JP3987587B2 - 樹脂を水素処理して淡色化する方法 - Google Patents

樹脂を水素処理して淡色化する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は樹脂の色を淡色化する方法及びその方法によって製造される樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】
炭化水素樹脂を水素化して色を淡色化する方法は周知であり、一般に色彩において「無色(water white)」である製品を製造する。樹脂中に存在する脂肪性及び/または芳香性の不飽和は部分的または完全に除去され、改善された酸化安定性、紫外線抵抗性及び色安定性を備えた製品を提供する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特に芳香性の供給流れ(feedstream)に由来する樹脂の場合は、水素化はまた樹脂の物理的特性を変え、水素化は樹脂の物理的性質を接着剤、コーキング材、シーラント、プラスチック及びゴム変性剤、並びに印刷インクのような製品における用途により望ましくないものにする可能性がある。他の望ましい物理的特性を変えることなく樹脂の色を減じることは有益である。
【0004】
米国特許第5,171,793号は、ビニル芳香族成分、シクロジエン成分及び所望により非環式ジエン成分を含む供給原料を熱重合して作られた樹脂の水素化による熱安定性で淡色の樹脂の製造方法を開示する。熱重合により生じた樹脂溶液は水素化前に80℃〜200℃の軟化点にストリッピングされる。水素化は(1)VIII族金属、VI族金属、VII族金属から選択される、活性化されまたは担体上に保持されていてもよい水素化触媒;(2)溶媒希釈剤、及び(3)オレフィン性希釈剤の存在下に実施される。樹脂分子中の発色団及び二重結合が水素化される。米国特許第2,963,467号は、85℃より上の軟化点でニッケル、還元ニッケル、硫酸ニッケル、亜クロム酸銅、モリブデン酸銅、及び二硫酸モリブデンのような触媒の存在下で水素化することによって淡い色の炭化水素樹脂を作成する方法を開示する。しかし、その方法はまた少なくとも100℃軟化点に重合された樹脂を初期ストリッピングすること、並びにそれに続く樹脂の希釈剤への再溶解及び低温及び減圧下での水素化生成物のストリッピングを必要とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
炭素−炭素二重結合を有し、かつカラーボディー(color body)を含む炭化水素樹脂の色を淡色化するための本発明の方法は、樹脂中の炭素−炭素二重結合の含量を実質的に変化せずにカラーボディーの水素化を促進する触媒の存在下に、非晶質の炭化水素樹脂を水素と接触する単一の工程を特徴とする。溶液中でモノマーの重合によって樹脂が製造されるとき、水素処理(hydrotreating)ができる一方重合に使用される溶媒中に樹脂が溶解し、そして処理後に溶媒が未変化で回収できプロセス中において再循環されることができる。
【0006】
本発明は通常の着色した樹脂状物質を淡色化、好ましくは無色(ガードナーカラー1未満)にするための方法を提供する。普通に測定した色以外の物理的特性は変化しない。本技術分野において公知の選択的水素化方法におけるよりもより少ない処理工程が使用され、そして反応性希釈剤のような添加剤は要求されない。これらのより淡い色の樹脂を含む生成物はそれゆえ未処理の樹脂を含む生成物と同等の特性を示す一方、より満足な視覚的外観を提供する。
【0007】
触媒の存在下に着色した樹脂を水素と接触する本発明の方法は、以降「水素処理」と呼ばれる。樹脂中に存在するカラーボディーは水素化されそして炭素−炭素二重結合の含量は実質的に変化しないで残るので、本方法は一種の選択的水素化方法である。炭素−炭素二重結合はエチレン性及び芳香性二重結合の両方を含む。さらに、カラーボディー先駆体は本発明においては水素化されない。慣用の触媒水素化方法においてはカラーボディー、樹脂中のカラーボディー先駆体及び炭素−炭素二重結合が水素化される。
【0008】
本発明の方法は、C−9樹脂、C−5樹脂、混合C−9/C−5樹脂、ビニル芳香族−変性C−5樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂、芳香族−変性ジシクロペンタジエン樹脂、テルペン樹脂及びテルペンフェノ−ル樹脂のような広い種類の炭化水素樹脂の色を淡色化するのに使用できる。本明細書中で使用される用語「樹脂」は、熱または例えばフリーデル−クラフツ触媒のような酸性触媒の存在下のいずれかで不飽和モノマーを重合することによって作られる低分子量の合成ポリマーを示す。これらのポリマーは250〜10,000、好ましくは400〜6,000、最も好ましくは400〜2,000の重量平均分子量(Mw)を有する。表記「C−5」及び「C−9」は樹脂の原料モノマーが優勢にそれぞれ5及び9個の炭素原子を有する炭化水素であることを示す。上記の樹脂の全ては処理前に典型的に黄色またはこはく色を有する。特別の軟化点を有する樹脂を得るために水素化前に樹脂状出発物質がストリッピングされる公知の水素化と異なり、処理される樹脂の軟化点は重大ではない。
【0009】
本発明の方法において有用な触媒は、カラーボディーのみが水素化されるように触媒の作用において十分に選択的である水素化触媒である。樹脂中の炭素−炭素二重結合は実質的に水素化されない。したがって、例えば軟化点、曇り点、分子量、UV吸収及び熱安定性のような通常測定される樹脂の物理的特性も影響されない。さらに、カラーボディー先駆体は水素化されない。カラーボディー先駆体は水素化後に発色する無色の物質と定義される。
【0010】
要求される選択性を備えた触媒はVIII族、VI B族、VII B族、I B族及びII B族の金属の種々の形態の中から選択できる。これらの金属は単独で、または、遊離金属、スルフィド化金属若しくは金属化合物のいずれかとして組み合わせて用いることができる。金属または金属化合物は直接または木炭若しくはアルミナのような適切な担体上に保持させることができる。亜クロム酸銅または銅/亜鉛が最も好ましい。典型的に使用される一つの亜クロム酸銅触媒は亜クロム酸銅、酸化銅及び酸化マグネシウムの混合物である。典型的に使用される銅/亜鉛触媒は銅、亜鉛及び酸化アルミニウムの混合物である。銅/亜鉛は、樹脂が処理されるが重合触媒に溶解したままであるときに特に有用である。特別の触媒の選択性は異なった処理状態下では異なることができることに注意すべきである。
【0011】
水素処理前に特別の軟化点に樹脂をストリッピングしそして次に再溶解する工程、または水素処理後に樹脂を特別の軟化点にストリッピングする工程のような追加の処理工程が使用し得る。しかし、本発明の利点の一つはそれらが必要でないことである。ストリッピング及びガス吹き込み(sparging)によって水素処理された樹脂の分離、または樹脂を造るのに使用されるモノマーの重合からの触媒残渣の中和のような標準的な手順も含まれ得る。有機ホスフィットのような急冷剤及びオレフィン性希釈剤のような反応性希釈剤は要求されない。反応性希釈剤は水素または樹脂と反応する希釈剤として定義される。そのような希釈剤は米国特許第5,171,793号に記述されている。
【0012】
本発明の方法において使用される温度、圧力、反応時間及び触媒の量は処理される樹脂のタイプ、望まれる最終の色及び例えばいくつかの触媒が非常に高価でそして大量に使用することが商業的に実行できないというような方法の経済性、のような種々の要因に依存する。典型的には水素圧力は50〜2500psi、好ましくは100〜1200psi、そして最も好ましくは300〜1200psiの範囲である。温度は50℃〜300℃の範囲であり、好ましくは150〜265℃、そして最も好ましくは200〜250℃である。処理時間は典型的には1〜4時間である。使用される触媒の量は0、樹脂の重量基準で0.01〜20%の範囲であり、好ましくは0.5〜10%、そして最も好ましくは1〜2%である。一般に、もし触媒の重量%が低ければより高い反応温度若しくは圧力またはより長い反応時間が要求される。
【0013】
溶媒中でモノマーの重合により樹脂が造られるとき、本発明の方法は樹脂が中和されそして重合触媒残渣が除去された後にもとの重合溶媒中で実施できる。本方法はまた再溶解された樹脂の溶液中で実施することができ、または樹脂は溶融状態(純粋(neat))において処理できる。本方法はバッチまたは連続方法であることができる。バッチ反応において、触媒は数度再循環できる。
【0014】
本発明の方法を使用して、脂肪族炭化水素樹脂の色がガードナー2未満、好ましくはガードナー1未満に淡色化できる。芳香族樹脂の色はガードナー5以下、好ましくはガードナー3以下、そして最も好ましくはガードナー1未満に淡色化される。
【0015】
水素化後、例えばブチル化ヒドロキシトルエンまたはニューヨーク州ホーソン(Hawthorne)のチバガイギー(Ciba-Geigy)から入手できるヒンダードフェノールIRGANOX(登録商標)1010のような抗酸化剤が熱安定性を改善するために一般に添加される。IRGANOX(登録商標)1010はテトラキス[メチレン(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタンである。抗酸化剤は一般に樹脂の全重量基準で0.05〜1.0重量%の量で使用される。
【0016】
本発明の方法により製造される淡色化された樹脂は、接着剤、コーキングコンパウンド、シーラント、ペイント、ラベル、テープ、変性剤、エキステンダー及びプラスチック用加工助剤、印刷インク、オーバープリントワニス及び他の透明塗料、繊維乾式サイズ(dry size)、セラミックタイルグラウト、ワニス、防水組成物並びにワックスコンパウンドに使用できる。
【0017】
次の実施例において、OMSCPは無臭ミネラルスピリット曇り点を意味し、次の手順によって決定される。10重量%の樹脂を試験管中で無臭ミネラルスピリットと混合する。試験管を次に透明溶液が形成されるまで加熱する。濁りが得られるまで溶液を冷却する。初期濁りの発生を初期曇り点として記録する。試験管の冷却を可視性が全く遮られるまで続ける。最終雲り点は非可視点において記録される。
【0018】
MMAPは混合メチルシクロヘキサンアニリン雲り点であり、変更されたASTM C 611手順を使用して決定される。メチルシクロヘキサンは、標準的な試験手順において使用されるヘプタンで置換される。その手順は樹脂/アニリン/メチルシクロヘキサンを1/2/1(5g/10mL/5mL)の比で使用し、3成分の加熱された透明なブレンドを濁りがちょうど起こるまで冷却することによって決定される。樹脂の不飽和部分、特に芳香性不飽和部分の水素化はMMAPにおける増加を生ずるだろう。本発明の方法において、水素処理前の樹脂のMMAPと水素処理後のMMAPとの間の相違は5℃以下、好ましくは3℃以下、そして最も好ましくは2℃以下であり、樹脂中の炭素−炭素二重結合が本質的に変化しないことを示している。
【0019】
HMAPはヘプタン混合アニリン曇り点であり、ここでアニリン曇り点を決定する際にメチルシクロヘキサンの代わりにヘプタンが使用される。HMAPは樹脂の不飽和部分が水素化されるときに増加する。
【0020】
DACPはジアセトン曇り点であり樹脂5g、キシレン5g及びジアセトンアルコール5gの加熱溶液を溶液が曇ってくる点まで冷却することにより決定される。DACPは樹脂の不飽和部分が水素化されると増加する。
【0021】
R&B軟化点はリング(Ring)及びボール(Ball)軟化点であり、ASTM E28−67にしたがって決定される。
【0022】
ガードナーカラーを決定するために、50重量%の樹脂が試薬級のトルエンと室温で溶解するまで混合される。樹脂溶液の色は、メアリーランド州シルバースプリングス(Silver Springs, MD)のBKYガードナー社(BKY Gardner, Inc.)から入手できるガードナーデルタモデル212−Aカラーコンパレーター上の一組みの標準と比較される。色値は1〜18の範囲であり、18が最も暗い。表示法ガードナー1−(ガードナー1未満)が無色の溶液を示すのに用いられる。
【0023】
黄色インデックス(YID)は、メアリーランド州シルバースプリングスのBKYガードナー社から入手できる、パシフィックサイエンティフィックスペクトロガード(Pacific Scientific Spectrogard)(商標)カラーシステム、モデル96から5.0cmの光路長の測定セルを用いて直接の読み出しにより得られる。黄色インデックスはガードナー1より淡い色を見分けるのに有用である。YIDが0に近ければ近いほど色が淡い。ガードナーカラーとYIDとの間に直接の相関はないが、両者が樹脂の50%トルエン溶液として測定されそしてYIDが光路長5.0cmの測定セルで測定されたときガードナー1がYIDの40とほぼ等しいことを経験が示している。本発明により製造された樹脂はそれゆえ好ましくは1未満のYIDを有する。
【0024】
本明細書において他に注記しない限り全ての部及び百分率は重量による。
【0025】
【実施例1】
脂肪性希釈剤(再循環ミネラルスピリット)200.0g中のPICCOTAC(商標)95合成樹脂300.0gのの溶液を亜クロム酸銅[ニュージャージー州イセリン(Iselin,NJ)のエンゲルハード(Engelhard)社、化学触媒グループから入手できるEngelhard 1950P]6.0gの存在下に、200℃において2時間、撹拌されたオートクレーブ中で84kg/cm2(1200psi)の水素圧を使用して水素と接触させた。デラウェア州ウィルミントン(Wilminton,DE)のハーキュリーズ社(Harcules Incorporated)から入手できるPICCOTAC(登録商標)95合成樹脂は、トルエン中のピペリレンコンセントレート及びイソブチレンからAlCl3触媒を使用して製造されたC−5炭化水素である。ピペリレンコンセントレートの主成分はペンテン類;シス−ペンタジエン−1,3;トランス−ペンタジエン−1,3;シクロペンタン及びアルカンであり、コンセントレートは典型的に1.0〜10%のアルカン、58〜64%のジオレフィン及び29〜35%のモノオレフィンを含む。触媒は亜クロム酸銅、酸化銅及び酸化マグネシウムの混合物である。反応混合物を冷却しそして過剰の水素をガス抜きした後、触媒をろ過により除去し、そして樹脂を窒素下に一次除去溶媒によって分離し、その後通常の水蒸気ガス吹き込みを225℃で行った。R&B軟化点94℃の淡色(G−1−;YID=27.2)の樹脂が収率97.1%;MMAP=95℃で得られた。水素処理前のPICCOTAC(登録商標)95合成樹脂の試料は軟化点95℃及びMMAP95℃の黄色(G−3;YID=61.4)を有した。
【0026】
【実施例2】
脂肪族希釈剤(再循環ミネラルオイル)200g中のHERCOTAC(登録商標)1149合成樹脂300.0gの溶液を亜クロム酸銅(ニュージャージー州イセリンのエンゲルハード社、化学触媒グループから入手できるEngelhard CU 1950P)6.0gの存在下に、225℃において2.0時間、攪拌されたオートクレーブ中で63kg/cm2(900psi)の水素圧を使用して水素と接触させた。デラウェア州ウィルミントンのハーキュリーズ社から入手できるHERCOTAC(登録商標)1149合成樹脂はピペリンコンセントレート及びスチレンから造られた芳香族−変性C−5炭化水素樹脂である。次に、過剰の水素をガス抜きした後に触媒をろ過により除去した。触媒を標準的なストリッピング技術によって分離し、最終的に225℃においてスパ−ジした。収率95.4%で得られた生成物はガードナーカラーG−1−並びにYID20.0、R&B軟化点97℃及びMMAP69℃を有した。水素処理前には黄色のHERCOTAC(登録商標)1149合成樹脂は、軟化点98℃及びMMAP69℃でG−4+ガードナーカラー及びYID84.3を有していた。
【0027】
【実施例3】
本実施例はモノマーを重合して樹脂を製造するのに用いた溶媒中に溶解したままであるC−5炭化水素樹脂の水素処理を記述する。
【0028】
AlCl3触媒を使用してトルエン中のピペリレンコンセントレート及びイソブチレンから樹脂を製造した。ピペリレンコンセントレートは実施例1中に記述した。樹脂のトルエン溶液を中和し次に部分蒸留して低沸点の未反応及び未反応性C−5部分を除去した。部分蒸留工程は水素処理のために必要ではなく、そして臭のある物質を除去するのに便宜のためのみに含まれる。処理されるべき重合体(500.0g)はC−5樹脂、オリゴマー性オイル及びトルエン溶媒を含み、そして重合体を銅/亜鉛触媒(ニュージャージー州イセリンのエンゲルハード社、化学触媒グループから入手できるEngelhard 0890P)10.4gと攪拌されたオートクレーブ中で混合し、250℃において4時間63kg/cm2(900psi)の水素圧で水素処理した。銅/亜鉛触媒は銅、亜鉛及び酸化アルムニウムの混合物である。70℃への冷却及び過剰の水素のガス抜き後、触媒をろ過により除去した。触媒を標準的なストリッピング手順によって分離し、最終的に225℃及び大気圧において水蒸気ガス吹き込みを行った。ガードナーカラーG−1−(YID=20.0)の無色の、R&B軟化点90℃及びMMAP97℃の樹脂が得られた。比較として、脱ペンタンされた重合体(水素処理なし)は、ガードナーカラーG−3、軟化点95℃及びMMAP95℃を有していた。
【0029】
無色の水素処理した生成物の回収の間に、溶媒も回収して分析した。ガス液体クロマログラフィーにより分析によると、溶媒は本質的に全てトルエンで、トルエンの芳香環の水素化によるメチルシクロヘキサンへの転化はほとんど無いか全く無かった。
【0030】
【実施例4】
本実施例はモノマーを重合して樹脂を製造するのに用いた溶媒中に溶解したままであるC−9炭化水素樹脂の水素処理を記述する。
【0031】
BF3触媒を使用して反応成分としてスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、インデン、及びアルキル置換インデンを典型的に含むC−9供給原料を重合した。供給原料は典型的に非反応性のアルキル芳香族化合物をも含有する。供給原料は典型的に50〜60%のオレフィン性成分及び40〜50%のアルキル芳香族化合物を含む。C−9樹脂を含む重合体及び混合芳香族溶媒は使用前に中和した。
【0032】
撹拌されたオートクレーブ中で銅/亜鉛(Engelhard CU-0890P) (7.0部)をC−9重合体1000部に添加した。水素処理は最初は1.5時間のヒートアップ(heat-up)期間の間7kg/cm2(100psi)の水素圧において、最終的に250℃において追加的に1.5時間63kg/cm2(900psi)の水素圧において実施した。ろ過により触媒を除去した後、生じた処理された重合体はカラーG−1−を有した。生成物を慣用のストリッピング技術によって分離し、最終的に240℃において水蒸気ガス吹き込みを行って軟化点135.5℃及びMMAP8℃のガードナーカラーG−1−(YID=28.2)の樹脂を得た。重合体から直接分離した水素処理なしのC−9樹脂は軟化点148℃、ガードナーカラーG−8+(YID=142.8)及びMMAP8℃を有した。
【0033】
水素処理した樹脂を回収するための仕上げ操作からの溶媒を蒸留によって分離し、赤外及びヘプタン混合アニリン点(HMAP)の決定によって分析し、そして非水素処理樹脂から蒸留した溶媒と比較した。これらの試験はこれらの混合芳香族溶媒が現実に同一であることを示し、この混合物中の芳香環が水素化されてシクロヘキサン環を形成しないことを証明した。
【0034】
【実施例5】
本実施例はモノマーを重合して樹脂を製造するのに用いた溶媒中に溶解したままであるテルペンフェノール性炭化水素樹脂の水素処理を記述する。
【0035】
アルファピネンに富んだ流れを混合芳香族溶媒中で過剰のフェノールとBF3触媒の存在下に反応して低分子量テルペン−フェノール樹脂を製造した。溶媒の主成分はキシレン類、エチルトルエン類、メシチレン、プソイドクメン、及びヘミメリテンであり、残部はより高沸点の未知芳香族化合物であった。中和及び触媒を除去するためのろ過の後に重合体500gを亜クロム酸銅(ニュージャージー州イセリンのエンゲルハード社、化学触媒グループから入手できるEngelhard CU 1950P)1.97gを使用して水素処理した。250℃及び28kg/cm2(400psi)の水素圧で4時間水素処理後に分離した最終樹脂はR&B軟化点128℃及びOMS曇り点104/103℃でガードナーカラー2−を有した。比較のために、非水素処理の重合体から直接分離した樹脂は軟化点128℃及びOMS曇り点104/103℃で、ガードナーカラー7−を有した。
【0036】
【実施例6】
本実施例は芳香族−変性C−5炭化水素樹脂の水素化は本発明の水素処理方法の間に起こらないことを例示し、また温度及び圧力の2つの組み合わせにおいて種々の触媒の選択性を比較した。
【0037】
塩化アルミニウム触媒を使用してトルエン溶媒30部中のアルファ−メチルスチレン60部及びピペリレンコンセントレート40部から芳香族−変性C−5樹脂を製造した。中和後、樹脂状生成物をノミナルのR&B軟化点70℃が得られるまでストリッピングによって分離した。この黄色の樹脂はガードナーカラー4+(YID=83.9)及びMMAP23℃を有した。ストリッピング工程は水素処理のために必要ではない。これは特性決定のために未処理の樹脂を分離するために行われた。
【0038】
芳香族変性C−5樹脂は、水素化が起こることができる容易に役立つ部位を提供する高水準のα−メチルスチレン単位を含有した。樹脂の芳香性の部分の水素化はMMAPの増加をもたらすだろう。MMAPにおける増加はそれゆえ、本発明の水素処理方法よりもむしろ慣用の水素化が起こっていたことをしめす。
【0039】
R&B軟化点、ガードナーカラー、YID及びMMAPの測定後、樹脂を再溶解した。一連の試料を表1に示すように水素処理した。例え色彩変化が著しくても、水素処理後にMMAPが未変化のままであるときに触媒選択性が示される。MMAP23℃±2℃は変化無しと考えられる。
【0040】
【表1】
Figure 0003987587
表1の試験1及び2において分かるように、硫化白金触媒は温度及び圧力のさらに厳しい状態下にいくつかの選択性を示し、そしてより温和な条件設定下に非常に選択的になり、試験的に有意でないMMAPの変化をもたらす一方望ましい無色を提供する。ルテニウム触媒は厳しい条件下により小さい選択性(MMAP=40℃)を示し、より温和な条件では例えMMAPが非常により低くても有意に減じることはできなかった。パラジウム触媒は高温高圧において選択性を与えず、そしてより低い温度及び圧力において選択性を達成し始めた。亜クロム酸銅及び銅/亜鉛は両方の条件設定下にMMAPの有意の変化なしに全体的な選択性を提供した。
【0041】
【実施例7】
PICCOTAC(登録商標)95合成樹脂の試料を実施例1において記述した条件を使用して水素処理した。この生成物及び水素処理なしのPICCOTAC(登録商標)95合成樹脂の試料を色以外の樹脂の特性が影響されたかどうか決定するために広範な分析を行った。
【0042】
【表2】
Figure 0003987587
表において、UVαは266nmにおいて測定した紫外吸収である。測定値中の変化の欠如は樹脂中の残部の不飽和の量に変化がないことを示している。分子量はUV検出器を備えたサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定した。Mwは重量平均分子量、Mnは数平均分子量、Mzは樹脂の高分子量テイル(tail)の測定値であり、PDは多分散性(Mw/Mn)である。
【0043】
データは、本発明の水素処理方法からもたらされる唯一の有意の測定できる変化が樹脂の脱色であることを示す。
【0044】
上記の水素処理された樹脂の空気中における熱安定性を水素処理されないPICCOTAC(登録商標)95合成樹脂出発物質の熱安定性と比較した。それぞれの樹脂(20.0g)を別々の50mLビーカー内に量り、350°F(177℃)において24時間、空気循環オーブン内に置いた。前後のガードナーカラーを決定した。
【0045】
【表3】
Figure 0003987587
表示「G−1−」はカラーがG−1よりも淡かったことを示す。「G−9+」はカラーがG−9よりも濃いがG−10と同じくらい濃くはなかったことを示す。
【0046】
それぞれの場合において、暗色化した熱老化樹脂、及び最終生成物は殆ど同じガードナーカラーを有し、熱安定性において改善を示さない。比較によって、公知の選択性水素化処理はカラーボディー先駆体の水素化の結果である熱安定性における改善を要求する。このデータから、本発明の水素処理方法によってカラーボディー(色形成先駆体ではない)が炭化水素樹脂から除去されることが結論された。
【0047】
【実施例8】
無臭ミネラルスピリット200部中のPICCOVAR(登録商標)L−60炭化水素樹脂200部の溶液を、銅亜鉛触媒(Engelhard CU-0890P)4.0部を使用して250℃において4時間、攪拌されたオートクレーブ中で63kg/cm2(900psi)の水素圧を使用して水素処理した。PICCOVAR(登録商標)L−60炭化水素樹脂は芳香族−変性ジシクロペンタジエン樹脂で、デラウェア州ウィルミントンのハーキュリーズ社から入手できる。触媒を除去するためにろ過した後、樹脂を標準的なストリッピング技術によって分離し、R&B軟化点60℃、カラーG−1−(YID=13.1)、MMAP16℃、及びOMS雲り点−20/<−60℃の無色の生成物を得た。水素処理前のこの樹脂はR&B軟化点60℃、カラーG−8+(YID=163.8)、MMAP13℃、及びOMS雲り点−15/<−60℃を有した。
【0048】
【実施例9】
本実施例は純粋液体C−5炭化水素樹脂の水素処理を記述する。
【0049】
デラウェア州ウィルミントンのハーキュリーズ社から入手できるADTAC(登録商標)LV合成炭化水素樹脂、及び銅亜鉛(Engelhard CU-0890P)8.0部を225℃において4時間、63kg/cm2(900psi)の水素圧で水素処理した。ADTAC(登録商標)LV炭化水素樹脂はピペリレンコンセントレートから誘導される液体C−5炭化水素樹脂である。ピペリレンコンセントレートは実施例1において記述されている。無色の(G−1−カラー、純粋)生成物はろ過によって直接分離した。比較により、水素処理前の液体製品はガードナーカラーG−4純粋を有した。

Claims (15)

  1. 炭素−炭素二重結合を有しそしてカラーボディーを含む非晶質炭化水素樹脂の色を淡色化する方法であって、重合触媒残渣が除去された後に、亜クロム酸銅、酸化銅及び酸化マグネシウムの混合物または銅、亜鉛及び酸化アルミニウムの混合物である触媒の存在下に、250〜10000の重量平均分子量を有する非晶質の炭化水素樹脂を水素と接触させる単一の工程を特徴とし、該樹脂がC−5炭化水素樹脂、C−9炭化水素樹脂、混合C−5/C−9炭化水素樹脂、ビニル芳香族−変性C−5炭化水素樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂、芳香族−変性ジシクロペンタジエン樹脂、テルペン樹脂、及びテルペン−フェノール樹脂より成る群から選択され、そして接触工程の前の樹脂のメチルシクロヘキサンアニリン曇り点(MMAP)と接触工程の後の樹脂のMMAPとの間の差が5℃以下である、前記の方法。
  2. 樹脂が脂肪族炭化水素樹脂であり、そして接触工程の後のガードナーカラーが2未満であることをさらに特徴とする、請求項に記載の方法。
  3. ガードナーカラーが1未満であることをさらに特徴とする、請求項記載の方法。
  4. 樹脂が芳香族炭化水素樹脂であり、そして接触工程の後の樹脂のガードナーカラーが5以下であることをさらに特徴とする、請求項に記載の方法。
  5. 接触工程の後の樹脂のガードナーカラーが3以下であることをさらに特徴とする、請求項記載の方法。
  6. 接触工程の後の樹脂のガードナーカラーが1未満であることをさらに特徴とする、請求項記載の方法。
  7. MMAPの差が3℃以下であることをさらに特徴とする、請求項1記載の方法。
  8. MMAPの差が2℃以下であることをさらに特徴とする、請求項記載の方法。
  9. 樹脂が溶媒中においてモノマーの重合によって製造され、そして樹脂が重合に使用される溶媒中に溶解している間に接触を行うことをさらに特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 重合溶媒が接触工程の後に未変化で回収され、そしてプロセス中において再循環されることをさらに特徴とする、請求項9記載の方法。
  11. 溶媒が芳香族溶媒であることをさらに特徴とする、請求項10記載の方法。
  12. 樹脂が溶融状態(純粋)にある間に接触を行うことをさらに特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  13. 接触が反応性希釈剤の非存在下に実施されることをさらに特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  14. 水素圧が3.5〜175kg/cm2(50〜2500psi)であることをさらに特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 温度が50℃〜300℃であることをさらに特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
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