JP3983559B2 - 水性印刷インキ組成物および印刷方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は特定の水溶性高分子を含有する水性印刷インキ組成物および印刷方法に関するものである。さらに詳しくは高い印刷濃度を有し、にじみがなく、さらに印刷作業性等の面でも十分な性能を有する水性印刷インキ組成物および印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
段ボール等の紙を包装基材とした分野では、古くから水性印刷インキが利用され、そして、最近では、特に印刷の高速化対応として、インキ中の水分などがすぐに紙中に浸透して乾燥するように、極力、低粘度のインキが利用されるようになっている。このような低粘度インキは、速乾性ゆえに印刷効率の向上には寄与しているが、反面、浸透する成分と共に着色剤成分が紙中に拡散してしまう事から、印刷濃度の低下やにじみが発生しやすいなどの問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の目的は、上記の問題を解決することであり、低粘度であっても十分な印刷濃度を有し、また、にじみ等の少ない印刷物を得ることのできる水性印刷インキ組成物および印刷方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、単量体合計100質量部中、下記一般式(I)で示される単量体A
【化2】
(式中R1はHまたはCH3であり、R2は炭素数1〜5の分岐または直鎖のアルキレン基であり、Xは水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニア、アルキルアミン(モノエチルアミン、モノブチルアミン、およびトリエチルアミン等)およびアルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミン等)から選ばれた1種または2種以上である)100〜10質量部、アクリルアミド0〜90質量部およびこれらと共重合可能な単量体B0〜30質量部との重合体であり、重量平均分子量が100万〜400万である水溶性高分子を含有することを特徴とする、水性印刷インキ組成物および印刷方法である。
【0005】
(作用)
段ボール等の紙を対象とした印刷の分野において、印刷に適する水性インキの粘度は、通常、インキの粘度管理で利用するザーン粘度計No.4(離合社製)で流出秒数が13秒以下であり、この様な低粘度でインキを印刷すると、印刷濃度の低下やにじみが起こりやすくなる。そこで、本発明者らは、これまでにも高い印刷濃度を維持し、にじみのない印刷物を得るための研究を重ねてきた。
まず、高い印刷濃度を維持できる最も簡単な方法としては、顔料の含有量を多くする方法、及び、インキ組成物をより高粘度で印刷する方法が考えられる。しかしながら、インキ中の顔料の含有量を多くする方法では、インキの流動性や保存安定性が低下し、一方、インキを高粘度で印刷する方法では、印刷中にインキが霧状になって飛散(ミスチング)し、印刷物を汚損するという現象が見られ、また、インキ粘度を安定に維持するのが困難なために、頻繁に粘度を調整することが必要となり、印刷作業性が低下する等、新たな問題を引き起こす原因となる。
【0006】
そこで、本発明者らは、この様な条件下でどのようなメカニズムであれば、高い印刷濃度を有し、新たな問題の発生のないインキ組成物を得ることができるかについて検討を行った。そして、印刷物の濃度低下やにじみが、インキ中の水分等が紙中に浸透するのに伴って、顔料も一緒に拡散してしまうことが一因であることに着目した結果、本発明で特定する水溶性高分子を利用すると、水分等が紙中に浸透しても、高い印刷濃度を維持し、にじみのない印刷物を得る事ができることを見出し、本発明を完成させたものである。
【0007】
本発明で利用する水溶性高分子は、水性塗工剤組成物の粘度調整剤として既知の材料であり、例えば、特開平11−310751号公報などでは、増粘効果によりカーテンコーティング用塗工剤のカーテン切れを防止する材料として知られている。しかしながら、単純に水溶性高分子の増粘効果により、印刷時のインキの粘度を高くしても、前記のようなミスチングによる印刷物の汚損や、粘度調整による印刷作業性の低下という問題が発生する。一方、インキを印刷に適する粘度まで低下させるためには、希釈剤が多く必要となることから、インキ中の顔料濃度が低下して、むしろ、印刷濃度の点では不利となる。
【0008】
本発明の水溶性高分子を利用すると、インキが低粘度であっても高い印刷濃度を維持し、にじみのない印刷物が得られるのは、インキの水分等が紙中に浸透しても、顔料粒子を紙の表面で歩留まらせる事ができるという、増粘とは全く異なる作用によるものと考えられる。
なお、水性塗工剤の分野においては、粘度調整剤としてポリアクリル酸等の他の水溶性高分子材料もよく知られている。しかしながら、これら他の水溶性高分子材料を添加すると、インキの保存中での顔料分散安定性が低下し、また、低粘度でもミスチングの発生が多く見られるようになる。それに対して、本発明の水溶性高分子では、顔料分散安定性を低下させる事がなく、また、ミスチングの発生の少ないインキ組成物を得ることができるものである。以下、本発明を具体的に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の水性印刷インキ組成物および印刷方法に含有される水溶性高分子を構成する単量体Aとしては、(メタ)アクリルアミドメタンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドエタンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドプロパンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドメチルエタンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドブタンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドジメチルエタンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドペンタンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドメチルブタンスルホン酸(塩)、アクリルアミドジメチルプロパンスルホン酸(塩)、アクリルアミドエチルプロパンスルホン酸(塩)、アクリルアミドエチルメチルエタンスルホン酸(塩)およびアクリルアミドプロピルエタンスルホン酸(塩)などの炭素数1〜5の分岐または直鎖のアルキレン基を有する化合物があげられ、これらを単独あるいは2種以上使用することができる。これらのうちで好ましいものは(メタ)アクリルアミドメタンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドエタンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドプロパンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドメチルエタンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドブタンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸(塩)および(メタ)アクリルアミドペンタンスルホン酸(塩)であり、更に好ましいものは1−(メタ)アクリルアミドメタンスルホン酸(塩)、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸(塩)、2−アクリルアミド−n−ブタンスルホン酸(塩)、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)および2−アクリルアミド−1−メチルプロパンスルホン酸(塩)の単独または2種以上の併用である。これら(メタ)アクリルアミド−N−アルカンスルホン酸(塩)は酸、部分中和塩または中和塩のいずれでも使用できる。中和塩を形成するのに使用できるイオン種の具体例としては、水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニア、アルキルアミン(モノエチルアミン、モノブチルアミン、およびトリエチルアミン等)およびアルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミン等)があげられ、これらを単独あるいは2種以上使用することができる。
【0010】
水性印刷インキ組成物および印刷方法に含有される水溶性高分子を形成する単量体である単量体Aの割合は、全単量体100質量部中、100〜10質量部であり、好ましくは100〜50質量部、更に好ましくは100〜80質量部である。単量体Aの質量が10質量部以下の場合は、印刷適性が低下するので好ましくない。
【0011】
本発明の水性印刷インキ組成物および印刷方法に含有される水溶性高分子を構成する共重合可能な単量体Bとしては、例えば次のものが挙げられるが、これらに限定されない。
(a)カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体:(メタ)アクリル酸(塩)、(イソ)クロトン酸(塩)、2−ペンテン酸(塩)、2−エチルアクリル酸(塩)、マレイン酸(塩)、イタコン酸(塩)、グルタコン酸(塩)など、
(b)カルボキシレート基含有エチレン性不飽和単量体:(メタ)メチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、2−シアノエチル(メタ)アクリレートなど、
(c)カルボキシアミド基含有エチレン性不飽和単量体:N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−2−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N、N−ビス2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミドなど、
(d)スルホン酸基含有エチレン性不飽和単量体:ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸など、
(e)ニトリル基含有エチレン性不飽和単量体:(メタ)アクリロニトリルなど、
(f)アミノ基含有エチレン性不飽和単量体:N−ビニル−2−ピロリドンなど、
(g)アルデヒド基含有エチレン性不飽和単量体:アクロレインなど、
(h)ポリアルキレングリコール鎖(分子量44〜2000)含有エチレン性不飽和単量体:ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートなど。
【0012】
水性印刷インキ組成物および印刷方法に含有される水溶性高分子を形成する単量体である単量体Bの割合は、全単量体100質量部中、0〜30質量部であり、好ましくは0〜10質量部、更に好ましくは0〜5質量部である。単量体Bの質量が30質量部を超える場合は、印刷適性が低下するので好ましくない。
【0013】
水性印刷インキ組成物および印刷方法に含有される水溶性高分子を形成するアクリルアミドの割合は、全単量体100質量部中、0〜90質量部であり、好ましくは0〜50質量部、更に好ましくは0〜20質量部である。アクリルアミドの質量が90質量部を超える場合は、印刷適性が低下するので好ましくない。
水性印刷インキ組成物および印刷方法に含有される水溶性高分子の重量平均分子量は、100万〜400万であり、好ましくは120万〜300万、更に好ましくは150万〜250万である。水溶性高分子の重量平均分子量が100万未満の場合は、にじみなどが多くなり、一方、重量平均分子量が400万を超える場合は、印刷適性、顔料分散安定性が低下するので好ましくない。水溶性高分子の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下GPCと略す)によって測定される。本発明で実施した重量平均分子量を測定したGPCは、装置本体は東ソー(株)製HLC−8020、カラムは東ソー(株)製TSKgel G6000 PW XL、検出器は装置本体内蔵の示差屈折計検出器である。測定は、溶離液として0.2Mリン酸緩衝液を流量0.6ml/分で用い、カラム温度は40℃とし、供試体の水溶性高分子は0.1質量%の溶離液溶液としたものを50μl注入する条件で行った。分子量算出の標準物質には住友精化(株)製PEO−15、PEO−8、東ソー(株)製TSK standard POLY(ETHYLENE OXIDE)SE−150、SE−30、SE−8を使用した。
【0014】
水性印刷インキ組成物および印刷方法に含有される水溶性高分子の合成は、公知の方法で行われる。合成方法の具体例としては、単量体A、必要によりアクリルアミドおよび単量体Bとの混合水溶液に過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムなどの過硫酸塩あるいは2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩などの水溶性ラジカル重合触媒を加え、通常40〜120℃で重合する方法などがあげられるが、合成方法は特に限定されない。
【0015】
水性印刷インキ組成物および印刷方法に含有される水溶性高分子の量は、0.01〜5質量%であり、好ましくは0.05〜3質量%、更に好ましくは0.1〜2質量%である。水溶性高分子の含有量が少なくなれば、得られる本発明の効果は少なくなり、また、水溶性高分子の含有量が5質量%を超える量を使用しても、得られる本発明の効果はあまり向上せず、乾燥性や耐水性などへの影響を考慮すると、より多量に含有させることは好ましくない。
【0016】
本発明の水性印刷インキ組成物および印刷方法は、さらに顔料、水性バインダー樹脂、水性媒体、および、必要に応じてその他の各種水性印刷インキ用添加剤を含むものである。
【0017】
そして、本発明で使用する顔料としては、一般に水性印刷インキ組成物で使用できる各種の無機顔料や有機顔料が利用できる。
具体的に無機顔料としては、酸化チタン、ベンガラ、アンチモンレッド、カドミウムイエロー、コバルトブルー、紺青、群青、カーボンブラック、黒鉛など有色顔料、および、炭酸カルシウム、カオリン、クレー、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、タルク等の体質顔料を挙げることができる。さらに有機顔料としては、溶性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、縮合多環顔料などを挙げることができ、これらを、単独あるいは2種以上使用できる。なお、これら顔料の含有量は、通常、水性印刷インキ組成物中の3〜60質量%程度である。
【0018】
次に、本発明で利用可能な水性バインダー樹脂としては、通常の水性印刷インキ組成物で使用されている塩基性化合物の存在下で、水中に溶解可能な水溶性樹脂が利用でき、まず、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、スチレン−アクリル−マレイン酸系樹脂等が挙げられるが、これらは単独で又は二種以上を併用して使用することができる。
なお、アクリル系樹脂とは、下記のアクリル系単量体を共重合して得られる樹脂、スチレン−アクリル系樹脂とは、下記のスチレン系単量体とアクリル系単量体を共重合して得られる樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂とは、下記のスチレン系単量体とマレイン酸系単量体を共重合して得られる樹脂、スチレン−アクリル−マレイン酸系樹脂とは、下記のスチレン系単量体、アクリル系単量体およびマレイン酸系単量体を共重合して得られる樹脂であって、さらに、カルボキシル基含有単量体の少なくとも1種を共重合成分として利用した、分子内にカルボキシル基を有する樹脂である。
【0019】
ここで、アクリル系単量体としては、(メタ)アクリル酸、およびその炭素数が1〜l8のアルキルエステル、炭素数が2〜4のヒドロキシアルキルエステル等を挙げることができる。また、スチレン系単量体としては、スチレンや、ビニルトルエン、アルキルスチレン等のスチレン誘導体を挙げることができる。また、マレイン酸系単量体としては、無水マレイン酸やマレイン酸、その炭素数が1〜18のモノアルキルエステル、炭素数が1〜18のモノアルキルアミド、炭素数が2〜4のモノヒドロキシアルキルエステル、炭素数が1〜18のジアルキルエステル、炭素数が1〜18のジアルキルアミド、炭素数が2〜4のジヒドロキシアルキルエステルを挙げることできる。
【0020】
これら反応成分を用いて、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、及びスチレン−アクリル−マレイン酸系樹脂の合成は、公知の方法で行われる。合成方法の具体例としては、各種単量体を酢酸ブチル等のエステル系溶剤、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコール系溶剤等の不活性な有機溶剤に溶解させた混合液に、t−ブチルハイドロパーオキサイド、過酸化ジt−ブチル等、2,2‘−アゾビス(イソブチロニトリル)等の有機ラジカル重合触媒を加え、通常40〜120℃で重合する方法などがあげられるが、合成方法は特に限定されない。
【0021】
そして、これらの水溶性樹脂の酸価としては、水性印刷インキの印刷適性や耐水性などの面から100〜350mgKOH/gの範囲が好適である。
さらに、本発明で利用可能な水溶性樹脂として、有機ジイソシアネート化合物と高分子ジオール化合物、鎖伸長剤、反応停止剤を反応させて得られ、分子内にカルボキシル基を有する水溶性ポリウレタン樹脂、ポリカルボン酸、ポリアルコールおよび必要に応じてモノカルボン酸やモノアルコールを反応させて得られ、分子内にカルボキシル基を有する水溶性ポリエステル樹脂、ポリカルボン酸、ポリアミンおよび必要に応じてモノカルボン酸やモノアミンを反応させて得られ、分子内にカルボキシル基を有する水溶性ポリアミド樹脂を挙げることができる。
そして、これらの水溶性樹脂の酸価としては、得られる水性印刷インキの印刷適性や耐水性などの面から10〜100mgKOH/g程度が好ましい。
【0022】
以上で挙げた水溶性樹脂は、塩基性化合物の存在下で水中に溶解させて、水溶性樹脂ワニスとして使用するものであるが、利用可能な塩基性化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム等の無機塩基性化合物、トリエチルアミン、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機塩基性化合物を挙げることができ、これら塩基性化合物の使用量は、前記水溶性樹脂を溶解させる範囲であればよいが、通常、中和量の80〜120モル%程度が適量である。
【0023】
さらに、水性印刷インキ組成物の乾燥性や印刷物の光沢を付与するために、前記の水溶性樹脂と併用する形で、通常の水性印刷インキ組成物で利用可能な水分散性樹脂を水性バインダー成分として使用することができる。
水性印刷インキ組成物の分野で、最も一般的な水分散性樹脂としては、通常の乳化剤あるいは高分子乳化剤の存在下、ラジカル重合性単量体を重合して得られる水性樹脂エマルジョンが利用され、その中でも、前記のアクリル酸系単量体とスチレン系単量体を共重合させて得られるスチレン−アクリル系水性樹脂エマルジョンが好適に使用できる。
【0024】
また、前記のアクリル酸系単量体を単独または共重合して得られるアクリル系水性樹脂エマルジョン、酢酸ビニル単量体と前記のアクリル酸系単量体を共重合して得られる酢酸ビニル−アクリル系水性樹脂エマルジョン、前記スチレン系単量体とブタジエン単量体を共重合して得られるスチレン−ブタジエン系水性樹脂エマルジョン、その他、酢酸ビニル系水性樹脂エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル系水性樹脂エマルジョン、酢酸ビニル−塩化ビニル系水性樹脂エマルジョン、エチレン─酢酸ビニル−塩化ビニル系水性樹脂エマルジョン、ブタジエン系水性樹脂エマルジョン、ウレタン系水性樹脂エマルジョン、ゴムラテックス等の水性樹脂エマルジョン等も挙げることができ、これら水性樹脂エマルジョンは、1種だけの利用であっても、また2種以上の併用であってもよい。
【0025】
これら水性樹脂エマルジョンの合成は、やはり公知の方法で行われる。合成方法の具体例としては、ラジカル重合性開始剤と各種単量体の混合物を、通常の乳化剤あるいは高分子乳化剤を加えた水中に滴下して、通常40〜120℃で重合する方法などがあげられるが、合成方法は特に限定されない。
【0026】
また、塩基性化合物の存在下で自己乳化性を有する水分散性樹脂として、エチレン−アクリル酸共重合体も利用でき、この樹脂は、前記の塩基性化合物および必要に応じて乳化剤の存在下で、エチレン60〜90質量%、アクリル酸またはメタクリル酸10〜30質量%、その他の共重合可能なビニル基含有化合物0〜30質量%の組成で共重合して得られる共重合体樹脂を水中に分散させたものである。
【0027】
水性印刷インキ組成物として使用するエチレン−アクリル酸系共重合体のメルトインデックスは、樹脂の水中での分散安定性およびブロッキング性などから、好適には100〜2000g/10分、より好適には300〜1000g/l0分の範囲のものが利用できる。
【0028】
本発明において、水溶性樹脂と水分散性樹脂を併用する場合には、固形分の質量比率が、100:10〜400の範囲で利用するのが好ましい。そして、特に水分散性樹脂を併用した場合に、前記水溶性高分子の添加効果が高くなり、印刷濃度の向上やにじみの防止効果が顕著となるが、これは顔料の紙表面での歩留まり効果の他に、水中に微細粒子で存在する水分散性樹脂の歩留まり効果も同時に得られるためと考えられる。
【0029】
さらに本発明の水性印刷インキ組成物は、以上の必須成分に加えて、メタノール、エタノール、プロパノール、メトキシプロパノール、N−メチルピロリドン等の水混和性溶剤、顔料分散剤、ブロッキング防止剤、消泡剤、架橋剤等の各種添加剤を添加することも任意である。
【0030】
以上の材料を用いて水性印刷インキ組成物を製造する方法としては、ビーズミル、ボールミル、アトライター、高速攪拌機などの既知の顔料分散機により、顔料を前記水溶性樹脂や顔料分散剤を用いて水中に分散させた後、前記の水溶性高分子や残余の材料の所定量を添加混合してインキ組成物とする方法が利用できる。
【0031】
そして、得られた水性印刷インキ組成物は、通常、段ボールやカートン等の紙を被印刷体として、フレキソ印刷機、グラビア印刷機等の印刷機を用い、印刷時の雰囲気温度において、好ましくはザーン粘度計No.4(離合社製)による流出秒数が8〜13秒となる粘度で印刷することができる。なお、前記の粘度に調整するために、水、水混和性溶剤あるいはそれらの混合物からなる希釈剤を利用することができ、印刷中にインキ組成物が大きな粘度変化を起こさないように、継続的に粘度管理をすることが望ましい。
【0032】
本発明の水性印刷インキ組成物および印刷方法は、低粘度であっても得られた印刷物は高い濃度を有し、にじみがなく、さらに印刷作業性などが良好である等の優れた効果を有する水性印刷インキ組成物である。
【0033】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[水溶性高分子の製造]
製造例1
水溶性高分子X−1の合成
還流冷却器、窒素供給管、撹拌装置および温度計付きガラス製反応容器に、水895質量部、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム100質量部を投入し、撹拌下、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩の2質量%水溶液5質量部を投入して反応させた。反応温度は50℃を保った。滴下終了後3時間同温度に保った後30℃に冷却後取り出し、濃度10質量%、粘度15Pa・sの水溶性高分子X−1の水溶液を得た。この水溶性高分子X−1の重量平均分子量をGPCで測定したところ210万であった。
【0034】
製造例2
水溶性高分子X−2の合成
製造例1の単量体成分を、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム95.5質量部とアクリルアミド4.5質量部に変えた以外は、水溶性高分子X−1の合成の場合と同様にして、濃度10質量%、粘度15Pa・sの水溶性高分子X−2の水溶液を得た。この水溶性高分子X−2の重量平均分子量をGPCで測定したところ210万であった。
【0035】
製造例3
水溶性高分子X−3の合成
製造例1の単量体成分を、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム20質量部、アクリルアミド80質量部に変えた以外は、水溶性高分子X−1の合成の場合と同様にして、濃度10質量%、粘度6.2Pa・sの水溶性高分子X−3の水溶液を得た。この水溶性高分子X−3の重量平均分子量をGPCで測定したところ380万であった。
【0036】
製造例4
水溶性高分子X−4の合成
製造例1の単量体成分を、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸ナトリウム95.5質量部とアクリルアミド4.5質量部に変えた以外は、水溶性高分子X−1の合成の場合と同様にして、濃度10質量%、粘度15Pa・sの水溶性高分子X−4の水溶液を得た。この水溶性高分子X−4の重量平均分子量をGPCで測定したところ220万であった。
【0037】
製造例5
水溶性高分子X−5の合成
製造例1の単量体成分を、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム95.1質量部、アクリルアミド4.5質量部、アクリル酸ナトリウム0.4質量部に変えた以外は、水溶性高分子X−1の合成の場合と同様にして、濃度10質量%、粘度15Pa・sの水溶性高分子X−5の水溶液を得た。この水溶性高分子X−5の重量平均分子量をGPCで測定したところ220万であった。
【0038】
製造例6
水溶性高分子X−6の合成
製造例1の単量体成分を、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム75質量部、アクリル酸ナトリウム25質量部に変えた以外は水溶性高分子X−1の合成の場合と同様にして、濃度10質量%、粘度11Pa・sの水溶性高分子X−6の水溶液を得た。この水溶性高分子X−6の重量平均分子量をGPCで測定したところ150万であった。
【0039】
製造例7
水溶性高分子X−7の合成
製造例1の単量体成分を、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム85.5質量部、アクリルアミド4.5質量部、N−メチル−2−ピロリドン10質量部に変えた以外は、水溶性高分子X−1の合成の場合と同様にして、濃度10質量%、粘度15Pa・sの水溶性高分子X−7の水溶液を得た。この水溶性高分子X−7の重量平均分子量をGPCで測定したところ220万であった。
【0040】
比較製造例1
水溶性高分子Y−1の合成
製造例1の単量体成分をアクリルアミド100質量部に変えた以外は、水溶性高分子X−1の合成の場合と同様にして、濃度10質量%、粘度4Pa・sの水溶性高分子Y−1の水溶液を得た。この水溶性高分子Y−1の重量平均分子量をGPCで測定したところ380万であった。
【0041】
比較製造例2
水溶性高分子Y−2の合成
製造例2の反応温度を60℃に変えた以外は、水溶性高分子X−2の合成の場合と同様にして、濃度10質量%、粘度0.4Pa・sの水溶性高分子Y−2の水溶液を得た。この水溶性高分子Y−2の重量平均分子量をGPCで測定したところ80万であった。
【0042】
比較製造例3
水溶性高分子Y−3の合成
製造例2の反応温度を40℃とし、滴下終了後8時間同温度に保った以外は、水溶性高分子X−2の合成の場合と同様にして、濃度10質量%のゲル状水溶性高分子Y−3の水溶液を得た。この水溶性高分子Y−3の重量平均分子量をGPCで測定したところ500万以上であった。
【0043】
[実施例1〜10、比較例1〜4の製造]
フタロシアニン顔料40質量部と水溶性樹脂ワニスA(ジョンクリル61J、ジョンソンポリマー社製)40質量部とを攪拌混合してプレミックス処理後、ビーズミルで練肉し、さらに水20質量部を添加混合して、実施例および比較例に共通する顔料含有量が40質量%のベースインキ(共通ベースインキ)を調製した。さらに、表1の配合に従って、各材料を攪拌混合し(数値は質量部を表す)、実施例1〜10、比較例1〜4の水溶性高分子含有系インキ組成物を得た。なお、表1中の水溶性樹脂ワニスとしては、前記の水溶性樹脂ワニスA、水溶性高分子Y−4としては、市販の重量平均分子量が約180万のポリアクリル酸のナトリウム塩、水性樹脂エマルジョンとしては、ジョンクリル741(ジョンソンポリマー社製)を用いた。また、粘度調整材料として水溶性樹脂ワニスAと水を用いて、インキ組成物の仕上がり粘度が、いずれも概ねザーン粘度計No.4で流出秒数が20秒になるように粘度調整を行った。
【0044】
[印刷濃度評価用インキ1〜4の製造]
フタロシアニン顔料42質量部と水溶性樹脂ワニスA40質量部とを攪拌混合してプレミックス処理後、ビーズミルで練肉し、さらに水18質量部を添加混合して、評価用ベースインキ1を調製した。また、フタロシアニン顔料44質量部と水溶性樹脂ワニスA40質量部とを攪拌混合してプレミックス処理後、ビーズミルで練肉し、さらに水16質量部を添加混合して、評価用ベースインキ2を調製した。また、フタロシアニン顔料46質量部、水溶性樹脂ワニスA40質量部、水4質量部を攪拌混合してプレミックス処理後、ビーズミルで練肉し、さらに水10質量部を添加混合して、評価用ベースインキ3を調製した。
表1の配合に従って、各材料を攪拌混合し(数値は質量部を表す)、印刷濃度評価用インキ1〜4の水溶性高分子非含有系インキ組成物を得た。なお、印刷濃度評価用インキにおいても、水溶性樹脂ワニス、水性樹脂エマルジョンは、実施例、比較例と同じ材料を用い、また、インキ組成物の仕上がり粘度も、実施例、比較例と同じとなるように粘度調整を行った。
【0045】
[インキ組成物中における顔料含有量の比較]
実施例1〜10、比較例1〜4及び印刷濃度評価用インキ1は、インキ100質量部中に共通ベースインキを30質量部含むことから、インキ中の顔料含有量は同じある。一方、印刷濃度評価用インキ2はインキ100質量部中に評価用ベースインキ1を30質量部、印刷濃度評価用インキ3はインキ100質量部中に評価用ベースインキ2を30質量部、印刷濃度評価用インキ4はインキ100質量部中に評価用ベースインキ3を30質量部含むことから、それぞれ、実施例1〜10及び比較例1〜4に対する顔料含有量は、印刷濃度評価用インキ2では1.05倍、印刷濃度評価用インキ3では1.10倍、印刷濃度評価用インキ4では1.15倍である。
【0046】
【表1】
【0047】
[実施例1〜10、および比較例1〜4の評価]
顔料分散安定性
実施例1〜10、比較例1〜4の水性印刷インキ組成物をビンに入れて密栓し、40℃で10日間保存した時の顔料の凝集による沈降物の有無から顔料分散安定性を評価し、結果を表2に示した。
A:沈降物が発生しない。
B:沈降物が発生する。
【0048】
印刷濃度
実施例1〜10、比較例1〜4および印刷濃度評価用インキ1〜4をザーン粘度計No.4で流出秒数が10秒になるように水で希釈した後、二色刷フレキソ印刷機(東谷鉄工所(株)製)を用いて、Kライナー(王子製紙(株)製)に印刷した。実施例1〜10、比較例1〜4から得られた印刷物の色濃度を、印刷濃度評価用インキ1〜4から得られた印刷物の色濃度と目視で比較し、水溶性高分子含有系インキの印刷濃度が、どれだけの顔料含有量の水溶性高分子非含有系インキの印刷濃度に相当するかによって、印刷濃度を評価し、結果を表2に示した。
A:顔料含有量が1.15倍の水溶性高分子非含有系インキ(印刷濃度評価用インキ4)と印刷濃度が同程度のもの。
B:顔料含有量が1.10倍の水溶性高分子非含有系インキ(印刷濃度評価用インキ3)と印刷濃度が同程度のもの。
C:顔料含有量が1.05倍の水溶性高分子非含有系インキ(印刷濃度評価用インキ2)と印刷濃度が同程度のもの。
D:顔料含有量が同量の水溶性高分子非含有系インキ印刷(濃度評価用インキ1)と印刷濃度が同程あるいはそれ以下であり、印刷濃度向上効果の認められないのもの。
【0049】
にじみ
印刷濃度評価で利用した実施例1〜10、比較例1〜4、および印刷濃度評価用インキ組成物1の印刷物を目視にて観察し、水溶性高分子を添加していない印刷濃度評価用インキ1の印刷物におけるにじみのレベルと比較することにより、にじみ低減効果を評価し、結果を表2に示した。
A:ほとんどにじみが見られず、にじみ低減効果の極めて高いもの。
B:印刷濃度評価用インキ1から得られた印刷物より良好なにじみのレベルであり、にじみ低減効果が明らかに認められるもの。
C:印刷濃度評価用インキ1から得られた印刷物とにじみが同等であり、にじみ低減効果がほとんど認められないもの。
【0050】
ミスチング
印刷濃度評価で利用した実施例1〜10、比較例1〜4の印刷物を目視にて観察し、インキのミスチングによる印刷物の汚れの度合いを評価し、結果を表2に示した。
A:ミスチングによる汚れがほとんどないもの。
B:ミスチングによる汚れが僅かに観察されるもの。
C:ミスチングによる汚れが激しいもの。
【0051】
【表2】
【0052】
【発明の効果】
本発明の水溶性高分子を含有する水性印刷インキ組成物および印刷方法は、低粘度であっても高い印刷濃度を有し、にじみなどがなく、印刷作業性の良好な水性印刷インキ組成物および印刷方法である。
Claims (4)
- 単量体合計100質量部中、下記一般式(I)で示される単量体A
- 水溶性高分子の含有量が、0.01〜5質量%である請求項1記載の水性印刷インキ組成物。
- さらにバインダー樹脂として水溶性樹脂と水分散性樹脂とを併用してなる請求項1および2記載の水性印刷インキ組成物。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の水性インキ組成物を、印刷時の雰囲気温度において、ザーン粘度計No.4による流出秒数が8〜13秒となる粘度で印刷することを特徴とする水性印刷インキ組成物の印刷方法。
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