JP3983948B2 - 蛍光画像取得方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、励起光を照射した生体組織から発生する自家蛍光を画像として取得する蛍光画像取得方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、励起光の照射により生体組織の内在色素から発生する自家蛍光を画像として撮像し、この撮像された自家蛍光の画像を分析することにより各種疾患に伴う組織性状の変化を識別する装置が研究されている。
【0003】
生体組織から発生する自家蛍光は微弱であり、この微弱な自家蛍光を画像として検出するためには高感度な撮像素子が使用され、例えば複数の画素の信号電荷をCCDのチップ内で積算して読み出すピクセルビニングを行うことが可能な高感度CCDを用いて読み出す方式を用いたり、ICCD等の電子増倍型の撮像素子を用いて自家蛍光の撮像を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
複雑な形状の体腔内等の生体組織に励起光を照射しこの生体組織から発生する自家蛍光による蛍光画像を、例えば内視鏡装置等を用いて取得する場合には、内視鏡装置の測定プローブの先端から50mm離れた位置(遠点)に存在する癌組織から発せられる自家蛍光をS/N=1以上で撮像したいという要請がある。
【0005】
しかしながら、ピクセルビニングを行う方式を用いても、自家蛍光を受光した複数の画素に発生した信号電荷をCCDのチップ内で積算する場合に、ピクセルビニングの対象となる画素に蓄積された信号電荷に含まれるダークノイズにより発生した電荷も同時に積算される。
【0006】
従って、癌組織から発生する自家蛍光は極微弱であるので、各画素においてこの自家蛍光を受光することにより生じた電荷の数よりダークノイズにより発生した電荷の数の方が多い場合も生じ得、その場合には複数画素に蓄積された信号電荷がピクセルビニングされて1まとめにされても癌組織から発生する自家蛍光の信号レベルはダークノイズの信号レベルより小さな値となり、S/Nは向上せず1より低い値となってしまう。また、電子増倍型の撮像素子を用いたとしても、撮像素子の設定が不十分であると不要なダークノイズおよび読出ノイズの発生により上記位置に存在する癌組織から発せられた自家蛍光をS/N=1以上で撮像できないことがある。
【0007】
また、前記内視鏡装置の測定プローブの先端から5mm離れた位置(近点)に存在する正常組織から発せられる自家蛍光を、撮像装置の受光容量が飽和しないように撮像したいという要請もある。
【0008】
しかしながら、ICCD等の電子増倍型の撮像素子のダイナミックレンジは2桁に満たず、撮像素子の設定が不十分であると撮像装置の受光容量が飽和してしまい、またピクセルビニングを行う方式においては、受光光量が多い領域の画素についてはピクセルビニングを行う画素数を少なくして受光光量に応じた画素数をピクセルビニングの対象として設定し撮像しても、やはり撮像素子の設定が不十分であると撮像装置の受光容量が飽和してしまうという問題が発生する。
【0009】
第1の本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、遠点に存在する生体組織の測定対象部位から発生する自家蛍光の画像を良好なS/Nで取得することができる蛍光画像取得方法および装置を提供することを目的とするものであり、第2の本発明は、近点に存在する生体組織の測定対象部位から発生する自家蛍光の画像を撮像装置の受光容量を飽和させないように取得することができる蛍光画像取得方法および装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明の蛍光画像取得方法は、励起光が照射された生体組織から発生した自家蛍光を撮像素子によって撮像し、該撮像した自家蛍光を画像として読み取る蛍光画像取得方法において、前記撮像素子の読出周波数、1画素の面積、総画素数、ピクセルビニング数、読出ポート数、露光時間、量子効率、電子増倍率および素子温度を下記条件式を満足するように設定して画像を取得することを特徴とする。
【0011】
RN+DN<0.22×P×H×G
第2の本発明の蛍光画像取得方法は、励起光を照射された生体組織から発生した自家蛍光を撮像素子によって撮像し、該撮像した自家蛍光を画像として読み取る蛍光画像取得方法において、前記撮像素子の読出周波数、1画素の面積、総画素数、ピクセルビニング数、読出ポート数、露光時間、量子効率、電子増倍率、素子温度、フローティングディフュージョンの容量およびフルウェルの容量を下記条件式を満足するように設定して前記画像を取得することを特徴とする。
【0012】
(RN+DN)×1000×G<Fd
(RN+DN)×1000×G<Fw
第1の本発明の蛍光画像取得装置は、生体組織に励起光を照射することにより該生体組織から発生した自家蛍光を撮像する撮像素子と、該撮像した自家蛍光を画像として読み取る読取手段とを備えた蛍光画像取得装置において、前記撮像素子の読出周波数、1画素の面積、総画素数、ピクセルビニング数、読出ポート数、露光時間、量子効率、電子増倍率および素子温度が下記条件式を満足するように設定するされていることを特徴とする。
【0013】
RN+DN<0.22×P×H×G
第2の本発明の蛍光画像取得装置は、生体組織に励起光を照射することにより該生体組織から発生した自家蛍光を撮像する撮像素子と、該撮像した自家蛍光を画像として読み取る読取手段とを備えた蛍光画像取得装置において、前記撮像素子の読出周波数、1画素の面積、総画素数、ピクセルビニング数、読出ポート数、露光時間、量子効率、電子増倍率、素子温度、フローティングディフュージョンの容量およびフルウェルの容量が下記条件式を満足するように設定されていることを特徴とする。
【0014】
(RN+DN)×1000×G<Fd
(RN+DN)×1000×G<Fw
前記撮像素子の前記読出周波数は、RN=DNの条件を満たすように設定することができる。
【0015】
前記撮像素子は、CCD型撮像素子やMOS型撮像素子とすることができる。
【0016】
なお、前記において、
RN:読出ノイズにより発生する電荷数(読出周波数と1画素の面積によって決まる値)
DN:ダークノイズにより発生する電荷数(読出周波数、1画素の面積、総画素数、ピクセルビニング数、読出ポート数、露光時間および素子温度によって決まる値)
P:励起光の照射出力(mW)
H:撮像素子の量子効率
G:撮像素子の電子増倍率
Fd:フローティングディフュージョンの容量に対応する電荷数
Fw:フルウェルの容量に対応する電荷数
RN=0.17S0.777×f1/2
DN=(tread+texp)×S×n×ed(T)
tread=(N/n)/(f×106×M)+((n−1)×(N/n))/(f×107×M)
d(T)=4.1913×10−6×(273+T)3−3.8015×10−3×(273+T)2+1.2197×(273+T)−136
S:1画素の面積(μm2)
f:読出周波数(メガピクセル/sec)
N:総画素数
n:ピクセルビニングの対象となるピクセル数
M:読出ポート数
texp:露光時間(sec)
T:撮像素子の温度(℃)
である。
【0017】
また、前記「画像」とは、通常の1コマ1/30秒毎に連続して取得される画像の他、撮像された像の動きを滑らかな動きとして観察することはできなくても、測定対象部位を連続して観察することができるように取得された、例えば1コマ1/10秒で撮像された画像等を含むものを意味する。
【0018】
また、前記「容量に対応する電荷数」とは、上記式の単位を電荷の数にそろえるために、フローティングディフュージョンの容量Fdおよびフルウェルの容量Fwを、電荷の数に換算したものである。
【0019】
なお、本発明は、前記第1の発明と第2の発明とを結合したもの、すなわち前述の3つの式、
RN+DN<0.22×P×H×Gと、
(RN+DN)×1000×G<Fdと、
(RN+DN)×1000×G<Fwと
をすべて満足するように、撮像素子の読出周波数、1画素の面積、総画素数、ピクセルビニング数、読出ポート数、露光時間、量子効率、電子増倍率、素子温度、フローティングディフュージョンの容量およびフルウェルの容量を設定して画像を取得する方法および装置も含むものである。
【0020】
【発明の効果】
第1の本発明の蛍光画像取得方法および装置によれば、撮像素子によって撮像した自家蛍光を画像として取得するにあたり、この撮像素子を条件式:RN+DN<0.22×P×H×Gを満足するように設定するので、測定対象部位から発生する自家蛍光の受光により撮像装置に発生する電荷数に比較してダークノイズおよび読出ノイズにより撮像装置に発生する電荷数を少なく抑えたことにより、良好なS/Nで蛍光画像を取得することができる。
【0021】
第2の本発明の蛍光画像取得方法および装置によれば、撮像素子によって撮像した自家蛍光を画像として取得するにあたり、この撮像素子を条件式:(RN+DN)×1000×G<Fdおよび(RN+DN)×1000×G<Fwを満足するように設定するので、ダークノイズおよび読出ノイズにより撮像装置に発生する電荷の数に比較して撮像装置のフローティングディフュージョンの容量およびフルウェルの容量が十分大きな値となり、その結果、撮像装置の受光容量を飽和させないように蛍光画像を取得することができる。
【0022】
前記撮像素子の読出周波数fを、RN=DNの条件を満たすように設定すればダークノイズにより発生する電荷数と読出ノイズにより発生する電荷数との和を最小にすることができる。
【0023】
前記撮像素子を、CCD型撮像素子あるいはMOS型撮像素子とすれば、撮像素子の実装スペースを小さくすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の蛍光画像取得方法を実施する蛍光画像取得装置を蛍光内視鏡装置に適用した実施の形態の概略構成を示す図である。
【0025】
蛍光内視鏡装置800は、波長410nmの励起光Leを射出する光源ユニット100、光源ユニット100から射出された励起光を光ファイバ21を介して生体組織1に照射し、この励起光Leの照射を受けた生体組織1から発生した自家蛍光Kjを撮像素子25によって撮像し画像信号としてケーブル26を介して出力する内視鏡ユニット200、内視鏡ユニット200から画像信号を読み取りビデオ信号に変換して出力する画像信号読取ユニット300および画像信号読取ユニット300から出力されたビデオ信号を入力し画像として表示する表示器400から構成されている。
【0026】
内視鏡ユニット200は、光源ユニット100と画像信号読取ユニット300とが接続された操作部202、および励起光Leを生体組織1に照射する照射レンズ22および生体組織1から発生した自家蛍光による生体組織1の像(以後自家蛍光像Zjと呼ぶ)をプリズム24を介して撮像素子25上に結像する結像レンズ23等を備えた測定プローブ部201から構成され、光ファイバ21およびケーブル26は操作部202から測定プローブ部201まで敷設されている。なお、撮像素子の受光面上には波長410nmの光を遮断する励起光カットフィルタが一体化され配設されている。
【0027】
次に、上記構成からなる蛍光内視鏡装置800の作用について説明する。光源ユニット100から射出された励起光Leは光ファイバ21の端面21aに入射し光ファイバ21内を伝搬して他端の端面21bから射出される。端面21bから射出された励起光Leは照射レンズ22によって、およそ120°の角度に広げられた100mwの出力を持った励起光として射出される。この励起光Leの照射により生体組織1から発生した自家蛍光像Zjは結像レンズ23を通してプリズム24に入射しほぼ直角に反射されて撮像素子25上に結像される。なお、このとき励起光Leは撮像素子の受光面に一体化された励起光カットフィルタにより遮断され自家蛍光のみが撮像素子によって受光される。撮像素子25上に結像された自家蛍光像Zjは撮像素子25によって撮像され電気的な画像信号に変換されてケーブル26を経由して画像信号読取ユニット300により読み取られ、画像信号読取ユニット300によりビデオ信号に変換され出力されて表示器400により表示される。
【0028】
次に、励起光の照射により近点から遠点までの測定対象範囲内に発生した自家蛍光を十分なS/Nで、撮像装置の受光容量を飽和させずに取得することができるようにするための条件の設定方式について説明する。
【0029】
すなわち、励起光の照射により遠点の測定対象領域に発生した癌組織の自家蛍光の強度をS/N=1以上で取得するために下記式(1)を用いた撮像素子の設定方式と、近点に発生した自家蛍光を撮像装置の受光容量を飽和させずに取得することができるようにするための下記式(2)および式(3)を用いた撮像素子の設定方式とについて説明する。
【0030】
RN+DN<0.22×P×H×G ・・・式(1)
(RN+DN)×1000×G<Fd ・・・式(2)
(RN+DN)×1000×G<Fw ・・・式(3)
RN:読出ノイズにより発生する電荷数
DN:ダークノイズにより発生する電荷数(暗電流により発生する電荷数)
P:励起光の照射出力(mW)
H:撮像素子の量子効率
G:撮像素子の電子増倍率
Fd:フローティングディフュージョンの容量に対応する電荷数
Fw:フルウェルの容量に対応する電荷数
ここで、
RN=0.17S0.777×f1/2
DN=(tread+texp)×S×n×ed(T)
tread=(N/n)/(f×106×M)+((n−1)×(N/n))/(f×107×M)
d(T)=4.1913×10−6×(273+T)3−3.8015×10−3×(273+T)2+1.2197×(273+T)−136
S:1画素の面積(μm2)
f:読出周波数(メガピクセル/sec)
N:総画素数
n:ピクセルビニングするピクセル数
M:読出ポート数
texp:露光時間(sec)
T:撮像素子の温度(℃)
まず、式(1)の右辺について説明する。蛍光内視鏡に要請されている第1の画像取得条件は、測定プローブ部201の先端から50mm離れた位置に存在する癌組織に波長410nmの励起光Leを照射したときにこの癌組織から発せられる自家蛍光をS/N=1以上で撮像することであり、具体的には図2に示すように、照射レンズ22の射出点Qから100mwの照射出力の励起光Leが120度の広がり角度で射出されたときに、射出点Qから50mm離れた位置Bに存在する癌組織から発生する自家蛍光KjをS/N=1以上の画像として取得することである。
【0031】
上記設定により位置Bに照射される励起光のパワー密度は図3の両対数グラフの点b1に示されるように0.004(mW/mm2)であり、このパワー密度の励起光の照射を受けて癌組織から発生する自家蛍光Kjを結像レンズ23によって撮像素子25の画素上に結像し、1/30秒の露光時間で撮像するとき、例えばこの撮像素子の量子効率および電子像倍率が1で1画素の面積が10μm2の場合に上記画素に蓄積される電荷の数はおよそ22個となり、この22個の電荷をS/N=1以上で読み出すには、同じ画素から読み出されるノイズとなる電荷の数を22個未満にする必要がある。
【0032】
上記の設定をさらに一般化するために、励起光の照射出力100mwで撮像素子の量子効率および電子像倍率が1の場合に、1画素の面積や1画素相当として扱うピクセルビニング数が変化しても、S/N=1以上で1画素(1画素相当)から読み出す電荷の最小数を固定的に22個と仮定し、同じ1画素(1画素相当)から発生するダークノイズおよび読出ノイズによる電荷の和を22個未満となるように設定するものとする。
【0033】
そして、上記設定を基準として励起光の照射出力P、撮像素子の量子効率Hおよび電子増倍率Gを変数としたときに、S/N=1以上で読み出す対象となる1画素(1画素相当)から発生する電荷の最小数を求めると22×(P/100)×H×G=0.22×P×H×G(個)となりこれが式(1)の右辺となる。
【0034】
具体的には、照射出力は100mWで、CCD撮像素子を用いてフロント露光により撮像し、撮像素子の量子効率および電子像倍率はそれぞれH=0.4およびG=1であるので、上記条件により撮像素子の1画素(1画素相当)に蓄積される電荷の最小設定数は、0.22×100×0.4×1=8.8となる。以後上記S/N=1以上で読み出す1画素(1画素相当)に蓄積される電荷の最小設定数8.8を丸めて10と簡略化して説明する。
【0035】
次に、式(1)の左辺について説明する。上記のよううにCCD撮像素子を用いてフロント露光することにより自家蛍光像を撮像する場合には、1画素(1画素相当)から発生するダークノイズの電荷数と読出ノイズの電荷数との和を10個未満に抑える必要がある。この条件を満たす設定にはいろいろな組合せがあり以下のような方式で設定することが可能である。
【0036】
例えば、CCD撮像素子を用いてフロント露光する場合に、T=20(℃)、N=250,000(個)、n=16(個)、f=1(メガピクセル/sec)、M=1(ポート)そしてtexpを1/10、1/30、1/100および1/300(秒)と段階的に設定し、1画素の面積をS=1から100(μm2)まで変化させたときの1画素の面積Sの値とダークノイズの電荷数と読出ノイズの電荷数との和DN+RN(以後総ノイズ電荷数DRNと呼ぶ)との関係は、X軸を1画素の面積S、Y軸を総ノイズ電荷数DRNとした図4に示すようなグラフとなり、1画素(1画素相当)から発生する総ノイズ電荷数DRNを10個未満に抑えることができる設定の範囲は、Area1で示されるY<10の範囲となる。より具体的には、例えば点u1に示されるtexp=1/300(秒)およびS=5(μm2)においてDRN=6(個)となる設定値、または点u2に示されるtexp=1/100(秒)およびS=6.5(μm2)においてDRN=9(個)となる設定値、あるいは点u3に示されるtexp=1/30(秒)およびS=2(μm2)においてDRN=4(個)となる設定値等として示される。
【0037】
また、他の例としては、同じくCCD撮像素子を用いてフロント露光する場合に、T=20(℃)、N=250,000(個)、n=16(個)、M=1、2、4および8(ポート)、S=10(μm2)、texpを1/100(秒)と設定し、読出周波数をf=0.1から100(メガピクセル/sec)まで変化させたときの読出周波数fの値と総ノイズ電荷数DRNの値との関係は、X軸を読出周波数f、Y軸を総ノイズ電荷数DRNとした図5に示すようなグラフとなり、1画素相当に発生する総ノイズ電荷数を10個未満に抑えることができる設定の範囲は、Area2で示されるY<10の範囲となる。より具体的には例えば点v1に示されるM=8(ポート)およびf=5(メガピクセル/sec)においてDRN=6(個)となる設定値、または点v2に示されるM=2(ポート)およびf=1(メガピクセル/sec)においてDRN=9となる設定値、あるいは点v3に示されるM=1(ポート)およびf=10(メガピクセル/sec)においてDRN=7となる設定値等として示される。
【0038】
さらに、他の例としては、同じくCCD撮像素子を用いてフロント露光する場合に、T=0、10、20(℃)、N=250,000(個)、n=16(個)、M=1(ポート)、texpを1/30(秒)と設定し、1画素の面積SをS=10から100(μm2)まで段階的に10(μm2)づつ変化させ、読出周波数fをf=0.1から20(メガピクセル/sec)まで変化させたときのこれらの値と総ノイズ電荷数DRNとの関係は、図6、図7、図8に示すようにX軸を読出周波数f、Y軸を1画素の面積S、Z軸を総ノイズ電荷数DRNとして設定した3次元のグラフとなり、1画素相当に発生する総ノイズ電荷数DRNを10個未満に抑えることができる設定の範囲は、図6のArea3a、図7のArea3bおよび図8のArea3cに示されるZ=10の平面より下の実線で示される範囲となる。なお、図6はT=0(℃)、図7はT=10(℃)、図8はT=20(℃)に設定された場合のグラフである。
【0039】
図6のArea3aに示すようにT=0(℃)のときには、1画素相当に発生する総ノイズ電荷数DRNを10個未満に抑えることができる設定の範囲は広く各値のいろいろな組合せを選択することができるが、撮像素子の温度T=10(℃)になると図7のArea3bに示すようにその範囲は狭くなり、撮像素子の温度T=20(℃)になると図8のArea3cに示すように総ノイズ電荷数DRNを10個未満に抑えることができる設定の範囲はさらに狭くなる。
【0040】
上記のように、1画素相当に発生する総ノイズ電荷数DRNを10個未満に抑える前記式(1)の条件を満たす設定はいろいろな組合せを選択することができる。
【0041】
なお、自家蛍光をイメージファイバを中継させずに直接撮像素子上に結像させ撮像する方式の蛍光内視鏡装置においては、撮像素子の大きさは、
Focus×tanθ=D/2 ・・・式(4)
で示される制限を受ける。
【0042】
ここで、
Focus:結像レンズの焦点距離
θ:50〜60(deg)
D:撮像素子の対角線の長さ
すなわち、撮像素子の対角線の長さ:Dが決められると、総画素数Nと1画素の面積Sとの関係も制限を受けるので、上記例に示した範囲の中から式(4)を満足する範囲をさらに選択して撮像素子の各設定値を求めることになる。
【0043】
また、CCD撮像素子を用いて背面露光により撮像する場合には、量子効率がH=0.9となりフロント露光の量子効率の約2倍となるので、総ノイズ電荷数DRNがおよそ20未満となるように各値を設定すればよい。
【0044】
次に、近点に発生した自家蛍光の強度を撮像装置の受光容量を飽和させずに画像として検出することができるようにするための式(2)および式(3)を用いた撮像素子の設定方式について説明する。
【0045】
蛍光内視鏡に要請されている第2の画像取得条件は、測定プローブの先端から5mm離れた位置に存在する正常組織に波長410nmの励起光Leを照射したときにこの正常組織から発せられる自家蛍光を撮像素子の画素の受光容量を飽和させずに撮像することであり、具体的には図2に示すように、照射レンズ22の射出点Qから100mwの出力の励起光Leが120度の広がり角度で射出されたときに、射出点Qから5mm離れた位置Aに存在する正常組織から発生する自家蛍光Kjを撮像装置の受光容量を飽和させないように画像を取得することである。
【0046】
図3に示されるように、上記設定により位置Aに照射される励起光のパワー密度(図3の点a1)は、位置Bにおける励起光のパワー密度(図3の点b1)の100倍の0.4(mW/mm2)であり、このパワー密度の励起光の照射を受けて生体の正常組織から発生する自家蛍光Kjを上述した位置Bの癌組織を撮像するときと同様に結像レンズ23によって撮像素子25上に結像し、1/30秒の露光時間で撮像するとき、量子効率1および電子像倍率1の撮像素子の1画素の面積10μm2の画素に蓄積される電荷(信号電荷)の数は、およそ22、000個となり、上述した位置Bの癌組織を撮像するときに1画素に発生する信号電荷の数の1,000倍となる(同じパワー密度の励起光の照射により正常組織は癌組織の約10倍の強度の自家蛍光を発生し、さらに照射される励起光のパワー密度が100倍なので1,000倍となる)。
【0047】
すなわち、電子増倍率Gが1のとき第2の画像取得条件を満足するにはノイズの発生量の1,000倍を超える撮像装置の受光容量が必要となり、撮像装置のダイナミックレンジは1:1,000を超えることになる。
【0048】
実際に蛍光内視鏡装置を使用する場合においては、上記遠点の癌組織をS/N=1以上の画像として取得すると共に近点の正常組織を撮像装置の受光容量以内に収めるダイナミックレンジを確保する必要があるので、式(1)の条件を満足しかつ式(2)および(3)を満足するように撮像素子の設定を行うことになる。しかし、フローティングディフュージョンの容量に対応する電荷数Fdは読出周波数fに関係しフルウェルの容量に対応する電荷数Fwは1画素の面積Sに関係する値なので、どちらも総ノイズ電荷数DRNと無関係に独立してこれらの値を決めることはできない。従って、式(1)に加えて式(2)および(3)の条件を満足するように撮像素子の設定を行う具体的な手段としては、前記第1の画像取得条件すなわち式(1)を満足する撮像素子の設定範囲を上記図4から図8に示されるグラフ等を用いて求め、この領域の中からさらに式(2)および(3)の条件を満足するような撮像素子の設定値、すなわち1:1,000を超えるダイナミックレンジを確保することができる設定値を選択することにより第1の画像取得条件および第2の画像取得条件を満足する撮像素子の設定値を求めることができる。すなわち、式(1)、式(2)および式(3)を満足する撮像素子の設定値を求めることができる。
【0049】
また、上記のようにして求められた撮像素子の設定範囲の中でさらに撮像素子の温度の設定値Tを固定し、RN=DNの条件を満たすような読出周波数fの値を選択すれば、撮像素子の温度の設定値Tの条件下において第1の画像取得条件および第2の画像取得条件を満足し、かつ総ノイズ電荷数DRNの値を最小にすることができる。
【0050】
また、前記撮像素子をCCD型撮像素子やMOS型撮像素子とすれば、撮像素子の実装スペースを小さくすることができ、またCCD型撮像素子はフロント露光および背面露光のどちらのタイプも用いることができる。
【0051】
上記実施の形態は、上記式(1)、(2)、(3)を満足するように撮像装置を設定して画像取得を行うものであったが、本発明はそのような実施の形態に限られるものではなく、上記式(1)のみを満足するように撮像装置設定して画像取得を行うものであってもよく、あるいは上記式(2)、(3)を満足するように撮像装置を設定して画像取得を行うものであってもよい。前者の場合、そうすることにより少なくとも遠点の癌組織をS/N=1以上の画像として取得することができるという効果が得られ、後者の場合そうすることにより少なくとも1:1,000のダイナミックレンジを確保するという効果が得られる。
【0052】
上記のように本発明によれば、遠点に存在する測定対象部位から発生する自家蛍光の画像を良好なS/Nで取得することができ、近点に存在する測定対象部位から発生する自家蛍光の画像を撮像装置の受光容量を飽和させないように取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による蛍光内視鏡装置の概略構成図
【図2】励起光の照射範囲を示す図
【図3】被写体までの距離と励起光のパワー密度との関係を示す図
【図4】総ノイズ電荷数DRNと1画素の面積Sとの関係を示す図
【図5】総ノイズ電荷数DRNと読出周波数fとの関係を示す図
【図6】総ノイズ電荷数DRNと読出周波数fと1画素の面積Sとの関係を示す図
【図7】総ノイズ電荷数DRNと読出周波数fと1画素の面積Sとの関係を示す図
【図8】総ノイズ電荷数DRNと読出周波数fと1画素の面積Sとの関係を示す図
【符号の説明】
1 生体組織
21 光ファイバ
22 照射レンズ
23 結像レンズ
24 プリズム
25 撮像素子
26 ケーブル
100 光源ユニット
200 内視鏡ユニット
201 測定プローブ部
202 操作部
300 画像信号読取ユニット
400 表示器
800 蛍光内視鏡装置
Le 励起光
Kj 自家蛍光
Claims (7)
- 撮像素子によって撮像された、励起光を照射された生体組織から発生した自家蛍光を画像として読み取る蛍光画像取得方法において、
前記撮像素子による自家蛍光の撮像が、前記撮像素子の読出周波数、1画素の面積、総画素数、ピクセルビニングの対象となるピクセル数、読出ポート数、露光時間、量子効率、電子増倍率、素子温度、および励起光の照射出力を下記条件式を満足するように設定して行なわれるものであることを特徴とする蛍光画像取得方法。
RN+DN<0.22×P×H×G
ただし、
RN:読出ノイズにより発生する電荷数
DN:ダークノイズにより発生する電荷数
P:励起光の照射出力(mW)
H:撮像素子の量子効率
G:撮像素子の電子増倍率
ここで、
RN=0.17S 0.777 ×f 1/2
DN=(t read +t exp )×S×n×e d(T)
ただし、
S:1画素の面積(μm 2 )
f:読出周波数(メガピクセル/sec)
t read =(N/n)/(f×10 6 ×M)+((n−1)×(N/n))/(f×10 7 ×M)
t exp :露光時間(sec)
n:ピクセルビニングの対象となるピクセル数
d(T)=4.1913×10 −6 ×(273+T) 3 −3.8015×10 −3 ×(273+T) 2 +1.2197×(273+T)−136
e:自然対数の底
さらに、ここで、
N:総画素数
M:読出ポート数
T:撮像素子の温度(℃) - 撮像素子によって撮像された、励起光を照射された生体組織から発生した自家蛍光を画像として読み取る蛍光画像取得方法において、
前記撮像素子による自家蛍光の撮像が、前記撮像素子の読出周波数、1画素の面積、総画素数、ピクセルビニングの対象となるピクセル数、読出ポート数、露光時間、電子増倍率、素子温度、フローティングディフュージョンの容量に対応する電荷数、およびフルウェルの容量に対応する電荷数を下記条件式を満足するように設定して行なわれるものであることを特徴とする蛍光画像取得方法。
(RN+DN)×1000×G<Fd
(RN+DN)×1000×G<Fw
ただし、
RN:読出ノイズにより発生する電荷数
DN:ダークノイズにより発生する電荷数
G:撮像素子の電子増倍率
Fd:フローティングディフュージョンの容量に対応する電荷数
Fw:フルウェルの容量に対応する電荷数
ここで、
RN=0.17S 0.777 ×f 1/2
DN=(t read +t exp )×S×n×e d(T)
ただし、
S:1画素の面積(μm 2 )
f:読出周波数(メガピクセル/sec)
t read =(N/n)/(f×10 6 ×M)+((n−1)×(N/n))/(f×10 7 ×M)
t exp :露光時間(sec)
n:ピクセルビニングの対象となるピクセル数
d(T)=4.1913×10 −6 ×(273+T) 3 −3.8015×10 −3 ×(273+T) 2 +1.2197×(273+T)−136
e:自然対数の底
さらに、ここで、
N:総画素数
M:読出ポート数
T:撮像素子の温度(℃) - 生体組織に励起光を照射することにより該生体組織から発生した自家蛍光を撮像する撮像素子と、該撮像した自家蛍光を画像として読み取る読取手段とを備えた蛍光画像取得装置において、
前記撮像素子の読出周波数、1画素の面積、総画素数、ピクセルビニングの対象となるピクセル数、読出ポート数、露光時間、量子効率、電子増倍率、素子温度、および励起光の照射出力が下記条件式を満足するように設定されていることを特徴とする蛍光画像取得装置。
RN+DN<0.22×P×H×G
ただし、
RN:読出ノイズにより発生する電荷数
DN:ダークノイズにより発生する電荷数
P:励起光の照射出力(mW)
H:撮像素子の量子効率
G:撮像素子の電子増倍率
ここで、
RN=0.17S 0.777 ×f 1/2
DN=(t read +t exp )×S×n×e d(T)
ただし、
S:1画素の面積(μm 2 )
f:読出周波数(メガピクセル/sec)
t read =(N/n)/(f×10 6 ×M)+((n−1)×(N/n))/(f×10 7 ×M)
t exp :露光時間(sec)
n:ピクセルビニングの対象となるピクセル数
d(T)=4.1913×10 −6 ×(273+T) 3 −3.8015×10 −3 ×(273+T) 2 +1.2197×(273+T)−136
e:自然対数の底
さらに、ここで、
N:総画素数
M:読出ポート数
T:撮像素子の温度(℃) - 生体組織に励起光を照射することにより該生体組織から発生した自家蛍光を撮像する撮像素子と、該撮像した自家蛍光を画像として読み取る読取手段とを備えた蛍光画像取得装置において、
前記撮像素子の読出周波数、1画素の面積、総画素数、ピクセルビニングの対象となるピクセル数、読出ポート数、露光時間、電子増倍率、素子温度、フローティングディフュージョンの容量に対応する電荷数、およびフルウェルの容量に対応する電荷数が下記条件式を満足するように設定されていることを特徴とする蛍光画像取得装置。
(RN+DN)×1000×G<Fd
(RN+DN)×1000×G<Fw
ただし、
RN:読出ノイズにより発生する電荷数
DN:ダークノイズにより発生する電荷数
G:撮像素子の電子増倍率
Fd:フローティングディフュージョンの容量に対応する電荷数
Fw:フルウェルの容量に対応する電荷数
ここで、
RN=0.17S 0.777 ×f 1/2
DN=(t read +t exp )×S×n×e d(T)
ただし、
S:1画素の面積(μm 2 )
f:読出周波数(メガピクセル/sec)
t read =(N/n)/(f×10 6 ×M)+((n−1)×(N/n))/(f×10 7 ×M)
t exp :露光時間(sec)
n:ピクセルビニングの対象となるピクセル数
d(T)=4.1913×10 −6 ×(273+T) 3 −3.8015×10 −3 ×(273+T) 2 +1.2197×(273+T)−136
e:自然対数の底
さらに、ここで、
N:総画素数
M:読出ポート数
T:撮像素子の温度(℃) - 前記撮像素子の前記読出周波数が、RN=DNの条件を満たすように設定されていることを特徴とする請求項3または4記載の蛍光画像取得装置。
- 前記撮像素子が、CCD型撮像素子であることを特徴とする請求項3から5いずれか1項記載の蛍光画像取得装置。
- 前記撮像素子が、MOS型撮像素子であることを特徴とする請求項3から5いずれか1項記載の蛍光画像取得装置。
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