記載の一括開閉網システムであって、前記支持構造は、
(A−4)前記単位網を固定するために立設された支柱と、
(A−5)該単位網の開閉方向に、その垂直方向の支持を補強するために一本または複数本横設されたワイヤ(以下、「支持ワイヤ」という。)とからなることを特徴とする、一括開閉網システム。
【0013】
(3) (2)に記載の一括開閉網システムであって、
(A−6)前記単位網には、これを前記支持ワイヤ上で開閉方向に摺動させるための、該支持ワイヤを挿通できる摺動用リングが、一本の支持ワイヤ当たり一または複数設けられていることを特徴とする、一括開閉網システム。
【0014】
(4) (3)に記載の一括開閉網システムであって、
(A−7)前記単位網構造は、いずれも同一間隔および同一仕様にて連設されていることにより、
(B−5)前記エンドレスワイヤ機構を駆動、周回させると、各単位網が水平方向に同時に同一変位量摺動し、これによって各単位網構造において同時に同一変位量の開閉がなされることを特徴とする、一括開閉網システム。
【0015】
(5) (4)に記載の一括開閉網システムであって、
(B−6)前記エンドレスワイヤの折り返し構造は、方向反転用ガイドプーリに前記ワイヤが掛け回されることにより形成されていることを特徴とする、一括開閉網システム。
【0016】
(6) (5)に記載の一括開閉網システムであって、
(B−7)前記エンドレスワイヤ中、前記上下の複線構造間をつなぐ部分においても、方向転換用ガイドプーリに該ワイヤが掛け回されることにより方向転換がなされることを特徴とする、一括開閉網システム。
【0017】
(7) (6)に記載の一括開閉網システムであって、
(B−8)前記エンドレスワイヤは、前記上下の複線構造間をつなぐ部分において、ワイヤが交差している構造(以下、「ワイヤ交差構造」という。)が一箇所あり、これにより上下二本の前記並行線として、いずれもより連続網構造に近い方の線を用いることができることを特徴とする、一括開閉網システム。
【0018】
(8) (3)ないし(7)のいずれかに記載の一括開閉網システムであって、(A−8)前記単位網の摺動端部には、風等による網のめくれの防止、および該単位網の摺動における局部的な遅延を防止するための縁構造が設けられていることを特徴とする、一括開閉網システム。
【0019】
(9) (8)に記載の一括開閉網システムであって、
(A−9)前記縁構造は、前記摺動端部に帯状に設けられた透明または半透明の材料からなることを特徴とする、一括開閉網システム。
【0020】
(10) 防風用に用いられることを特徴とする、(1)ないし(9)のいずれかに記載の一括開閉網システム。
【0021】
本発明において単位網構造とは、略矩形状をなす単位網と、これを支持する支持構造とからなる構造であり、本発明の一括開閉網システムにおいて開閉の単位となる構造をいう。支持構造には、支柱、支持ワイヤが含まれる。支持ワイヤは、単位網の開閉方向に、その垂直方向の支持を補強するために一本または複数本横設されたワイヤである。
【0022】
またエンドレスワイヤ機構とは、周回運動の可能なエンドレスワイヤと、その周回運動を駆動するためにこれに設けられた駆動装置からなる構成をいう。
【0023】
また複線構造とは、エンドレスワイヤをなすワイヤ上の一部分と他の部分とが相互に近接して略平行をなしている領域における状態をいい、複線構造をなすそれぞれの線(ワイヤ上の部分。)は、エンドレスワイヤの周回運動の際の移動方向は相互に逆方向である。また並行線とは、連続網構造に沿って設けられる上下それぞれの複線構造において、これらを形成する各二本の線のうち周回時の移動方向が、上下間で相互に同じである特定の一方方向の線のことをいう。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面により詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。以下、図中、同一の構成要素に対しては同一の符号を付して説明する。
【0025】
図1は、本発明に係る一括開閉網システムを構成する、単位網構造の構成を示す説明図である。図において本単位網構造15は、
(A−1)略矩形状をなす単位網11と、これを支持するための支持構造(後記支柱142、支持ワイヤ144を含んでなる。)とからなり、
(A−2)該単位網11の一方の側方(左右方向)端部は該支持構造上に固定された固定端部11Sであり、他方の側方端部は該支持構造上で摺動可能な摺動端部11Fであり、
(A−3)該単位網11の摺動端部11Fは、その上端部と下端部にそれぞれ後記エンドレスワイヤに止着されるためのワイヤ止着部13が設けられていることを、主たる構成とする(請求項1)。
【0026】
【作用】
図1において、本単位網構造15は上述のように構成されるため、開閉の単位となる単位網11は、その固定端部11Sにおいて該支持構造(支柱142)上に固定され、他方の側方端部である摺動端部11Fは、支持構造(支持ワイヤ144)上で摺動可能であるため、これが固定端部11S方向に摺動(図中、矢印Mの方向。)することによって、単位網11全体が固定端部11S方向にたたまれつつ移動し(Mの方向。)、単位網11がたたまれ、開かれる。逆に、該摺動端部11Fが支持構造(支持ワイヤ144)上で逆方向に摺動(図中、矢印Mの方向と反対方向。)することによって、単位網11全体が固定端部11Sから離れる方向に広げられつつ移動し(Mの反対方向。)、単位網11が張られ、閉じられる。
【0027】
前記単位網11の摺動端部11Fの上端部と下端部にはそれぞれワイヤ止着部13が設けられ、これが後記エンドレスワイヤに止着されるため、後述するエンドレスワイヤ機構の作動、すなわちエンドレスワイヤの周回によって、該摺動端部11Fは前記支持構造上を摺動し、上述のとおり固定端部11S方向に単位網11がたたまれることによる網全体の開きと、その逆方向に該単位網11が張られることによる網全体の閉じ、つまり単位網11の開閉がなされる。
【0028】
図1において本単位網構造15に係る前記支持構造は、
(A−4)該単位網11を固定するために立設された支柱142と、
(A−5)該単位網11の開閉方向に、その垂直方向の支持を補強するために一本または複数本横設された支持ワイヤ144とから、構成することができる(請求項2)。図では支持ワイヤ144は2本のみが示されているが、本発明に係る単位網構造15において横設される支持ワイヤ144の数は、これに限定されず、適宜の数を用いて、単位網11の垂直方向の支持をさせることができる。
【0029】
図1において本単位網構造15はまた、
(A−6)これを前記支持ワイヤ144上で開閉方向に摺動させるための、該支持ワイヤ144を挿通できる摺動用リング118が、一本の支持ワイヤ144当たり一または複数設けられている構成とすることができる(請求項3)。かかる構成により、単位網11は摺動用リング118において支持ワイヤ144に掛けられた状態であり、上述した単位網11の支持ワイヤ144上での摺動は、適宜数設けられた該摺動用リング118が支持ワイヤ144上を摺動することによって円滑になされ、したがって、単位網11の開閉は円滑になされる。
【0030】
図1において本単位網構造15は、これを左右方向に二以上連続して設けることによって連続網構造(図2の20)が形成されるが、該連続網構造(図2の20)を構成するいずれの単位網11も、同一間隔および同一仕様にて連設することができる(請求項4)。これによって、後述するエンドレスワイヤ機構による駆動、周回の際、各単位網11が水平方向に同時に同一変位量摺動し、各単位網構造15において同時に同一変位量の開閉が可能となる。なお、同一にする仕様において、各単位網11における固定端部11Fと摺動端部11Fの位置関係を統一することにより、各単位網11の、同一方向への同時かつ同一変位量の摺動が可能となり、したがって、各単位網構造15における、同一方向への同時かつ同一変位量の開閉が可能となる。
【0031】
また図1において、前記単位網11の摺動端部11Fには、風等による網のめくれの防止、および該単位網11の摺動における局部的な遅延を防止するための縁構造115を設けることもできる(請求項8)。該縁構造115は、本一括開閉網システムにより保護される圃場等が不要の遮光を受けないよう、透明または半透明の材料を用いて、該摺動端部11Fに帯状に設ける構成とすることができる(請求項9)。
【0032】
図2は、本発明に係る一括開閉網システムの構成を示す説明図である。図において本システム50は、図1により説明した左右方向に開閉可能な単位網構造15が、左右方向に二以上連続して設けられて連続網構造20をなし、該連続網構造20には各単位網11を一括開閉させるためのエンドレスワイヤ機構30が設けられ、かかる連続網構造20と、エンドレスワイヤ機構30からなることを、主たる構成とする(請求項1)。図において、連続網構造20を構成する単位網構造15の数は3であるが、本発明はこれに限定されず、適宜の数により連続網構造20および一括開閉網システム50を構成することができる。
【0033】
図2において本一括開閉網システム50は、
(B−1)これを構成する前記エンドレスワイヤ機構30が、周回運動の可能なエンドレスワイヤ33と、その周回運動を駆動するためにこれに設けられた駆動装置35とからなり、
(B−2)該エンドレスワイヤ33は、該連続網構造20のなす略矩形の一部をなしている略コの字形(または略逆コの字形。)の三辺に沿って張設され、かつ、該略コの字形(または略逆コの字形。)の両末端部においてそれぞれ折返しのなされる、複線構造Tが形成された構成で張設され、これによって該単位網11の開閉方向と平行に、該ワイヤによる複線構造Tが該連続網構造20の上下各側(およびそれらをつなぐ間の領域にも)にそれぞれ形成されており、
(B−3)該エンドレスワイヤ33上には、各単位網11の前記上下のワイヤ止着部13がそれぞれ止着されて、上下二箇所の連続網止着領域Nが形成され、
(B−4)該上下二箇所の連続網止着領域Nがエンドレスワイヤ33の周回の際に、同一の側方方向(左右方向)に移動して全単位網11の同時かつ同一方向への開閉がなされるように、前記上下それぞれの複線構造Tにおいて、これら上下それぞれの複線構造Tを形成する各二本の線のうち周回時の移動方向(一の方向について、矢印Mで表わす。)が上下間で相互に同じである特定の一方の線(並行線)に各単位網が止着されている、構成をとる(請求項1)。
【0034】
【作用】
図2において本一括開閉網システム50は上述のように構成されるため、左右方向に連続して連続網構造20をなす各単位網構造15においてなされる網の左右方向の開閉によって、システム50全体としての網の開閉がなされる。該システム50を構成するエンドレスワイヤ機構30では、駆動装置35の作動によりエンドレスワイヤ33が周回運動する。すなわち、上述構成で張設されたエンドレスワイヤ33は、駆動装置35が図中矢印方向に回転されることによって、該ワイヤが矢印M方向に周回運動する。エンドレスワイヤ33はその全体に亘って複線構造Tを有するため、該複線構造Tでは、これを構成する二本の線は相互に逆向きに移動する。したがって、連続網構造20の上下各側に形成された各複線構造Tにおいては、これを構成する二本の線は相互に左右逆向きに移動し、つまり、上側において右側に移動する線があるとき、下側においても同じく右側に移動する線がある(これらの線を、「並行線」としている。)。
【0035】
かかる並行線に各単位網11が、上下の各ワイヤ止着部13によって止着されてエンドレスワイヤ33上における連続網止着領域Nを形成しているため、該上下二箇所の連続網止着領域Nは、前記駆動装置35の駆動によりエンドレスワイヤ33が周回すると、同一の側方方向(左右方向)に移動して、これにより、全単位網11の同時かつ同一方向の開閉がなされ、本システム50における、これを構成する各単位網11の一括開閉がなされ、システム50全体としての網の一括開閉がなされる。
【0036】
図2の本一括開閉網システム50において、前記単位網構造15における支持構造を、前記単位網11を固定するために立設された支柱142と、該単位網11の開閉方向にその垂直方向の支持を補強するために適宜本数横設された支持ワイヤ144とから構成できることは、図1を用いて既に説明したとおりである(請求項2)。
【0037】
図2の本発明一括開閉網システム50において、前記単位網11に、これを前記支持ワイヤ144上で開閉方向に摺動させるための摺動用リング118を適宜設けて、円滑な摺動およびそれによる単位網11の開閉ができることは、図1を用いて既に説明したとおりである(請求項3)。
【0038】
また、図2の本発明一括開閉網システム50において、前記単位網構造15をいずれも同一間隔および同一仕様にて連設して連続網構造20とすることにより、前記エンドレスワイヤ機構30を駆動、周回させると、各単位網11が水平方向に同時に同一変位量摺動し、これによって各単位網構造15において同時に同一変位量の開閉がなされることも、図1を用いた上述説明のとおりである(請求項4)。
【0039】
図2において本発明の一括開閉網システム50では、
(B−6)前記エンドレスワイヤ33の折り返し構造を、方向反転用ガイドプーリ41に前記ワイヤが掛け回されることにより、容易に形成することができる(請求項5)。該プーリ41は略コの字形(または略逆コの字形。)をなすエンドレスワイヤ33の両末端に、計2個設けることによって、本システム50の折返し構造の形成と、それによる複線構造Tの形成を可能とする。また、
(B−7)前記エンドレスワイヤ33中、前記上下の複線構造T間をつなぐ部分においても、2個の方向転換用ガイドプーリ43に該ワイヤが掛け回されることによって、容易に上下間における方向転換をさせることができる(請求項6)。
【0040】
図2において本発明の一括開閉網システム50では、
(B−8)前記エンドレスワイヤ33を、前記上下の複線構造T間をつなぐ部分において、ワイヤが交差しているワイヤ交差構造Xが一箇所ある構成とし、かかる構成により、上下二本の前記並行線としていずれもより連続網構造20側に近い方の線を用いるようにすることができる(請求項7)。本システム50では上述したように、連続網構造20の上下に設けられる複線構造Tにおいて、並行線をなす一組の線(ワイヤ)に各単位網11を止着させて連続網止着領域Nを形成することにより、各単位網11の同一方向への同時かつ同変位量での一括摺動、一括開閉が可能となる。かかる並行線の構成としては、図3〜5に示すようなパターンがある。
【0041】
図3は、エンドレスワイヤ33において前記ワイヤ交差構造Xが一箇所形成される一括開閉網システムの構成を示す説明図である。この場合、並行線として、連続網構造20に最も近接したワイヤ、換言すればエンドレスワイヤ33のうち上下とも内側の線が、該連続網構造20に止着され得る(請求項7)。かかる構成によれば、エンドレスワイヤ機構30はその全般に亘り連続網構造20の外側で運転される構成をとることができる。図中、矢印(M)は、エンドレスワイヤ33の周回方向の例を示す。
【0042】
図4は、エンドレスワイヤ33において前記ワイヤ交差構造Xが形成されていない一括開閉網システムの構成を示す説明図である。この場合、並行線の一方(図では上側の複線構造に係る線。)として内側の線を用いれば、他方(図では下側の複線構造に係る線。)は外側の線を用いることになる。かかる構成によれば、エンドレスワイヤ機構30はその上下の一方が、連続網構造20と重なった位置で運転される構成となる。図中、矢印(M2)は、エンドレスワイヤ33の周回方向の例を示す。
【0043】
図5は、エンドレスワイヤ33において前記ワイヤ交差構造Xが二箇所形成されている一括開閉網システムの構成を示す説明図である。この場合、並行線の一方(図では上側の複線構造に係る線。)として内側の線を用いれば、他方(図では下側の複線構造に係る線。)は外側の線を用いることになる。かかる構成によれば、エンドレスワイヤ機構30はその上下の一方が、連続網構造20と重なった位置で運転される構成となる。図中、矢印(M3)は、エンドレスワイヤ33の周回方向の例を示す。
【0044】
以上説明のとおり、図3に示す構成によれば、エンドレスワイヤ機構30はその全般に亘り連続網構造20の外側で運転される構成をとることができる。しかし、本発明は図3の例に限定されず、図4、5に示す構成をも排除するものではない。
【0045】
図2において本発明の一括開閉網システム50は、前記単位網11の摺動端部11Fに風等による網のめくれの防止および該単位網11の摺動における局部的な遅延を防止するための縁構造115を設ける構成をとれること(請求項8)、また該縁構造115を、該摺動端部11Fに帯状に設けられた透明または半透明の材料から構成できること(請求項9)は、図1を用いて既に説明したとおりである。
【0046】
以上説明した本発明の一括開閉網システムは、防風用として用いることができる(請求項10)が、本システムの用途はこれに限定されず、横方向から移動してくるあらゆる防御対象物・防御対象現象に対する防御用として用いることができる。たとえば、風と伴って横方向から移動してくる砂、雪に対する防砂、防雪、あるいは主として横方向から移動してくる昆虫等の防除対象動物に対する防虫、などを目的とした網を、低作業量、短時間で一括開閉できるシステムとして、本発明の一括開閉網システムを用いることができる。
【0047】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図を用いて説明するが、本発明がこれに限定されないことはいうまでもない。
<実施例1>
図6〜16は、本発明実施例に係る一括開閉網システムの実施例を説明する図である。
図6は、単位網構造が連設されてなる一括開閉網システムの基本構成例を示した説明図である。図においてエンドレスワイヤ1は、前出図3と同様に構成されている。図中、Lは各支柱の中心線を示し、また、Rは各単位網におけるワイヤ止着部が設けられるべき位置を、支柱の中心線Lとの関係で規定した一定の寸法を示す。各単位網がサイズを始めとして同一仕様で構成され、Rが一定とされることによって、本例の一括開閉網システムはエンドレスワイヤ機構の駆動によって同一方向に同時かつ同変位量移動し、しかも各単位網に亘って、網の開き空間を同一幅とすることができる。
【0048】
図7は、図6に示した本例システムの基本構成上に、防風網としての各単位網を表示した説明図である。単位網10はそれぞれが防風目的に構成された網である。方向転換、折返し用の各プーリ3が設けられるが、プーリ2は特に、これに適宜の駆動手段を取り付けてエンドレスワイヤ1全体を周回させるための駆動用プーリである。本図は、防風網としての本例システムを全閉状態としたものである。
【0049】
図8は、図7に示した防風網としての本例システムにおいて、各単位網を向かって右方向に一括摺動させてたたみ、網を開いた状態の説明図である。図のように各単位網が一括してたたまれて開かれ、各単位網を支持する支持ワイヤ4が本システム上で横設されている構造が明示されている。図6で説明したように本例一括開閉網システムは、同一変位量での網の開閉が可能であり、本説明の図8においても、各単位網構造に亘って同一変位量の網の開閉がなされ、同一幅の開き区間が形成されている。本図は、防風網としての本例システムを全開状態としたものである。
【0050】
図9は、図7における支柱Aの下部に設けられたプーリ2、3を中心としてこれを側面方向から見た要部側面図である。ここで駆動用プーリ2にはハンドルが設けられているが、本システムの駆動方法としては、手動による駆動、機械による駆動のいずれも用いることができる。
【0051】
図10は、図7における支柱Aの上部に設けられたプーリ3、3を中心としてこれを側面方向から見た要部側面図である。である。エンドレスワイヤ1は各プーリに掛けられて、上述の複線構造を形成し、本発明システムの特徴の一つである、並行線構造を形成することができる。
【0052】
図11は、図7における支柱Bの上部に設けられたプーリ3を中心としてこれを上面方向から見た要部上面図である。
【0053】
図12は、図7における単位網(防風網)の断面図である。図において網10には、上端部、下端部およびその中間位置の要所に形成ロープ5が設けられており、該形成ロープ5は網10の全体形状・構造を規定するものとして網10に固定されている。上端部および下端部の形成ロープ5にはそれぞれ連結金具8が固設されており、略S字状をなす該金具8の他端にはエンドレスワイヤ1が、これも固設されている。したがって、エンドレスワイヤ1の移動により網10は移動することができる。一方中間位置に設けられる形成ロープ5には同様に支持金具6が固設されているが、略S字状をなす該支持金具6の他端には支持ワイヤ4が、摺設されている。したがって、エンドレスワイヤ1の移動に伴う網10の移動の際、該金具6は該支持ワイヤ4上を摺動するため、円滑に網10の移動がなされる。
【0054】
図13〜16は、エンドレスワイヤにおける各プーリ2、3部分の正面図である。以上の構成により本例の一括開閉網システムは、駆動プーリ2における回転操作によって容易にエンドレスワイヤ1を周回させ、各単位網10を同一方向に同時かつ同一変位量移動、開閉させることができ、開閉作業時間の短縮化、低労力化を実現できる。
【0055】
【発明の効果】
本発明の一括開閉網システムは上述のように構成されているため、防風網等屋外に設置される網構造の開閉に掛かる労力と時間を、大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一括開閉網システムを構成する、単位網構造の構成を示す説明図である。
【図2】 本発明に係る一括開閉網システムの構成を示す説明図である。
【図3】 エンドレスワイヤにおいて前記ワイヤ交差構造が一箇所形成される一括開閉網システムの構成を示す説明図である。
【図4】 エンドレスワイヤにおいて前記ワイヤ交差構造が形成されていない一括開閉網システムの構成を示す説明図である。
【図5】 エンドレスワイヤにおいて前記ワイヤ交差構造が二箇所形成されている一括開閉網システムの構成を示す説明図である。
【図6】 実施例において、単位網構造が連設されてなる一括開閉網システムの基本構成例を示した説明図である。
【図7】 図6に示した本実施例システムの基本構成上に、防風網としての各単位網を表示した説明図である。
【図8】 図7に示した防風網としての本実施例システムにおいて、各単位網を向かって右方向に一括摺動させてたたみ、網を開いた状態の説明図である。
【図9】 図7における支柱Aの下部に設けられたプーリを中心としてこれを側面方向から見た要部側面図である。
【図10】 図7における支柱Aの上部に設けられたプーリを中心としてこれを側面方向から見た要部側面図である。
【図11】 図7における支柱Bの上部に設けられたプーリを中心としてこれを上面方向から見た要部上面図である。
【図12】 図7における単位網(防風網)の断面図である。
【図13】 エンドレスワイヤにおけるプーリ部分(左上)の正面図である。
【図14】 エンドレスワイヤにおけるプーリ部分(左下)の正面図である。
【図15】 エンドレスワイヤにおけるプーリ部分(右上)の正面図である。
【図16】 エンドレスワイヤにおけるプーリ部分(右下)の正面図である。
【符号の説明】
1…開閉用エンドレスワイヤ、 2…駆動用プーリ、 3…方向転換プーリ、
4…支持ワイヤ、 5…形成ロープ、 6…支持金具、 7…固定金具、
8…連結金具、 9…ネット、 10…防風網(単位網)、 11…単位網、
11F…摺動端部、 11S…固定端部、 13…ワイヤ止着部、 15…単位網構造、 20…連続網構造、 30…エンドレスワイヤ機構、 33…エンドレスワイヤ、 35…駆動装置、 41…方向反転用ガイドプーリ、 43…方向転換用ガイドプーリ、 50…一括開閉網システム、 115…縁構造、
118…摺動用リング、 142…支柱、 144…支持ワイヤ、
A…支柱A、 B…支柱B、 C…支柱C、 D…連結パイプ、 G…地面側、
H…上方側、 L…支柱の中心線、 M…エンドレスワイヤの移動方向例、
N…連続網止着領域、 T…複線構造、 X…ワイヤ交差構造、 W…単位網構造の幅

Claims (10)

  1. 左右方向に開閉可能な単位網構造が左右方向に二以上連続して設けられて連続網構造をなし、該連続網構造には各単位網を一括開閉させるためのエンドレスワイヤ機構が設けられ、かかる連続網構造とエンドレスワイヤ機構からなる一括開閉網システムであって、
    (A−1)該単位網構造は、略矩形状をなす単位網と、これを支持する支持構造とからなり、
    (A−2)該単位網の一方の側方端部は該支持構造上に固定され(以下、「固定端部」という。)、他方の側方端部は該支持構造上で摺動可能(以下、「摺動端部」という。)であり、
    (A−3)該単位網の摺動端部は、その上端部と下端部にそれぞれ後記エンドレスワイヤに止着されるワイヤ止着部が設けられ、
    (B−1)該エンドレスワイヤ機構は、周回運動の可能なエンドレスワイヤと、その周回運動を駆動するためにこれに設けられた駆動装置とからなり、
    (B−2)該エンドレスワイヤは、該連続網構造のなす略矩形の一部である略コの字形(または略逆コの字形。)の三辺に沿って張設されかつ該略コの字形(または略逆コの字形。)の両末端部においてそれぞれ折返しのなされる複線構造が形成された構成で張設され、これによって該単位網の開閉方向と平行に該ワイヤによる複線構造が該連続網構造の上下各側にそれぞれ形成されており、
    (B−3)該エンドレスワイヤ上には、各単位網の前記上下のワイヤ止着部がそれぞれ止着されて、上下二箇所の連続網止着領域が形成され、
    (B−4)該上下二箇所の連続網止着領域がエンドレスワイヤの周回の際に同一の側方方向(左右方向。)に移動して全単位網の同時かつ同一方向への開閉がなされるように、前記上下それぞれの複線構造において、これらを形成する各二本の線のうち周回時の移動方向が上下間で相互に同じである特定の一方方向の線(以下、「並行線」という。)に各単位網が止着されている、
    ことを特徴とする、一括開閉網システム。
  2. 請求項1に記載の一括開閉網システムであって、前記支持構造は、
    (A−4)前記単位網を固定するために立設された支柱と、
    (A−5)該単位網の開閉方向に、その垂直方向の支持を補強するために一本または複数本横設されたワイヤ(以下、「支持ワイヤ」という。)とからなる、
    ことを特徴とする、一括開閉網システム。
  3. 請求項2に記載の一括開閉網システムであって、
    (A−6)前記単位網には、これを前記支持ワイヤ上で開閉方向に摺動させるための、該支持ワイヤを挿通できる摺動用リングが、一本の支持ワイヤ当たり一または複数設けられている、
    ことを特徴とする、一括開閉網システム。
  4. 請求項3に記載の一括開閉網システムであって、
    (A−7)前記単位網構造は、いずれも同一間隔および同一仕様にて連設されていることにより、
    (B−5)前記エンドレスワイヤ機構を駆動、周回させると、各単位網が水平方向に同時に同一変位量摺動し、これによって各単位網構造において同時に同一変位量の開閉がなされることを特徴とする、一括開閉網システム。
  5. 請求項4に記載の一括開閉網システムであって、
    (B−6)前記エンドレスワイヤの折り返し構造は、方向反転用ガイドプーリに前記ワイヤが掛け回されることにより形成されている、
    ことを特徴とする、一括開閉網システム。
  6. 請求項5に記載の一括開閉網システムであって、
    (B−7)前記エンドレスワイヤ中、前記上下の複線構造間をつなぐ部分においても、方向転換用ガイドプーリに該ワイヤが掛け回されることにより方向転換がなされる、
    ことを特徴とする、一括開閉網システム。
  7. 請求項6に記載の一括開閉網システムであって、
    (B−8)前記エンドレスワイヤは、前記上下の複線構造間をつなぐ部分において、ワイヤが交差している構造(以下、「ワイヤ交差構造」という。)が一箇所あり、これにより上下二本の前記並行線として、いずれもより連続網構造に近い方の線を用いることができる、
    ことを特徴とする、一括開閉網システム。
  8. 請求項3ないし7のいずれかに記載の一括開閉網システムであって、
    (A−8)前記単位網の摺動端部には、風等による網のめくれの防止、および該単位網の摺動における局部的な遅延を防止するための縁構造が設けられている、ことを特徴とする、一括開閉網システム。
  9. 請求項8に記載の一括開閉網システムであって、
    (A−9)前記縁構造は、前記摺動端部に帯状に設けられた透明または半透明の材料からなる、
    ことを特徴とする、一括開閉網システム。
  10. 防風用に用いられることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれかに記載の一括開閉網システム。
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