JP3979779B2 - トリポード型等速自在継手の抜け止め装置 - Google Patents

トリポード型等速自在継手の抜け止め装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、外輪とその内側に組み込まれたトリポード部材との間で回転トルクを伝達するトリポード型等速自在の抜け止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
外輪の内面に3本の軸方向のトラック溝を形成し、外輪の内側に組み込まれたトリポード部材には3本の脚軸を設け、各脚軸によってトラック溝に沿って転動可能な案内ローラを支持し、その案内ローラによって外輪とトリポード部材の相互間で回転トルクを伝達するようにしたトリポード型等速自在においては、トリポード部材に接続された軸の外側にブーツを被せ、そのブーツの大径端部を外輪の開口端部の外周に固定し、かつ小径端部を軸の外周に固定してジョイント内部に充填されたグリースの漏洩を防止すると共に、ごみがジョイント内部に侵入するのを防止している。
【0003】
上記等速ジョイントにおいては、外輪とトリポード部材とが相対的に軸方向に移動自在であるため、実車に対する組立て前の段階で取扱いの不注意により、案内ローラがトラック溝から抜け出ることがあり、この場合、手探りの状態でトラック溝に案内ローラを挿入する必要があり、再組立てに手間がかかる。
【0004】
特に、案内ローラがインナーリングとその外側に回転自在に設けられたアウターリングとから成る案内ローラの場合、トラック溝から脱落すると、各リングが分解する恐れがあるため、再組立てにはきわめて困難性を有する。
【0005】
そのような問題点を解決するため、トリポード型等速自在継手においては、抜け止め装置を設けて案内ローラを抜け止めするようにしている。
【0006】
上記抜け止め装置として、図9に示したものが従来から知られている。この抜け止め装置は、外輪30のトラック溝31間に形成された小径部32の外輪開口側の先端部内面に、前記トラック溝31の円弧状内面34の内径とほぼ同径の円弧状のクリップ装着溝35を形成し、そのクリップ装着溝35にサークリップ36を取り付けるようにしている。
【0007】
上記抜け止め装置においては、サークリップ36のトラック溝31内に臨む部分36aの周方向両端部とトリポード部材37に支持された案内ローラ38の移動方向における外周両側部の干渉によって案内ローラ38を抜け止めするため、案内ローラ38の移動方向前部をサークリップ36に当接させて抜け止めする場合に比較して、トリポード部材37のスライド量を大きくとることができるという特徴を有する。
【0008】
ところで、等速自在継手における外輪30の外周面が軸方向の全長にわたって同一径の円筒形であると、重量も重く、軽量化を図る自動車への組付けに問題が生じる。
【0009】
等速自在継手の軽量化を図るため、図10に示すように、トラック溝41間の小径部42における外周面に軸方向に延びる盗み43を形成した花形の外輪40が提案されている。
【0010】
上記花形外輪40の場合、トラック溝41間の小径部42に、トラック溝41の円弧状内面44と同一径のクリップ装置溝を形成する、クリップ装着溝が盗み43の表面で開口し、外輪40の内部に封入したグリースが容易に漏れる等のシール性に問題が生じる。
【0011】
そこで、外輪40を花形とした等速自在継手においては、図10に示すように、トラック溝41間における小径部42の先端の面取り部46にクリップ装着溝47を形成し、そのクリップ装着溝47に一部が切り離されたサークリップ48を取り付けて案内ローラ38を抜け止めするようにしている。
【0012】
しかし、図10に示す抜け止め装置においては、サークリップ48のトラック溝41に臨む部分48aの周方向中央部にトラック溝41に沿って移動する案内ローラ38の移動方向前部を干渉させて案内ローラ38を抜け止めするため、トリポード部材37のスライド量が短くなり、所定のスライド量を得るためには、外輪40の軸方向長さを長くする必要が生じる。
【0013】
そのような問題点を解決するため、本件出願人は、実開平5−62740号公報において、3つの曲線部と3つの直線部とを周方向に交互に形成したクリップによって案内ローラを抜け止めする抜け止め装置を提案している。
【0014】
すなわち、図11に示すように、外輪50のトラック溝51間に形成された小径部52の先端の面取り部53に、トラック溝51の円弧状内面54の周方向両端に至る直線状のクリップ装着溝55を設け、そのクリップ装着溝55に取付けられる一部が切り離されたクリップ57に、トラック溝51の円弧状内面54に沿う3つの弧状部57aと、3つの直線状装着部57bとを周方向に交互に形成し、そのクリップ57の各装着部57bをクリップ装着溝55に嵌合するようにしている。
【0015】
上記抜け止め装置においては、クリップ57に形成された装着部57bの両端部にトラック溝51に沿って移動する案内ローラ38の移動方向両端部を干渉させて案内ローラ38を抜け止めするため、図9に示す等速自在継手と同様に、トリポード部材37のスライド量を大きく確保することができるという特徴を有している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図11に示す等速自在継手の抜け止め装置においては、クリップ装置溝55が直線状であるため、加工が困難であり、また、クリップ装着溝55は長さ方向の中央部から両端に向けて溝深さが次第に深くなるため、クリップ57の取付けに手間がかかり、加工コストの低減とクリップ57の取付けの容易化を図るうえにおいて改善すべき点が残されている。
【0017】
また、案内ローラ38が挿入されるトラック溝51の周方向両側のローラ案内面58間の幅寸法は、軸方向の全長にわたって同一幅であるため、トラック溝51に案内ローラ38をスムーズに挿入することができず、トリポード部材37の組込み性の向上を図るうえにおいても改善すべき点が残されている。
【0018】
この発明の課題は、トリポード型等速自在継手における抜け止め装置のクリップ装着溝の加工の容易化およびクリップ取付けの容易化を図ると共に、トリポード部材の組込み性を向上させることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、外輪の内面に3本の軸方向のトラック溝を形成し、そのトラック溝間に形成された小径部の外周に軸方向に延びる盗みを設け、外輪の内側に組み込まれたトリポード部材には前記トラック溝内に先端部が位置する3本の脚軸を設け、各脚軸によって前記トラック溝の両側のローラ案内面に沿って転動可能な案内ローラを回転自在に支持し、前記トラック溝間に形成された小径部には外輪開口側の先端部内面に第1の面取り部を設け、その面取り部に周方向のクリップ装着溝を形成し、そのクリップ装着溝にクリップを取り付けて前記案内ローラを抜け止めするようにしたトリポード型等速自在継手の抜け止め装置において、前記クリップ装着溝を環状溝とし、そのクリップ装着溝が形成された面取り部の周方向両側に、小径部の内面と面取り部の交差部に形成されたエッジの両端を頂点とする第2の面取り部を設け、前記クリップには前記トラック溝の円弧状内面に沿う円弧部とクリップ装着溝に嵌合される装着部とを周方向に交互に形成し、その装着部の前記トラック溝内に位置する両端部をローラ抜け止め用の抜け止め部とした構成を採用したのである。
【0020】
上記のように、小径部に形成された面取り部の周方向両端部に第2の面取り部を設けることによって面取り部の周方向の幅寸法を短くすることができ、その面取り部に形成されるクリップ装着溝を環状溝とすることができる。
【0021】
このため、クリップ装着溝を容易に加工することができると共に、クリップ装着溝は溝深さが一定であるため、クリップ装着時にクリップを内径方向に大きく変形させる必要がなくなり、クリップを容易に装着することができる。
【0022】
また、第2の面取り部は外輪内にトリポード部材を組み込む際に、そのトリポード部材に支持された案内ローラを案内するため、トリポード部材を簡単に組み込むことができる。
【0023】
ここで、クリップ装着溝に装着されるクリップは、クリップ装着溝に嵌合される装着部が直線形状とされたものであってもよく、あるいはクリップ装着溝とほぼ同一曲率の円弧状とされたものであってもよい。装着部が直線形状とされたクリップにおいては、その装着部のトラック溝内に位置する両端部を抜け止め部として、この抜け止め部で案内ローラを抜け止めする。
【0024】
一方、装着部が円弧状とされたクリップにおいては、その円弧状装着部の両端部に第2の面取り部に対向する直線状の抜け止め部を形成して案内ローラを抜け止めする。
【0025】
この発明に係る等速自在継手において、第1の面取り部と第2の面取り部を冷間鍛造時のしごき工程で形成することにより、外輪の製造コストの低減を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、外輪1の内面には軸方向に延びる3本のトラック溝2が120°の間隔をおいて形成され、各トラック溝2の両側に円弧状のローラ案内面3が設けられている。
【0027】
外輪1の内側に組み込まれたトリポード部材4は3本の脚軸5を有し、各脚軸5に案内ローラ6が回転自在に支持されている。
【0028】
案内ローラ6は球形外面7を有している。この案内ローラ6はトラック溝2の両側のローラ案内面3に沿って転動自在とされている。
【0029】
図3および図5に示すように、外輪1のトラック溝2間に形成された小径部9の外周には軸方向に延びる円弧状の盗み10が形成されている。また、小径部9の外輪開口端側の先端部内面にはトリポード部材4の曲げ角度の拡大を図る第1面取り部11が形成され、その第1面取り部11に環状溝から成るクリップ装着溝12が設けられている。
【0030】
図5(I)は小径部9に単に第1面取り部11を形成した状態を示し、その第1面取り部11の周方向両側部には第2面取り部13が形成される。図5(II)は第1面取り部11の周方向両側に第2面取り部13を形成した状態を示し、この第2面取り部13は小径部9の内面と第1面取り部11の交差部に形成されたエッジ14の両端を頂点aとし、その頂点aから外輪開口端に向けて幅寸法が次第に大きくなっている。
【0031】
なお、第1面取り部11および第2面取り部13とも冷間鍛造時のしごき工程では付加することにより、外輪1の製造コストの低減化を図ることができる。
【0032】
図2に示すように、外輪1の開口端部内には案内ローラ6を抜け止めするクリップ15が取り付けられている。クリップ15は、図2および図4に示すように、トラック溝2の円弧状内面16に沿う3つの円弧部17と、3つの直線状の装着部18とを周方向に交互に形成し、装着部18の一つに切り離し部19を設けている。
【0033】
上記クリップ15は装着部18がクリップ装着溝12に嵌合する取付けとされ、その取付け状態で外径方向への復元弾性を有している。また、クリップ15は取付け状態で装着部18の両端部がトラック溝2内に位置し、その両端部が案内ローラ6を抜け止めする抜け止め部20とされている。
【0034】
このとき、案内ローラ6は移動方向の両側部が抜け止め部20の両端部に干渉するため、案内ローラ6の移動方向前部をクリップの一部に干渉させて案内ローラを抜け止めする場合に比較して、トリポード部材4のスライド量を充分に確保することができる。
【0035】
また、第1面取り部11の周方向両側に第2面取り部13を設けることにより、第1面取り部11の周方向の幅寸法が小さくなり、クリップ装着溝12を環状溝とすることができ、旋削によって形成することができる。このため、クリップ装着溝12の加工が容易である。
【0036】
ここで、図10に示すように、クリップ装着溝55が直線状であると、そのクリップ装着溝55は周方向の中央部から両端に至るに従って溝深さが次第に深くなり、クリップの装着時に、直線状の装着部を内径方向に大きく変形させる必要が生じるが、図3に示すように、クリップ装着溝12を環状溝とすることにより溝深さが一定するため、クリップ15の装着時に直線状の装着部18を内径方向に大きく変形させる必要がなくなり、クリップ15を容易に装着することができる。
【0037】
さらに、第2面取り部13を設けることにより、外輪1に対するトリポード部材4の組込み時、案内ローラ6は第2面取り部13で案内されてトラック溝2内に挿入されることになり、トリポード部材4を容易に組み込むことができる。
【0038】
図2に示す実施の形態では、案内ローラ6を抜け止めするクリップ15として、トラック溝2の円弧状内面に沿う3つの弧状部17と3つの直線状装着部18を周方向に交互に設けたものを示したが、クリップ15はこれに限定されるものではない。
【0039】
例えば、図6に示すように、トラック溝2の円弧状内面16に沿う3つの円弧部21と、各円弧部21の両端に連続して第2面取り部13に対向すると共に、トラック溝2内に端部が位置する直線状の抜け止め部22と、その抜け止め部22に連続し、第1面取り部11に形成されたクリップ装着溝12とほぼ同一の曲率から成る円弧状の装着部23とを有し、その装着部23の1つに切り離し部24が形成されたものであってもよい。
【0040】
上記クリップ15の装着部23を第1面取り部11に形成されたクリップ装着溝12に嵌合すると、抜け止め部22がトラック溝2内に配置され、その抜け止め部22にトラック溝2に沿って移動する案内ローラ6の移動方向両側部を干渉させることができ、その干渉によって案内ローラ6を抜け止めすることができる。
【0041】
ここで、クリップ15は、図7(I)に示すように、線材によって形成されたものであってもよく、あるいは、図7(II)に示すように、金属製の帯状板により形成されたものであってもよい。クリップ15を帯状板によって形成すると、線材から成るクリップ15に対して剛性が高いため、案内ローラ6の衝突時における変形が少なく、抜け止め時における抜け荷重が大きいため、案内ローラ6をより確実に抜け止めすることができる。
【0042】
図1に示す実施の形態では、脚軸5に支持された回転自在の案内ローラ6としてシングルローラタイプのものを示したが、案内ローラ6はこれに限定されない。例えば、図7に示すように、インナーリング6aと、その外側に針状ころ6bを介して回転自在に支持されたアウターリング6cとから成るダブルローラタイプのものであってもよい。
【0043】
上記ダブルローラタイプの案内ローラ6の場合、その案内ローラ6が図1および図6に示すトラック溝2から脱落すると、イナンーリング6aおよびアウターリング6cが分解する恐れがあり、分解した場合には再組立てにきわめて困難性を有し、そのような案内ローラ6を各実施形態で示す抜け止め装置によって抜け止めすることはきわめて有効である。
【0044】
なお、ダブルローラタイプの案内ローラ6は、脚軸5を円形とし、その脚軸5をインナーリング6aに形成された円筒孔内に挿入して回転自在に支持してもよく、あるいは、脚軸5に球形表面を形成し、又は脚軸5の断面形状を、長軸がトリポード部材4の移動方向と直交する楕円形とし、その脚軸5をインナーリング6cの円筒孔内に挿入して、案内ローラ6をトリポード部材4の移動方向に揺動自在に支持してもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、小径部に形成された面取り部の周方向両側に第2の面取り部を設けたことにより、前記面取り部の幅寸法を小さくすることができるため、面取り部に形成されるクリップ装着溝を環状溝とすることができ、クリップ装着溝の加工の容易化を図ることができる。
【0046】
また、クリップ装着溝を環状溝としたことにより、このクリップ装着溝は溝深さが全長にわたって均一であるため、クリップ装着溝に対してクリップを簡単に装着することができる。
【0047】
さらに、第2面取り部は外輪に対するトリポード部材の組込み時に、案内ローラを案内するため、トリポード部材の組込みの容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るトリポード型等速自在継手の抜け止め装置の実施形態を示す縦断正面図
【図2】図1の一部切欠側面図
【図3】図1の外輪を示す一部切欠側面図
【図4】図1のクリップを示す正面図
【図5】(I)は外輪の小径部に第1面取り部を形成した状態の斜視図、(II)はその第1面取り部の周方向両側に第2の面取り部を形成した状態の斜視図
【図6】この発明に係る等速自在継手の抜け止め装置の他の実施形態を示す一部切欠側面図
【図7】(I)、(II)は図6に示す抜け止め装置に用いられるクリップの斜視図
【図8】案内ローラの他の例を示す断面図
【図9】従来の等速自在継手の抜け止め装置を示す側面図
【図10】従来の他の等速自在継手の抜け止め装置を示す側面図
【図11】従来のさらに他の等速自在継手の抜け止め装置を示す側面図
【符号の説明】
1 外輪
2 トラック溝
3 ローラ案内面
4 トリポード部材
5 脚軸
6 案内ローラ
6a インナーリング
6c アウターリング
9 小径部
10 盗み
11 第1面取り部
12 クリップ装着溝
13 第2面取り部
14 エッジ
a 頂点
15 クリップ
16 円弧状内面
17 円弧部
18 装着部
19 切り離し部
20 抜け止め部
21 円弧部
22 抜け止め部
23 装着部
24 切り離し部

Claims (5)

  1. 外輪の内面に3本の軸方向のトラック溝を形成し、そのトラック溝間に形成された小径部の外周に軸方向に延びる盗みを設け、外輪の内側に組み込まれたトリポード部材には前記トラック溝内に先端部が位置する3本の脚軸を設け、各脚軸によって前記トラック溝の両側のローラ案内面に沿って転動可能な案内ローラを回転自在に支持し、前記トラック溝間に形成された小径部には外輪開口側の先端部内面に第1の面取り部を設け、その面取り部に周方向のクリップ装着溝を形成し、そのクリップ装着溝にクリップを取り付けて前記案内ローラを抜け止めするようにしたトリポード型等速自在継手の抜け止め装置において、前記クリップ装着溝を環状溝とし、そのクリップ装着溝が形成された面取り部の周方向両側に、小径部の内面と面取り部の交差部に形成されたエッジの両端を頂点とする第2の面取り部を設け、前記クリップには前記トラック溝の円弧状内面に沿う円弧部とクリップ装着溝に嵌合される装着部とを周方向に交互に形成し、その装着部の前記トラック溝内に位置する両端部をローラ抜け止め用の抜け止め部としたことを特徴とするトリポード型等速自在継手の抜け止め装置。
  2. 前記クリップの装着部を直線形状とし、その直線形状の装着部の両端部を抜け止め部とした請求項1に記載のトリポード型等速自在継手の抜け止め装置。
  3. 前記クリップの装着部をクリップ装着溝とほぼ同一曲率の円弧状とし、その装着部の両端に直線形状の抜け止め部を設けた請求項1に記載のトリポード型等速自在継手の抜け止め装置。
  4. 前記クリップを帯状板で形成した請求項3に記載のトリポード型等速自在継手の抜け止め装置。
  5. 前記第1の面取り部と第2の面取り部を冷間鍛造時のしごき工程で形成した請求項1乃至4のいずれかに記載のトリポード型等速自在継手の抜け止め装置。
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