JP3984372B2 - 交通管制方法および装置 - Google Patents
交通管制方法および装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3984372B2 JP3984372B2 JP20556298A JP20556298A JP3984372B2 JP 3984372 B2 JP3984372 B2 JP 3984372B2 JP 20556298 A JP20556298 A JP 20556298A JP 20556298 A JP20556298 A JP 20556298A JP 3984372 B2 JP3984372 B2 JP 3984372B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intersection
- traffic
- time
- offset
- passband
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、交通信号機制御を行なう交通管制方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
交通管制装置における信号機制御は、サブエリア(同期して動作する一連の交差点群)の下で、サイクル長(信号機の動作周期)、スプリット(道路の各方向への青時間の配分比率)、およびオフセット(基準交差点に対する動作の遅れ)という3種の信号制御パラメータを使用して行なわれる。従って、制御エリアにおいて、道路交通を円滑かつ安全に制御するためには、上記信号制御パラメータを適切に決定する必要がある。
【0003】
現行のオンライン・リアルタイムの交通管制システムでは、車両感知器からの交通流データに基づき、信号制御パラメータを一定間隔(通常、5 分間)で決定している。信号制御パラメータの算出には、 2種類あり、予め決められたパラメータの組合せを時刻に応じて選択するプログラム選択方式と、逐次計算を行なって決定するプログラム形成方式がある。後者は、前者を改良したものと位置づけられ、パラメータ決定の基本的な考え方は同じであり、次のようである。
【0004】
サイクル長の算出は、サブエリアの結合・非結合により若干異なるが、一般的には、重要交差点を設定し、そこでの信号パターンである現示や、観測した交通量や飽和時の交通量、待ち行列台数等を用いて、負荷率なる交通指標を導出し、これを基本に算出される。スプリットは、信号パターンである現示の負荷率の比によって決定される。オフセットは、観測した交通量と占有率から上り下り双方向の交通状態量を定義、導出し、この最大値に基づいて、予め設定したオフセットパターンから選択される。これらの方法の詳細は、「交通信号の手引」(社団法人交通工学研究会平成6年7月)pp. 75〜85に詳しい。
【0005】
また、特開平 7-129882 号公報に記載の装置では、想定した交通流に対する交通流管制のため、個々車両のシミュレーション、準備した交通流パターンや学習による交通流の推定等を用いて、信号制御パラメータを決定している。同様に、特開平 5-300531 号公報においては、旅行時間を基準に各信号制御パラメータを決定する信号制御装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、以下に述べる課題が存在する。
まず、系統制御対象となるサブエリア全体における交通指標が存在していないため、サブエリア全体の最適化が図られていない。
サブエリアのサイクル長は、重要交差点に代表させることを基本としているが、これはサブエリアに属する他の交差点の交通状況と無関係に決定されるもので、サブエリア全体を勘案した制御は行われない。
スプリット算出は、現示の交通指標に比例させた値としているが、交差点全体の交通状況が反映されておらず、かつ、最適化は行われていない。
オフセット算出における交通状態量は、経験的な定義に基づくもので、必ずしも交通状況を的確に表現していない。オフセットは、その交通状態量の路線の上り下り各方向の最大値に従って与えられることを基本としているが、これは路線全体の交通指標の最適化を考慮した考え方ではない。
また、オフセットパターンは、定時的な交通需要を想定して設計され、パターン数も限られるため、急激な交通需要の変動時や想定外の交通需要発生時においては、それに見合ったきめ細かな制御を実現しにくい。さらに、交通流の経年変化などの対処も困難である。
【0007】
一方、前述の車両のシミュレーションや交通流の推定を伴うような場合には、再現性や推定精度の高い方法が必要であり、これらの入念な検証やチューニングを要する。また、同時に、オンライン・リアルタイムでの制御のためには、シミュレーションや学習等のための十分な処理時間が必要になる。旅行時間に基づく場合、この時間に信号の青・黄・赤点灯時、言わば、信号現示の全ての状況が含まれる。つまり、車両の走行・停止状態が含まれるため、実際の交通状況に対応する場合には、これらの状態を勘案する必要がある。
【0008】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、任意のサブエリア全体における、明確な最適化指標の下で、実時間において全ての信号制御パラメータの最適化を図り、現在の交通状況に応じた的確な信号制御を可能とする交通管制方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0010】
本発明は、現在の交通流データと信号制御パラメータを入力とし、信号制御パラメータの設定を行なう交通管制方法および装置であって、現在の交通流データと信号制御パラメータから、車両の遅れ時間や路線の上り下り双方向の交通指標、青信号旅行時間、各交差点での青時間の幅である通過帯を求め、現状のリンクの青信号旅行時間に応じて、各交差点での青時間の幅である通過帯を隣接交差点のサイクル長の上に射影し、これを繰り返して、任意の基準交差点のサイクル長の上に双方向の全ての通過帯を射影するステップを含むことを特徴とするものであり、オンライン・リアルタイムシステムでのオフセット制御の取扱いを容易なものにすることができ、また、共通の評価基準の下で、全てのパラメータの最適化を実時間で算出、設定し、時々刻々と変動する交通需要に対して、きめ細かな制御を行なうことができる。
【0020】
本発明は、射影した各交差点の通過帯を、通過帯幅の差異に応じて時間上において移動し、射影した通過帯の共通部分が最大となるオフセットを算出することを特徴とするものであり、これにより、交通流に応じた的確なオフセットを実時間で導出することができる。
【0021】
本発明は、算出した遅れ時間の総和に対する上り下り各方向の比に応じ、通過帯幅を配分することを特徴とするものであり、これにより、現在の全体の遅れ時間と交通流の状況に基づいて、個々の信号制御に反映することができる。
【0022】
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の全体構成を示す。図1において、1は道路またはリンクであり、実施例では、説明のために上り下りの一本の幹線道路とそれに交差する道路による構成とする。2は交差点を、3は交差点に設置された信号器を単純に模式化したものであり、交差点に対する道路つまり流入路の各流入方向に向け設置されているものとする(図では省略して一つのみ示している)。4は車両感知器であり、道路上の任意地点に設置され、交差点およびリンクに対する交通量、占有率の交通流データ21を計測可能なものとする。ここでは、全リンク上に1つずつ設置されていると仮定する。5は発明の各手段を実現する処理部であり、マイクロコンピュータにより構成する。処理部5では、処理部内に存在するメモリに格納されるプログラムが信号器3および車両検知器4の計測値や信号制御パラメータに基づき処理を実行する。
【0023】
処理部5において、6は遅れ時間算出手段、7はサイクル長・スプリット算出手段、8は交通指標算出手段、9は交通状態分類手段、10は青信号旅行時間算出手段、11はオフセット制御方法選択手段、12は優先オフセット制御手段、13は平等オフセット制御手段、14は通過帯射影手段、15は平等オフセット算出手段、16は通過帯幅配分手段である。
【0024】
図1の大まかな動作を説明する。今、車両が道路上を走行し、各車両感知器設置地点での交通流データ21として、交通量と占有時間が車両感知器4によりにより計測され、処理部5側に送られるものとする。本実施の形態では、5分毎に処理部5が実行され、送られてきた計測値から、各地点iにおける各時点の交通量( 台/5 分) Qi、占有時間( 秒) Oiの各交通流データを得る。
【0025】
処理部5は、これらの交通流データと、今現在信号に設定し、処理部5において保持されている信号制御パラメータ22に基づいて、上記各手段を実行し、信号制御パラメータであるサイクル長、スプリット、オフセットを決定、新たなパラメータとして処理部に保持し、かつ、各信号器3に送信する。以下、各手段の動作について説明する。
【0026】
図2は遅れ時間算出手段6の処理フローを示す。まず、処理部5から、各地点データ、ここでは、交差点k、信号パターンである現示i、交差点に対する流入路jにおける交通量q 台/5 分 を読み込む(S201)。次に、処理部5において保持している現在サブエリアに設定し運用されている信号制御パラメータのサイクル長C 秒 と交差点k、現示iにおけるスプリットλを読み込む(S202)。この後、予め、処理部5に設定されている交差点k、現示i、流入路jにおける飽和交通流率〔台/5分〕を読み込む(S203)。各データやパラメータを読み込んだ後、これらから交差点k、現示i、流入路jにおける車両一台あたりの遅れ時間δ、サブエリア内の総遅れ時間Dを算出する(S204)。
【0027】
本実施の形態では、交差点流入部での交差点k、現示i、流入路jにおける車両一台あたりの遅れ時間δを表わすHighway Capacity Manual による下式に基づき、交差点全体としての総遅れ時間は各流入路の交通量の加重平均として求め、さらに、サブエリア内の総遅れ時間Dは、サブエリア内の全交差点の遅れ時間の総和により求める。
【0028】
【数1】
得られた車両1台あたりの遅れ時間δとサブエリア内の総遅れ時間Dは、処理部5に保持する(S205)。
【0029】
図3はサイクル長・スプリット算出手段7の処理フローを示す。処理部5から、算出したサブエリア内の総遅れ時間Dを読み込む(S301)。次に、処理部5から、各地点交差点k、信号パターンである現示i、交差点に対する流入路jにおける交通量q 台/5 分 を読み込む(S302)。次に、予め、処理部5に設定されている交差点k、現示i、流入路jにおける飽和交通流率 台/5 分を読み込む(S303)。次に、処理部5において保持しているサイクル長の下限Cmin 、上限Cmax 、およびスプリットの下限λmin 、上限λmaxを読み込む(S304)。ここで、Cmin ≦C≦Cmax、λmin ≦λi k ≦λmax、Σi λi k =1の条件下で、前記手段同様のサブエリア内の総遅れ時間Dを最小化するサイクル長Cとスプリットλi k を、本実施の形態では非線形計画法によって算出する(S305)。得られたサイクル長Cとスプリットλi k を、処理部5に保持する(S306)。
【0030】
図4は交通指標算出手段8の処理フローを示す。処理部5から、算出した交差点k、現示i、交差点に対する流入路jにおける車両一台あたりの遅れ時間δを読み込む(S401)。次に、処理部5から、各地点交差点k、現示i、交差点に対する流入路jにおける交通量q 台/5 分 を読み込む(S402)。読み込んだ後、上り下りの各方向における総遅れ時間dU 、dD を求める(S403)。いま、上り下りの各方向において、系統化対象となる現示および流入路は交差点に対して一つ定まる。それらをi* , j* とすると、各方向における総遅れ時間dは、現示i* 、流入路j* での交通量qを加重とした遅れ時間の平均値を交差点で総和した値で表され、読み込んだ値から、ここでは以下の式で求める。
【0031】
d=(Σk qi*j* k δi*j* k )/(Σk qi*j* k )
上り下り各方向の総遅れ時間を求めたら、路線の交通指標ρを求める(S404)。本実施の形態では、下式によりρを求める。
ρ=dU /(dU +dD )
得られた上り下り方向の遅れ時間dと交通指標ρは、処理部5に保持する(S405)。
【0032】
図5は交通状態分類手段9の処理フローを示す。処理部5から、算出した交通指標ρを読み込む(S501)。このρを用いて交通状態を分類する。本実施の形態では、予め処理部5にρの基準値α ( 0≦α≦1 ) を設定しておき、これを読み込み(S502)、このαとの比較により、次にように交通状態を分類する(S503)。
(1) ρ<α または ρ>1−α : 上り下り方向の差が顕著な状態
(2) α≦ρ≦1−α : 上り下り方向の差が顕著ではない状態
以上のように分類後、前者を状態1、後者を状態2として、状態を処理部5に保持する(S504)。
【0033】
図6は青信号旅行時間算出手段10の処理フローを示す。通常、交差点と交差点を結ぶリンクに設置された複数の車両感知器4からの交通流データ21をもとに、リンク1における青信号時の旅行時間を求める。本実施の形態では、リンク1内に複数の車両感知器4が設置されている場合は、車両感知器4の設置位置を等分し、複数の小区間で等しいリンク1を構成する。まず、交通流データ21として、処理部5から、リンクl、方向s、小区間nにおける青信号交通量Q 台/5 分 と、リンクl、方向s、小区間nにおける青信号占有時間O 秒/5 分を読み込む(S601)。なお、青信号交通量および青信号占有時間は、下流交差点の青信号に同期して収集した量をさす。
【0034】
次に、予め処理部5に設定されているリンクl、小区間nの区間長L m と、リンクl、方向s、小区間nにおける平均車長h m /台 を読み込む(S602)。これらの値から、対象とする全てのリンクlと方向sにおける青信号旅行時間t 秒 を下式から求める(S603)。
tl s =Σn{(Ll n Ols n )/(hls n Qls n )}
算出後、各青信号旅行時間を処理部5に保持する(S604)。以下、このリンクの青信号旅行時間を、単にリンク旅行時間と省略して呼称する。
【0035】
図7はオフセット制御方法選択手段11の処理フローを示す。処理部5から、分類状態を読み込む(S701)。この状態を用いて、オフセットの制御方法を選択し、該当手段を呼び出し分岐する(S702)。本実施の形態では、状態1の場合に優先オフセット制御手段12を、状態2の場合に平等オフセット制御手段13を実行する(S703、S704)。
【0036】
図8は優先オフセット制御手段12の処理フローを示す。本手段では、まず、サイクル長・スプリット算出手段7にて算出したサイクル長Cを読み込み(S801)、交通指標算出手段8にて算出した上り下り方向の遅れ時間dを読み込み(S802)、上り下り方向のリンク旅行時間tを読み込む(S803)。次にオフセットの基準となる交差点をk=1、リンクをl=1,2,...,nとして、総遅れ時間の大きい方向を求め(S804)、その方向を優先させたオフセットを算出する(S805、S806)。例えば、上り優先制御の場合、各交差点におけるオフセットは下式による。
θk+1 =(θk +tl U )mod C
ここで、xmod yはxをyで除した余りを意味する。下り優先制御の場合も同様である。また、θl =0とし、単位は 秒 である。算出後、オフセットを処理部5に保持する(S807)。
【0037】
図9は平等オフセット制御手段13の処理フローを示す。本手段では、まず、サイクル長・スプリット算出手段にて算出したサイクル長Cとスプリットλを読み込み(S901)、交通指標算出手段8にて算出した交通指標ρを読み込み(S902)、青信号旅行時間算出手段10にて算出した上り下り方向のリンク旅行時間tを読み込む(S903)。次に、上り下り方向の各交差点での青時間である通過帯をサイクル長とスプリットから求める(S904、S905)。交差点k、現示i* における通過可能な青信号時間つまり通過帯幅gi* k は、下式で求められる。
gi* k =λi* k C−ai* k
ここで、aはクリアランス時間である。
【0038】
本実施の形態では、通常の運用形態にしたがい、上り、下りを同一現示による信号表示とし、同一の青信号時間を与える。以降、交差点kにおける通過可能な青信号時間をgk と表記する。求めた通過帯から、その通過帯幅の最小値によって基準交差点k=1を求める(S906)。本実施の形態では、この後、読み込んだ、または求めた値を渡すと共に、次の通過帯射影手段14に実行を移す(S907)。
【0039】
図10は通過帯幅射影手段14の処理フローを示す。本手段では、交差点kの上りU、下りD方向の各通過帯の中心をzとして、リンク旅行時間を考慮しながら、双方向の通過帯を基準交差点側の隣接交差点上のサイクル長上に射影し、これを順次繰り返すことにより、基準交差点上に全ての交差点の通過帯を射影させる(S1001、S1002)。次に、射影後における交差点kの上り、下りでの通過帯の中心βを下式から求める(S1003)。
βK U =(zK U −Σl t l U+eC)mod C
βK D =(zK D −Σl t l D)mod C
ここで、eは(mK U −Σl t l U+eC)≧0を満足する最小の整数である。
【0040】
図11は本手段における射影の概念を模式的に表わしたものである。βの算出後、交差点kにおける双方向の通過帯位置を代表的に表わす点γを求める(S1004)。この点は、上り、下りの通過帯の位置関係から2つ存在し、ここではβの中点として下式にて算出する。
γk 1 =(βk U +β k D)/2
γk 2 = {γk 1 +( C/2)} mod C
算出後、オフセット算出手段に実行を移す。(S1005)。
【0041】
図12は平等オフセット算出手段15の処理フローを示す。本手段では、通過帯幅が最大となるオフセットを求める。まず、双方向の交通指標ρを比較する(S1201)。双方向の交通状態が同一である場合(ρ=0.5)、通過帯幅が最大となるオフセットはγk 1 、γk 2 を用いることによって得られる。すなわち、基準交差点k=1のγ1 1 、γ1 2 に対して、それぞれ他交差点kのγk 1 またはγk 2 いずれか一方を合わせ、通過帯の共通部分が最大となる組合せを選び出す(S1202)。こうして得られたγk 1 またはγk 2 (k≠1)に関して、もとの位置との差異を求め、交差点kにおけるオフセットπk とする(S1203、S1204)。双方向の交通状態が同一ではない場合(ρ≠0.5)、路線の方向交通の差異を考慮したオフセットを与える必要がある。本実施の形態では、通過帯幅配分手段16に実行を移す(S1205)。
【0042】
図13は通過帯幅配分手段16の処理フローを示す。いま、ρ=0.5 および ρ≠0.5 における上り、下り方向の通過帯幅をそれぞれbU ,bD およびBU ,BD として、ρ≠0.5 におけるBU ,BD を下式にて求める(S1301)。
BU =min {ρ(bU +bD ), gmin }
BD =min {(1−ρ)(bU +bD ), gmin }
上式には、通過帯幅は最小青信号時間以下であることが組み込まれている。ここで、gmin 系統信号の中で最小となる青信号時間を意味し、以下で表わされる。
gmin =min k gk
【0043】
次に、通過帯幅の差異に応じて各交差点の通過帯をずらし、オフセットを調整するため、シフト量を求める(S1302)。まず、ρ>0.5 の場合は交差点kの上り通過帯の終端wk を差分ΔbU (=BU −bU )だけ拡大方向にシフトさせる。このとき、通過帯の終端wK * は次式のようになる。
wK * =(wK +ΔbU )mod C
【0044】
一方、基準交差点k=1では、通過帯の共通部分を形成することから、各交差点での通過帯の終端はw1 * によって制約を受ける。そのために以下の操作を施す。
wK **=wK * ; if wK +ΔbU ≦C
wK **=wK * +C ; otherwise
したがって、制約を考慮した交差点kの通過帯の終端{wK }は、
{wK }=(min (w1 **,wk **))mod C
で表され、シフト量Δwk は次式のようになる。
Δwk =wk **−{wK }
よって、各交差点のオフセットθkを下式にて求める(S1303、S1304)。
θ1 =0
θk k = ( πk +Δwk ) mod C
【0045】
上記の通り、ρ>0.5 の場合は上り通過帯の終端を操作することによってオフセットを導出したが、ρ<0.5 においては、扱う対象を下り通過帯に置き換え、同様の方法によりオフセットを求めることができる。オフセット算出後、平等オフセット制御手段に実行を戻し、オフセットを処理部5に保持する(S1305)。
【0046】
これらのの各手段実行後、処理部5は、5 分間毎の次の時点において、新たに求め保持しておいた全ての信号制御パラメータ、サイクル長、スプリット、オフセットを、各信号側に送信する。以上の動作を、5 分間隔にて繰り返す。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、任意の道路網について、実際の道路交通状況に適応した信号制御パラメータを得られるので、道路交通を円滑にし、渋滞を緩和出来るという効果が得られる。また、交通事情の変化に応じて信号機の制御ができ、交通流を適切に制御することが可能となり、社会資本である道路の有効利用を図ることができる。しかも、道路交通の円滑化により、むだ時間を削減し、交通全体における燃料消費量を低減させることができるので、エネルギーの有効活用や、大気汚染の防止にも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における装置全体の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態における遅れ時間算出構築手段の処理フロー図
【図3】実施の形態におけるサイクル長・スプリット算出手段の処理フロー図
【図4】実施の形態における交通指標算出手段の処理フロー図
【図5】実施の形態における交通状態分類手段の処理フロー図
【図6】実施の形態における青信号旅行時間算出手段の処理フロー図
【図7】実施の形態におけるオフセット制御手法選択手段の処理フロー図
【図8】実施の形態における優先オフセット制御手段の処理フロー図
【図9】実施の形態における平等オフセット制御手段の処理フロー図
【図10】実施の形態における通過帯射影手段の処理フロー図
【図11】実施の形態における通過帯射影の概念を表わした摸式図
【図12】実施の形態における平等オフセット算出手段の処理フロー図
【図13】実施の形態における通過帯幅算出手段の処理フロー図
【符号の説明】
1 道路またはリンク
2 交差点
3 信号
4 車両感知器
5 処理部
6 遅れ時間算出手段
7 サイクル長・スプリット算出手段
8 交通指標算出手段
9 交通状態分類手段
10 オフセット制御方法選択手段
11 青信号旅行時間算出手段
12 優先オフセット制御手段
13 平等オフセット制御手段
14 通過帯射影手段
15 平等オフセット算出手段
16 通過帯幅配分手段
Claims (6)
- 現在の交通流データと信号制御パラメータを入力とし、信号制御パラメータの設定を行なう交通管制方法であって、現在の交通流データと信号制御パラメータから、車両の遅れ時間や路線の上り下り双方向の交通指標、青信号旅行時間、各交差点での青時間の幅である通過帯を求め、
現状のリンクの青信号旅行時間に応じて、各交差点での青時間の幅である通過帯を隣接交差点のサイクル長の上に射影し、これを繰り返して、任意の基準交差点のサイクル長の上に双方向の全ての通過帯を射影するステップを含むことを特徴とする交通管制方法。 - 射影した各交差点の通過帯を、通過帯幅の差異に応じて時間上において移動し、射影した通過帯の共通部分が最大となるオフセットを算出するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の交通管制方法。
- 算出した遅れ時間の総和に対する上り下り各方向の比に応じ、通過帯幅を配分するステップを含むことを特徴とする請求項1または2記載の交通管制方法。
- 現在の交通流データと信号制御パラメータを入力とし、信号制御パラメータの設定を行なう交通管制装置であって、現在の交通流データと信号制御パラメータから、車両の遅れ時間や路線の上り下り双方向の交通指標、青信号時旅行時間、各交差点での青時間の幅である通過帯を求め、
現状のリンクの青信号旅行時間に応じて、各交差点での青時間の幅である通過帯を隣接交差点のサイクル長の上に射影し、これを繰り返して、任意の基準交差点のサイクル長の上に双方向の全ての通過帯を射影する通過帯射影手段を備えたことを特徴とする交通管制装置。 - 射影した各交差点の通過帯を、通過帯幅の差異に応じて時間上において移動し、射影した通過帯の共通部分が最大となるオフセットを算出する平等オフセット算出手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の交通管制装置。
- 算出した遅れ時間の総和に対する上り下り各方向の比に応じ、通過帯幅を配分する通過帯幅配分手段を備えたことを特徴とする請求項4または5記載の交通管制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20556298A JP3984372B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 交通管制方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20556298A JP3984372B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 交通管制方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000036096A JP2000036096A (ja) | 2000-02-02 |
JP3984372B2 true JP3984372B2 (ja) | 2007-10-03 |
Family
ID=16508959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20556298A Expired - Fee Related JP3984372B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 交通管制方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3984372B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102289943A (zh) * | 2011-06-29 | 2011-12-21 | 浙江工业大学 | 一种保证高架桥畅通的交通控制方法 |
CN103745605A (zh) * | 2013-11-20 | 2014-04-23 | 中华电信股份有限公司 | 号志时制转换期间的渐变时相方法 |
CN103927888A (zh) * | 2014-04-28 | 2014-07-16 | 江苏子扬交通科技有限公司 | 一种高密度路网条件下的公交绿波信号控制方法 |
CN104269066A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-01-07 | 哈尔滨工业大学 | 一种信号交叉路口过饱和状态判别方法 |
CN104485004A (zh) * | 2014-12-24 | 2015-04-01 | 江苏物联网研究发展中心 | 主干道双向动态绿波与次干道半感应相结合的信号控制方法 |
CN105489028A (zh) * | 2015-12-17 | 2016-04-13 | 重庆交通大学 | 过饱和多交叉口协同控制优化方法 |
CN105551269A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-05-04 | 邹晓虎 | 智慧城市中的交通信号灯的智能交通控制方法 |
Families Citing this family (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4860030B2 (ja) * | 2000-08-15 | 2012-01-25 | パナソニック株式会社 | 信号制御パラメータ設計方法および装置 |
WO2003017228A1 (fr) * | 2001-08-16 | 2003-02-27 | Weiping Meng | Procede et dispositif de regulation de trafic |
JP3680815B2 (ja) | 2002-05-13 | 2005-08-10 | 住友電気工業株式会社 | 交通信号制御方法 |
JP4357983B2 (ja) * | 2004-02-17 | 2009-11-04 | パナソニック株式会社 | 遅れ時間推定装置、遅れ時間推定方法、遅れ時間推定システムおよび遅れ時間推定プログラム |
CN101976510A (zh) * | 2010-10-26 | 2011-02-16 | 隋亚刚 | 高清视频检测条件下的交叉口机动车信号优化控制方法 |
CN102521994B (zh) * | 2011-11-30 | 2014-12-10 | 中盟智能科技(苏州)有限公司 | 信号灯状态共享的方法及一体机 |
CN103578281B (zh) * | 2012-08-02 | 2015-10-21 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种交通干线信号灯优化控制方法和装置 |
CN102819958B (zh) * | 2012-08-27 | 2014-08-27 | 上海海事大学 | 城市道路机动车交通信号控制的元胞仿真方法 |
CN102881173B (zh) * | 2012-09-24 | 2015-01-21 | 青岛海信网络科技股份有限公司 | 交通需求控制方法和系统 |
CN103136941A (zh) * | 2013-01-23 | 2013-06-05 | 东南大学 | 一种非对称干道协调控制方法 |
CN103150894B (zh) * | 2013-02-01 | 2015-07-15 | 东南大学 | 消除交通拥堵的高速公路主线收费站通过流量控制方法 |
CN103366556B (zh) * | 2013-07-10 | 2015-08-12 | 南京洛普股份有限公司 | 协调控制干线的自动组织方法 |
CN103680158B (zh) * | 2013-10-14 | 2016-03-02 | 长沙理工大学 | 基于c-均值模糊聚类分析的控制子区动态划分方法 |
CN103700272B (zh) * | 2013-12-31 | 2016-01-06 | 北京理工大学 | 便捷式交通信息实时收发系统 |
CN103871239B (zh) * | 2014-03-17 | 2016-02-10 | 同济大学 | 基于出租车和公交gps数据的公交运行状态判别方法及应用系统 |
CN103985261B (zh) * | 2014-04-21 | 2016-04-20 | 东南大学 | 基于车辆排队长度测算的交通信号灯控制方法及系统 |
CN104123847B (zh) * | 2014-07-31 | 2016-08-24 | 中国科学院自动化研究所 | 基于acp方法的交通信号推荐系统及相应方法 |
JP6314739B2 (ja) * | 2014-08-11 | 2018-04-25 | 日産自動車株式会社 | 信号制御パラメータ演算装置 |
CN104575021B (zh) * | 2014-12-17 | 2016-06-15 | 浙江工业大学 | 基于邻域优化城市路网系统的分布式模型预测控制方法 |
CN105788298B (zh) * | 2014-12-26 | 2018-12-07 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种双向绿波控制的方法及装置 |
CN105788236B (zh) * | 2014-12-26 | 2018-09-28 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种交通控制方法及装置 |
CN104631247A (zh) * | 2015-01-04 | 2015-05-20 | 邯郸市公安交通警察支队 | 一种十字路口借道左转的交通指示系统及控制方法 |
CN104637314B (zh) * | 2015-02-06 | 2017-01-25 | 北京中咨正达交通工程科技有限公司 | 一种用于交通警示的自感知变频黄闪灯及方法 |
CN104966324B (zh) * | 2015-07-13 | 2018-04-24 | 东南大学 | 基于免费放行界的高速公路收费站自动放行系统及其方法 |
CN106205123B (zh) * | 2016-07-25 | 2018-06-15 | 大连理工大学 | 一种一体化干线交叉口群时空资源配置方法 |
CN106971565B (zh) * | 2017-04-22 | 2019-08-23 | 高新兴科技集团股份有限公司 | 基于物联网的区域交通边界控制与诱导协同方法及系统 |
CN107590998B (zh) * | 2017-08-16 | 2020-12-29 | 重庆市市政设计研究院 | 一种基于浮动车数据的道路节点运行状态识别系统 |
CN108615375B (zh) * | 2018-05-28 | 2021-02-05 | 安徽畅通行交通信息服务有限公司 | 一种交叉口信号配时时段划分方法 |
CN109191872B (zh) * | 2018-10-09 | 2021-03-19 | 东南大学 | 一种基于号牌数据的路口交通流特征参数提取方法 |
CN109272760B (zh) * | 2018-10-18 | 2020-05-05 | 银江股份有限公司 | 一种scats系统检测器数据异常值的在线检测方法 |
CN110136455B (zh) * | 2019-05-08 | 2021-06-25 | 济南大学 | 一种交通信号灯配时方法 |
CN110689741B (zh) * | 2019-10-14 | 2021-08-27 | 沈阳建筑大学 | 一种基于非等周期的干线交叉口交通信号协调控制方法 |
CN117787566B (zh) * | 2024-02-23 | 2024-05-07 | 国能大渡河流域水电开发有限公司 | 机组流量特性曲线修正方法、系统、电子设备及存储介质 |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP20556298A patent/JP3984372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102289943A (zh) * | 2011-06-29 | 2011-12-21 | 浙江工业大学 | 一种保证高架桥畅通的交通控制方法 |
CN103745605A (zh) * | 2013-11-20 | 2014-04-23 | 中华电信股份有限公司 | 号志时制转换期间的渐变时相方法 |
CN103745605B (zh) * | 2013-11-20 | 2015-11-18 | 中华电信股份有限公司 | 号志时制转换期间的渐变时相方法 |
CN103927888A (zh) * | 2014-04-28 | 2014-07-16 | 江苏子扬交通科技有限公司 | 一种高密度路网条件下的公交绿波信号控制方法 |
CN103927888B (zh) * | 2014-04-28 | 2015-10-28 | 江苏子扬交通科技有限公司 | 一种高密度路网条件下的公交绿波信号控制方法 |
CN104269066A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-01-07 | 哈尔滨工业大学 | 一种信号交叉路口过饱和状态判别方法 |
CN104485004A (zh) * | 2014-12-24 | 2015-04-01 | 江苏物联网研究发展中心 | 主干道双向动态绿波与次干道半感应相结合的信号控制方法 |
CN105551269A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-05-04 | 邹晓虎 | 智慧城市中的交通信号灯的智能交通控制方法 |
CN105551269B (zh) * | 2015-12-15 | 2017-07-25 | 邹晓虎 | 智慧城市中的交通信号灯的智能交通控制方法 |
CN105489028A (zh) * | 2015-12-17 | 2016-04-13 | 重庆交通大学 | 过饱和多交叉口协同控制优化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000036096A (ja) | 2000-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3984372B2 (ja) | 交通管制方法および装置 | |
Muñoz et al. | Methodological calibration of the cell transmission model | |
Peeta et al. | Multiple user classes real-time traffic assignment for online operations: a rolling horizon solution framework | |
EP2172918A1 (en) | Method and system for traffic simulation of road network | |
US11847907B2 (en) | Traffic flow simulator, simulation method of traffic flow, and computer program | |
Tsitsokas et al. | Two-layer adaptive signal control framework for large-scale dynamically-congested networks: Combining efficient Max Pressure with Perimeter Control | |
Wismans et al. | Real time traffic models, decision support for traffic management | |
Emami et al. | Network-wide traffic state estimation and rolling horizon-based signal control optimization in a connected vehicle environment | |
CN113408189B (zh) | 基于可变元胞的城市多点循环式紧急疏散与仿真推演方法 | |
KR100772511B1 (ko) | 교통 예측을 기반으로 하는 최단 경로 검색 방법 및 그장치 | |
Zambrano et al. | Using real traffic data for its simulation: Procedure and validation | |
JP2020013310A (ja) | 情報処理装置、交通信号制御システムおよび交通信号制御方法 | |
Lentzakis et al. | Region-based prescriptive route guidance for travelers of multiple classes | |
WO2019012832A1 (ja) | 交通管理装置、交通管理システムおよび交通管理方法 | |
Cremer | On the calculation of individual travel times by macroscopic models | |
JP2020013311A (ja) | 交通信号制御装置、交通信号制御システムおよび交通信号制御方法 | |
JP2000067371A (ja) | 交通信号制御方法及び制御装置 | |
CN110428628B (zh) | 道路交通诱导方法 | |
Allsop | Network models in traffic management and control | |
CN110428612A (zh) | 车辆管控方法、装置、计算机设备和存储介质 | |
Zhang et al. | Model of integrated corridor traffic optimization | |
Yi et al. | A Ramp Control Strategy to Reduce the Traffic Congestion and Emissions via Cooperative Vehicle Infrastructure System | |
Li | Traffic adaptive control for isolated, oversaturated intersections | |
Di et al. | Cooperative Route Guidance and Flow Control for Mixed Road Networks Comprising Expressway and Arterial Network | |
US11948456B2 (en) | Method of controlling a traffic system, apparatus, computer program, and computer-readable storage medium |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070313 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070612 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070706 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |