JP3981913B2

JP3981913B2 - レインコート等のフード開放防止装置

Info

Publication number: JP3981913B2
Application number: JP2001402179A
Authority: JP
Inventors: 哲郎佐藤
Original assignee: ヒラノ産業株式会社
Priority date: 2001-11-27
Filing date: 2001-11-27
Publication date: 2007-09-26
Anticipated expiration: 2021-11-27
Also published as: JP2003166105A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、レインコートのフード及び各種のパーカ等のフード等が風雨の際に被頭したフードが雨風の時に開放状態になるのを防止するためのレインコート等のフード開放防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来この種のフードにおいては、風雨の時にフードが開放するのを防止するものは、何等実施されているものがなく、風雨の時にはフード付きのレインコートの使用が大変に不自由となる等の問題点があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来の各種のフードにあっては、レインコート及びパーカに着脱自在に装着できるよう製作されてはいるが、被着しても強風雨の場合には、簡単にフード部分が強風のため開放し、降雨を頭から浴びることが普通の事柄である。
本発明は、フード本体を被る時に、予め鍔部付きの帽子を先に被ることによって、該鍔部に対して、フード本体の頭部に設けた伸縮自在の弾性紐の内側より挿入することによって帽子の鍔部に該フード本体を一体的に係止することによって、フード本体が容易に脱離開放するのを防止することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のレインコート等のフード開放防止装置においては、レインコート等に連接するフード本体には、頭部の前方に開口部を有し、その開口部の庇部となる内方の内側に横方向に伸縮自在の弾性紐を架設装着してある。また、フード本体を使用しない時には、弾性紐の内面の略中央部分と、頭部の庇部分となる内側との相対する一部にベルベット式ファスナーを相対して係合した状態で維持するものである。
【０００５】
【作用】
本発明の用法を説明すると、レインコート等のフード本体（１）を被着すると同時に頭部（２）に鍔部付の帽子（８）を着帽し、この時、フード本体（１）の庇部（３）に設けた弾性紐（５）を伸ばして開口した隙間部（７）を形成し、該隙間部（７）に該帽子の鍔部（９）を挿入して支持する。従って、着帽していれば、フード本体（１）は、強風の時でも帽子の鍔部（９）に支持されてフード本体（１）は開放しないで使用できる。不使用の時には、該弾性紐（５）より鍔部（９）を脱離すればよい。
【０００６】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面について説明すると、各種の構成材料よりなるレインコート等に着脱自在又は一体に連接されているフード本体（１）は、頭部（２）の前方に透明等の庇部（３）を設けた開口部（４）を有し、該開口部（４）には、該頭部（２）の庇部（３）となる内方の上部の内側に横方向に伸縮自在のゴムテープ等の弾性紐（５）を両端の縫着部（１２）（１２）を以って架設縫着してある。次に、襟部（６）には、両端の襟廻りの相対する位置にベルベット式ファスナー（１３）とベルベット式ファスナー（１４）の複数を縫着して強弱に締付けられるようになっている。
更に、該頭部（２）の開口部（４）側の内面に縫着した該弾性紐（５）には、該頭部（２）と該弾性紐（５）との隙間部（７）に相対する位置の各々にベルベット式ファスナー（１０）とベルベット式ファスナー（１１）とを縫着して不使用時には図４の如く接合保持する。次に、該隙間部（７）には、帽子（８）の鍔部（９）を該弾性紐（５）を伸長した隙間に図１、図２に示す如く、挿入して弾性的に挟持固定するものである。符号（１５）は、各種のレインコートを接続するための釦部である。
【０００７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のフード開放防止装置によれば、フード本体が風雨の際に容易に脱離されて降雨が頭に当たるのを防止できると共に、強風時でもフード本体を安心して被着状態を維持できる便利な効果がある。そして、フード本体の透明の庇部と内方に横方向の伸縮自在の弾性紐を架設したので、使用に際しては透明の庇部により、左右を充分に確認できて安全であると共に、鍔部付の帽子であれば、該弾性紐の伸長によって容易にフード本体を帽子と一体的に取付けられる効果と、不使用の際には、該弾性紐を伸ばして帽子の鍔部より簡単にフード本体を外すことができる便利な効果がある。また、該弾性紐と頭部の庇部の内側とに各々ベルベット式ファスナーを装着したので、不使用の時には、両者は容易に接合できるので、邪魔にならない効果と、風雨の使用時には容易に分離して鍔部の挿着が極めて簡単にできる便利な効果がある。更に、襟部に設けたベルベットファスナーによって、襟部を確実に閉鎖できる効果と、襟部に設けた釦部によっては、レインコートとの着脱を自由にできる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のフード本体を帽子の鍔部に係止した状態の内部の一部を開示した全体的な側面図である。
【図２】同じく本発明の帽子の内面より開示した平面図である。
【図３】本発明のフード本体を正面より開示した正面図である。
【図４】同じく本発明のフード本体の頭部と弾性紐とをベルベット式ファスナーを接合した状態の縦断側面図である。
【符号の説明】
１フード本体
２頭部
３庇部
４開口部
５弾性紐
６襟部
７隙間部
８帽子
９鍔部
１０、１１ベルベット式ファスナー
１２縫着部
１３、１４ベルベット式ファスナー
１５釦部

Claims

各種の構成材料よりなるレインコートに接続されるフード本体（１）は、頭部（２）の前方に透明の庇部（３）を設けた開口部（４）を形成し、該開口部（４）には、該頭部（２）の該庇部（３）となる内側の横方向に伸縮自在の弾性紐（５）を架設し、該弾性紐（５）は、両端を縫着部（１２）（１２）を以って縫着し、且つ該弾性紐（５）と該頭部（２）との隙間部（７）には、各々相対するベルベット式ファスナー（１０）、（１１）を装着し、該フード本体（１）の襟部（６）には、レインコートに接続する釦部（１５）を設けると共に、相対する位置に着脱自在のベルベット式ファスナー（１３）、（１４）を装着した事を特徴とするレインコート等のフード開放防止装置。