JP3987679B2 - エレベータの敷居溝異物混入防止装置 - Google Patents

エレベータの敷居溝異物混入防止装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータの敷居溝異物混入防止装置、特にエレベータかごや乗場のドアの敷居溝に異物が混入するのを未然に防止するためのエレベータの敷居溝異物混入防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エレベータドアはかごや乗場の出入口上部の案内レールに吊り下げられ、その下側にはドアから突出したドアシューが設けられている。一方、かごや乗場の床面には、このドアシューをガイドする敷居溝が設けられ、ドアシューは敷居溝にガイドされ、これによってドアが開閉移動する。
【0003】
ここで、従来のエレベータドアの構成について図を参照し説明する。図3は、エレベータドアの下側部分の内部構造を示す図であり、図4は、図3の4−4線から見た側断面図である。
【0004】
図3に示すように、エレベータドア40は、出入口上部の案内レール(図示せず)等に開閉移動可能に吊り下げられている。また、ドア40には、ドア40を補強する補強部材42と、ドア40の下側へ突出したドアシュー44が設けられている。ドアシュー44は、ドア40に取り付けビス46等で固定されている。
【0005】
図4に示すように、エレベータかごや乗場の床面には敷居48が設けられ、敷居48には、敷居溝50が形成されている。この敷居溝50に、ドアシュー44が挿入されている。
【0006】
このように構成されたドア40において、戸開閉時、ドアシュー44は敷居溝50に摺動可能にガイドされ、そのガイドに従ってドア40が開閉移動を行う。敷居溝50は、ドアシュー44が通過する以外は、常時開放されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、敷居溝は開放されているため、異物が混入しやすいという問題がある。敷居溝に異物が混入した場合、戸開閉時に異常音を発したり、開閉不良の原因となっていた。
【0008】
また、敷居溝に一旦異物が混入してしまうと、敷居溝の下側は閉鎖されているため自然に異物が排出されることがない。このため、定期的に敷居溝に混入した異物を取り除くためにエレベータの保守員や管理者が敷居溝の清掃を行わなければならなかった。
【0009】
一方、敷居溝の異物混入に対しては、ドアシューにブラシを取り付けたりする技術が開示されているが、異物を効率よく排除するためのものではなかった。
【0010】
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、敷居溝を遮蔽し、エレベータの敷居溝に異物の混入を防止することにある。
【0011】
また、敷居溝の下側を開口し、敷居溝に混入した細かい異物を排出し、異物の混入を防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のエレベータの敷居溝異物混入防止装置は、エレベータドアシューを摺動可能にガイドするための敷居溝を有するエレベータの敷居溝異物混入防止装置であって、敷居溝に遊嵌挿入され該敷居溝を遮蔽する屈曲可能な遮蔽帯と、エレベータドア内部であってドアシューの周囲に設けられ、遮蔽帯の下方に入り込んで配置された遮蔽帯リフタと、を有し、エレベータドアが開閉移動するとき、遮蔽帯リフタが遮蔽帯を順次敷居溝から待避させて、その遮蔽帯を遮蔽帯リフタの上部に移動させ、遮蔽帯が待避した敷居溝の部分を前記ドアシューが摺動することを特徴とする。
【0013】
また、本発明のエレベータの敷居溝異物混入防止装置の敷居溝は、その下側を開口したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明する。
【0015】
図1は、実施形態の敷居溝異物混入防止装置を示す図であり、図2は、図1の2−2線から見た側断面図である。
【0016】
図1に示すように、エレベータドア10は、出入口上部の案内レール(図示せず)等に開閉移動可能に吊り下げられている。また、ドア10には、ドア10を補強する補強部材12と、ドア10の下側へ突出したドアシュー14が設けられている。ドアシュー14は、例えば鉄芯に樹脂コーティングを施し敷居溝との摩擦を軽減し、その上部でドア10に取り付けビス16等で固定されている。
【0017】
図2に示すように、エレベータかごや乗場の床面には敷居部材18a,18bからなる敷居18が設けられ、敷居18には敷居溝20が形成されている。上記ドアシュー14は、この敷居溝20にスライド自在にガイドされている。
【0018】
本発明において特徴的なことは、装置に、敷居溝20を遮蔽する遮蔽帯24と、この遮蔽帯24をドアシュー14が侵入する敷居溝20から逃がす遮蔽帯リフタ26が設けられていることである。
【0019】
遮蔽帯24は、例えば複数の遮蔽部材28を屈曲可能に連結して構成する。本実施形態において、遮蔽部材28は、それぞれ逆凸形状に形成されている。各遮蔽部材28は、互いに任意の連結部材で連結され、その両端部は敷居18a、18bに固定されている。このように構成された遮蔽帯24は、敷居溝20に遊嵌挿入され敷居溝20を遮蔽して床面と面一とし、敷居溝20に異物が混入することを防止している。上述したように各遮蔽部材28は逆凸形状に形成されているので、敷居溝20に収まりやすく、遮蔽溝20を遮蔽した後は、敷居溝20から容易に遊離することがないという利点がある。
【0020】
ドアシュー14の移動領域において上記遮蔽帯24を局部的に待避させるために遮蔽帯リフタ26が、ドア10の内部のドアシュー14の周囲に設けられている。遮蔽帯リフタ26は、補強部材12に取り付けビス16等で固定されている。本実施形態においては、遮蔽帯リフタ26は樋形状で構成されている。
【0021】
以下遮蔽帯リフタ26の作用を説明する。遮蔽帯リフタ26は、遮蔽帯24の下方に入り込んで配置されている。すなわち、換言すれば遮蔽帯24はその一部が樋形状の遮蔽帯リフタ26の上方に沿って配置されることとなり、この結果、遮蔽帯リフタ26は、ドア10が開閉移動する際、遮蔽帯24を順次敷居溝20から待避させ、ドアシュー14のガイド領域を形成することができる。すなわち、ドアシュー14が敷居溝20にガイドされ移動するとき、遮蔽帯リフタ26は、遮蔽帯24の下方に入り込む。そして、上記ドア10の移動中、遮蔽帯リフタ26はドアシュー14が侵入する敷居溝20から一部の遮蔽帯24を逃がし、遮蔽帯リフタ26上に遮蔽帯24を移動させる。この結果、ドアシュー14は、遮蔽帯24が遮蔽帯リフタ26に逃がされた後の敷居溝20内を移動することができる。
【0022】
また、図2に示すように、本実施形態において、敷居18は、2つの構造体からなる敷居部材18a、18bで構成されている。敷居部材18a、18bは所定の間隔をもって敷居溝20を形成する。敷居溝20の上部は、遮蔽帯24が遊嵌挿入される幅の溝を構成し、敷居溝20の下部には、ドアシュー14がガイドされるために十分な幅の溝が構成されている。すなわち、敷居溝20は、段差形状で構成されている。敷居溝20を段差形状に構成することにより、ドアシュー14と敷居溝20の上部に隙間が設けられ、ドアシュー14と敷居溝20との余分な接触を避けることができる。
【0023】
敷居溝20の下側には開口部22が形成されている。開口部22は、敷居溝20に混入した細かい異物を敷居溝20の下部へ落下させる。
【0024】
次に、敷居溝異物混入防止装置の作用について説明する。
【0025】
ドア10の戸開閉時、ドアシュー14は敷居溝20に摺動可能にガイドされ、そのガイドに従ってドア10が開閉移動を行う。この時、遮蔽帯リフタ26以外の敷居溝20は、遮蔽帯24で遮蔽されている。そして、ドアシュー14が敷居溝20にガイドされ移動するとき、遮蔽帯リフタ26はドアシュー14が侵入する敷居溝20から遮蔽帯24を遮蔽帯リフタ26の上部に逃がしていく。従って、ドアシュー14は、遮蔽帯24が遮蔽帯リフタ26に逃がされた後の敷居溝20に沿って移動することができる。次に、ドアシュー14が逆方向に移動すると、遮蔽帯リフタ26の上部に一旦逃がされていた遮蔽帯24は、遮蔽帯リフタ26から敷居溝20に再び遊嵌挿入される。従って、遮蔽帯24は、ドアシュー14が離れた後の敷居溝20を再び遮蔽することができる。
【0026】
このように、敷居溝20を遮蔽帯24で遮蔽することとしたので、敷居溝20に異物が混入することを防止することができる。
【0027】
また、図2に示すように、敷居溝20の下側には開口部22が形成されている。上述したように、遮蔽帯24は敷居溝20を遮蔽し、異物の混入を防止するが、連結された遮蔽部材28の間等から砂状の細かい異物が混入する場合もある。このような砂状の細かい異物が敷居溝20に混入した場合、砂状の細かい異物は敷居溝20の開口部22から下部へ落下する。従って、開口部22は敷居溝20内に混入した細かい異物を排出することができる。
【0028】
以上、本発明について、好適な実施の形態に基づき説明したが、実施の形態の変形例について説明する。
【0029】
上述した遮蔽部材28は、図2に示すように逆凸形状で構成されているが、これ以外の形状で構成しても良い。遮蔽部材28は、例えば直方体形状で良く、敷居溝の形状に合わせて構成することができる。
【0030】
また、敷居溝20は段差形状に構成されているが、これ以外の形状で構成しても良い。更に敷居溝20は、ドアシューの形状に合わせて任意に構成することができる。
【0031】
【発明の効果】
遮蔽帯リフタから遮蔽帯を遊嵌挿入して敷居溝を遮蔽したので、敷居溝に異物が混入することを防止することができる。これにより、保守員や管理者の敷居溝の清掃を不要もしくは軽減することができる。
【0032】
また、敷居溝の下側に開口部を形成したので、敷居溝に混入した細かい異物を排出し、異物の混入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の敷居溝異物混入防止装置を示す図である。
【図2】 図1の2−2線から見た側断面図である。
【図3】 従来のエレベータドアの下側部分の内部構造を示す図である。
【図4】 図3の4−4線から見た側断面図である。
【符号の説明】
10 エレベータドア、12 補強部材、14 ドアシュー、16 取り付けビス、18 敷居、18a,18b 敷居、20 敷居溝、22 開口部、24遮蔽帯、26 遮蔽帯リフタ、28 遮蔽部材。

Claims (2)

  1. エレベータドアシューを摺動可能にガイドするための敷居溝を有するエレベータの敷居溝異物混入防止装置であって、
    前記敷居溝に遊嵌挿入され該敷居溝を遮蔽する屈曲可能な遮蔽帯と、
    エレベータドア内部であって前記ドアシューの周囲に設けられ、前記遮蔽帯の下方に入り込んで配置された遮蔽帯リフタと、
    を有し、
    エレベータドアが開閉移動するとき、前記遮蔽帯リフタが前記遮蔽帯を順次前記敷居溝から待避させて、その遮蔽帯を前記遮蔽帯リフタの上部に移動させ、前記遮蔽帯が待避した前記敷居溝の部分を前記ドアシューが摺動する、
    ことを特徴とするエレベータの敷居溝異物混入防止装置。
  2. 請求項1に記載の敷居溝異物混入防止装置であって、
    前記敷居溝の下側を開口したことを特徴とするエレベータの敷居溝異物混入防止装置。
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