JP3986708B2 - 文字認識誤り修正装置および文字認識誤り修正プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents

文字認識誤り修正装置および文字認識誤り修正プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
光学的文字認識装置またはオンライン手書き文字認識装置に適用されて、文字認識結果における認識誤りを修正するための文字認識誤り修正装置および文字認識誤り修正プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関し、特に、認識誤りを効率よく、かつ簡単に修正することができる文字認識誤り修正装置および文字認識誤り修正プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
光学的文字認識またはオンライン手書き文字による方法においては、切出し誤りに起因した認識誤りが発生する。切出し誤りとは、たとえば光学的ないしはオンラインにより「認識」という横書きの文字列が入力された際に、認識単位である文字の区切りが誤って行なわれて、認識結果が「言忍識」などと誤認識される場合をいう。この場合、文字の切出し位置は本来「認」の前後で「識」の前後となるべきところを、「認」の偏である「言」の前後、旁である「忍」の前後、「識」の前後に誤って割当てられてしまったことになる。
【0003】
上述したような文字切出し位置の誤りによる認識誤りは特に、光学的文字認識の分野において顕著な問題となっており、現在までにさまざまな切出し手法が考案されてきた。しかしながら、漢字や平仮名、英数字や記号に至る膨大な種類の文字や、活字における文字間接触、手書きによる多様な変形に対応できるような高精度の切出しは、未だに実現されていないのが現状である。
【0004】
オンライン入力による手書き文字の認識は、通常タブレットなどを用いて指定された枠の中に文字を1文字ずつ記入する方式が主流となっている。枠なしの条件で文字を手書き入力する際も、文字切出しの不具合に起因する文字認識誤りが頻発する。また、指定された枠の中に文字を手書き入力する場合でも、たとえば「は」と「゜」を別々の枠に記入し「ぱ」と認識させたい場合や、同じ枠内に「きゃ」と記入して「き」「ゃ」を認識させたい場合など文字切出しにおける誤りを修正する必要がある。
【0005】
上述した文字の切出しに関連ある技術として特開平2−82379号公報に開示の技術がある。この公報では文字切出しの結果が外接矩形を用いて表示されるとともに、それに対応した認識結果の表示が行なわれる。ユーザは必要であれば表示される複数の認識候補文字の中から適切なものを選択して修正するか、もしくは修正文字の再入力を行なうものである。しかしながら、この方式でも、切出し誤りによって、文字の分離や結合が起こった場合、認識候補文字は無意味なものとなってしまう。この場合、利用者はもう一度同じ文字を入力しなければならず、作業の手戻りが大きく煩わしいという問題があった。
【0006】
それゆえにこの発明の目的は、文字認識結果の誤りを簡単に、かつ正確に修正することのできる文字認識誤り修正装置および文字認識誤り修正プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る文字認識誤り修正方法は、少なくとも1つ以上の文字を含む文字列の認識結果を示す認識結果文字列を表示するための認識結果表示ステップと、表示された認識結果文字列における誤り文字列を指定する指定ステップと、指定された文字列を修正するために用いられる1つ以上の候補文字列を生成して表示する候補文字列生成表示ステップと、表示された候補文字列中の所望される候補文字列を用いて、誤り文字列を修正することにより認識結果文字列を修正するための修正ステップとを備えて構成される。そして、誤り文字列における、または該誤り文字列に含まれる各文字における認識単位となる区切りを示す切出し位置が可変とされながら、1つ以上の候補文字列が生成されることを特徴とする。
【0008】
この発明に係る文字認識誤り修正方法によれば、認識結果文字列を修正する場合には、候補文字列生成表示ステップにより該認識結果文字列の誤りのある1部文字列または全文字列に関して切出し位置の違いによる1つ以上の候補文字列が生成されて提示されて、修正ステップによりその中の所望される候補文字列を用いて認識結果文字列の誤りが修正される。
【0009】
したがって、認識結果文字列における切出し位置の誤りに起因した認識誤りを、修正文字列を入力することなく、所望される候補文字列を用いるだけで修正できるから、効率のよい修正を速やかに行うことができる。
【0010】
この発明に係る文字認識誤り修正方法は、上述の方法における候補文字列生成表示ステップが、以下の特徴を備えて構成されてもよい。つまり、候補文字列生成表示ステップは、候補文字列のそれぞれにおける誤り文字列を指定するための候補指定ステップと、この指定された誤り文字列を修正するために用いられる1つ以上の候補文字列を生成して表示する第1候補文字列生成表示ステップと、ここで生成された候補文字列中の所望される候補文字列を用いて、候補指定ステップにより指定された誤り文字列を修正する候補修正ステップとをさらに含んで構成される。
【0011】
上述の文字認識誤り修正方法によれば、候補文字列生成表示ステップにおいては、候補指定ステップによる候補文字列における誤り文字列の指定と、第1候補文字列生成表示ステップと候補修正ステップによる、指定された誤り文字列に関して、さらに候補文字列を生成して、所望される候補文字列を用いて誤りを修正する処理とが、階層的に繰返される。
【0012】
したがって、このような階層的な処理の繰返しにより1つ以上の候補文字列において、誤り修正しながら、最終的に認識結果文字列の誤りを修正するのに最適な候補文字列を絞込むことができるから、複数箇所に誤りを含む認識結果文字列であっても、再度の文字入力を必要としないで適切な修正を速やかに行うことができる。
【0013】
この発明に係る文字認識誤り修正方法は、上述した方法において、さらに次の特徴を備えて構成されてもよい。つまり、誤り文字列における、または該誤り文字列に含まれる各文字における認識単位となる区切りを示す切出し位置が固定とされて、1つ以上の候補文字列が生成されるという特徴をさらに有する。
【0014】
上述した文字認識誤り修正方法によれば、認識結果文字列を修正する場合には、候補文字列生成表示ステップにより該認識結果文字列の誤りのある1部文字列または全文字列に関して切出し位置の違いによる、または切出し位置を固定とした1つ以上の候補文字列が生成されて提示されて、修正ステップによりその中の所望される候補文字列を用いて認識結果文字列の誤りが修正される。
【0015】
したがって、切出し位置を固定とした候補文字列、または切出し位置を可変とした候補文字列を用いることで、候補文字列にバリエーションを持たせながら認識結果文字列における認識誤りを、修正文字列を入力することなく、効率よく速やかに修正できる。
【0016】
この発明に係る文字認識誤り修正方法は、上述した方法において、さらに次の特徴を備えて構成されてもよい。つまり、切出し位置を固定とした1つ以上の候補文字列の生成、および切出し位置を可変とした1つ以上の候補文字列の生成という2つの生成手法のうち、所望されるいずれか一方を選択して実行する選択ステップをさらに備えて構成されてもよい。
【0017】
この発明に係る文字認識誤り修正方法は、上述した方法において選択ステップにおける選択が、外部から与えられる選択指示に従って行われるよう構成されてもよい。
【0018】
上述した文字認識誤り修正方法によれば、選択ステップにより、認識候補文字列の生成は、切出し位置を固定とした場合および切出し位置を可変とした場合のうち、所望されるいずれか一方が選択的に実行される。
【0019】
したがって、利用者は、認識結果文字列の誤りが、単なる誤認織によるものであれば切出し位置固定による方を、切出し位置の誤りに起因した誤認識であれば切出し位置可変による方を選択的に実行させて候補文字列を得ることができるから、認識結果文字列における誤りを、何ら文字入力することなく、利用者が誤り修正するのに適すると判断して選択する手順および種類の候補文字列を用いて的確に修正することができる。
【0020】
この発明に係る文字認識誤り修正方法は、上述したいずれかに記載の文字認識誤り修正方法がさらに、外部から無効指示が与えられたことに応じて、該無効指示が与えられるまでになされた処理内容を無効にするための処理無効ステップを備えて構成されてもよい。
【0021】
上述した方法によれば、無効指示が与えられると、それまでに実行されていた誤り文字列の指定に関する処理、、または候補文字列の選択に関する処理、または認識結果文字列の修正そのものに関する処理が、強制的に無効とされる。
【0022】
したがって、利用者は、認識結果文字列の誤り修正の処理をが行われている場合でも、所望に応じて無効指示を与えるだけで、それまでになされていた一連の処理内容を無効にできるから、利用者の誤った操作、または誤った指定のままで処理が進行して手戻り作業が発生するのが回避されて、効率の良い修正作業を行うことができる。
【0023】
この発明に係る文字認識誤り修正装置は、少なくとも1つ以上の文字を含む文字列の認識の結果を示す認識結果文字列を表示するための認識結果表示手段と、表示された認識結果文字列における誤り文字列を指定する指定手段と、指定された文字列を修正するために用いられる1つ以上の候補文字列を生成して表示する候補文字列生成表示手段と、表示された候補文字列中の所望される候補文字列を用いて、誤り文字列を修正することにより認識結果文字列を修正するための修正手段とを備えて構成される。そして、誤り文字列における、または該誤り文字列に含まれる各文字における認識単位となる区切りを示す切出し位置が可変とされながら、1つ以上の候補文字列が生成される。
【0024】
上述した装置によれば、認識結果文字列を修正する場合には、候補文字列生成表示手段により該認識結果文字列の誤りのある1部文字列または全文字列に関して切出し位置の違いによる1つ以上の候補文字列が生成されて提示されて、修正手段によりその中の所望される候補文字列を用いて認識結果文字列の誤りが修正される。
【0025】
したがって、認識結果文字列における切出し位置の誤りに起因した認識誤りを、修正文字列を入力することなく、所望される候補文字列を用いるだけで修正できるから、効率のよい修正を速やかに行うことができる。
【0026】
この発明に係る文字認識誤り修正方法をコンピュータに実行させるための文字認識誤り修正プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体は、以下の特徴を有する。つまり、文字認識誤り修正方法は、少なくとも1つ以上の文字を含む文字列の認識結果を示す認識結果文字列を表示するための認識結果表示ステップと、表示された認識結果文字列における誤り文字列を指定する指定ステップと、指定された文字列を修正するために用いられる1つ以上の候補文字列を生成して表示する候補文字列生成表示ステップと、表示された候補文字列中の所望される候補文字列を用いて、誤り文字列を修正することにより認識結果文字列を修正するための修正ステップとを備える。そして、誤り文字列における、または該誤り文字列に含まれる各文字における認識単位となる区切りを示す切出し位置が可変とされながら、1つ以上の候補文字列が生成されることを特徴とする。
【0027】
上述の記録媒体に記録されたプログラムによれば、認識結果文字列を修正する場合には、候補文字列生成表示ステップにより該認識結果文字列の誤りのある1部文字列または全文字列に関して切出し位置の違いによる1つ以上の候補文字列が生成されて提示されて、修正ステップによりその中の所望される候補文字列を用いて認識結果文字列の誤りが修正される。
【0028】
したがって、認識結果文字列における切出し位置の誤りに起因した認識誤りを、修正文字列を入力することなく、所望される候補文字列を用いるだけで修正できるから、効率のよい修正を速やかに行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。
【0030】
図1は、この発明の各実施の形態に適用される文字認識誤り修正装置の機能構成図である。図2は、この発明の各実施の形態に適用される文字認識誤り修正装置のハードウェア構成図である。図3は、この発明の各実施の形態に適用される文字認識誤り修正のための処理フローチャートである。図4〜図11のそれぞれはこの発明の実施の形態1〜7のそれぞれによる誤り修正手順を説明するための図である。
【0031】
図12は、この発明の各実施の形態における切出し位置による文字認識結果例を説明する図である。
【0032】
この発明の各実施の形態で用いられる文字認識結果には、文字の切出し位置情報と、切出し位置に対応した認識候補情報が含まれる。
【0033】
切出し位置情報とは、入力された文字列における切出し位置の候補を示す情報であり、前段の認識システムの切出し処理モジュールなどから得られる情報である。ただし、切出し位置情報には認識システムの切出し処理モジュールなどにより予め優先順位が付されているものとする。
【0034】
認識候補情報とは各切出し位置情報に対応した認識文字コード列であり、認識システムの認識処理モジュールなどから得られる情報である。ただし、認識候補情報には認識システムの認識処理モジュールなどにより予め優先順位が付されているものとする。
【0035】
図12では、光学的もしくはオンラインによる文字入力手法を利用して、利用者が「認識」という横書きの文字列を入力した際、文字の切出しによって認識結果がどのように異なるかが示される。この発明の各実施の形態で用いられる「切出し位置固定の認識候補」および「切出し位置可変(切出し位置の違い)による認識候補」とは、それぞれ図12の(1)および(2)に示されるような認識結果を示す。
【0036】
図12の(1)の場合、認識候補文字列には入力文字列に類似した文字コード列が割当てられる。切出し位置は固定であるから認識結果文字数に変動はない。
【0037】
一方、図12の(2)の場合、認識候補文字列は入力文字列に類似しており、かつ切出し位置の違いによる認識文字コード列が割当てられる。この場合、切出し位置は可変であるから認識結果文字列を構成する文字数は変動する。
【0038】
図2において、文字認識誤り修正装置のハードウェア構成は、CPU100、ペンまたはマウスなどの座標指示装置201を含む入力部200、メモリ300、ディスプレイまたはタブレットなどの表示装置401を含む出力部400、インターネットを含む通信ネットワーク600、通信ネットワーク600と該装置とを通信接続するためのI/F部500からなる。
【0039】
図1において文字認識誤り修正装置の機能構成は認識結果記憶部1、認識結果表示部2、範囲指定部3、切出し位置可変/固定選択部4、切出し位置可変認識候補表示部5、切出し位置可変認識候補選択部6、切出し位置可変認識結果更新部7、切出し位置固定認識候補表示部8、切出し位置固定認識候補選択部9、切出し位置固定認識結果更新部10、および無効処理部11からなる。
【0040】
認識結果記憶部1は修正可能な仮の文字認識結果をメモリ300に適宜記憶させるためのものである。認識結果における切出し位置情報および認識候補情報は、当該文字認識誤り修正装置に関連して設けられる前段の認識システム(図示せず)の切出し処理モジュール(図示せず)や認識処理モジュール(図示せず)などから得られる情報である。後述する切出し位置可変認識結果更新部7または切出し位置固定認識結果更新部10によって認識結果が更新されると、更新された認識結果(切出し位置情報およびこれに対応した認識候補情報)の優先順位がメモリ300において入れ替るよう処理される。
【0041】
認識結果表示部2は、認識結果記憶部1によりメモリ300に記憶される認識結果の切出し位置情報および認識候補情報の優先順位が最も高いものを表示装置401に表示するよう処理する。範囲指定部3は、表示装置401に表示された文字列において利用者が修正したい文字列の範囲(部分または全部)を座標指示装置200を用いて指定するために設けられる。
【0042】
切出し位置可変/固定選択部4は、範囲指定部3で範囲指定された文字列に対する修正処理を、切出し位置を固定して行なうのか、それとも可変にして行なうのかを選択指定するために設けられる。この選択指定は、利用者が座標指示装置201を用いて範囲指定部3で範囲指定された文字列を特定の回数タッチ(指示)することによって行なわれる。切出し位置固定の場合、範囲指定された文字列に対し、図12の(1)で示されたように文字数変動がない認識候補文字列の処理となる。切出し位置可変の場合は、範囲指定された文字列に対し、図12の(2)で示されたように切出し位置の違いにより文字数が変動する認識候補文字列の処理となる。
【0043】
切出し位置可変認識候補表示部5は、範囲指定部3で範囲指定された文字列に対し、切出し位置の違いによる認識候補文字列を表示装置401に表示するためのものである。
【0044】
切出し位置可変認識候補選択部6は、切出し位置可変認識候補表示部5により表示装置401に表示された1つ以上の認識候補文字列の中から、利用者が所望するものを座標指示装置201を用いて選択するために設けられる。切出し位置可変認識結果更新部7は、切出し位置可変認識候補選択部6により選択された認識候補文字列をもとに、文字の切出し位置情報と、切出し位置に対応した認識候補情報とを更新し、これら更新された情報を認識結果記憶部1に与えるためのものである。
【0045】
切出し位置固定認識候補表示部8は、範囲指定部3で範囲指定された文字列に対して、切出し位置固定の1つ以上の認識候補文字列を表示装置401に表示するためのものである。切出し位置固定認識候補選択部9は、切出し位置固定認識候補表示部8により表示装置401に表示された1つ以上の認識候補文字列の中から、利用者が座標指示装置201を用いて所望するものを選択するために設けられる。切出し位置固定認識結果更新部10は、切出し位置固定認識候補選択部9によって選択された認識候補文字列をもとに文字の切出し位置情報と、切出し位置に対応した認識候補情報とを更新し、更新されたこれらの情報を認識結果記憶部1に与えるために設けられる。
【0046】
無効処理部11は文字列の修正範囲指定、または1つ以上の認識候補文字列からの認識候補の選択指定を無効にしたり、誤り修正作業そのものを中止するために設けられる。
【0047】
図1に示される各部の機能はプログラムとして予めメモリ300の所定のプログラム記憶領域に記憶され、CPU100により読出されて実行される。各部の機能は後述する各フローチャートにおいて説明される。
【0048】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1について説明する。実施の形態1では図3のS2、S4、S5、S7およびS8の処理は除外される。
【0049】
図3において認識結果記憶部1により予めメモリ300に記憶された修正可能な仮の認識結果、もしくは更新された認識結果が、認識結果表示部2により表示装置401に表示される(S1)。そして、表示装置401に表示された認識結果である文字列の修正が所望される場合には、修正が所望される部分(または全部)文字列が範囲指定部3により指定される(S3)。そして、範囲指定された文字列に関して、切出し位置可変認識候補表示部5による切出し位置の違いによる1つ以上の認識候補文字列が表示装置401に表示される。
【0050】
そして表示装置401に表示された1つ以上の認識候補文字列の中から、利用者が切出し位置可変認識候補選択部6を介して、所望するもの(適正なもの)を選択する。そして選択された認識候補文字列をもとに、切出し位置可変認識結果更新部7および認識結果記憶部1によりメモリ300における切出し位置情報とそれに対応した認識候補情報とが認識結果として更新される。その後、表示装置401に表示された1つ以上の認識候補文字列の表示、および文字列の範囲指定状態が解除される(S16、S17)。
【0051】
本実施の形態による誤り修正手順を図4を参照して説明する。まず修正可能な仮の認識結果である文字列が表示装置401に表示される(St−00)。この状態において、「手書き文字認識」という入力に対し「牛書き文字言忍識」という認識結果文字列が得られている。この状態では、「手」→「牛」という認識誤りと、「認識」→「言忍識」という切出しによる誤りが発生している。
【0052】
次に利用者は座標指示装置201を用いて表示装置401に表示される認識結果文字列において修正を所望する部分の文字列を指定する(St−11)。ここでは、全文字列が指定される。指定された文字列に関して切出し位置の違いによる(切出し位置可変による)認識候補文字列が、認識結果文字列に対応して1つ以上表示される(St−12)。そして、利用者が、表示された1つ以上の認識候補文字列の中から所望するもの(適正と思われるもの)を座標指示装置201を用いて選択すると、選択された認識候補文字列により表示装置401における認識結果文字列が更新表示されて(St−14)、処理は終了する。
【0053】
なお、図中では、斜線で示される認識結果文字列における範囲指定と、認識候補文字列の選択とを区別して示すため、認識候補文字列の先頭には●印が付けてある。利用者はこの●印を座標指示装置201で操作(タッチ)することにより対応する認識候補文字列を選択することができる。
【0054】
このように、実施の形態1によれば実際に文字認識における誤りを修正する場合に、認識結果文字列の一部またはすべてに関して切出し位置の違いによる認識候補文字列を1つ以上出力させ、その中から利用者が適切と思われるものを選択する方式が採用される。これにより、利用者は修正文字を再度入力することなく、適正な修正を簡単に行なうことができる。
【0055】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2について説明する。実施の形態2では図3におけるS2、S4、S7およびS8の処理は除外される。
【0056】
まず前述と同様にして文字認識結果文字列が表示装置401に表示されて、表示された認識結果文字列の修正を所望する部分(全部)の文字列が利用者により範囲指定される(S1およびS3)。
【0057】
そして、範囲指定された文字列に対して、利用者が座標指示装置201により特定の回数、たとえば1回タッチする。タッチされた回数が1回であることに応じて、切出し位置可変の処理が所望されていると判断されて、前述したS6以降の切出し位置可変の処理が開始される(S5)。
【0058】
上述の処理を、図5を参照して説明する。表示装置401には認識結果文字列(牛書き文字言忍識)が表示される(St−00)。これを見た利用者が、座標指示装置201を用いて修正する文字列の範囲を指定する。ここでは、文字列すべてが指定される(St−21)。そして、指定された文字列に関して、利用者が座標指示装置201を用いて1回タッチする(ペンでは1回触れる、マウスでは1回クリックする)ことにより、切出し位置の違いによる(切出し位置可変による)認識候補文字列が1つ以上表示される(St−22、St−23)。そして表示された1つ以上の認識候補文字列の中から座標指示装置201を用いて所望するもの(適正なもの)が選択されると(St−24)、選択された認識候補文字列を用いて認識結果文字列が更新されて処理は終了する(St−25)。
【0059】
本実施の形態では認識結果文字列の一部が切出し誤りを起こしている場合、誤った部分文字列だけを範囲指定して修正した方が認識候補のバリエーションを、より確実に絞り込むことができて、より適切な修正が速やかに可能となる。
【0060】
(実施の形態3)
次に実施の形態3について説明する。この実施の形態では図3においてS2、S4、S12およびS13の処理は除外される。
【0061】
まず、認識結果文字列が表示装置401に表示されて、利用者により座標指示装置201を用いて修正が所望される部分の文字列が範囲指定される(S1およびS3)。
【0062】
そして範囲指定された文字列に対して、利用者が座標指示装置201を操作して実施の形態2で示された回数とは異なる特定の回数、たとえば2回触れることにより、切出し位置可変/固定選択部4により切出し位置固定の処理が選択される(S5)。そして、範囲指定された文字列に対して、切出し位置固定認識候補表示部8により、切出し位置を固定にした場合の1つ以上の認識候補文字列が、認識結果文字列に対応して表示される(S11)。
【0063】
利用者は、表示装置401に表示された認識候補文字列中から、座標指示装置201を操作して所望する(適正と判断する)文字列を、切出し位置固定認識候補選択部9により選択する。選択された文字列は切出し位置固定認識結果更新部10に与えられる(S14)。そして、切出し位置固定認識結果更新部10および認識結果記憶部1により、選択された認識候補文字列に基づいて、認識結果情報とそれに対応した切出し位置情報が更新される(S15)。そして、表示装置401における認識候補文字列の表示が解除されるとともに、認識結果文字列における文字列の範囲指定が解除される(S16およびS17)。
【0064】
上述の処理を、図6を参照して説明する。まず、認識結果文字列(牛書き文字言忍識)が表示装置401に表示される(St−00)。次に、利用者が座標指示装置201を用いて認識結果文字列において修正する部分文字列(牛書き)を指定する(St−31)。次に指定文字列に関して利用者が座標指示装置201のペンを用いて2回触れるか、もしくは座標指示装置201のマウスを用いて2回クリックすることにより(St−32)、指定文字列に関する切出し位置固定の1つ以上の認識候補文字列が表示装置401に指定文字列に対応して表示される(St−33)。利用者は表示される認識候補文字列の中から所望するもの(適正と思われるもの)を座標指示装置201を用いて選択すると(St−34)、選択された文字列を用いて指定文字列が更新され、結果的に認識結果文字列が表示更新されて処理は終了する(St−35)。
【0065】
本実施の形態によれば、認識結果文字列の一部文字列が、正確に切出されているものの認識誤りを起こしている場合には、誤った部分文字列だけを範囲指定して修正した方が認識候補文字列のバリエーションを的確に絞ることができるので、より適切な修正が速やかに可能となる。
【0066】
(実施の形態4)
以下、実施の形態4について説明する。この実施の形態の処理では図3のS2、S4およびS7の処理は除外される。
【0067】
まず認識結果文字列が表示装置401に表示されて、それを見た利用者は座標指示装置201を用いて修正を所望する部分文字列の範囲を指定する(S1およびS3)。そして範囲指定された文字列を座標指示装置201によりタッチされた回数に応じて、切出し位置可変の処理が行なわれて、切出し位置可変による1つ以上の認識候補文字列が表示される(S6)。切出し位置可変による1つ以上の認識候補文字列の中に適当なものがあればそれが選択されて、選択された候補文字列を用いて認識結果文字列は更新される(S8、S9およびS10)。
【0068】
一方、表示された1つ以上の認識候補文字列中のある文字列について、一部またはすべての文字列を、利用者が座標指示装置201を用いて修正対象として範囲指定すると、再度S3の処理に戻って、以降の処理が同様に行なわれる。
【0069】
上述の処理を、図7を参照して説明する。
まず認識結果文字列が表示装置401に表示される(St−00)。そして利用者が座標指示装置201を用いて修正する部分文字列を指定する。ここでは、認識結果文字列の全文字列が指定される(St−41)。指定された文字列に関して、利用者が座標指示装置201のペンを用いて1回触れるか、座標指示装置201のマウスを1回クリックすることにより、切出し位置の違いによる(切出し位置可変による)1つ以上の認識候補文字列が認識結果文字列に対応して表示される(St−42およびSt−43)。
【0070】
さらに、利用者が座標指示装置201を用いて、表示された認識候補文字列の中から、修正を所望する文字列を指定して、指定された文字列に関して座標指示装置201のペンを1回触れるか、もしくはマウスを1回クリックすることにより、切出し位置の違いによる(切出し位置可変による)1つ以上の認識候補文字列が修正を所望するものとして指定された文字列に対応して表示される(St−44〜46)。表示された1つ以上の認識候補文字列の中から利用者が所望するもの(適正と思われるもの)を、座標指示装置201を用いて選択指定すると(St−47)、St−44で指定された文字列が、直前に選択された文字列を用いて更新される(St−48)。この結果、認識候補文字列の中において、適とされる文字列が生成されるから、利用者は座標指示装置201を用いて改めて適正となるように修正された認識候補文字列を選択すると(St−48)、選択された文字列を用いて認識結果文字列が更新され、処理は終了する(St−49)。
【0071】
上述したように、本実施の形態は、認識結果文字列の中で複数箇所の切出し誤りをまとめて修正したい場合に適する。この場合、最初は大まかな範囲を指定しておき(St−42)、徐々に範囲を絞り込んで修正しながら、適正となるように修正された認識候補文字列が選択される(St−48)とした方が、より適切な修正が速やかに可能となる。
【0072】
(実施の形態5)
次に実施の形態5について説明する。実施の形態5では図2中のS2、S4およびS12の処理は除外される。
【0073】
まず認識結果文字列が表示装置401に表示されて、利用者は座標指示装置201を操作して修正を所望する部分(または全部)の文字列の範囲を指定する(S3)。そして、範囲指定された文字列に対して利用者は座標指示装置201を操作して特定の回数触れることにより、切出し位置固定による1つ以上の認識候補文字列が表示される(S5およびS11)。利用者は、表示された1つ以上の認識候補文字列中のある認識候補文字列の一部もしくは全部の文字列を座標指示装置201を用いて範囲指定する(S13)。表示される1つ以上の認識候補文字列中から所望される(適正とされる)文字列が選択された場合には、選択された文字列を用いて認識結果文字列が更新される(S14およびS15)。
【0074】
一方、認識候補文字列中の選択された認識候補文字列について、範囲指定された文字列に関しては、S3以降の処理が同様にして行なわれる。
【0075】
上述の処理を、図8を参照して説明する。まず認識結果文字列が表示装置401に表示される(St−00)。そして、利用者が座標指示装置201を用いて修正する文字列“牛書”を指定する(St−51)。そして指定された文字列に関して利用者が座標指示装置201のペンで2回触れるか、もしくはマウスで2回クリックすることにより、“牛書”に対応の切出し位置固定による1つ以上の認識候補文字列が表示される(St−52および53)。さらに利用者が座標指示装置201を用いて、St−53で表示された1つ以上の認識候補文字列の中から、さらに修正を所望する文字列“暑”を指定する(St−54)。指定された文字列に関して利用者がペンを2回触れるか、もしくはマウスを2回クリックすることにより、切出し位置固定の1つ以上の認識候補文字列が表示される(St−55および56)。そして表示された1つ以上の認識候補文字列の中から利用者が所望する(適正と思われる)文字列“書”を、座標指示装置201を用いて選択すると、選択された文字列を用いてSt−54で指定された認識候補文字列が更新される(St−57および58)。これら更新の結果により、適正となるように修正された認識候補文字列が、利用者により選択されることにより、認識結果文字列が選択された文字列を用いて更新され、処理は終了する(St−59)。
【0076】
認識結果文字列の中で誤り部分を範囲指定する際、複数箇所の認識誤りをまとめて修正したい場合が往々にして起こり得る。この場合、本実施の形態が有効である。つまり、最初は大まかな範囲を指定しておき、続いて誤りの文字列を適宜指定して修正した方が、より適正な修正が速やかに可能となる。
【0077】
(実施の形態6)
次に、実施の形態6について説明する。
【0078】
本実施の形態では図3のS2、S3、S7およびS2の処理は除外される。
まず認識結果文字列が表示装置401に表示されて、利用者は座標指示装置201を用いて修正を所望する部分文字列の範囲を指定し、その指定された部分文字列に対し切出し位置可変の認識候補文字列を表示させるのか、切出し位置固定の認識候補文字列を表示させるのかが選択される(S1、S3およびS5)。
【0079】
切出し位置可変が選択された場合は、前述と同様にしてS6、S8〜S10の処理が行なわれる。一方、切出し位置固定が選択された場合には、S11、S13、S14およびS15の処理が前述と同様にして行なわれる。
【0080】
上述の処理を、図9を参照し説明する。まず認識結果文字列が表示される(St−00)。
【0081】
続いて利用者が座標指示装置201を用いて認識結果文字列において修正を所望する部分(全部)の文字列を指定する。指定された文字列、この場合“牛書き文字言忍識”に関して、利用者が座標指示装置201のペンを1回触れるか、もしくは座標指示装置201のマウスを1回クリックすることにより、切出し位置可変による1つ以上の認識候補文字列が認識結果文字列と対応して表示される(St−A61〜63)。
【0082】
St−A63の表示状態において、1つ以上の認識候補文字列の中から利用者が所望する文字列が座標指示装置201を用いて選択されるので、選択された文字列を用いて認識結果文字列が更新されて一連の処理は終了する(St−A64および65)。
【0083】
一方、St−A63の表示状態からさらに、利用者が座標指示装置201を用いて表示された1つ以上の認識候補文字列の中からさらに修正を所望する文字列を指定し、指定された文字列に関して座標指示装置201のペンを1回触れるか、もしくは座標指示装置201のマウスを1回クリックすることにより、切出し位置の違いによる(切出し位置可変の)1つ以上の認識候補文字列が指定された文字列に対応して表示される(St−C61〜63)。そして表示された1つ以上の認識候補文字列中から利用者が適正と思われるものを座標指示装置201を用いて選択すると、直前に指定された文字列が選択された文字列を用いて更新される(St−C64、65)。ここで、1つ以上の認識候補文字列中から利用者が所望するものを座標指示装置201を用いて選択すると、認識結果文字列が選択された文字列を用いて更新され、一連の処理は終了する(St−C66)。
【0084】
一方、St−00の状態から、利用者が座標指示装置201を用いて修正を所望する文字列を指定し、指定された文字列に関して、利用者がペンを2回触れるか、もしくはマウスを2回クリックすることにより、指定文字列に関する切出し位置固定の1つ以上の認識候補文字列が表示される(St−B61〜63)。
【0085】
St−B63の表示状態において、利用者が座標指示装置201を用いて1つ以上の認識候補文字列中から適正と思われるものを選択すると、選択された文字列を用いて認識結果文字列が更新され、一連の処理は終了する(St−B64、65)。
【0086】
一方St−B63の表示状態において、さらに利用者が座標指示装置201を用いて表示された1つ以上の認識候補文字列の中から修正を所望する文字列を指定し、指定された文字列に関してペンを1回触れるか、もしくはマウスを1回クリックすることにより切出し位置の違いによる(切出し位置可変の)認識候補文字列が1つ以上表示される。そして表示された1つ以上の認識候補文字列について以下同様に処理が繰返される。
【0087】
しかし、この場合はSt−B63の表示状態において、既に表示された1つ以上の認識候補文字列の中に、利用者が適正と判断するであろう“手”という候補文字列が存在するため、図9では、さらなる修正に関する処理は省略される。
【0088】
認識結果文字列の中で誤りの部分を範囲指定する際、複数箇所の切出し誤り、もしくは認識誤りをまとめて修正したい場合が往々にして起こり得る。この場合には、本実施の形態が有効である。つまり、最初は大まかな範囲を指定しておき、続いて誤りの文字列を適宜指定して修正した方が、認識結果文字列に関してより適正な修正が速やかに可能となる。
【0089】
(実施の形態7)
次に実施の形態7について説明する。実施の形態7では図3のS2、S4、S7およびS12の無効処理が有効とされる。
【0090】
前述した実施の形態1〜6までの処理において、利用者が表示装置401上の何も表示されていない部分において座標指示装置201でタッチすることにより修正処理そのものを中止(強制終了)することができる(S2)。
【0091】
また実施の形態1〜6の処理において利用者が表示装置401の何も表示されていない部分において座標指示装置201でタッチすることで、S3で範囲指定された文字列の指定状態を解除することができる(S4)。
【0092】
また、実施の形態1、2、4および6において、利用者が表示装置401の何も表示されていない部分において座標指示装置201で触れることにより、S6で表示された認識候補文字列の表示が解除(消去)される。
【0093】
また実施の形態3、5および6において、利用者が表示装置401の何も表示されていない部分において座標指示装置201でタッチすることにより、S11で表示された1つ以上の認識候補文字列の表示を解除(消去)させることができる(S12)。
【0094】
上述の処理を図10と図11を参照し説明する。
図10の処理は、図5において実施の形態7による処理が追加されたものである。まず、認識結果文字列が表示される(St−00)。この表示状態において、利用者が座標指示装置201を用いて表示装置401の何も表示されていない部分にタッチすると、一連の誤り修正処理が強制終了する(St−A73および74)。
【0095】
またS3の処理により範囲指定された部分文字列が表示されている状態において、利用者が座標指示装置201を用いて表示装置401の何も表示されていない部分をタッチすることにより一連の処理は強制的に終了する(St−A73および74)。
【0096】
また、認識結果文字列に対応して切出し位置可変による1つ以上の認識候補文字列が表示されている状態(St−23)において、利用者が座標指示装置201を用いて表示装置401上の何も表示されていない部分にタッチすると一連の修正処理は強制的に終了する(St−A75および76)。
【0097】
図11の処理は、図6の処理において本実施の形態による処理が追加されたものである。まず、認識結果文字列が表示される(St−00)。この状態において、利用者が座標指示装置201を用いて表示装置401上の何も表示されていない部分にタッチすると一連の修正処理は強制的に終了する(St−B71および72)。
【0098】
また、認識結果文字列の修正を所望する部分文字列に対応して範囲指定がされた状態において(St−31)、利用者が座標指示装置201を用いて表示装置401の何も表示されていない部分にタッチすると一連の修正処理は終了する(St−B73および74)。
【0099】
また範囲指定された文字列に関して、切出し位置固定の1つ以上の認識候補文字列が対応して表示されている状態において(St−33)、利用者が座標指示装置201を用いて表示装置401の何も表示されていない部分にタッチすると、一連の修正処理が強制的に終了する(St−B75および76)。
【0100】
認識結果文字列の中で誤りの部分文字列に対応の範囲を指定する際や認識候補文字列中から所望する認識候補文字列を選択する際において、たとえば操作(範囲指定、選択)の誤りに気づいて一連の操作を無効にしたい場合や修正処理そのものを一旦中止したい場合が往々にして起こり得る。その場合には、本実施の形態は有効である。つまり、修正箇所指定および認識候補文字列選択を無効にすることや、修正処理そのものを中止(強制的に終了)することが利用者の所望に応じて速やかにできて、手戻り作業を回避しながら効率のよい修正を行なうことができる。
【0101】
以上説明された文字認識誤り修正装置は、文字認識誤り修正処理を機能させるためのプログラムで実現される。このプログラムはコンピュータで読取可能な記録媒体に格納されている。この発明の各実施の形態では、この記録媒体として、図2に示されている装置で処理が行われるために必要な図示されないメモリ、例えばROMのようなものそのものがプログラム記録媒体であってもよいし、また、図示されないが外部記憶装置としてプログラム読取装置が設けられ、そこに挿入されることで読取可能とされるプログラム記録媒体であってもよい。いずれにおいても、格納されているプログラムはCPU100によりアクセスされて実行される構成であってもよいし、あるいは、いずれの場合もプログラムを読出し、読出されたプログラムは、図2の装置の所定プログラム記憶エリア、例えばメモリ300の所定のプログラム記憶領域にロードされて、CPU100により読出されて実行される構成であってもよい。このロード用のプログラムは、予め本体装置に格納されているものとする。
【0102】
ここで、上述のプログラム記憶媒体は、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスクやハードディスクなどの磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVDなどの光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0103】
また、この発明に係る各実施の形態に適用される図2の装置は、インターネットを含む通信ネットワーク600と接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワーク600からプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワーク600からプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは、予め装置本体に格納しておくか、あるいは別な記録媒体から予めインストールされるものであってもよい。
【0104】
なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0105】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0106】
【発明の効果】
この発明に係る文字認識誤り修正方法、装置および記録媒体に記録された文字認識誤り修正プログラムによれば、認識結果文字列における切出し位置の誤りに起因した認識誤りを、修正文字列を入力することなく、所望される候補文字列を用いるだけで修正できるから、効率のよい修正を速やかに行うことができる。
【0107】
また、この発明に係る文字認識誤り修正方法によれば、階層的な処理の繰返しにより1つ以上の候補文字列において、誤り修正しながら、最終的に認識結果文字列の誤りを修正するのに最適な候補文字列を絞込むことができるから、複数箇所に誤りを含む認識結果文字列であっても、再度の文字入力を必要としないで適切な修正を速やかに行うことができる。
【0108】
また、この発明に係る文字認識誤り修正方法によれば、切出し位置を固定とした候補文字列、または切出し位置を可変とした候補文字列を用いることで、候補文字列にバリエーションを持たせながら認識結果文字列における認識誤りを、修正文字列を入力することなく、効率よく速やかに修正できる。
【0109】
また、この発明に係る文字認識誤り修正方法によれば、利用者は、認識結果文字列の誤りが、単なる誤認織によるものであれば切出し位置固定による方を、切出し位置の誤りに起因した誤認識であれば切出し位置可変による方を選択的に実行させて候補文字列を得ることができるから、認識結果文字列における誤りを、何ら文字入力することなく、利用者が誤り修正するのに適すると判断して選択する手順および種類の候補文字列を用いて的確に修正することができる。
【0110】
また、この発明に係る文字認識誤り修正方法によれば、利用者は、認識結果文字列の誤り修正の処理をが行われている場合でも、所望に応じて無効指示を与えるだけで、それまでになされていた一連の処理内容を無効にできるから、利用者の誤った操作、または誤った指定のままで処理が進行して手戻り作業が発生するのが回避されて、効率の良い修正作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の各実施の形態に適用される文字認識誤り修正装置の機能構成図である。
【図2】 この発明の各実施の形態に適用される文字認識誤り修正装置のハードウェア構成図である。
【図3】 この発明の各実施の形態に適用される文字認識誤り修正のための処理フローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1による誤り修正手順を説明するための図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による誤り修正手順を説明するための図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による誤り修正手順を説明するための図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による誤り修正手順を説明するための図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による誤り修正手順を説明するための図である。
【図9】 この発明の実施の形態6による誤り修正手順を説明するための図である。
【図10】 この発明の実施の形態7による誤り修正手順を説明するための図である。
【図11】 この発明の実施の形態7による誤り修正手順を説明するための図である。
【図12】 この発明の各実施の形態に関連させて、切出し位置による文字認識結果例を説明する図である。
【符号の説明】
1 認識結果記憶部、2 認識結果表示部、3 範囲指定部、4 切出し位置可変/固定選択部、5 切出し位置可変認識候補表示部、6 切出し位置可変認識候補選択部、7 切出し位置可変認識結果更新部、8 切出し位置固定認識候補表示部、9 切出し位置固定認識候補選択部、10 切出し位置固定認識結果更新部、11 無効処理部、100 CPU、200 入力部、201 座標指示装置、300 メモリ、400 出力部、401 表示装置、500 I/F部、600 通信ネットワーク。

Claims (2)

  1. 少なくとも1つ以上の文字を含む文字列の認識結果を示す認識結果文字列を表示するための認識結果表示手段と、
    前記認識結果表示手段により表示された前記認識結果文字列における誤り文字列を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された文字列を修正するために用いられる1つ以上の候補文字列を生成して表示する候補文字列生成表示手段と、
    前記候補文字列生成表示手段により表示された前記候補文字列中の所望候補文字列が選択されると、選択された前記候補文字列を用いて、前記誤り文字列を修正することにより前記認識結果文字列を修正するための修正手段とを備え、
    前記候補文字列生成表示手段は、
    前記1つ以上の候補文字列のうちのある候補文字列における誤り文字列を指定するための候補指定手段と、
    前記候補指定手段により指定された前記誤り文字列を修正するために用いられる1つ以上の前記候補文字列を生成して表示する第1候補文字列生成表示手段と、
    前記第1候補文字列生成表示手段により生成された候補文字列中の所望される候補文字列を用いて、前記候補指定手段により指定された前記ある候補文字列を、その前記誤り文字列を修正して表示する候補修正手段とを含み、
    前記候補指定手段により前記誤り文字列が指定される前記候補文字列は、前記指定手段により指定された文字列を修正するために用いられる候補文字列、または、前記第1候補文字列生成表示手段により生成されて表示される前記候補文字列であって、
    前記候補文字列生成表示手段では、
    前記修正手段において前記所望の候補文字列が選択されるまでは、前記候補指定手段により前記ある候補文字列における誤り文字列が指定される毎に、前記第1候補文字列生成表示手段を用いて、該指定された誤り文字列における、または該指定された誤り文字列に含まれる各文字における認識単位となる区切りを示す切出し位置可変とながら、1つ以上の前記候補文字列生成し、生成された候補文字列中の所望される候補文字列を用いて、前記候補指定手段により指定された前記ある候補文字列を、その前記誤り文字列を修正して表示することを繰返す、文字認識誤り修正装置。
  2. 文字認識誤り修正方法をコンピュータに実行させるための文字認識誤り修正プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体であって、
    前記文字認識誤り修正方法は、
    少なくとも1つ以上の文字を含む文字列の認識結果を示す認識結果文字列を表示するための認識結果表示ステップと、
    前記認識結果表示ステップにより表示された前記認識結果文字列における誤り文字列を指定する指定ステップと、
    前記指定ステップにより指定された文字列を修正するために用いられる1つ以上の候補文字列を生成して表示する候補文字列生成表示ステップと、
    前記候補文字列生成表示ステップにより表示された前記候補文字列中の所望候補文字列が選択されると、選択された前記候補文字列を用いて、前記誤り文字列を修正することにより前記認識結果文字列を修正するための修正ステップとを備え、
    前記候補文字列生成表示ステップは、
    前記1つ以上の候補文字列のうちのある候補文字列における誤り文字列を指定するための候補指定ステップと、
    前記候補指定ステップにより指定された前記誤り文字列を修正するために用いられる1つ以上の前記候補文字列を生成して表示する第1候補文字列生成表示ステップと、
    前記第1候補文字列生成表示ステップにより生成された候補文字列中の所望される候補文字列を用いて、前記候補指定ステップにより指定された前記ある候補文字列を、その前記誤り文字列を修正して表示する候補修正ステップとを含み、
    前記候補指定ステップにより前記誤り文字列が指定される前記候補文字列は、前記指定 ステップにより指定された文字列を修正するために用いられる候補文字列、または、前記第1候補文字列生成表示ステップにより生成されて表示される前記候補文字列であって、
    前記候補文字列生成表示ステップでは、
    前記修正ステップにおいて前記所望の候補文字列が選択されるまでは、前記候補指定ステップにより前記ある候補文字列における誤り文字列が指定される毎に、前記第1候補文字列生成表示ステップを用いて、該指定された誤り文字列における、または該指定された誤り文字列に含まれる各文字における認識単位となる区切りを示す切出し位置可変とながら、1つ以上の前記候補文字列生成し、生成された候補文字列中の所望される候補文字列を用いて、前記候補指定ステップにより指定された前記ある候補文字列を、その前記誤り文字列を修正して表示することを繰返す、文字認識誤り修正プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体。
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