JP3984461B2 - 車両用バンパの材質表示構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂製バンパの材質を表示する車両用バンパの材質表示構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、廃車等の使用済み自動車(ELV:End of Life Vehicles)は、一般に解体事業者によって主要な金属部品や市場価値をもった部品が取り除かれ、更にシュレッダ処理に不都合なタイヤ、バッテリ、エアバッグ等が除かれた後にシュレッダ処理される。このELVがシュレッダ処理された際の破砕残余物、即ちシュレッダーダスト(ASR:Automobile Shredder Residue)の構成成分は非金属材料が多く、特にその略半分が樹脂成分である。
【0003】
一方、近年環境問題や資源再利用に対する要求からASRのリサイクル率向上の要請が高まっている。
【0004】
このリサイクルの一環としてELV等から分離され、或いは修理等で交換されたバンパ等の樹脂製品を回収し、再生材料として樹脂製品を成形する樹脂製品のリサイクル化が行われている。しかし、この再生材料に異なる材質の再生材料が混在した樹脂材料を用いた成形加工では、再生された樹脂製品の外観性及び機械的物性の著しい低下が懸念される。
【0005】
そのため対策として、樹脂部品を予め材質毎に分別するために、樹脂製品に樹脂材質を識別するための材質表示が付されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
樹脂部品に付された材質表示を確認することによって、樹脂部品を予め設定された材質毎に的確に分別することができる。
【0007】
しかし、外観品質の観点から、材質表示の場所は樹脂製品の裏面等に限られている。特に、ASRの削減の有効策の1つとして比較的大型の樹脂製品であるバンパの回収及び再利用があるが、バンパは機能部品であると共に外観品質が要求されることから、一般に図21に斜視図を示すように外観に露出しないバンパ100の裏面101に材質表示102が施される。従って、ELV等からバンパ100を解体して、裏面101の材質表示102を目視確認するまではその材質が分からないのが現状であり、バンパ100の材質確認が厄介で、解体事業者のリサイクル推進やマテリアルリサイクル(Material Recycle)推進の妨げになっている。
【0008】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、通常使用時にはバンパの外観品質が確保される一方、ELV等の際にはバンパを車体から解体する前の段階で予め容易に材質確認が可能な車両用バンパの材質表示構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の車両用バンパの材質表示の発明は、ナンバプレートが取り付けられるナンバプレート装着部を備えた素材の表面に塗膜が施された樹脂製バンパの材質を表示する車両用バンパの材質表示構造において、上記素材の材質を表示する材質表示が、上記ナンバプレートの取り付けによって隠蔽されるナンバプレート装着部の部位に凹凸部によって形成され、該ナンバプレート装着部に取り付けられたナンバプレートとの当接により上記凹凸部に施された塗膜の少なくとも一部が削り取られることを特徴とする。
【0010】
請求項1の発明によると、ナンバプレート装着部へのナンバプレートの取り付けによって隠蔽される部位に素材の材質を表示する材質表示を施すことによって、車両が使用されている間は、ナンバプレート装着部に形成した材質表示がナンバプレートによって隠蔽されてバンパの外観品質を損なうことがなく装飾機能が確保される一方、車両がELVとなってナンバプレートが取り外されると、ナンバプレートとの当接により凹凸部に施された塗膜が削り取られて塗膜から浮かび上がるように鮮明に材質表示が表れ、バンパを車体から解体する前の段階でバンパ素材の材質識別が容易にできる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1の車両用バンパの材質表示構造において、上記材質表示は、頂部が鋭角な断面形状を有して上記ナンバプレート装着部に突出形成された識別記号であることを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明によると、バンパの材質を表す識別記号を素材に一体に突出形成することから材質表示が立体的に形成されて容易に確認することができる。また、識別記号を成形型等によって素材の成形の際に同時に施すことができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1の車両用バンパの材質表示構造において、上記材質表示は、頂部が平坦な断面形状を有して上記ナンバプレート装着部に突出形成された識別記号であることを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明によると、識別記号を素材に突出形成することから材質表示が立体的に形成されて容易に確認することができ、かつ識別記号を成形型等によって素材の成形の際に同時に施すことができる。また、平坦な識別記号の頂部をナンバプレートの取付座面とすることができ、ナンバプレートが安定した状態で確実に取り付けられる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1の車両用バンパの材質表示構造において、上記材質表示は、上記ナンバプレート装着部に形成されたナンバプレート用の取付座面に凹設された溝によって形成された識別記号であることを特徴とする。
【0016】
請求項4の発明によると、取付座面に凹設した溝によって識別記号を形成することから材質表示が立体的に形成されて、材質表示を容易に確認することができる。また、識別記号を成形型等によって素材の成形の際に同時に施すことができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項の車両用バンパの材質表示構造において、上記ナンバプレートは、該ナンバプレートの裏面が上記識別記号に当接した状態で上記ナンバプレート装着部に取り付けられたことを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載の発明によると、ナンバプレートの裏面が識別記号に当接した状態でナンバプレートをナンバプレート装着部に取り付けることにより、ナンバプレートが取り付けられた車両は、使用されている間に走行等の振動等に起因して、バンパとナンバプレートが互いに微動して、塗膜とナンバプレートの裏面が擦れ合い、該部の塗膜が削り取られる。しかる後、この車両が、ELVとなってバンパからナンバプレートが取り外された際、摩耗して削り取られて除去された識別記号に対応する塗膜に相応して素材が塗膜から浮かび上がるように露出して、素材の材質を表示する識別記号が明確に確認できる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、請求項5の車両用バンパの材質表示構造において、上記ナンバプレートの裏面に、上記識別記号に接する凹凸状のヤスリ面を備えた部材を配設したことを特徴とする。
【0022】
請求項6の発明によると、ナンバプレートの裏面に凹凸状のヤスリ面を備えた部材を配設することから、塗膜及び識別記号等の摩耗が促進される。
【0023】
請求項7に記載の発明は、ナンバプレートが取り付けられるナンバプレート装着部を備えた素材の表面に塗膜が施された樹脂製バンパの材質を表示する車両用バンパの材質表示構造において、上記素材の材質を表示する材質表示が、ナンバプレートの取り付けによって隠蔽されるナンバプレート装着部の部位に施されており、上記材質表示は、頂部が鋭角な断面形状を有して上記バンパの素材に突出形成された識別記号であって、上記ナンバプレートは、該ナンバプレートの裏面で上記識別記号の頂部を圧潰した状態で上記ナンバプレート装着部に取り付けられたことを特徴とする。
【0024】
請求項7の発明によると、ナンバプレートを取り付ける際に、ナンバプレートによって識別記号の頂部を圧潰することによって、該部における塗膜と素材の接着がなくなり、識別記号の頂部に対応する素材が塗膜から露出した状態でナンバプレートがナンバプレート装着部に取り付けられ、しかる後、バンパからナンバプレートが取り外されると、識別記号の頂部に対応する素材が、その周囲の塗膜から浮かび上がるように露出して、識別記号が明確に確認できる。
【0025】
請求項8に記載の車両用バンパの材質表示構造の発明は、下端縁に沿って延設された可撓性を有する薄肉部を介してフランジプレートが延設され、該フランジプレートが車体下面に締結具によって固定される樹脂製のバンパの材質を表示する車両用バンパの材質表示構造において、上記フランジプレートの下面に上記バンパの材質を表示する材質表示が施されたことを特徴とする。
【0026】
請求項8の発明によると、車両が使用されている間には材質表示が通常目視されることなく、バンパの外観品質が確保される一方、バンパが車体に取り付けられた状態で締結具によるフランジプレートの締結を解除し、薄肉部をセルフヒンジとしてフランジプレートを下方に揺動することによって、フランジプレートの下面に付された材質表示を容易に目視確認することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下本発明による車両用バンパの材質表示構造の実施の形態を図を参照して説明する。
【0030】
(第1実施の形態)
本発明の第1実施の形態を図1乃至図5を参照して説明する。図1は車両1の前部斜視図であり、車体2の前部に車幅方向に延在して樹脂製のバンパ3が配設されている。
【0031】
バンパ3は後述するように例えば材質がポリプロピレン系樹脂からなる例えば黒色の素材5に外観及び品質向上のため有色の塗装が施されている。バンパ3の車幅方向中央部に略平坦なナンバプレート装着部4が形成され、このナンバプレート装着部4に重なり、かつ締結ボルト8等によって自動車登録番号標(ナンバプレート)7が取り付けられる。
【0032】
ナンバプレート装着部4には、図2にナンバプレート7を取り外した状態を示すようにバンパ3の素材5の材質を表す材質表示10が施されている。この材質表示10は、ナンバプレート7の取付によってナンバプレート7の裏面に当接すると共に隠蔽されるナンバプレート装着部4の部位に施される。
【0033】
材質表示10は、例えば図2及び要部拡大図を図3に示すようにバンパ3の素材5の材質であるポリプロピレン系樹脂を表す「>PP<」の文字や記号を有する識別記号11が、図4に図3のI−I線断面図を示すようにその頂部11aが鋭角なV字状となる稜線状に素材5に突形成される。このバンパ3の材質を表す識別記号11を素材5に一体に突出形成することから材質表示が立体的に形成され、かつ識別記号11を成形型等によって素材の成形の際に同時に施すことができる。
【0034】
この材質表示10が一体に形成された素材5の表面5aに塗装が施される。素材5の表面5aに施される塗装によって形成される有色の塗膜6は、識別記号11の頂部11aが鋭角な稜線状であることから、図4に示すように塗料の付着量の差により黒色の素材5によって形成された識別記号11の頂部11aの部分の塗膜6が一般面5bより薄く形成され、更に材質表示10が立体的に形成されることと相俟って目視によって識別記号11を容易に確認することができる。
【0035】
このように形成されたバンパ3のナンバプレート装着部4に、ナンバプレート7の裏面が識別記号11の頂部11aに当接し、かつ材質表示10を隠蔽した状態でナンバプレート7が締結ボルト8等によって取り付けられる。
【0036】
ナンバプレート7が取り付けられた車両は、使用されている間に走行等の振動等に起因して、バンパ3とナンバプレート7が互いに微動し、材質表示10に突出形成された識別記号11の頂部11aに対応する塗膜6とナンバプレート7の裏面が擦れ合い、かつ互いに微細な衝打がが繰り返される。その摩擦及び衝打によって該部の塗膜6が削り取られ、更に図5に示すように鋭角に形成された識別記号11の頂部11aが摩耗する。この識別記号11の頂部11a及び塗膜6の摩耗は、車両が駐車等の不使用時においても、樹脂製のバンパ3と金属製のナンバプレート7との間の線膨張係数の差に起因する識別記号11の頂部11aとナンバプレート7との摩擦によっても発生する。更に、夏場には素材5及び塗膜6が熱で若干柔らかくなり耐摩耗性が低下し、より先端11a及び該部の塗膜6の摩耗が促進される。
【0037】
しかる後、この車両が、ELVとなってバンパ3からナンバプレート7が取り外されると、バンパ3のナンバプレート装着部4に形成された材質表示10は、図6に示すように摩耗して削り取られて除去された識別記号11の頂部11aに対応する塗膜6に対応して黒色の素材5が、その周囲の有色の塗膜6から浮かび上がるように鮮明に露出して、素材5の材質を表示する「>PP<」の識別記号11が明確に確認でき、バンパ3の材質識別が容易にできる。
【0038】
従って、車両が使用されている間は、バンパ3のナンバプレート装着部4に形成した材質表示10がナンバプレート7の取り付けによって隠蔽されて、バンパ3の外観品質を損なうことなく装飾的機能が確保される一方、車両がELVとなってナンバプレート7が取り外されると、ナンバプレート装着部4に形成された材質表示10に形成された素材5の材質を表示する識別記号11が鮮明に露出して、バンパ3を車体2から解体する前の段階でバンパ3の材質識別が容易にできる。その結果、解体業者等によるリサイクル促進やマテリアルリサイクル推進の向上が期待できる。
【0039】
また、バンパ3のナンバプレート装着部4に予め素材5と一体に識別記号11を突出形成し、素材5に塗装を施すことによってバンパ3の材質表示がなされ、別途バンパ3に材質表示を施す必要がなく、バンパ3の製造の簡素化が可能になり、製造コストの低減が期待できる。
【0040】
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態を図7乃至図9を参照して説明する。なお、図7乃至図9において図1乃至図6と対応する部分には同一符号を付することで該部の詳細な説明を省略する。
【0041】
図7は上記第1実施の形態における図4に対応する要部断面図であって、第1実施の形態と同様に、ナンバプレート7の装着によって隠蔽されるバンパ3のナンバプレート装着部4に、バンパ3の素材5の材質を表示する材質表示10を施す。この材質表示10は、素材5の材質を表す識別記号11を頂部11aが鋭角なV字状となる稜線状に素材5に突形成する。このバンパ3の材質を表す識別記号11を素材5に一体に突出形成することから材質表示が立体的に形成され、かつ識別記号11を成形型等によって素材の成形の際に同時に施すことができる。
【0042】
この材質表示10が一体に形成された素材5の表面に塗装が施される。素材5の表面5aに施される塗装によって形成される塗膜6は、識別記号11の頂部11aが鋭角な稜線状であることから、塗料の付着量の差により識別記号11の頂部11aの部分の塗膜6が一般面5aより薄く形成され、かつ材質表示10が立体的に形成されることと相俟って目視によって識別記号11を容易に確認することができる。
【0043】
このように形成されたバンパ3のナンバプレート装着部4に、ナンバプレート7の裏面を識別記号11の頂部11aに押しあて、ボルト8等によるナンバプレート7を締結する際に、図8に示すようにナンバプレート7によって識別記号11の頂部11aを押し潰す。この圧潰によって、該部における塗膜6と素材5の接着がなくなり、識別記号11の頂部11aに対応する素材5が塗膜6から露出した状態でナンバプレート7がナンバプレート装着部4に取り付けられる。
【0044】
しかる後、この車両が、ELVとなってバンパ3からナンバプレート7が取り外されると、バンパ3のナンバプレート装着部4に形成された識別記号11の頂部11aに対応する黒色の素材5が、その周囲の有色の塗膜6から浮かび上がるように露出して、素材5の材質を表示する識別記号11が明確に確認でき、バンパ3の材質識別が容易にできる。
【0045】
従って、第1実施の形態と同様に車両が使用されて間は、バンパ3のナンバプレート装着部4に形成した材質表示10が、ナンバプレート7の取付によって隠蔽されてバンパ3の外観品質が確保される一方、車両がELVとなって図9に示すようにナンバプレート7が取り外されるとナンバプレート装着部4に形成された素材5の材質を表示する識別記号11が露出して、バンパ3を車体2から解体する前の段階でバンパ3の材質識別が容易にできる。
【0046】
更に、バンパ3にナンバプレート7を取り付ける際に、ナンバプレート7による識別記号11の頂部11aを押し潰すことによって、識別記号11の頂部11aに対応する素材5が塗膜6から露出した状態でナンバプレート7がバンパ装着部4に取り付けられることから、車両の使用期間が比較的短くELVとなった車両であってもナンバプレート7を取り外すことによって、バンパ3の材質識別が容易にできる。
【0047】
(第3実施の形態)
本発明の第3実施の形態を図10乃至図13を参照して説明する。なお、図10乃至図13において図1乃至図6に対応する部分には同一符号を付することで該部の詳細な説明は省略する。
【0048】
図10は車両1の前部斜視図であり、図11はバンパ3のナンバプレート装着部4の形状を示す図10のII−II線断面図である。車体2の前部に車幅方向に延在して樹脂製のバンパ3が配設されている。
【0049】
ナンバプレート装着部4にナンバプレート7が締結ボルト8等によって取り付けられ、そのナンバプレート7の裏面が当接するナンバプレート装着部4にバンパ3の素材5の材質を表す材質表示10が施されている。この材質表示10は、ナンバプレート7の取付によってナンバプレート7の裏面に当接すると共に隠蔽される。
【0050】
材質表示10は、例えば、図12に斜視図を示すバンパ3の素材5の材質を示す「>PP<」の識別記号11であって、図12のIII−III線断面図を図13に示すように、頂部11aが比較的幅広くかつ平坦面で輪郭11cが折曲状に形成されて素材5に突出形成される。このバンパ3の材質を表す識別記号11を素材5に一体に突出形成することから材質表示が立体的に形成され、かつ識別記号11を成形型等によって素材5を成形する際に同時に施すことができる。この材質表記10が一体に形成された素材5の表面5aに塗装が施される。
【0051】
素材5の表面5aに施される塗装によって形成される塗膜6は、識別記号11の頂部11aの輪郭11cが角張った稜線状であることから、図13に示すように輪郭11cの部分が平坦な頂部11a部分及び素材5の一般面5bの部分に比べ薄く形成される。よって、この黒色の素材5によって形成された識別記号11の頂部11aの輪郭11cの部分の塗膜5が一般面5aより薄く形成され、かつ立体的に形成されて、目視により識別記号11を容易に確認することができる。
【0052】
このように形成されたバンパ3のナンバプレート装着部4に、比較的幅広く形成された識別記号11の頂部11aにナンバプレート7の裏面が当接し、かつ材質表示10を隠蔽した状態でナンバプレート7がボルト8等によって取り付けられる。このように取り付けられたナンバプレート7は、ナンバプレート7用の取付座面が、幅広く形成された広面積で平坦な識別記号11の頂部11aによって形成されることから安定した状態で確実に取り付けられる。
【0053】
このナンバプレート7が取り付けられた車両は、使用されている間に走行等の振動等に起因して、バンパ3とナンバプレート7が互いに微動し、識別記号11の頂部11aに対応する塗膜6とナンバプレート7の裏面が擦れ合い、かつ互い微細な衝打が繰り返されて摩耗する。
【0054】
しかる後、この車両が、ELVとなってバンパ3からナンバプレート7が取り外されると、バンパ3のナンバプレート装着部4に形成された材質表示10の識別記号11の頂部11aの部分の塗膜6の摩耗によって、或いは更に該部の塗膜6が削り取られて該部の素材5が露出することから、素材5の材質を表示する識別記号11が明確に確認できる。
【0055】
従って、第1実施の形態と同様に車両が使用されて間は、バンパ3のナンバプレート装着部4に形成した材質表示10がナンバプレート7の取り付けによって隠蔽されてバンパ3の外観品質を損なうことなく装飾的機能が確保される一方、車両がELVとなってナンバプレート7が取り外されると、ナンバプレート装着部4に形成された素材5の材質を表示する識別記号11が露出して、バンパ3を車体2から解体する前の段階でバンパ3の材質識別が容易にできる。
【0056】
更に、ナンバプレート7の取付座面が、幅広く形成された広面積で平坦な識別記号11の頂部11aによって形成されることから安定した状態で確実に取り付けられる。
【0057】
(第4実施の形態)
本発明の第4実施の形態を図14乃至図16を参照して説明する。なお、図14乃至図16において図1乃至図6に対応する部分には同一符号を付することで該部の詳細な説明は省略する。
【0058】
図14はナンバプレート7の裏面が当接する取付座面4aを示すナンバプレート装着部4の要部斜視図であって、この取付座面4aは平坦に形成され、バンパ3の素材5の材質を表す材質表示10が施されている。この材質表示10は、ナンバプレート7の取付によってナンバプレート7の裏面に当接すると共に隠蔽される。
【0059】
材質表示10は、例えば、図14に示すようにバンパ3の素材5の材質を表示する「>PP<」の識別記号11であって、この識別記号11は図14のIV−IV線断面図を図15に示すように、平坦な取付座面4aに対する素材5の表面を識別記号11の輪郭11cに沿って例えば断面コ字状乃至U字状の溝5cを凹設することによって、輪郭11cが折曲状に形成されて素材5に形成される。このバンパ3の材質を表す識別記号11の輪郭11cに沿って溝5cを形成して素材5に一体に形成することから材質表示10が立体的に形成され、かつ識別記号11を成形型等によって素材の成形の際に同時に施すことができる。この材質表示10が一体に形成された素材5の表面5aに塗装が施される。
【0060】
素材5の表面5aに施される塗装によって形成される塗膜6は、識別記号11の輪郭11cに沿っての断面コ字状乃至U字状の溝5cが形成されることから、図15に示すように溝5cの部分と一般面5bの部分の塗料の付着量の差、特に輪郭11cの部分が一般面5bに比べ薄く形成される。この輪郭11cの部分が一般面5aより薄く形成されて、識別記号11を外部から目視によって確認することができ、バンパ3の材質を確認することができる。
【0061】
このように形成されたバンパ3のナンバプレート装着部4に、平坦に形成された取付座面4aにナンバプレート7の裏面が当接し、かつ材質表示10を隠蔽した状態でナンバプレート7がボルト8等によって安定した状態で確実に取り付けられる。
【0062】
ナンバプレート7が取り付けられた車両は、使用されている間に走行等の振動等に起因して、バンパ3とナンバプレート7が互いに微動し、取付座面4aの一般面に対応する塗膜6とナンバプレート7の裏面が擦れ合い、かつ互い微細な衝打が繰り返されて摩耗する。
【0063】
しかる後、この車両が、ELVとなってバンパ3からナンバプレート7が取り外されると、バンパ3のナンバプレート装着部4に形成された取付座面4aの一般面の部分の塗膜6の摩耗によって、或いは更に該部の塗膜6が削り取られて該部の素材5が露出することから、溝5cの部分に残存する塗膜6によって図16に示すように現れ、素材5の材質を表示する識別記号11を容易に確認することができる。
【0064】
従って、第1実施の形態と同様に車両が使用されて間は、バンパ3のナンバプレート装着部4に形成した材質表示10がナンバプレート7の取付によって隠蔽されてバンパ3の外観品質が確保される一方、車両がELVとなってナンバプレート7が取り外されると、ナンバプレート装着部4に形成された素材5の材質を表示する識別記号11の輪郭11cが明確に現れ、バンパ3を車体2から解体する前の段階でバンパ3の材質識別が容易にできる。
【0065】
更に、ナンバプレート7を、平坦な取付座面4aに安定した状態で当接させて取り付けることが可能になり、ナンバプレート7の装着性が確保される。
【0066】
なお、識別記号11の輪郭11cに沿って凹設される溝5cに代えて、識別記号11それ自体を凹設された溝によって形成することもできる。
【0067】
(第5実施の形態)
本発明の第5実施の形態を図17乃至図20を参照して説明する。なお、図17乃至図20において図1乃至図6に対応する部分には同一符号を付することで該部の詳細な説明は省略する。
【0068】
図17は車両1の前部斜視図であり、車体2の前部に車幅方向に延在して樹脂製のバンパ3が配設されている。このバンパ3の下端縁は、図17のV−V線断面を図18に示すように可撓性を確保する薄肉部3cを介してフランジプレート3dが延設され、フランジプレート3dの適宜箇所に複数の締結用穴3fが穿設されている。このフランジプレート3dを車体2の下面或いは車体2の下面に設けられたブラケット21を介して、本実施の形態ではブラケット21に下方から重ね合わせ、かつフランジプレート3dの締結用穴3f及びブラケット21に穿設された締結用穴21fに貫通装着される締結具である例えばクリップ23によってブラケット21に締結される。この締結状態においては、フランジプレート3dの下面3eは通常目視できない状態にある。
【0069】
また、図19に示すようにクリップ23による締結を解除することによって、薄肉部3cをセルフヒンジとしてフランジプレート3dを下方に揺動することによってフランジプレート3dの下面3eを容易に目視することができる。
【0070】
更に、予め設定された特定の締結用穴3fの近傍におけるフランジプレート3dの下面3eに材質表示10が施されている。材質表示10は、図20に示すようにバンパ3の素材の材質を示す例えば「>PP<」の識別記号11が突出或いは凹設等の適宜手段で付されている。
【0071】
このようにバンパ3に材質表示10は、車両が使用されている間には、通常目視されることなく、バンパ3の装飾的機能が確保される一方、車両がELVとなった際に、バンパ3が車体2に取り付けられた状態で、材質表示10が施された近傍におけるクリップ23による締結を解除して、図19に示すように薄肉部3cをセルフヒンジとしてフランジプレート3dを下方に揺動することによって、図20のようにフランジプレート3dの下面3eに付された容易に目視することができる。なお、材質表示10の付設位置及び該付設位置近傍のクリップ23等の位置は、予めマニュアル等に表示して周知せしめておくことが好ましい。
【0072】
従って、第1実施の形態と同様に車両が使用されて間は、バンパ3に付された材質表示10が通常目視されることなく、バンパ3の装飾的機能が確保される一方、車両がELVとなった際に特定のクリップ23を取り外して、フランジプレート3dの該部を下方に揺動することによって容易に材質表示10を目視確認することができ、バンパ3を車体2から解体する前の段階でバンパ3の材質識別が容易にできる。また、ナンバプレート7を取り付けないバンパ3にあっても、バンパ3の外観品質を損なうことなく容易に識別記号11を付することができる。
【0073】
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、また、上記第1実施の形態乃至第4実施の形態において、ナンバプレート7によって隠蔽される箇所に複数の材質表示10を施すことにより材質表示をより確実にし、かつ視認性を向上させることも可能であり、ナンバプレート7の裏面に塗膜6等の摩耗を促進させる凹凸状のヤスリ面を備えた部材を配設することも可能である。また第6実施の形態においても材質表示10をフランジプレート3dの下面3eに複数付することもできる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明した本発明の車両用バンパの材質表示構造によると、ナンバプレート装着部のナンバプレートの装着によって隠蔽される部位にバンパの材質を表示する材質表示を施すことによって、車両が使用されて間は、ナンバプレート装着部に形成した材質表示がナンバプレートの取り付けによって隠蔽されてバンパの外観品質を損なうことなく装飾的機能が確保される一方、車両がELVとなってナンバプレートが取り外されると材質表示が露出してバンパを車体から解体する前の段階でバンパの材質識別が容易にできる。
【0075】
また、下端縁に沿って延設された可撓性を有する薄肉部を介してフランジプレートが延設され、該フランジプレートが車体下面に締結具によって固定される樹脂製のバンパにおいて、フランジプレートの下面に上記バンパの材質を表示する材質表示を施すことによって、車両が使用されている間には通常目視されることなく、バンパの外観品質が確保される一方、バンパが車体に取り付けられた状態で締結具によるフランジプレートの締結を解除し、薄肉部をセルフヒンジとしてフランジプレートを下方に揺動することによって、フランジプレートの下面に付された容易に目視確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用バンパの材質表示構造の第1実施の形態の概要を示す車両の前部斜視図である。
【図2】ナンバプレートを取り外した状態を示す車両の前部斜視図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図3のI−I線断面図である。
【図5】識別記号の頂部の摩耗状態を示す断面図である。
【図6】材質表示状態を示す説明図である。
【図7】本発明による車両用バンパの材質表示構造の第2実施の形態の概要を示す要部断面図である。
【図8】ナンバプレート取付状態を示す要部断面図である。
【図9】ナンバプレートが取り外された状態を示す要部断面図である。
【図10】本発明による車両用バンパの材質表示構造の第3実施の形態の概要を示す車両の前部斜視図である。
【図11】図10のII−II線断面図である。
【図12】材質表示を示す要部斜視図である。
【図13】図12のIII−III線断面図である。
【図14】本発明による車両用バンパの材質表示構造の第4実施の形態の概要を示すナンバプレート装着部の要部斜視図である。
【図15】図14のIV−IV線断面図である。
【図16】材質表示状態を示す説明図である。
【図17】本発明による車両用バンパの材質表示構造の第5実施の形態の概要を示す車両の前部斜視図である。
【図18】図17のV−V線断面図である。
【図19】フランジプレートの揺動状態を示す要部断面図である。
【図20】材質表示状態を示す説明図である。
【図21】従来の材質表示状態を示すバンパの説明図である。
【符号の説明】
1 車両
2 車体
3 バンパ
3c 薄肉部
3d フランジプレート
3e 下面
3f 締結用穴
4 ナンバープレート装着部
4a 取付座面
5 素材
5a 表面
5b 一般面
5c 溝
6 塗膜
7 ナンバプレート
8 締結ボルト
10 材質表示
11 識別記号
11a 頂部
11b 溝
11c 輪郭
21 ブラケット
21f 締結用穴
23 クリップ(締結具)
Claims (8)
- ナンバプレートが取り付けられるナンバプレート装着部を備えた素材の表面に塗膜が施された樹脂製バンパの材質を表示する車両用バンパの材質表示構造において、
上記素材の材質を表示する材質表示が、上記ナンバプレートの取り付けによって隠蔽されるナンバプレート装着部の部位に凹凸部によって形成され、
該ナンバプレート装着部に取り付けられたナンバプレートとの当接により上記凹凸部に施された塗膜の少なくとも一部が削り取られることを特徴とする車両用バンパの材質表示構造。 - 上記材質表示は、
頂部が鋭角な断面形状を有して上記ナンバプレート装着部に突出形成された識別記号であることを特徴とする請求項1に記載の車両用バンパの材質表示構造。 - 上記材質表示は、
頂部が平坦な断面形状を有して上記ナンバプレート装着部に突出形成された識別記号であることを特徴とする請求項1に記載の車両用バンパの材質表示構造。 - 上記材質表示は、
上記ナンバプレート装着部に形成されたナンバプレート用の取付座面に凹設された溝によって形成された識別記号であることを特徴とする請求項1に記載の車両用バンパの材質表示構造。 - 上記ナンバプレートは、
該ナンバプレートの裏面が上記識別記号に当接した状態で上記ナンバプレート装着部に取り付けられたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用バンパの材質表示構造。 - 上記ナンバプレートの裏面に、上記識別記号に接する凹凸状のヤスリ面を備えた部材を配設したことを特徴とする請求項5に記載の車両用バンパの材質表示構造。
- ナンバプレートが取り付けられるナンバプレート装着部を備えた素材の表面に塗膜が施された樹脂製バンパの材質を表示する車両用バンパの材質表示構造において、
上記素材の材質を表示する材質表示が、ナンバプレートの取り付けによって隠蔽されるナンバプレート装着部の部位に施されており、
上記材質表示は、頂部が鋭角な断面形状を有して上記バンパの素材に突出形成された識別記号であって、
上記ナンバプレートは、該ナンバプレートの裏面で上記識別記号の頂部を圧潰した状態で上記ナンバプレート装着部に取り付けられたことを特徴とする車両用バンパの材質表示構造。 - 下端縁に沿って延設された可撓性を有する薄肉部を介してフランジプレートが延設され、該フランジプレートが車体下面に締結具によって固定される樹脂製のバンパの材質を表示する車両用バンパの材質表示構造において、
上記フランジプレートの下面に上記バンパの材質を表示する材質表示が施されたことを特徴とする車両用バンパの材質表示構造。
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