JP3990703B2 - 携帯端末装置及びこの携帯端末装置におけるモードの切換方法 - Google Patents

携帯端末装置及びこの携帯端末装置におけるモードの切換方法 Download PDF

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本発明は、携帯電話機やモバイルPC,PDA等の携帯端末装置に関し、特に、車両等の運転中にモードの自動切換を行って、車両等を運転している使用者による携帯端末装置の操作を制限する携帯端末装置及びこの携帯端末装置におけるモードの切換方法に関する。
携帯電話機(PHS含む)やモバイルPC,PDA等の携帯端末装置においては、自動車などの車両の運転中や、バス、電車などの公共交通機関での移動時に際して、危険回避や周囲への迷惑を考えて使用を控えることが求められている。
特に車両を運転中に、携帯端末装置を操作することによる事故が多発したことから、平成16年11月1日には、携帯端末装置によって通話を行い又はその画面を注視する行為について罰則を強化する改正道路交通法が施行されるに至っている。
そのため、着信等があったときに携帯端末装置を手で操作することなく応答することのできるハンズフリーキットも市販されているが、ハンズフリーキットを利用しても、着信の際の応答操作や会話のために運転に対する集中力が低下することは回避することができない。
そこで、特許文献1に記載の技術では、車両状況を検出して運転者に余裕のない時は着信制限を行うといった技術が示されている。
特開2001−144850号公報
また、特許文献2に記載の携帯端末装置では、携帯端末装置の移動速度を検出するとともに、携帯端末装置の使用者が前記移動体の運転者か同乗者かの属性を判別し、使用者が運転者で、かつ予め設定されたしきい値を超える速度で移動中であると判断されたときには、着信応答操作,送信操作、メール閲覧操作又は伝言再生操作等の各種操作の実行を不可能にし、同乗者の場合にはこれらを可能として普通に使用できるようにした技術が開示されている。
この技術においては、前記使用者が両手で操作しなければ動作しない外部入力装置により、前記属性を判断するようにしている。例えば、本体部(又は筐体)に設けられている2つの所持検出スイッチを同時に押されたか否かによって、携帯電話の使用者が運転者か同乗者かの属性を判定するようにしている。
特開2004−015728号公報(請求項の記載及び段落[0018]の記載参照)
しかし、特許文献1に記載の技術では、携帯電話とハンズフリー装置や車載装置の接続が必要であり、接続の煩わしさから故意に前記装置と接続しない場合には危険を防止できないといった問題がある。
また、特許文献2に記載の技術では、携帯端末装置は片手で操作できることが長所の一つであるが、一時的とはいえ、この技術では属性を判断するために両手での操作を必要とするという欠点がある。また、信号待ち等の一時的な停止においては、運転者でも操作が可能になり、すぐに解除することができるという問題もある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、ハンズフリー装置や車載装置の接続が不要で、かつ、運転者や同乗者の属性判断も不要で、運転中にドライブモードの設定を自動で行うことができ、かつ、運転を中断しないとドライブモードを解除することができず、ドライブモードを解除して通話等を行う場合には片手で操作することのできる携帯端末装置及びこの携帯端末装置におけるモードの切換方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、無線によりデータの送受信を行う通信処理回路と、車両等の移動体の移動を検出する移動検出手段と、この移動検出手段の移動検出に基づいて着信応答操作,送信操作、メール閲覧操作又は伝言再生操作等の各種操作の実行を制限する制御部を備えた携帯端末装置において、前記各種操作の実行が制限されているときに、一定の条件下で所定のパスワードを形成するパスワード形成手段と、このパスワード形成手段によって形成された前記パスワードを音声又は画像で出力し、使用者に前記パスワードと同一のパスワードの入力を促すパスワード出力手段と、入力されたパスワードと出力されたパスワードとを比較する比較部とを有し、前記制御部が、パスワード比較の結果、両者が一致する場合に前記各種操作の実行の制限を解除する構成としてある。
この構成によれば、移動検出手段が、携帯端末装置が車両等とともに移動しているか否かを検出する。この検出結果に基づき、制御部が、携帯端末装置の使用者が一定の速度(例えば20km/h)で移動していると判断すると、着信応答操作,送信操作、メール閲覧操作又は伝言再生操作等の各種操作の実行を制限する。
この制限の解除は、使用者がパスワードを入力することで行うことができる。パスワードは、一定の条件の下、例えば、着信があったときや使用者が携帯端末装置を操作したときに、パスワード形成手段が形成する。形成されたパスワードは、ディスプレイに表示又はスピーカから音声により出力される。そして、表示等されたパスワードと一致するパスワードを入力しなければ、使用者は着信応答等ができないようになっている。そのため、運転者である使用者は、運転中にこれらの操作を行うことは不可能になる。使用者が同乗者である場合には、車両等で移動中の場合でも、パスワードを入力することで、携帯端末装置の使用がいつでも可能である。
同じパスワードを繰り返し出力したのでは、使用者にパスワードを記憶されてしまい、運転中の制限解除が可能になる。そこで、請求項2に記載するように、前記パスワード形成手段は、その都度異なるパスワードを形成するようにするとよい。
また、前記パスワードは、前記使用者が入力する際に、携帯端末装置の表示画面を注視しなければならないもの、すなわち、車両等の運転が不可能になるものを選択するのがよい。
例えば、請求項3に記載するように、前記パスワード形成手段は、複数の文字,図形,記号又はこれらの組み合わせからパスワードを形成する構成とするとよい。
前記移動検出手段は、車両等の移動体に使用者が乗って移動していることを検出することができるものであれば、種々のものを用いることができる。例えば、請求項4に記載するように、前記移動検出手段が、携帯端末装置の位置を測定できる位置測定システムを備え、この位置測定システムによって得られた移動速度が予め設定されたしきい値を越えたときに、前記制御部が前記各種操作の実行を制限するようにしてもよい。位置測定システムとしては、少なくとも三つの衛星からの電波を受信することで全地球的な位置を割り出す全地球測位システム(GPS)や、地上の複数の基地局からの電波を受信することで現在位置を割り出す位置測定システムを利用することができる。
移動速度で実行の制限を行う場合には、信号待ちや踏切待ち等、運転中の一時停止においても制限を継続するようにするとよい。この場合は、請求項5に記載するように、移動速度が前記しきい値より大きい値から前記しきい値以下の値に移行した場合には、前記移動速度がしきい値以下になってから所定時間が経過するまで、着信応答等の各種操作の実行制限を継続するように構成するとよい。
また、近年普及し始めたBluetooth(登録商標)やUWB(Ultra Wide Band)等の近距離双方向無線通信技術を利用することで、車両等から直接移動速度に関する情報を入手することが可能になる。
例えば請求項6に記載するように、前記移動検出手段が、前記移動体の制御部との交信により、前記移動体の移動を検出するようにしてもよい。
本発明の目的は、請求項7〜9のいずれかに記載の発明によっても達成が可能である。
請求項7に記載の発明は、車両等の移動体の移動速度を検出する移動検出手段を準備し、この移動検出手段によって検出された移動速度が、予め設定されたしきい値より大きいか小さいかを判断するステップと、移動速度が前記予め設定されたしきい値よりも大きい場合に、着信応答操作,送信操作、メール閲覧操作又は伝言再生操作等の各種操作の実行を制限するステップと、前記各種操作の実行が制限されているときに、一定条件下で所定のパスワードを形成するステップと、このパスワード形成手段によって形成された前記パスワードを音声又は画像で出力し、使用者に前記パスワードと同一のパスワードの入力を促すステップと、入力されたパスワードと出力されたパスワードとを比較するステップと、パスワード比較の結果、両者が一致する場合に前記各種操作の実行の制限を解除するステップとを有する方法としてある。
また、請求項8に記載の発明は、携帯端末装置の位置を測定する位置測定システムをさらに準備し、この位置測定システムによって得られた単位時間当たりの位置の変化量から移動速度を求める方法としてある。
さらに、請求項9に記載の発明は、移動速度が前記しきい値より大きい値から前記しきい値以下の値に移行した場合には、前記移動速度がしきい値以下になってから所定時間が経過するまで、前記各種操作の実行制限を継続する方法である。
本発明は上記のように構成されているので、ハンズフリー装置や車載装置への接続が不要で、かつ、運転者や同乗者の属性も判断することなく、モードの切換を自動で行うことが可能である。
また、運転中にドライブモードの設定を自動で行うことができ、かつ、運転を中断しないとドライブモードを解除することができず、ドライブモードを解除して通話等を行う場合には片手で操作することができる。
本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の携帯端末装置の第一の実施形態にかかり、その構成を説明するブロック図である。
携帯端末装置としての携帯電話機1は、一般の携帯電話機と同様にアンテナ11,無線回路12,音声制御回路13,マイク14,スピーカ15,ディスプレイ16,表示制御回路17,キーボード18,キー操作回路19及びこれらを制御する制御部20を備えている。
この実施形態の携帯電話機1は、携帯電話機1の現在位置を、少なくとも三つの人工衛星との通信によって特定するGPS(全地球測位システム)部30と、パスワードの形成及び入力されたパスワードの比較を行うパスワード部40と、ドライブモードの状態で着信があったときに、運転中であることを相手にメッセージで通知し、伝言の入力を促すメッセージ通知部21と、伝言の入力があったときにこの伝言を記憶する伝言記憶部22と、携帯電話機1のモードをドライブモードと待ち受けモードとの間で切り換えるモード切換部23とを有している。
GPS部30は、衛星からの電波を受信するアンテナ31と、受信した電波から現在位置を割り出すGPS回路32と、内蔵したタイマによる計測時間とGPS回路32によって割り出された位置の変化量(移動距離)とから移動速度を演算する移動速度演算部33と、この移動速度演算部33で求められた移動速度が、予め設定されたしきい値(例えば時速20km/h)よりも大きいか小さいかを判定する移動速度判定部34とを有している。
パスワード部40は、移動速度判定部34によって高速で移動中であると判定された場合において、着信があったときにパスワードを形成するパスワード形成部41と、使用者が入力したパスワードとパスワード形成部41で形成されたパスワードとの比較を行い、両パスワードが一致するか否かを判断するパスワード比較部42とを有している。
上記構成の携帯電話機1の作用を、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
電源の投入(スタート)と同時に、携帯電話機1は基本モードである待ち受けモードになり(ステップS101)、移動速度の演算を行う(ステップS102)。
移動速度の演算は、GPS部30の移動速度演算部33が行う。そして、移動速度判定部34において、求められた移動速度が予め設定されたしきい値(例えば時速20km/h)よりも大きいか小さいかが判定される(ステップS103)。
移動速度判定部34において移動速度が前記しきい値より大きいと判定されれば、制御部20は、モード切換部23に対しドライブモードに切り換えるように指令信号を出力する。これにより、携帯電話機1のモードが、待ち受けモードからドライブモードに切り換えられる(ステップS104)。
一方、移動速度判定部34において前記しきい値以下と判定されれば、制御部20は、モード切換部23に対し、ドライブモードを解除するように指令信号を出力する。これにより、ドライブモードが解除される(ステップS112)。
なお、電源投入直後であれば、携帯電話機1のモードは待ち受けモードになっているので、ステップS112ではこの待ち受けモードが維持されることになる。
ステップS112でドライブモードを解除したときに、制御部20は伝言記憶部22を参照して、まだ再生されていない伝言があるか否かを検索する(ステップS113)。そして、伝言がある場合には、伝言があることを報知又は伝言を再生する(ステップS114)。
着信があると(ステップS105)、制御部20は現在のモードがドライブモードに設定されているか否かを判断し(ステップS106)、ドライブモードに設定されていなければ、通話を許可する(ステップS107)。
ドライブモードに設定されていれば、パスワード形成部41でパスワードを形成し、ディスプレイ16にパスワードを表示して、使用者に同一のパスワードの入力を促す(ステップS108)。パスワード形成部41で形成されるパスワードは、ランダムな英数字でも良いし、通話相手の電話番号でも良いが、使用者が運転中である場合には、運転を中止して表示画面を注視しながらでなければ入力できないような複数の文字、図形、記号又はこれらの組み合わせとするとよい。
また、使用者にパスワードを記憶されないように、毎回異なるパスワードを形成するようにするとよい。
着信呼び出しが予め設定された回数(例えば10回)鳴るまでにパスワードが入力されない場合(ステップS109)には、相手に、「ただいま運転中です。伝言を録音してください」と通知し、伝言の録音を促す(ステップS111)。
また、予め設定された回数鳴るまでの間にパスワードが入力された場合には、パスワード比較部42が入力されたパスワードとディスプレイ16に表示されたパスワードとを比較し、両者が一致するか否かを判断する(ステップS110)。そして、一致しない場合には「ただいま運転中です。伝言を録音してください」と通知し伝言の録音を促す(ステップS111)。一致する場合には、通話を許可する(ステップS107)。
以上の手順が終了すれば、再びステップS102に戻って、次の着信があるまで、ステップS102〜104,ステップ112,S113,S114の処理を一定の時間間隔(例えば数秒間隔)で繰り返す。
[第二の実施形態]
本発明の第二の実施形態ついて、図3のブロック図を参照しながら説明する。
この実施形態では、近距離で端末機器同士を無線で接続する近距離双方向無線通信技術(例えばBluetooth(登録商標))を利用している。
すなわち、この実施形態の携帯電話機1は、図1に示す各部の他に、アンテナ51と通信用モジュール52とからなる近距離双方向無線通信部50を備えている。
車両側の機器、例えばナビゲーション装置に近距離双方向無線通信部が搭載されている場合には、携帯電話機1′をナビゲーション装置に接近させるだけで、両者間で通信が可能になる。
図3に示す例では、車両側のナビゲーション装置60が、ナビゲーション制御回路63と、GPSアンテナ68とGPS回路67と、モニタ66と、近距離双方向無線通信用のアンテナ61と通信用モジュール62とを有している。この例では、近距離双方向無線通信用のアンテナ61と通信用モジュール62とがBluetooth(登録商標)等の近距離双方向無線通信部を構成する。
上記構成により、携帯電話機1′は、車両側のナビゲーション装置60から車両の速度情報を直接得ることができる。
次に、上記の第二の実施形態の作用を、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
携帯電話機1′は、電源投入(スタート)と同時に待ち受けモードになり(ステップS121)、同時に周辺に近距離双方向無線通信部50との接続が可能な機器があるかどうか検索する(ステップS122)。そして、接続可能な機器があれば、その機器から速度情報が入手可能かどうか判定する(ステップS123)。速度情報が入手可能であれば、速度情報を入手するとともに車両に乗車中であると判断する(ステップS124)。
以降、移動速度が20km/hより大きければ(ステップS125)ドライブモードに自動設定される(ステップ104)。以後の処理は、先の実施形態と同様である。
また、周辺に近距離双方向無線通信部50と接続が可能な機器がない場合や(ステップS122)、その機器から速度情報が入手不可能な場合(ステップS123)は、必ずしも乗車中とは限らないため、携帯電話機1′のGPS情報から移動速度を算出し(ステップS126)、移動速度が20km/h以上であるか否かを判定する(ステップS125)。以後、ステップS104以降又はステップS112以降の処理を実行する。
上記した第二の実施形態においては、車両に備えられた機器との通信を行うことで、移動手段が車両であることを特定できるため、電車等の移動時にドライブモードに移行することを防止することができ、使い勝手を向上させることができるという利点がある。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施形態ついて、図5のフローチャート及び図6のグラフを参照しながら説明する。
この実施形態は、第一の実施形態又は第二の実施形態のいずれの構成の携帯電話機1,1′にも適用が可能である。
電源投入(スタート)と同時に、携帯電話機のモードは基本的に待ち受けモードに設定される(ステップS131)。
着信があったとき又は使用者が着信応答,送信,メール閲覧等の目的で携帯電話機に対して何らかの操作を行ったときに(ステップS132)、GPS部50又はナビゲーション装置60から移動速度を入手し(ステップS133)、この移動速度が予め設定されたしきい値(例えば20km/h)より大きいか小さいかを判断する(ステップS134)。その結果、移動速度が前記しきい値よりも大きいときには、携帯電話機のモードをドライブモードに設定するとともに(ステップS135)、パスワードを形成・表示して使用者に入力を促す(ステップS136)。
一定の時間内、例えば着信時においては一定の呼び出し回数の間に、パスワードの入力が行われない場合(ステップS137)、又は、一定の時間内(前記呼び出し回数の間)にパスワードの入力はあっても、表示したパスワードと入力されたパスワードとが一致しない場合(ステップS138)には、相手に、「ただいま運転中です。伝言を録音してください」と通知し、伝言の録音を促す(ステップS139)。
また、ステップS138での比較の結果、両者が一致する場合には通話等(着信応答、送信、メール閲覧等)を許可する(ステップS143)。
通話終了後には(ステップS144)、過去の着信により伝言があるか否かを検索し(ステップS145)、伝言がある場合には、そのことを報知又は伝言を再生する(ステップS146)。
一方、ステップS134で移動速度が前記しきい値(20km/h)以下と判断されれば、過去の移動速度の変化を調べて、過去一定の時間(信号待ちや踏切待ちの時間を考慮して例えば3分)以内に前記しきい値(20km/h)より大きい移動速度が存在しないか否かを判断する(ステップS142)。そのため、この実施形態の携帯電話機は、過去数分間(この場合は少なくとも3分間)の速度履歴を記憶するメモリを備えている。
この実施形態では、移動速度が前記しきい値(20km/h)以下になっても、過去の移動速度の履歴を調べることで、信号待ちや踏切待ち等による車両の一時的な停止なのか、駐車等による持続的な停止なのかを判断することができるようになっている。そして、過去一定の時間(例えば3分)以内に前記しきい値(20km/h)より大きい移動速度が存在する場合には、現在の状況が信号や踏切待ち等による一時的な停止であると判断して、ドライブモードに設定する(ステップS135)。そして、前記一定の時間(3分)を超えて前記しきい値(20km/h)以下の移動速度が継続している場合には、通話等を許可する(ステップS143)。
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態により何ら限定されるものではない。
例えば、上記の第一の実施形態における説明では、ドライブモードの設定は着信があったときに限定しているが、着信応答や送信、メール閲覧等のために使用者が携帯電話機1に対して何らかのキー操作を行ったときに、ドライブモードに設定されるように構成することも可能である。
また、移動速度のしきい値は20km/hを一例に挙げたが、車両の運転を確実に判断することのできる移動速度であれば、これ以外であってもよく、15km/h〜30km/hの範囲内で設定するのが好ましい。
さらに、上記の説明で位置測定システムは、少なくとも三つの衛星からの電波を受信することで全地球的な位置を割り出す全地球測位システム(GPS)であるとして説明したが、地上の複数の基地局からの電波を受信することで現在位置を割り出す位置測定システムを利用してもよい。
本発明は、携帯電話機だけでなく、モバイル端末やPDAなどの他の携帯端末装置にも適用が可能である。また、本発明は、車両だけでなく、航空機や船舶など、あらゆる乗り物における携帯端末装置の使用制限に適用が可能である。
本発明の携帯端末装置の第一の実施形態にかかり、その構成を説明するブロック図である。 本発明の第一の実施形態にかかり、携帯電話機の作用を説明するフローチャートである。 本発明の携帯端末装置の第二の実施形態にかかり、その構成を説明するブロック図である。 本発明の第二の実施形態にかかり、携帯電話機の作用を説明するフローチャートである。 本発明の第三の実施形態にかかり、携帯電話機の作用を説明するフローチャートである。
符号の説明
1,1′ 携帯電話機(携帯端末装置)
11 アンテナ
12 無線回路
13 音声制御回路
16 ディスプレイ
17 表示制御回路
18 キーボード
19 キー操作回路
20 制御部
21 メッセージ通知部
22 伝言記憶部
30 GPS部
31 アンテナ
32 GPS回路
33 移動速度演算部
34 移動速度判定部
40 パスワード部
41 パスワード形成部
42 パスワード比較部
50 近距離双方向無線通信部
51 アンテナ
52 通信用モジュール
60 ナビゲーション装置
61 アンテナ
62 通信用モジュール
63 ナビゲーション制御回路
66 モニタ
67 GPS回路
68 アンテナ

Claims (9)

  1. 無線によりデータの送受信を行う通信処理回路と、車両等の移動体の移動を検出する移動検出手段と、この移動検出手段の移動検出に基づいて着信応答操作,送信操作、メール閲覧操作又は伝言再生操作等の各種操作の実行を制限する制御部を備えた携帯端末装置において、
    前記各種操作の実行が制限されているときに、一定の条件下で所定のパスワードを形成するパスワード形成手段と、
    このパスワード形成手段によって形成された前記パスワードを音声又は画像で出力し、使用者に前記パスワードと同一のパスワードの入力を促すパスワード出力手段と、
    入力されたパスワードと出力されたパスワードとを比較する比較部とを有し、
    前記制御部が、パスワード比較の結果、両者が一致する場合に前記各種操作の実行の制限を解除すること、
    を特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記パスワード形成手段は、その都度異なるパスワードを形成することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記パスワード形成手段は、複数の文字,図形,記号又はこれらの組み合わせからパスワードを形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記移動検出手段が位置測定システムを備え、この位置測定システムによって得られた単位時間当たりの位置の変化量から移動速度を求め、求められた移動速度が予め設定されたしきい値を越えたときに、前記制御部が前記各種操作の実行を制限することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯端末装置。
  5. 移動速度が前記しきい値より大きい値から前記しきい値以下の値に移行した場合には、前記移動速度がしきい値以下になってから所定時間が経過するまで、前記各種操作の実行の制限を継続することを特徴とする請求項4に記載の携帯端末装置。
  6. 前記移動検出手段が、前記移動体の制御部との交信により、前記移動体の移動を検出するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯端末装置。
  7. 車両等の移動体の移動速度を検出する移動検出手段を準備し、この移動検出手段によって検出された移動速度が、予め設定されたしきい値より大きいか小さいかを判断するステップと、
    移動速度が前記予め設定されたしきい値よりも大きい場合に、着信応答操作,送信操作、メール閲覧操作又は伝言再生操作等の各種操作の実行を制限するステップと、
    前記各種操作の実行が制限されているときに、一定条件下で所定のパスワードを形成するステップと、
    このパスワード形成手段によって形成された前記パスワードを音声又は画像で出力し、使用者に前記パスワードと同一のパスワードの入力を促すステップと、
    入力されたパスワードと出力されたパスワードとを比較するステップと、
    パスワード比較の結果、両者が一致する場合に前記各種操作の実行の制限を解除するステップと、
    を有することを特徴とする携帯端末装置におけるモード切換方法。
  8. 携帯端末装置の位置を測定する位置測定システムをさらに準備し、この位置測定システムによって得られた単位時間当たりの位置の変化量から移動速度を求めることを特徴とする請求項7に記載の携帯端末装置におけるモード切換方法。
  9. 移動速度が前記しきい値より大きい値から前記しきい値以下の値に移行した場合には、前記移動速度がしきい値以下になってから所定時間が経過するまで、着信応答操作,送信操作、メール閲覧操作又は伝言再生操作等の各種操作の実行制限を継続することを特徴とする請求項7又は8に記載の携帯端末装置におけるモード切換方法。
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