JP3985017B2 - ディジタル保護リレーの制御装置 - Google Patents

ディジタル保護リレーの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3985017B2
JP3985017B2 JP2003280866A JP2003280866A JP3985017B2 JP 3985017 B2 JP3985017 B2 JP 3985017B2 JP 2003280866 A JP2003280866 A JP 2003280866A JP 2003280866 A JP2003280866 A JP 2003280866A JP 3985017 B2 JP3985017 B2 JP 3985017B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormality
relay
protection relay
detected
warning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003280866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005051911A (ja
Inventor
清純 出田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2003280866A priority Critical patent/JP3985017B2/ja
Publication of JP2005051911A publication Critical patent/JP2005051911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3985017B2 publication Critical patent/JP3985017B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/02Details
    • H02H3/04Details with warning or supervision in addition to disconnection, e.g. for indicating that protective apparatus has functioned
    • H02H3/046Signalling the blowing of a fuse
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/02Details
    • H02H3/05Details with means for increasing reliability, e.g. redundancy arrangements

Description

この発明は、高圧系統に使用され、自己監視機能を備えたディジタル保護リレーの制御装置に関する。
従来のディジタル保護リレー(以下、保護リレーと称す。)の制御装置は、保護リレー自体の異常により、保護リレーが誤動作または誤表示してしまうのを防止するために、A/D変換精度、ウオッチドックタイマによる暴走監視、メモリ監視、電源電圧監視、出力監視など、装置自体の異常を検出してリレー演算手段をロックする自己監視機能を備えている。装置異常を検出してリレー演算手段をロックした場合は、電源再投入またはCPUリセットにより、リレー演算手段のロック状態を解除することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−164465号公報
しかし、従来の保護リレーの制御装置は、ノイズなど一過性の外乱による異常を検出してリレー要素をロックしてしまうこともある。そこで、一過性の外乱による異常か、保護リレーの部品の故障による異常なのか不明確な状態で、電源再投入またはCPUリセットを行ってリレー要素のロック状態を解除しようと試みることがある。
このようにロック状態の解除を試みたとき、一過性の外乱による異常によりロックされている場合、正常な状態に戻り保護リレーの運用を継続することができる。
しかし、部品の永久故障または間欠故障の場合、再度保護リレーが正常でない状態で動き出すため、再度自己監視機能が働いて装置の異常を検出してリレー要素をロックする。このとき、ロックされれば問題はないが、自己監視機能が異常検出する前に保護リレーが誤動作または誤表示を起こしてしまうという問題がある。
この発明の目的は、保護リレーに異常が生じている状態で、電源再起動またはCPUリセットが行われたとき、保護リレー自体の異常によって誤動作または誤表示を起こすことを防止したディジタル保護リレーの制御装置を提供することである。
この発明のディジタル保護リレーは、中央演算処理ユニットの演算処理に基づき、電力系統から検出した電流値または電圧値を用いて電力系統を保護するための制御用のトリップ信号を演算して送出するリレー演算手段およびディジタル保護リレー自身の異常を監視する自己監視手段を有するディジタル保護リレーの制御装置であって、上記自己監視手段は、上記中央演算処理ユニットの処理異常を除くディジタル保護リレー自身のあらかじめ定められた異常を常時検出する異常検出手段と、上記異常を検出したとき上記リレー演算手段の動作をロックするリレー演算ロック手段と、上記異常を検出したとき異常内容を記憶して蓄積する異常記憶蓄積手段と、上記異常を検出したとき異常を外部に警告する警告手段と、上記警告に応答して外部から入力されたリセット指令により上記中央演算処理ユニットをリセットするリセット手段と、リセット後上記異常検出手段により異常が検出されないとき、蓄積された上記異常内容を読み出し、リセット前に検出された異常内容に関し、過去に同じ異常内容があるかどうか判断する異常履歴確認手段と、過去に同じ異常内容があったとき、上記異常内容に該当するディジタル保護リレーの部分を繰り返し検査するチェック手段と、過去に同じ異常内容がないと判断されたとき、または上記繰り返し検査で正常と判断されたとき上記リレー演算手段のロックを解除するリレー演算ロック解除手段と、を有する。
この発明のディジタル保護リレーの制御装置に係わる効果は、中央演算処理ユニットの演算処理に基づき、電力系統から検出した電流値または電圧値を用いて電力系統を保護するための制御用のトリップ信号を演算して送出するリレー演算手段およびディジタル保護リレー自身の異常を監視する自己監視手段を有するディジタル保護リレーの制御装置であって、上記自己監視手段は、上記中央演算処理ユニットの処理異常を除くディジタル保護リレー自身のあらかじめ定められた異常を常時検出する異常検出手段と、上記異常を検出したとき上記リレー演算手段の動作をロックするリレー演算ロック手段と、上記異常を検出したとき異常内容を記憶して蓄積する異常記憶蓄積手段と、上記異常を検出したとき異常を外部に警告する警告手段と、上記警告に応答して外部から入力されたリセット指令により上記中央演算処理ユニットをリセットするリセット手段と、リセット後上記異常検出手段により異常が検出されないとき、蓄積された上記異常内容を読み出し、リセット前に検出された異常内容に関し、過去に同じ異常内容があるかどうか判断する異常履歴確認手段と、過去に同じ異常内容があったとき、上記異常内容に該当するディジタル保護リレーの部分を繰り返し検査するチェック手段と、過去に同じ異常内容がないと判断されたとき、または上記繰り返し検査で正常と判断されたとき上記リレー演算手段のロックを解除するリレー演算ロック解除手段と、を有するので、中央演算処理ユニットのイニシャライズ処理の時間を短縮しながら、ディジタル保護リレーの正常/異常を効率よく確認することができる。さらに、何らかの要因でディジタル保護リレーがそのリレー演算をロックされた場合に、ユーザが電源再投入またはCPUリセットなどを行っても、前に検出したディジタル保護リレーの異常と同じ要因によって、誤動作や誤表示が発生することを防止することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の保護リレーの制御装置の構成を説明する図である。図2は、図1のマイクロコンピュータの機能を示すブロック図である。
図1において、保護リレーの制御装置100は、電力系統1の電流量を取り込む電流変成器(CT)2、電力系統1の電圧量を取り込む電圧変成器(PT)3、取り込まれた電流・電圧量のレベルを所定のレベルに変換する入力増幅器(AMP)4、レベル変換された信号からノイズを除去して安定な信号に変換するアナログフィルタ5(FIL)、この安定な信号を順次アナログ量からディジタル量に変換するA/D変換器(A/D)6を有する。
さらに、保護リレーの制御装置100は、A/D変換器6で変換された電流・電圧量のディジタルデータを順次格納するマイクロコンピュータ7内のデータメモリ(RAM)8、プログラム命令が格納されているプログラムメモリ(ROM)9、マイクロコンピュータ7の機能としてのリレー演算手段10として、この命令に従って、データメモリ(RAM)8 のデータを用いてリレー演算処理を行う中央演算処理ユニット(CPU)11、リレー演算の結果をトリップ信号として出力して外部の図示しない保護機器をトリップ操作するディジタルアウト(DO)12、マイクロコンピュータ7にディジタル情報を入力するディジタルイン(DI)13を有している。このような構成を有する保護リレーの制御装置100は、入力増幅器4を通して得られる電流・電圧量を用いてリレー演算手段10で所定の演算を行い、送電線などの電力系統1に異常を検出したとき、ディジタルアウト12を介し、ドライバ回路(DRIVER)29により複数の保護機器30を作動して異常の広がりなどを防止している。
さらに、保護リレーの制御装置100は、これを構成している各ハードウェアのうちあらかじめ定めたハードウェアの異常の監視を行う自己監視手段14を有している。あらかじめ定めた監視内容の項目としては、例えば、電気協同研究第41巻第4号「デジタルリレー」71頁によれば、CT/PC2、3を監視する各相平衡度監視、AMP4、アナログフィルタ5、A/D変換器6の精度を監視するA/D精度監視、DO、DI11、12を監視するDI、DO監視、RAM8を監視するリード・ライトチェック、ROM9を監視するインバリッドチェック(未定義命令検出)等がある。これらを検出した監視信号15は図示しないA/D変換器または図示しないバッファを経由して中央演算処理ユニット11に入力される。なお、あらかじめ定めた異常項目として、上述のような項目を例示したが、これに限るものではない。
一方、中央演算処理ユニット11は、ノイズなどの一過性の外乱によって、プログラムが暴走など処理異常に陥ったとき処理停止手段としてのウォッチドッグタイマ31などによりプログラムの進行は停止する。このようにして処理停止手段で停止された中央演算処理ユニット11は、リセット回路27により中央演算処理ユニット11の処理をイニシャライズすることにより正常に戻すことができる。
そして、図2に示すように、自己監視手段14は、各ハードウエアからの監視信号15を検出する異常検出手段16と、異常現象をそれぞれの各ハードウエア毎、異常内容、異常発生時刻、発生回数などについて記憶する異常記憶蓄積手段17と、異常現象の履歴を確認し、異常現象の頻度を判定する異常履歴確認手段18と、電源の再投入後またはCPUリセット後のイニシャライズ時に、常に全ての周囲回路に問題がないか一度チェックする第1のチェック手段19と、イニシャライズ処理で読み出した内容から、もし前回に監視異常が検出したという情報が残っていれば、その部分について重点的に一度でなく、何度か連続で正常状態が続くことの確認などを行う第2のチェック手段20と、異常現象が検出されたとき、リレー演算手段10をロックするリレー演算ロック手段21と、第1のチェック手段19または第2のチェック手段20により異常がないことを確認したときリレー演算手段10のロックを解除するリレー演算ロック解除手段22とを有している。第1のチェック手段19と第2のチェック手段20とによってチェック手段23を構成している。自己監視手段14は、マイクロコンピュータ7によって構成されている。
さらに、異常記憶蓄積手段17は、異常現象のそれぞれのハードウエアの異常部位毎、異常内容、異常発生時刻などの情報を記憶される不揮発性メモリ24を有している。
また、保護リレーの制御装置100は、中央演算処理ユニット11のリセットを行えるリセット手段としての、電源スイッチ26と、リセット回路27とを有している。
リセット指令としては、電源スイッチ26の再投入またはリセット回路27に接続した図示しないリセットボタンのONがある。例えば、電源スイッチ26を外部から一度OFFし再度ONすることにより、リセット回路27が働らき、中央演算処理ユニット11はイニシャライズされる。
さらに、保護リレーの制御装置100は、異常が発生したとき、または異常が繰り返し発生しているとき、異常が間欠的に発生しているとき、間欠的な異常発生の回数が所定値以上のとき外部に警告する警告手段としての例えば警告ランプ28を有する。
次に、このような保護リレーの制御装置100の自己監視手段14の異常発生時の動作について説明する。
最初に図3を参照して保護リレーの制御装置100に異常が発生したときの動作について説明する。
ステップ(以下、Sと略称する。)10で、異常検出手段16は、各ハードウエアの監視信号15を検出する。
S11で、異常が発生しているかどうか判断する。異常が発生していないときはS10へ戻り、監視信号の検出を繰り返す。異常が発生していると判断されたときはS12へ進む。
S12で、リレー演算ロック手段21は、リレー演算手段10の動作をロックしてリレー演算を行えないようにする。
S13で、異常記憶蓄積手段17は、不揮発性メモリ24から異常が発生していると判断されたハードウエアの異常情報を読み出し、異常部位、異常のレベル等を追加し、発生回数を加算し、新たな異常情報として不揮発性メモリ24を更新する。
S14で、異常検出手段16は、警告信号を警告手段としての警告ランプ28に送信し、警告ランプ28を点灯して外部に警告し、ロックの手順を終了する。
次に、図4を参照してリレー演算手段10のロックを解除する手順について説明する。
S20で、警告ランプ28が点灯され、リレー演算手段10がロックされていることが監視員に分かるので、監視員はマイクロコンピュータ7の電源スイッチ26を再投入してリセット指令をリセット回路27に送る。
S21で、CPU11は、リセット回路27によりイニシャライズされる。
S22で、第1のチェック手段19は、イニシャライズ後の各ハードウエアの監視信号を確認する。例えば、ウォッチドッグタイマ31などによりCPU11がノイズなどの要因で暴走し停止したときは、監視信号は発せられていない。このように監視信号がないときは、S23へ進み、監視信号が発せられているときは図3のS11へ進んで新たにリレー演算手段10の動作をロックし、異常情報を更新する。
S23で、異常履歴確認手段18は、不揮発性メモリ24から異常情報を読み出し、読み出した異常情報に、前回の異常までに監視異常が検出したという情報が残っていれば、S24へ進む。例えば、CPU11の暴走などで停止した場合は異常記録が残っていない。このように異常記録が残っていないときはS26へ進む。
S24で、第2のチェック手段20は、前回までに監視異常が検出された保護リレーの制御装置100の部分について重点的に複数回に渡って連続して正常状態が続くことの確認を行う。連続して正常状態が続くときS26へ進み、連続しないときS25へ進む。
S25で、第2のチェック手段20は、リレー演算手段10のロックを解除せずに、警告手段としての警告ランプ28に警告信号を出力して、ロック解除手順は終了する。
S26で、リレー演算ロック解除手段21は、チェックで問題がないのでリレー演算手段10のロックを解除して、解除の手順を終了する。
上述のようなリレー演算手段10のロック解除によれば、ノイズなど一過性の外乱により、CPUが不要にストップした場合、異常情報が不揮発性メモリ24に残っていないために、第1のチェック手段19による最初の簡易チェックだけを行えばよい。
また、部品などの故障による異常検出の場合、第1のチェック手段19だけでなく、第2のチェック手段20により再度詳細な確認を行うので、保護リレーの制御装置の誤動作または誤表示を防止できる。
このような保護リレーの制御装置は、CPUのイニシャライズ処理の時間を短縮しながら、保護リレーの制御装置の正常/異常を効率よく確認することができる。さらに、何らかの要因で保護リレーの制御装置がそのリレー演算手段10をロックされた場合に、ユーザが電源再投入またはCPUリセットなどを行っても、前に検出した保護リレーの制御装置の異常と同じ要因によって、誤動作や誤表示が発生することを防止することができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2に係わる保護リレーの制御装置のリレー演算手段10のロック解除手順のフローチャートである。この実施の形態2の保護リレーの制御装置の構成は図1と同様であり、同様な部分の説明は省略する。
図5を参照して、実施の形態2に係わる保護リレーの制御装置のリレー演算手段10のロック解除手順について説明する。
S30で、警告ランプ28が点灯され、リレー演算手段10がロックされていることが監視員に分かるので、監視員はマイクロコンピュータ7の電源スイッチ26を再投入してリセット指令をリセット回路27に送る。
S31で、CPU11は、リセット回路27によりイニシャライズされる。
S32で、異常履歴確認手段18は、不揮発性メモリ23から異常データを読み出す。異常データの中に、今回発生した異常部位に関する異常発生が含まれているとき、S33に進み、含まれていないときS34へ進む。
S33で、異常履歴確認手段18は、今回発生した異常部位に関する発生が不規則的な発生であるとき、不規則的な異常が発生したと判断し、S36へ進む。発生が不規則的な発生でないときS34へ進む。
S34で、第1のチェック手段19は、各ハードウエアの監視信号を確認する。監視信号を検出しないときは、S35へ進み、監視信号を検出したとき図3のS11へ進む。
S35で、第2のチェック手段20は、その部分について重点的に一度でなく、何度か連続で正常状態が続くことの確認などを行う。連続して正常状態が続くときS37へ進み、連続しないときS36へ進む。
S36で、第2のチェック手段20は、リレー演算手段10のロックを解除せずに、警告手段としての警告ランプ28に警告信号を出力して、ロック解除手順は終了する。
S37で、リレー演算ロック解除手段21は、チェックで問題がないのでリレー演算手段10のロックを解除して、解除の手順を終了する。
保護リレーのハードウエアの異常は通常、一度発生すると修理を行うまで継続して発生する継続的な異常と、緩い接触不良などにより不規則的に発生し、再度チェックしても再現しないような不規則的な異常に分けることができる。継続的な異常は、実施の形態1のように繰り返しチェックを行えば異常箇所を特定できるので、そこを修理することにより、復旧することができる。不規則的な異常の場合は、そのリレー演算をロックして再現性を確認してからでないと、誤動作または誤表示する可能性がある。そこで、この場合は、リレー演算をロックしておくことが必要である。
このような保護リレーの制御装置は、不規則的に発生した異常か連続的に発生した異常か判断し、常に異常が発見できない不規則的な異常を区別できるので、不規則的な異常を見逃して保護リレーの制御装置の誤動作または誤表示を防止できる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3に係わる保護リレーの制御装置のリレー演算手段10のロック解除手順のフローチャートである。この実施の形態3の保護リレーの制御装置の構成は図1と同様であり、同様な部分の説明は省略する。
図6を参照して、実施の形態3に係わる保護リレーの制御装置のリレー演算手段10のロック解除手順について説明する。
S40で、警告ランプ28が点灯され、リレー演算手段10がロックされていることが監視員に分かるので、監視員はマイクロコンピュータ7の電源スイッチ26を再投入してリセット指令をリセット回路27に送る。
S41で、CPU11は、リセット回路27によりイニシャライズされる。
S42で、異常履歴確認手段18は、不揮発性メモリ23から異常データを読み出す。異常データの中に、今回発生した異常部位に関する異常発生が含まれているとき、S43に進み、含まれていないときS45へ進む。
S43で、異常履歴確認手段18は、今回発生した異常部位に関する発生が不規則的な発生であるとき、不規則的な発生の異常が発生したと判断し、S44へ進む。発生が不規則的な発生でないときS45へ進む。
S44で、異常履歴確認手段18は、異常検出回数が所定値以上であるかどうか判断する。異常検出回数が所定値以上のときS47へ進み、所定値未満のとき、S45へ進む。
S45で、第1のチェック手段19は、各ハードウエアの監視信号を確認する。監視信号を検出しないときは、S46へ進み、監視信号を検出したとき図3のS11へ進む。
S46で、第2のチェック手段20は、その部分について重点的に一度でなく、何度か連続で正常状態が続くことの確認などを行う。連続して正常状態が続くときS48へ進み、連続しないときS47へ進む。
S47で、第2のチェック手段20は、リレー演算手段10のロックを解除せずに、警告手段としての警告ランプ28に警告信号を出力して、ロック解除手順は終了する。
S48で、リレー演算ロック解除手段21は、チェックで問題がないのでリレー演算手段10のロックを解除して、解除の手順を終了する。
このような保護リレーの制御装置は、不規則的に発生した異常が所定値回数以上のとき、不規則的な異常発生と判断するので、一過性の異常発生によりリレー演算手段10をロックするなど必要以上のロックを低減することができる。
この発明のディジタル保護リレーの制御装置の構成を説明する図である。 図1のマイクロコンピュータの機能を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係わる自己監視手段の異常発生時の動作のフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係わる自己監視手段のCPUをリセットするときの動作のフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係わる自己監視手段のCPUをリセットするときの動作のフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係わる自己監視手段のCPUをリセットするときの動作のフローチャートである。
符号の説明
1 電力系統、2 電流変流器、3 電圧変成器、4 入力増幅器、5 アナログフィルタ、6 A/D変換器、7 マイクロコンピュータ、8 データメモリ、9 プログラムメモリ、10 リレー演算手段、11 中央演算処理ユニット、12 ディジタルアウト、13 ディジタルイン、14 自己監視手段、15 監視信号、16 異常検出手段、17 異常記憶蓄積手段、18 異常履歴確認手段、19 第1のチェック手段、20 第2のチェック手段、21 リレー演算ロック手段、22 リレー演算ロック解除手段、23 チェック手段、24 不揮発性メモリ、26 電源スイッチ、27 リセット回路、28 警告ランプ、29 ドライバ回路、30 保護機器、31 ウォッチドッグタイマ、100 ディジタル保護リレーの制御装置。

Claims (3)

  1. 中央演算処理ユニットの演算処理に基づき、電力系統から検出した電流値または電圧値を用いて電力系統を保護するための制御用のトリップ信号を演算して送出するリレー演算手段およびディジタル保護リレー自身の異常を監視する自己監視手段を有するディジタル保護リレーの制御装置であって、
    上記自己監視手段は、
    上記中央演算処理ユニットの処理異常を除くディジタル保護リレー自身のあらかじめ定められた異常を常時検出する異常検出手段と、
    上記異常を検出したとき上記リレー演算手段の動作をロックするリレー演算ロック手段と、
    上記異常を検出したとき異常内容を記憶して蓄積する異常記憶蓄積手段と、
    上記異常を検出したとき異常を外部に警告する警告手段と、
    上記警告に応答して外部から入力されたリセット指令により上記中央演算処理ユニットをリセットするリセット手段と、
    リセット後上記異常検出手段により異常が検出されないとき、蓄積された上記異常内容を読み出し、リセット前に検出された異常内容に関し、過去に同じ異常内容があるかどうか判断する異常履歴確認手段と、
    過去に同じ異常内容があったとき、上記異常内容に該当するディジタル保護リレーの部分を繰り返し検査するチェック手段と、
    過去に同じ異常内容がないと判断されたとき、または上記繰り返し検査で正常と判断されたとき上記リレー演算手段のロックを解除するリレー演算ロック解除手段と、
    を有することを特徴とするディジタル保護リレーの制御装置。
  2. 上記異常履歴確認手段は、上記中央演算処理ユニットのリセット後上記異常検出手段により異常が検出されないとき、上記異常記憶蓄積手段に記憶された上記異常内容を読み出し、上記異常内容の異常が不規則的に発生しているか判断し、不規則的に発生していると判断したとき上記警告手段に警告信号を送ることを特徴とする請求項1に記載のディジタル保護リレーの制御装置。
  3. 上記異常履歴確認手段は、上記中央演算処理ユニットのリセット後上記異常検出手段により異常が検出されないとき、上記異常記憶蓄積手段に記憶された上記異常内容を読み出し、上記異常内容の異常が不規則的に発生しているか判断し、不規則的に発生していると判断したとき不規則的に発生した異常の発生回数をあらかじめ設定した所定値と比較し、上記発生回数が上記所定値以上のとき、上記警告手段に警告信号を送ることを特徴とする請求項2に記載のディジタル保護リレーの制御装置。
JP2003280866A 2003-07-28 2003-07-28 ディジタル保護リレーの制御装置 Expired - Fee Related JP3985017B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003280866A JP3985017B2 (ja) 2003-07-28 2003-07-28 ディジタル保護リレーの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003280866A JP3985017B2 (ja) 2003-07-28 2003-07-28 ディジタル保護リレーの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005051911A JP2005051911A (ja) 2005-02-24
JP3985017B2 true JP3985017B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=34266560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003280866A Expired - Fee Related JP3985017B2 (ja) 2003-07-28 2003-07-28 ディジタル保護リレーの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3985017B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101203573B1 (ko) 2006-05-22 2012-11-21 엘지전자 주식회사 열병합발전기 제어 시스템 및 방법
JP4799372B2 (ja) * 2006-11-06 2011-10-26 中国電力株式会社 保護継電装置、および保護継電装置のリセット方法
JP5221903B2 (ja) * 2007-06-27 2013-06-26 株式会社島津製作所 質量分析装置
JP5687141B2 (ja) * 2011-06-10 2015-03-18 三菱電機株式会社 保護リレー装置
JP5943706B2 (ja) * 2012-05-23 2016-07-05 三菱電機株式会社 電源装置
JP5989687B2 (ja) * 2014-01-20 2016-09-07 中国電力株式会社 送電線リレー盤リカバリー装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005051911A (ja) 2005-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4815141B2 (ja) 回路異常動作検出システム
CN111324192A (zh) 一种系统板卡电源检测方法、装置、设备及存储介质
JP3985017B2 (ja) ディジタル保護リレーの制御装置
KR101475571B1 (ko) 감시 제어 장치에서 데이터 처리를 위한 장치 및 방법
CA2689416A1 (en) Control apparatus and control method
JP6880961B2 (ja) 情報処理装置、およびログ記録方法
JP2009003592A (ja) コンピュータの異常検出・復旧方式
JP5327105B2 (ja) バックアップシステム
CN116719657A (zh) 一种固件故障日志生成方法、装置、服务器及可读介质
JP4534995B2 (ja) ディジタル形保護継電装置のリスタート方式
CN113917385A (zh) 一种面向电能表的自检测方法及系统
JP5032432B2 (ja) 出力監視装置
JPH10105422A (ja) 保護装置の制御回路
CN111801865B (zh) 数字型保护继电装置和数字型保护继电装置的动作方法
JP6943218B2 (ja) 故障検出装置、故障検出方法及び故障検出プログラム
JP4432354B2 (ja) ウオッチドッグタイマ回路の状態監視方式
JP5687141B2 (ja) 保護リレー装置
JP5489742B2 (ja) 保護継電器
JP2007265157A (ja) I/o装置の障害検出システム、及び、方法
JP3306602B2 (ja) デジタル保護制御方法
JP2755159B2 (ja) 情報処理装置の自己診断方式
JPS6233812B2 (ja)
JP2885342B2 (ja) 保護制御装置
KR100854823B1 (ko) 영상표시기기의 에러 검출장치 및 방법
JP2006023970A (ja) 装置異常復旧方式

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050630

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3985017

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees