JP3988444B2 - 送風機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸流ファン(JIS B 0132 番号1012参照)を用いた送風機に関するもので、車両用ラジエータに冷却風を送風する送風機に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図2は実用化されている車両用送風機示すもので、この送風機は、軸流ファン100の後流側に軸流ファン100を回転駆動するモータ110を配置するとともに、軸流ファン100で発生した空気流の一部をモータ110に導く導風カバー300をモータ110の後流側に設けたものである。
【0003】
なお、図2に示す送風機における導風カバー300は、走行用エンジンから発せされる熱からモータ110を保護する遮熱カバーを兼ねている。
【0004】
ところで、図2に示す送風機の導風カバー300では、モータ側から外径側に向けて突出する張り出し部310を設けて、軸流ファン100で発生した空気流の一部を積極的にモータ110に導くように構成しているものの、モータ110の中央部周辺における空気の流れが遅いため、導入した空気がモータ110の中央部周辺にて滞留してしまい、モータ110に温度の低い新気を新たに導入することができず、十分な冷却効果を得ることができないという問題を有している。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、モータ等の駆動源を十分に冷却することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、ボス部(101)から放射状に延びる複数枚のブレード(102)を有し、空気が軸方向を通り抜ける軸流ファン(100)と、軸流ファン(100)の後流側のうちボス部(101)に対応する部位に配置され、軸流ファン(100)を回転駆動する駆動源(110)と、駆動源(110)より後流側に駆動源(110)を覆うように設けられ、軸流ファン(100)により誘起された空気流を駆動源(110)に導く導入側ダクト部(121)及びその導いた空気を排出する排出側ダクト部(122)からなる空気ダクト(120)とを備え、導入側ダクト部(121)には空気導入口(121a)が形成され、空気導入口(121a)は、ボス部(101)より外径側に位置して軸流ファン(100)側に向いて開口しており、排出側ダクト部(122)は、ボス部(101)の内径側から外径側に突出する突出形状を有しており、排出側ダクト(122)の突出形状の先端部には、空気排出口(122a)が形成され、さらに、空気排出口(122a)は、ボス部(101)より外径側に位置して、後流側に傾いた方向に向けて開口していることを特徴としている。
【0007】
これにより、空気ダクト(120)の空気が軸流ファン(100)により誘起された空気流に引き込まれるようにして空気排出口122aから排出される。
【0008】
したがって、空気ダクト(120)内に導入した空気が駆動源(110)の中央部周辺にて滞留することなく排出されるので、駆動源(110)に温度の低い新気を新たに導入することができ、十分な冷却効果を得ることができる。
【0009】
ところで、軸流ファン(100)により誘起された空気流は、厳密に軸方向に通り抜けるものではなく、軸方向成分に加えて、軸流ファン(100)の旋回方向成分及びブレード(102)のそりに沿った斜流成分を有している。
【0010】
したがって、請求項2に記載の発明のごとく、導入側ダクト部(121)に所定の前進角(θ)を与えれば、旋回方向成分の空気流を効率よく空気ダクト(120)内に導入するできるので、より一層冷却効果を高めることができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明のごとく、軸流ファン(100)の外径側から見て、軸流ファン(100)の軸方向に対して傾いた方向に向けて空気導入口(121a)を開口させれば、斜流成分の空気流を効率よく空気ダクト(120)内に導入するできるので、より一層冷却効果を高めることができる。
【0012】
なお、請求項4に記載の発明のごとく、ファンシュラウド(200)の少なくとも一部を利用して空気ダクト(120)を構成してもよい。
【0013】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0014】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、車両用ラジエータに冷却風を送風する送風機に本発明を適用したものであって、図1(a)は送風機を後流側から見た正面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A断面図であり、図1(c)は図1(a)のB−B断面図である。
【0015】
軸流ファン100は、ボス部101から放射状に延びる複数枚のブレード102を有し、空気が軸方向を通り抜けるファンであり、モータ110は軸流ファン100を回転駆動する駆動源である。
【0016】
そして、モータ110より後流側には、軸流ファン100に誘起された空気流をモータ110に導く導入側ダクト部121、及びその導いた空気を排出する排出側ダクト部122からなる空気ダクト120が設けられている。
【0017】
なお、本実施形態では、空気ダクト120は、送風機より後流側に搭載された走行用エンジンから発せされる熱からモータ110を保護する遮熱カバーを兼ねる下流側カバー部120aと、軸流ファン100側に位置する上流側カバー120bとからなるもので、上流側カバー120bはシュラウド200に一体形成されている。
【0018】
因みに、シュラウド200とは、送風機とラジエータとの隙間を覆うことにより送風機によって誘起された空気流がラジエータを迂回して流れることを抑制するもので、通常、送風機をラジエータ又は車両ボディに固定するための取付ブラケットを兼ねている。
【0019】
また、空気ダクト120の空気導入口121aは、図1(b)に示すように、ボス部101より外径側に位置した状態で、図1(c)に示すように、軸流ファン100の外径側から見て、軸流ファン100側に向けて軸流ファン100の軸方向に対して傾いた方向に開口している。
【0020】
一方、空気ダクト120の空気排出口122aは、図1(b)に示すように、ボス部101より外径側に位置して、軸流ファン100側に向くことなく外径側から約45°後流側に傾いた方向に向けて開口している。
【0021】
そして、導入側ダクト部121の中心線L1が、軸方向から見て、ブレード102の中心線L2より軸流ファン100の回転の向きにずれるように、導入側ダクト部121に所定の前進角θを与えている。
【0022】
なお、導入側ダクト部121の中心線L1とは、導入側ダクト部121の各断面における通路断面の図心を連ねたラインであり、ブレード102の中心線L2とは、ブレード102の各断面における図心を連ねたラインである。また、図心とは、周知のごとく、平面図形において面積モーメントが釣り合う点である。
【0023】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0024】
本実施形態では、空気排出口122aが、モータ110の中央部周辺より空気の流れが速い、ボス部101より外径側に位置しているので、図1(b)に示すように、空気ダクト120の空気が軸流ファン100により誘起された空気流に引き込まれるようにして空気排出口122aから排出される。
【0025】
したがって、空気ダクト120内に導入した空気がモータ110の中央部周辺にて滞留することなく排出されるので、モータ110に温度の低い新気を新たに導入することができ、十分な冷却効果を得ることができる。
【0026】
ところで、軸流ファン100により誘起された空気流は、厳密に軸方向に通り抜けるものではなく、軸方向成分に加えて、軸流ファン100の旋回方向成分及びブレード102のそりに沿った斜流成分を有している。
【0027】
このため、本実施形態のごとく、導入側ダクト部121に所定の前進角θを与えれば、旋回方向成分の空気流を効率よく空気ダクト120内に導入するできるので、より一層冷却効果を高めることができる。
【0028】
また、空気導入口121aが、軸流ファン100の外径側から見て、軸流ファン100側に向けて軸流ファン100の軸方向に対して傾いた方向に開口しているので、斜流成分の空気流を効率よく空気ダクト120内に導入することができるので、より一層冷却効果を高めることができる。
【0029】
なお、空気ダクト120の長さを大きくすると、空気抵抗が大きくなるので、これらを考慮して導入側ダクト部121の長さを選定する必要がある。
【0030】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、車両用に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、換気扇等のその他の送風機にも適用することができる。
【0031】
また、上述の実施形態では、空気排出口122aは、外径側から約45°後流側に傾いた方向に向けて開口していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、外径方向と後流方向との間であって、空気ダクト120内の空気を吸引することができる方向であれば、いずれでもよい。
【0032】
また、上述の実施形態では、シュラウド200を利用して空気ダクト120を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、専用部品にて空気ダクト120を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態に係る送風機を後流側から見た正面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は(a)のB−B断面図である。
【図2】(a)は従来の技術に係る送風機を後流側から見た正面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。
【符号の説明】
100…軸流ファン、102…ブレード、110…モータ(駆動源)、
120…空気ダクト、121…導入側ダクト部、121a…空気導入口、
122…排出側ダクト部、122a…空気排出口。

Claims (4)

  1. ボス部(101)から放射状に延びる複数枚のブレード(102)を有し、空気が軸方向を通り抜ける軸流ファン(100)と、
    前記軸流ファン(100)の後流側のうち前記ボス部(101)に対応する部位に配置され、前記軸流ファン(100)を回転駆動する駆動源(110)と、
    前記駆動源(110)より後流側に前記駆動源(110)を覆うように設けられ、前記軸流ファン(100)により誘起された空気流を前記駆動源(110)に導く導入側ダクト部(121)及びその導いた空気を排出する排出側ダクト部(122)からなる空気ダクト(120)とを備え、
    前記導入側ダクト部(121)には空気導入口(121a)が形成され、
    前記空気導入口(121a)は、前記ボス部(101)より外径側に位置して前記軸流ファン(100)側に向いて開口しており、
    前記排出側ダクト部(122)は、前記ボス部(101)の内径側から外径側に突出する突出形状を有しており、前記排出側ダクト(122)の前記突出形状の先端部には、空気排出口(122a)が形成され、
    さらに、前記空気排出口(122a)は、前記ボス部(101)より外径側に位置して、後流側に傾いた方向に向けて開口していることを特徴とする送風機。
  2. 前記導入側ダクト部(121)の中心線(L1)が、前記ブレード(102)の中心線(L2)より前記軸流ファン(100)の回転の向きにずれるように、前記導入側ダクト部(121)に所定の前進角(θ)を与えたことを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  3. 前記空気導入口(121a)は、前記軸流ファン(100)の外径側から見て、前記軸流ファン(100)の軸方向に対して傾いた方向に向けて開口していることを特徴とする請求項1又は2に記載の送風機。
  4. 前記空気ダクト(120)は、ファンシュラウド(200)の少なくとも一部を利用して構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の送風機。
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