JP3988589B2 - コンデンサの放電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンデンサの放電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来のコンデンサ設備の構成図を示したもので、SC(SC 1 ,SC 2 ,SC 3 )は三相の各相間にそれぞれ接続されたコンデンサで、各コンデンサの橋絡点と電源間にはそれぞれ直列に直列リアクトルSR(SR1,SR2,SR3)が接続されている。DCは放電コイルよりなるコンデンサの放電装置で、各相間に接続された放電コイルDC1,DC2,DC3にて構成されている。52Cは開閉器(電磁接触器)である。
【0003】
放電装置は、保守上の安全性を確保すると共に、再投入時の過渡現象を必要以上に過酷としない目的でコンデンサ解放時の残留電圧を放電させる。
この放電装置は、放電コイルや放電抵抗が用いられるが、一般には、残留電圧を急激に放電させるためには図5で示すような放電コイルDCが用いられている。放電コイルDCは、常時は高リアクタンスとなっているが、コンデンサSCの開放時には直流分によって飽和し、見かけのリアクタンスは常時におけるリアクタンス分の約1/100程度となっている。
また、放電コイルを使用した場合、規定(JIS C 4902)によりコンデンサ開放後5秒以内に残留電圧を50V以下に下げることが定められている
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
コンデンサの放電装置として、放電コイルを用いた場合、コンデンサ開放時には直流成分によりリアクタンスは常時の1/100程度には下がるが、しかし、零にはなってないために、前述の規定は満たしているもののコンデンサ開放後の残留電圧の放電時間が遅いものとなっている。
また、放電コイルは価格的にも高く、且つ、大形となる等の問題を有している。
【0005】
本発明が目的とするところは、放電時間が速く、小形で価格的にも安い放電装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は、三相の電源とは開閉器,直列リアクトルを介してコンデンサを接続し、このコンデンサの電源からの開放時に残留電圧を放電する放電装置において、
前記コンデンサの各端子側に一端がそれぞれ接続され、且つ、他端は共通に接続された電磁接触器にて放電装置を構成し、前記開閉器の開路時に前記電磁接触器を閉路状態とすると共に、前記開閉器と電磁接触器との開閉は、相互のインターロックと切り確認手段を設けたことを特徴としたものである。
【0007】
本発明の第2は、前記開閉器の投入は、電磁接触器が開路状態で、且つ、開閉器投入指令があったときに動作する第1のタイマーの所定時限後に投入され、前記電磁接触器の投入は、開閉器が開路状態となったときに動作する第2のタイマーの所定時限後に投入されることを特徴としたものである。
【0008】
本発明の第3は、前記電磁接触器は外箱内に収納され、この外箱の扉に前記第1,第2のタイマーを配設したことを特徴としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態を示すもので、放電装置として図5の放電コイルに代えて電磁接触器S1〜S3よりなる放電装置52DRとしたものである。この放電装置52DRは、電磁接触器S1〜S3の各一端を共通に接続し、各他端は三相の各相にそれぞれ接続されて構成される。
【0011】
図2は放電装置の制御回路を示したものである。なお、同図において、一点鎖線で囲んだ部分はコンデンサの放電装置以外に設置されている機器を示す。
1はコンデンサSCの入り切りを指令するための指令スイッチで、コンデンサSCを電源に接続するため指令スイッチ1を投入すると補助リレー2のコイルXが付勢され、その常開接点X1,X2を閉路し、常閉接点X3を開路状態とする。
【0012】
3は放電装置の切り状態確認用のタイマーで、補助リレー2の動作に伴う接点X1が閉路したとき放電装置の電磁接触器52DRの常閉接点52DR1,接点X 1 を介して付勢されたときタイマー3は動作を開始する。
タイマー3は、予め設定された時限T1後にその接点T1を閉路状態とし、これによって接点T1,接点X2及び電磁接触器6の常閉接点52DR2を介して開閉器(電磁接触器)52Cを投入してコンデンサSCを電源に接続した状態を維持する。
【0013】
次に、コンデンサSCを開放するために指令スイッチ1を開路状態とすると、補助リレーXは消勢されてその常開接点X2が開路し、開閉器4(52C)を開路状態とする。これと同時に常閉接点X 3 を閉路し、開閉器4の常閉接点52Cが閉じられたことを条件にタイマー5が動作を開始する。タイマー5は開閉器52Cの切り確認用で予め時限T2に設定されており、その設定時限T2後に接点T2が閉路状態となって電磁接触器6(52DR)が動作し、図1のS1〜S3が投入されてコンデンサSCの端子間が短絡され、残留電圧は急激に低下する。
【0014】
図3は、上述した指令スイッチ1,開閉器52C及び放電装置(電磁接触器)52DRの動作タイムチャートで、開閉器52Cと電磁接触器52DRとは相互の開閉時には、それぞれ相手側の常開の補助接点によってインターロックが取られ、しかも、第1,第2のタイマー3,5によって確認されているので主回路の短絡は防止される。
【0015】
図4は放電装置52DRの外観図で、10は金属製の板よりなる外箱、11は収納部で三相分の電磁接触器が収納されている。この収納部11の一側には主回路用の三相ケーブル12の一端が導入され、他側には三相分の各電磁接触器の他端を短絡するための短絡導体13が取り付けられている。
外箱10の扉10aには、図2で示す制御回路用の部品,すなわち、補助リレー2とタイマー3と5が配設されている。14は制御回路用の端子台で、外部とは制御用のケーブルを介して接続されている。
【0016】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、放電装置を電磁接触器で構成し、電源からのコンデンサ開放時にこの電磁接触器を介してコンデンサ端子を短絡するものである。これによって、残留電圧の放電時間を短縮することが可能となると共に、電磁接触器は放電コイルと比較して安価であり、且つ、小形な放電装置が得られる効果を有する。
また、主回路の開閉器と電磁接触器との相互の開閉は、2個のタイマーによって確認しながら切換えを実施しているので、主回路電源の短絡を確実に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す構成図。
【図2】本発明の制御回路の構成図。
【図3】制御回路のタイムチャート図。
【図4】本発明の外観図。
【図5】従来のコンデンサ設備の構成図。
【符号の説明】
1…指令スイッチ
2…補助リレー
3…第1のタイマー
4(52C)…開閉器
5…第2のタイマー
6(52DR)…電磁接触器(放電装置)
10…外箱
11…収納部
13…短絡用導体
14…端子台
SC…コンデンサ
SR…直列リアクトル
Claims (3)
- 三相の電源とは開閉器,直列リアクトルを介してコンデンサを接続し、このコンデンサの電源からの開放時に残留電圧を放電する放電装置において、
前記コンデンサの各端子側に一端がそれぞれ接続され、且つ、他端は共通に接続された電磁接触器にて放電装置を構成し、前記開閉器の開路時に前記電磁接触器を閉路状態とすると共に、前記開閉器と電磁接触器との開閉は、相互のインターロックと切り確認手段を設けたことを特徴としたコンデンサの放電装置。 - 前記開閉器の投入は、電磁接触器が開路状態で、且つ、開閉器投入指令があったときに動作する第1のタイマーの所定時限後に投入され、前記電磁接触器の投入は、開閉器が開路状態となったときに動作する第2のタイマーの所定時限後に投入されることを特徴とした請求項1記載のコンデンサの放電装置。
- 前記電磁接触器は外箱内に収納され、この外箱の扉に前記第1,第2のタイマーを配設したことを特徴とした請求項1又は2記載のコンデンサの放電装置。
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