JP3984373B2 - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP3984373B2
JP3984373B2 JP23204398A JP23204398A JP3984373B2 JP 3984373 B2 JP3984373 B2 JP 3984373B2 JP 23204398 A JP23204398 A JP 23204398A JP 23204398 A JP23204398 A JP 23204398A JP 3984373 B2 JP3984373 B2 JP 3984373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
electric wire
press
cover
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23204398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000067942A (ja
Inventor
泉 鈴木
秀治 小菅
利一 櫻井
稔久 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP23204398A priority Critical patent/JP3984373B2/ja
Publication of JP2000067942A publication Critical patent/JP2000067942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3984373B2 publication Critical patent/JP3984373B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧接コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図23には、実開平1−68659号公報に開示された圧接コネクタ100を示した。この圧接コネクタ100に装着される圧接端子101には、電線102の被覆部分に切り込んで、電線102の芯線に接続する圧接部101Aが備えられている。圧接端子101は、コネクタハウジング104に圧接部101Aが開放された状態で装着され、圧接部101Aに電線102が押し込まれることで、電線102と圧接端子101とが連結される。
【0003】
ところで、圧接コネクタ100では、電線102を圧接した後に、圧接部101Aに応力がかかり、電線102を傷つけてしまうことを防止するために、次のような方法が取られている。圧接コネクタ100の圧接端子101に連結された電線102が、圧接コネクタ100の前後両端部分において、下方に折り曲げられ、カバー103の押圧片103Aとハウジング104とによって形成されるスリット105に押圧された状態とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構造では、スリット105の幅によって、電線102を押圧する力が決定されるため、電線102の外径が変更されると、コネクタ100全体の設計変更を行わなければならない。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、圧接端子の圧接部において電線に応力がかかることを防止できる圧接コネクタを提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係る圧接コネクタは、電線の被覆部分に切り込んで内部の芯線に接触可能な圧接部を備えた圧接端子と、前記圧接部を開放した状態で前記圧接端子を収容可能な複数の端子装着部を所定ピッチで備えたハウジングと、このハウジングに組み付けられるカバーとを備えた圧接コネクタであって、前記所定ピッチに合わせて並列された複数の前記電線には、隣接する前記電線間を連結する連結部とこの連結部を貫通する開口とが設けられ、この開口は、前記電線の並列方向に均等ピッチで配されており、前記ハウジング又は前記カバーのうちの少なくともいずれか一方には、前記開口に嵌まり込む電線保持突部が前記開口のピッチに合わせて均等ピッチで設けられ、前記ハウジングと前記カバーとが前記電線を間に挟んで組み付けられたときには、同ハウジングとカバーとのうち前記端子装着部郡の周囲において前記電線の外径寸法とほぼ同等の間隔があけられることを特徴とする。
【0008】
請求項の発明は、請求項に記載のものであって、前記端子装着部は、前記ハウジングの表裏両側に均等なピッチで配置され、前記圧接端子は、この表裏の各端子装着部をそれぞれ貫通するように装着されており、前記電線保持突部は、隣り合う前記端子装着部間を区画する壁面および最も外端側に位置する端子装着部の壁面の位置に合わせて形成され、かつ全部の電線保持突部が前記開口へ係止可能に形成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の作用および効果】
請求項の発明によれば、ハウジングに複数の圧接端子を装着しておき、これら圧接端子の圧接部に電線を装着する。電線の被覆部分に圧接部が切り込むことで、電線と端子とが接続される。このとき、ハウジング又はカバーに設けられた電線保持突部に、電線間を連結する連結部の開口が嵌まり込む。このため、電線に掛かる力は、電線保持突部と連結部とによって受けられるため、圧接部分に直接に作用することがない。
【0011】
そして、電線を圧接端子に組み付けるときに、電線の連結部に設けられた開口と電線保持突部との組み付け位置を電線の幅方向にずらすことができる。
請求項2の発明によれば、ハウジングの表裏に電線を組付ける際に、上下の電線間を任意の組合せで連結することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
参考例
次に、本発明の第1実施形態の説明を行う前に、参考例について、図1〜図18を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】
図1には、圧接コネクタ1を組付ける前の様子を示した。この圧接コネクタ1には、圧接端子2を装着可能なハウジング3と、このハウジング3に組み付けられるカバー4とが備えられている。なお、この参考例の説明において、圧接コネクタ1が図示しない相手側コネクタと嵌合する側(図1において左側)を前側とし、図1に示す態様で上下を表す。
【0014】
次に、図2〜図5を参照しつつ、圧接端子2について説明する。圧接端子2は、導電性板材を折曲げ加工されており、ハウジング3に装着されて、図示しない相手側コネクタの端子金具と連結される。圧接端子2の前部には、相手側端子金具のタブ部を連結可能な略角筒状の端子連結部5が備えられている。この端子連結部5の上面には、ランス34が突設されている。ランス34は、上下に撓み変形可能とされており、ハウジング3に係合することで、圧接端子2を抜止めする。また、端子連結部5の後方には、左右一対の側壁面6が設けられており、両側壁面6の間は、電線8が押し込まれる電線挿入溝7として上方に開放されている。この電線挿入溝7の中央には、前後一対の圧接部9が設けられている。各圧接部9は、圧接端子2の底面から切り起こされている。
【0015】
圧接部9の上端部分には、左右両端縁から係合縁9Aが突設されており、この係合縁9Aが側壁面6の凹部6Aに係合されることで、圧接部9の倒れ防止がなされている。圧接部9の中央には、上方から略U字状の圧入溝10が凹設されている。圧入溝10を形成する溝縁は、電線8の被覆に切り込み可能な刃状とされている。電線8が圧入溝10に押し込まれると、圧入溝10の溝縁が電線8の被覆に切り込み、内部の芯線8Aに接触することで、圧接端子2と電線8とが電気的に接続される。また、圧入溝10の上端開口縁は、斜状に案内部10Aが形成されており、電線8の押し込みを案内するようになっている。また、圧接端子2の後端には、電線をかしめ付ける左右一対のバレル部11が前後に互い違いに突設されている。圧接端子2の底面において、両バレル部11の中央には、抜止め片12が切り起こされている。抜止め片12は、両バレル部11が電線8をかしめ付けたときに、僅かに電線8の外皮にくい込むことで、電線8の抜止め作用を向上させる。
【0016】
次に、図6〜図10を参照しつつ、ハウジング3について説明する。ハウジング3は、合成樹脂により一体に成形されており、圧接端子2が装着可能とされている。ハウジング3の平面形状は、前端から中央やや後方にかけて等幅とされ、そこから階段部3Aで左右方向に拡げられて後端に至るようにされている(図6,7を参照)。ハウジング3の前部には、圧接端子2を装着可能な端子装着部13が、所定のピッチを隔てつつ均等間隔で設けられている。各端子装着部13は筒状とされ、前後に開口されており、その前方は相手側端子金具のタブ部が挿入可能なタブ挿入孔13Aとして小さく開口されている。また、端子装着部13の後方は、圧接端子2の端子連結部5を挿入可能な端子挿入口13Bとして大きく開放されている。また、端子装着部13の上壁13Cには、中央やや後方の位置において、階段状とされて端子係合縁33が設けられている。この端子係合縁33には、圧接端子2のランス34が係合することで、圧接端子2が抜止めされる。
【0017】
また、隣り合う端子装着部13の間は、前後方向に突設されている区画壁面14によって区画されている。この区画壁面14は、端子装着部13からハウジング3の中央やや後部まで(階段部3Aよりも少し後方位置)にかけて延設されている。また、端子装着部13の後方では、区画壁面14が露出した状態とされている。また、区画壁面14の後端縁には、中央やや下方のところに係止爪26が突設されている。この係止爪26は、カバー4の第2係止突部27と係合可能とされている。また、区画壁面14の後端から後方には、ハウジング3の底壁16に浅溝部15が凹設されている。浅溝部15は、各区画壁面14の延長線上に設けられており、ハウジング3の後端付近において、さらに深くされて深溝部17に連続している。この深溝部17は、ハウジング3の後端縁まで設けられている。
【0018】
また、ハウジング3の側壁18の後端には、左右一対の係合部19が設けられている。係合部19は、下方から上方にかけて先細とされた断面三角形状の突部から形成されている。係合部19が設けられている部分の後端側壁18Aは、それよりも前方の側壁18よりも肉薄とされている。これにより係合部19を含む後端側壁18Aは、僅かに内側に撓み変形可能とされている。係合部19には、カバー4の係合片20が係合可能とされている。また、側壁18において、係合部19の前方と下方とには、L字状に保護突部21が突設されている。この保護突部21は、カバー4がハウジング3に組み付けられたときに、カバー4の係合片20の周囲を取り囲んで、係合片20と係合部19との係合を保護する。
【0019】
また、側壁18において、係合部19よりも前方には、左右一対の位置決め側壁22が突設されている。位置決め側壁22は、側壁18の略半分の肉厚を備えて、側壁18の上縁から上方に突設されている。この位置決め側壁22は、カバー4に凹設された位置決め凹部23に嵌まり込む。位置決め側壁22の先端上部は、下部よりも僅かに前方に突設されており、位置決め凹部23との係合力を向上するようにされている。また、ハウジング3の下面には、上下に撓み変形可能なロック片24が前端から片持ち状に延設されている。このロック片24は、図示しない相手側コネクタのロック部に嵌合して、両コネクタを抜止め状態とする。
【0020】
次に、図11〜図15を参照しつつ、カバー4について説明する。カバー4は、合成樹脂により一体に成形されており、ハウジング3に組み付けられて、圧接端子2の上方を覆い付ける。カバー4の平面形状は、ハウジング3の露出された区画壁面14の前端位置から、ハウジング3の後端までにかけての平面形状とほぼ同形とされている。カバー4の先端からは、端子装着部13の端子挿入口13Bから進入して、上壁13Cに係合可能な係止突部25が、端子装着部13のピッチに合わせて突設されている。また、カバー4の下面において、隣り合う係止突部25の間には、前後方向に区画壁受入溝28が凹設されている。この区画壁受入溝28は、ハウジング3の区画壁面14の上端部分を受入可能とされている。また、この区画壁受入溝28の後端には、係止片29が垂下されている。この係止片29の下端前方には、第2係止突部27が突設されている。第2係止突部27は、ハウジング3の係止爪26と係止可能とされている。
【0021】
また、係止片29の後方位置で、かつカバー4の後端付近には、電線保持突部30が垂下されている。電線保持突部30の先端は、テーパー状の挿入部30Aとされている。電線保持突部30は、ハウジング3の深溝部17に嵌まり込み可能とされている。また、カバー4の後端において、左右両端部からは一対の係合片20が垂下されている。係合片20は、互いに拡開方向に撓み変形可能とされている。また、係合片20の中央には、係合孔20Aが開口されており、ハウジング3の係合部19が係合可能とされている。また、係合片20の前方には、カバー4の側壁35に位置決め凹部23が凹設されている。位置決め凹部23は、ハウジング3の位置決め側壁22を収容可能とされている。
【0022】
次に、図16を参照しつつ、電線8について説明する。この電線8は、ハウジング3に装着される圧接端子2の圧接部9に押し込まれて、外皮が切り込まれることで、芯線8Aと圧接端子2とが電気的に接続される。電線8は端子装着部13の数に合わせて複数本のものが並行に配置され、隣り合う電線8間が、相互に連結部31によって連結されている。各電線8が離間するピッチは、圧接端子2が離間するピッチに合わせられている。連結部31は、電線8の端部から、所定の長さだけ後方(図16において右方向)に至ったところから設けられている。連結部31は、電線8の径よりも薄い板状のものが、電線8のほぼ中央位置を連結するようにされている。また、連結部31には、この連結部31を上下に貫通する開口32が設けられている。この開口32は、カバー4の電線保持突部30が貫通可能とされている。
【0023】
次に、上記のように構成された参考例の作用及び効果について説明する。
まず、ハウジング3の端子装着部13に圧接端子2を装着する。圧接端子2の端子連結部5を端子挿入口13Bから挿入し、ランス34を上壁13Cによって僅かに撓ませつつ押し入れる。圧接端子2が所定の位置まで押し込まれると、ランス34が端子係合縁33を乗り越えるとともに、復帰変形し、圧接端子2が抜止状態とされる。こうして、圧接端子2が正規の位置に組み付けられると、圧接部9は上方に開放された状態となっている(図17を参照)。
【0024】
ここで、圧接端子2の電線挿入溝7に電線8を圧入する。圧接部9の圧入溝10内に電線8が押し込まれると、圧接部9が電線8の外皮に切り込み、芯線8Aと接触する。次に、圧接端子2のバレル部11をかしめ付けることにより、電線8を圧着しておく。
【0025】
次に、カバー4をハウジング3に組付ける。カバー4の先端を僅かに斜め下方に向けておき、係止突部25を対応する端子装着部13に差し込む。この状態から、カバー4の先端を回動中心としながら、カバー4の後部を下方に回動させるようにして、ハウジング3の上面に覆い付ける。カバー4の係合片20が、ハウジング3の係合部19に押圧されて、僅かに拡開方向に変形する。さらに、押圧することで、係合片20の係合孔20Aに係合部19が嵌まり込むとともに、係合片20が復帰変形して、カバー4とハウジング3とが抜止め状態にロックされる(図18を参照)。このとき、カバー4の電線保持突部30は、電線8の連結部31に設けられた開口32を貫通して、ハウジング3の深溝部17に嵌まり込んでいる。また、係止片29の第2係止突部27は、区画壁面14の後縁の係止爪26と係合している。さらに、ハウジング3の位置決め側壁22は、カバー4の位置決め凹部23に嵌まり込んでいる。こうして、圧接コネクタ1の組付けが完了する。
【0026】
このように、参考例によれば、電線8は相互に連結部31によって連結されており、この連結部31に設けられた開口32にカバー4の電線保持突部30が嵌まり込む。このため、電線8を圧接コネクタ1から引っ張るように作用する応力は、電線保持突部30と連結部31とによって受けられるため、圧接部9に直接に作用することがない。
【0027】
また、電線8の外径が変更された場合でも、開口32のピッチを同一としておけば、同一の構造の圧接コネクタ1によって組付けることができる。このため、電線8の変更により圧接コネクタ1の設計を変更する必要がない。
【0029】
[第実施形態]
次に、本発明の第実施形態について、図19〜図21を参照しつつ詳細に説明する。なお、参考例と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態の圧接コネクタ50は、電線8の端部ではないところに備えられるものであり、上下両面から一対の電線8が組み付けられることにより、上下の電線8の間を電気的に接続するためのものである。
【0030】
圧接コネクタ50は、圧接端子51を装着可能なハウジング52と、このハウジング52に組み付けられる一対のカバー53とを備えている。なお、本実施形態の説明において、ハウジング52に対して、カバー53が組み付けられる方向を上下とし、電線8が延びる方向を前後とする。
【0031】
ハウジング52には、中央に基盤部64が備えられており、この基盤部64の上下両面側に、ほぼ同一の構成が備えられている。すなわち、基盤部64には、前後方向に圧接端子51を装着可能な端子装着部55が、均等ピッチで設けられている。端子装着部55は、ハウジング52の上下両面に、同等のものが対称的に設けられている。なお、端子装着部55は、ハウジング52の上下両面に、それぞれ図示4個のものが配置されている。詳細には示さないが、上下の対応する位置にある端子装着部55は、互いに連通されている。また、各端子装着部55の間は、区画壁面56によって区画されている。さらに、最も外側に位置する端子装着部55には、左右一対の側壁面57が設けられている。各壁面56,57は、同幅とされているとともに、各壁面56,57の前後の端部には、一対の電線保持突部58が設けられている。すなわち、各壁面56,57の前後端部付近では、壁面56,57の上端から下端方向に係合溝56A,57Aが凹設されており、この係合溝56A,57Aを隔てた端部に電線保持突部58が突設されている。
【0032】
また、電線保持突部58のうち、図19において、上面手前中央のものの先端には、カバー係合突起59が突設されている。詳細には示さないが、図19において、上面奥側の電線保持突部58のうち、中央の電線保持突部58を隔てた左右一対の電線保持突部58にも、同様のカバー係合突起59が設けられている。なお、ハウジング52の下面側に設けられた電線保持突部58にも、同様のカバー係合突起59が設けられている。但し、下面側においては、手前側に二つ、奥側に一つのカバー係合突起59が設けられている。また、一対の側壁面57の中央には、カバー係合溝60が凹設されている。
【0033】
次に、圧接端子51について説明すると、本実施形態の圧接端子51は、上下の端子装着部55を貫通するようにして組み付けられる。すなわち、圧接端子51の圧接部51Aは、前後方向にずれた形で二つのものが設けられており、各圧接部51Aの圧入溝は、上方または下方に開放した状態とされている。このように形成された圧接端子51の前後一対の圧接部51Aに、上下から電線8が圧接されることにより、上下の電線8間が電気的に接続される。
【0034】
また、カバー53は、ハウジング52の上下に同じものが組付けられる。カバー53は、ハウジング52の平面形状とほぼ同等の略長方形状とされており、各辺の縁部からは、ハウジング52に向かって組付部61が突設されている。各組付部61の中央先端には、内側に向かって係合部62,63が突設されている。この係合部62,63のうち、前後の組付部61に設けられる長係合部62は、ハウジング52のカバー係合突起59と係合可能とされている。また、左右の組付部61に設けられる短係合部63は、ハウジング52のカバー係合溝60に係合可能とされている。なお、カバー53がハウジング52に組み付けられたときには、基盤部64と組付部61の先端との間に、電線8の外径とほぼ同等の間隔が設けられるようになっている。
【0035】
電線8について説明すると、複数の電線8が圧接端子51のピッチに合わせたピッチで並列されており、各電線8の間は、連結部31で連結されている。また、連結部31には、ハウジング52の前後一対に設けられる電線保持突部58が離間する幅と同等の幅を隔てて、前後一対の開口32が連結部31を貫通して形成されている。さらに、前後一対の開口32の間には、圧接端子51の長さに合わせて端子用開口65が連結部31を貫通して形成されている。なお、図19においては、開口32,65を明瞭に示すために、斜線を付けて示した。また、基盤部64の上下から組み付けられる電線8の本数は、それぞれ端子装着部55の数よりも多いものが幅方向に連結されている。
【0036】
次に、上記のように構成された本実施形態の作用及び効果について説明する。まず、各電線8が対応する圧接端子51に連結されるように、位置決めをする。このとき、電線8の連結部31に設けられた開口32には、区画壁面56と側壁面57とに設けられた、いずれの電線保持突部58も嵌まり込むことができるようになっている。このため、電線8の組み付け位置を電線8の幅方向にずらすことができるようになっており、所望の圧接端子51に、所望の電線8が連結されるように、開口32を選択できる(図21に示す矢印方向に電線8をずらして組付けることができる。)。こうして、上下の電線8のうち、所定のものが連結されるように、開口32と電線保持突部58とを選択して、電線8を圧接端子51に圧入する。
次に、ハウジング52の上下にカバー53を組付けることで、圧接コネクタ50の組付けが完了する(図20を参照)。
【0037】
[他の実施形態]
図22には、電線8の他の実施形態を示した。各電線8の間は、ラミネート加工により、二枚のフィルム材が融着されることで、連結部31が形成されている。このようにしても、上記と同様の作用効果を奏する電線8が提供される。
【0038】
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、各種に変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例における圧接コネクタの分解側面図
【図2】 圧接端子の平面図
【図3】 圧接端子の側面図
【図4】 図2におけるC−C断面図
【図5】 図3におけるD−D断面図
【図6】 ハウジングの平面図
【図7】 ハウジングの底面図
【図8】 ハウジングの正面図
【図9】 ハウジングの背面図
【図10】 ハウジングの側断面図
【図11】 カバーの平面図
【図12】 カバーの底面図
【図13】 カバーの正面図
【図14】 カバーの背面図
【図15】 カバーの側断面図
【図16】 電線端部の拡大斜視図
【図17】 圧接コネクタの分解側断面図
【図18】 圧接コネクタの側断面図
【図19】 第実施形態における圧接コネクタの分解斜視図
【図20】 圧接コネクタの側断面図
【図21】 圧接コネクタの上下に連結される電線間の接続を示す模式図
【図22】 他の実施形態における電線端部の拡大斜視図
【図23】 従来の圧接コネクタの側断面図
【符号の説明】
1,50…圧接コネクタ
2,51…圧接端子
3,52…ハウジング
4,53…カバー
8…電線
8A…芯線
9,51A…圧接部
13,55…端子装着部
14,56…区画壁面
30,58…電線保持突部
31…連結部
32…開口
57…側壁面

Claims (2)

  1. 電線の被覆部分に切り込んで内部の芯線に接触可能な圧接部を備えた圧接端子と、前記圧接部を開放した状態で前記圧接端子を収容可能な複数の端子装着部を所定ピッチで備えたハウジングと、このハウジングに組み付けられるカバーとを備えた圧接コネクタであって、
    前記所定ピッチに合わせて並列された複数の前記電線には、隣接する前記電線間を連結する連結部とこの連結部を貫通する開口とが設けられ、この開口は、前記電線の並列方向に均等ピッチで配されており、
    前記ハウジング又は前記カバーのうちの少なくともいずれか一方には、前記開口に嵌まり込む電線保持突部が前記開口のピッチに合わせて均等ピッチで設けられ
    前記ハウジングと前記カバーとが前記電線を挟んで組み付けられたときには、同ハウジングとカバーとの間のうち前記端子装着部郡の周囲において前記電線の外径寸法とほぼ同等の間隔があけられることを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 前記端子装着部は、前記ハウジングの表裏両側に均等なピッチで配置され、前記圧接端子は、この表裏の各端子装着部をそれぞれ貫通するように装着されており、前記電線保持突部は、隣り合う前記端子装着部間を区画する壁面および最も外端側に位置する端子装着部の壁面の位置に合わせて形成され、かつ全部の電線保持突部が前記開口へ係止可能に形成されていることを特徴とする請求項に記載の圧接コネクタ。
JP23204398A 1998-08-18 1998-08-18 圧接コネクタ Expired - Lifetime JP3984373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23204398A JP3984373B2 (ja) 1998-08-18 1998-08-18 圧接コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23204398A JP3984373B2 (ja) 1998-08-18 1998-08-18 圧接コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000067942A JP2000067942A (ja) 2000-03-03
JP3984373B2 true JP3984373B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=16933077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23204398A Expired - Lifetime JP3984373B2 (ja) 1998-08-18 1998-08-18 圧接コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3984373B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005347086A (ja) 2004-06-02 2005-12-15 Yazaki Corp 圧接端子
CN110370583B (zh) * 2019-06-25 2024-03-19 宁波长飞亚塑料机械制造有限公司 一种加热器
CN110355965B (zh) * 2019-06-25 2024-03-19 宁波长飞亚塑料机械制造有限公司 一种加热器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000067942A (ja) 2000-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2164137B1 (en) A joint connector, joint terminal, a wiring harness with a joint connector and method of assembling it
EP1454384B1 (en) Coaxial cable connector
JP2601493Y2 (ja) コネクタ
EP0773599A2 (en) Pressure crimping connector
US7074093B2 (en) Splice absorbing structure for motor vehicle
US5749752A (en) Electrical connector
US20110250783A1 (en) Cable assembly with improved terminating means and method of making the same
JPH05824B2 (ja)
US6062896A (en) Method for terminating conductors
US4373766A (en) Electrical connector assembly
JP3984373B2 (ja) 圧接コネクタ
JP2929420B2 (ja) 圧接コネクタ
JP3340325B2 (ja) 複数段にケーブル列を配する電気コネクタ
US5934927A (en) Terminal retaining construction of press-connecting connector
JP4113317B2 (ja) 圧接コネクタ
JP2002100444A (ja) フラットケーブル用コネクタ
JP2001110466A (ja) 圧接コネクタ
US7001203B2 (en) Piercing terminal for coaxial cable
US5018986A (en) Electrical connector
JP2001185249A (ja) 圧接コネクタ
JPS61133584A (ja) 電気コネクタ用プラグ
JPH09147929A (ja) ケーブルコネクタ用コンタクト、コンタクトアセンブリ、多芯ケーブルコネクタおよび圧着工具
JP2002075515A (ja) 端子金具及びジョイントコネクタ
CN212676505U (zh) 电缆连接器
JP4941321B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070706

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061215