JP3982864B2 - 個人識別情報入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技により獲得した遊技価値を預け入れておき、この遊技価値を次回遊技時に払い出す遊技価値払出装置に用いられ、遊技者を確認するための個人識別情報を入力する個人識別情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の個人識別情報入力装置を、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機に遊技球を貸出す球貸装置(遊技価値払出装置)に設けられた暗証情報入力装置を例に挙げて説明する。
【0003】
従来、遊技者に対するサービスを向上させることを目的として、遊技者が獲得した遊技球の数に関する情報を会員カード等に貯球情報(預け入れ遊技価値情報)として記憶し、この貯球情報に基づいて遊技を行わせる装置が開発されている。この装置では、遊技にて獲得した遊技球を球計数装置により計数し、この計数結果を貯球情報として会員カード自体或いは遊技店の管理装置等に記憶し、次回の遊技時に、記憶した貯球情報を使用して遊技球の貸出しを行う。
【0004】
このとき、遊技球の貸出しを希望する遊技者が本人であるか否かを暗証コードを用いて確認している。具体的には、遊技者に暗証コードを入力させ、入力された暗証コードが会員カード(会員コード情報)に対応して記憶されている暗証コードと一致した場合に、遊技者本人であると確認して遊技球の貸出しを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パチンコ遊技店では、一般に、複数のパチンコ遊技機を近接させて横並びに配置しているため、隣席の遊技者と接近した状態となっている。また、暗証コードの入力装置は、例えば、隣り合うパチンコ遊技機の間に介在して遊技球を払い出す球貸し装置に一体的に備えられるといったようにパチンコ遊技機の近傍に設置されることが多い。或いは、暗証コードの入力装置は、パチンコ遊技機と一体的に備えることもある。従って、貯球情報に基づく遊技球の貸出しを受けようとして暗証コードの入力を行った場合には、暗証コードの入力操作の様子(即ち、キー操作)や暗証コード表示器に表示された暗証情報に基づき、隣席の遊技者等に暗証コードを知られてしまう可能性がある。そして、暗証コードを知られてしまった場合には、会員カードを置き忘れて遊技機から離れた際等に貯球情報が不正に使用されてしまう危険性があった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、近隣の遊技者等に暗証コードを知られ難くすることができる個人識別情報入力装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、隣り合うパチンコ遊技機の間に介在し、識別情報入力部から入力された個人識別情報に基づいて遊技者を確認し、過去の遊技にて獲得した遊技価値を遊技者毎に記憶した預け入れ遊技価値情報から、確認した遊技者に対応する預け入れ遊技価値情報を選択するとともに、遊技者の要求に応じて前記選択した預け入れ遊技価値情報から遊技価値を払い出す遊技価値払出装置に用いられる個人識別情報入力装置において、
円柱を縦方向に二分した略半円柱状の支持部材を備え、
前記支持部材は、裁断面上に識別情報入力部と、前記個人識別情報を表示する識別情報表示部とを設け、裁断面が前面側に位置する状態で水平方向へ回動可能に支持され、前記識別情報入力部および識別情報表示部を隣席の遊技者から死角となる角度に位置付け可能としたことを特徴とする個人識別情報入力装置である。
【0008】
ここで、個人識別情報入力装置は、遊技価値払出装置に一体に設けても別設してもよい。また、第三者とは、当該遊技機で遊技している遊技者以外の者のことを云う。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記支持部材は、
前記裁断面の左右両側縁の上下方向全長に、前方へ向けて板状の遮蔽部材を突設することを特徴とする請求項1記載の個人識別情報入力装置である。
【0010】
請求項3記載の発明は、隣り合うパチンコ遊技機の間に介在し、識別情報入力部から入力された個人識別情報に基づいて遊技者を確認し、過去の遊技にて獲得した遊技価値を遊技者毎に記憶した預け入れ遊技価値情報から前記確認した遊技者に対応する預け入れ遊技価値情報を選択するとともに、遊技者の要求に応じて前記選択した預け入れ遊技価値情報から遊技価値を払い出す遊技価値払出装置に用いられる個人識別情報入力装置において、
隣席の遊技者から見た状態で死角を生成する死角生成部材と、
該死角生成部材により生成される死角内に秘匿領域を配置し、該秘匿領域に前記個人識別情報を表示する識別情報表示部、あるいは前記識別情報入力部の少なくとも一方を設けた第1識別情報入力表示部と、を備え、
前記秘匿領域は、前記個人識別情報入力装置の前面壁から後方へ一段低く後退した窪部の底面上に配設され、
前記死角生成部材は、前記窪部の左右一側に回動可能に軸支され、閉じられた状態にあっては窪部を前方から覆って秘匿領域を秘匿し、開かれた状態では秘匿領域を隣席の遊技者からの死角に位置づけることで秘匿する蓋部材により構成し たことを特徴とする個人識別情報入力装置である。
【0011】
請求項4記載の発明は、前記蓋部材は、
窪部に臨んだ面に前記識別情報表示部を設けたことを特徴とする請求項3記載の個人識別情報入力装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機用の遊技球貸出装置に設けられた装置を例に挙げることにする。図1から図7は、本発明の第1実施形態を説明する図で、図1はパチンコ遊技店内の遊技関連機器の概略を説明するブロック図、図2はパチンコ遊技店内に設置された島設備の外観図、図3はパチンコ遊技機及びこのパチンコ遊技機に並設された遊技球貸出装置の正面図、図4は遊技球貸出装置の電気的構成を説明するブロック図、図5から図7は暗証コード入力表示部の外観斜視図である。
【0013】
図1に示すように、パチンコ遊技店の店内には、複数の島設備1が設けられている。そして、各島設備1は、遊技価値払出装置として機能する遊技球貸出装置(遊技玉貸出装置)2を併設したパチンコ遊技機3を横並びに配置している(図2参照)。また、各遊技球貸出装置2及びパチンコ遊技機3は、電気的配線4を介して中継装置5と電気的に連絡している。この中継装置5は、電気的配線4を介して球計数装置(玉計数装置)6や管理装置7等と電気的に連絡している。球計数装置6は、遊技者が獲得した遊技球を計数するためのもので、計数結果を会員カード9に関連付けて出力する。例えば、計数結果の情報を会員カード9の識別コードと関連付けてレシート11に印字したり管理装置7に送信したりする。なお、本実施形態では、球計数装置6をパチンコ遊技機3毎に設けてある。また、上記した中継装置5と管理装置7との連絡などは、赤外線等による無線通信を用いてもよい。
【0014】
管理装置7は、遊技店の管理室等に設置された管理用のコンピュータとして構成されており、大当たり回数等の遊技情報の取得や不正行為等の監視といった一般的な管理の他に、獲得した遊技球の情報を貯球情報(預け入れ遊技価値情報)として保持しておき、次回遊技時等に払い出すといった貯球情報の管理(貯球管理装置)や会員カード9の管理(会員管理装置)等も行う。そして、この管理装置7には、会員カード9を発行するカード発行装置10が電気的に連絡している。このカード発行装置10は、遊技球貸出装置2で使用する会員カード9を発行する。この会員カード9は、ICカードや磁気カード等から構成され、カード発行装置10は、会員カード9毎に付与された識別コードに加えて、所有者(即ち、遊技者本人)を確認するための暗証コード(個人識別情報)等を記憶して会員カード9を発行する。なお、カード発行装置10で発行する会員カード9は、記憶する情報量が多いこと及びセキュリティ性等からICカードとすることが好ましい。
【0015】
次に、パチンコ遊技機3及び遊技球貸出装置2について説明する。図3に示すように、本実施形態においては、パチンコ遊技機3の左側部に遊技球貸出装置2が並設されている。そして、パチンコ遊技機3は、その前面に、額縁状の前面枠12及びこの前面枠12の内側に前面ガラス13(透明部材の一種)を保持した透明部材保持枠14がそれぞれ開閉可能に取付られており、透明部材保持枠14の窓部を臨むように後方から遊技盤15を取り付けている。透明部材保持枠14の下方には、貸し球あるいは賞球としての遊技球を貯留する上皿16が設けられ、この上皿16の下方に、上皿16の球抜き操作がなされたりオーバーフローした場合等に、上皿16からの遊技球を受け入れる下皿17が設けられている。この下皿17の右側には遊技球を発射する際に操作する発射操作ハンドル18が設けられている。
【0016】
また、下皿17の下方には、図2に示すように、島設備1の一部を構成している棚8が突出しており、この棚8上に、遊技球を貯留する球箱(玉箱)19が配置され、この球箱19の下方には返却樋21が設けられている(図3参照)。返却樋21は、球箱19の底面に設けられたシャッタ機構20の開放により球箱19から放出された遊技球を島設備1内に設けられた球計数装置6に導く。
【0017】
遊技球貸出装置2は、縦に細長い箱状体であり、その前面の高さ方向ほぼ中央には、貸し球としての遊技球を上皿16に排出するためのノズル22が設けられている。そして、このノズル22の上方にはキーボード部23、暗証コード表示部24、及びスピーカ25からなる暗証コード入力表示部26(第1識別情報入力表示部)が配設されている。ここで、キーボード部23は、暗証コードを入力するためのもので、例えば0〜9の数字キー(釦)やタッチパネル等により構成され、識別情報入力部として機能する。暗証コード表示部24は、入力した暗証情報を表示するためのもので、例えば4桁の7セグメントLEDや液晶表示パネル等により構成され、識別情報表示部として機能する。また、スピーカ25は、キーボード部23による入力操作の度に報知音を出力するもので、報知手段の一部として機能する。そして、上記したキーボード部23及び暗証コード表示部24が配設された領域(秘匿領域)の左右両側縁部には、死角生成部材としての遮蔽部材27が出没可能に設けられている。なお、この遮蔽部材27については、後に詳述する。
【0018】
また、上記したスピーカ25の上方には貨幣を投入する貨幣投入口29が開設されており、ノズル22の下方には貯球数を表示する貯球数表示部30と会員カード9を挿入する会員カード挿入口31とが設けられている。
【0019】
次に、上記した遊技球貸出装置2の電気的構成について説明する。図4に示すように、この遊技球貸出装置2は、管理装置7(会員管理装置33及び貯球管理装置34)や球計数装置6と電気的に連絡している。そして、遊技球貸出装置2は、制御等を行うCPU35、データの一時記憶等を行うRAM36、制御プログラム等を格納しているROM37、動作クロックを発生するクロック生成回路39、及び必要な電源を供給する電源回路40を一体化したマイクロコンピュータユニット41により構成されている。
【0020】
そして、このマイクロコンピュータユニット41は、リモコン受信装置42、球排出装置(玉排出装置)43、カードリーダライタ(カードR/W)44、現金判別装置45、及び現金返却装置46と電気的に連絡し、また、報知ランプ47、貯球数表示部(情報表示器)30、暗証コード表示部(入力情報表示器)24、及び音声発生装置49に駆動信号を送出し、さらに、キーボード部(暗証No入力部)23、クレジット引出スイッチ(クレジット引き出しSW)50、貯球引出スイッチ(貯玉引き出しSW)51、及び返却スイッチ(返却SW)52からの信号を受信する。
【0021】
上記した構成の中で、リモコン受信装置42は、係員(店員等)が所持しているリモコンからの操作信号を受信するもので、この操作信号は、パチンコ遊技にて獲得した遊技球を精算する際等に送信される。球排出装置43は、現金或いは貯球情報に基づき、遊技者からの要求に応じた数の貸し球(遊技球)を払い出す。カードリーダライタ44は、上記した会員カード9の情報を読み書きする。現金判別装置45及び現金返却装置46は、投入された現金(貨幣)の受付可否判定を行うとともに、不適正と判定した現金を遊技者に返却する。
【0022】
報知ランプ47は、キーボード部23によるキー入力操作に対応して発光するもので、報知手段の一部として機能する。音声発生装置49は、キーボード部23によるキー入力操作がなされた際にスピーカ25に音信号を出力するもので、報知手段の一部として機能する。クレジット引出スイッチ50は、球箱19に入り切らなかった遊技球数の情報を一時記憶したクレジット情報に基づき、遊技球の払出しを受ける際に操作するスイッチである。貯球引出スイッチ51は、貯球情報を使用して遊技球の貸出しを受ける際に操作するスイッチである。
【0023】
次に、本発明の要部であり死角生成部材として機能する遮蔽部材27について、図5から図7を参照して説明する。この遮蔽部材27は、キーボード部23及び暗証コード表示部24が配設された秘匿領域の左右両側縁部にそれぞれ設けられており、略方形状の不透明な板部材(図6及び図7参照)によって構成されている。そして、通常は、図5に示すように、装置内に収容されており、暗証コードを入力する場合に、遊技者によって前方に引き出され、この引き出し(突出)状態で死角を生成する。具体的には、遊技者は、遮蔽部材27が挿通する開口の内側縁のほぼ中央に設けられた窪部53に指を入れ、遮蔽部材の内側面に形成された引掛窪部54(図6参照)に爪や指先等を引っ掛けて遮蔽部材27を引き出す。
【0024】
図6(a)に示すように、左側の遮蔽部材27Aを引き出した場合には、引き出された左側遮蔽部材27Aの外側壁面55が、キーボード部23や暗証コード表示部24が配設された秘匿領域を隠す。即ち、秘匿領域は、左側遮蔽部材27Aにより生成された死角内に位置するように配置されているので、左隣の遊技者(視線A)からは殆ど見えない。従って、左側遮蔽部材27Aを引出した状態で暗証コードの入力を行うと、遊技者の暗証コードを第三者(特に、左隣の遊技者)に知られ難くすることができる。さらに、左側遮蔽部材27Aを出没可能、即ち、内部に収納可能とするとともに必要に応じて引き出し可能としたことにより、暗証コード入力時にのみ左側遮蔽部材27Aを引出し、遊技時には収納することができる。これにより、遊技時には左側遮蔽部材27Aが遊技者の視線を遮らないので、遊技者に開放感を与えることができる。
【0025】
なお、この左側遮蔽部材27Aの後端(装置内側の端部)には、遊技球貸出装置2側に取り付けられたガイド部材58の案内によって前後に移動する係合突起27aが設けてある。この係合突起27aは、図6(b)に示すように、上方向(下側にあっては下方向、なお、図では、上側の係合突起27aのみ示す)に突出した三角形状の突起となっている。そして、湾曲可能な可動部58dの自由端に下方に向けて突設された三角形状の可動突起58aによって仕切られた窪部58b或いは58c内に係合突起27aは位置している。より詳しくは、左側遮蔽部材27Aの収容状態では係合突起27aは前後ストロークが長い後方の窪部58b側に位置し、引き出し状態では係合突起27aは前後ストロークが極短い前方の窪部58c側に位置して左側遮蔽部材27Aをロックする。
【0026】
なお、係合突起27aが後方の窪部58bから前方の窪部58cへ移動する際、或いは前方の窪部58cから前方の窪部58dへ移動する際には、係合突起27aと可動突起58aの傾斜面同士が摺接し、可動突起58aが係合突起27aの通路から退避し、係合突起27aの移動を可能にしている。このように、この係合突起27aは、左側遮蔽部材27Aが所定量引出された際に開口縁等に設けられたガイド部材58等と係合して、左側遮蔽部材27Aをそれ以上引出せないようにするストッパ部材として機能している。
【0027】
また、本実施形態においては、パチンコ遊技機3の左側に遊技球貸出装置2を配置したが、遊技球貸出装置2をパチンコ遊技機3の右側に配置する場合もある。そこで、本実施形態では、秘匿領域の左右に左側遮蔽部材27A、右側遮蔽部材27Bを設けてある。
【0028】
具体的に説明すると、図7に示すように、右側遮蔽部材27Bは、遊技球貸出装置2の左側に配置されたパチンコ遊技機3の遊技者の使用を考慮して設けられたもので、前方への出現により右隣の遊技者(視線B)からの死角を作り出す。そして、キーボード部23及び暗証コード表示部24が配設された秘匿領域は、右側遮蔽部材27Bにより生成された死角内に配置される。従って、遊技球貸出装置2がパチンコ遊技機3の右側に取付けられた場合であっても、遊技を行っている遊技者が右側遮蔽部材27Bを引出すことにより、暗証コードの入力操作や入力した暗証コードを右隣の遊技者から見られ難くすることができる。この右側遮蔽部材27Bの構造や作用等は、上記した左側遮蔽部材27Aと同じであるので、その説明は省略する。
【0029】
なお、遊技球貸出装置2の配設位置が左右一方に定まっている場合には、左側遮蔽部材27Aか右側遮蔽部材27Bの一方を設ければよい。また、左右の遮蔽部材27A、27Bを設けた場合に、暗証コード入力操作時に両遮蔽部材27A、27Bを引き出しておくと、左右の遊技者から一層見え難くなるので、一層確実に見られ難くすることができる。
【0030】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、図8に示すように、キーボード部23及び暗証コード表示部24が箱状の入力表示部56に配設されている点、キーボード部23及び暗証コード表示部24が配設された上面57(秘匿領域)を第三者から遮蔽する遮蔽部材59が固定の板状部材である点に特徴を有している。
【0031】
即ち、遊技球貸出装置2の前面下部には、前方に突出した箱状の入力表示部56が設けられており、この入力表示部56の右側面には、タバコホルダ60が突設されている。そして、キーボード部23及び暗証コード表示部24は、入力表示部56の上面57の秘匿領域に設けられている。また、この上面57には、クレジット引出スイッチ50や貯球引出スイッチ51等も設けられている。そして、この上面の左右両側縁には、秘匿領域を挟む状態で左側遮蔽部材59Aと右側遮蔽部材59Bとが立設してある。これらの左側遮蔽部材59A及び右側遮蔽部材59Bは不透明な板部材により構成され、左右両側に位置した遊技者(第三者)からの死角を生成し、この死角内に入力表示部56の上面57の秘匿領域が配置される。従って、本実施形態においても、左右両隣りの遊技者からはキーボード部23及び暗証コード表示部24が死角内に入って暗証コードの入力操作及び入力された暗証コードを見ることが困難となる。さらに、本実施形態においては、左側遮蔽部材59A及び右側遮蔽部材59Bの上部をそれぞれ外側に膨出させて拡幅してあるので、遊技者本人が暗証コードを入力する際にキーボード部23や暗証コード表示部24を見易くすることができ、又、入力表示部56が遊技球貸出装置2の下部に設けられているので、遮蔽部材59が遊技者本人の視線を遮らず開放感を与えることができる。
【0032】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態は、図9に示すように、前面壁部66に前面開口67を開設し、この前面開口67から後方に後退した部位に表示装置62(表示機構)を配設している点に特徴を有している。
【0033】
また、キーボード部23と同機能のキー(情報入力要素)と、このキーを選択するためのカーソルとを表示装置62で表示し、カーソルを移動させるための信号を発生させる十字キー(移動指示部)63及びカーソルにて選択されたキーを選択するための選択釦(情報選択部)64を備えた移動指示装置(指示選択機構)65を前面開口67の下方に設け、これらの表示装置62と移動指示装置65とから暗証情報入力表示部(第2識別情報入力表示部)を構成している。そして、十字キー63の操作でカーソルを移動させ、選択釦64の操作でキーを選択して暗証コードを入力するように構成した点にも特徴を有している。
【0034】
即ち、遊技球貸出装置2の前面壁部66のやや上方には前面開口67が開設されており、この前面開口67から後方に後退した部位であって前面開口67から奥まった突き当り面には、液晶ディスプレイ等により構成された表示装置62が配設されている。また、この前面開口67の下方には、箱状の移動指示装置65が前方に突設されている。そして、この移動指示装置65の上面には、十字キー63や選択釦64等が配設されている。そして、表示装置62には上記したキーボード部23に相当する数字キーやこのキーを選択するためのカーソル等が表示されており、十字キー63の操作に伴ってカーソルは表示画面上を移動する。そして、暗証コードを入力する際には、例えば「4」などの所望のキー上でカーソルを停止させた後に選択釦64を操作する。
【0035】
このような構成を有する本実施形態においては、前面開口67から後方に後退した部位に表示装置62が配設されているので、表示装置62の表示画面は、死角生成部材として機能する前面開口67の周りの前面壁部66により、第三者の位置からの死角になって見え難くなる。即ち、専用の死角形成部材を別設することなく表示装置62の表示画面を第三者から見え難くすることができる。なお、本実施形態においては、遊技者本人の位置からは前面壁部66が表示画面を遮らず、遊技者から表示画面が視認可能になっている。
【0036】
このように、本実施形態では、簡単な構成で暗証コードを知られ難くすることができる。また、カーソルの移動を十字キー63や選択釦64により行っているので、指の位置など入力操作に基づいて暗証コードを知られることがない。
【0037】
なお、上記十字キー63として例示した移動指示部は、カーソルを移動させるための信号を発生するものであればどのような構成のものでもよく、例えばジョイスティックでもよい。また、カーソルは、一般的な矢印形状の他に、キーの表示色を反転させるようなもの等、キーを選択可能なものであればどのような構成でもよい。
【0038】
次に、本発明の第4実施形態について説明する。この第4実施形態は、図10に示すように、キーボード部23及び暗証コード表示部24が水平方向に回動可能な支持部材69(識別情報入力表示部支持機構)に形成されている点に特徴を有している。
【0039】
即ち、本実施形態では、円柱を縦方向に二分した略半円柱状の支持部材69を用い、この支持部材69の裁断面70(秘匿領域)上にキーボード部23及び暗証コード表示部24を設けている。そして、遊技球貸出装置2の前面のやや上方に、裁断面70が前面側に位置するように支持部材69を取り付けている。本実施形態では、回動軸としてビス71等を用いて支持部材69を水平方向に回動可能に支持している。そして、裁断面70の左右両側縁の上下方向全長には、板状の遮蔽部材72(死角生成部材)を裁断面70から前方に向けて突設している。この遮蔽部材72は、キーボード部23及び暗証コード表示部24を左右両側から見え難くする。そして、遊技者は、キーボード部23及び暗証コード表示部24(裁断面70)が自分の方に向くよう支持部材69を回動させ、この状態で暗証コードの入力操作を行う。
【0040】
このように、裁断面70を遊技者側に回動させると、支持部材69が左側の遊技者の位置から見て背或いは横腹を向けた状態になり、キーボード部23及び暗証コード表示部24が左隣りの遊技者からは死角になる。さらに、遮蔽部材72が死角を拡張するので、キーボード部23及び暗証コード表示部24をより一層見え難くしている。これにより、暗証コードの入力し易さを損なうことなく、左隣の遊技者等(第三者)からは暗証コードの入力操作及び入力された暗証コードが見え難くなる。
【0041】
さらに、本実施形態においては、キーボード部23及び暗証コード表示部24を傾動可能に支持し、キーボード部23及び暗証コード表示部24を遊技者等からの死角に配置可能としているので、遮蔽部材72の高さを比較的低くしても秘匿領域を見られ難くすることができる。従って、突出部分を少なくすることができ、遊技者に開放感を与えることができる。なお、本実施形態では水平方向に回動可能とした例について説明したが、水平と垂直の2方向に回動させるように構成することもできる。この場合、互いに交差する2方向の軸にて支持部材69を支持して上下左右方向に傾動可能とし、裁断面70を上下左右任意の傾動角度に位置付け可能とすればよい。
【0042】
次に、本発明の第5実施形態について説明する。この第5実施形態は、図11に示すように、キーボード部23及び暗証コード表示部24が箱状の入力表示部74に設けられている点、この入力表示部74が発射操作ハンドル18を支持する支持部として機能している点に特徴を有している。
【0043】
具体的には、箱状の入力表示部74の上面75(秘匿領域)にはキーボード部23及び暗証コード表示部24が配設されており、この上面75の右側縁には板状の遮蔽壁部76(死角生成部材)が上方に向けて起立している。この遮蔽壁部76は、右隣りの遊技者の位置から見た際の死角を形成する。即ち、発射操作ハンドル18が遊技機の右側に位置しているので、入力表示部74の上面75は右隣りの遊技者からは見え易いが、本実施形態では、遮蔽壁部76を上面75(秘匿領域)の右側縁に配置することで、右隣りの遊技者からの死角内に上面75を配置し、この上面75を右隣りの遊技者から見え難くしている。
【0044】
また、入力表示部74の前面には発射操作ハンドル18を取り付けるための開口77が開設されている。一方、装飾材を兼ねるとともに下皿17が突設された下部前面部材79の右端には、入力表示部74を取り付けるための方形状の開口80が形成されている。そして、発射操作ハンドル18を入力表示部74の開口77内に取り付け、発射操作ハンドル18を入力表示部74にて回動可能に支持するとともに、入力表示部74の後端を下部前面部材79に取り付ける。
【0045】
このように本実施形態の構成では、遮蔽壁部76により生成された死角により、キーボード部23及び暗証コード表示部24は、右隣の遊技者の位置からは見え難いばかりでなく、左隣の遊技者からは、遊技球貸出装置2や上皿16或いは下皿17等によってキーボード部23及び暗証コード表示部24(即ち、上面75)は見え難くなる。
【0046】
特に、上皿16は、遊技球を貯留する左側部分の前方膨出量が遊技球の発射装置側に位置する右側部分の前方膨出量よりも大きくなっているので、膨出量が少ない右側部分の手前の空域から遊技者本人はキーボード部23及び暗証コード表示部24を視認でき、一方、左隣の遊技者の位置からは膨出量が大きい左側部分が死角を形成し、この死角内にキーボード部23及び暗証コード表示部24が位置しているので、左隣の遊技者はキーボード部23及び暗証コード表示部24を見ることが困難となる。
【0047】
このように、本実施形態では、賞球或いは貸し球としての遊技球を貯留して遊技球発射装置に供給する上皿16(遊技球貯留部)を死角生成部材とし、この上皿16によって生成される死角内に、キーボード部23及び暗証コード表示部24(秘匿領域)を配置したので、既存の構成物であり尚且つ必須の構成物である上皿16を死角生成部材として利用できる。これにより、専用の部材を用意する必要が無くなって構成を簡素にでき、装置のコストダウンが図れる。また、発射操作ハンドル18とキーボード部23とが極めて近いので、いずれを操作する場合でも、遊技者は手を僅かに移動するだけの小さな動作で済み、疲労し難い。
【0048】
さらに、この構成では、図12に示すように、入力表示部74とほぼ同型状の発射操作ハンドル支持部81を入力表示部74に代えて設けることで、暗証コードの入力が不要なパチンコ遊技機3にも容易に対応することができる。
【0049】
このように、本実施形態では、遊技球を弾発する際に操作する発射操作ハンドル18を支持する発射操作ハンドル支持部81(第1発射ハンドル支持部材)と、キーボード部23及び暗証コード表示部24を設けた入力表示部74(第2発射ハンドル支持部材)の何れかを選択可能にするとともに、入力表示部74及び発射操作ハンドル支持部81を、パチンコ遊技機3に取り付けられる下部前面部材79に着脱可能としている。これにより、暗証コードの入力を必要とするパチンコ遊技機3(預け入れ遊技価値情報を利用するパチンコ遊技機)と必要としないパチンコ遊技機3(預け入れ遊技価値情報を用いないパチンコ遊技機)の双方を製造する場合、入力表示部74と発射操作ハンドル支持部81とを適宜選択して取付けることで、入力表示部74及び発射操作ハンドル支持部81を除いた部分の構成を同一とすることができ、パチンコ遊技機3の製造効率の向上が図れ、コストダウンが図れる。
【0050】
なお、本実施形態に関し、入力表示部74及び発射操作ハンドル支持部81を下部前面部材79と一体的に設けても良い。これにより、発射操作ハンドル18部分の剛性を高めることができる。この場合、キーボード部23、暗証コード部24及び遮蔽部材76を一体化したユニットを入力表示部74の上面に装着するように構成すれば、暗証コードの要否に拘わらずパチンコ遊技機3の構成を同一にすることができ、製造効率を向上させることが可能となり、コストダウンが図れる。さらに、暗証コードが不要なパチンコ遊技機3については、入力表示部74の上面にタバコホルダやプリペイドカード等の置き場を設けることもできる。
【0051】
次に、本発明の第6実施形態について説明する。この第6実施形態は、図13に示すように、遊技球貸出装置2の前面壁66に窪部82を形成するとともに、この窪部82を前方から閉塞し、水平方向への回動によって開閉可能とされた蓋部材84を窪部82に設けた点に特徴を有している。
【0052】
具体的に説明すると、図13(a)に示すように、遊技球貸出装置2の前面壁66には、この前面壁66から後方に一段低く後退した方形状の窪部82を形成してある。そして、この窪部82の底面83上には、キーボード部23、貯球引出スイッチ51、返却スイッチ52を配設している。また、この窪部82には、この窪部82を前方から覆う蓋部材84を設けてある。この蓋部材84は、不透明な板状部材により構成されている。そして、左側の上下端に上下方向に突設した回動軸85により、左側を中心にして回動可能に軸支されている。また、この蓋部材84の背面(即ち、窪部82に臨んだ面)には、暗証コード表示部24が配設されている。
【0053】
そして、図13(b)に示すように、閉じられた状態にあっては、この蓋部材84は前面壁66と同一面(即ち、凹凸がない状態)を形成し、キーボード部23や貯球引出スイッチ51等を塵や埃等から保護する。また、図13(a)に示すように、左側の回動軸85を中心にして開かれた場合には、この蓋部材84が死角形成部材として機能し、キーボード部23や暗証コード表示部24等を、左隣りの遊技者の位置からの死角に位置付ける。従って、暗証コード入力時において、この入力操作及び入力された暗証コードは、左隣りの遊技者からは見えない。
【0054】
なお、遊技球貸出装置2をパチンコ遊技機3の右側に配置した構成の場合には、右側に設けた回動軸を中心にして蓋部材84を開放することにより、右隣りの遊技者からの死角が生成され、暗証コード入力時において、この入力操作及び入力された暗証コードを右隣りの遊技者から見えないようにすることができる。そして、回動軸85の装着孔や軸受は、左右いずれの仕様であっても選択して使用できるように、予め左右両側に設けておくことが望ましい。
【0055】
以上説明した本実施形態によれば、遊技球貸出装置2の前面壁66(前面壁部)に、この前面壁66から後方に一段低く後退した窪部82を形成するとともに、この窪部82の底面83(秘匿領域の一部)上にキーボード部23等を配設している。そして、この窪部82を前方から閉塞し、水平方向への回動によって開閉可能な蓋部材84(蓋部材)を窪部82に設けたので、入力操作時に蓋部材84を開放することにより、この蓋部材84が死角形成部材として機能し、入力操作及び入力された暗証コードを隣席の遊技者から見えなくする。そして、入力操作時以外にあっては、窪部82を前方から閉塞し、塵や埃等がキーボード部23等に付着することを防ぐことができる。
【0056】
さらに、本実施形態においては、蓋部材84の背面(秘匿領域の一部)に暗証コード表示部24を配設しているので底面83が狭くてもよい。これにより、限られた面積である遊技球貸出装置2の前面壁66に、会員カード9の挿入口31(図3参照)等の他の機構をより多く配設することができる。なお、例示した実施形態においては、底面83上にキーボード部23等を配設し、蓋部材84の背面に暗証コード表示部24を配置しているが、これに限定されない。例えば、暗証コード表示部24を底面83上に配設し、キーボード部23等を蓋部材84の背面に配設してもよい。
【0057】
なお、上記した各実施形態においては、キーボード部23及び暗証コード表示部24の双方を備えたものを例示したが、これらのキーボード部23及び暗証コード表示部24は、何れか一方が設けられていればよい。また、キーボード部23及び暗証コード表示部24に代えてこれらの機能を一体化したタッチパネルを用いた装置にも本発明を適用することができる。
【0058】
また、各実施形態においては、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機3を例に挙げて説明したが、各遊技機にて使用される遊技媒体の量に関する情報(遊技価値)を貯めておき、貯めておいた情報に基づき遊技媒体を貸出すようにした遊技機であれば本発明を適用することができる。
【0059】
また、上記した実施形態においては、獲得遊技球に関する情報を遊技価値とした例について説明したが、この遊技価値は、獲得した遊技媒体の量を規定できればよいので、例えば、獲得した遊技媒体の量に基づいて変換された金額情報やポイント情報としてもよい。
【0060】
また、上記した実施形態においては、単独で遊技球の貸出しが可能な遊技球貸出装置2を例に挙げて説明したが、パチンコ遊技機3の遊技球排出機構を利用して遊技球の貸出しを行うように構成した装置にも同様に適用することができる。また、球計数装置6に関し、この球計数装置6がパチンコ遊技機3とは別個に設けられた場合にも適用することができる。さらに、各実施形態毎の組み合わせも可能である。例えば、第3実施形態で示した表示装置の取付機構を第1実施形態の遮蔽部材27に代えて適用したり、第5実施形態で示した遮蔽壁部76を出没可能に構成してもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、次の効果を奏する。即ち、請求項1記載の発明によれば、隣り合うパチンコ遊技機の間に介在し、識別情報入力部から入力された個人識別情報に基づいて遊技者を確認し、過去の遊技にて獲得した遊技価値を遊技者毎に記憶した預け入れ遊技価値情報から、確認した遊技者に対応する預け入れ遊技価値情報を選択するとともに、遊技者の要求に応じて前記選択した預け入れ遊技価値情報から遊技価値を払い出す遊技価値払出装置に用いられる個人識別情報入力装置において、円柱を縦方向に二分した略半円柱状の支持部材を備え、前記支持部材は、裁断面上に識別情報入力部と、前記個人識別情報を表示する識別情報表示部とを設け、裁断面が前面側に位置する状態で水平方向へ回動可能に支持され、前記識別情報入力部および識別情報表示部を隣席の遊技者か ら死角となる角度に位置付け可能としたので、個人識別情報の入力し易さを損なうことなく隣席の遊技者に個人識別情報を知られ難くすることができる。
【0062】
また、請求項2記載の発明によれば、前記支持部材は、前記裁断面の左右両側縁の上下方向全長に、前方へ向けて板状の遮蔽部材を突設するので、遮蔽部材が死角を拡張して、識別情報入力部および識別情報表示部をより一層見え難くすることができる。したがって、個人識別情報の入力し易さを損なうことなく、隣席の遊技者からは個人識別情報の入力操作及び入力された個人識別情報が見え難くすることができる。
【0063】
請求項3記載の発明によれば、隣り合うパチンコ遊技機の間に介在し、識別情報入力部から入力された個人識別情報に基づいて遊技者を確認し、過去の遊技にて獲得した遊技価値を遊技者毎に記憶した預け入れ遊技価値情報から前記確認した遊技者に対応する預け入れ遊技価値情報を選択するとともに、遊技者の要求に応じて前記選択した預け入れ遊技価値情報から遊技価値を払い出す遊技価値払出装置に用いられる個人識別情報入力装置において、隣席の遊技者から見た状態で死角を生成する死角生成部材と、該死角生成部材により生成される死角内に秘匿領域を配置し、該秘匿領域に前記個人識別情報を表示する識別情報表示部、あるいは前記識別情報入力部の少なくとも一方を設けた第1識別情報入力表示部と、を備え、前記秘匿領域は、前記個人識別情報入力装置の前面壁から後方へ一段低く後退した窪部の底面上に配設され、前記死角生成部材は、前記窪部の左右一側に回動可能に軸支され、閉じられた状態にあっては窪部を前方から覆って秘匿領域を秘匿し、開かれた状態では秘匿領域を隣席の遊技者からの死角に位置づけることで秘匿する蓋部材により構成したので、入力操作時に蓋部材を開放すると、入力操作及び入力された個人識別情報を隣席の遊技者から見えなくすることができる。そして、入力操作時以外にあっては、窪部を前方から閉塞すると、塵や埃等が秘匿領域に付着することを防ぐことができる。
【0064】
請求項4記載の発明によれば、前記蓋部材は、窪部に臨んだ面に前記識別情報 表示部を設けたので、窪部の底面が狭くてもよい。これにより、限られた面積である個人識別情報入力装置の前面壁に他の機構をより多く配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技店内の遊技関連機器の概略を説明するブロック図である。
【図2】パチンコ遊技店内に設置された島設備の外観図である。
【図3】パチンコ遊技機及びこのパチンコ遊技機に並設された遊技球貸出装置の正面図である。
【図4】遊技球貸出装置の電気的構成を説明するブロック図である。
【図5】暗証コード入力表示部の外観斜視図で、遮蔽部材が装置内に収容された状態を示す図である。
【図6】(a)は暗証コード入力表示部の外観斜視図で、左側遮蔽部材を引き出した状態を示す図、(b)は遮蔽部材に設けられた係合突起及びこの係合突起を案内するガイド部材を説明する部分拡大斜視図である。
【図7】暗証コード入力表示部の外観斜視図で、右側遮蔽部材を引き出した状態を示す図である。
【図8】第2実施形態の構成を説明する外観斜視図である。
【図9】第3実施形態の構成を説明する外観斜視図である。
【図10】第4実施形態の構成を説明する図で、(a)は外観斜視図、(b)は上方から見た説明図である。
【図11】第5実施形態の構成を説明する外観斜視図である。
【図12】第5実施形態を説明する外観斜視図で、暗証コードの入力が不要なパチンコ遊技機用の構成を説明する図である。
【図13】第6実施形態を説明する図で、(a)は遊技球貸出装置に設けられた蓋部材の開放状態を説明する斜視図、(b)は蓋部材が閉じられた状態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 島設備
2 遊技球貸出装置
3 パチンコ遊技機
4 電気的配線
5 中継装置
6 球計数装置
7 管理装置
8 棚
9 会員カード
10 カード発行装置
11 レシート
12 前面枠
13 前面ガラス
14 透明部材保持枠
15 遊技盤
16 上皿
17 下皿
18 発射操作ハンドル
19 球箱
20 シャッタ機構
21 返却樋
22 ノズル
23 キーボード部
24 暗証コード表示部
25 スピーカ
26 暗証コード入力表示部
27 遮蔽部材
29 貨幣投入口
30 貯球数表示部
31 会員カード挿入口
33 会員管理装置
34 貯球管理装置
35 CPU
36 RAM
37 ROM
39 クロック生成回路
40 電源回路
41 マイクロコンピュータユニット
42 リモコン受信装置
43 球排出装置
44 カードリーダライタ
45 現金判別装置
46 現金返却装置
47 報知ランプ
49 音声発生装置
50 クレジット引出装置
51 貯球引出スイッチ
52 返却スイッチ
53 窪部
54 引掛窪部
55 外側壁面
56 入力表示部
57 上面
58 ガイド部材
58a 可動突起
58b,58c 窪部
58d 可動部
59 遮蔽部材
60 タバコホルダ
62 表示装置
63 十字キー
64 選択釦
65 移動指示装置
66 前面壁部
67 前面開口
69 支持部材
70 裁断面
71 ビス
72 遮蔽部材
74 入力表示部
75 上面
76 遮蔽壁部
77 開口
79 下部前面部材
80 開口
81 発射操作ハンドル支持部
82 窪部
83 底面
84 蓋部材
85 回動軸

Claims (4)

  1. 隣り合うパチンコ遊技機の間に介在し、識別情報入力部から入力された個人識別情報に基づいて遊技者を確認し、過去の遊技にて獲得した遊技価値を遊技者毎に記憶した預け入れ遊技価値情報から、確認した遊技者に対応する預け入れ遊技価値情報を選択するとともに、遊技者の要求に応じて前記選択した預け入れ遊技価値情報から遊技価値を払い出す遊技価値払出装置に用いられる個人識別情報入力装置において、
    円柱を縦方向に二分した略半円柱状の支持部材を備え、
    前記支持部材は、裁断面上に識別情報入力部と、前記個人識別情報を表示する識別情報表示部とを設け、裁断面が前面側に位置する状態で水平方向へ回動可能に支持され、前記識別情報入力部および識別情報表示部を隣席の遊技者から死角となる角度に位置付け可能としたことを特徴とする個人識別情報入力装置。
  2. 前記支持部材は、
    前記裁断面の左右両側縁の上下方向全長に、前方へ向けて板状の遮蔽部材を突設することを特徴とする請求項1記載の個人識別情報入力装置。
  3. 隣り合うパチンコ遊技機の間に介在し、識別情報入力部から入力された個人識別情報に基づいて遊技者を確認し、過去の遊技にて獲得した遊技価値を遊技者毎に記憶した預け入れ遊技価値情報から前記確認した遊技者に対応する預け入れ遊技価値情報を選択するとともに、遊技者の要求に応じて前記選択した預け入れ遊技価値情報から遊技価値を払い出す遊技価値払出装置に用いられる個人識別情報入力装置において、
    隣席の遊技者から見た状態で死角を生成する死角生成部材と、
    該死角生成部材により生成される死角内に秘匿領域を配置し、該秘匿領域に前記個人識別情報を表示する識別情報表示部、あるいは前記識別情報入力部の少なくとも一方を設けた第1識別情報入力表示部と、を備え、
    前記秘匿領域は、前記個人識別情報入力装置の前面壁から後方へ一段低く後退した窪部の底面上に配設され、
    前記死角生成部材は、前記窪部の左右一側に回動可能に軸支され、閉じられた状態にあっては窪部を前方から覆って秘匿領域を秘匿し、開かれた状態では秘匿領域を隣席の遊技者からの死角に位置づけることで秘匿する蓋部材により構成したことを特徴とする個人識別情報入力装置。
  4. 前記蓋部材は、
    窪部に臨んだ面に前記識別情報表示部を設けたことを特徴とする請求項3記載の個人識別情報入力装置。
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