JP3985927B2 - 入出力処理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は入出力処理システムに係り、特にチャネル処理装置(CHP)配下のチャネル装置(CH)と入出力装置(I/O)との間で入出力動作のやりとりを多重に実行可能な入出力処理システムに対して好適なI/Oの割込み処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CHとI/O間で入出力動作のやりとりを多重に実行可能なプロトコルを採用した入出力処理システムが出現している。この入出力動作のやりとりが多重に動作可能なプロトコルの例としては、ANSI(American National Standards Lnstitute)に規格化されているX3.230−199X「FIBRE CHANNEL PHYSICAL AND SIGNALING INTERFACE(FC−PH)」、X3.271−199x「FIBRE CHANNEL SINGLE BYTE COMMAND CODESET(SBCCS)MAPPING PROTOCOL(FC−SB)」がある。
【0003】
以下、図7乃至図11により、CHとI/O間で入出力動作のやりとりを多重で行う場合の、従来のCHPとCH間の入出力動作終了のI/O割込み処理について説明する。
【0004】
図7は、入出力処理システムの全体的な構成図であり、10は命令処理装置(IP)、20は主記憶装置(MS)、210〜21PはMS20に格納されるI/Oと一対一に対応した入出力装置制御テーブル(UCW)、30と31はチャネル処理装置(CHP)、400〜40n及び410〜41nはチャネル装置(CH)、50と51はCHPとCH間の情報交換用通信バッファ(XDATA)、60は入出力制御装置(CU)、610と611はCU60の中にあってCHとのインタフェース制御を行うチャネルアダプタ(CHA)、700〜70Pは入出力装置(I/O)、80と81はI/Oインタフェースケーブルである。
【0005】
図7では、CHPがCHP30とCHP31の2台存在する場合を示しており、CHP30は配下に複数のCH400〜40nを有し、同様にCHP31は配下に複数のCH410〜41nを有している。CH400とCH410は入出力インタフェースケーブル80,81を介してCU60のCHA610,CHA611とそれぞれ接続される。なお、CH400とCHA610、CH410とCHA611は入出力動作のやりとりを多重に行うことが可能な入出力プロトコルを採用しているものとする。他のCHについても同様である。
【0006】
CU700にはI/O700〜70Pが接続され、これらI/O700〜70pはCH400〜40n、CH410〜41n、CHA610、CHA611を介してCHP30とCHP31の両方からアクセス可能な構成となっている。MS20はIP10とCHP30、31で共有され、該MS20内にI/O700〜70Pと一対一に対応したUCW210〜21Pが割り当てられている。
【0007】
図8は、図7のMS2に格納されているUCW210〜21Pの詳細を示す図である。UCWは、I/Oと一対一に対応した入出力装置制御テーブルで、IP10とCHP30、31とのアクセスの競合を排他的に制御するために使用されるロックバイト(LOCK)、当該I/O命令の実行状況を示す情報(STATUS)、当該UCWのテーブルの番号(UCWNO)を有する。
【0008】
図9は、図7のXDATA50、51の詳細を示す図である。XDATAは、CHP30とCH400〜40nやCHP31とCH410〜41n間でI/O割込み情報の交換をするための情報交換通信バッファで、I/Oからの割込み報告の詳細を示すフラグ情報(FLAG)と、当該I/Oに対応するMS20上のUCW番号(UCWNO)を有する。
【0009】
ここでは、図7に示す入出力処理システムにおけるCH400、I/O700、701からのI/O割込み処理を例に、図10、図11に基づき従来技術を説明する。
【0010】
図10は、CHP30、CH400、I/O700、701の従来技術の割込み処理の動作シーケンス例を示したものである。本シーケンスは、CHP30配下でCH400とCH40nが動作中であり、CH400はI/O700、701との間でI/O命令を多重に実行していることを前提としている。
【0011】
今、CHP30ではCH40nの割込み処理を実行中であるとする(ステップ1001)。I/O700がCH400に対しI/O動作終了を報告すると(ステップ1002)、CH400はCHP30に割込み報告を行い(ステップ1003)、CHP30からの応答を待つ。CHP30は未だCH40nの割込み処理実行中のため、それが終了するまで、CH400は応答を待たされることになる。CHP30はCH40nの割込み処理を終了すると、CH400への割込み受付け許可報告を行う(ステップ1004)。CHP30から割込み受付け許可報告を受け取ると、CH400はXDATA50にI/O700の割込み情報(FLAG、UCWNO)をセットし(ステップ1005)、CHP30へのXDATA情報の転送を行う(ステップ1006)。CHP30はCH400からXDATA情報を受信すると、割込み処理を実行する(ステップ1007)。
【0012】
更に、I/O701がCH400に対しI/O動作終了報告をすると(ステップ1008)、CH400はCHP30に割込み報告を行い(ステップ1009)、CHP30からの応答を待つ。CHP30は未だCH400から先に報告されたI/O700の処理を実行中のため、CH400は応答を待たされることになる。CHP30はCH400から報告されたI/O700の処理を終了すると、CH400へ割込み受付け許可報告を行う(ステップ1010)。CH400はXDATA50にI/O701の割込み情報(FLAG、UCWNO)をセットし(ステップ1011)、CHP30へのXDATA情報の転送を行う(ステップ1012)。CHP30はCH400からのXDATA情報を受信すると、割込み処理を実行する(ステップ1013)。
【0013】
図11はCHP30での従来技術の割込み処理を示すフローチャートである。CHP30はCHから報告されたXDATA50の内容を読み出し(ステップ1101)、該XDATA50に格納されたUCWNOに従い当該I/OのUCWアドレスを求める(ステップ1102)。次に、MS20から当該UCWの内容を読み出し(ステップ1103)、当該UCWのLOCKをチェックする。IP1またはCHP31がLOCKを取得している場合は、当該UCWが使用中であるため、一定時間の間隔を置き再度LOCKのチェックを行う(ステップ1104)。IP1またはCHP31がLOCKを取得していない場合は、当該UCWが使用中でないため、CHP30がLOCKを取得する(ステップ1105)。次に、XDATA50の中のFLAG情報に従い当該UCWのSTATUSを更新する(ステップ1106)。その後、当該UCWのLOCKを解除することで、CHからの割込み報告に対するCHP30の割込み処理を終了する(ステップ1107)。
【0014】
以上のように、従来の入出力処理システムにおいては、CHはCHPへ入出力動作終了のI/O割込み情報を一つずつ転送し、CHPはCHからの当該I/O割込み処理を一つずつ実行していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
入出力処理システムにおいて、CHとI/Oとの間で入出力動作のやりとりを多重で行えると、CHとI/Oがサポートしている多重数だけ入出力動作のやりとりを行えるため、I/Oからの割込み報告もCHとI/Oがサポートしている多重数だけ報告されることになる。この場合、従来のCHPとCH間のI/O割込み処理では、CHPとCH間でI/O割込み情報の交換を多重数分逐一実行する必要がある。これに伴い、CHPはCHからのI/O割込み処理を1つずつ実行するため、CHP30のCH割込み処理のオーバヘッドが増大する。また、CHは、CHPが自CHまたは他CHの割込み処理を実行している間待たされることになるため、CHの処理のオーバーヘッドも増大し、かつ、この間に他のI/Oからの動作終了報告があっても、そのI/Oのサービスも出来なくなり、I/O側のオーバーヘッドも増大することになる。その結果、システム全体で見た場合にI/O性能が大幅に低下する可能性が生じる。
【0016】
本発明は、CHとI/O間での入出力動作のやりとりを多重に実行可能なプロトコルを採用した入出力処理システムにおいて、CHPとCH間でのI/O割込み情報を交換する処理のオーバーヘッドを軽減して、システム全体で見た場合のI/O処理性能を向上させることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一つまたは複数のチャネル処理装置(CHP)と、前記CHP配下に接続される一つまたは複数のチャネル装置(CH)と、前記CHと接続される一つまたは複数の入出力装置(I/O)を有し、前記CHと一つまた複数の前記I/O間で入出力動作を多重に実行する入出力処理システムにおいて、主記憶装置(MS)上に、CHPとCHの間でI/O割込み情報を交換するための記憶領域(CCA)を各CH毎に備え、CHは、入出力動作を多重に実行している一つまたは複数のI/Oからの割込み情報を当該CCAに順次格納し、CHPに対して割込み報告を一括通知する手段を備え、CHPは、前記CCAに格納された割込情報を参照して、I/O割込み処理を一括して実行する手段を備えることを特徴とする。
【0018】
具体的には、各CH毎に、CCAとして2つ以上のブロック(CCAブロック)を備え、CHは、I/Oからの割込み情報をCCAブロック単位に順次格納する手段と、あるCCAブロックに最初にI/O割込み情報を格納するときにCHPに割込み報告を行う手段と、CHPから前記割込み報告に対する割込み受付け許可報告を受け取ると、前記割込み報告を行ってから前記割込み受付け許可報告を受け取るまでの間にI/O割込み情報を格納したCCAブロックをCHPに通知する手段を備え、CHPは、MS上のCHに対応するCCAの該CCAブロックに格納されたI/O割込み情報を参照して、前記CCAブロック単位にI/O割込み処理を一括して実行する手段を備えることを特徴とする。さらに、CHは、CHPが未使用であるCCAブロックをチェックして、当該CCAブロックにI/Oからの割込み情報を順次格納する手段を備え、CHPは、I/O割込み処理を一括して実行すると、当該CCAブロックを未使用とする手段を備えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態の一実施例について図面により説明する。
図1は本発明の一実施例を示す入出力処理システムの全体的な構成図である。図1において、MS20の中には、I/Oと一対一に対応した入出力装置制御テーブル(UCW210〜UCW21P)の他に、CHP30とCH400〜40n間、CHP31とCH410〜41n間でI/O割込み情報の交換をするための各CH毎の領域(CCA220〜22m)が割り当てられている。これ以外の構成は図7と基本的に同じである。
【0020】
図2の(a)〜(c)は、図1のMS20に格納されているUCW210〜21P、CCA220〜22mの詳細を示す図である。
図2(a)のUCWは、従来技術で説明した図8のUCWと同じであり、IP10とCH30、31とのアクセス競合を排他制御するためのロックバイト(LOCK)、当該I/O命令の実行状況を示す情報(STATUS)、当該UCWのテーブル番号(UCWNO)を有する。
【0021】
図2(b)のCCAは、CHPとCH間でI/O割込み情報の交換をするための一つのCHに対応する領域を示している。各CH毎に、CCAは複数のブロック(CCABLOK0〜CCABLOKi)に分割されて使用される。一のCCA BLOCKiは、図2(c)に示すように、本エリアをCHPが使用中かどうかを示す有効ビット(V)と、当該エリアに格納されたI/O割込み数を示すカウンタ(INTCNT)、当該CHから報告された1つまたは複数のI/Oからの割込み情報を格納するエリア(I/O0〜jINTINFO)を有し、各I/OINTINFOには、I/Oからの割込み報告の詳細を示すフラグ情報(FLAG)と、当該I/Oに対応するMS20上のUCWの番号(UCWNO)が格納される。
【0022】
図3は、図1のXDATA50、51の詳細を示す図である。XDATAは、CHP30とCH400〜40n間、CHP31とCH410〜41n間での情報交換用通信バッファであるが、従来技術で説明した図9とは異なり、CHPに対し割込み報告を行ったCH番号(CHNO)、当該CHに対応するCCAの中でCHがI/Oからの割込み情報を格納したブロックの番号(BLOCKNO)、当該BLOCKに格納されたI/O割込み数を格納するカウンタ(INTCNT)からなる。
【0023】
以下、図1に示す入出処理力システムにおけるCH400、I/O700〜703からのI/O割込み処理を例に、図4から図6に基づき本発明の一実施例の動作を説明する。
【0024】
図4は、図1中のCHP30、CH400、I/O700〜703のI/O割込み処理の動作シーケンス例を示したものである。本シーケンスでは、CHP30配下でCH400とCH40nが動作中であり、CH400はI/O700〜703との間でI/O命令を多重に実行していることを前提としている。また、CH400は当該CCAの中のブロックの一つを新規に使用することを前提としている。
【0025】
今、CHP30が、CH40nの割込み処理を一括して実行中であるとする(ステップ401)。I/O700がCH400に対しI/O動作終了を報告すると(ステップ402)、CH400はCHP30に割込み報告を行い(ステップ403)、かつ、自CHに対応するCCAの中で、CHP30が使用していない(V=0となっている)BLOCKエリアを求め、そのBLOCKエリア(ここではBLOCKエリア1とする)のVビットを1にセットし、INTCNTをゼロクリアし(ステップ404)、当該BLOCKエリア1にI/O700の割込み情報を格納後、INTCNTをプラス1する(ステップ405)。その後、更にI/O701がCH400に対しI/O動作終了を報告すると(ステップ406)、CH400は当該BLOCKエリア1にI/O701の割込み情報を格納し、INTCNTをプラス1する(ステップ407)。このI/O701から動作終了報告があった時、CH400はCHP30に対して割込み報告を行わない。即ち、CHからCHPに対する割込み報告は、各BLOCKエリアについて、当該BLOCKエリアに最初にI/O割込み情報を格納する場合の1回行うだけでよい。
【0026】
CHP30は、CH70nの割込み処理を終了すると、該CH40nに対応するCCA中の割込み情報が格納されていたBLOCKエリアのVビットを0にリセットした後(ステップ409)、CH400へ割込み受付け許可報告を行う(ステップ410)。該割込み受付け許可報告を受け取ると、CH400は、XDATA50に自CHNO、BLOCKNO1、INTCNTをセットし(ステップ410)、CHP30へXDATA情報の転送を行う(ステップ411)。CHP30は、CH400からXDATA情報を受信すると、該CH400に対応するCCA中のBLOCKエリア1に格納されているI/O700、I/O701の割込み情報にもとづいて一括して割込み処理を実行する(ステップ412)。
【0027】
この間に、更にI/O702がCH400に対しI/O動作終了を報告すると(ステップ413)、CH400はCHP30に割込み報告を行い(ステップ414)、かつ、自CHに対応するCCAの中で、CHP30が使用していない(V=0となっている)BLOCKエリアを求め、そのBLOCKエリア(ここではBLOCKエリア2とする)のVビットを1にセットし、INTCNTをゼロクリアし(ステップ415)、当該BLOCKエリア2にI/O702の割込み情報を格納後、INTCNTをプラス1する(ステップ416)。その後、更にI/O703がCH400に対しI/O動作終了を報告すると(ステップ417)、CH400は当該BLOCKエリア2にI/O703の割込み情報を格納し、INTCNTをプラス1する(ステップ418)。この時は、CH400からCHP30に対する割込み報告は行われない。
【0028】
CHP30はCH400の割込み処理を終了すると、該CH400に対応するCCA中の当該BLOCKエリア1のVビットを0にリセットした後(ステップ419)、CH400へ再び割込み受付け許可報告を行う(ステップ420)。CH400は、再びXDATA50に自CHNO、BLOCKNO2、INTCNTをセットし(ステップ421)、CHP30へXDATA情報の転送を行う(ステップ422)。CHP300は、CH400からXDATA情報を受信すると、一括して割込み処理を実行する(ステップ423)。
【0029】
図5はCH400において、自CHのCCAの中で、CHP30が使用していないBLOCKエリアをチェックする処理の一実施例を示すフローチャートである。これは、CH400がCHP30へXDATA情報の転送を行った後に、最初にI/Oから動作終了の報告を受けたとき、あるいは、I/Oから動作終了の報告を受けたときに、当該BLOCKエリアが既に満杯のときに実行される。
【0030】
CH400は、まずBLOCKNOをゼロクリアし(ステップ501)、自CHの先頭CCAアドレスを求める(ステップ502)。次に、自CHのCCAの中の現在のBLOCKNO(最初はBLOCKNO=0)に対応する内容を読み出し(ステップ503)、そのVビットが0かどうかチェックする(ステップ504)。Vビットが1であれば、現在のBLOCKNOをプラス1して(ステップ505)、自CHのCCAの中の次のBLOCKNOのアドレスを求めて(ステップ506)、ステップ503からの処理を繰り返す。Vビットが0であれば、その時点のBLOCKNOに対応するBLOCKエリアを、CHP30が使用していないBLOCKエリアとして割り当てる。図4で述べたように、CH400は、当該BLOCKエリアに、I/Oの割込み情報を順次格納し、その最初の1回目だけCHP30に対して割込みを報告する。
【0031】
図6は、CHP30における一括割込み処理の一実施例を示すフローチャートである。CHP30は、CH400〜40nからの割込み報告をキュースングしており、ある割込み処理を終了すると、キューから次の割込み報告を取り出して、当該CHへ割込み受付け許可報告を行い、当該CHからXDATA情報を受け取る。その後、CHP30は図6に示す手順でCCAのBLOCKエリア単位にI/O割込み処理を一括して実行する。
【0032】
CHP30は、CHから報告されたXDATA情報を読み出し(ステップ601)、XDATAに格納されたCHNOとBLOCKNOに従い、当該BLOCKNOに対応するCCAアドレスを求める(ステップ602)。次に、当該BLOCKアドレスのI/OINTINFOを読み出し(ステップ603)、I/OINTINFOの中のUCWNOに従い、当該UCWのアドレスを求める(ステップ604)。次に、当該UCWの内容を読み出し(ステップ605)、当該UCWのLOCKをチェックする。IP1またはCHP31がLOCKを取得している場合は、当該UCWが使用中であるため、一定時間の間隔を置き再度LOCKチェックを行う(ステップ606)。IP1またはCHP31がLOCKを取得していない場合は、当該UCWが使用中でないため、CHP30がLOCKを取得する(ステップ607)。次に、I/OINTINFOの中のFLAG情報に従い、当該UCWのSTATUSを更新し(ステップ608)、その後、当該UCWのLOCKを解除する(ステップ609)。次に、XDATAのINTCNTをマイナス1した後(ステップ610)、INTCNTが0かどうかチェックする(ステップ611)。INTCNTが0でなければ、当該BLOCKNOの次のI/OINTINFOのCCAアドレスを求め(ステップ612)、再び、ステップ603〜609の手順でI/O割込み処理を実行する。INTCNTが0であれば、一括割込み処理を終了する。
【0033】
以上のように、CH400は、CHP30が他CHまたは自CHの割込み処理中であっても、並行してI/O700〜703の割込み受付け処理を実行可能であり、また、CH400はCHP30への割込み報告を一括通知し、CHP30が一括して割込み処理を実行することで、CHP30、CH400、I/O700〜703の全てのユニットの処理を効率よく実行することが可能となる。
【0034】
以上、本発明の一実施例に基づき具体的に説明したが、言うまでもなく本発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において変更可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、CHPとCH間でI/O割込み情報の交換をするための割込み情報を格納する記憶領域(CCA)を各CH毎に備え、各CHは、I/Oからの割込み情報を当該CCAに順次格納して、CHPへ割込み報告を一括通知し、CHPはCCAに格納された割込み情報を参照して、I/O割込み処理を一括して実行することにより、CHとI/O間で入出力動作を多重に実行しても、CHPとCH間でI/O割込み情報の交換を多重数分実行する必要がなく、CHPとCHの処理のオーバーヘッド、I/O側の処理のオーバーヘッドなどが小さくなり、システム全体でみた場合、I/O処理性能を向上させることが可能になる。
【0036】
さらに、各CH毎に、CCAとして複数のブロック(CCAブロック)を備えることにより、CHPが他CHまたは自CHの割込み処理中であっても、それと並行して、CHは入出力動作を多重に実行している一つあるいは複数のI/Oからの割込み情報を処理することができ、CHP,CH,I/Oの各ユニットの処理を効率よく実行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による入出力処理システムの一実施例を示す全体構成図である。
【図2】図1の主記憶装置に展開された入出力装置制御テーブル(UCW)、及び、チャネル処理装置とチャネル装置間でI/O割込み情報の交換を行う制御エリア(CCA)の詳細を示す図である。
【図3】図1のチャネル処理装置とチャネル装置間の情報交換通信バッファ(XDATA)の詳細を示す図である。
【図4】図1のチャネル処理装置とチャネル装置間での割込み処理の動作シーケンス例を示す図である。
【図5】図1のチャネル装置での空きCCAブロックのチェック処理のフローチャートである。
【図6】図1のチャネル処理装置での一括割込み処理のフローチャートである。
【図7】本発明に関連する従来技術の入出力処理システムの構成例を示す図である。
【図8】図7の主記憶装置に展開された入出力装置制御テーブル(UCW)を示す図である。
【図9】図7のチャネル処理装置とチャネル装置間の情報交換通信バッファ(XDATA)を示す図である。
【図10】図7のチャネル処理装置とチャネル装置間での割込み処理の動作シーケンス例を示す図である。
【図11】図7のチャネル処理装置での割込み処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 命令処理装置(IP)
20 主記憶装置(MS)
210〜21p UCW
220〜22m CCA
30,31 チャネル処理装置(CHP)
400〜40n,410〜41n チャネル装置(CH)
50,51 XDATA
60 入出力制御装置(CU)
610,611 チャネルアダプタ(CHA)
700〜70p 入出力装置(I/O)
80,81 I/Oインタフェースケーブル
Claims (2)
- 一つまたは複数のチャネル処理装置(CHP)と、前記CHP配下に接続される一つまたは複数のチャネル装置(CH)と、前記CHと接続される一つまたは複数の入出力装置(I/O)を有し、前記CHと一つまた複数の前記I/O間で入出力動作を多重に実行する入出力処理システムであって、
主記憶装置(MS)上に、CHPとCHの間でI/O割込み情報を交換するための記憶領域(CCA)を各CH毎に備え、各CCAは2つ以上のブロック(CCAブロック)で構成され、
CHは、入出力動作を多重に実行している一つまたは複数のI/Oからの割込み情報(I/O割込み情報)を自CHに対応するCCAにCCAブロック単位に順次格納する手段と、あるCCAブロックに最初にI/O割込み情報を格納するときにCHPに割込み報告を行う手段と、CHPから前記割込み報告に対する割込み受付け許可報告を受け取ると、前記割込み報告を行ってから前記割込み受付け許可報告を受け取るまでの間にI/O割込み情報を格納したCCAブロックをCHPに通知する手段を備え、
CHPは、MS上のCHに対応するCCAの前記CCAブロックに格納されたI/O割込み情報を参照して、CCAブロック単位にI/O割込み処理を一括して実行する手段を備える、
ことを特徴とする入出力処理システム。 - 請求項1記載の入出力処理システムにおいて、
CHは、CHPが未使用であるCCAブロックをチェックして、当該CCAブロックにI/Oからの割込み情報を順次格納する手段を備え、
CHPは、I/O割込み処理を一括して実行すると、当該CCAブロックを未使用とする手段を備える、
ことを特徴とする入出力処理システム。
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