JP3982823B2 - 音声処理装置、音声処理方法および音声処理プログラム - Google Patents
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Description
声信号がマイクに入力されることにより生じるエコーを低減させるための音声処理装置で
あって、前記音声信号からマイクへの入力信号を予測して予測信号を生成し、前記マイク
に入力した入力信号から前記予測信号を減算するエコーキャンセラ部と、前記エコーキャ
ンセラ部の出力信号と前記マイクに入力した入力信号のパワー比に応じて該出力信号に対
するゲイン制御の制御係数を決定する第1の制御係数決定部と、前記制御係数に基づいて
前記出力信号のゲイン制御を行う第1のゲイン制御部と、前記音声信号のパワーに応じて
ゲイン制御の制御係数を決定する第2の制御係数決定部と、前記第2の制御係数決定部によ
り決定された制御係数に基づいて前記第1のゲイン制御部の出力信号のゲイン制御を行う
第2のゲイン制御部とを具備したことを特徴とする。
クに入力される入力信号から前記予測信号を減算することを特徴とする。
おいて、前記入力信号から雑音信号成分を推定する雑音推定手段と、前記入力信号から目
的信号区間と雑音信号区間を判定する区間判定手段と、前記入力信号と前記推定雑音信号
とから第1の抑圧係数を算出する抑圧係数算出手段と、前記入力信号と前記推定雑音信号
とから前記第1の抑圧係数よりも大きな第2の抑圧係数を算出する過剰抑圧係数算出手段
と、前記入力信号から目的信号区間の出力に残留する雑音信号とのレベルの違いを補正す
る係数を生成する補正用係数生成手段と、前記補正用係数と前記第2の抑圧係数とを加算
する加算手段と、前記区間判定手段の判定結果に応じて前記第1の抑圧係数と前記加算手
段で加算された係数とを切替える切替手段と、前記切替手段により切替えられた係数を前
記入力信号に乗じる乗算手段とを具備したことを特徴とする。
信号を重畳する雑音重畳部を具備したことを特徴とする。
また、本発明に係る音声処理方法は、スピーカから出力される音声信号がマイクに入力
されることにより生じるエコーを低減させるための音声処理方法であって、前記音声信号
からマイクへの入力信号を予測して予測信号を生成し、前記マイクに入力した入力信号か
ら前記予測信号を減算するエコーキャンセルステップと、前記エコーキャンセルステップ
により出力した出力信号と前記マイクに入力した入力信号のパワー比に応じて該出力信号
に対するゲイン制御の制御係数を決定する第1の制御係数決定ステップと、前記制御係数
に基づいて前記出力信号のゲイン制御を行う第1のゲイン制御ステップと、前記音声信号
のパワーに応じてゲイン制御の制御係数を決定する第2の制御係数決定ステップと、前記
第2の制御係数決定ステップにより決定された制御係数に基づいて前記第1のゲイン制御ス
テップの出力信号のゲイン制御を行う第2のゲイン制御ステップとを有することを特徴と
する。
に応じて雑音信号を重畳する雑音重畳ステップを有することを特徴とする。
また、本発明に係る音声処理プログラムは、コンピュータに、スピーカから出力される
音声信号がマイクに入力されることにより生じるエコーを低減させるための音声処理を実
行させるための音声処理プログラムであって、前記音声信号からマイクへの入力信号を予
測して予測信号を生成し、前記マイクに入力した入力信号から前記予測信号を減算するエ
コーキャンセラ手段と、前記エコーキャンセラ手段の出力信号と前記マイクに入力した入
力信号のパワー比に応じて該出力信号に対するゲイン制御の制御係数を決定する第1の制
御係数決定手段と、前記制御係数に基づいて前記出力信号のゲイン制御を行う第1のゲイ
ン制御手段と、前記音声信号のパワーに応じてゲイン制御の制御係数を決定する第2の制
御係数決定手段と、前記第2の制御係数決定手段により決定された制御係数に基づいて前
記第1のゲイン制御手段の出力信号のゲイン制御を行う第2のゲイン制御手段とを実行させ
る。
適応フィルタの更新は、NLMS(Normalized least-mean-square)法を用いることができる(例えば非特許文献1を参照)。この場合、適応フィルタの更新式は、以下のように表すことができる。
ただし、適応フィルタの更新方式によらず適用することが可能であり、更新方式には上述したNLMS法の代わりにRLS(Recursive least-square)法や射影法を用いることも可能である(例えば、非特許文献1を参照)。
このように構成された音声処理装置を用いれば、第1のゲイン制御部において、十分にエコーが除去できている場合には、第2のゲイン制御部311において過剰に信号を抑圧することを防ぐことが可能になる。
101、201、301、401・・・スピーカ
102、202、302、402・・・マイク
103、203、303、403・・・適応フィルタ
104、204、304、404・・・第1のパワー計算部
105、205、305、405・・・第2のパワー計算部
106、206、306、406・・・パワー比計算部
107、207、307、407・・・第1の制御係数決定部
108、208、308、408・・・第1のゲイン制御部
209、309、409・・・第3のパワー計算部
210、310、410・・・第2の制御係数決定部
211、311、411・・・第2のゲイン制御部
412・・・雑音重畳部
Claims (10)
- スピーカから出力される音声信号がマイクに入力されることにより生じるエコーを低減
させるための音声処理装置であって、前記音声信号からマイクへの入力信号を予測して予
測信号を生成し、前記マイクに入力した入力信号から前記予測信号を減算するエコーキャ
ンセラ部と、前記エコーキャンセラ部の出力信号と前記マイクに入力した入力信号のパワ
ー比に応じて該出力信号に対するゲイン制御の制御係数を決定する第1の制御係数決定部
と、前記制御係数に基づいて前記出力信号のゲイン制御を行う第1のゲイン制御部と、前
記音声信号のパワーに応じてゲイン制御の制御係数を決定する第2の制御係数決定部と、
前記第2の制御係数決定部により決定された制御係数に基づいて前記第1のゲイン制御部の
出力信号のゲイン制御を行う第2のゲイン制御部とを具備したことを特徴とする音声処理
装置。 - 前記エコーキャンセラ部は、適応フィルタを用いて予測信号を生成し、前記マイクに入
力される入力信号から前記予測信号を減算することを特徴とする請求項1記載の音声処理
装置。 - 前記第2の制御係数決定部により決定される制御係数は、前記音声信号のパワーと前記
第1の制御係数決定部における制御係数とに応じて決定されることを特徴とする請求項1
記載の音声処理装置。 - 更に、前記第1の制御係数決定部の制御係数に応じて雑音信号を重畳する雑音重畳部を
具備したことを特徴とする請求項1記載の音声処理装置。 - 更に、前記第1の制御係数決定部と前記第2の制御係数決定部の制御係数に応じて雑音
信号を重畳する雑音重畳部を具備したことを特徴とする請求項1または請求項3記載の音
声処理装置。 - スピーカから出力される音声信号がマイクに入力されることにより生じるエコーを低減
させるための音声処理方法であって、前記音声信号からマイクへの入力信号を予測して予
測信号を生成し、前記マイクに入力した入力信号から前記予測信号を減算するエコーキャ
ンセルステップと、前記エコーキャンセルステップにより出力した出力信号と前記マイク
に入力した入力信号のパワー比に応じて該出力信号に対するゲイン制御の制御係数を決定
する第1の制御係数決定ステップと、前記制御係数に基づいて前記出力信号のゲイン制御
を行う第1のゲイン制御ステップと、前記音声信号のパワーに応じてゲイン制御の制御係
数を決定する第2の制御係数決定ステップと、前記第2の制御係数決定ステップにより決定
された制御係数に基づいて前記第1のゲイン制御ステップの出力信号のゲイン制御を行う
第2のゲイン制御ステップとを有することを特徴とする音声処理方法。 - 前記第2の制御係数決定ステップにより決定される制御係数は、前記音声信号のパワー
と前記第1の制御係数決定ステップにおける制御係数とに応じて決定されることを特徴と
する請求項6記載の音声処理方法。 - 更に、前記第1の制御係数決定ステップの制御係数に応じて雑音信号を重畳する雑音重
畳ステップを有することを特徴とする請求項6記載の音声処理方法。 - 更に、前記第1の制御係数決定ステップと前記第2の制御係数決定ステップの制御係数
に応じて雑音信号を重畳する雑音重畳ステップを有することを特徴とする請求項6または
請求項7記載の音声処理方法。 - コンピュータに、スピーカから出力される音声信号がマイクに入力されることにより生
じるエコーを低減させるための音声処理を実行させるための音声処理プログラムであって
、前記音声信号からマイクへの入力信号を予測して予測信号を生成し、前記マイクに入力
した入力信号から前記予測信号を減算するエコーキャンセラ手段と、前記エコーキャンセ
ラ手段の出力信号と前記マイクに入力した入力信号のパワー比に応じて該出力信号に対す
るゲイン制御の制御係数を決定する第1の制御係数決定手段と、前記制御係数に基づいて
前記出力信号のゲイン制御を行う第1のゲイン制御手段と、前記音声信号のパワーに応じ
てゲイン制御の制御係数を決定する第2の制御係数決定手段と、前記第2の制御係数決定手
段により決定された制御係数に基づいて前記第1のゲイン制御手段の出力信号のゲイン制
御を行う第2のゲイン制御手段とを実行させるための音声処理プログラム。
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