JP3984050B2 - インジェクション成形機用の改良されたミキサー装置及び方法 - Google Patents

インジェクション成形機用の改良されたミキサー装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
溶融体ストリーム内にトーピード又は弁ステムを有しているホットランナーインジェクションノズルは、通常、完成品におけるウエルドライン欠陥を生成し、これらのウエルドライン欠陥は、それらの障害物によって分割され且つそれらの下流でリフォームしなければならない溶融体ストリームにより、引き起こされる。本発明は、改良されたインジェクションノズル及び方法であって、それらのウエルドラインを排除し又は著しく最小にするための改良された流れチャンネル構成(流路構成)を備えており、同時に、より速い色換え遂行能力を生じさせるものを提供する。
【0002】
【発明の背景】
プラスチック溶融体が、途中でホットランナーシステムを通って金型キャビティへ流れる場合、トーピード、支持フィン及びブレード、弁ステム、ステムガイド又は支持ブレードのような障害物を通過すべく、それは、時々、単一で一体の円筒状の流れの塊から分かれなければならない。そのようにして分割されると、分岐した路からの溶融体ストリームは同時に戻って来るので、妨害された溶融体ストリームは、障害物の下流で再結合し、そこで少なくとも1つのウエルドラインを形成する。そのようなウエルドラインは、均質になるように再混合されなければ、その後も、溶融体ストリーム内に存在し続け、金型キャビティから形成された成形品に欠陥即ち筋として現れる。また、溶融体の色を換えつつある時に、それらの流れ障害物に捕獲され又はくっついている旧の色を流し去るのに、かなりの量の樹脂が、無駄に使用される。
【0003】
Osuna−Diazへの米国特許第4,266,723号及びGellertへの米国特許第4,279,588号は、熱伝導性トーピードの例である。Mannerへの独国特許DE32 49 486号及びKrummenacherへの欧州特許第0 638 407号は、溶融体ストリーム内へ延びているフィンを有しているノズルチップによって案内される弁ステムを示している。これらの全ては、溶融体の流れの障害物の例である。
【0004】
Babinへの米国特許第5,405,258号は、トーピードを有しているホットランナーノズルを示しており、そのトーピードは、その長さに沿って上流の溶融体から吸収した熱をゲート領域へ伝えるべく使用されている。トーピードは、溶融体ストリーム内に位置させられていると共に、螺旋ブレードによって支持されており、それらの螺旋ブレードは、より丈夫な製品をゲート領域において提供するのを助けるべく、溶融体がそれらを通過する際に溶融体に渦運動を生じさせる。溶融体ストリームは、トーピードを通過すべく、トーピード上流の円筒状ストリームから環状ストリームへ分かれる。それは、また、多数の螺旋ブレードの両側を通過すべく、上記環状ストリームにおいて更に分割される。ブレードの下流において、溶融体は、成形品における筋として現れ得るウエルドラインを形成しつつ、環状チャンネル内で短時間のうちに再結合する。
【0005】
Gellert等への米国特許第5,849,343号は、ステム案内ノズルチップを有している弁ゲートノズルを示しており、そのステム案内ノズルチップは、溶融体が、弁ステムを通り抜けるべく円筒状流れから環状流れへ先ず分かれ、次いで、ステムをチップに支持する螺旋フィンを通り抜けるべく再び分かれることを、引き起こす。'258のトーピードバージョンにおけるように、溶融体は、螺旋ブレードを通過すべく更に分割し且つ再び再結合しなければならない。
【0006】
上述した全ての例における流れの再結合は、通常、成形品にウエルドラインが現れることを引き起こし、また、色換えが、長々しく且つ高価になる。
【0007】
溶融体をホットランナーノズル内で混合する幾つかの試みが、Maus等への米国特許第4,965,028号、McGrevyへの米国特許第5,513,976号、Gellertへの欧州特許第0 546 554号、及びGellertへの独国特許DE32 01 710号に示されている。インジェクション成形機のノズル内に設けられている螺旋溝ミキサーが、Hehlへの墺国特許第231696号に示されている。これらの全ての例は、障害物の下流で再結合しなければならないところの分離している路内へと溶融体ストリームを更に分割し、そして、このことは、流れ欠陥を成形品に生成しがちである。
【0008】
Hume等への米国特許第5,545,028号は、半トーピード式を有しているホットランナーチップを示しており、その半トーピード式においては、トーピードの外面が、単一の円筒状入口流れを、チップを通過する環状流れへ変換する流れチャンネルを備えている。しかしながら、'028特許は、チップ本体の内側における溝、膠着を排除する初期間隙即ち初期クリアランス、溝付セクションにおける流れ変換による残留応力を低減させる緩和ゾーン、又は溝付ゾーンにおいて発生させられた厚みの変動を減少させる流れ制限ゾーン即ち均整化ゾーンを示していない。
【0009】
押出成形において使用される螺旋マンドレルダイにおいては、単一の又は多数の入来円筒状溶融体ストリームは、インフレートフィルム押出成形のような連続プロセスにおいて、単一の環状流出ストリームへ変換され得る。Tengへの米国特許第5,783,234号及び米国特許第5,900,200号は、ホットランナー弁ゲートノズルにおけるその一の応用を示しており、そのホットランナー弁ゲートノズルにおいては、螺旋エレメントが、比較的大径の弁ステムに形成されていると共に、金型キャビティのゲートから比較的離れて位置させられている。以下の参考文献への参照が、なされるべきである。“Analysis for Extrusion Die Design”by B.Proctor,SPE ANTEC,Washington,D.C.,pages 211−218(1971);“The Nuts and Bolts of Blown−Film Design”by C.Rauwendaal,Plastics World,pages 85−87(1991);及び“Extrusion Dies for Plastics and Rubber”by W.Michaeli,Carl Hanser Verlag,Munich,ISBN 3−446−16190−2(1992)。
【0010】
従って、本発明の主要な目的は、改良された溶融体流れミキサー用の方法及び装置であって、インジェクション成形機の至る所に配置されるものを提供することである。
【0011】
本発明の更なる目的は、上述したような改良されたノズル及び方法であって、完成品におけるウエルドラインを排除し又は著しく最小にするものを提供することである。
【0012】
本発明の更なる目的は、上述したような改良されたノズル及び方法であって、速色換え遂行能力(fast color change performance)を生じさせるものを提供することである。
【0013】
本発明の更に別の目的は、改良されたコインジェクションノズル及び方法であって、成形品におけるウエルドライン及び窪みを排除し又は著しく減少させるものを提供し、また、2つ以上の材料の同時コインジェクションの改良された方法をも提供することである。
【0014】
本発明の更なる目的及び利点は、以下で明らかになろう。
【0015】
【発明の概要】
本発明によると、上述した目的及び利点が、容易に達成される。
【0016】
本発明のミキサーは、樹脂流れ用の流れチャンネルであって、溶融樹脂を受容するための入口領域と金型キャビティ及びその外面に溶融樹脂を移送するための出口領域とを有しているものと;出口領域に隣接している、可動弁ステム又は弁ステムガイド又はトーピードとしての、流れチャンネル内に延在している細長いシャフトと;流れチャンネルの外面に形成されており且つシャフトに面している少なくとも1つの螺旋溝であって、出口領域に向かって深さを減らしており、前記溝に隣接しているランドは出口領域に向かってクリアランスを増しており、前記溝は流れチャンネルの外面に好適に刻設されている、ものとを具備しており、樹脂の螺旋方向流路が、螺旋溝を通して設けられており、且つ、樹脂の軸方向流路が、ランドの上に設けられている。シャフトは、トーピード又は弁ステム又は弁ステムガイドであってよい。好適に、スリーブが、細長いシャフトに隣接して、流れチャンネル内に設けられており、この場合、溝は、スリーブに形成されている。通常、ランドの一部が、シャフトに、結合され、プレス嵌めされ又はテーパーロックされ若しくはテーパー着座させられており、そして、ランドは、出口領域に向かって、シャフトに対するクリアランスを増している。
【0017】
本発明のインジェクション成形法は、インジェクションノズル内の、外面を有している流れチャンネルへ溶融樹脂を供給することであって、その流れチャンネルは、入口領域から、前記溶融樹脂を金型キャビティへ移送するための出口領域まで、前記ノズル内に延在している、ものと;出口領域に隣接させて細長いシャフトを流れチャンネル内に設けることと;溶融樹脂を少なくとも1つの溝へ移送し且つ樹脂を溝から出口領域へ移送することであって、ランドが前記溝に隣接しており、前記溝は流れチャンネルの外面に形成されている、ものと;出口領域に向かって溝の深さを減少させ且つ出口領域に向かってランドのクリアランスを増大させることと;これらにより、螺旋溝を通る螺旋方向流路内とランドの上の軸方向流路内とに樹脂を流すこととを具備している。
【0018】
本発明の更なる特徴は、以下で明らかになろう。
【0019】
【好適な実施形態の詳細な記載】
押出成形に使用される螺旋マンドレルダイにおいて、溶融体ストリームは、先ず、星形分配装置又はリング形分配装置を用いて、幾つかの別々のストリームに分割される。次いで、ストリームは、多条ねじのようにしてマンドレルに刻設されている別々の螺旋チャンネル内へ供給される。流れの方向において、チャンネルの深さは、連続的に減少していると共に、マンドレルとダイの内壁との間の間隙は、連続的に増加している。これは、最初は閉螺旋内に閉じ込められている流れストリームが、広くなっていく間隙内へそれが出て行くので、2つのストリームに分割することを引き起こす。一のストリームは、螺旋方向に連続している、マンドレルの壁に接する螺旋チャンネルの中を流れ続ける一方、第2のストリームは、螺旋チャンネル仕切体のランドの上を流れ且つ軸方向に流れる。螺旋チャンネルの深さは減少するので、ますます多くの樹脂が、軸流れ方向に加えられる。この結果、流れストリームは、ウエルドラインを生成することなく且つ機械的な均質性及び溶融温度の均一性を増大させつつ、螺旋流れ方向から軸流れ方向へ徐々に変化する。この動作の機能は、米国特許第4,965,028号によっては教示されておらず、その米国特許第4,965,028号は、チップの環状流れセクションを通して、壁のクリアランスを増大させると同時に、チャンネルの深さを減少させることを、教示していない。
【0020】
螺旋マンドレルダイの設計理論がホットランナーのノズルチップに適用される場合、トーピードインサートの外面に刻設されている螺旋チャンネルにより、ゲートとは反対側の金型コアー面に接する成形品の表面からウエルドラインが完全に排除される一方、それでもなお、ゲートに隣接する金型キャビティ面に接して形成される反対側の表面に欠陥が生じ得る、ということが、見出されている。このアプローチは、米国特許第5,783,234号及び米国特許第5,900,200号に示されている。対照的に、螺旋チャンネルが、本発明に従って、トーピードに対向しているノズルチャンネルの外面に刻設されていると、ゲートに隣接する金型キャビティ面に接する成形品の表面から、ウエルドラインが、完全に排除される一方、それでもなお、ゲートとは反対側の金型コアー面に接して形成される反対側の表面に、欠陥が、残り得る。殆どの場合において、この金型キャビティで形成される面は、成形品の外側の面即ち見られる面であるので、このノズル構成は、より好適な動作を示す。
【0021】
同様に、ウエルドラインの無い両方の表面を有する製品を得るべく、環状チャンネルセクションの両側に螺旋チャンネルを有しているノズルチップ構成であって、本発明の好適な実施形態によって意図されてもいるものが、要求されている。
【0022】
構成における他の変形例は、以下の詳細な記載から明らかになろう。
【0023】
図1を参照するに、トーピード式インジェクションノズル10であって、ホットランナーハウジング12と、このハウジング内の円筒状溶融流れチャンネル(円筒状溶融体流路)14とを備えているものが、示されている。流れチャンネル(流路)14は、その外面15と、溶融樹脂を受容するための入口領域16と、溶融樹脂を金型キャビティ20に移送するための出口領域18とを備えている。ノズルチップ保持器24であって、通常、チタンのような熱絶縁材料で作られているものが、ノズルハウジング前端部即ちノズルチップ22内へ螺入させられており、そのノズルチップ保持器24は、ゲートインサート30のドーム領域28に対するシール部26をも形成しており、もって、ノズルを通って流れる溶融樹脂は、ゲート32を通って金型キャビティ20に入る前に、ドーム領域28を満たす。シール部26は、また、ノズルハウジング12を取り囲んでいる絶縁空間34内へ溶融樹脂が漏れるのを防止する。
【0024】
流れチャンネル14内に延在している、細長いトーピード36が、出口領域18に隣接して設けられている。トーピードは、湾曲した後部領域38と、ゲート32まで延びている、先の尖った前部領域40とを有している。チップ保持器24は、結合領域44においてトーピード36に溶接又はろう付けされているスリーブ42と係合することにより、トーピードを所定の場所に捕捉している。トーピードは、好適に、ベリリウム銅合金又は炭化タングステンのような熱伝導性材料で作られている一方、スリーブは、鋼又は炭化タングステンのような耐磨耗性材料であって、ことによると、放電加工(EDM)、粉末金属成形、切削、ブローチング、鋳造及びタッピング又は他の適切な方法によって加工されるもので作られ得る。
【0025】
トーピード36の外面は、円筒状である。スリーブ42の露出面は、少なくとも1つの螺旋溝46を備えている。スリーブ42の露出面は流れチャンネル14の外面15を少なくとも部分的に形成しているので、少なくとも1つの螺旋溝46は、流れチャンネルの外面に形成されていると共に、図1において認識され得るように、流れチャンネルの外面に刻設されている。更に、上記螺旋溝は、トーピード36に面している。
【0026】
ランド48が、上記溝に隣接して設けられている。その溝は、出口領域18に向かって且つゲート32に向かって深さを減らすようにして、形成されている。ランド48は、スリーブ42の上流端部における結合領域44において、トーピード36に結合されている。ランド48は、初期クリアランスを提供していると共に、出口領域18に向かって且つゲート32に向かってトーピード36に対するクリアランスを増している。初期クリアランスは、任意の特徴であり、そして、好適に、少なくとも0.05mmである。この初期クリアランスは、螺旋溝と螺旋溝との間に発生させられる死点内に膠着し得る樹脂の除去をそれが可能にするので、色換え遂行能力にとって重要である。さもなければ、樹脂は、小さい初期クリアランスの部分を満たし、そこに長期間に亘って膠着して色換えを非常に長々しくしがちになるであろう。また、樹脂は、それが分解して溶融体ストリーム内へ移動するまで、そこに膠着し得る。しかしながら、少なくとも0.05mmの初期クリアランスにより、ランドとシャフトとの間の接触部の端における、その突然の、はっきりとしたクリアランスは、溶融体ストリームが溝と溝との間の円周内を流れて死点をきれいにすることを、可能にする。
【0027】
従って、作動時において、溶融流れは、流れチャンネル14の入口端部16から流れチャンネル14の出口端部18に向かって、流れチャンネルの環状部分を通って流れる。溶融体は、出口端部18に到達する前に、1つ以上の螺旋溝即ちチャンネル46に入る。螺旋溝は、螺旋方向流路を溶融体に与える。ランドはクリアランスを増し且つ溝の深さは減るので、溶融体がゲート32に向かって漸進的に前進するにつれて、ますます多くの樹脂が、ランド48の上に溢れ、もって、螺旋流れ方向は、スリーブ42の長さに亘って軸流れ方向へ徐々に変化させられる。溶融体ストリームが、それが環状セクション50を通って流れる際に緩和させられるように、螺旋溝セクションの端部において、溶融体は、溝46の下流における流れチャンネル14の第1環状セクション50であって、比較的直径が大きいものへ進み、次いで、第1環状セクション50の下流におけるチャンネル14の更なる環状セクション52であって、直径を縮減されているものへ進み、その更なる環状セクション52は、ノズルチップ保持器24の端部の手前に位置させられている。その緩和セクションは、応力と流れの不規則性とを最小にし且つ溶融体を均質化するのを助ける。最終的に、溶融体は、金型キャビティ20を満たすべくゲート32を通過する。
【0028】
流れ筋排除チップのデザインは、以下の5つのゾーンによって規定され得る。
【0029】
ランドとシャフトとの間の付着部(トーピードバージョン若しくはステムガイド)又は摺動接触部(弁ステムバージョン)のゾーンは、トーピードの場合には、圧力作用に抗すべくシャフトを固定するテーパー付座部を特徴とし得る。このゾーンは、トーピード若しくは弁ステムガイドを支持し及び/若しくは整合させ、又は弁ステムを案内する。
【0030】
有限の初期間隙即ち初期クリアランスのゾーンであって、スリーブのランドとシャフトとの間の接触の突然の排除部からなるもの。この特徴は、クリアランスの増大がゼロから始まるときに起こり得る、樹脂の膠着を防止する。初期間隙は、クリアランスの増大の開始点における溝と溝との間に発生させられる死点の周囲を溶融体の一部が流れてその死点をきれいにするのを可能にする。初期クリアランス値は、処理される材料とプロセスパラメータ(流量等)とに依存する。
【0031】
流れ変換のゾーンであって、このゾーンにおいて、溶融体ストリームは、成形品に現れるウエルドラインを生成することのない環状流れへと徐々に変換させられる、もの。このゾーンにおいては、溝の深さは、徐々に減少すると共に、シャフトとランドとの間の間隙は、徐々に増大する。
【0032】
緩和ゾーンであって、前のゾーンにおける流れ変換の間に蓄積される応力からポリマー分子が緩和するのを可能にするもの。緩和ゾーンは、製造工具用の逃げとしても使用され得る。
【0033】
均整化ゾーンであって、流れ変換の間に起きた連続的な溢出によって発生させられているかも知れない厚みの変動を減少させるべく、きつい環状セクションを通して溶融体を搾るもの。このゾーンは、用途によって要求されるならば、ゲートに向かって収束する環状セクションであってもよい。
【0034】
図1Aの実施形態は、図1と同様であり、この実施形態においては、トーピード即ちシャフト36は、1つ以上のフィン37(例えば、2つ、3つ又は4つのフィン)を備えており、フィン37は、トーピードをノズルハウジング12に対して支持している。フィン37は、ノズルハウジングと係合する環状部分39を備えている。図1Aの実施形態においては、トーピードは、図1での結合領域44におけるような溶接又はろう付けをなされておらず、係合領域45において単に係合又はプレス嵌めをなされているだけである。従って、しっかりとした係合が、容易にもたらされる。更なる代替物として、トーピードは、それが案内孔即ち案内チャンネルを備えているならば、弁ステムガイドとして使用され得る。
【0035】
図2は、トーピード式インジェクションノズルの本発明の更なる実施形態を示しており、この実施形態においては、図1におけるノズルチップ保持器24は、排除されており、そして、螺旋チャンネルが、ノズルハウジング又はノズルチップに直接形成されている。従って、図2は、トーピード36′と、前端部即ちノズルチップ22′を有しているノズルハウジング12′と、流れチャンネル14′と、ゲート32′とを示している。図2の実施形態によると、螺旋溝即ち螺旋チャンネル46′は、ノズルチップ22′に直接形成されており、そのノズルチップ22′は、ベリリウム銅、鋼、炭化タングステン又は他の適切な材料のような材料で作られている。ノズルチップは、所望されるならば、別体のノズルハウジング上へ螺合させられ得る。ノズルチップ22′は、例えば、ブローチング、鋳造、タッピング、切削、EDM、粉末金属成形又は他の適切な方法により、作られ得る。更に、ドーム領域28は、絶縁体54をゲート32′に隣接させて設けることにより、排除されており、その絶縁体54は、適切な高分子材料で作られ得る。これは、溶融体が膠着して分解し得る領域を効果的に最小にする。伝導性トーピード36′は、図1におけるように、ノズルチップ22′に、溶接され、ろう付けされ、プレス嵌めされ又はテーパー着座させられている。図3、図4及び図5は、それぞれ、III−III線、IV−IV線及びV−V線に沿う断面図であって、螺旋溝の形状寸法が如何に変化しているかを示しているものである。図1より後の態様においては、螺旋溝は、出口領域18′に向かって深さを減らしており、そして、ランドは、出口領域18′に向かってトーピードからのクリアランスを増している。第1環状セクション50′及び更なる環状セクション52′も、図1におけるように、設けられている。
【0036】
図6の実施形態は、ノズルハウジング前端部即ちノズルチップ58を備えているノズルハウジング56を示しており、そのノズルハウジング前端部即ちノズルチップ58は、スリーブ62を所定の場所に保持しているねじ込キャップ60を備えている。螺旋チャンネル即ち螺旋溝64が、スリーブ62に形成されている。スリーブ62は、流れチャンネル68内に配置されている可動弁ステム66用のガイドとしても作用しており、この流れチャンネル68内において、その弁ステムは、接触領域72においてランド70と接触させられている。弁ゲート74に向かって、螺旋チャンネル即ち螺旋溝の深さは減少し且つ弁ステムからのランドのクリアランスは増大しているので、接触領域72の下流において、接触は、途絶えている。キャップ60は、絶縁体78によってゲートインサート76から離隔させられており、その絶縁体78は、適切な高分子材料で作られ得、所望されるならば、それは、例えばチタンシール絶縁体80でバックアップされ得る。
【0037】
作動時において、弁ステム66が適切な推進手段(図示せず)によって後退させられると、流れチャンネル68の環状部分から1つ以上の螺旋溝即ち螺旋チャンネル64であって螺旋方向流路をもたらすものの中へ、溶融体は、流入する。ランドは弁ステムからのクリアランスを増し、しかも、溝の深さは減るので、溶融体が弁ゲート74に向かって前進すると、ますます多くの溶融体が、ランドの上に溢れ、もって、螺旋流れ方向は、スリーブ62の長さに亘って軸流れ方向へ徐々に変化させられる。螺旋溝部分の端部には、流れチャンネル68の第1環状セクション82であって、直径が比較的大きいものが、有り、その第1環状セクション82に続いて、縮減された直径を有している更なる環状セクション84が、有り、もって、溶融体ストリームは、それが第1環状セクションを通って流れる際に、緩和させられる。緩和セクションは、流れ変換の間に溶融体によって蓄積される応力を最小にし且つ流れの不規則性を最小にし且つ溶融体を均質化するのを助ける。タッピング、切削等のような或る製造プロセス用の工具の逃げとしても、緩和ゾーンは、使用され得る。最終的に、溶融体は、ゲート74を通過して金型キャビティを満たす。
【0038】
図7は、本発明の更なる実施形態であって、二重螺旋溝即ち二重螺旋チャンネルを備えているものを示している。図7によると、インジェクションノズル86は、ノズルチップ88と、外面92を有している流れチャンネル90とを備えている。トーピード94は、流れチャンネル内に設けられている。ノズルチップ88における外側溝セクション98を流れチャンネル90の外面92に形成することにより、そして、実質的に円形の溝96を形成すべく、トーピード94の隣接している外面102に内側溝セクション100を形成することにより、二重螺旋溝即ち二重螺旋チャンネル96が、設けられている。ランド104,105が、溝に隣接して設けられている。図7によると、トーピード94は、ランド接触領域106の上流側において、ノズルチップ88にろう付けされ又は溶接されている。当然、他の整合機構も、設けられ得る。例えば、スリーブの溝をトーピードの溝と整合させるべく、例えば合せピンのような整合手段が、設けられ得る。その後、螺旋チャンネル96の深さは、流れチャンネルの出口領域108に向かって漸進的に減少しており、そして、ランド104,105の間のクリアランスは、出口領域108に向かって徐々に増大している。緩和ゾーン110及び縮径ゾーン112が、前の実施形態におけるように、螺旋溝の下流に設けられている。螺旋溝は、また、所望されるならば、異なる形状、角度又は反対の向きを有し得る。
【0039】
ランドはクリアランスを増し且つ溝の深さは減るので、作動時おいて、チップのゲート端部に向かって溶融体が前進するにつれて、ますます多くの溶融体が、ランドの上に溢れ、もって、螺旋流れ方向は、軸流れ方向へと徐々に変化させられる。溶融体は両側でランドの上に溢れつつあるので、螺旋方向流れは、螺旋チャンネルが融合してその螺旋方向流れもまた軸方向流れに変換させられることになるまで、チャンネルの縁に残っているだけである。これにより、滑らかな壁に隣接する流れと結び付いている溶融体の欠陥は、成形品の両側で排除される。トーピード及びチップは、例えばベリリウム銅、鋼、炭化タングステン又は他の適切な熱伝導性耐磨耗性材料で作られる、同じ又は異なる材料であってよい。また、粉末金属成形、ロストコアー成形又は他の適切な製造方法によって1つの材料で作られるワンピース一体品も、可能である。
【0040】
図8の実施形態は、図7と同様であり、二重螺旋溝即ち二重螺旋チャンネル96′を備えている。しかしながら、図8は、トーピードインサート116によって摺動可能に案内される可動弁ステム114を流れチャンネル90′内に含んでいる。トーピードインサートは、合せピンのような整合機構を用いつつ、ランド接触領域106′において、ノズルチップ88′にろう付けされ若しくは溶接され又はそのノズルチップ88′と係合させられている。この実施形態は、図7と同様の態様で作動する。
【0041】
図9の実施形態は、図8と同様であり、螺旋溝即ち螺旋チャンネル96″と、トーピードインサート116′によって案内される、流れチャンネル90″内の可動弁ステム114とを備えている。トーピードインサートは、ランド接触領域106″において、ノズルチップ88″にろう付けされ若しくは溶接され又はそのノズルチップ88″と係合させられている。しかしながら、図9の実施形態においては、螺旋溝即ち螺旋チャンネル96″は、ノズルチップ88″にのみ形成されており、そして、溝のないトーピード116″は、弁ステムガイドとして作用する。
【0042】
ノズルのドーム・ゲート端部における種々のシール及び絶縁の細部は、実施形態の間で交換可能である。従って、例えば、ノズルチップ保持器24、高分子絶縁体54及び78並びにチタンシール絶縁体80は、全てのバージョンにおいて採用され得る。
【0043】
図10を参照するに、弁ゲート式コインジェクションノズル100であって、ホットランナーノズルハウジング112と、このハウジング内の円筒状第1溶融体流れチャンネル114とを備えているものが、示されている。流れチャンネル114は、外面115と、第1溶融樹脂を受容するための入口領域116と、第1溶融樹脂を金型キャビティ120へ移送するための第1出口領域118とを備えている。コインジェクションノズル100は、ノズルハウジング112の下流に、そのノズルハウジング112に接続されている前端部即ちノズルチップ124を備えている。
【0044】
細長いトーピード又は弁ステム136であって、第1出口領域118に隣接して流れチャンネル114内に延在しているものが、設けられている。所望されるならば、トーピードは、図示されているような平坦な前部領域又は湾曲した後部領域及びゲート132へ延びている先の尖った前部領域を有していてもよい。トーピード又は弁ステム136は、ゲート132又は第1出口領域118と第1流れチャンネル114の第1出口領域118への接続部とを漸進的に塞ぎ又は開けるべく、好適に、移動可能であってもよい。これにより、所望されるならば、細長いシャフト又はトーピード136は、樹脂の流れを許容し且つ停止させるべく作用する可動弁ステムであってもよい。当然、トーピード又は弁ステムは、適切な形状又は便利な形状を有し得る。
【0045】
ノズルチップ124は、ノズルハウジング112に対してスリーブ142を所定の場所に捕捉し、この場合、トーピード又は弁ステム136は、スリーブ142内にあり且つ接触領域144においてそれと係合させられており又は接触領域144においてそれに結合されている。トーピード又は弁ステムは、好適に、鋼で作られており、また、例えば、ベリリウム銅又は炭化タングステンのような熱伝導性材料で作られ得る一方、スリーブは、鋼又は炭化タングステンのような耐磨耗性材料であって、ことによると、放電加工(EDM)、粉末金属成形、切削、ブローチング、鋳造及びタッピング又は他の適切な方法によって加工されるもので作られ得る。
【0046】
トーピード136の外面は、好適に円筒状である。スリーブ142の露出面は、少なくとも1つの第1螺旋溝146を備えている。スリーブ142の露出面は流れチャンネル114の外面115を少なくとも部分的に形成しているので、少なくとも1つの螺旋溝146は、流れチャンネルの外面に形成されており、図10において認められ得るように、流れチャンネルの外面に刻設されている。更に、上記螺旋溝は、トーピード136に面している。
【0047】
ランド148が、上記溝に隣接して設けられている。溝は、第1出口領域118とゲート132とに向かって深さを減らすようにして、形成されている。ランド148は、スリーブ142の上流端部における接触領域144において、トーピードと好適に接触している。ランド148は、初期クリアランスを提供していると共に、第1出口領域118とゲート132とに向かってトーピード136に対するクリアランスを増している。
【0048】
更に、ノズル100は、第2流れチャンネル214を備えており、この第2流れチャンネル214は、第1流れチャンネル114の周囲を流れていると共に、第2溶融樹脂を受容するための入口領域216と、第1出口領域118と連通している第2流れチャンネル出口領域218であって、ゲート132を通して溶融樹脂を金型キャビティ120へ移送するためのものとを備えている。第2流れチャンネル214は、少なくとも1つの第2螺旋溝246をノズルチップ124の外面に備えており、そのノズルチップ124の外面は、第2流れチャンネル214の内面を形成しており且つ外側ノズルハウジング212に面している。
【0049】
ランド248が、上記第2溝に隣接して設けられている。更に、第1溝146と同様に、第2溝は、出口領域218及び118とゲート132とに向かって深さを減らすようにして、形成されている。第1流れチャンネル114におけるように、ランド248は、ノズルチップ124の上流端部において、第2流れチャンネル214の外壁215に結合され得又はその外壁25と接触し得る。
【0050】
しかしながら、図10の実施形態においては、ランド248は、外壁215に対する初期クリアランスと、出口領域218及び118とゲート132とに向かって増大するクリアランスとを提供している。初期クリアランスは、第1流れチャンネルにおけるのと同じ寸法を好適に有し得、同じ利点を提供する。
【0051】
従って、第2流れチャンネルにおける作動時においては、第2溶融体が、流れチャンネル214の環状部分を介して、流れチャンネル214の入口端部216から流れチャンネル214の出口端部に向かって流れる。第2溶融体は、第2流れチャンネルの出口領域218に到達する前に、螺旋溝の開始点と好適に整合させられ得る入口を通って、1つ以上の螺旋溝即ち螺旋チャンネル246に入る。整合は、ノズルハウジング112と外側ノズルハウジング212との間の合せピン即ち位置合せピンにより、もたらされ得る。ランドはクリアランスを増し且つ溝の深さは減るので、溶融体がゲート132に向かって漸進的に前進するにつれ、ますます多くの樹脂が、ランド48の上に溢れ、もって、螺旋流れ方向は、スリーブ42の長さに亘って軸流れ方向へ徐々に変化させられる。
【0052】
螺旋溝セクションの端部において、溶融体は、溝246の下流の、流れチャンネル214の第2流れチャンネル環状セクション251へ進み、そして、第2流れチャンネル出口領域218、出口領域118、ゲート132及び金型キャビティ120へ進む。好適に、第1及び第2の溶融体の流れは、逐次的である。但し、所望されるならば、同時の流れ又は部分的に同時の流れも、可能である。
【0053】
図11の実施形態は、ノズルチップ124と対向させられている第2流れチャンネル214の外面215に第2螺旋溝246が形成されているということを除いて、図10と同様である。更に、第2溝は、出口領域218及び118に向かって深さを減らしており、そして、ランド248は、出口領域218及び118に向かってクリアランスを増している。
【0054】
図11Aの実施形態は、図11の実施形態と同様であり、別体のインサート213に形成されている、外側ノズルハウジング212における溝246を示しており、そのインサート213は、合せピン122によって位置を定められており且つノズルキャップ125によって所定の場所に保持されている。
【0055】
図12の実施形態は、第3流れチャンネル260をインジェクションノズル200内に備えている。インジェクションノズル200は、ノズルハウジング212と、内側ノズル222とを備えている。第1溶融樹脂流れ用の第1流れチャンネル114は、第1スリーブ142を備えており、この第1スリーブ142は、内側ノズル222によって所定の場所に保持されていると共に、第1螺旋溝146を形成している。第2内側ノズル224は、第2溶融樹脂流れ用の第2流れチャンネル214内に第2螺旋溝246を形成している。第3溶融樹脂は、外側スリーブ243を介して、ノズル200の最外側部分における第3流れチャンネル260内を流れ、その外側スリーブ243は、外側ノズルチップ223と合せピン122とにより、所定の場所に保持されている。
【0056】
第1螺旋溝146は、第3出口領域318と出口領域118′とに向かって深さを減らしており、そして、第1ランド148は、第3出口領域318と出口領域118′とに向かってクリアランスを増している。同様に、第2螺旋溝246も、出口領域318及び118′に向かって深さを減らしており、そして、第2ランド248も、出口領域318及び118′に向かってクリアランスを増している。また、第3螺旋溝346も、出口領域318及び118′に向かって深さを減らしており、そして、第3ランド348も、出口領域318及び118′に向かってクリアランスを増している。
【0057】
図12の実施形態においては、所望されるならば、第1スリーブ142及び第1螺旋溝146は、図10及び図11の実施形態におけるよりも、第2螺旋溝から上流側へ比較的より遠くに位置させられ得る。また、図12の実施形態においては、溶融樹脂は、第1螺旋溝146から直接第1流れチャンネル114内へ流れる。また、好適に、樹脂の流れは、逐次的である。
【0058】
従って、第1樹脂、第2樹脂及び第3樹脂の流路は、螺旋溝を通っており、それらの螺旋溝は、出口領域に向かって深さを減らしており、そして、それらの溝に隣接しているランドは、出口領域に向かってクリアランスを増しており、もって、樹脂の螺旋方向流路が、それぞれの螺旋溝を通して設けられていると共に、樹脂の軸方向流路が、それぞれのランド上に設けられている。更に、3つの樹脂と関連する図12のコインジェクションノズルは、上述した本発明の少なからぬ利点(例えば、ウエルドラインの排除、均質な流れ、並びに均一な環状流速であって、均一な層化、窪み作用の排除及びノズルシフトの減少に導くもの)を獲得している。
【0059】
図12Aの実施形態は、図12の実施形態と同様であり、インサート244の内側面における第3螺旋溝346を示している。
【0060】
図13及び図14の実施形態は、図12の実施形態の場合のように、共に、3つの溶融樹脂流れ用の3つの流れチャンネル114,214及び260を備えている、コインジェクションノズル200を示している。しかしながら、図13の実施形態においては、第2螺旋溝246は、内側ノズル222に、第2流れチャンネル214の内面217において形成されており、この場合、ランド248及び溝246は、ノズルハウジング212に面している。また、第1流れチャンネル114における第1螺旋溝146は、第1スリーブ142に形成されており、この第1スリーブ142は、第1保持器149により、第1流れチャンネル114の前端部における所定の場所に保持されており、その第1保持器149は、第1流れチャンネル114の外面115を形成している。
【0061】
図14の実施形態においては、第2螺旋溝246が、ノズルハウジング212に、第2流れチャンネル214の外面215において形成されており、この場合、ランド248及び溝246は、内側ノズルチップ222に面している。
【0062】
図15(図中、同様の機構は同様の数字を使用している)を参照するに、インジェクション成形機のスプルーバー12a内にミキサー装置が組み込まれている、本発明の別の好適な実施形態300が、示されている。トーピード式溶融体ミキサー300であって、円筒状の流れチャンネルスプルーバー12aと、このスプルーバー内の溶液流れチャンネル14aとを備えているものが、示されている。流れチャンネル14aは、内面15aと、溶融樹脂を受容するための入口領域16aと、更に下流でホットランナーチャンネル52a内に溶融樹脂を移送するための出口領域18aとを備えている。
【0063】
細長いトーピード36aであって、出口領域18aに隣接して流れチャンネル14a内に延在しているものが、設けられている。トーピード36aは、湾曲した後部領域38aと、先の尖った前部領域40aとを有している。トーピードは、スリーブ42aによって流れチャンネル14a内に捕捉され且つ位置させられており、そのスリーブ42aは、流れチャンネルハウジング12a内へ挿入されている。トーピード36aは、結合領域44aにおいてスリーブ42aと係合させられており、その結合領域44aは、溶接、ろう付け又は同様の保持手段により、トーピードをスリーブへ堅固に固定している。
【0064】
トーピード36aの外面は、円筒状である。スリーブ42の露出面は、少なくとも1つの螺旋溝46aを備えている。スリーブ42aの露出面は、流れチャンネル14aの内面15aを少なくとも部分的に形成しているので、少なくとも1つの螺旋溝46aは、流れチャンネルの内面に形成されている。更に、上記螺旋溝は、トーピード36aに面している。
【0065】
ランド48aが、螺旋溝46aに隣接して設けられている。溝は、出口領域18aに向かって深さを減らすようにして、形成されている。ランド48aは、入口領域16aに隣接している結合領域44aにおいて、トーピード36aに結合されている。ランド48aは、初期クリアランスを提供すると共に、出口領域18aに向かってトーピード36aに対するクリアランスを増している。初期クリアランスは、任意の特徴であり、好適に、少なくとも0.05mmである。
【0066】
図16を参照するに、この実施形態は、図15と同様であり、(そこで、同様の数字が、同様の機構を指示すべく使用されており)、この実施形態においては、トーピード36aが、螺旋溝を備えているテーパー付シャフトである。あるいは、トーピード36aは、円筒状であってもよく、この場合、螺旋溝46aは、出口領域18aに向かって深さを減らす。溶融体は、トーピード36aの環状入口領域16a内へ流れ、そして、トーピード36aの外面に位置させられている少なくとも1つの螺旋溝46aに入る。図15の実施形態と同様に、螺旋溝46aの深さは、出口領域18aに向かって減少している。ランド48aが、溝46aに隣接して位置させられており、それらのランド48aは、スリーブ42aと境界をなしており、ランド48aの高さは、出口領域18aに向かって減少している。この実施形態と図15に示されている実施形態との間の最大の差異は、スリーブ42aの平坦な円筒状の表面に面しているトーピード36aの外側面上に螺旋溝46aの位置がある、ということである。あるいは、ランド48aとの徐々に変化する間隙を生成するように、スリーブ42aの円筒状の表面が、テーパーを付されていてもよい。
【0067】
図17を参照するに、本発明の別の実施形態が、示されている。この実施形態は、上で議論した図15及び図16における実施形態と同様であり、この場合、最大の差異は、第2螺旋溝58aがスリーブ42aの内側面に形成されており、第2螺旋溝がトーピード36aに面しており、第2螺旋溝58aに隣接している第2ランド60aが有る、ということである。ランド48aは、第2ランド60に隣接して位置させられており、この場合、ランド48aとランド60aとの間に生成される間隙は、出口領域18aに向かって増大している。第2螺旋溝58aは、螺旋溝48aに隣接して位置させられており、これにより、溶融体が出口領域18aに向かって移動する際の、その溶融体用の連続螺旋溝が、生成されている。
【0068】
図18を参照するに、本発明の好適な実施形態300は、インジェクション成形機及びホットランナーシステム内の多くの場所に組み込まれ得る。流れの最大の不均衡は、ホットランナーチャンネル52a内での不均質な溶融体の分割によって引き起こされるので、本発明は、インジェクション成形機の各分岐部における上流側に組み込まれるならば、最も良く任務を果たす。本発明のミキサーは、分割が起こる前に、溶融体の均質性を増大させ、これにより、流れの不均衡の存在が、減少させられる。上で議論した流れの不均衡の低減は、製品におけるウエルドラインの機会を減少させると共に、金型キャビティの一様な充填を確実にする。
【0069】
本発明は、非常に有利である。本発明が、特にゲート領域において、ウエルドラインを排除し、均質な溶融体を生産し、急速な色換え及びより丈夫な成形品を可能にする、ということを、試験は、証明している。
【0070】
本発明の著しい特徴は、減少していく深さと増大していくランドクリアランスとを備えている螺旋溝を含んでいる。有限の長さを備えている初期クリアランスは、クリアランスの開始点において起こり得る膠着を最小にし又は排除する。初期クリアランスは、螺旋溝間に発生させられる死点内に膠着し得る樹脂のフラッシングを可能にするので、色換え遂行能力に関する重要な特徴である。初期クリアランスを欠いている場合には、樹脂は、小さいクリアランスの部分を満たし、その後、そこに長時間に亘って膠着して色換えを非常に長々しくする。また、樹脂は、それが分解して溶融体ストリーム内へ移動するまで、そこに膠着し得る。本発明は、たとえ初期クリアランスが設けられていなくても、特に流れ筋を排除し又は実質的に最小にする。しかしながら、ランドとシャフトとの間の接触部の端部に突然の有限のクリアランスが設けられていると、溶融体ストリームの一部が溝と溝との間の円周内を流れて死点をきれいにすることを可能にすることが、可能である。更に、緩和空間が、螺旋チャンネルの下流に設けられている。本発明は、また、ピンポイントトーピード構成体、ステム案内トーピード構成体及び摺動弁ステム構成体と共に使用するのに適しており、際立って多才である。
【0071】
本明細書に記載され且つ図示されている説明であって、本発明を実施するのに最良の態様の単なる実例であると見なされ且つ形状、サイズ、部品の構成及び動作の詳細の変更を受け入れられ得るものに、本発明は限定されない、ということが、理解されるべきである。むしろ、本発明は、そのような全ての変更であって、本発明の精神及び請求項によって規定されている本発明の範囲の中にあるものを包含すべく、意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の部分断面図である。
【図1A】 本発明の更なる実施形態の部分断面図である。
【図2】 本発明の更なる実施形態の断面図である。
【図3】 図2のIII―III線に沿う断面図である。
【図4】 図2のIV―IV線に沿う断面図である。
【図5】 図2のV―V線に沿う断面図である。
【図6】 本発明の更なる実施形態の部分断面図である。
【図7】 本発明の更なる実施形態の部分断面図である。
【図8】 本発明の更なる実施形態の部分断面図である。
【図9】 本発明の更なる実施形態の部分断面図である
【図10】 本発明のコインジェクション実施形態の部分断面図である。
【図11】 本発明の更なるコインジェクション実施形態の部分断面図である。
【図11A】 本発明の更なるコインジェクション実施形態の部分断面図である。
【図12】 本発明の更なるコインジェクション実施形態の更なる部分断面図である。
【図12A】 本発明の更なるコインジェクション実施形態の更なる部分断面図である。
【図13】 本発明の更なるコインジェクション実施形態の部分断面図である。
【図14】 本発明の更なるコインジェクション実施形態の部分断面図である。
【図15】 成形機のスプルーバー内に組み込まれている本発明の更なる実施形態の部分断面図である。
【図16】 本発明の更なる実施形態の部分断面図である。
【図17】 本発明の更なる実施形態の部分断面図である。
【図18】 ホットランナーシステムの流れチャンネル内の種々の場所に組み込まれている本発明の等角図である。

Claims (33)

  1. 溶融体混合装置であって、
    出口領域(18)る流路( 14 ) を有し、前記流路 ( 14 ) 内に細長い部材 ( 36 ) が配置されており、
    前記流路 ( 14 ) を画成する面の所定の領域に第1螺旋溝(46)が前記細長い部材 ( 36 ) に向かい合うようにして形成されており、前記出口領域(18)に向けて前記第1螺旋溝の深さが減少するようにされており、
    前記面の所定の領域における前記第1螺旋溝 ( 46)の非形成領域に存する前記第1螺旋溝と前記第1螺旋溝との間の領域であるランド(48)は、前記細長い部材からのクリアランスを有しており、前記クリアランスは、前記出口領域(18)に向かって増大しており、
    前記溶融体混合装置の前記流路内の樹脂は、前記第1螺旋溝を通して螺旋方向に流れ、前記ランドに沿って前記細長い部材の軸方向に流れ、成形サイクルの間に形成される成形品のキャビティ側表面からウエルドライン減少させるために、前記流路を画成する面と前記細長い部材(36)との間を樹脂が流れ且つ前記出口領域(18)から流れ出るようにさせる、
    溶融体混合装置。
  2. 更に、第2螺旋溝が前記細長い部材 ( 36 ) 上に形成されている請求項1に記載の溶融体混合装置。
  3. 成形品におけるウエルドラインを排除するために、前記流路 ( 14 ) を画成する面と前記細長い部材 ( 36 ) との間を樹脂が流れ且つ前記出口領域 ( 18 ) から流れ出るようにさせる、請求項1に記載の溶融体混合装置。
  4. 前記流路 ( 14 ) を画成する面と前記細長い部材 ( 36 ) との間を樹脂が流れ且つ前記出口領域 ( 18 ) から流れ出るようにさせることにより、欠陥が、前記成形品の前記コア側表面に分布させられる請求項3に記載の溶融体混合装置。
  5. ウエルドラインが、前記成形品の前記コア側表面及び前記キャビティ側表面から排除される請求項2に記載の溶融体混合装置。
  6. 前記細長い部材(36)が、トーピードである請求項1ないし5のいずれか一項に記載の溶融体混合装置。
  7. 前記細長い部材(36)が、使用中、前記樹脂の流れを制御すべく作用する可動弁ステム(74)である請求項1ないし5のいずれか一項に記載の溶融体混合装置。
  8. 前記細長い部材(36)が、弁ステムガイド(116)である請求項1ないし5のいずれか一項に記載の溶融体混合装置。
  9. 前記流路(14)が、ゲートインサート(30)内に配置されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の溶融体混合装置。
  10. 前記ゲートインサート(30)が、ホットランナーマニホールド内に配置されている請求項9に記載の溶融混合装置。
  11. 前記ホットランナーマニホールドが、金型内に配置されている請求項10に記載の溶融体混合装置。
  12. 前記流路(14)が、スプルーバー(12a)内に配置されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の溶融体混合装置。
  13. 前記流路(14)が、ホットランナーマニホールド内に配置されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の溶融体混合装置。
  14. インサート ( 42 ) の内部に前記流路の一部が形成されていて、前記細長い部材 ( 36 ) が前記インサートに形成された流路内に配置されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の溶融体混合装置。
  15. ノズルチップ ( 22’ ) の内部に前記流路の一部が形成されていて、前記細長い部材 ( 36 ) が前記ノズルチップに形成された流路内に配置されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の溶融体混合装置。
  16. 前記成形品内の応力を減少させるための第1環状セクション ( 50 ) を前記第1螺旋溝 ( 46 ) の下流に具備している請求項1又は請求項2に記載の溶融体混合装置。
  17. 前記成形品における厚みの変動を減少させるための第2環状セクション ( 52 ) を前記第1環状セクション ( 50 ) の下流に具備している請求項16に記載の溶融体混合装置。
  18. 前記第1螺旋溝(46)が、半円形の断面である請求項1に記載の溶融体混合装置。
  19. 前記第1螺旋溝(46)及び前記第2螺旋溝が、半円形の断面である請求項2に記載の溶融体混合装置。
  20. 前記ランド(48)の一部が、前記細長い部材(36)に結合されており、且つ、前記ランド ( 48 ) と前記細長い部材 ( 36 ) とのクリアランスが前記出口領域 ( 18 ) に向かってしている請求項1又は請求項2に記載の溶融体混合装置。
  21. 前記樹脂の流れが、使用中、徐々に、前記ランド(48)上で軸方向になる請求項1又は請求項2に記載の溶融体混合装置。
  22. 前記細長い部材(36)と前記ランド(48)との間の初期クリアランスが、少なくとも0.05mmである請求項1又は請求項2に記載の溶融体混合装置。
  23. 前記溶融体混合装置が、ノズルチップ(58)とスリーブ(62)とキャップ(60)とを更に備えており、前記キャップ(60)は、前記ノズルチップ(58)と係合して前記スリーブ(62)を前記流路(14)内に固定している請求項1又は請求項2に記載の溶融体混合装置。
  24. 前記出口領域 ( 18 ) に隣接してドーム領域 ( 28 ) を形成しているゲートインサート ( 30 ) を更に備え、前記キャップ(60)が、前記ドーム領域(28)に対するシール部を形成している請求項23に記載の溶融体混合装置。
  25. 作動中、樹脂が金型内のキャビティ ( 20 ) へ進むのを可能にするゲートが前記ゲートインサート ( 30 ) に設けられている請求項24に記載の溶融体混合装置。
  26. 前記流路内を流れる樹脂とは異なる第2の樹脂を金型内のキャビティに搬送するための第2流路 ( 214 ) を更に備え、前記第2流路は、前記出口領域と通じている第2出口領域 (218)を有している請求項1又は請求項2に記載の溶融体混合装置。
  27. 前記第2流路 ( 214 ) を画成する面の所定の領域に第2の螺旋溝 ( 246 ) が形成されている請求項26に記載の溶融体混合装置。
  28. 前記第2の流路(214)は、対向する面により形成されており、前記対向する面の一方の所定の領域に第2の螺旋溝 ( 246 ) が形成されていて、前記第2出口領域 ( 218 ) に向けて前記第2の螺旋溝の深さが減少するようにされており、前記対向する面の一方の面の所定の領域における前記第2の螺旋溝 ( 246)の非形成領域に存する前記第2の螺旋溝と前記第2の螺旋溝との間の領域である第2のランド(248)は、前記対向する面の他方の面からの第2のクリアランスを有しており、前記第2のクリアランスは、前記第2出口領域 ( 218 ) に向かって増大しており、前記第2の流路内の樹脂は、前記第2の螺旋溝 ( 246 ) を通して螺旋方向に流れ、前記第2のランド ( 248 ) に沿って軸方向に流れ、前記第2出口領域 ( 218 ) から流れ出る請求項27に記載の溶融体混合装置。
  29. 材料の溶融体を金型に射出成形する方法であって、前記方法は、
    材料の溶融体の流れを溶融体流路内に生成し、前記流路内に配置されている細長い部材の周囲を通って前記溶融体が流れるようにさせ
    前記流路を画成している面の所定の領域において前記細長い部材に対向するように形成された少なくとも1つの螺旋溝に沿って前記溶融体を螺旋方向に流れさせ
    前記流路を画成している面の前記所定の領域における溝と溝との間の領域であるランドと、該ランドに対向する細長い部材の外面との間で前記溶融体の少なくとも一部に前記細長い部材の軸方向に沿う流れを生じさせ前記溶融体の軸方向に沿う流れは前記流路の出口領域に向けて増大するようにされており、かつ前記溶融体の螺旋溝に沿う螺旋方向の流れは前記流路の出口領域に向けて減少するようにされており、
    前記溶融体を前記流路の出口領域から金型のキャビティへ移送する、ことを特徴とする方法。
  30. 成形品のコア側表面を改善すべく、前記細長い部材 ( 36 ) 上に形成された第2螺旋溝に沿って前記樹脂の溶融体の少なくとも一部を流れさせることを更に含む請求項29に記載の方法。
  31. 前記流路を画成している面と前記細長い部材との間を樹脂の溶融体が流れるようにさせることにより、ウエルドラインが、成形品のキャビティ側表面から排除される請求項29の方法。
  32. 前記流路を画成している面と前記細長い部材との間を樹脂が流れるようにさせることにより、欠陥が、成形品のコア側表面に分布させられる請求項31に記載の方法。
  33. 前記流路を画成している面と前記細長い部材との間を樹脂が流れるようにさせることにより、ウエルドラインが前記成形品の前記コア側表面及び前記キャビティ側表面から排除される請求項30に記載の方法。
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