JP3979459B2 - オートテンショナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明に係るオートテンショナは、例えば自動車用エンジンのタイミングベルトに適正な張力を付与する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
OHC型、或はDOHC型エンジンのカムシャフトを、クランクシャフトと同期して回転駆動する為のタイミングベルト等のベルトには、オートテンショナにより、適正な張力を付与している。図4〜6は、この様な目的で使用されるオートテンショナの1例として、特開平8−61446号公報に記載されたものを示している。ベルト1の中間部を弾性的に押圧し、このベルト1に所定の張力を付与するオートテンショナ2は、図6に示す様な部品を組み合わせる事により、図4〜5に示す様に構成している。尚、分解した状態を示す図6では、簡略化の為に一部の部材の数を、実際の場合を示す図5に比べて少なく描いている。又、図4〜5に示した揺動部材5と図6に示した揺動部材5とでは、その先端側部分(図5〜6の左端側部分)の形状が若干相違するが、その作用に就いては同様であり、実質的には同様のものである。
【0003】
先ず、固定部材3は、ボルト16(図6)により、固定の部分である図示しないシリンダブロックの前面に固定する。この固定部材3には、円管状の固定軸4を設けており、この固定軸4の周囲に揺動部材5を、滑り軸受6a、6bを介して、回転自在に支持している。この揺動部材5の先端部(図5〜6の左端部)外周面は、上記固定軸4に対し偏心した円筒面を構成している。そしてこの揺動部材5の先端部周囲にプーリ7を、深溝型玉軸受等の転がり軸受8を介して、回転自在に支持している。又、上記揺動部材5の基端部(図5〜6の右端部)外周面にはブラケット9を外嵌固定している。このブラケット9の一部には係止部10を、直径方向外方に突出する状態で設けている。そして、この係止部10と上記シリンダブロックの前面に設けられた別の係止部との間に、引っ張りばね24(図4)を設けている。この引っ張りばね24により上記揺動部材5に、上記プーリ7をベルト1に向け押圧する方向の弾力を付与している。
【0004】
上記固定部材3の中間部外周面と上記揺動部材5の中間部内周面との間には、円筒状の密閉空間11を設けている。この密閉空間11の軸方向(図5の左右方向)両端は、それぞれシール環12a、12bにより塞いでいる。そしてこの密閉空間11の内側部分に、それぞれ複数枚ずつの内側円輪板13、13と外側円輪板14、14とを、軸方向(図5〜6の左右方向)に亙り交互に配置している。これら両円輪板13、14のうち、内側円輪板13、13はそれぞれの内周縁を、上記固定部材3の外周面に固定している。即ち、固定部材3の基端部に形成した鍔部15と一端側(図5〜6の右端側)に位置する内側円輪板13との間、隣り合う内側円輪板13、13同士の間、並びに他端側(図5〜6の左端側)に位置する内側円輪板13と上記固定部材3に外嵌固定した固定板17との間に、それぞれ環状のスペーサ18、18を挟持している。そして、上記固定板17を上記鍔部15に向け強く押し付けている。
【0005】
一方、上記各外側円輪板14、14の外周縁にはそれぞれ複数個ずつの係合突片19、19(図6)を形成しており、これら各係合突片19、19を、上記揺動部材5の内周面に形成した係合溝20、20(図5)に、軸方向(図5〜6の左右方向)の変位自在に係合させている。上記各スペーサ18、18の厚さ寸法は、上記各外側円輪板14、14の厚さ寸法よりも少しだけ大きい。従って、上述の様に内側、外側両円輪板13、14同士を交互に配置した状態で、隣り合う円輪板13、14の側面同士の間には微小隙間が形成される。上述の様に内側、外側両円輪板13、14を交互に配置した密閉空間11内には、シリコンオイル等の粘性液体を充填している。この粘性液体の充填は、上記揺動部材5に形成した注入孔22を通じて行ない、充填後にこの注入孔22の開口部は、鋼球23を押し込む事により塞いでおく。
【0006】
上述の様に構成されるオートテンショナ2は、前記プーリ7を引っ張りばね24の弾力によりベルト1に向け弾性的に押圧する事ができる。又、揺動方向への静摩擦を極力小さくする事により、温度変化に伴う上記ベルト1の寸法変化に拘らず、このベルト1の張力を常に一定に保つ。又、前記複数枚ずつの内側円輪板13、13の側面と外側円輪板14、14の側面とは、それぞれ微小隙間を介して対向し、この微小隙間内には粘性液体が存在する。この為、両円輪板13、14同士が急激に変位する事は、上記微小隙間内に存在する粘性液体に加わる剪断力によって防止される。従って、上記ベルト1の張力がエンジンの運転により経時的に変化した場合にも、上記プーリ7は上記粘性液体に加わる剪断力で変位を抑えられる。この結果、張力の急変動時、上記ベルト1の張力が急上昇後急低下する様な場合でも、このベルト1の緩みを一定に保持する事ができる。
【0007】
ところが、上述の様に構成され作用する従来のオートテンショナの場合には、そのままではプーリ7の変位量を規制できない。一方、ベルト1の張力が急上昇した場合には、上記プーリ7の過度の変位を制限してベルト1を抑え付ける必要がある。この理由は、ベルト1の張力が一部で急上昇した場合にこれに合わせてプーリ7を退避させると、ベルト1の他の部分の張力が低下し過ぎる為である。ベルト1の張力が低下し過ぎると、ベルト1がタイミングベルトである場合には所謂歯飛びが発生する。又、総ての種類のベルトで、ベルトが大きく振動するばたつきが発生し、ベルト1の寿命低下やベルト駆動部の騒音上昇に結び付く。
【0008】
この点に就いて、図7により詳しく説明する。クランクシャフト21の端部に固定して、エンジンの運転時に矢印αで示す様に、図7の時計方向に回転する駆動プーリ25と、カムシャフト26、26の端部に固定した従動プーリ27、27との間に、ベルト1を掛け渡している。このベルト1の途中には、位置固定のガイドプーリ28と、本発明の対象となるオートテンショナ2とを設けている。そして、このオートテンショナ2を構成するプーリ7を、引っ張りばね24の弾力により上記ベルト1に向け弾性的に押し付けて、このベルト1に適正な張力を付与している。
【0009】
エンジンの停止時には、上記駆動プーリ25の急停止に伴って、上記ベルト1の一部で上記オートテンショナ2を設置したA区間の張力が急上昇し、上記プーリ7が矢印β方向に押される。この様なベルト1の張力の上昇に応じて、上記オートテンショナ2のプーリ7を、図7の実線位置から鎖線位置にまで退避させると、上記ガイドプーリ28を設けたB区間部分や、上記1対の従動プーリ27、27の間に位置するC区間部分の張力が過度に低下し、上述の様に歯飛びが発生する可能性がある。この様な原因でタイミングベルトの歯飛びが発生するのを防止する為に従来から、例えば特開平8−61446号公報に記載されている様に、プーリ7を支承した揺動部材5の揺動量を制限する為のストッパを設ける事が行なわれていた。
【0010】
ところが、特開平8−61446号公報に記載された従来構造の場合には、エンジンのシリンダブロックの前面に円弧形の係合孔を形成する等、オートテンショナを設置する部材の一部に専用の加工を施す必要がある。この為、コストが嵩むだけでなく、エンジン毎に専用のオートテンショナを設計する必要がある。言い換えれば、オートテンショナの汎用性が乏しく、その分、コストが嵩む原因となる。
【0011】
【先発明の説明】
この様な事情に鑑みて発明したオートテンショナとして、特願平10−302060号に係るものがある。図8〜10は、この出願に係る、先発明のオートテンショナ2aを示している。尚、先発明に係るオートテンショナ2aの特徴は、固定部材3と揺動部材5との間に変位制限手段を設けて、この揺動部材5及びこの揺動部材5に枢支したプーリ7の変位量を制限した点にある。その他の部分の構成及び作用は、前述した従来構造と同様である。
【0012】
上記変位制限手段を設ける為に、上記固定部材3の基端部(図10の右端部)には、固定側プレート29を固定している。十分な剛性を有する金属板にプレス加工を施して成る、この固定側プレート29は、中央部に形成した円筒部30を上記固定部材3の基端部に、締り嵌めで外嵌する事により、この固定部材3に対し固定している。又、上記固定側プレート29の外周縁には舌片31を、直径方向外方に向け突設している。この舌片31の先半部は、次述する揺動側プレート32に向けほぼ直角に折り曲げて、固定側係合部33を形成している。
【0013】
又、上記揺動部材5の基端部(図10の右端部)には、揺動側プレート32を固定している。十分な剛性を有する金属板にプレス加工を施して成る、この揺動側プレート32は、中央部に形成した円筒部34を上記揺動部材5の基端部に、締り嵌めで外嵌する事により、この揺動部材5に対し固定している。又、上記揺動側プレート32の外周縁には舌片状の揺動側係合部35を、直径方向外方に向け突設している。又、上記揺動部材5の先端面には六角形状の角孔36を形成している。この角孔36は、プーリ7にベルト1を掛け渡す為、上記揺動部材5を係止部10に一端を係止した引っ張りばね24(図4参照)の弾力に抗して揺動変位させる際に、六角レンチ等の工具の先端部を係止する為に利用する。
【0014】
上述の様に構成する先発明のオートテンショナ2aの場合には、前記固定側プレート29の外周縁に突設した固定側係合部33と、上記揺動側プレート32の外周縁部に形成した揺動側係合部35とから成る変位制限手段が、上記揺動部材5及びこの揺動部材5に枢支したプーリ7の変位量を制限する。即ち、このプーリ7に掛け渡したベルト1の張力に伴って、このプーリ7に図8〜9の矢印F−F方向に加わる力に拘らず、固定軸4を中心とする上記揺動部材5の揺動変位量を制限している。即ち、上記矢印F−F方向に加わる力が大きくなり、引っ張りばね24(図4、7参照)の弾力に抗して上記揺動部材5が、図8の反時計方向、図9の時計方向に揺動変位した場合には、上記固定側係合部33と揺動側係合部35とが衝合し、それ以上上記プーリ7をベルト1から退避する方向に変位させない様にする。従って、上記固定側係合部33及び揺動側係合部35の形成位置を規制すれば、上記プーリ7の変位量を所望値に規制して、前述した図7のA区間で上記ベルト1の張力が急上昇した場合にも、上記プーリ7がこのベルト1から過度に退避する事を防止できる。この結果、このベルト1の一部で位置固定のガイドプーリ28に対向するB区間や、1対の従動プーリ27、27間のC区間(図7参照)の張力が過度に低下する事を防止して、前述した歯飛びの様な問題を生じる事を防止する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述の様に構成し作用する、先発明に係るオートテンショナ2aの場合、プーリ7の外周面をベルト1に押し付けてこのベルト1に所定の張力を付与した状態で、固定側係合部33と揺動側係合部35との位相を適正なものにする事が、所期の性能を得る為に必要である。上記ベルト1に所定の張力を付与した状態で、上記固定側係合部33と揺動側係合部35との距離が離れ過ぎていると、前述した図7のA区間で上記ベルト1の張力が急上昇した場合に上記プーリ7がこのベルト1から過度に退避する事を防止できず、このベルト1の一部で位置固定のガイドプーリ28に対向するB区間や、1対の従動プーリ27、27間のC区間の張力が過度に低下する事を防止できなくなる。反対に、上記ベルト1に所定の張力を付与した状態で、上記固定側係合部33と揺動側係合部35との距離が近過ぎると、上記A区間でベルト1の張力が上昇した場合に上記プーリ7を十分に退避させる事ができず、このベルト1の張力が上記A区間部分で過度に上昇する事を防止できなくなって、このベルト1の寿命を低下させる。
【0016】
一方、上記固定側係合部33を設けた固定部材3と、上記揺動側係合部35を設けた揺動部材5とは、シリンダブロック等の固定の部分への装着以前の状態では、比較的容易に相対回転する。従って、そのままでは、上記固定側係合部33と揺動側係合部35との位相がばらばらになる可能性がある。そして、この状態のまま、上記オートテンショナ2aを上記固定の部分に装着すると、上記固定側係合部33と揺動側係合部35との距離が不適正になる可能性がある。
【0017】
本発明のオートテンショナは、この様な事情に鑑みて、上記固定側係合部33を設けた固定部材3と、上記揺動側係合部35を設けた揺動部材5との位相を適正に保持すべく発明したものである。
尚、エンジンのシリンダブロックへの組み付け以前の状態で、固定部材と揺動部材との相対変位を規制する構造としては、例えば特開平8−4859号公報に記載されている様に、上記両部材同士の間にストッパピンを掛け渡すものが知られている。但し、上記公報に記載された構造は、張力付与の為のばねの弾性に拘らず、プーリへのベルトの掛け渡しを容易に行なえる様にする為のものであって、このベルトに適正な張力を付与した状態で、固定側係合部と揺動側係合部との位相を適正にする事を意図しているものではない。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明のオートテンショナのうち、請求項1に記載したオートテンショナは、前述の図4〜5に示した従来のオートテンショナと同様に、エンジンのシリンダブロック等の固定の部分に固定される固定部材と、この固定部材の先半部に設けられた固定軸と、この固定軸の周囲に回転自在に支持された揺動部材と、この揺動部材の先端部で上記固定軸に対し偏心した部分に回転自在に支持されたプーリと、この揺動部材の基端部外周面でこのプーリから軸方向に外れた部分に外嵌固定された、この揺動部材とは別体の金属板製の揺動側プレートと、この揺動側プレートと上記固定の部分とにその両端部を係止する事により、上記揺動部材に上記プーリをベルトに向け押圧する方向の弾力を付与するばねとを備える。
【0019】
特に、請求項1に記載した本発明のオートテンショナに於いては、変位制限手段と位相設定手段とを備える。
このうちの変位制限手段は、上記固定部材の基端部外周面に外嵌固定した、この固定部材とは別体の金属板製の固定側プレートの一部外周縁に、径方向外方に突出する状態で形成した固定側係合部と、上記揺動側プレートの一部外周縁に、径方向外方に突出する状態で形成した延出部の円周方向一端縁を上記固定側プレート側に折り曲げる事により形成され、上記揺動部材の揺動に伴って上記固定側係合部と係合する揺動側係合部とから成る。そして、上記プーリが上記ベルトから退避する方向に揺動変位する事を制限する機能を有する。
又、上記位相設定手段は、上記揺動側プレートの一部外周縁で、上記延出部から円周方向に外れた部分に、径方向外方に突出する状態で設けた揺動側腕片の先端部に形成した揺動側係止孔と、上記固定側プレートの一部外周縁に形成した上記固定側係合部の先端部で、この揺動側係止孔と整合する部分に形成した固定側係止孔と、上記プーリの外周面よりも、このプーリの径方向外方に配置され、これら揺動側、固定側、両係止孔をがたつきなく挿通自在な係止ピンとを備える。そして、この係止ピンをこれら揺動側、固定側、両係止孔に挿通した状態で、上記固定側係合部と上記揺動側係合部との位相を所定の状態に設定する機能を有する。
尚、この様に位相を所定の状態に設定するとは、上記ベルトの張力の変動によって、上記プーリが初期状態から、上記固定側、揺動側両係合部同士が係合するまで変位しても、上記ベルトに歯飛びが発生しない程度に、これら固定側、揺動側両係合部同士の位相を設定する事を言う。
【0021】
又、請求項2に記載したオートテンショナの場合、上記係止ピンを弾性を有する金属の線材により造ると共に、この線材の中間部に折り返し部を、同じく一端部に揺動側、固定側、両係止孔に挿通自在な挿通部を、同じく他端部に、この一端部をこれら揺動側、固定側、両係止孔に挿通した状態で上記揺動側プレート又は上記固定側プレートの外周縁部と係合して、上記一端部が上記揺動側、固定側、両係止孔から抜け出るのを防止する為の抜け止め係合部を設けている。
【0022】
又、請求項3に記載したオートテンショナの場合、固定の部分に固定される固定部材と、この固定部材に設けられた固定軸の周囲に揺動自在に支持された揺動部材と、この揺動部材の一部で上記固定軸に対し偏心した部分に回転自在に支持されたプーリと、この揺動部材の外周面に固定された揺動側プレートと、この揺動側プレートと上記固定の部分とにその両端部を係止する事により、上記揺動部材に上記プーリをベルトに向け押圧する方向の弾力を付与するばねとを備える。
特に、請求項3に記載したオートテンショナに於いては、上記揺動側プレートに形成した揺動側係止孔と、上記固定側プレートの上記揺動側係止孔と整合する部分に形成した固定側係止孔と、これら揺動側、固定側両係止孔をがたつきなく挿通自在な係止ピンとから成る位相設定手段を備える。この係止ピンは、弾性を有する金属の線材により造られると共に、この線材の中間部に折り返し部を、同じく一端部に、上記係止ピンの他の部分よりも小径で、上記揺動側、固定側両係止孔に挿通自在な挿通部を、同じく他端部に、上記挿通部に対向する側が凹む状態で折り曲げて成り、上記揺動側プレートの外周縁部と係合して、上記挿通部が上記揺動側、固定側、両係止孔から抜け出るのを防止する為の抜け止め係合部を設けている。そして、この抜け止め係合部が上記揺動側プレートの外周縁部と係合した状態で、上記挿通部とこの挿通部よりも上記係止ピンの中間寄り部分との段差が、上記揺動側プレートの側面で上記揺動側係止孔の周囲部分と当接する。又、上記係止ピンの一端部が、上記固定側プレートのこの揺動側プレートと反対側の側面よりも突出しない。
【0023】
【作用】
上述の様に構成する本発明のオートテンショナが、ばねの弾力により固定軸を中心として揺動部材を揺動させ、プーリをベルトに押圧してこのベルトに適正な張力を付与する際の作用は、前述した従来のオートテンショナの場合と同様である。
【0024】
特に、請求項1に記載したオートテンショナの場合には、変位制限手段により、前述の図8〜10に示した先発明に係るオートテンショナと同様に、上記揺動部材及びこの揺動部材に枢支されたプーリの変位量を制限できる。従って、プーリの変位量を所望値に規制して、ベルトの張力が急上昇した際にも、上記プーリが過度に退避する事を防止できる。
【0026】
又、請求項1〜3に記載したオートテンショナの場合、位相設定手段を構成する係止ピンにより、上記変位制限手段を構成する固定側係合部を設けた(請求項1、2に記載した発明の場合)固定部材と、揺動側係合部を設けた(請求項1、2に記載した発明の場合)揺動部材との位相を適正にし、且つ、そのままの状態に保持できる。従って、上記係止ピンにより、上記固定部材と揺動部材との変位を制限した状態のまま、オートテンショナをシリンダブロック等の固定の部分に組み付けて上記ベルトに所定の張力を付与できる状態としてから、上記係止ピンを揺動側、固定側、両係止孔から引き抜けば、上記ベルトに適正な張力を付与し、しかも上記固定側係合部と揺動側係合部との位相を適正にできる。
又、請求項1に記載した発明の場合、上記係止ピンは、プーリの外周面よりも、このプーリの径方向外方に設けられている為、このプーリに邪魔されずに位相設定作業を行なう事ができる。従って、この位相設定作業を容易に行なえる。
又、位相設定手段を構成する固定側係止孔を、固定側係合部の先端部に設けている為、位相設定手段を設ける為の構成部分の一部を省略して、小型・軽量化を図れる。
更に、揺動側プレートを、揺動部材の外周面でプーリから軸方向に外れた位置に外嵌固定している。この為、上記揺動側プレートと上記プーリとの干渉防止を考慮した場合でも、このプーリの直径を必要以上に大きくする必要がなく、オートテンショナの小型化を図れる。
【0027】
又、請求項2、3に記載したオートテンショナによれば、オートテンショナの組み付け作業に伴って上記係止ピンが不用意に脱落する事を防止して、この組み付け作業を能率良く行なえる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1〜2は、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本発明の特徴は、ベルトの張力が急上昇した場合にプーリ7が過度に退避するのを防止する機能を有する構造で、シリンダブロック等の固定の部分への組み付け作業を面倒にする事なく、上記機能を確実に発揮できる様にする為の構造にある。オートテンショナの基本構造は、前述の図4〜6に示した従来構造と同様であり、上述の様にプーリ7が過度に退避するのを防止する機能を発揮させる為の構造は、前述の図8〜10に示した先発明に係る構造と同様である。よって、上記従来構造並びにこの先発明に係る構造と同等部分に就いては、同等部分に同一符号を付して重複する説明を省略し、以下、本発明の特徴部分、並びに、前述した従来構造及び先発明に係る構造と異なる部分を中心に説明する。
【0029】
本発明のオートテンショナ2bは、変位制限手段37と位相設定手段38とを備える。このうちの変位制限手段37は、前述した先発明に係るオートテンショナ2a(図8〜10)にも組み込まれていたもので、プーリ7がベルト1(図4、7参照)から退避する方向に揺動変位する事を制限する機能を有する。但し、本例のオートテンショナ2bの場合には、固定部材3に外嵌固定した固定側プレート29の一部外周縁に固定側腕片39を、径方向外方に突出する状態で形成し、この固定側腕片39に、請求項に記載した固定側係合部としての役目を持たせている。これに対して、揺動部材5に外嵌固定した揺動側プレート32の一部外周縁に延出部40を、径方向外方に突出する状態で形成し、この延出部40の円周方向一端縁(図2の左下端縁)を上記固定側プレート29の側に直角に折り曲げて、揺動側係合部35aを形成している。オートテンショナ2bの使用時に、この揺動側係合部35aの片面(図2の左下面)と上記固定側腕片39の片側縁(図2の右縁)とは、通常時には互いに離隔しているが、上記ベルト1の張力が急上昇した場合には、上記片面と片側縁とが衝合(係合)し、上記プーリ7がこのベルト1から退避する方向に過度に変位するのを防止する。
【0030】
尚、上記揺動側プレート32は、上記揺動部材5の外周面で上記プーリ7から軸方向(図1の右方向)に外れた部分に外嵌固定している。この為、上記揺動側プレート32と上記プーリ7との干渉防止を考慮した場合でも、このプーリ7の直径を必要以上に大きくする必要がなく、オートテンショナの小型化を図れる。本例の場合には、前記固定部材3及び上記揺動部材5の軸方向に関する、上記固定側プレート29の厚さに比べて、上記揺動側プレート32の厚さを小さくし、この揺動側プレート32の一部外周縁に形成した延出部40の円周方向一端縁を上記固定側プレート29の側に直角に折り曲げて、上記揺動側係合部35aを形成している。従って、この揺動側係合部35aの折り曲げ加工を容易に行なえるのに対して、板厚が大きな上記固定側プレート29に折り曲げ加工を施す必要がない。この為、変位制限手段を構成する為の加工が容易で、コストの低減を図れる。
【0031】
又、上記位相設定手段38を構成する為、図示の例では、上記揺動側プレート32の一部外周縁で上記延出部40から円周方向に外れた部分に揺動側腕片41を、径方向外方に突出する状態で形成している。そして、この揺動側腕片41の先端部に揺動側係止孔42を、上記固定側腕片39の先端部に固定側係止孔43を、それぞれ形成している。これら揺動側、固定側、両係止孔42、43は、固定軸4を中心とする上記揺動部材5の揺動変位に伴って互いに整合する。
【0032】
そして、この様な揺動側、固定側、両係止孔42、43に係止ピン44の先端部を、がたつきなく挿通している。この係止ピン44は、ばね鋼等の弾性を有する金属の線材を曲げ形成して成り、中間部に折り返し部45を、同じく一端部に上記揺動側、固定側、両係止孔42、43に挿通自在な挿通部46を、同じく他端部に抜け止め係合部47を、それぞれ設けている。このうちの挿通部46は、他の部分よりも少し小径としており、上記揺動側、固定側、両係止孔42、43にがたつきなく挿通自在である。又、上記抜け止め係合部47は、上記線材の他端部を上記挿通部46に対向する側が凹んだ「へ」字形に折り曲げて成り、上記挿通部46を上記揺動側、固定側、両係止孔42、43に挿通した状態で、前記揺動側プレート32の外周縁部と係合し、上記挿通部46が上記揺動側、固定側、両係止孔42、43から抜け出るのを防止する役目を有する。この様に、抜け止め係合部47が上記揺動側プレート32の外周縁部と係合した状態で、上記挿通部46とこの挿通部46よりも上記係止ピン44の中間寄り部分との段差49が、上記揺動側プレート32の側面で上記揺動側係止孔42の周囲部分と当接する。又、上記係止ピン44の一端部が、上記固定側プレート29の上記揺動側プレート32と反対側の側面よりも突出しない。尚、上記係止ピン44を構成する線材の一部で「へ」字形に折り曲げた部分を係合させるのは、前記固定側プレート29の外周縁部であっても良い。
【0033】
上述の様な係止ピン44の挿通部を上記揺動側、固定側、両係止孔42、43に挿通した状態では、前記固定部材3及び固定側プレート29と、前記揺動部材5及び揺動側プレート32との相対変位が阻止される。そして、これら両プレート29、32に設けられた、前記固定側腕片39と前記揺動側係合部35aとの位相が、所定の状態に規制される。
【0034】
上述の様に構成する本発明のオートテンショナ2bの場合には、上記固定側腕片39と前記揺動側係合部35aとから成る変位制限手段37により、前述の図8〜10に示した先発明に係るオートテンショナ2aと同様に、上記揺動部材5及びこの揺動部材5に枢支されたプーリ7の変位量を制限できる。従って、このプーリ7の変位量を所望値に規制して、ベルト1の張力が急上昇した際にも、上記プーリ7が過度に退避する事を防止して、タイミングベルトの歯飛び等の不具合が発生する事を防止できる。
【0035】
更に、本例のオートテンショナ2bによれば、上記揺動側、固定側、両係止孔42、43と上記係止ピン44とから成る位相設定手段38により、上記変位制限手段37を構成する固定側腕片39を設けた固定部材3と、揺動側係合部35aを設けた揺動部材5との位相を適正に保持できる。言い換えれば、シリンダブロック等の固定の部分への組み付け以前に、上記固定部材3と揺動部材5とが不用意に相対回転し、上記固定側腕片39と上記揺動側係合部35aとの位相が、所期のものからずれる事がなくなる。
【0036】
上記オートテンショナ2bを上記固定の部分に組み付ける作業は、上記揺動側、固定側、両係止孔42、43に上記係止ピン44を挿通し、上記位相設定手段38により、上記固定部材3と揺動部材5との変位を制限した状態のまま行なう。そして、上記オートテンショナ2bを上記固定部分に組み付けて前記ベルト1に所定の張力を付与できる状態とする。この作業は、上記固定部材3に設けた固定軸4に挿通したボルト16(図6参照)を緊締する以前の状態で、上記固定部材3をこのボルト16を中心に揺動させ、プーリ7の外周面を上記ベルト1に押し付けた状態で、このボルト16を緊締する事により行なう。この様に、上記プーリ7によりベルト1に所望の張力を付与できる状態で、上記固定部材3を上記固定の部分に支持固定してから、上記位相設定手段38を構成する上記係止ピン44を、上記揺動側、固定側、両係止孔42、43から引き抜く。これら一連の作業を行なう事により、上記ベルト1に適正な張力を付与した初期状態に於いて、前記固定側腕片39と前記揺動側係合部35aとの位相を適正にできる。
【0037】
尚、固定側腕片39と揺動側係合部35aとの互いに対向する面の少なくとも一方に、実施の形態の第2例を示す図3の様に、緩衝部材48、48を添設し、上記固定側腕片39と上記揺動側係合部35aとが近づきあった場合に、上記緩衝部材48、48同士、或はこの緩衝部材48と上記固定側腕片39又は上記揺動側係合部35aとが突き当たる様にすれば、硬質金属である鋼同士の接触を防止して、耳障りな打音の発生を防止できる。尚、上記緩衝部材48、48は、突き当たり時の打音を低減できるものであれば良く、例えば、ゴム、合成樹脂、鉛等の内部損失の大きな材料を、接着若しくはコーティング等で添着する事が実施可能である。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、以上に述べた通り構成され作用する為、タイミングベルトの歯飛び等の不都合の発生を防止できるオートテンショナを低コストで実現できる。特に、エンジンのシリンダブロック等の固定の部分への組み付け時に、特に面倒な調整作業を行なわなくても、ベルトへの適正な張力付与と上記不具合の発生防止とを両立させられる為、組み付けコストの低廉化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】同じく係止ピンを省略した状態で示す背面図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す背面図。
【図4】従来構造の1例を示す正面図。
【図5】同断面図。
【図6】同分解斜視図。
【図7】オートテンショナの設置部分を示す略正面図。
【図8】先発明の実施の形態の1例を示す正面図。
【図9】同じく背面図。
【図10】図8のA−A断面図。
【符号の説明】
1 ベルト
2、2a、2b オートテンショナ
3 固定部材
4 固定軸
5 揺動部材
6a、6b 滑り軸受
7 プーリ
8 転がり軸受
9 ブラケット
10 係止部
11 密閉空間
12a、12b シール環
13 内側円輪板
14 外側円輪板
15 鍔部
16 ボルト
17 固定板
18 スペーサ
19 係合突片
20 係合溝
21 クランクシャフト
22 注入孔
23 鋼球
24 引っ張りばね
25 駆動プーリ
26 カムシャフト
27 従動プーリ
28 ガイドプーリ
29 固定側プレート
30 円筒部
31 舌片
32 揺動側プレート
33 固定側係合部
34 円筒部
35、35a 揺動側係合部
36 角孔
37 変位制限手段
38 位相設定手段
39 固定側腕片
40 延出部
41 揺動側腕片
42 揺動側係止孔
43 固定側係止孔
44 係止ピン
45 折り返し部
46 挿通部
47 抜け止め係合部
48 緩衝部材
49 段差
Claims (3)
- 固定の部分に固定される固定部材と、この固定部材の先半部に設けられた固定軸と、この固定軸の周囲に揺動自在に支持された揺動部材と、この揺動部材の先端部で上記固定軸に対し偏心した部分に回転自在に支持されたプーリと、この揺動部材の基端部外周面でこのプーリから軸方向に外れた部分に外嵌固定された、この揺動部材とは別体の金属板製の揺動側プレートと、この揺動側プレートと上記固定の部分とにその両端部を係止する事により、上記揺動部材に上記プーリをベルトに向け押圧する方向の弾力を付与するばねとを備えたオートテンショナに於いて、変位制限手段と位相設定手段とを備え、このうちの変位制限手段は、上記固定部材の基端部外周面に外嵌固定した、この固定部材とは別体の金属板製の固定側プレートの一部外周縁に、径方向外方に突出する状態で形成した固定側係合部と、上記揺動側プレートの一部外周縁に、径方向外方に突出する状態で形成した延出部の円周方向一端縁を上記固定側プレート側に折り曲げる事により形成され、上記揺動部材の揺動に伴って上記固定側係合部と係合する揺動側係合部とから成り、上記プーリが上記ベルトから退避する方向に揺動変位する事を制限する機能を有するものであり、上記位相設定手段は、上記揺動側プレートの一部外周縁で、上記延出部から円周方向に外れた部分に、径方向外方に突出する状態で設けた揺動側腕片の先端部に形成した揺動側係止孔と、上記固定側プレートの一部外周縁に形成した上記固定側係合部の先端部で、この揺動側係止孔と整合する部分に形成した固定側係止孔と、上記プーリの外周面よりも、このプーリの径方向外方に配置され、これら揺動側、固定側、両係止孔をがたつきなく挿通自在な係止ピンとを備え、この係止ピンをこれら揺動側、固定側、両係止孔に挿通した状態で、上記固定側係合部と上記揺動側係合部との位相を所定の状態に設定する機能を有するものである事を特徴とするオートテンショナ。
- 上記係止ピンを弾性を有する金属の線材により造ると共に、この線材の中間部に折り返し部を、同じく一端部に揺動側、固定側、両係止孔に挿通自在な挿通部を、同じく他端部に、この一端部をこれら揺動側、固定側、両係止孔に挿通した状態で上記揺動側プレート又は上記固定側プレートの外周縁部と係合して、上記一端部が上記揺動側、固定側、両係止孔から抜け出るのを防止する為の抜け止め係合部を設けた、請求項1に記載したオートテンショナ。
- 固定の部分に固定される固定部材と、この固定部材に設けられた固定軸の周囲に揺動自在に支持された揺動部材と、この揺動部材の一部で上記固定軸に対し偏心した部分に回転自在に支持されたプーリと、この揺動部材の外周面に固定された揺動側プレートと、この揺動側プレートと上記固定の部分とにその両端部を係止する事により、上記揺動部材に上記プーリをベルトに向け押圧する方向の弾力を付与するばねとを備えたオートテンショナに於いて、上記揺動側プレートに形成した揺動側係止孔と、上記固定側プレートの上記揺動側係止孔と整合する部分に形成した固定側係止孔と、これら揺動側、固定側両係止孔をがたつきなく挿通自在な係止ピンとから成る位相設定手段を備え、この係止ピンは、弾性を有する金属の線材により造られると共に、この線材の中間部に折り返し部を、同じく一端部に、上記係止ピンの他の部分よりも小径で、上記揺動側、固定側両係止孔に挿通自在な挿通部を、同じく他端部に、上記挿通部に対向する側が凹む状態で折り曲げて成り、上記揺動側プレートの外周縁部と係合して、上記挿通部が上記揺動側、固定側、両係止孔から抜け出るのを防止する為の抜け止め係合部を設けており、この抜け止め係合部が上記揺動側プレートの外周縁部と係合した状態で、上記挿通部とこの挿通部よりも上記係止ピンの中間寄り部分との段差が、上記揺動側プレートの側面で上記揺動側係止孔の周囲部分と当接し、上記係止ピンの一端部が、上記固定側プレートのこの揺動側プレートと反対側の側面よりも突出しない事を特徴とするオートテンショナ。
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