JP3987054B2 - 熱スプレッダを備えた高性能冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、冷却装置と接続された部品から熱を除去する熱スプレッダを含む冷却装置に関する。より具体的には、本発明は、冷却装置と接続された部品内の熱が効率的に除去されるように、冷却装置のヒートマスの材料よりも高い熱伝導率を有する異種材料からなる熱スプレッダを含む冷却装置に関する。
電子技術において、電子装置の動作によって生成された廃熱がヒートシンクに熱的に伝えられ、それにより電子装置が冷却されるように、ヒートシンクを電子装置と接触した状態で配置することは周知である。マイクロプロセッサ(μP)、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向けIC(ASIC)などのクロック速度の高い電子装置が出現したが、そのような電子装置によって生成される廃熱の量とそのような電子装置の動作温度は、クロック速度に正比例している。したがって、クロック速度が高くなるほど、廃熱の生成も多くなり、電子装置の動作温度を高める。しかしながら、電子装置の効率的な動作には、廃熱を連続かつ有効に除去することが必要である。
前述のタイプのような電子装置から廃熱を放散させる手段として、ヒートシンク装置が一般的になった。代表的な応用例では、冷却される部品が、PC基板に取り付けられたコネクタによって支持されている。例えばクリップや留金具を使用してヒートシンクをコネクタに取り付けることによって、ヒートシンクが部品に取り付けられる。代替として、ヒートシンクは、電子装置を支持するPC基板に取り付けられ、ヒートシンクをPC基板に空けられた穴を介してPC基板に接続するために、金具などが使用される。
ヒートシンクをPC基板に接続するために使用される留金具や他の取付け金具は、通常、導電性であり、PC基板トレースと取り付け金具の間の接触による電気的短絡の危険性があるため、穴を開けなければならないことは、留金具を使用する1つの欠点となる可能性がある。さらに、電気的短絡を防ぐために、PC基板のトレースが穴のまわりに引き回されることがあるが、引き回すことができない領域があるためにトレースの引き回しを複雑にする可能性がある。
一般に、最新のクロック速度の高い電子装置と共に使用されるヒートシンクは、ヒートシンクの上あるいはヒートシンクの冷却フィン/羽根によって形成される空所内に取り付けられる電気ファンを使用する。冷却フィンは、ヒートシンクの表面積を大きくし、ヒートシンクから、ヒートシンクを取り囲む周囲空気への熱伝達を最大にする。ファンは、空気を冷却フィンの上とまわりに循環させ、それにより冷却フィンからの熱が周囲空気に移る。
前述のように、クロック速度が高くなり続けているため、電子装置によって生成される廃熱の量も増えた。したがって、そのような電子装置を十分に冷却するには、より大きいヒートシンクおよび/またはより大きな容量のファン(すなわち、CFM(立方フィート/分)において)が必要とされる。ヒートシンクのサイズが大きくなると、熱を放散することができるヒートマスと表面積が大きくなる。ファン能力が高くなると、冷却フィン内の空気流が多くなる。
ファンとヒートシンクのサイズが大きくなることには欠点がある。まず、ヒートシンクのサイズが、垂直方向(すなわち、PC基板と交差する方向)に大きくなると、ヒートシンクの高さが高くなり、デスクトップ・コンピュータのシャーシなどの多くの応用例では、縦方向のスペースに収まらないことがある。第2に、PC基板が、縦向きの場合は、重くて高さの高いヒートシンクによって、PC基板および/または電子装置に力学的な応力がかかり、その結果、装置またはPC基板が故障することがある。
第3に、ヒートシンクの高さが高いと、ファンへまたはファンからの十分な空気流を可能にするために、ヒートシンクとヒートシンクを収容するシャーシとの間にさらに大きな垂直方向の隙間が必要になる。第4に、ヒートシンクのサイズが水平方向に大きくなると、他の電子装置を取り付けるためにPC基板上で使用可能な領域の大きさが制限される。第5に、ヒートシンクが、フィンによって構成された円筒形状を有するときは、フィンへのまたはフィンからの空気流が隣り合ったヒートシンクによって遮られて、その結果冷却効率が低下するため、そのようないくつかのヒートシンクを互いに接近させて取り付けることができないことが多い。
最後に、冷却能力を高めるためにファンを大きくすると、ファンによって生成される騒音が大きくなることが多い。デスクトップ・コンピュータや携帯型コンピュータなどの多くの応用例では、騒音の発生を最小にすることがきわめて望ましい。電力の供給をバッテリに依存する携帯可能な応用例では、より高い能力のファンのより高い排出能力は、廃熱を除去するために許容できる解決策ではない。
冷却フィンを備えた前述のヒートシンクにおいて、フィンによって構成された空所内にファンを取り付けることは、さらに他の欠点がある。まず、ファンがヒートマスに直接取り付けられているために、ヒートシンクのヒートマスの大部分は、ファンによって部分的に遮られ、したがって、ファンからの空気がヒートマスの遮られた部分に循環しないため、ヒートマスからの熱放散の潜在的経路を遮る。
第2に、ファンがない場合は、フィンの深さが、ヒートマスの中心までずっと延びることができるが、ファンは、ファン羽根用の隙間を設けるためにファンの直径よりも少し大きい直径を有する空所内に取り付けられるので、フィンの深さと表面積は、ファンの直径によって小さくなる。したがって、フィンの小さい表面積を補うために、ヒートシンクのヒートマスを幅広く作成しなければならない。ヒートマスの幅を大きくすると、ヒートシンクのサイズ、コストおよび重量が大きくなる。
第3に、フィンの深さが小さいと、破損した場合にフィンが曲がりやすい。フィンが曲がることによる1つの考えられ結果は、フィンがファン羽根と接触して破損しかつ/またはファンを停止させ、それによりファンが破損したりファンが故障したりすることである。第4に、ファンが、フィンによって構成された空所内に取り付けられているため、ファンの電力線をフィンとフィンの隙間に通さなければならない。フィンの鋭い縁によって、電力線が切断されたり電気的短絡が起きたりすることがある。いずれにしても、結果的に、ファンが故障することになる。第5に、ファンをヒートシンクに取り付けるために、一般に接着剤が使用され、この接着剤が、ファンの中に入りファンを故障させることがある。ファンによって生成される空気の循環は、電子装置からの廃熱を効果的に放散するのに不可欠であるため、前述のファン故障の形態はどれも、冷却するようにヒートシンクが設計された電子装置の故障の原因となることがある。
これまでのヒートシンクには、ヒートシンクと接合された金属熱スプレッダを使用することにより、大きいヒートマスまたは大きいフィン面積の前述の欠点を解決しようとするものがあった。熱スプレッダをヒートシンクと接合する代表的な方法には、ろう付け、はんだ付け、焼きばめ、真空ろう付け、マイクロ鍛造および焼きばめが含まれる。
それらの方法の1つの欠点は、これらの方法がきわめて高価であり、その結果ヒートシンクのコストが高くなることである。もう1つの欠点は、特に、熱スプレッダ用の金属がヒートシンク用の金属よりも高い熱伝導特性を持つ場合に、前述の方法が、ヒートシンク用と熱スプレッダ用の異種の金属を接合する能力において制限されることである。焼きばめ法の欠点は、熱スプレッダとヒートシンクの間の微小ギャップのために、熱スプレッダとヒートシンク間の熱抵抗が大きいことである。最後に、応用例によって、以上の方法のもう1つの考えられる欠点は、接合した後で、修理のためあるいは現場で熱スプレッダ用のもっと優れた材料に改善するために、ヒートシンクと熱スプレッダを簡単に取り外すことができないことである。
したがって、熱伝導と熱放散が効率的になるように最適化された異種材料の使用を可能にする熱スプレッダを備えた冷却装置が必要である。また、熱スプレッダと冷却装置の間の熱抵抗が小さくなるように熱スプレッダとヒートマス間の微小ギャップをなくす熱スプレッダを備えた冷却装置が必要である。熱スプレッダを冷却装置と接合するための安価な方法を提供する熱スプレッダを備えた冷却装置が必要である。熱スプレッダとヒートマスが互いに離れるのを防ぐために熱スプレッダをヒートマスと固定して接続できるようにするヒートマスおよび熱スプレッダ用の異種材料による冷却装置が必要である。最後に、容易な分解と現場での修理を可能にする熱スプレッダを備えた冷却装置が必要である。
広義には、本発明は、冷却される部品から廃熱を放散するための冷却装置において実施される。冷却装置は、第1の材料からなり、ベースと、弧状の溝で取り囲まれた弧状のボスと、ベースからボスまで延在するテーパ穴と、ボスからテーパ穴まで延在する開口とを含むヒートマスを含む。開口には、ヘッドとねじ付きシャフトを含む留金具が、ヘッドがボスと接した状態で差し込まれる。第1の材料と異なる第2の材料からなる熱スプレッダは、ヒートマスのテーパ穴を補完するテーパ壁と、部品と熱的に接続するように適合された取付け面と、留金具のねじ付きシャフトを受けるように適合されたねじ穴とを含む。必要に応じて、サーマル・シーラントは、テーパ壁および/またはテーパ穴と接続される。
熱スプレッダは、テーパ穴に差し込まれ、ねじ付きシャフトは、ねじ穴にねじ込まれ、留金具のヘッドは、テーパ壁をテーパ穴と接触させるように回転される。任意のサーマル・シーラントは、テーパ穴とテーパ壁の間の微小ギャップを封止するはたらきをし、それにより、ヒートマスと熱スプレッダの間の熱抵抗が減少する。
ヒートマスから、隣り合った羽根の間にヒートマスまで延在する主スロットを画定するために互いに離間された複数の羽根が延在している。羽根は、ヒートマスの軸から半径方向外方に増大する表面積を有し、羽根の表面積の一部分も、軸に沿った方向に増大する。羽根は、ファンを取り付けることができる上面と、ボスと溝を取り囲むチャンバを画定する空気力学的形状の内壁と、ベースから上面まで広くなり、滑らかな湾曲部分、通風部分および滑らかな放射状外側部分を含む表面形状を含む外壁とを含む。さらに、羽根の表面積は、羽根の一部分に延在する副スロットによって各羽根に形成された複数のフィンによって増大する。
チャンバに入る空気流は、冷却装置から熱を放散させる三次元の空気流を作り出す。最初に、空気流は、羽根とフィンの一部分から、羽根とフィンから熱を放散する排気流として出る。第2に、排気流は、チャンバ内に、フィンの大部分と羽根の上部を通ってチャンバ内に吸込み流を誘導して、それによりフィンと羽根から熱を放散させる低圧領域を作り出す。第3に、低圧領域は、内壁に沿って表面流を誘導し、その結果、表面流が溝とボスの上を通るときにヒートマスから熱を放散させる。
本発明の冷却装置は、前述の従来のヒートシンクの欠点を解決する。冷却装置は、クリップを使って、部品を支持するコネクタに冷却装置を接続することによって、冷却される部品に取り付けることができる。したがって、PC基板に冷却装置を取り付ける穴を開ける必要がない。冷却装置は、ヒートマス内に深く延在する羽根を使用し、羽根の表面積は、冷却装置の下部から冷却装置の上部まで、ヒートマスから半径方向外方に大きくなる。さらに、各羽根は、少なくとも2つのフィンに分割され、したがって、冷却に利用可能な表面積が大きくなる。その結果、冷却装置は、羽根の表面積を大きくするために高さを大きくする必要がなくなり、冷却装置は、ヒートマスのサイズを大きくするために幅を大きくする必要がなくなる。
冷却装置の上部は、ヒートマスがファンによって遮られず、また空気がヒートマスの上を循環することができ、それにより冷却装置の熱がさらに放散されるようにファンを取り付けるように適合される。ファンは、従来のヒートシンク装置のフィンによって構成された空所内に取り付けられたファンと違い、ブレードを取り囲む囲い板を含むことができる。しかしながら、冷却装置は、また、クリップまたは立体骨組を使って冷却装置の上部にファンを取り付けることによって、囲い板なしにファンを取り付けることもできる。ファンが、冷却装置の上部に取り付けられるので、ファンの電力線の配線は、羽根やフィンの中に通されず、それにより配線が切断されたり短絡したりする危険がなくなる。
冷却装置の形状(下部より上部の幅が広い)によって、羽根とフィンに入る空気流または羽根とフィンから出る空気流を遮ることなく、いくつかの冷却装置を互いに隣り合わせて配置することができる。
冷却装置の羽根は、ヒートマスの軸を中心とする円の接線方向に向けることができ、羽根は、傾斜角度が、ファンの羽根のピッチ角と実質的に一致するかまたは近くなるような軸に対する角度で傾斜させることができる。接線の向きと羽根の傾斜により、空気衝突損失によるファン騒音が減少する。
留金具などを使って熱スプレッダをヒートマスに取り付けることができ、それにより、従来の互いに異種金属の溶接またはろう付けと関連する問題およびコストがなくなる。さらに、留金具を使用するので、冷却装置を現場で整備、修理、および増強することが容易になる。さらに、必要に応じて、留金具が外れるのを防ぎかつ/または熱スプレッダをヒートマスに溶接、ろう付け、はんだ付けすることによって、熱スプレッダをヒートマスと固定して接続することができる。
さらに、熱スプレッダの取付け面と接続された部品から廃熱を効率的に伝達し放散するために、熱伝導特性が優れたの熱スプレッダ用の第2の材料を選択することができる。さらに、本発明の任意のサーマル・シーラントは、従来の熱スプレッダとヒートシンクの間の微小ギャップによって生じる前述の問題を、その微小ギャップを封止し、それにより熱スプレッダとヒートマスの間の熱抵抗を小さくすることによって解決する。
本発明の他の態様および利点は、本発明の原理を例として示す添付図面と共に行われる以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
以下の詳細な説明と図面のいくつかの図において、類似の要素は、類似の参照数字で示されている。
例示のために図面に示したように、本発明は、冷却装置の熱スプレッダと熱的に接続した部品から熱を放散するための冷却装置において実施される。熱的な接続は、熱スプレッダと部品の間の直接接触によるものでもよく、後で説明するように冷却装置と部品の間に配置された中間材料(例えば、熱接続材料)によるものでもよい。部品は、例えば電気部品などの任意の熱源でよい。
冷却装置は、第1の材料からなりかつベースを含むヒートマスと、溝とボスがヒートマスの軸に関して対称的に配置された状態で溝に取り囲まれたボスと、ベースからボスまで延在するテーパ穴と、ボスからテーパ穴まで延在する開口とを含む。ボスは、凸弧状表面形状を有し、溝は、凹弧状表面形状を有する。
ヘッドとねじ付きシャフトを含む留金具は、ヘッドがボスと接した状態で開口に差し込まれている。第1の材料と異種の第2の材料からなる熱スプレッダは、ヒートマスのテーパ穴を補完するテーパ壁と、部品と熱的に接続するように適合された取付け面と、留金具のねじ付きシャフトを収容するように適合されたねじ穴とを含む。後で説明するように、必要に応じて、テーパ壁、テーパ穴またはテーパ壁とテーパ穴の両方と熱シーラントを接続することができる。
熱スプレッダは、テーパ穴に差し込まれ、ねじ付きシャフトは、ねじ穴に嵌め込まれ、留金具のヘッドは、テーパ壁を押してテーパ穴と接触させるように回転される。任意の熱シーラントは、ヒートマスと熱スプレッダの間の熱抵抗が小さくなるように、テーパ穴とテーパ壁の間の微小ギャップを封止する働きをする。
複数の羽根が、ヒートマスと接触した状態でヒートマスを取り囲んでいる。羽根は、互いに離間され、隣り合った羽根の間にヒートマスまで延在する主スロットを画定する。羽根は、軸からの半径方向外方と軸方向に増大する表面積を有する。各羽根の一部分に延在する副スロットによって、それぞれの羽根に複数のフィンが形成されている。
羽根は、上面と、溝から延在し、上面まで延在する第2の部分で終わる第1の部分とを含む空気力学的外形の内壁を含む。内壁は、溝を取り囲むチャンバを画定する。また、羽根は、ベースから上面まで広くなる表面形状を有する外壁を含む。表面形状は、滑らかな湾曲部分と、通風部分と、滑らかな放射状外側部分とを含む。
チャンバに入る空気流は、冷却装置から熱を放散する三次元の空気流を作り出す。最初に、空気流は、羽根とフィンから熱を放散する排気流として、主スロットと副スロットの下部から出る。第2に、排気流は、副スロットの大部分と主スロットの上部を通るチャンバ内への吸込み流を発生させ、それによりフィンと羽根から熱を放散するチャンバ内の低圧領域を作り出す。第3に、低圧領域は、内壁の第1と第2の部分に沿った表面流を発生させ、それにより、表面流は、溝とボスの上を通るときにヒートマスから熱を放散する
熱スプレッダは、廃熱を部品からヒートマス上のさらに大きい表面領域に効果的に拡散させて熱スプレッダとヒートマスの界面における熱集中を小さくすることによって、冷却装置の熱伝導率を高める働きをする。熱スプレッダの第2の材料は、ヒートマスの第1の材料と異なり、ヒートマスの第1の材料の類似の特性よりも高い熱伝導と熱放散の特性を基準として選択される。
例えば、30.0mm×30.0mmの面を有する部品は、部品と熱スプレッダの間に30.0mm×30.0mm=900.0mm2の熱接触領域が確立されるように熱スプレッダの取付け面と接触している。熱スプレッダの第2の材料は、熱スプレッダをヒートマスよりも優れた熱導体にするので、部品からの廃熱は、熱スプレッダに伝導され、次にヒートマスに移動される。しかしながら、ヒートマスのテーパ穴と熱スプレッダのテーパ壁の接触領域は、取付け面における前述の熱接触領域900.0mm2よりも大きい。したがって、熱は、大きい方の表面領域に拡散され、単位面積当りの熱集中は、熱接触領域における熱集中と比べて小さい。
部品が、80.0Wの廃熱を生成する場合は、表面の熱集中は、80.0÷900.0mm=0.0889W/mmである。この廃熱が、第2の材料の高い熱伝導率によって、熱スプレッダ内により効率的に伝達される場合は、熱スプレッダは、ヒートマスよりも多くの熱を吸収することができる。この例のために、熱スプレッダが、部品からのすべての熱を伝達すると仮定すると、熱スプレッダが、直径40.0mmの取付け面、直径25.0mmの上部、20.0mmの高さを有する場合は、ヒートマスと接触している熱スプレッダの表面積は、
(3.14)×(s)×(R+r)
=3.14×21.31×(20+12.5)=2174.68mm2
である。したがって、ヒートマスの熱集中は、80.0W÷2174.68=0.03678W/mmになる。したがって、ヒートマスの0.03678W/mmは、熱スプレッダの取付け面の0.0889W/mmよりも少ない。
図1a、図1b、および図2aから図2cにおいて、部品(図示せず)からの熱を放散する冷却装置10は、ヒートマス11、ボス13、およびボス13のまわりを完全に囲む溝15を含む。ボス13と溝15は、ヒートマス11の軸Z−Zに関して対称的に配置されている。ボス13は、凸弧状表面形状を有し、溝15は、凹弧状表面形状を有する。ボスと溝(13、15)の弧状形状は、破線aで示したように互いに融合する。冷却装置10は、さらに、ベース17を含む。また、ヒートマス11は、ベース17からボス13まで延在するテーパ穴14と、ボス13からテーパ穴14まで延在する穴14aとを含む。穴14aは、後で説明するように留金具(図1bを参照)のシャフトを受けるように適合された貫通穴である。ヒートマス11は、第1の材料からなる。必要に応じて、破線矢印44で示したように、熱シーラントがテーパ穴14に付着されることがある。
図1bにおいて、冷却装置10は、熱スプレッダ40を部品(図示せず)と熱的に接続するように適合された取付け面19と、ヒートマス11のテーパ穴14を補完する形状(図7aと図7bの参照数字41pを参照)を有するテーパ壁41と、ねじ穴43とを含む熱スプレッダ40を含む。ヘッド47とねじ付きシャフト49を有する留金具45が、ヘッド47がボス13と接触した状態で穴14aに差し込まれている。ねじ付きシャフト49は、ねじ穴43にねじ込まれ、ヘッド47が回転されて(例えば、スパナ、ナット・ドライバ、アレンレンチ、六角ドライバ、TORX(登録商標)ドライバなどを使って)、留金具45が熱スプレッダ40内にねじ込まれ、それによりテーパ壁41が押されてテーパ穴14と接触する。
熱スプレッダ40は、ヒートマス11の第1の材料と異なる第2の材料からなる。熱スプレッダ40は、ヒートマス11よも優れた熱導体でなければならない。したがって、第1と第2の材料の相違は、ヒートマス11と熱スプレッダ40に異なる材料を使用することによって、あるいはヒートマス11と熱スプレッダ40に同じ材料の様々な合金(例えば、ヒートマス11に銅(Cu)と熱スプレッダ40に銅合金)を使用することによって達成することができる。もう1つの例として、ヒートマス11にアルミニウム(Al)またはアルミ合金を使用し、熱スプレッダ40に銅(Cu)または銅合金を使用することができる。
ヒートマス11の第1の材料は、アルミニウム(Al)、アルミ合金、銅(Cu)、銅合金、およびセラミック材料を含むがこれらに限定されない材料でよい。
熱スプレッダ40の第2の材料は、銅(Cu)、銅合金、銀(Ag)、銀合金、シリコン(Si)、金(Ag)、グラファイト、炭素繊維材料、炭素繊維強化材料、金合金を含むがこれらに限定されない材料でよい。
留金具45は、ヘッド47の締め付けによる引張り荷重によって留金具45やねじ付きシャフト49が破損しないように、引張り強さの高い材料で作成されることが好ましい。さらに、留金具45の材料が、さびにくいことが好ましい。例えば、引張り強さ要件と防さび要件を達成するために、ステンレス鋼材料を使用することができる。ヘッド47は、留金具45を締め付けるのに必要な組立てトルクに耐えるように、アレンキー用の穴または六角/四角ヘッド用の穴を有することが好ましい。留金具45を十分に締め付けるために必要なトルクは、応用例と材料によって決まるが、トルクは、6.0ポンド・インチ〜約500.0ポンド・インチを含むがこれに限定されない範囲でよい。
応用例によっては、締め付けた後で留金具45が外れないようにすることが望ましい場合がある。例えば、テーパ壁41がテーパ穴14としっかりと熱接触されなくなるために、熱スプレッダ40のテーパ壁41とヒートマス11のテーパ穴14の間の熱抵抗が大きくなる留金具45の緩みを防ぐために、1例として、留金具45は、差し込んで締め付ける前に、ねじ付きシャフト49にLOCTITE(登録商標)などのシーラント/接着剤を塗布することができる。したがって、シーラント/接着剤を塗布した後で、留金具45は、ヒートマス11、熱スプレッダ40、あるいはヒートマス11と熱スプレッダ40の両方と固定され接続される。
代替として、例えば、ヘッド47への溶接、摩擦攪拌接合、はんだ付け、またはろう付けを含むがこれらに限定されない方法を使用して、留金具45をヒートマス11のボス13に固定して接続することができる。
図4aにおいて、ヘッド47とボス13の継目Sを溶接、はんだ付け、またはろう付けして、熱スプレッダ40をヒートマス11に固定して接続し、かつ/または留金具45が外れるのを防ぐことができる。もう1つの代替として、ばね座金または止め座金を使用して、留金具45を固定して外れるのを防ぐことができる。以上は単なる例であり、本発明は、ねじ穴43に差し込まれた後で留金具45が外れるのを防ぐ前述の手段に限定されない。
熱スプレッダ40の第2の材料に選択される材料の種類によって、留金具45の材料は、第2の材料と同じになるように選択することもでき、あるいは第2の材料の合金でもよく、それにより、熱スプレッダ40のヒートマスが大きくなり、また、留金具45が、ねじ穴43、開口14a、およびボス13と熱接触しているので、熱スプレッダ40とヒートマス11の間の接触領域が大きくなる。本明細書に示したように、ヘッド47および/またはねじ付きシャフト49にサーマル・シーラントを塗布して、微小ボイドを封止し、留金具45とヒートマス11と熱スプレッダ40の間の熱抵抗を小さくすることができる。
本発明の1つの実施形態において、熱スプレッダ40がヒートマス11から外れるのを防ぐために、熱スプレッダ40の一部分をヒートマス11にろう付け、はんだ付け、摩擦撹拌接合(FSW)、または溶接することを含むがこれらに限定されない方法を使用して、熱スプレッダ40が、ヒートマス11と固定され接続される。例えば、図1bと図4bにおいて、取付け面19とベース17の継目Sを、溶接、はんだ付け、ろう付けして、熱スプレッダ40をヒートマス11に固定して接続することができる。熱スプレッダ40をヒートマス11に固定して接続するもう1つの利点は、テーパ壁41とテーパ穴14が互いに熱接触した状態で保持され、それにより熱抵抗が減少することである。また、留金具45は、前述のように固定して接続することもできる。
溶接、はんだ付け、またはろう付けに使用される方法と化合物は、ヒートマス11と熱スプレッダ45の材料に依存する。例えば、銅(Cu)をアルミニウム(Al)にはんだ付けするには、ENめっきが不可欠である。
図12dにおいて、任意のサーマル・シーラント44が、テーパ壁41と接続されており、図7aと図7bの破線円44で示したようにテーパ壁41の上面と側面を覆うことができる。サーマル・シーラント44は、熱スプレッダ40をテーパ穴14に差し込み留金具45を締め付ける前述の段階の前に、テーパ壁41と接続される。代替として、サーマル・シーラント44をテーパ穴14(図1aを参照)と接続してもよく、テーパ穴14とテーパ壁41の両方と接続してもよい。しかしながら、サーマル・シーラント44をテーパ壁41に被覆、付着、または接続する方が容易なことがある。
サーマル・シーラント44の適切な材料は、熱伝導性ペースト、熱伝導性グリース、シリコン、パラフィン、相転移材料、グラファイト、被覆アルミニウム箔、および炭素繊維を含むがこれらに限定されない。サーマル・シーラント44は、熱スプレッダ40のテーパ壁41に、例えば、スクリーン印刷するか、貼り付けるか、浸漬被覆するか、工具で分配するか、あるいはブラシで塗布することができる。
図1aにおいて、複数の羽根21が、ヒートマス11と接しており、羽根21は、隣り合った羽根21の間に主スロットP(図2aと図2cを参照)を画定するように互いに離間されている。羽根21は、破線矢印rで示したように、軸Z−Zから半径方向外方に大きくなる表面積を有する。羽根21の少なくとも一部分は、破線矢印yで示したように、軸Z−Zに沿った方向に大きくなる表面積を有する。
主スロットPは、ヒートマス11まで延在し、主スロットPは、ヒートマス11に沿った第1の弧状表面形状21aを含むことが好ましい。第1の弧状形状21aは、平面H−Hで終わる(図1aを参照)。また、羽根21が、互いに等距離で離間されていることが好ましい。また、主スロットPをヒートマス11まで延在させることによって、羽根21を通る空気流が、ヒートマス11から熱を放散させる。第1の弧状表面形状21aは、約38.0ミリメートル〜約45.0ミリメートルの半径を有する円弧でよい。
冷却装置10の1つの利点は、空気流を生成するファン(図示せず)が、ヒートマス11に取り付けられていないことである。したがって、羽根21は、ヒートマス11に深く延在することができ(矢印eで示したように)、この羽根21の深さが、廃熱を効率的に放散させるための大きな表面積を実現し、ヒートマス11を、ボス13と溝15の上を流れる空気流(図3aと図3bを参照)にさらし、それによりヒートマス11からさらに多くの廃熱を放散させることができる。
また、羽根21は、上面29と、溝15から延在し、上面29まで延在する第2の部分27で終わる第1の部分25を含む空気力学的形状の内壁26とを含む。第1の部分25は、破線bで示したような溝15の弧状形状と融合し、第1の部分25は、破線cで示したような第2の部分27と融合する。第2の部分27は、破線dで示したように上面29と融合する。内壁26は、その他の部分を含むことができ、本発明は、第1と第2の部分(25、27)に限定されるように解釈されるべきでない。内壁26は、溝15を取り囲むチャンバ30を画定する。
図1a、図1bおよび図2cに示したような本発明の1つの実施形態において、内壁26の第1の部分25は、傾斜面であり、内壁26の第2の部分27は、凹弧状形面である。図3aと図3bに関して後で説明するように、傾斜面と凹弧状形面は、チャンバ30内への空気流と空気力学的に干渉し、それにより、空気は、内壁26の第1と第2の部分(25、27)に沿って流れ、溝とボス(15、13)の上を流れてヒートマス11から熱を放散させる。
第1の部分25は、図1aに示したように、軸Z−Zに対して角度Ψで傾斜させることができる。角度Ψは、約15.0度〜約75.0の範囲でよい。図6に関して後で検討するように、羽根21が、軸Z−Zを囲む円の接線の向きを有する場合は、第1の部分25が、溝15の接線の向きを有することになる。角度Ψは、主に、立方フィート/分(CFM)で表したファン(図示せず)の出力によって変化する。
図1bにおいて、羽根21は、さらに、ヒートマス11の下面11aから上面29に向かって幅が広くなり、かつ滑らかな湾曲部分33、通風部分35および滑らかな放射状外側部分37を含む表面形状を有する外壁32を含む。通風部分35は、実質的に軸Z−Zと平行でもよく、通風部分35は、角度λで傾斜していてもよい。
図2a〜図2cにおいて、羽根21は、各羽根21の一部分に延在して各羽根21内に複数のフィン23(2つ示した)を画定する少なくとも1つの副スロットSを含む。各羽根21の少なくとも一部分を複数のフィン23に分割することによって、廃熱を放散させるために使用できる表面積が大きくなり、副スロットSは、廃熱の放散をさらに高めるフィン23間の追加の空気流路を提供する。
本発明のもう1つの実施形態において、副スロットSは、ヒートマス11まで延在し、副スロットSは、ヒートマス11に沿った第2の弧状形状23a(図1aの破線を参照)を含む。第2の弧状形状23aは、平面H−Hで終わる。副スロットSをヒートマス11まで延在させることによって、フィン23を通る空気流が、ヒートマス11から熱を放散させる。第2の弧状形状23aは、約31.0ミリメートル〜約38.0ミリメートルの半径を有する円弧でよい。
前述の丸み部(すなわち、21aと23a)の中心の基準点は、冷却装置10の外側に位置決めされ、実際の中心位置は、丸み部の半径に依存する。しかしながら、丸み部の中心の位置は、冷却装置10を作成する機械加工プロセスに使用される切削ツールに対応するように、冷却装置10より少なくとも約5.0ミリメートル外側になる。丸み部の中心の位置は、切削ホイールを使って羽根21とフィン23を形成する機械加工プロセスによって課される制限である。羽根21とフィン23を圧力鋳造または衝撃鍛造することができる場合は、円弧半径を小さくすることができ、丸み部の中心の位置は、冷却装置10の内側になってもよい。羽根21の数を減らすことによって、圧力鋳造または衝撃鍛造プロセスで冷却装置10を修正することができる。
図3aと図3bに、チャンバ30に入る空気流Fによる熱放散を示す。空気流Fの一部は、チャンバ30から出て、排気流Eとして主スロットPと副スロットS(図示せず)の下部を通る。排気流Eは、羽根21とフィン23の上を通り、そこから熱を放散させる。排気流Eによって、チャンバ30内に低圧領域ΔPができる。その結果、低圧領域ΔPは、副スロットSの大部分と主スロットP(図示せず)から吸込み流Iをチャンバ30内に誘導し、それによりフィン23と羽根21から熱が放散される。また、低圧領域ΔPは、内壁26の空気力学的形状の第1と第2の部分(25、27)に沿って表面流Bを誘導する。表面流Bは、溝とボス(15、13)の弧状形状の上を通り、それにより表面流Bが低圧領域ΔPの方に戻る(すなわち、これは釣り合わせるための空気流である)ときにヒートマス11から熱が放散される。したがって、冷却装置10のもう1つの利点は、羽根21とフィン23を通り、溝とボス(15、13)の上を通る三次元空気流(E、IおよびBを含む)によって廃熱が効率的に放散されることである。
本発明の1つの実施形態において、ボス13の弧状表面形状は、球形、球台、円錐、および円錐台を含むがこれらに限定されない。図1aにおいて、ボス13は、錐面形状を有する。一方、表面形状は、球状でもよい。図1bにおいて、ボス13は、留金具45の実質的に平らなヘッド47により、円錐台の表面形状を有する。しかしながら、ヘッド47の形状によって、ヘッド47とボス13を組み合わされた形状が、錐面形状になってもよい。また、ボス13は、球台の表面形状を有することもできる。
本発明のもう1つの実施形態において、溝15の弧状表面形状は、図1aと図1bに示したような半円形状を含むがこれに限定されない。ボス13は、ファン70のハブ79の直径よりも小さい直径dB(図1aを参照)を有することが好ましい(図9を参照)。溝15は、表面流Bが第1の部分25から溝15まで移行するときに表面流Bの空気流の方向が滑らかに変化し、それにより表面流Bが溝15の上をボス13まで流れるようにする半径rG(図9を参照)でなければならない(図3aを参照)。前述のように、ボス13、溝15、および内壁26(すなわち、25と27)は、鍛造、機械加工または圧力鋳造によって形成することができる。
図5aと図5bにおいて、羽根21は、軸Z−Zに関して傾斜していてもよい。図5aにおいて、羽根21は、線21cと軸Z−Zの間で測定された角度βで傾斜している。線21cは、フィン23の主スロットPに沿って測定される。角度βの傾斜は、約0(ゼロ)度〜約25.0度の範囲を含むがこれに限定されない。図5bに示したような本発明のもう1つの実施形態において、羽根21が軸Z−Zに対して傾斜している角度は、線21dと軸Z−Zの間で測定された第1の角度δ1と、線21eと軸Z−Zの間で測定された第2の角度δ2とを含む。第1の角度δ1は、フィン23の滑らかな放射状外側部分37に沿って測定される。第1の角度δ1の傾斜は、約0(ゼロ)度〜約25.0度の範囲を含むがこれに限定されない。第2の角度δ2は、フィン23の滑らかな湾曲部分33に沿って測定される。第2の角度δ2の傾斜は、約5.0度〜約18.0度の範囲を含むがこれに限定されない。フィン23は、羽根21によって画定されるので、フィン23と羽根21は、前述のような角度(β、δ1、およびδ2)で傾斜している。
図6に示したような本発明の1つの実施形態において、羽根21は、軸Z−Z(「+」と示した)を中心としかつ所定の直径を有する円Ct(破線で示した)の接線の向きを有する。図6において、羽根21の接線の向きの例は、主スロットP内を通り円Ctの周囲と接線の向きに交差する接線tを有する複数の羽根21によって示されている。
軸Z−Z(「+」として示した)を通る線Mと、円Ctの接線の向きの平行線Nが、これらの間に半径Rを定義し、円Ctの所定の直径は、半径Rの2倍である(すなわち、Ct=2*R)。所定の直径は、約3.0ミリメートル〜約12.0ミリメートルの範囲を含むがこれらに限定されない。
図5a、図5b、および図6において、羽根21の上面29の少なくとも一部分は、実質平坦部分29a(破線として示した)を含む。実質平坦部分29aは、図6に示したように上面29の全体を覆うことが好ましい。上面29の実質平坦部分29aの1つの利点は、実質平坦部分29aにファンを取り付けることができることである。
図4aと図4bにおいて、冷却装置10は、熱スプレッダ40が既にテーパ穴14と接続されており、留金具45が開口14aに差し込まれてヘッド47がボス13と接触した状態で示されている。留金具のヘッド47は、例示したように実質的に平坦でもよく、ヘッド47は、チャンバ30を通る空気流Fの効率を高めるようにボス13の形を補完する形状を有することもできる。
図4bにおいて、熱スプレッダ40の取付け面19は、ヒートマス11のベース17と実質的に同一平面になるように示されている。しかしながら、取付け面19は、ベース17と同じ高さでなくてもよい。例えば、取付け面19は、ベース17よりも入り込んでいてもよく、取付け面19は、ベース17から外方に延在してもよい。
図4cと図4dにおいて、熱スプレッダは、ヒートマス11のテーパ穴14に取り付けられていない。テーパ穴14は、開口14aが終わる14tとして示された上部を含む。例示したように、部分14tは、実質平坦(すなわち、平面)であるが、熱スプレッダ40をテーパ穴14に嵌合し易くしかつ熱スプレッダ40とヒートマス11の接触面積を大きくするために、テーパ穴14と熱スプレッダ40のテーパ壁41の形状が補完的でなければならないので、部分14tは、弧状でもよくまたは傾斜していてもよく、部分14tの実際の形状は、熱スプレッダ40の形状によって決まる。接触面積が大きいと、熱スプレッダ40からヒートマス11への熱伝達が増え、伝達された熱が分散する表面積が大きくなる。
図7aと図7bにおいて、熱スプレッダ40は、熱スプレッダが円錐形状を有するように傾斜形状である形状41pを有するテーパ壁41を含む。図1bと図7bにおいて、熱スプレッダ40の形状は、上面41tが平らなので円錐台の形状である。上面41tは、テーパ穴14の一部分14tを補完し、テーパ壁41は、テーパ穴14を補完する(図を4c参照)。
しかしながら、熱スプレッダ40とテーパ穴14の形状は、本明細書に示した形状に限定されない。図7cにおいて、熱スプレッダ40は、弧状形状のテーパ壁41と、平らな上面41tとを含む。図7dにおいて、熱スプレッダ40は、弧状形状のテーパ壁41を含む。いずれの場合も、テーパ穴14は、補完的な弧状形状を含む。
図8において、ファン70が、上面29の実質平坦部分29aに取り付けられるように位置決めされている。ファン70は、冷却装置10のチャンバ30内に、破線矢印afで示した方向の空気流(図3aの参照文字Fを参照)を生成する。囲い板73が、複数のファン羽根77を有するロータ・ハブ79を収容している。ロータ・ハブ79は、ステータ71に回転可能に取り付けられており、ファン羽根77は、矢印rrで示した方向に回転する。囲い板77内のいくつかの穴75は、留金具89を収容するように適合されている。
フレーム81といくつかの取付け具83とを含む取付けリング80が、滑らかな放射状外側部分37の面37aに当接される。滑らかな放射状外側部分37の面37aにおける直径は、取付けリング80のフレーム81の内径よりも大きく、その結果、羽根とフィン(21、23)をずらして外すことなく、フレーム81を滑らかな放射状外側部分37に接触させることができる。羽根とフィン(21、23)の直径がベース17の方向に狭くなるので、羽根とフィン(21、23)から取付けリング80をずらして外す方向は、ベース17の方向だけである。
取付け具83は、留金具89を受け、必要に応じてさらに別の留金具87を受けて、その結果、ファン70は、図8に示したように上面29としっかりと接続される。留金具(87、89)は、示したようなナットとボルトでもよく、別のタイプの留金具でもよい。ファン70が取付けリング80と接続されたとき、ファン70の回転軸B−Bは、冷却装置10の軸Z−Zと同一線上にあることが好ましい。取付けリング80の適切な材料の例には、金属、プラスチック、セラミックスが含まれるがこれらに限定されない。取付けリング80は、機械加工、キャスティング、成形、圧力鋳造によって作成することができる。
以上の考察は、取付けリング80をファン70と接続する1つの手段として留金具に焦点を当てたが、本発明は、留金具のみに限定されるように解釈されるべきでない。例えば、ファン上のラッチは、取付けリング80上の補完的なラッチ形状と嵌合することができる。取付けリング80は、射出成形プロセスによって形成することができるので、取付けリング80へのファン70の取り付けを行う多数の可能性が存在し、留金具は、そのような多数の可能性のうちの1つの例である。
図8において、ファン70は、上面29の実質平坦部分29aに取り付けられて示されている。例示のために、穴75と取付け具83内に1組の留金具(87、89)だけが取り付けられて示されている。ファン70の電力線72は、電力線72を羽根またはフィン(21、23)の中に通したりそれらと接触させたりする必要がないように位置決めされる。2本の配線(+と−)だけで示したが、電力線72は、ファン70を制御する(例えば、ファン70の電源をオン・オフしたりファンの速度を制御したりする)回路と通信するため、あるいはファン70が適切に動作しているかを判定するための1つまたは複数の追加の配線のような追加の配線を含むことができる。
図8に1つのファン70だけを示したが、もっと長い留金具89を穴75から取付けリング80の取付け具83に差し込むことができるように穴75を位置合わせた状態で、複数のファン70を積み重ねることができる。したがって、本発明の冷却装置10のさらにもう1つの利点は、チャンバ30内へ空気流Fを生成するために複数のファンを使用できることである。複数のファン70を使用すると、1つまたは複数のファンが故障した場合に冗長な冷却が可能である。これと対照的に、フィンによって構成された空所内にファンが取り付けられる従来のファン利用型ヒートシンクは、空所内に複数のファンを取り付けることがきわめて困難である。さらに、ファン70がチャンバ30内に取り付けられず、ファン70が上面29に取り付けられるので、羽根21内に電力線72を通すことと関連した危険性がなくなる。
ファン70を上面に取り付けるさらにもう1つの利点は、羽根とフィン(21、23)の1つまたは複数が破損した場合に、ブレード77が、破損した羽根やフィン(21、23)と接触することがなく、したがって、ブレード77またはファン70が破損する可能性がないことである。図2a、図2bおよび図3bにおいて、フィン23に切欠き31が形成されることがある。切欠き31は、ファン70を上面29に取り付けたときに割出しタブが切欠き31と嵌合するように、囲い板73上の割出しタブ(図示せず)を補完する形状を有することができる。切欠き31を使用して、冷却装置10に対するファン70の適切な向きを保証しかつ/または囲い板73と冷却装置10の間の相対的な動きを防ぐことができる。
図9において、図6に関して前に説明したような羽根21の接線の向きは、2つの因子によって決定することができる。第1の因子は、ボス13の上部から上面29までの高さh1である。例えば、高さh1が約7.5ミリメートルのとき、羽根21は、直径約6.5ミリメートルの円Ctに対する接線の方向である。一方、第2の因子は、ボス13の上部からファン羽根77の下部76までの高さh2である。例えば、高さh2が、約2.0ミリメートルから約8.5ミリメートルまで変化するとき、円Ctの直径は、約3.0ミリメートル〜約12.0ミリメートルである。以上は単なる例であり、高さ(h1,h2)は、前述のような範囲に限定されるように解釈されるべきでない。
前述のように、羽根21が軸Z−Zに対して傾いている角度(β、δ1、およびδ2)は、図9に示したように、ファン羽根77のピッチ角θと実質的に一致するかまたはきわめて近くなるように設定することができる。一方、角度(β、δ1、およびδ2)は、所定のピッチ角θの範囲内にあるように設定することができる。例えば、ピッチ角θが約15.0度で、角度βが約17.0度であり、あるいはピッチ角θが約12.0度で、角度δ1が約10.0度であり、角度δ2が約8.0度である。
本発明の冷却装置10のもう1つの利点は、羽根21の前述の接線の向きと傾きならびに内壁26の空気力学的形状の第1と第2の部分(25、27)が、空気流Fの経路の抵抗を小さくし、それにより空気流衝撃騒音が減少することである。さらに、経路の抵抗が小さいので、ファン70は、騒音レベルを低くする低回転速度ファンでよく、高回転速度ファンよりも少ない電力損失で動作することができる。
また、図9の冷却装置10の断面図は、ボス13、溝15、第2の部分27、第1の弧状表面形状21a、および第2の弧状表面形状23aの弧状形状の丸み部を示す。
ボス13の弧状形状は、ボス13の所望のヒートマスにある程度依存する半径rBを有することができる。例えば、約50.0グラムのヒートマスの場合、ボス13の半径rBは、約15.0ミリメートルである。同様に、溝15の弧状形状は、約2.5ミリメートルの半径rGを有する。rBとrGの実効値は、応用例に依存し、前述の値は単なる例に過ぎない。本発明は、前述の値に限定されるように解釈されるべきではない。
さらに、第1と第2の弧状表面形状(21a、23a)の弧状表面形状はそれぞれ、半径rVとrFを有する。例えば、半径rVは、約38.0ミリメートル〜約45.0ミリメートルであり、半径rFは、約31.0ミリメートル〜約38.0ミリメートルである。内壁26の第2の部分27は、半径rCを有する。半径rCは、例えば、約20.0ミリメートルである。rV、rFおよびrGの実効値は、応用例に依存し、前述の値は、単なる例に過ぎない。本発明は、前述の値に限定されるように解釈されるべきでない。
冷却装置10を形成するために使用される機械加工プロセスによって、前述の半径を決定することができる。丸み部の基準点は、冷却装置10上の点と関連していなくてもよい。半径rB、rGおよびrCは、鍛造プロセスによって形成することができる。また、これらは、機械加工することもでき、あるいは圧力鋳造プロセスを使用して作成することもできる。半径rVおよびrFは、素材ないし材料から冷却装置10を鍛造した後で、機械加工することにより形成することができる。
図10に示したような本発明の1つの実施形態において囲い板のない(すなわち、図7と図8の囲い板73がない)ファン74が、立体骨組90によって冷却装置10の上面29に配置される。ファン74のステータ71が立体骨組90と接続され、複数のアーム91が上面29の幅をまたがり、アーム91の両端にあるフィンガ93が、立体骨組90を、滑らかな放射状外側部分37の表面37a近くで冷却装置10に固定する。したがって、前述のように、ファン74のハブ79とブレード77は、ファン74からの空気流がチャンバ30に入ることができるようにチャンバ30の上に位置決めされる。さらに、ファン74からの電力線72を、冷却装置10のフィンと羽根(21、23)から離しまたファン羽根77から離して引き回すことができる。
立体骨組90をステータ71と一体形成することができ、あるいは立体骨組90を、金属またはプラスチック材料から、好ましくは非導電性なのでプラスチックから作成することができる。
図13に示したような本発明のもう1つの実施形態において、冷却装置10のベース17は、ベース17の外方に延在する少なくとも2つの突出部22を含む。熱接続材料24は、熱スプレッダ40の取付け面19と接しており、突出部22の間に位置決めされる。突出部22は、取付け面19が部品50と接しているときに熱接続材料24が破損するのを防ぐ。突出部22は、また、製造、輸送および/または取扱い中に熱接続材料が破損するのを防ぐ。熱接続材料24は、部品50の部品面51と接しており、熱接続材料24は、取付け面19を通りヒートマス11に入るように伝達する部品面51からの廃熱の熱伝導経路を提供する。突出部22は、冷却装置10が部品50に取り付けられたときおよび/または製造中、輸送中および取り扱い中に、熱接続材料24が、破砕したり変形したり破損したりするのを防ぐ。
突出部22は、ベース17から距離dPだけ外側に延在している。距離dPは、応用例に依存し、特に、熱接続材料24の厚さに依存する。距離dPは、約0.2ミリメートル〜約1.0ミリメートルでよい。取付け面19は、実質的に平面(すなわち、実質的に平坦)であることが好ましく、取付け面19は、実質的に軸Z−Zと垂直(すなわち、約90.0度。図10の角度αを参照)であることが好ましい。
さらに、熱接続材料24は、取付け面19と部品面51の間の微小ボイド(すなわち、ギャップ)を封止し、それにより部品50から冷却装置10への熱伝導を強化する。熱接続材料24の適切な材料は、熱伝導性ペースト、熱伝導性グリース、シリコン、パラフィン、相転移材料、グラファイト、被覆アルミニウム箔および炭素繊維を含むがこれらに限定されない。熱接続材料24は、例えば、熱スプレッダ40の取付け面19にスクリーン印刷するかまたは貼り付けることができる。
図11と図12dに示したような本発明のもう1つの実施形態において、熱スプレッダ40の取付け面19は、取付け面19から外方に距離dPだけ延在しかつ前述のように熱接続材料24の破損を防ぐ役割をする前述の突出部22を含むことができる。ベース17と取付け面19のどちらかが突出部22を含むことが好ましい。
図13において、熱を放散するシステム100は、前述のような冷却装置10と、前述のような上面29と接続されたファン70と、冷却装置10によって冷却される部品50と、ベース・マウント300とを含む。部品50の部品面51は、取付け面19と接しているか、図11に関して前に説明したように、熱接続材料24を、部品面51と取付け面19の中間に位置決めすることができる。
いずれの場合も、廃熱は、部品面51と取付け面19との直接接触によって、あるいは熱接続材料24を介して、部品面51から取付け面19に熱的に伝達される。ベース・マウント300は、取付け面19と部品面51を互いに押し付けて接触させ、それにより、部品からの熱が、冷却装置10に熱的に伝達される。
本発明の1つの実施形態において、熱スプレッダの取付け面19は、取付け面19から外方に延在する突出部22を含み、熱接続材料24は、図11と図12dに関して前に示したように、突出部22の中間に位置決めされる。代替として、ベース17は、ベース17から外方に延在する突出部22を含むことができ、熱接続材料24は、取付け面19と接続し、前述のように突出部22の中間に位置決めすることができる。
本発明のもう1つの実施形態において、部品50は、支持ユニット99によって支持される。支持ユニットは、ソケット、基板およびPC基板を含むがこれらに限定されない。ソケットは、電子工学技術分野でよく理解されているようにPC基板に取り付けることができる。例えば、部品は、PC基板にはんだ付けされたソケットに差し込まれたマイクロプロセッサでよい。ベース・マウント300は、支持ユニット99に取り外し可能に接続される。
一方、支持ユニットは、部品50がはんだ付けあるいは電気的に接続されたPC基板でよい。本発明は、冷却装置10を、電子部品から廃熱を放散させる有効性に関して説明してきたが、冷却装置10とシステム100は、電子装置の冷却に排他的に限定されるように解釈されるべきでない。したがって、部品50は、熱を除去することが望ましい任意の発熱装置でよい。そのために、支持ユニット99は、PC基板やソケットでなくてもよい。支持ユニット99は、部品50を支持する基板でよい。部品50は、基板と電気的に連通していてもよくしていなくてもよい。
図13において、ベース・マウント300は、ヒートシンクをPC基板に取り付けるために使用されるタイプのようなベース・プレートである。ベース・マウント300に形成された複数の穴300aと、支持ユニット99に形成された複数の穴99aは、ベース・マウント300を支持ユニット99と取り外し可能に接続する留金具(87、89)を収容する。ナットとボルトを示しているが、ベース・マウント300を支持ユニット99に取り外し可能に接続するために、他の留金具や他の締め金具を使用することができる。
本発明の1つの実施形態において、システム100は、図10に関して前に説明したように、囲い板のないファン74を含むことができる。囲い板のないファン74は、ファン74を支持し、かつ囲い板のないファン74を、空気流afがチャンバ30に入るように上面29の隣でかつチャンバ30の上に位置決めする立体骨組90を含む。前述のように、立体骨組90が、上面29の幅をまたぐ複数のアーム91をみ、アーム91のフィンガ93が、立体骨組90を、外壁32の滑らかな放射状外側部分37に固定する。
ヒートマス11、ベース17、および羽根21は、同質のもので形成されることが好ましい。押出しプロセスを使用して、ヒートマス11、ベース17および羽根21を同質のもので形成することができる。冷却装置10は、銅、電気銅、アルミニウム、アルミニウムと銅の合金、セラミックス、およびシリコン(Si)基板を含むがこれらに限定されない様々な熱伝導性材料から作成することができる。冷却装置10の例示的な材料は、アルミニウム1060またはアルミニウム6063である。例えば、ヒートマス11、ベース17、および羽根21は、押出し成形したロッドまたは鍛造したナットシェルから同質のもので形成することができる。
冷却装置10は、後で列挙するものを含むがそれらに限定されない様々なプロセスによって製造することができる。まず、冷却装置10は、押し出し成形した棒材から完全に機械加工することができる。第2に、圧力鋳造、鍛造、または加圧成形プロセスを使用して、冷却装置10の内部と外部の特徴形状(26、32)の一方または両方を形成し、次に、機械加工プロセスを使用して、ベース17、取付け面19、突出部22、円筒形ネック18、およびアタッチメント溝18gを形成することができる。次に、切削ホイールを使用して、それぞれ羽根21とフィン23の主スロットPと副スロットSを形成し、次に、ばり取りと脱脂を行うことができる。第3に、羽根21とフィン23を含む完全な冷却装置10を衝撃鍛造する。第4に、羽根21とフィン23を含む完全な冷却装置10を圧力鋳造する。
冷却装置10の例示的なモデルは、上面29が直径65mmと、ヒートマス11の底面11aが直径50mmで作成された。ベース17は、直径が40mm、底面11aからの高さが6.5mmであった。冷却装置10は、取付け面19から上面29までの全高さが約38mmであった。ヒートマス11は、取付け面19からボス13の上部までの全高さが約22mmであった。滑らかな湾曲部分33は、半径が約33mm、通風部分35は、直径が約63mmであった。
さらに、ファン70に関して、図14に示したように、長さと幅と高さが60mm×60mm×15mmを有する型番EFBO612VHBのDelta(登録商標)ファンを冷却装置10に取り付けた。次に、マザーボード上にはんだ付けされたPGA370コネクタによって支持されたプロセッサ上に、冷却装置10が取り付けられた。プロセッサは、上面が約9mm×11mm、熱出力が36ワットであった。この段落に示したような冷却装置10は、摂氏25.0度の周囲温度において、プロセッサのケース温度を摂氏38.0度に維持することができた。上記の温度に基づいて、熱出力36ワットの場合に摂氏13.0度の温度差があると、冷却装置10の推定熱抵抗は1ワット当たり摂氏0.3611度になる(摂氏13.0度/36ワット=0.3611)。
本発明のいくつかの実施形態を開示し示したが、本発明は、説明し例示したような部分の特定の形態または構成に限定されない。本発明は、特許請求の範囲によってのみ限定される。
本発明によるヒートマスとテーパ穴を備えた冷却装置の図2aの線A−Aに沿った断面図である。 熱スプレッダが本発明によるヒートマスのテーパ穴に差し込まれた状態の冷却装置の図2aの線A−Aに沿った断面図である。 本発明による冷却装置の上面図である。 本発明による冷却装置の上面図である。 本発明による冷却装置のフィンと羽根のより詳細な特徴を示す図2bの上面図の部分E−Eの詳細図である。 本発明による冷却装置へのまたは冷却装置からの空気流の図3bの線A−Aに沿った断面図である。 本発明による冷却装置へのまたは冷却装置からの空気流の上面図ではある。 本発明による冷却装置のチャンバならびにヒートマスのボスと接続された留金具の上概要図である。 本発明によるヒートマスのベースならびに熱スプレッダの取付け面の下概要図である。 本発明によるヒートマスのベースおよびテーパ穴の下概要図である。 本発明による留金具を収容する開口を備えたボスを含むヒートマスの上概要図である。 本発明による角度で傾けられた羽根を備えた冷却装置の側面図である。 本発明による角度で傾けられた羽根を備えた冷却装置の側面図である。 本発明による接線の向き羽根を有する冷却装置を示す上面図である。 本発明による熱スプレッダの取付け面の下概要図である。 本発明によるねじ穴を含む熱スプレッダの上概要図である。 本発明による弧状形状を有する熱スプレッダを示す断面図である。 本発明による弧状形状を有する熱スプレッダを示す断面図である。 本発明による冷却装置に取り付けられたファンの側面図である。 本発明によるファンとファン羽根と冷却装置の間の様々な寸法関係を示す断面図である。 本発明による冷却装置にファンを取り付ける立体骨組の側面図である。 本発明による熱接続材料を保護する突出部を含む取付け面を備えた冷却装置の側面図である。 本発明による冷却装置の側面図である。 図12aの線A−Aに沿った断面図であり、本発明による留金具によってテーパ穴と接続された熱スプレッダを示す。 本発明によるヒートマスのボスと接続された留金具のヘッドの上面図である。 本発明による、テーパ壁と接続されたサーマル・シーラントと、熱接続材料と、取付け面と接続された突出部とを備えた熱スプレッダに断面図である。 本発明による熱を放散するシステムの側面図である。
符号の説明
10 冷却装置
11 ヒートマス
13 ボス
14 テーパ穴
14a 開口
15 溝
21 羽根
26 内壁
29 上面
30 チャンバ
32 外壁
33 湾曲部分
35 通風部分
37 放射状外側部分
40 熱スプレッダ
43 ねじ穴
47 ヘッド
49 ねじ付きシャフト
50 部品

Claims (24)

  1. 部品から熱を放散する冷却装置において、
    第1の材料からなるヒートマスであって、ベースと、凸弧状表面形状を含むボスと、前記ボスを取り囲み凹弧状表面形状を有する溝とを有し、前記溝と前記ボスがヒートマスの軸のまわりに対称的に配置されており、前記ベースから前記ボスまで延在するテーパ穴と、前記ボスから前記テーパ穴まで延在する開口とを有するヒートマスと、
    ヘッドとねじ付きシャフトとを有し、前記ヘッドが前記ボスと接触している状態で前記開口に差し込まれる留金具と、
    第1の材料と異なる第2の材料からなる熱スプレッダであって、前記テーパ穴を補完する形状を有するテーパ壁と、前記熱スプレッダを前記部品に熱的に接続するように構成された取付け面と、前記ねじ付きシャフトを収容するように構成されたねじ穴とを有する熱スプレッダと、
    前記ヒートマスと接触し、前記ヒートマスまで延在する主スロットを間に画定するように離間され、前記軸から放射状外側方向に増大する表面積を有する複数の羽根と、
    を備え、
    前記羽根が、上面と、内壁であって、前記溝から延在し、前記上面まで延在する第2の部分で終わる第1の部分を有し、前記溝を取り囲むチャンバを画定する空気力学的形状の内壁と、外壁であって、前記ヒートマスの前記ベースから前記上面の方に拡がり、滑らかな湾曲部分と、通風部分と、滑らかな放射状外側部分とを含む表面形状を有する外壁と、を含んでおり、
    前記羽根が、各羽根の一部分に延在して、各羽根に複数のフィンを画定する少なくとも1つの副スロットを有しており、
    前記チャンバに入る空気流は、前記主スロットと前記副スロットの下部から、前記羽根と前記フィンから熱を放散させる排気流として出て、前記排気流は、前記副スロットと前記主スロットの上部から吸込み流をチャンバ内に誘導し前記フィンと前記羽根から熱を放散させるチャンバ内の低圧領域を作り出し、前記低圧領域は、前記内壁の前記第1の部分と第2の部分に沿った表面流を誘導して前記溝と前記ボスに流れるようにし、前記ヒートマスから熱を放散させる、
    ことを特徴とする冷却装置。
  2. 前記ヒートマス、前記ベース、および前記羽根が、同質のもので形成されることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記ヒートマスの前記第1の材料が、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、およびセラミックからなるグループから選択された材料であり、
    前記熱スプレッダの前記第2の材料が、銅、銅合金、銀、銀合金、シリコン、金、金合金、グラファイト、炭素繊維材料、および炭素繊維強化材料からなるグループから選択された材料であることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  4. 前記取付け面と接している熱接続材料をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  5. ファンによって生成された空気流が前記チャンバ内に前記空気流を発生させるように前記上面の隣かつ前記チャンバの上に位置決めされた少なくとも1つのファンをさらに備える請求項1に記載の冷却装置。
  6. 前記滑らかな放射状外側部分で終わるように構成され、前記ファンが前記上面と固定され接続されるように前記ファンを前記取付けリングと接続する留金具を受けるように構成された複数の取付け具を有する取付けリングをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の冷却装置。
  7. 前記上面の少なくとも一部分が平坦部分であり、前記ファンは、前記ファンが前記上面と接続されたときに前記平坦部分に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の冷却装置。
  8. 前記羽根が、前記軸を中心とする所定の直径の円の接線方向に向けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  9. 前記所定の直径が、約3.0ミリメートル〜約12.0ミリメートルの間の値であることを特徴とする請求項8に記載の冷却装置。
  10. 前記羽根が、前記軸に対して所定の角度で傾けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  11. 前記羽根が傾けられている前記所定の角度が、約5.0度〜約25.0度の間の値であることを特徴とする請求項10に記載の冷却装置。
  12. 前記羽根が傾けられている角度が、前記滑らかな放射状外側部分に沿って測定された約10.0度〜約25.0度の間の値である第1の角度と、前記滑らかな湾曲部分に沿って測定された約5.0度〜約18.0度の間の値である第2の角度とを有することを特徴とする請求項10に記載の冷却装置。
  13. 前記ボスの前記弧状表面形状が、球、球台、円錐、および円錐台からなるグループから選択された形状であることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  14. 前記溝の前記弧状表面形状が半円形形状であることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  15. 前記主スロットが前記ヒートマスに沿った第1の弧状形状をさらに有し、前記第1の弧状形状が約38.0ミリメートル〜約45.0ミリメートルの間の半径を有する円弧の一部分であることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  16. 前記副スロットが前記ヒートマスまで延在し、前記副スロットが前記ヒートマスに沿った第2の弧状形状をさらに有し、前記第2の弧状形状が約31.0ミリメートル〜約38.0ミリメートルの間の半径を有する円弧の一部分であることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  17. 前記内壁の前記第1の部分が傾斜面であり、前記内壁の前記第2の部分が凹弧状形面であることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  18. 前記ファンによって生成された空気流が前記チャンバへの空気流を生成するように、前記ファンを支持しかつ前記ファンを前記上面の隣りの前記チャンバの上に位置決めする立体骨組を有する、囲い板なしのファンをさらに備え、
    前記立体骨組が前記上面をまたぐ複数のアームを有し、前記アームは端にフィンガを有し、前記フィンガが前記立体骨組を前記外壁の前記滑らかな放射状外側部分に固定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  19. 前記熱スプレッダの前記テーパ壁が、弧状形状と傾斜形状からなるグループから選択された形状を有することを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  20. 前記熱スプレッダが円錐台を含む形状を有する請求項1に記載の冷却装置。
  21. 前記熱スプレッダの前記取付け面または前記ヒートマスの前記ベースの選択された一方に接続し、そこから外方に延在する複数の突出部と、
    前記取付け面と接触しており、前記突出部の間に位置決めされた熱接続材料とを含む請求項1に記載の冷却装置。
  22. 前記留金具が、前記ヒートマス、前記熱スプレッダのいずれか、または前記ヒートマスと前記熱スプレッダの両方と固定され接続されたことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  23. 前記熱スプレッダと前記ヒートマスが互いに固定され接続されたことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  24. 前記テーパ穴および前記テーパ壁と接触しており、前記テーパ穴と前記テーパ壁14の間の微小ギャップを封止する働きをするサーマル・シーラントとをさらに含む請求項1に記載の冷却装置。
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