JP2000156663A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置及び無線通信方法

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JP2000156663A
JP2000156663A JP32829198A JP32829198A JP2000156663A JP 2000156663 A JP2000156663 A JP 2000156663A JP 32829198 A JP32829198 A JP 32829198A JP 32829198 A JP32829198 A JP 32829198A JP 2000156663 A JP2000156663 A JP 2000156663A
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circuit
power ratio
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JP32829198A
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Takahiro Shiozaki
隆広 塩崎
Daisuke Yamada
大輔 山田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトル拡散方式受信装置において、
個別物理チャネルの受信信号中の音声情報の有無の判定
をより信頼性高く実現することによって、受信品質を向
上させること。また、回路規模を縮小させること。 【解決手段】 音声情報判定回路112に、送信電力
制御回路110で測定された受信干渉波電力に対する受
信希望波電力の電力比Eb/I0を入力し、この電力比
が比較回路202で閾値201と比較され、その比較結
果が判定回路203に出力される。CRC復号結果も伝
送路復号回路109より判定回路203に入力される。
判定回路203では、CRC復号結果がOKもしくは前
記比較結果としてEb/I0値が所定の閾値より大きい
場合は「音声情報あり」の情報を伝送路復号回路へ出力
し、CRC復号結果がNGかつ前記比較結果としてEb
/I0値が所定の閾値未満の場合は「音声情報なし」の
情報を伝送路復号回路へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散方
式を用いたディジタル無線通信システムにおいて使用さ
れる無線通信装置及び無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、音声情報の判定を行う従来の無線
通信装置について説明する。図13は、従来のスペクト
ル拡散方式の受信装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図13において、受信アンテナ1で受信された信号
は、受信回路2で増幅され、A/D変換回路3でA/D
変換され、第1の逆拡散回路4で相関検出される。この
受信信号は、更に遅延プロファイル測定器5で平均化さ
れ、サーチャ回路6で受信レベルの大きい上位数サンプ
ルの遅延波が選択される。
【0003】一方、A/D変換された受信信号は、第2
の逆拡散回路7で逆拡散処理され、復調回路8で、選択
された遅延波毎にパイロット内挿型検波によって受信デ
ータが復調され、RAKE合成される。この合成信号に
対しては、伝送路復号回路9でビットデインタリーブ、
ビタビ復号、CRC(Cyclic Redundancy Check)復号
などの伝送路復号化処理が行われる。
【0004】送信電力制御回路10では、復調回路8の
出力である既知信号シンボルデータと個別物理チャネル
シンボルデータとを入力し、受信干渉波電力に対する受
信希望波電力の電力比Eb/I0を算出する。ビット誤
り率推定回路11では、復調回路8の出力である既知信
号シンボルデータと個別物理チャネルシンボルデータと
を入力し、ビット誤り率を推定する。音声情報判定回路
12では、既知信号シンボルデータと個別物理チャネル
シンボルデータと伝送路復号化回路9の出力であるCR
C復号結果とを入力し、受信波における音声情報の有無
を判定し、判定結果を伝送路復号回路9へ報告する。
【0005】次に、個別物理チャネルにおける従来の音
声情報判定方式について説明する。図14は、従来の音
声情報判定回路の構成を示すブロック図である。前述し
たような一連の逆拡散処理をされたデータは、復調回路
8でデータ復調処理される。復調されたデータを用い
て、第1の平均受信電力測定器21と第2の平均受信電
力測定器22でそれぞれ既知信号及び個別物理チャネル
信号のシンボル平均受信電力を測定する。
【0006】電力比測定器23は、それぞれの信号の平
均受信電力を入力して、個別物理チャネルシンボル平均
受信電力に対する既知信号シンボル平均受信電力の電力
比を計算する。その出力は、比較回路25において所定
の閾値24と比較され、比較結果が判定回路26に出力
される。
【0007】一方、受信信号は、復調回路8で最大比合
成され、このデータ復調された信号が伝送路復号回路9
で伝送路復号化され、その後CRC復号化処理される。
判定回路26では、伝送路復号回路9の出力の一つであ
るCRC復号結果と個別物理チャネルシンボル平均受信
電力に対する既知信号シンボル平均受信電力の電力比を
入力し、CRC復号結果OKもしくは、個別物理チャネ
ルシンボル平均受信電力に対する既知信号シンボル平均
受信電力の電力比が閾値24未満のときは「音声情報あ
り」と判定し、CRC復号結果NGでかつ、個別物理チ
ャネルシンボル平均受信電力に対する既知信号シンボル
平均受信電力の電力比が閾値24以上のときは「音声情
報なし」と判定する。その結果は、伝送路復号回路9に
出力される。
【0008】伝送路復号回路9もしくはそれより上位の
回路では、「音声情報あり」の場合は伝送路復号結果を
その後の処理に使用し、「音声情報なし」の場合は伝送
路復号結果を廃棄しその後の処理には使用しない。
【0009】なお、上記スペクトル拡散方式における信
号のフレームは、図15に示すような構成を有する。す
なわち、情報信号31の中に周期的に既知の信号を挿入
した構成とし、この既知信号(tr1),(tr2)32の区間で
マルチパスフェージングにより変動している伝播路を推
定する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスペクトル拡散方式の受信装置においては、個別物
理チャネルシンボル平均受信電力に対する既知信号シン
ボル平均受信電力の電力比が閾値未満の場合は、受信信
号の干渉電力やビット誤り率の大小に関わらず、「音声
情報あり」と認識して伝送路復号化以後の処理をするた
めに、受信信号の干渉電力やビット誤り率が大きい無効
な信号に対しても伝送路復号化以後の処理をしてしまう
問題がある。
【0011】また、個別物理チャネルシンボル平均受信
電力に対する既知信号シンボル平均受信電力の電力比が
閾値以上の場合は、受信信号の干渉電力やビット誤り率
の大小に関わらず、「音声情報なし」と認識して伝送路
復号化以後の処理をするために、受信信号の干渉電力や
ビット誤り率が小さい有効な信号に対しても伝送路復号
化以後の処理を放棄してしまう問題がある。
【0012】また、上記従来のスペクトル拡散方式受信
装置においては、個別物理チャネルシンボル平均受信電
力に対する既知信号シンボル平均受信電力の電力比を算
出する際、音声情報有無の判定のためにそれぞれの平均
受信電力を算出する必要があり、更にそれぞれの平均受
信電力どうしで除算をする必要があるので、その分回路
規模が大きくなるという問題がある。
【0013】本発明の第1の目的は、個別物理チャネル
シンボル平均受信電力に対する既知信号シンボル平均受
信電力の電力比の大小だけでなく、受信信号の干渉電力
やビット誤り率の大小も参照して音声情報の有無の判定
を行うことによって受信品質の劣化を防ぐ優れたスペク
トル拡散方式受信装置を提供することである。
【0014】また、本発明の第2の目的は、音声情報の
有無の判定に送信電力制御で使用するために算出する干
渉波電力に対する希望波電力の電力比(Eb/I0)も
しくは、ビット誤り率推定回路の出力である推定ビット
誤り率を用いて、情報有無判定のためにたに新たに設け
る回路規模を小さくすることによって、受信品質は劣化
させずに音声情報判定の回路規模を縮小させる優れたス
ペクトル拡散方式受信装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、CRC
復号結果と個別物理チャネルシンボル平均受信電力に対
する既知信号シンボル平均受信電力の電力比の他に、干
渉波受信平均電力に対する希望波受信平均電力とビット
誤り率も参照することによって、受信信号の音声情報の
有無を判定するものである。これにより、干渉電力やビ
ット誤り率が大きくなったときでも、受信品質の劣化を
防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る無線通
信装置は、既知参照信号及び情報信号を含む受信信号か
ら受信干渉波電力に対する受信希望波電力の第1の電力
比を算出し、その第1の電力比に基づいて送信電力を制
御する送信電力制御手段と、前記送信電力制御手段の出
力である前記第1の電力比に基づいて音声情報の有無を
判定する音声情報判定手段と、を具備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、無線通信システムで行
われている送信電力制御の際に測定される電力比Eb/
I0を音声情報判定に用いるので、音声情報判定のため
に、個別物理チャネルシンボル平均受信電力及び既知信
号シンボル平均受信電力を測定する必要がなくなる。す
なわち、音声情報判定のための比較値を算出する必要が
なくなる。このため、音声情報判定用の回路規模を小さ
くすることができる。その結果、干渉波電力が大きくな
ったときでも受信品質の劣化を防ぐことができ、回路規
模を縮小することができる。
【0018】本発明の第2の態様に係る無線通信装置
は、受信信号のビット誤り推定を行う誤り推定手段と、
前記誤り推定手段の出力であるビット誤り推定値に基づ
いて音声情報の有無を判定する音声情報判定手段と、を
具備する構成を採る。
【0019】この構成によれば、無線通信システムで行
われているビット誤り率推定の際に測定されるビット誤
り率推定値を音声情報判定に用いるので、音声情報判定
のために、個別物理チャネルシンボル平均受信電力及び
既知信号シンボル平均受信電力を測定する必要がなくな
る。すなわち、音声情報判定のための比較値を算出する
必要がなくなる。このため、音声情報判定用の回路規模
を小さくすることができる。その結果、ビット誤り率が
大きくなったときでも受信品質の劣化を防ぐことがで
き、回路規模を縮小することができる。
【0020】本発明の第3の態様に係る無線通信装置
は、第1又は第2の態様において、前記既知参照信号及
び前記情報信号の間の第2の電力比を測定する電力比測
定手段を具備し、前記音声情報判定手段は、前記第2の
電力比に基づいて音声情報の有無を判定する構成を採
る。
【0021】この構成によれば、無線通信システムで行
われている送信電力制御の際に測定される電力比Eb/
I0やビット誤り率推定の際に測定されるビット誤り率
推定値の他に、既知参照信号及び情報信号の間の電力比
を音声情報判定に用いるので、より正確に音声情報の有
無を判定することができる。
【0022】本発明の第4の態様に係る無線通信装置
は、第1から第3のいずれかの態様において、受信信号
についてCRC復号化処理を行うCRC復号化手段を具
備し、前記音声情報判定手段は、前記第1電力比、第2
の電力比、及びビット誤り推定値からなる群より選ばれ
た少なくとも一つ、かつ、前記CRC復号化手段の結果
に基づいて音声情報の有無を判定する構成を採る。
【0023】この構成によれば、受信信号についてCR
C復号化処理の結果をさらに音声情報の有無の判定に用
いるので、より正確に音声情報の有無を判定することが
できる。
【0024】本発明の第5の態様に係る基地局装置は、
第1から第4の態様のいずれかの無線通信装置を備えた
構成を採る。本発明の第6の態様に係る通信端末装置
は、第1から第4の態様のいずれかの無線通信装置を備
えた構成を採る。本発明の第7の態様に係る無線通信シ
ステムは、第5の態様の基地局装置と、第6の態様の通
信端末装置と、を具備する構成を採る。
【0025】これらの構成によれば、正確に音声情報判
定を行うことができるので、干渉波電力が大きくなった
ときでも受信品質の劣化を防ぐことができる。また、正
確に音声情報判定を行うことができるので、受信信号の
干渉電力やビット誤り率が大きい無効な信号に対して伝
送路復号化以後の処理を行うことを回避できる。これに
より、消費電力を少なくすることができる。
【0026】本発明の第8の態様に係る無線通信方法
は、既知参照信号及び情報信号を含む受信信号から受信
干渉波電力に対する受信希望波電力の第1の電力比を算
出し、その第1の電力比に基づいて送信電力を制御する
送信電力制御工程と、前記送信電力制御工程で得られた
前記第1の電力比に基づいて音声情報の有無を判定する
音声情報判定工程と、を具備する。
【0027】この方法によれば、無線通信システムで行
われている送信電力制御の際に測定される電力比Eb/
I0を音声情報判定に用いるので、音声情報判定のため
に、個別物理チャネルシンボル平均受信電力及び既知信
号シンボル平均受信電力を測定する必要がなくなる。す
なわち、音声情報判定のための比較値を算出する必要が
なくなる。このため、音声情報判定用の回路規模を小さ
くすることができる。その結果、干渉波電力が大きくな
ったときでも受信品質の劣化を防ぐことができ、回路規
模を縮小することができる。
【0028】本発明の第9の態様に係る無線通信方法
は、受信信号のビット誤り推定を行う誤り推定工程と、
前記誤り推定工程で得られたビット誤り推定値に基づい
て音声情報の有無を判定する音声情報判定工程と、を具
備する。
【0029】この方法によれば、無線通信システムで行
われているビット誤り率推定の際に測定されるビット誤
り率推定値を音声情報判定に用いるので、音声情報判定
のために、個別物理チャネルシンボル平均受信電力及び
既知信号シンボル平均受信電力を測定する必要がなくな
る。すなわち、音声情報判定のための比較値を算出する
必要がなくなる。このため、音声情報判定用の回路規模
を小さくすることができる。その結果、ビット誤り率が
大きくなったときでも受信品質の劣化を防ぐことがで
き、回路規模を縮小することができる。
【0030】本発明の第10の態様に係る無線通信方法
は、第8又は第9の態様において、前記既知参照信号及
び前記情報信号の間の第2の電力比を測定する電力比測
定工程を具備し、前記音声情報判定工程において、前記
第2の電力比に基づいて音声情報の有無を判定する。
【0031】この方法によれば、無線通信システムで行
われている送信電力制御の際に測定される電力比Eb/
I0やビット誤り率推定の際に測定されるビット誤り率
推定値の他に、既知参照信号及び情報信号の間の電力比
を音声情報判定に用いるので、より正確に音声情報の有
無を判定することができる。
【0032】本発明の第11の態様に係る無線通信方法
は、第8から第10のいずれかの態様において、受信信
号についてCRC復号化処理を行うCRC復号化工程を
具備し、前記音声情報判定工程において、前記第1電力
比、第2の電力比、及びビット誤り推定値からなる群よ
り選ばれた少なくとも一つ、かつ、前記CRC復号化手
段の結果に基づいて音声情報の有無を判定する。
【0033】この方法によれば、受信信号についてCR
C復号化処理の結果をさらに音声情報の有無の判定に用
いるので、より正確に音声情報の有無を判定することが
できる。
【0034】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
無線通信装置の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、受信アンテナ101で受信された信号は、受信回
路102で増幅され、A/D変換回路103でA/D変
換され、第1の逆拡散回路104で相関検出される。こ
の受信信号は、更に遅延プロファイル測定器105で平
均化され、サーチャ回路106で受信レベルの大きい上
位数サンプルの遅延波が選択される。
【0035】一方、A/D変換された受信信号は、第2
の逆拡散回路107で逆拡散処理され、復調回路108
で、選択された遅延波毎にパイロット内挿型検波によっ
て受信データが復調され、RAKE合成される。この合
成信号に対しては、伝送路復号回路109でビットデイ
ンタリーブ、ビタビ復号、CRC(Cyclic Redundancy
Check)復号などの伝送路復号化処理が行われる。
【0036】送信電力制御回路110は、復調回路10
8でデータ復調された既知参照信号である既知信号シン
ボルデータ及び情報信号である個別物理チャネルシンボ
ルデータを入力し、受信干渉波電力に対する受信希望波
電力の電力比Eb/I0を測定する。伝送路復号回路1
09は、復調回路108で復調されたシンボルデータを
用いてCRC復号化処理を行う。
【0037】これらCRC復号結果と受信干渉波電力に
対する受信希望波電力の電力比Eb/I0は、音声情報
判定回路112へ入力され、CRC復号結果及び受信干
渉波電力に対する受信希望波電力の電力比Eb/I0の
大小によって音声情報の有無の判定が行われ、その判定
結果が伝送路復号回路109に報告される。
【0038】次に、個別物理チャネルにおける本実施の
形態の音声情報判定方式について説明する。図2は、本
発明の実施の形態1における音声情報判定回路の構成を
示すブロック図である。
【0039】音声情報判定回路112に、送信電力制御
回路110で測定された受信干渉波電力に対する受信希
望波電力の電力比Eb/I0を入力し、この電力比が比
較回路202で所定の閾値201と比較され、その比較
結果が判定回路203に出力される。また、CRC復号
結果も伝送路復号回路109より判定回路203に入力
される。
【0040】判定回路203では、これら2つの入力を
用いて以下の方法で音声情報の有無を判定し、伝送路復
号回路へ出力する。すなわち、CRC復号結果がOKも
しくは前記比較結果としてEb/I0値が所定の閾値よ
り大きい場合は「音声情報あり」の情報を伝送路復号回
路へ出力し、CRC復号結果がNGかつ前記比較結果と
してEb/I0値が所定の閾値未満の場合は「音声情報
なし」の情報を伝送路復号回路へ出力する。
【0041】このように、本実施の形態においては、無
線通信システムで行われている送信電力制御の際に測定
される電力比Eb/I0を個別物理チャネルシンボル平
均受信電力に対する既知信号シンボル平均受信電力の電
力比の代わりに用いている。したがって、音声情報判定
のために、個別物理チャネルシンボル平均受信電力及び
既知信号シンボル平均受信電力を測定する必要がなくな
る。すなわち、音声情報判定のための比較値を算出する
必要がなくなる。このため、音声情報判定用の回路規模
を小さくすることができる。
【0042】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2に係る無線通信装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図3において図1と同じ部分には同一の符号
を付してその詳細な説明は省略する。
【0043】図3に示す無線通信装置においては、ビッ
ト誤り率推定回路111は、復調回路108でデータ復
調された既知信号シンボルデータ及び個別物理チャネル
シンボルデータを入力し、ビット誤り率を測定する。伝
送路復号回路109は、復調回路108で復調されたシ
ンボルデータを用いてCRC復号化処理を行う。
【0044】これらの処理で求められたCRC復号結果
及びビット誤り率は、音声情報判定回路301へ入力さ
れ、CRC復号結果及びビット誤り率の大小によって音
声情報の有無の判定が行われ、その判定結果が伝送路復
号回路109へ報告される。
【0045】次に、個別物理チャネルにおける本実施の
形態の音声情報判定方式について説明する。図4は、本
発明の実施の形態2における音声情報判定回路の構成を
示すブロック図である。
【0046】音声情報判定回路301に、ビット誤り率
推定回路111で測定されたビット誤り率を入力し、こ
のビット誤り率は、比較回路402で所定の閾値401
と比較され、その比較結果が判定回路403に出力す
る。また、CRC復号結果も伝送路復号回路109から
判定回路403に入力される。
【0047】判定回路403は、これら2つの入力を用
いて以下の方法で音声情報の有無を判定し、伝送路復号
回路へ出力する。すなわち、CRC復号結果がOKもし
くは前記比較結果としてビット誤り率推定値が所定の閾
値以上の場合は「音声情報あり」の情報を伝送路復号回
路へ出力し、CRC復号結果がNGかつ前記比較結果と
してビット誤り率推定値が所定の閾値未満の場合は「音
声情報なし」の情報を伝送路復号回路へ出力する。
【0048】このように、本実施の形態においては、無
線通信システムで行われているビット誤り率推定の際に
測定されるビット誤り率推定値を個別物理チャネルシン
ボル平均受信電力に対する既知信号シンボル平均受信電
力の電力比の代わりに用いている。したがって、音声情
報判定のために、個別物理チャネルシンボル平均受信電
力及び既知信号シンボル平均受信電力を測定する必要が
なくなる。すなわち、音声情報判定のための比較値を算
出する必要がなくなる。このため、音声情報判定用の回
路規模を小さくすることができる。
【0049】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3に係る無線通信装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図5において図1と同じ部分には同一の符号
を付してその詳細な説明は省略する。
【0050】図5に示す無線通信装置において、送信電
力制御回路110は、復調回路108でデータ復調され
た既知信号シンボルデータ及び個別物理チャネルシンボ
ルデータを入力し、受信干渉波電力に対する受信希望波
電力の電力比Eb/I0を測定する。また、伝送路復号
回路109は、復調回路108で復調されたシンボルデ
ータを用いてCRC復号化処理を行う。
【0051】これらのCRC復号結果及び受信干渉波電
力に対する受信希望波電力の電力比Eb/I0、並びに
既知信号シンボルデータ及び個別物理チャネルシンボル
データは、音声情報判定回路501へ入力され、CRC
復号結果及び個別物理チャネルシンボル平均受信電力に
対する既知信号シンボル平均受信電力の電力比、並びに
受信干渉波電力に対する受信希望波電力の電力比Eb/
I0の大小によって音声情報の有無が判定され、その判
定結果が伝送路復号回路109に報告される。
【0052】次に、個別物理チャネルにおける本実施の
形態の音声情報判定方式について説明する。図6は、本
発明の実施の形態3における音声情報判定回路の構成を
示すブロック図である。
【0053】音声情報判定回路501に、送信電力制御
回路110で測定された受信干渉波電力に対する受信希
望波電力の電力比Eb/I0を入力し、第1の比較回路
602で所定の閾値601と比較し、その比較結果を判
定回路608に出力する。一方、第1の平均受信電力測
定器603は、復調回路108でデータ復調された既知
信号シンボルデータを入力してシンボル平均受信電力を
測定する。また、第2の平均受信電力測定器604は、
復調回路108でデータ復調された個別物理チャネルシ
ンボルデータを入力してシンボル平均受信電力を測定す
る。
【0054】電力比測定器605は、これら2つのシン
ボル平均受信電力を入力し、個別物理チャネルシンボル
平均受信電力に対する既知信号シンボル平均受信電力の
電力比を測定する。第2の比較回路607は、その電力
比と所定の閾値606とを比較し、その比較結果を判定
回路608に出力する。
【0055】また、CRC復号結果も伝送路復号回路1
09から判定回路608に入力される。判定回路608
は、これら3つの入力を用いて以下の方法で音声情報の
有無を判定し、伝送路復号回路へ出力する。すなわち、
CRC復号結果がOKもしくは個別物理チャネルシンボ
ル平均受信電力に対する既知信号シンボル平均受信電力
の電力比が第2の閾値未満であり、かつ、Eb/I0値
が第1の閾値より大きい場合は「音声情報あり」の情報
を伝送路復号回路へ出力し、CRC復号結果がNGかつ
個別物理チャネルシンボル平均受信電力に対する既知信
号シンボル平均受信電力の電力比が第2の閾値以上又は
Eb/I0値が第1の閾値以下の場合は「音声情報な
し」の情報を伝送路復号回路へ出力する。
【0056】このように、本実施の形態においては、無
線通信システムで行われている送信電力制御の際に測定
される電力比及び個別物理チャネルシンボル平均受信電
力に対する既知信号シンボル平均受信電力の電力比を音
声情報判定に用いている。したがって、音声情報判定の
精度を向上させることができる。
【0057】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4に係る無線通信装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図7において図1と同じ部分には同一の符号
を付してその詳細な説明は省略する。
【0058】図7に示す無線通信装置において、ビット
誤り率推定回路111は、復調回路108でデータ復調
された既知信号シンボルデータ及び個別物理チャネルシ
ンボルデータを入力し、ビット誤り率を測定する。伝送
路復号回路109は、復調回路108で復調されたシン
ボルデータを用いてCRC復号化処理を行う。
【0059】これらCRC復号結果、推定ビット誤り
率、並びに既知信号シンボルデータ及び個別物理チャネ
ルシンボルデータは、音声情報判定回路701に入力さ
れ、CRC復号結果、個別物理チャネルシンボル平均受
信電力に対する既知信号シンボル平均受信電力の電力
比、及び推定ビット誤り率の大小によって音声情報の有
無の判定が行われ、その判定結果が伝送路復号回路10
9に報告される。
【0060】次に、個別物理チャネルにおける本実施の
形態の音声情報判定方式について説明する。図8は、本
発明の実施の形態4における音声情報判定回路の構成を
示すブロック図である。
【0061】音声情報判定回路701に、ビット誤り率
推定回路111で測定された推定ビット誤り率を入力
し、第1の比較回路802で所定の閾値801と比較
し、その比較結果を判定回路808に出力する。第1の
平均受信電力測定器803は、復調回路108でデータ
復調された既知信号シンボルデータを入力しシンボル平
均受信電力を測定する。第2の平均受信電力測定器80
4は、復調回路108でデータ復調された個別物理チャ
ネルシンボルデータを入力してシンボル平均受信電力を
測定する。
【0062】電力比測定器805は、これら2つのシン
ボル平均受信電力を入力し、個別物理チャネルシンボル
平均受信電力に対する既知信号シンボル平均受信電力の
電力比を測定する。第2の比較回路807は、その電力
比と第2の閾値806とを比較し、その比較結果を判定
回路808に出力する。また、CRC復号結果も伝送路
復号回路109から判定回路808に入力される。
【0063】判定回路808は、これら3つの入力を用
いて以下の方法で音声情報の有無を判定し、伝送路復号
回路に出力する。すなわち、CRC復号結果がOK又は
個別物理チャネルシンボル平均受信電力に対する既知信
号シンボル平均受信電力の電力比が第2の閾値未満であ
り、かつ、推定ビット誤り率が第1の閾値未満の場合は
「音声情報あり」の情報を伝送路復号回路へ出力し、C
RC復号結果がNG、かつ、個別物理チャネルシンボル
平均受信電力に対する既知信号シンボル平均受信電力の
電力比が第2の閾値以上又は推定ビット誤り率が第1の
閾値以上の場合は「音声情報なし」の情報を伝送路復号
回路へ出力する。
【0064】このように、本実施の形態においては、無
線通信システムで行われているビット誤り率推定の際に
測定される推定ビット誤り率及び個別物理チャネルシン
ボル平均受信電力に対する既知信号シンボル平均受信電
力の電力比を音声情報判定に用いている。したがって、
音声情報判定の精度を向上させることができる。
【0065】(実施の形態5)図9は、本発明の実施の
形態5に係る無線通信装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図9において図1と同じ部分には同一の符号
を付してその詳細な説明は省略する。
【0066】図9に示す無線通信装置において、ビット
誤り率推定回路111は、復調回路108でデータ復調
された既知信号シンボルデータ及び個別物理チャネルシ
ンボルデータを入力し、ビット誤り率を測定する。送信
電力制御回路110は、復調回路108でデータ復調さ
れた既知信号シンボルデータ及び個別物理チャネルシン
ボルデータを入力し、干渉波電力に対する希望波電力の
電力比Eb/I0を測定する。伝送路復号回路109
は、復調回路108で復調されたシンボルデータを用い
てCRC復号化処理を行う。
【0067】これらCRC復号結果と推定ビット誤り率
及び干渉波電力に対する希望波電力の電力比Eb/I0
は、音声情報判定回路901に入力され、CRC復号結
果、推定ビット誤り率及び干渉波電力に対する希望波電
力の電力比Eb/I0の大小によって音声情報の有無の
判定を行い、その判定結果が伝送路復号回路109に報
告される。
【0068】次に、個別物理チャネルにおける本実施の
形態の音声情報判定方式について説明する。図10は、
本発明の実施の形態5における音声情報判定回路の構成
を示すブロック図である。
【0069】音声情報判定回路901に、送信電力制御
回路110で測定された干渉波電力に対する希望波電力
の電力比Eb/I0を入力し、第1の比較回路1002
で第1の閾値1001と比較し、その比較結果を判定回
路1005へ出力する。また、音声情報判定回路901
に、ビット誤り率推定回路111で測定された推定ビッ
ト誤り率を入力し、第2の比較回路1004で第2の閾
値1003と比較し、その比較結果を判定回路1005
へ出力する。また、CRC復号結果も伝送路復号回路1
09から判定回路1005に入力される。
【0070】判定回路1005は、これら3つの入力を
用いて以下の方法で音声情報の有無を判定し、伝送路復
号回路へ出力する。すなわち、CRC復号結果がOK又
はEb/I0値が第1の閾値より大きく、かつ、推定ビ
ット誤り率が第2の閾値未満の場合は「音声情報あり」
の情報を伝送路復号回路へ出力し、CRC復号結果がN
G、かつ、Eb/I0値が第1の閾値以下又は推定ビッ
ト誤り率が第2の閾値以上の場合は「音声情報なし」の
情報を伝送路復号回路へ出力する。
【0071】このように、本実施の形態においては、無
線通信システムで行われている送信電力制御の際に測定
される電力比及びビット誤り率推定の際に測定される推
定ビット誤り率を音声情報判定に用いている。したがっ
て、音声情報判定の精度を向上させることができると共
に、音声情報判定用の回路規模を小さくすることができ
る。
【0072】(実施の形態6)図11は、本発明の実施
の形態6に係る無線通信装置の構成を示すブロック図で
ある。なお、図11において図1と同じ部分には同一の
符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0073】図11に示す無線通信装置において、ビッ
ト誤り率推定回路111は、復調回路108でデータ復
調された既知信号シンボルデータ及び個別物理チャネル
シンボルデータを入力し、ビット誤り率を測定する。送
信電力制御回路110は、復調回路108でデータ復調
された既知信号シンボルデータ及び個別物理チャネルシ
ンボルデータを入力し、干渉波電力に対する希望波電力
の電力比Eb/I0を測定する。また、伝送路復号回路
109は、復調回路108で復調されたシンボルデータ
を用いてCRC復号化処理を行う。
【0074】これらCRC復号結果、推定ビット誤り
率、干渉波電力に対する希望波電力の電力比Eb/I
0、並びに既知信号シンボル平均受信電力及び個別チャ
ネルシンボル平均受信電力は、音声情報判定回路110
1に入力され、CRC復号結果、個別物理チャネルシン
ボル平均受信電力に対する既知信号シンボル平均受信電
力の電力比、推定ビット誤り率、及び干渉波電力に対す
る希望波電力の電力比Eb/I0の大小によって音声情
報の有無の判定を行い、その判定結果が伝送路復号回路
109に報告される。
【0075】次に、個別物理チャネルにおける本実施の
形態の音声情報判定方式について説明する。図12は、
本発明の実施の形態6における音声情報判定回路の構成
を示すブロック図である。
【0076】音声情報判定回路1101に、送信電力制
御回路110で測定された干渉波電力に対する希望波電
力の電力比Eb/I0を入力し、第1の比較回路120
2で第1の閾値と比較し、その比較結果を判定回路12
10へ出力する。ビット誤り率推定回路111で測定さ
れた推定ビット誤り率を入力し、第2の比較回路120
4で第2の閾値1203と比較し、その比較結果を判定
回路1210に出力する。
【0077】第1の平均受信電力測定器1205は、復
調回路108でデータ復調された既知信号シンボルデー
タを入力してシンボル平均受信電力を測定する。第2の
平均受信電力測定器1206は、復調回路108でデー
タ復調された個別物理チャネルシンボルデータを入力し
シンボル平均受信電力を測定する。
【0078】電力比測定器1207は、これら2つのシ
ンボル平均受信電力を入力し、個別物理チャネルシンボ
ル平均受信電力に対する既知信号シンボル平均受信電力
の電力比を測定する。第3の比較回路1209は、その
電力比と第3の閾値1208とを比較し、その比較結果
を判定回路1210に出力する。また、CRC復号結果
も伝送路復号回路109から判定回路1210に入力さ
れる。
【0079】判定回路1210は、これら4つの入力を
用いて以下の方法で音声情報の有無を判定し、伝送路復
号回路へ出力する。すなわち、CRC復号結果がOK又
は個別物理チャネルシンボル平均受信電力に対する既知
信号シンボル平均受信電力の電力比が第3の閾値未満で
あり、かつ、Eb/I0値が第2の閾値より大きく、か
つ、推定ビット誤り率が第1の閾値未満の場合は「音声
情報あり」の情報を伝送路復号回路へ出力し、CRC復
号結果がNG、かつ、個別物理チャネルシンボル平均受
信電力に対する既知信号シンボル平均受信電力の電力比
が第3の閾値以上又はEb/I0値が第2の閾値以下又
は推定ビット誤り率が第1の閾値以上の場合は「音声情
報なし」の情報を伝送路復号回路へ出力する。
【0080】このように、本実施の形態においては、無
線通信システムで行われている送信電力制御の際に測定
される電力比、ビット誤り率推定の際に測定される推定
ビット誤り率、及び個別物理チャネルシンボル平均受信
電力に対する既知信号シンボル平均受信電力の電力比を
音声情報判定に用いている。したがって、音声情報判定
の精度を向上させることができる。
【0081】本発明は上記実施の形態1〜6に限定され
ず、種々変更して実施することが可能である。すなわ
ち、上記実施の形態1〜6においては、音声情報の有無
の判定に、干渉電力波に対する希望波電力の電力比やビ
ット誤り率を用いた場合について説明しているが、本発
明は、無線通信システムで行われている処理の際に測定
されるパラメータを参照する場合に適用することができ
る。
【0082】また、上記実施の形態1〜6においては、
スペクトル拡散方式の無線通信システムの場合について
説明しているが、本発明は、受信側で行う処理のパラメ
ータを用いて音声情報判定を行うのであれば、他の方式
の無線通信システムにも適用することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、音
声情報の有無の判定に、干渉電力波に対する希望波電力
の電力比やビット誤り率も参照するようにすることで、
受信品質の劣化を防ぎ、また、回路規模の縮小を実現で
きる。これにより、干渉電力やビット誤り率が大きくな
ったときでも受信品質の劣化を防ぐことができる。した
がって、受信信号の干渉電力やビット誤り率が大きい無
効な信号に対して伝送路復号化以後の処理を行うことを
回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の構
成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態における音声情報判定回路の構
成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態2に係る無線通信装置の構
成を示すブロック図
【図4】上記実施の形態における音声情報判定回路の構
成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係る無線通信装置の構
成を示すブロック図
【図6】上記実施の形態における音声情報判定回路の構
成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4に係る無線通信装置の構
成を示すブロック図
【図8】上記実施の形態における音声情報判定回路の構
成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態5に係る無線通信装置の構
成を示すブロック図
【図10】上記実施の形態における音声情報判定回路の
構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態6に係る無線通信装置の
構成を示すブロック図
【図12】上記実施の形態における音声情報判定回路の
構成を示すブロック図
【図13】従来の無線通信装置の構成を示すブロック図
【図14】従来の無線通信装置における音声情報判定回
路の構成を示すブロック図
【図15】無線通信において使用されるフレーム構成を
示す図
【符号の説明】
101 受信アンテナ 102 受信回路 103 A/D変換回路 104 第1の逆拡散回路 105 遅延プロファイル測定器 106 サーチャ回路 107 第2の逆拡散回路 108 復調回路 109 伝送路復号回路 110 送信電力制御回路 111 ビット誤り率推定回路 112 音声情報判定回路 202 比較回路 203 判定回路 605 電力比測定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 EE35 5K060 BB07 FF06 5K067 AA23 AA43 CC10 DD11 DD54 EE02 EE10 GG08 GG09 GG11 HH25

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既知参照信号及び情報信号を含む受信信
    号から受信干渉波電力に対する受信希望波電力の第1の
    電力比を算出し、その第1の電力比に基づいて送信電力
    を制御する送信電力制御手段と、前記送信電力制御手段
    の出力である前記第1の電力比に基づいて音声情報の有
    無を判定する音声情報判定手段と、を具備することを特
    徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 受信信号のビット誤り推定を行う誤り推
    定手段と、前記誤り推定手段の出力であるビット誤り推
    定値に基づいて音声情報の有無を判定する音声情報判定
    手段と、を具備することを特徴とする無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記既知参照信号及び前記情報信号の間
    の第2の電力比を測定する電力比測定手段を具備し、前
    記音声情報判定手段は、前記第2の電力比に基づいて音
    声情報の有無を判定することを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 受信信号についてCRC復号化処理を行
    うCRC復号化手段を具備し、前記音声情報判定手段
    は、前記第1電力比、第2の電力比、及びビット誤り推
    定値からなる群より選ばれた少なくとも一つ、かつ、前
    記CRC復号化手段の結果に基づいて音声情報の有無を
    判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れかに記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の無線通信装置を備えたことを特徴とする基地局装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の無線通信装置を備えたことを特徴とする通信端末装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の基地局装置と、請求項6
    記載の通信端末装置と、を具備することを特徴とする無
    線通信システム。
  8. 【請求項8】 既知参照信号及び情報信号を含む受信信
    号から受信干渉波電力に対する受信希望波電力の第1の
    電力比を算出し、その第1の電力比に基づいて送信電力
    を制御する送信電力制御工程と、前記送信電力制御工程
    で得られた前記第1の電力比に基づいて音声情報の有無
    を判定する音声情報判定工程と、を具備することを特徴
    とする無線通信方法。
  9. 【請求項9】 受信信号のビット誤り推定を行う誤り推
    定工程と、前記誤り推定工程で得られたビット誤り推定
    値に基づいて音声情報の有無を判定する音声情報判定工
    程と、を具備することを特徴とする無線通信方法。
  10. 【請求項10】 前記既知参照信号及び前記情報信号の
    間の第2の電力比を測定する電力比測定工程を具備し、
    前記音声情報判定工程において、前記第2の電力比に基
    づいて音声情報の有無を判定することを特徴とする請求
    項8又は請求項9記載の無線通信方法。
  11. 【請求項11】 受信信号についてCRC復号化処理を
    行うCRC復号化工程を具備し、前記音声情報判定工程
    において、前記第1電力比、第2の電力比、及びビット
    誤り推定値からなる群より選ばれた少なくとも一つ、か
    つ、前記CRC復号化手段の結果に基づいて音声情報の
    有無を判定することを特徴とする請求項8から請求項1
    0のいずれかに記載の無線通信方法。
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