JP3983735B2 - スペクトラム拡散通信システムにおける出力電力制御判定 - Google Patents

スペクトラム拡散通信システムにおける出力電力制御判定 Download PDF

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Description

本発明は概して無線通信に関する。特に、本発明は符号分割多重アクセス方式(CDMA)無線通信システムにおける電力制御に関する。
スペクトラム拡散通信システムにおける基地局が送信する各データ信号に使用される相対電力は、各遠隔装置が送信する情報に応答して制御する必要がある。そのような制御を行なう主な理由は、或る場所では転送チャネルリンクが著しく損なわれるからである。不利な状況下の遠隔装置に送信される電力が増大しなければ、信号品質は許容できないものとなる。このように、出力電力を制御して基地局で受信する信号強度が十分となることを保証し、かつ、干渉の可能性を最小限に抑えつつ、良好な品質の音声を維持する必要がある。
また、CDMA及び新規のCDMA2000高帯域チャネルは全てのセルで再利用されるので、同じ呼の他のユーザが引き起こす自己干渉及び他のセルのユーザが引き起こす干渉がシステム容量に対する制約要素となる。また、隣の基地局からの干渉は動作中の基地局からの干渉の場合のように、動作中の基地局からの信号では弱まらない。フェージング及び他チャネルの機能障害により最大容量が決まるが、この最大容量は全てのユーザの信号対ノイズ比(SNR)が平均すると、「許容できる」チャネル性能を維持するのに必要な最小ポイントにあるときに生じる。これらの状況下の遠隔装置は、十分な性能を達成するために動作中の基地局からの信号電力をさらに必要とする。
通信システムは、遠隔装置の送信エネルギーを制御する電力制御法を用いることが知られている。スペクトラム拡散システムにおける電力制御は2つの主要な機能を提供する。まず、スペクトラム拡散システムにおける各遠隔装置信号は通常、同じ周波数で送信されるので、受信信号に関連するノイズの主要部分(すなわち、情報ビット当たり信号エネルギーのノイズ電力スペクトル密度に対する比として定義されるノイズ密度当たりビットエネルギーEb/Noに逆比例する)は他の遠隔装置からの送信に起因する。ノイズ強度は他の遠隔装置からの送信の各々からの受信信号電力に直接関係する。このように、低電力レベルでの送信は遠隔装置に有利である。次に、基地局がほぼ同じ電力レベルで送信を受信できるように全ての遠隔装置の電力を動的に調整することが望ましい。
移動局の送信機の動的電力制御には2つの要素が含まれる。すなわち、移動局が行なう送信電力の開ループ推定と、基地局が行なうこの推定におけるエラーの閉ループ補正である。閉ループ操作は公知であるのでここでは議論しない。開ループ電力制御においては、各移動局は指定されたCDMA周波数チャネルの合計受信電力を推定する。この測定及び基地局から供給される補正に基づいて、移動局が送信する電力を調整して推定パスロスに一致させ、基地局に所定のレベルで到達させる。
CDMA2000基地局は、基地局で一定のモバイル電力を確実に受信できるようにする試みにおいて、転送基本チャネル(F−FCH)及び転送専用制御チャネル(F−DCCH)の電力制御ビットをパンクチャリングする。移動体通信端末はこれらの電力制御ビットの信号対ノイズ比の推定値を使用して、基地局送信レベルが目標のEb/Noと一致するかどうかを判定することができる。F−FCHはトラフィックデータの連続ストリームのみを送信することができるが、F−DCCHトラフィックデータの送信は、基地局か
らの通知無しでフレーム毎に中断させたり、或いは、再開させたりすることができる。連続F−FCHチャネルを通しての電力制御は公知であるのでここで議論する必要は無い。しかしながら、F−DCCHでの不連続送信を通して電力制御すると、移動局が適切な信号電力を推定することが一層困難となる。
必要なのは、F−DCCHを使用する信頼度の高い電力制御である。特に、F−DCCHでの不連続送信期間中に、より信頼度の高い転送電力制御性能が実現すれば大きな利点が生じる。また、上述の改良が、特定用途向け集積回路(ASIC)におけるような簡単なハードウェアにおいて実現すれば大きな利点が生じる。
本発明は、信号が不連続トラフィック送信中にCDMA2000 F−DCCHチャネルに在るかを検出し、かつF−DCCHでの不連続トラフィック送信中に合計トラフィック及び電力制御ビットSNRを判定する有用で実用的な方法を明らかにする。F−DCCHでの不連続トラフィック送信動作中の転送電力制御性能は、信号が存在する場合に正しく検出される確率を高めることにより改良される。この手法を用いると、レイク合成器の手前において非回転シンボルを使用して、各フィンガでの受信電力を連続する電力制御群全てに亘って累算することにより、トラフィック及び電力制御ビットの双方のSNRを算出することができる。これは簡単なASICハードウェアで実現することができる。
実際、F−DCCHトラフィックチャネルのレイクフィンガ(RAKE finger)当たりSNRは、内部ループ回路において、Espcb(電力制御ビットのシンボル当たりエネルギー)判定用の電力制御ビット(PCB)の非回転電力制御シンボル、Estraf(トラフィックビットのシンボル当たりエネルギー)判定用の非回転転送トラフィックシンボル、及びノイズ電力判定用のレイクフィンガ当たり所定のチップ数に亘って累算されたパイロットシンボルである。好ましくは、ノイズ電力判定に64チップが使用される。ノイズ電力は、レイクフィンガ当たり希望ノイズシンボル電力Nsを算出する前にトラフィックウォルシュ長に従ってスケーリングされる。さらに、本発明は所定のF−DCCHフレームがトラフィックデータを含むかどうかにかかわらず有効である。
CDMA2000 F−DCCH(Forward Dedicated Control Channel)は、基地局(BS)からの間欠的な、または不連続のトラフィックをサポートし、前記トラフィックは、この技術分野において知られているように、BSから移動体通信端末に向けてのレイヤ3メッセージングが行なわれることなく、継続されたり、または中断されることができる。移動体通信端末にとっては、受信信号レベルから、いずれかの所定フレームのF−DCCHにトラフィックデータ(または信号電力)が在るかどうかを判定することが重要となる。本発明は、トラフィックがF−DCCHで送信されている場合と、トラフィックが送信されていない場合とを効果的に区別する。このような環境下においては、移動体通信端末はBSからF−DCCHで送信される電力制御情報を受信し続ける(すなわち、PCBは、トラフィックデータが無い場合でも依然としてトラフィックチャネルで送信される)。F−DCCH電力制御ビット(PCB’s)は移動体通信端末に正しく解釈されるように十分なエネルギーを有する必要がある。F−DCCHトラフィックが無い場合、移動体通信端末はPCBビットのエネルギーレベルを判定し続ける必要があり、そしてこのレベルが不十分な場合にはBSからもっと電力を供給するように要求する。その結果、トラフィック送信がBSにより再開されると、MSで受信する電力レベルは適切なレベルになる。特に、移動体通信端末は新規品質の情報ビット(QIB)をBSに50ヘルツのレートで返信する。さらに詳細には、各フレーム期間中に全ての電力制御群(PCG’s)に対して、同じQIBがリバースパイロットチャネル(R−PiCH)の電力制御サブチャネルにおいて800メガヘルツのレートで送信されるが、50ヘルツのレートでしか更新されない。
図1は、F−DCCHで不連続送信を行なっている間に、1または0のQIBをR−PiCHの電力制御サブチャネルで送信すべきかどうかを決定するためのフローチャートを示している。1のQIBビットはBSに、F−DCCHフレームエラーが生じていること、或いは、F−DCCHトラフィック信号が現在のフレーム中に検出されない場合には、PCBビットの電力が不十分であることのいずれかを通知する。移動局(MS)は、1のQIBビットを送信することにより、それに相応してBSに対してその電力レベルを増大させるように要求する。0のQIBビットは、F−DCCHフレームが正しくデコードされていること、またはF−DCCHトラフィックが検出されず、PCBビットに十分な電力が在ることのいずれかを示す。
本発明はスペクトラム拡散通信システムにおける転送電力制御方法100を提供するものであり、この方法によりどのQIBビットを送信すべきかを次のように判定する。第1ステップ101では受信機からデータを入力する。特に、データは、レイク(RAKE)受信機からの間欠的、または不連続なF−DCCHデータであり、電力制御ビットが各フレームで送信される際に、前記データは一度に1フレームに入力される。さらには、データはPCBも含むトラフィックデータの非回転シンボルである。次のステップ103では、エラーチェックを行なってデータの内どれがエラーとなっているかを判定する。特に、各データフレームに対して巡回冗長コード(CRC)チェックを行なって、フレームエラーが在るかどうかを判定する。エラーが無い場合、BSからの現在の転送電力が十分であるので、ステップ104で電力を下げることができる。しかしながら、本発明は現在のF−DCCHフレームがCRCエラーを有する場合の例に注目している。次のステップ101では、F−DCCH PCBビット及びトラフィックビットのエネルギーレベルを判定する。特に、PCB及びトラフィックデータのシンボルエネルギーを判定する。次のステップ105(図1のステップ1)では、電力制御ビットのエネルギーレベルを第1の所定しきい値と比較する。電力制御ビットのエネルギーレベルが第1の所定しきい値よりも低い場合、次に続くステップ106において、転送電力を増大させる必要があることを示し、BSからの転送電力を増大させるように要求して、入力ステップ102に戻る。しかしながら、PCBビットのエネルギーレベルが第1のしきい値よりも高いか、または等しい場合、処理はステップ107(図1のステップ2によって継続し、BSからの現データフレームでトラフィックが送信されているかを判定する。このステップ107では、判定ステップ101からのトラフィックビットのエネルギーレベルを第2の所定しきい値と比較し、トラフィックビットのエネルギーレベルが第2の所定しきい値よりも低いと、次に続くステップ108において、転送電力を下げる必要があることを示して、BSからの転送電力を下げるように要求する。そうでない場合には、次のステップ109において、転送電力を増大させる必要があることを示して、BSからの転送電力を増大させるように要求する。最も重要なことは、第2の所定しきい値と比較して十分なトラフィックエネルギーが検出されてF−DCCHトラフィックフレームが送信されたと判定される場合には、現フレームにエラーが生じており、QIBビットを1に設定してBSからの電力を増大させるように要求することである。第2のしきい値と比較して不十分なトラフィックエネルギーが検出されて、現フレームで送信されているトラフィックデータが検出されないことを示す場合には、BSは十分な電力で送信中であり、QIBビットを0に設定してBSに電力を下げるように要求する。最後のステップとして、第1ステップ102に戻って、全ての後続のデータフレームに対して前記処理を繰り返す。
本発明の新規な態様は、トラフィックエネルギー及び適切な第2のしきい値を求めることにある。これは、ステップ2において、以下に説明するように、トラフィック対PCB予想シンボルエネルギー比Estraf/Espcbが使用される先行技術とは異なる。対照的に、本発明のQIB判定における第2のしきい値においては、F−DCCHチャネ
ルの全てのマルチパスに亘って最大限に合成したトラフィック信号対ノイズ比Estraf/Nsが使用される。PCBの信号対ノイズ比Espcb/Nsを使用することによっても本発明に利点がもたらされる。ノイズ電力密度Nsはレイク受信機のパイロットパスから得られる。特に、トラフィックビット及び電力制御ビットの信号対ノイズ比は、フレームの全てのロック状態の受信機フィンガ及び電力制御グループに亘って求められ、電力制御ビットのシンボル当たりノイズ電力を入力データのパイロットチャネルのシンボル当たりノイズ電力で除した予想比の正規化補正を差し引かれる。PCB及びパイロットチャネル双方のシンボル当たりノイズ電力は、シミュレーションではガウスランダム変数であると仮定している。例えば、期待値(全ての試料を平均して得られる値)は、10,000フレームに対してシミュレーションを行なって所望の比を求めることにより数値的に近似される。
CDMA2000移動局の内部ループ転送電力制御に関する合計のEs/Nsの計算は、本発明においては最小限のハードウェアで行なうことができる。実際、合計のEs/Nsの算出においては、非回転トラフィックシンボル、すなわち、RAKE合成器の手前でパイロット重み付けを行なう前のトラフィックシンボルが用いられる。この場合、RAKE合成器においては、全てのマルチパスからの、時間を揃え、かつ、パイロット重み付けしたトラフィックシンボルが合計される。その結果、約15Kゲートから7Kゲートへと50%のハードウェアを削減することができる。ここでは、転送トラフィックチャネルのレイクフィンガ当たりEb/Ns算出は、可変レートフレームの場合のEs算出の非回転PCBシンボルと、固定レートフレームの場合のEs算出の非回転転送トラフィックシンボルと、ノイズ電力算出用のレイクフィンガ当たり所定のチップ数に関して合計されるパイロットシンボルとを使用して行なわれる。好ましくは、64チップをノイズ電力算出に使用する。さらに、ノイズ電力密度はEs/Nsを計算する前に、トラフィックウォルシュ長に従ってスケーリングされる。
現状のCDMA暫定規格(Interrim Standard)(IS−95 et
seq.)は米国電子通信工業会(TIA)及び米国電子産業工業会(EIA)により制定された。IS−95においては、フルレートよりも低い送信レートを利用すると、不連続(バーストタイプ)信号が送信される。この信号は20ms(ミリ秒)の長さのロジカルフレームに分割される。これらのフレームは16の小部分(またはスロット)に分割されて、これらの部分は電力制御群と呼ばれる。移動局復調器は基地局から受信する各電力制御群のエネルギーを判定する。
CDMA2000においては、移動局は内部及び外部電力制御ループをサポートして転送リンクトラフィックチャネル電力制御を行なう必要がある。移動局(MS)の外部電力制御ループは、指定される転送トラフィックチャネルの各々の目標フレームエラーレート(FER)を達成するために必要な目標Es/Ns設定ポイント値を決定する。しかしながら、本発明においては、内部電力制御ループは、以下に詳細に記述するように、受信転送トラフィックチャネルのEs/Nsをしきい値と比較する。これにより、逆電力制御サブチャネルで基地局に送信される電力制御ビットまたは品質表示ビット(QIB)の値が決定される。
可変データレートの場合、パンクチャされた電力制御ビット(転送リンクで送信される)を使用してEsを決定する。固定データレートの場合、トラフィックEsの決定は該当する電力群内の全てのトラフィックビットに対して行なわれる。ノイズ(Ns)は共通パイロットチャネルから算出される。本発明においては、Es及びNsの決定は個々のレイクフィンガの各々に対して行なわれる。これらを合計して合計Es及びNsを得る。
一つのフィンガに対する通常のレイク受信機構造が図2に示される。マルチフィンガレ
イク構造においては、二重構造が設けられる。例えば、3つ以上のマルチパス信号により、3つの二重構造を備える3フィンガレイク構造が設けられ、このレイク構造においては、3つ全てのフィンガが共通ポイントで合計されてこれらの3フィンガが3マルチパス合成器を形成する。
図2の単一フィンガ10においては、アナログ−デジタル変換器(ADC)12により、この技術分野では公知のように、通信装置のRFセクション(図示せず)からの入力信号をデジタルデータに変換することができる。複素数因子を乗算して、トラフィック及びパイロット信号をトラフィックパス(上側)及びパイロットパス(下側)に分離するために、各レイクフィンガ入力がデジタル混合器14に与えられる。ウォルシュ関数によりトラフィック信号が混合器16で操作され、加算18によりN個のチップの入力信号が合計される。同様に、パイロットパスは所定のチップ数(例えば64)に関する合計20を提供することができる。さらに以下に議論するように、トラフィックパスにおいては、量子化器22がデータシンボル(QT)26を量子化トラフィックデータとして出力し、パイロット信号が量子化器24で生成され、量子化器24がパイロットシンボル(QP)28を出力する。チャネル推定器30はパイロットシンボル28を操作し、続いて複素共役関数32によりパイロットパスと遅延34を経由したトラフィックパスとを混合して、量子化器38の手前の符号36において掛け合わせる。QTは、非回転トラフィックまたはPCBビットを抽出してシンボルエネルギーを算出するポイントであり、ノイズ推定ではポイントQPで抽出された量子化パイロットシンボルが利用される。出力C40は、Finger_i(例えば、Finger_1)と呼ばれる信号を供給する。図2の二重構造は、Finger_2などに対しても設けられる。トラフィックデータQT(26)はレイク受信機10の各フィンガから引き出されて電力制御ビット及びトラフィックビットのEsエネルギー計算が行なわれる。図1と関連する形で議論され、以下に詳細に記述されるように、データの合計シンボルエネルギーは第1及び第2の所定しきい値と比較される。
レイク受信機はフィンガからの全てのマルチパス効果を「かき集める」のでそのように命名されているが、この受信機はダイバシチ方式を使用して種々の受信信号パス、すなわち、種々の信号光からの信号エネルギーを回収する。ダイバシチにより、幾つかのチャネルが弱くなった場合に、弱まっていないチャネルで通信が依然として行なわれるように、冗長な通信チャネルが提供される。受信された無線信号は、例えばその無線信号を余弦及び正弦波形と混合し、その信号をRF受信機1でフィルタリングして、I及びQサンプルを生成することにより復調される。CDMA レイク受信機は、マルチパスエコー信号を個々に、相関法を使用して検出し、そしてこれらを代数学的に(同じ符号で)加算することによりフェージングに対処する。さらに、シンボル間の干渉を避けるために、適切な時間遅延をそれぞれの検出エコーの間に挿入して検出エコーが再び均一になるようにする。
現在の移動局は、「フィンガロック」機構を使用して決定論理から信頼度の低い電力制御信号の排除を実施する。レイクタップでの出力は適切な重み付けで合成される。受信機は、大きなエネルギーを有するレイクタップ出力を適切に重み付けし、合成して受信信号対ノイズ及び干渉比を最大化させることにより、最も早いレイ(ray)を探す。レイク受信機の各フィンガ上で、復調信号エネルギーがしきい値と比較される。このしきい値は、そのフィンガからの電力制御データを高い信頼度で使用するのに必要な最小エネルギーを表す。
一般的に、レイク受信装置は、マルチパスに数的にそれぞれ相応する、対応する別個の復調器で復調されるマルチパスからの信号の擬似ノイズ(PN)コードの位相を検出するように動作する。受信信号が異なる時間遅延で並んだ符号列の相関値は、受信するエコー間の予想時間遅延(dt)で使用される遅延ラインを通して送信される。復調後に受信機から得られる結果は合成器で合成されて、所望のタイミング情報及び復調データが抽出さ
れる。
可変のフレームレートデータの場合、トラフィックEsは転送トラフィックチャネルでパンクチャされる電力制御ビットのみを使用して算出される。固定レートの場合、Esは全てのトラフィックビットに亘って算出される。Espcbは、転送トラフィックチャネルでパンクチャされる電力制御ビットのみを使用して得られる。可変及び固定レートフレームのEsは、それぞれ図3及び図4に示すようにして算出される。図3は、可変レートフレームのフィンガ当たりトラフィックチャネルエネルギー(Es)を示している。この図3において、
Figure 0003983735
であり、PCBitは一つの電力制御群(PCG)の電力制御シンボル数である。Nchip及びTRAF_NCHIPは共に、一つのトラフィックシンボルのチップ数である。CDMA2000においては、このチップ数は可変(32,64,128など)とすることができる。EsPCB TRAF_NCHIPは、一つの電力制御群の全てのPCBシンボルに亘って平均したシンボルエネルギーである。Estrafは全てのトラフィックシンボルに亘って決定される。図4は、固定フレームのフィンガ当たりトラフィックチャネルエネルギー(Es)を示している。NUMPCGSYMは一つの電力制御群のシンボル数である。EsPCB TRAF_NCHIPは、一つの電力制御群の全てのトラフィック及びPCBシンボルに亘って平均したシンボルエネルギーである。下付き文字TRAF_NCHIPは、これらのシンボルがTRAF_NCHIPチップ(これは可変である)の長さの期間を有することを示すために使用される。専用チャネル(Dedicated Channel)F−DCCHが見られているか、または基本トラフィックチャネル(Fundamental Traffic Channel)F−FCHが見られているかにより、また無線設定(RC)により、シンボルエネルギーの可変レート測定または固定レート測定(図4または図5)が使用されるかが決定される。任意であるが、双方の回路共に、トラフィックまたはPCBシンボルエネルギーから瞬時ノイズ電力を差し引くことができる。
転送電力制御においては内部ループ電力を算出して合計Es/Nsを求めるが、この転送電力制御では非回転トラフィックシンボルを使用してパイロットシンボルのEsを推定し、ノイズ電力密度を推定する、すなわち、ポイントQPのパイロットシンボルを使用してノイズ電力密度Nsを推定する。このノイズ電力推定は、図5の固定ポイント実施例に示す1タップのハイパスフィルタ70を使用して行なわれる。この方法においては、遅延パイロットシンボルが符号72でそれ自体から差し引かれて、下記のシンボル当たり予想ノイズ電力が算出される。
Figure 0003983735
上記式中、
Figure 0003983735
であり、delay=1パイロットシンボル期間及び1シンボル複素数型遅延ブロック74であり、
Figure 0003983735
の条件で、
Figure 0003983735
である。上記式中、Tsは1秒当たりのチップ数(チップレート)で除したNchips(シンボル当たりのチップ数)として算出されるシンボル期間である。NchipsはCDMA2000において可変であるので、シンボル周期も可変となる。
好ましくは、Nsは64チップのパイロットに亘って算出され、Espcb及びEstrafはウォルシュ長(Nchip=8,16,64または128チップ期間)に亘って算出される。この操作は、積分ダンプ累算器76により全ての電力制御群(PCG)で行われる。正しいEs/Nsが算出されて、ノイズ電力をトラフィックシンボル期間に対して正規化するように、スケーリング78は、パイロットチャネルに亘るノイズ計算に対して行なわれる。スケーリング係数はNchip/64である。
Figure 0003983735
実施例
5つのテストケースをシミュレーションによる性能比較の一部として示す。この技術分野で公知のように、2つのAWGNケース、ドップラー速度30km/時の1パスレイリー(Rayleigh)、ドップラー速度8km/時の2パスレイリー、ドップラー速度100km/時の3パスレイリーを利用した。全てのテストは、これもこの技術分野で公知のように、9600bpsのデータレート、オフセット無しの1900MHzの搬送周波数、シンボル当たり64チップのウォルシュ長、−7dBのパイロットEc/Ior、20人のユーザ、及び有限精度4ビットのADCという無線設定3(RC3)を使用してシミュレートされたF−DCCHトラフィックに対して行なう。参考のために、これらのシミュレーションケースを表1に示す。
Figure 0003983735
ここで、AWGNは平均ホワイトガウスノイズであり、Ecは基地局アンテナでのチップ当たりエネルギーであり、Iorは基地局アンテナで測定される合計信号電力スペクトル密度であり、Iocは移動局アンテナで測定される合計ノイズ電力スペクトル密度であり、FERは目標フレームエラーレートである。シミュレーションは5つのテストケースの各々に対して行なわれたが、この場合、F−DCCHトラフィックは所定の信号Ec/Iorレベルで一度送信され、F−DCCHトラフィックビットは一度ゼロでクリアされている。全てのパラメータケースを許容FERの限界に近づけて、使用時のアルゴリズムの性能限度に対する限界を得る。
通常のCDMA−2000のシミュレーションパラメータに加えて、図1のステップ1及びステップ2に示す2つのF−DCCHしきい値がある。性能を評価する前に、使用する2つのしきい値をまず求める必要がある。この演算は、上記のケース1〜5に対してシミュレーションコードを走らせ、そして統計分布についての結果を収集することにより行なわれる。まず、第1のしきい値(しきい値1(Treshold 1))の最適範囲を求める。これが分かると、ステップ1は下記式で示される。
Figure 0003983735
ここで、Npcgはフレーム当たり電力群数(通常16)、Npathはマルチパス数、Nsは、ロック状態のフィンガ、すなわち、十分な電力を有する信号を受信するフィンガに対応する各ブランチ用のノイズシンボル電力サンプル、E[]は、PCBビットのシンボル当たりノイズ電力Nspcbの、パイロットチャネルから推定されるシンボル当たりのノイズ電力Nsに対する比の期待値である。この計算を実行して、各フレームの全ての電力制御群に亘ってPCBビットのノイズ電力に対する平均最大合計エネルギー比を算出する。さらに、この計算により、全ての電力制御群に亘って各マルチパスのSNR比を合計することができる。これはしきい値1との比較に使用される。このシミュレーションの目的のために、全てのPCBビットのエネルギーがステップ1で合算される。例えば、9600bpsでRC=3の条件では、PCB(電力制御群)当たり4つのPCBシンボル(または2つのI,Qシンボル)が存在する。
シミュレーションにおいては、ノイズ推定値は、図5のパイロットチャネルに適用されるハイパスフィルタ法を使用して算出された。上記関係式の第2項は、一つよりも多くのパスが合計される場合の正規化補正であり、PCBビットのシンボル当たりノイズ電力のシンボル当たり推定パイロットチャネルノイズ電力に対する比の期待値を差し引く演算を含んでいる。Nspcb及びNstraf(以下に示す)はそれぞれ、信号が無い場合のこれらのチャネルから得られるPCB及びトラフィックシンボルのノイズ推定値である。E(Nspcb/Ns)は、1パスAWGNケース1を使用するシミュレーションプラットホームから実験的に得られた。
1パスケースに対して、しきい値1の最適Espcb/Ns範囲として1.375〜1.5(1.38〜1.76dB)を選択するように決定された。Espcb/Nsしきい値=1.375を選択すると、ケース1,2及び3の場合の、それぞれ9%,14%,4.7%多い基地局電力が必要となる。2及び3パスケースを正規化するために、E[Nspcb/Ns]≒0.9をそれぞれ1倍及び2倍した値を確率分布から差し引いた。E[Nspcb/Ns]は、パイロットの分散から推定されるノイズ電力で除したPCBビットから推定される予想ノイズ電力であることに注目されたい。E[Nspcb/Ns]は、データ信号が無いときのE[Espcb/Ns]から得られる。1,2及び3パスシナリオのEspcb/Nsしきい値の最適範囲は、図6に示すように1.375〜1.5のままであり、図6には、ケース1(曲線80)、ケース2(曲線82)、ケース3(曲線84)、及びケース5(曲線86)に対するEspcb/Nsの累積確率が示されている。
本発明の新規の態様は第2のステップ(図1のステップ2)で生じ、このステップでは、トラフィックエネルギーが現フレーム期間中にF−DCCHチャネルで検出されるか否かがテストされる。先行技術による方法では、トラフィックビットのPCBビットに対するエネルギー比を次の関係式から算出した。
Figure 0003983735
上記式中、合計はフレーム当たり全てのロック状態のフィンガ及び16個の電力制御群に対して行なわれ、除算は各PCGの端部でそれぞれ行なわれる。
第2の先行技術による方法では、これを変形してトラフィック対ノイズSNRをPCB対ノイズSNRで除した最大合成比を次の関係式から得ている。
Figure 0003983735
この場合、現F−DCCHフレームで送信されるトラフィックが在るかどうかについての
判定は、フレームに亘って平均されるトラフィックシンボルの最大合成エネルギー対ノイズ比を累計し、これを、フレームに亘って平均されるPCBビットの累計最大合成エネルギー対ノイズ比で除することに依存する。9つまでの別個のレジスタを使用して、3つの別個の各フィンガのPCB電力、トラフィック電力及びノイズ電力のブランチ当たり電力を累計する。この除算演算はフレームの最後で行なわれる。この演算には付加的なハードウェアが必要であり、計算が複雑となる。
対照的に、本発明では全フレームに亘ってトラフィックシンボルの最大合成エネルギー対ノイズ比を累計する。これには上記等式の第1の商のみが含まれるので計算の複雑さが約半分になる。3つまでのトラフィック及びノイズパスからの電力を累計するには6つのレジスタが必要となるだけである。各フレームの終わりにせいぜい3回の除算しか行なわれないので、ハードウェア及び計算が少なくて済む。(図1の)ステップ1で行なわれる同じ正規化補正が1パスよりも多くのパスを含むケースに適用されて次の関係式が得られる。
Figure 0003983735
この結果、1パスのケースに第2の先行技術による方法を使用すると、Thr_2の最適SNR値は0.633〜0.667(−2dB〜−1.76dB)の範囲となる。Thr_2が0.667dBに設定されたランダムフレームを検出(CRCが良か不良か)できる確率は約96%であり、誤りアラームの確率は約8.9%である。さらに、マルチパスケースのスケーリングには、単一パスケースに使用されるしきい値と異なるしきい値が必要となる。3パスレイリーフェージングの場合、Thr_2の最適設定は0.800(−0.97dB)であり、この場合、検出確率は83.4%であり、誤りアラーム確率は10.1%である。
対照的に、本発明による方法を用いて、しきい値2の単一値を1パス及び3パスケースに使用することができる。全てのケースにおいて、1.15の最適Thr_2により98%を超える検出確率を達成することができ、この場合、誤りアラーム確率は1%よりも低くなる。また、Thr_2を1.05〜1.20の比較的広い範囲の値とすると、検出確率が95%よりも高い値に維持され、誤りアラーム確率が5%よりも低くなる。これにより本発明は、移動局が使用するアルゴリズムを実行する場合に生じる小さな測定エラーまたは数値的近似エラーに対して強固となる。
要約すると、表2及び表3から集計した結果から、トラフィック信号対ノイズ電力の最大合成比Estraf/Nsの使用は、間欠的な送信の間、トラフィック信号がCDMA
F−DCCHチャネルに在るかどうかを高い信頼度で判定するための有効な方法となる。この方法は、先行技術において使用されるEstraf/Espcbを使用する場合に比べて有利な結果をもたらす。シミュレーションモデリングが行なわれたケースは代表的な高FER環境であり、転送電力制御はこの環境下で機能する必要がある。さらに、必要とされる計算は簡単なハードウェア環境で効率的に行なわれる。
正規化スケーリングけ係数を適切に選択することにより、同じEstraf/Nsしき
い値をマルチパスの数に関係なく使用することができる。また、本発明が強固な形で実行されるしきい値を広範囲のものとすることができる。最後に、Thr_2をEstraf/Nsの比を基に選択することにより、第2のしきい値を第1のEspcb/Nsしきい値から切り離すことができる。しきい値を互いに依存させないようにすると算出すべきしきい値の数を少なくすることができるので有利であり、しきい値1が不意に変わった場合でも、しきい値2の値を再計算する必要が無い。
Figure 0003983735
Figure 0003983735
明らかなように、本発明は環境条件に対する感度が低いという利点を有し、そして先行技術と比べると、広い一定範囲の第2のしきい値(しきい値2(Treshold 2))に亘って改良された性能を提供することができる。
前述の実施形態をこれまでに示してきたが、この技術分野の当業者であれば、記述してきた本発明が記載の実施形態よりも広い応用例を有することが理解できるであろう。従って、このような予期される代替物、変形、及び変更を含む本発明の技術範囲は、添付の請求項により定義されるものとする。
本発明に従って転送電力を実現するフローチャート。 本発明に従って、フィンガ当たり一つのレイク受信機を実現する様子を示す図。 本発明に従った、可変フレームレートのフィンガについてのEb推定の様子を示す図。 本発明に従った、固定フレームレートのフィンガについてのEb推定の様子を示す図。 本発明に従った、1タップのハイパスフィルタを使用するノイズ電力推定に用いる固定ポイントを示す図。 先行技術による転送電力制御法と本発明の性能比較を示すグラフ。

Claims (10)

  1. スペクトラム拡散通信システムにおける転送電力制御方法であって、
    受信機からのデータを入力する工程と、
    前記データのどの部分がエラーであるかを判定するために、エラーチェックを行なう工程と、
    前記エラーチェックを行なう工程から前記データの電力制御ビット及びトラフィックビットのエネルギーレベルを判定する工程と、
    前記電力制御ビットの前記エネルギーレベルを第1の所定しきい値と比較する工程であって、前記電力制御ビットの前記エネルギーレベルが前記第1の所定しきい値よりも低い場合には、続いて、転送電力を増大させる必要があることを示して、前記入力する工程に戻る工程と、
    前記トラフィックビットの前記エネルギーレベルを第2の所定しきい値と比較する工程であって、前記トラフィックビットの前記エネルギーレベルが前記第2の所定しきい値よりも低い場合には、続いて、転送電力を減少させる必要があることを示し、そうでない場合には、転送電力を増大させる必要があることを示す工程とを有する方法。
  2. 前記入力する工程は、データフレーム内のデータを含み、前記エラーチェックを行なう工程において、前記エラーチェックはフレームエラーを判定するCRCチェックである請求項1記載の方法。
  3. 前記判定する工程は、前記電力制御ビット及びトラフィックビットの信号対ノイズ比を判定することを含む請求項1記載の方法。
  4. 前記入力する工程は転送専用制御チャネルからのデータを入力する工程を含み、前記受信機はトラフィックパス及びパイロットパスを備えるレイク受信機である請求項1記載の方法。
  5. 前記入力する工程では、F−DCCHが不連続なトラフィック送信を有する請求項4記載の方法。
  6. 前記判定する工程は、全てのロック状態の受信機フィンガ及び電力制御群に亘る電力制御ビットの信号対ノイズ比Espcb/Nsから、電力制御ビットのシンボル当たりノイズ電力を入力データのパイロットチャネルのシンボル当たりノイズ電力で除した予想される比の正規化補正を差し引いたものを求める工程を含む請求項4記載の方法。
  7. 前記判定する工程は、全てのロック状態の受信機フィンガ及び電力制御群に亘るトラフィックビットの信号対ノイズ比Estraf/Nsから、電力制御ビットのシンボル当たりノイズ電力を入力データのパイロットチャネルのシンボル当たりノイズ電力で除した予想される比の正規化補正を差し引いたものを求める工程を含む請求項4記載の方法。
  8. 前記判定する工程は、電力制御ビットエネルギー及びトラフィックビットエネルギーを前記トラフィックパスからそれぞれ取り出される非回転電力制御ビット及びトラフィックビットから得て、前記電力制御ビットエネルギー及びトラフィックビットエネルギーの双方を前記受信機のパイロットパスから得られるノイズ電力密度の推定値によって除して、前記電力制御ビット及びトラフィックビットのノイズ電力密度当たりのビットエネルギーを提供する請求項4記載の方法。
  9. 前記判定する工程は、前記ノイズ電力密度をトラフィックウォルシュ長に従ってスケーリングすることを含む請求項8記載の方法。
  10. 前記第2の比較する工程は、下記式で表される、しきい値の比較を含み、
    Figure 0003983735
    上記式中、Npcgはフレーム当たり電力群の数、Npathはマルチパスの数、Nsは、ロック状態のフィンガに対応する各ブランチのノイズシンボル電力サンプル、E[Nspcb/Ns]は、PCBビットのシンボル当たりノイズ電力Nspcbの、前記パイロットチャネルから推定されるシンボル当たりノイズ電力Nsに対する比の期待値である請求項1記載の方法。
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