JP2007255572A - トリポード型等速ジョイント - Google Patents

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Takuya Kato
拓也 加藤
Hitoshi Mukai
仁 向井
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NTN Corp
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Abstract

【課題】再組付けの容易なトリポード型等速ジョイントを提供することである。
【解決手段】外輪1の内周に軸方向に延びる3本のトラック溝2を周方向に120°の間隔をおいて形成し、外輪1の内側に組込まれたトリポード部材11には各トラック溝2と対向する位置に脚軸12を設け、その脚軸12にトラック溝2に沿って転動可能なローラ21を回転自在に支持する。トラック溝2の周方向で対向するローラ転走面5の開口端縁に座ぐり6を設け、その座ぐり6の形成によりトラック溝2の開口を広げて、トラック溝2内に対するローラ21の挿入の容易化を図ると共に、挿入時にローラ21に引っ掛かりが生じないようにする。
【選択図】図1

Description

この発明は、外輪とその内側に組込まれたトリポード部材の相互間で回転トルクを伝達するトリポード型等速ジョインに関するものである。
トリポード型等速ジョイントは、外輪の内周に軸方向に延びる3本のトラック溝を周方向に120°の間隔をおいて形成し、外輪の内側に組込まれたトリポード部材には各トラック溝に対向して3本の脚軸を設け、各脚軸に回転自在に支持されたローラをトラック溝内に転動自在に挿入し、そのローラを介して外輪とトリポード部材の相互間でトルクを伝達するようにしている。
上記のトリポード型等速ジョイントにおいては、トリポード部材に接続された軸の外側にブーツを被せ、そのブーツの大径端部を外輪の開口端部の外周に嵌合して、ブーツバンドの締付けにより固定すると共に、ブーツの小径端部を軸の外周に固定して、ジョイント内部に充填されたグリースの外部への漏洩を防止し、かつジョイント内部に異物が侵入するのを防止するようにしている。
ここで、トリポード型等速ジョイントは、外輪とトリポード部材が相対的に軸方向に移動自在であるため、実車に対する組付け前の輸送の段階でローラがトラック溝から抜け出すおそれがあり、抜け出した場合には手探りの状態でトラック溝内にローラを挿入する必要がある。
ところで、従来から知られているトリポード型等速ジョイントにおいては、外輪に形成されたトラック溝の周方向で対向するローラ転走面間の幅寸法はローラの外径よりわずかに大きい寸法であり、しかも、ローラ転走面の開口端はエッジを有するため、トラック溝内に対するローラの挿入時にローラに引っ掛かりを生じることが多く、再組立てに非常に手間がかかるという不都合があった。
そこで、特開2002−168262号公報に記載されたトリポード型等速ジョイントのように、外輪の開口端部の内周に抜止めリングを取付け、その抜止めリングに対するローラの当接によって、ローラを抜止めすることにすれば、輸送の段階でのローラの抜け出しがなく、再組付けを不要とすることができる。
しかし、この場合は、外輪の開口端部の内周に抜止めリング取付け用の係合溝を加工する必要があるため、加工に非常に手間がかかると共に、外輪の軸方向長さが長くなって、外輪の重量が増大するという問題がある。
また、抜止めリングを必要とするため、部品点数が多くなり、コストも高くなるという問題もある。
この発明の課題は、再組付けの容易なトリポード型等速ジョイントを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、外輪の内周に軸方向に延びる3本のトラック溝を周方向に120°の間隔をおいて形成し、外輪の内側に組込まれたトリポード部材には各トラック溝と対向する位置に脚軸を設け、その脚軸に回転自在に支持されたローラをトラック溝に沿って転動自在に挿入し、そのローラを介して外輪とトリポード部材の相互間でトルクを伝達するようにしたトリポード型等速ジョイントにおいて、前記トラック溝の周方向で対向するローラ転走面の開口端縁に座ぐりを設けた構成を採用したのである。
上記のように、トラック溝の周方向で対向するローラ転走面の開口端縁に座ぐりを設けることによって、トラック溝に対するローラの挿入時、トラック溝の開口端でローラに引っ掛かりを生じさせることなくトラック溝内にローラをスムーズに挿入することができ、外輪内に対するトリポード部材の再組付けを容易に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1および図2に示すように、外輪1の内周には軸方向に延びる3本のトラック溝2が周方向に120°の間隔をおいて形成されている。
外輪1の内側に組込まれたトリポード部材11には、各トラック溝2に対向して3本の脚軸12が設けられ、各脚軸12によってローラ21が回転自在に、かつ脚軸の軸方向に移動自在に支持されている。
ローラ21は、外輪1のトラック溝2内に挿入され、そのトラック溝2内において転動自在とされている。
図3乃至図5に示すように、外輪1の隣接するトラック溝2間に形成された膨出部3の外輪開口端には面取り4が形成されている。
また、トラック溝2の周方向で対向するローラ転走面5は上記ローラ21の球形外面22に沿う円筒面とされ、そのローラ転走面5の対向間隔は、ローラ21の外径より僅かに大きくなり、そのローラ転走面5の開口端縁に座ぐり6が形成されている。
なお、図では省略したが外輪1の開口端は、ブーツの取付けにより閉塞され、そのブーツによって外輪1の内部に充填されたグリースの外部への漏洩が防止されると共に、外輪内部への異物の侵入が防止される。
上記のように、ローラ転走面5の開口端縁に座ぐり6を形成することによって、トラック溝2の開口は広がりをもち、そのトラック溝2に対してローラ21が挿入し易くなる。また、トラック溝2の開口端から内部にローラ21を挿入する際に、ローラ21とトラック溝2の相互間に周方向のずれがあると、ローラ21は座ぐり6に案内されてトラック溝2内に誘導されることになる。
このため、ローラ21に引っ掛かり生じさせることなくトラック溝2内にローラ21をスムーズに挿入することができ、外輪1内に対するトリポード部材11の再組付けを容易に行うことができる。
この発明に係るトリポード型等速ジョイントの縦断正面図 図1の左側面図 図1の外輪の開口端部を示す斜視図 外輪のトラック溝部を示す側面図 図4のV−V線に沿った断面図
符号の説明
1 外輪
2 トラック溝
5 ローラ転走面
6 座ぐり
11 トリポード部材
12 脚軸
21 ローラ

Claims (1)

  1. 外輪の内周に軸方向に延びる3本のトラック溝を周方向に120°の間隔をおいて形成し、外輪の内側に組込まれたトリポード部材には各トラック溝と対向する位置に脚軸を設け、その脚軸に回転自在に支持されたローラをトラック溝に沿って転動自在に挿入し、そのローラを介して外輪とトリポード部材の相互間でトルクを伝達するようにしたトリポード型等速ジョイントにおいて、
    前記トラック溝の周方向で対向するローラ転走面の開口端縁に座ぐりを設けたことを特徴とするトリポード型等速ジョイント。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830027U (ja) * 1981-08-21 1983-02-26 本田技研工業株式会社 等速自在継手
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