JP3977866B2 - 2軸式自転車用スタンド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車を駐輪する際のスタンド装置に関する。
自転車においては、駐輪場などに駐輪する際に使用する為に、走行時はアーム体を収納可能なスタンド装置が備えられているものが多い。(特許文献1参照)
特開2003−267279号公報
従来のスタンド装置は、後ハブ軸付近に装着されるシングルアームやダブルアームのもの、自転車前進方向に対して左側のチェーンステイやシートステイに装着されるシングルアームのもの、ハンガーブラケット付近のチェーンステイに装着されるシングルアームやダブルアームのものがある。
スタンド装置においては、自転車の駐輪中に風などの外乱によってバランスを崩して転倒しにくく、スタンド装置を立てたり収納したりする際の操作工程数が少なく操作に要する力が小さく、自転車の走行中はクランク回転運動の妨げになりにくいことが望まれる。
しかし、自転車の駐輪中にバランスを崩しにくくするためにアーム体を自転車前進方向に対して横方向に伸ばし過ぎると、自転車の走行中の妨げになりにくいようにアーム体を収納することが難しくなる。
また、駐輪中の自転車の重心位置を考慮して、後ハブ軸付近よりも重心位置に近い、ハンガーブラケット付近にスタンド装置を取り付けた場合、駐輪中にバランスを崩しにくくなるが、クランクやペダルの回転軌道にスタンド装置が干渉してしまい、駐輪の際のスタンド装置操作時に、後輪を浮かせてクランクを回転させる必要が頻繁に生じる。
また、ダブルアームのスタンド装置を使用して、駐輪中の自転車の左右バランスを整えて転倒しにくいようにすると、アーム体を立てたり収納したりする際に自転車を浮かせる手間が生じるし、スタンド装置の重量も増えてしまう。
本発明の実施例図等を用いて以下に説明するが、これは本発明の内容をより把握しやすいようにする為で、添付の特許請求の範囲を縮小するものではない。
また、各図に記載の符号は数字のみ、あるいは数字とアルファベットの小文字で構成されているが、数字が同一であるということは、互いに対応している部分であることを表す。よって、数字のみの符号は、数字が同一であり数字とアルファベットの小文字で構成される符号を含む。
本発明.に係る自転車用スタンド装置は、自転車を駐輪する際のスタンド装置であって、例えば図1から図4、又は図8から図11、又は図16から図19によって説明すると、前記自転車に強固に取り付け可能なブラケット体11と、互いに略垂直である回転軸線9及び回転軸線10を中心に回転可能に支持されるアーム体15と、を備える。
また、アーム体15は回転軸線10に沿うように伸び、途中からL字状に曲がっており、駐輪中のアーム体15は図1、図8及び図16のようにクランク2やペダル3の回転軌道を避けながら自転車前進方向に対して横方向に伸びた状態となり、走行に際しては図3、図10及び図18のような蹴り上げ動作によって、アーム体15は図2、図9及び図17のように走行の妨げになりにくいように収納される。
また、図3、図10及び図18の、回転軸線9を中心とするアーム体15の回転方向を表す矢印19及び矢印20、回転軸線10を中心とするアーム体15の回転方向を表す矢印17及び矢18を用いて詳しく説明すると、アーム体15を立てた状態では、矢印17及び矢印19が指し示す回転方向に逆らうように、また走行に際してアーム体15を収納した状態では矢印18及び矢印20が指し示す回転方向に逆らうように、アーム体15に対して位置保持力が働いている。
発明1.に係る自転車用スタンド装置は、例えば図4及び図7のようにブラケット体11に設けられた回転軸線9を中心に回転可能に支持される中間体26に設けられた回転軸線10を中心に回転可能にアーム体15が支持されるものである。
また、回転軸線9を中心とする中間体26の第1回転可能範囲を制限する為にブラケット体11に設けられたアタリ23と、回転軸線10を中心とするアーム体15の第2回転可能範囲を制限する為にアーム体15に設けられたアタリ24に当たる位置で、ブラケット体11に設けられた架設点12(70)及びアーム体15に設けられた架設点14(71)の間に架設された引張バネ13又は圧縮バネ31による位置保持力によって、図2のように走行の妨げになりにくいように収納されるものである。なお、図1から図3に表されている架設点12、架設点14及び引張バネ13は、圧縮バネ31を用いる場合は不要であり、図7に表されている架設点70、架設点71及び圧縮バネ31は、引張バネ13を用いる場合は不要である。
発明2.に係る自転車用スタンド装置は、例えば図8から図12のようにアーム体15の一端に設けられた球状部38の中心である回転中心点33を中心に回転可能に支持するブラケット体11によって、アーム体15は回転中心点33を中心に回転可能となり、回転中心点33を中心とするアーム体15の第3回転可能範囲を制限する為に設けられた制限形状にアーム体15が案内されるようにして、アーム体15は回転軸線9と回転軸線10を中心に回転可能となる。ここで、前記制限形状である溝34又は溝39を曲線状にすることで、新たな回転軸線を有するような、より立体的なアーム体15の案内が可能となる。
また、前記制限形状によって制限され、前記第3回転可能範囲内であり、それぞれ回転軸線9及び回転軸線10を中心とするアーム体15の第1回転可能範囲及び第2回転可能範囲を有し、アーム体15が前記制限形状に当たる位置で、ブラケット体11に設けられた架設点12(70)及びアーム体15に設けられた架設点14(71)の間に架設された引張バネ13又は圧縮バネ31による位置保持力によって、図9のように走行の妨げになりにくいように収納されるものである。なお、図8から図10に表されている架設点12、架設点14及び引張バネ13は、圧縮バネ31を用いる場合は不要であり、図12に表されている架設点70、架設点71及び圧縮バネ31は、引張バネ13を用いる場合は不要である。
発明1及び発明2.に係る自転車用スタンド装置は、例えば図3、図7、図10、図12のように引張バネ13又は圧縮バネ31一つだけで、二つの回転軸線9及び回転軸線10を有する三次元的なトグル機構を創作することで得られたスタンド装置である。
さらに詳しく説明すると、アーム体15を立てた状態では、回転軸線9方向から見た図においてアーム体15が矢印19の方向に回転し始めた場合、及び回転軸線10方向から見た図においてアーム体15が矢印17の方向に回転し始めた場合のどちらの場合においても、引張バネ13の場合は架設点12及び架設点14の間の距離が伸び始め、圧縮バネ31の場合は架設点70及び架設点71の間の距離が縮み始める。
また、アーム体15を収納した状態では、回転軸線9方向から見た図においてアーム体15が矢印20の方向に回転し始めた場合、及び回転軸線10方向から見た図においてアーム体15が矢印18の方向に回転し始めた場合のどちらの場合においても、引張バネ13の場合は架設点12及び架設点14の間の距離が伸び始め、圧縮バネ31の場合は架設点70及び架設点71の間の距離が縮み始める。
発明3.に係る自転車用スタンド装置は、例えば図1から図5及び図16から図23によって説明すると、ブラケット体11に設けられた回転軸線9を中心に回転可能に支持される中間体26に設けられた回転軸線10を中心に回転可能にアーム体15が支持されるものである。
また、回転軸線9を中心とする中間体26の第1回転可能範囲を制限する為にブラケット体11に設けられたアタリ23と、回転軸線10を中心とするアーム体15の第2回転可能範囲を制限する為にアーム体15に設けられたアタリ24を備え、
ブラケット体11と中間体26の間もしくはブラケット体11とアーム体15の間に架設されて、前記第1回転可能範囲の両端方向に付勢する付勢部材50もしくは付勢部材である引張バネ13、
前記第1回転可能範囲の略中央部で付勢部材43の付勢が最大となるように設定されるカム41と付勢部材43を有し、ブラケット体11と中間体26の間もしくはブラケット体11とアーム体15の間に設けられる第1カム機構、
の付勢部材50もしくは付勢部材である引張バネ13、前記第1カム機構、の合計2つのうち、少なくとも1つを備え、
中間体26とアーム体15の間もしくはブラケット体11とアーム体15の間に架設されて、前記第2回転可能範囲の両端方向に付勢する付勢部材53もしくは付勢部材である引張バネ13、
前記第2回転可能範囲の略中央部で付勢部材49の付勢が最大となるように設定されるカム29と付勢部材49を有し、中間体26とアーム体15の間もしくはブラケット体11とアーム体15の間に設けられる第2カム機構、
の付勢部材53もしくは付勢部材である引張バネ13、前記第2カム機構、の合計2つのうち、少なくとも1つを備え、
図17のように走行の妨げになりにくいように収納されるものである。
前記スタンド装置では、アーム体15を立てた状態では図18の矢印17及び矢印19が指し示す回転方向に逆らうように、またアーム体15を収納した状態では矢印18及び矢印20が指し示す回転方向に逆らうように、付勢部材50もしくは付勢部材である引張バネ13、付勢部材53もしくは付勢部材である引張バネ13、前記第1カム機構及び前記第2カム機構は働く。
発明4.に係る自転車用スタンド装置は、例えば図1、図2、図3、図6、図16、図17、図18、図20、図22及び図24によって説明すると、ブラケット体11に設けられた回転軸線9を中心に回転可能に支持される中間体26に設けられた回転軸線10を中心に回転可能にアーム体15が支持されるものである。
また、回転軸線9を中心とする中間体26の第1回転可能範囲を制限する為にブラケット体11に設けられたアタリ23と、回転軸線10を中心とするアーム体15の第2回転可能範囲を制限する為にアーム体15に設けられたアタリ24のうち、少なくともどちらかの前記アタリを備え、
ブラケット体11と中間体26の間もしくはブラケット体11とアーム体15の間に架設されて、前記第1回転可能範囲の両端方向に付勢する付勢部材50もしくは付勢部材である引張バネ13、
中間体26とアーム体15の間もしくはブラケット体11とアーム体15の間に架設されて、前記第2回転可能範囲の両端方向に付勢する付勢部材53もしくは付勢部材である引張バネ13、
前記第1回転可能範囲の略中央部で付勢部材43の付勢が最大となるように設定されるカム41と付勢部材43を有し、ブラケット体11と中間体26の間もしくはブラケット体11とアーム体15の間に設けられる第1カム機構、
前記第2回転可能範囲の略中央部で付勢部材49の付勢が最大となるように設定されるカム29と付勢部材49を有し、中間体26とアーム体15の間もしくはブラケット体11とアーム体15の間に設けられる第2カム機構、
の付勢部材50もしくは付勢部材である引張バネ13、付勢部材53もしくは付勢部材である引張バネ13、前記第1カム機構、前記第2カム機構、の合計4つのうち、少なくとも1つを備え、
回転軸線10を中心とするアーム体15の第2回転角度に応じて回転軸線9を中心とする中間体26の第1回転角度を決定するギヤ機構30が、ブラケット体11とアーム体15の間に設けられ、
図17のように走行の妨げになりにくいように収納されるものである。
前記スタンド装置では、アーム体15を立てた状態では図18の矢印17及び矢印19が指し示す回転方向に逆らうように、またアーム体15を収納した状態では矢印18及び矢印20が指し示す回転方向に逆らうように、付勢部材50もしくは付勢部材である引張バネ13、付勢部材53もしくは付勢部材である引張バネ13、前記第1カム機構、前記第2カム機構及びギヤ機構30は働く。
発明5.に係る自転車用スタンド装置は、例えば図8から図14によって説明すると、アーム体15の一端に設けられた球状部38の中心である回転中心点33を中心に回転可能に支持するブラケット体11によって、アーム体15は回転中心点33を中心に回転可能となり、回転中心点33を中心とするアーム体15の第3回転可能範囲を制限する為に設けられた制限形状にアーム体15が案内されるようにして、アーム体15は回転軸線9と回転軸線10を中心に回転可能となる。ここで、前記制限形状である溝34又は溝39を曲線状にすることで、新たな回転軸線を有するような、より立体的なアーム体15の案内が可能となる。
また、前記制限形状によって制限され、前記第3回転可能範囲内であり、それぞれ回転軸線9及び回転軸線10を中心とするアーム体15の第1回転可能範囲及び第2回転可能範囲を有し、
ブラケット体11とアーム体15の間に架設されて、アーム体15を前記第1回転可能範囲の両端方向に付勢する引張バネ13又は圧縮バネ31、
アーム体15の位置が前記第1回転可能範囲の略中央部で付勢部材43の付勢が最大となるように設定されるカム41と付勢部材43を有し、ブラケット体11とアーム体15の間に設けられる第1カム機構、
の引張バネ13又は圧縮バネ31、前記第1カム機構、の合計2つのうち、少なくとも1つを備え、
ブラケット体11とアーム体15の間に架設されて、アーム体15を前記第2回転可能範囲の両端方向に付勢する引張バネ13又は圧縮31バネ、
アーム体15の位置が前記第2回転可能範囲の略中央部で付勢部材49の付勢が最大となるように設定されるカム29と付勢部材49を有し、ブラケット体11とアーム体15の間に設けられる第2カム機構、
の引張バネ13又は圧縮バネ31、前記第2カム機構、の合計2つのうち、少なくとも1つを備え、
図9のように走行の妨げになりにくいように収納されるものである。
前記スタンド装置では、アーム体15を立てた状態では図10の矢印17及び矢印19が指し示す回転方向に逆らうように、またアーム体15を収納した状態では矢印18及び矢印20が指し示す回転方向に逆らうように、引張バネ13、圧縮バネ31、前記第1カム機構及び前記第2カム機構は働く。
発明6.に係る自転車用スタンド装置は、例えば図8から図15によって説明すると、アーム体15の一端に設けられた球状部38の中心である回転中心点33を中心に回転可能に支持するブラケット体11によって、アーム体15は回転中心点33を中心に回転可能となり、回転中心点33を中心とするアーム体15の第3回転可能範囲を制限する為に設けられた制限形状にアーム体15が案内されるようにして、アーム体15は回転軸線9と回転軸線10を中心に回転可能となる。
また、前記制限形状によって制限され、前記第3回転可能範囲内であり、それぞれ回転軸線9及び回転軸線10を中心とするアーム体15の第1回転可能範囲及び第2回転可能範囲を有し、
ブラケット体11とアーム体15の間に架設されて、アーム体15を前記第1回転可能範囲の両端方向に付勢する引張バネ13又は圧縮バネ31、
ブラケット体11とアーム体15の間に架設されて、アーム体15を前記第2回転可能範囲の両端方向に付勢する引張バネ13又は圧縮バネ31、
アーム体15の位置が前記第1回転可能範囲の略中央部で付勢部材43の付勢が最大となるように設定されるカム41と付勢部材43を有し、ブラケット体11とアーム体15の間に設けられる第1カム機構、
アーム体15の位置が前記第2回転可能範囲の略中央部で付勢部材49の付勢が最大となるように設定されるカム29と付勢部材49を有し、ブラケット体11とアーム体15の間に設けられる第2カム機構、
の引張バネ13又は圧縮バネ31、引張バネ13又は圧縮バネ31、前記第1カム機構、前記第2カム機構、の合計4つのうち、少なくとも1つを備え、
回転軸線10を中心とするアーム体15の第2回転角度に応じて回転軸線9を中心とする中間体26の第1回転角度を決定するギヤ機構30が、ブラケット体11とアーム体15の間に設けられ、
図9のように走行の妨げになりにくいように収納されるものである。
前記スタンド装置では、アーム体15を立てた状態では図10の矢印17及び矢印19が指し示す回転方向に逆らうように、またアーム体15を収納した状態では矢印18及び矢印20が指し示す回転方向に逆らうように、引張バネ13、圧縮バネ31、前記第1カム機構、前記第2カム機構及びギヤ機構30は働く。
発明2、発明5及び発明6.に係る自転車用スタンド装置は、球状部38をブラケット体11側に移して再構成することも当業者であれば可能である。
以上のように本発明では、駐輪中は、クランク2やペダル3の回転軌道を避けるように自転車進行方向に対して横方向に伸ばされたアーム体15によって、後ハブ軸8付近よりも自転車の重心位置に近いハンガーブラケット1付近にスタンド装置を設置して、風などによる外乱によって駐輪中の自転車が転倒しにくくなることを狙っても、アーム体15を立てる際や収納する際及び、アーム体15を立てた状態のままで自転車を後進方向に動かして後輪5を逆回転させた場合に、本来クランク2の回転力を後輪5に伝えるための伝達機構が逆に働いてクランク2が逆回転してきた際、後輪5を浮かせるなどしてクランク2及びペダル3をスタンド装置と干渉しない位置まで動かさないといけないという手間が発生しない。
また、発明1において引張バネ13を選択した際は、架設点12と架設点14における引張バネ13のフック部の摩擦が原因となる、アーム体15の動作不良が比較的起こりにくくなる。
また、発明1において圧縮バネ31を選択した際は、圧縮バネ31をブラケット体11の内部にコンパクトに収納可能なのですっきりした外観が得られると同時に、架設点70、架設点71及び圧縮バネ31を雨水などによる腐食から守ることが容易となる。
また、発明2によると、回転中心点33を中心にアーム体15を動かすことで、あたかも回転軸線9と回転軸線10を持つように動かすことが可能で、尚且つ回転中心点33を中心とする回転の制限形状を変化させることで、アーム体15をより立体的で機能的に案内する効果も得られるにもかかわらず、部品点数が少なくとてもシンプルな構造となる。
また、発明1及び発明2によると、アーム体15を立てた状態及び収納した状態の中間的な状態が存在しにくく、スタンド装置の操作が簡便である。
また、発明3及び発明5によると、アーム体15を収納した際などの保持力を効率的に高めることが可能となる。
また、発明4及び発明6によると、アーム体15の回転角度を強制制御することが可能となる。
また、発明6によると、回転中心点33を中心とするアーム体15の回転を制限する制限形状を簡素化できる。
第1実施形態を自転車前進方向から見た図 第1実施形態を自転車前進方向に対して左から見た図 第1実施形態の動作図(引張バネ省略)(第三角法による) 第1実施形態の破断面図(第三角法による) 第2実施形態の破断面図(第三角法による) 第3実施形態の破断面図(第三角法による) 第4実施形態の破断面図(第三角法による) 第5実施形態を自転車前進方向から見た図 第5実施形態を自転車前進方向に対して左から見た図 第5実施形態の動作図(引張バネ省略)(第三角法による) 第5実施形態の分解図 第6実施形態のブラケット体破断面図(第三角法による) 第7実施形態のブラケット体破断面図(第三角法による) 第8実施形態のブラケット体破断面図(第三角法による) 第9実施形態のブラケット体破断面図(第三角法による) 第10実施形態を自転車前進方向から見た図 第10実施形態を自転車前進方向に対して左から見た図 第10実施形態の動作図(第三角法による) 第10実施形態の破断面図(第三角法による) 第11実施形態の破断面図(第三角法による) 第12実施形態の破断面図(第三角法による) 第13実施形態の破断面図(第三角法による) 第14実施形態の破断面図(第三角法による) 第15実施形態の破断面図(第三角法による)
符号の説明
1. ハンガーブラケット
2. クランク
3. ペダル
4. 地面
5. 後輪
6. シートステイ
7. チェーンステイ
8. 後ハブ軸
9,10. 回転軸線
11. ブラケット体
12,14,70,71. 架設点
13. 引張バネ
15. アーム体
16. ゴムキャップ
17,18,19,20. 矢印
21,40. ボルト
22. クランプ部材
23,24. アタリ
25. 軸ピン
26. 中間体
27. 軸部
28. ブッシュ
29,41. カム
30. ギヤ機構
31. 圧縮バネ
32. 軸ピン部
33. 回転中心点
34,39. 溝
35. 凹形状
36. 雌ネジ
37. ピン
38. 球状部
42,45,46,52,55. ワッシャ
43,49,50,53. 付勢部材
44. フランジ
47,48. ガイド形状
51,54. バネガイド部材
図1から図4において、スタンド装置のブラケット体11aは鋳造成型されたアルミであり、図2及び図3のように自転車のハンガーブラケット1付近のチェーンステイ7にボルト21aとアルミ鋳造製のクランプ部材22aを使用して強固に固定される。また、架設点12aを含む第1バネ架設部は鉄製のピン形状で、ブラケット体11aに設けられた穴に対して圧入されている。また、ブラケット体11aの回転軸線9部分には穴があけられており、ここにフランジ付メタルブッシュが圧入されている。また、アタリ23aはブラケット体11aと一体に鋳造成型されている。
また、アタリ23aは回転軸線9を中心とする中間体26aの第1回転可能範囲を制限する為に中間体26aに当たっているが、アーム体15aに当たることでも中間体26aの第1回転可能範囲を制限できるので、アタリ23aはアーム体15aに当たってもよい。これは、アタリ24aに関しても同様である。
また、アーム体15aはステンレスパイプを曲げ加工したものであり、地面4との接地点にはゴムキャップ16aが被されている。また、架設点14aを含む第2バネ架設部はステンレスピンの先端をプレス加工によって平たくしながら穴をあけたものであり、アーム体15aに対して溶接接合されている。また、回転軸線10部分にはステンレス製ブッシュ28aが溶接接合されている。また、アタリ24aは図4のようにアーム体15aのステンレスパイプと一体に削りだされている。
また、架設点12aと架設点14aの間に架設される引張バネ13aはステンレス製の引張コイルバネである。
また、中間体26aは鍛造成型された鉄製で、回転軸線9部分には穴があけられて、ここに軸ピン25aが圧入されており、ブラケット体11aに圧入済みのフランジ付メタルブッシュに対して軸ピン25aを挿入後先端をかしめて抜け止めとし、回転可能に隙間嵌合される。
また、回転軸線10部分には中間体26aに一体成型された軸部27aがあり、これはアーム体15aにブッシュ28aを溶接する前に挿入されて先端をかしめて抜け止めとし、回転可能に隙間嵌合されている。
実施例2のスタンド装置は、実施例1のスタンド装置の構造に、図5のようなカム29bを加えたものである。付加されるカム29bの中間体26b側は中間体26bに一体に鍛造成型されており、アーム体15b側は溶接接合されるステンレス製ブッシュ28bに一体にあらかじめ鍛造成型されている。また、このカム29bによって回転軸線10に沿ってステンレス製ブッシュ28bと中間体26bに一体成型された軸部27bがスライドすることから、これを見越して回転軸線10方向の隙間を空けて軸部27bの先端がかしめられている。
このカム29bの作用によって、アーム体15bの第2回転可能範囲の略中央部で架設点12と架設点14の距離が伸び、引張バネ13の付勢が大きくなる。
実施例3のスタンド装置は、実施例1のスタンド装置の構造に、図6のようなギヤ機構30cを加えたものである。付加されるギヤ機構30cのブラケット体11c側はブラケット体11cに一体に鋳造成型されており、アーム体15c側はアーム体15cのステンレスパイプに予め設けられた複数の横穴をインサートするように射出成型された硬質プラスチック製である。両ギヤはかさ歯車状であり、略垂直である回転軸線9と回転軸線10の間でギヤ機構を構成している。
また、図4のアタリ23aはギヤ機構30cの追加によって不要となっている。
実施例4のスタンド装置は、実施例1のスタンド装置から引張バネ13a、第1バネ架設部及び第2バネ架設部を取り除いて、図7のように変更したものである。架設点70dにはブラケット体11dに成型されたくぼみがあり、また架設点71dにはバネガイドに一体に鍛造成型された鉄製のボールピボットがあり、一端が前記くぼみに、他端が前記バネガイドに係止される圧縮バネ31dはステンレス製の圧縮コイルバネである。
また、中間体26dは回転軸線9部分に一体に軸ピン25d部が鍛造成型されており、ブラケット体11dに圧入済みのフランジ付メタルブッシュに対して軸ピン25d部を挿入後先端をかしめて抜け止めとし、回転可能に隙間嵌合される。また、アーム体15dは軸ピン部32dを分割可能で、中間体26dの回転軸線10部に設けられた穴に対して軸ピン部32dが回転可能に隙間嵌合されてから、アーム体15dに回転不能にローレット圧入嵌合される。
図8から図11において、スタンド装置のブラケット体11eは鋳造成型された鉄製であり、図9及び図10のように自転車のハンガーブラケット1付近のチェーンステイ7に、ステンレス製のボルト21eとアルミ鋳造製のクランプ部材22eを使用して強固に固定される。また、架設点12eにはピン形状の第1バネ架設部が、ブラケット体11eに一体成型されている。また、ブラケット体11eは図11のように半分に割ることが可能な構造であり、ステンレス製のボルト40eを雌ネジ36eに螺合することで一体となる。また、ブラケット体11eには、アーム体15eが回転中心点33を中心に回転する第3回転可能範囲を制限する為の溝34eと溝39eからなる制限形状が一体成型されている。
また、スタンド装置のアーム体15eは鉄製の丸棒を曲げ加工したものであり、地面4との接地点にはゴムキャップ16eが被されている。また、架設点14eには鉄製のピンの先端をプレス加工によって平たくしながら穴をあけた第2バネ架設部が、アーム体15eに対して溶接接合されている。また、黄銅製の球状N38eに予め開けられた穴にアーム体15eの回転中心点33部分が圧入嵌合されており、鉄製のピン37eも同様に圧入嵌合されている。また、アーム体15eとピン37eはそれぞれ溝34eと溝39eに案内される。
また、架設点12eと架設点14eの間に架設される引張バネ13eはステンレス製の引張コイルバネである。
実施例6のスタンド装置は、実施例5のスタンド装置の構造から引張バネ13e、第1バネ架設部及び第2バネ架設部を取り除いて、図12のように変更したものである。架設点70fと架設点71fにはバネガイドに一体に鍛造成型された鉄製の球があり、それぞれブラケット体11fと球状部38fに設けられた半球状の穴に隙間嵌合されている。また、両端が前記バネガイドに係止される圧縮バネ31fはステンレス製の圧縮コイルバネである。
実施例7のスタンド装置は、実施例5のスタンド装置の構造を、図13のように変更したものである。付勢部材43gはステンレス製の圧縮コイルバネであり、アーム体15gに一体に鍛造成型されたフランジ44gに付勢部材43gの一端が設置されて、回転軸線10に沿って直線運動可能なポリエチレン製のワッシャ42gを介して、ブラケット体11gに一体成型されたカム41gに付勢している。これは、付勢部材43gとカム41gによって第1カム機構を構成しており、引張バネ13によって第2付勢部材を構成している。
実施例8のスタンド装置は、実施例7のスタンド装置の構造を、図14のように変更したものである。付勢部材43hはステンレス製の圧縮コイルバネであり、アーム体15hに一体に鍛造成型されたフランジ44hに付勢部材43hの一端が設置される。また、アーム体15hに切削加工されたガイド形状47hに案内されて、回転軸線10に沿って直線運動可能であるが、回転軸線10を中心とするアーム体15hの回転に連動する黄銅製のワッシャ46hと、ブラケット体11hに一体成型されたガイド形状48hに案内されて、回転軸線10に沿って直線運動可能であるが、回転軸線10を中心に回転不能である黄銅製のワッシャ45hと、の間にはカム29hが設けられ、付勢部材43hはワッシャ46hに付勢することでカム29hと、ブラケット体11hに一体成型されたカム41hの画方に付勢している。
ここで、引張バネ13は取り除かれていてもよい。
また実施例8は、ブラケット体11hに対して回転軸線10に沿う方向にアーム体15hが動かないタイプの第2カム機構を有しており、ブラケット体11とアーム体15の間にギヤ機構30が設けられるタイプの実施例に適しているのは当業者であれば明らかである。
実施例9のスタンド装置は、実施例5のスタンド装置の構造に、図15のようにブラケット体11iに一体成型されたギヤと、アーム体15iに予め圧入嵌合された黄銅切削加工製のギヤからなるギヤ機構30iを加えたものである。両ギヤはかさ歯車状であり、略垂直である回転軸線9と回転軸線10の間でギヤ機構を構成している。
また、ピン37eと溝39eは不要となる。
図16から図19において、スタンド装置のブラケット体11jは鋳造成型されたアルミであり、図17及び図18のように自転車のハンガーブラケット1付近のチェーンステイ7に、ステンレス製のボルト21jとアルミ鋳造製のクランプ部材22jを使用して強固に固定される。また、ブラケット体11jの回転軸線9部分には穴があけられており、ここにフランジ付メタルブッシュが圧入されている。また、アタリ23jはブラケット体11jと一体に鋳造成型されている。
また、アーム体15jはステンレスパイプを曲げ加工したものであり、地面4との接地点にはゴムキャップ16jが被されている。また、回転軸線10部分にはステンレス製ブッシュ28jが溶接接合されている。また、アタリ24jはアーム体15jのステンレスパイプと一体に削りだされている。
また、付勢部材50jはステンレス製の圧縮コイルバネであり、ブラケット体11jと中間体26jの間に、中間体26jに揺動可能に設けられたバネガイド部材51jを介して架設されている。
また、付勢部材49jはステンレス製の圧縮コイルバネであり、中間体26jに一体成型された軸部27jと、アーム体15jに溶接接合されたブッシュ28jの間に黄銅製のワッシャ52jを介して架設されている。
また、中間体26jは鍛造成型された鉄製で、回転軸線9部分には穴があけられて、ここに軸ピン25jが回転不能に圧入嵌合されており、ブラケット体11jに圧入済みのフランジ付メタルブッシュに対して軸ピン25jを挿入後先端をかしめて抜け止めとし、回転可能に隙間嵌合される。また、中間体26jの回転軸線10部分に一体成型された軸部27jは、アーム体15jにブッシュ28jを溶接接合する前に挿入されて先端をかしめて抜け止めとし、回転可能に隙間嵌合されている。また、カム29jの中間体26j側は中開体26jに一体に鍛造成型されており、アーム体15j側は溶接接合されるブッシュ28jに一体に予め鍛造成型されており、付勢部材49jによってカム29jは付勢されている。
実施例11のスタンド装置は、実施例10のスタンド装置の構造を、図20のように変更したものである。これは、図19の付勢部材49jとカム29jから構成される第2カム機構の代わりに、付勢部材53kから構成される第2付勢部材を設けたものである。
付勢部材53kはステンレス製の圧縮コイルバネであり、中間体26kとアーム体15kの間に、中間体26kに揺動可能に設けられたバネガイド部材54kを介して架設されている。
実施例12のスタンド装置は、実施例11のスタンド装置の構造を、図21のように変更したものである。これは、図20の付勢部材50kから構成される第1付勢部材の代わりに、付勢部材43mとカム41mから構成される第1カム機構を設けたものである。
付勢部材43mはステンレス製の圧縮コイルバネであり、ブラケット体11mと中間体26mの間にポリエチレン製のワッシャ42mを介して架設され、ブラケット体11mに一体に設けられたカム41mに付勢している。
実施例13のスタンド装置は、実施例12のスタンド装置の構造を、図22のように変更したものである。これは、図21の付勢部材53mから構成される第2付勢部材の代わりに、付勢部材49nとカム29nから構成される第2カム機構を設けたものである。
付勢部材49nはステンレス製の圧縮コイルバネであり、中間体26nに一体成型された軸部27nと、アーム体15nに溶接接合されたブッシュ28nの間に黄銅製のワッシャ52nを介して架設されている。
また、中間体26nとアーム体15nの間に設けられるカム29nの中間体26n側は中間体26nに一体に鍛造成型されており、アーム体15n側は溶接接合されるブッシュ28nに一体にあらかじめ鍛造成型されており、付勢部材49nによって付勢されている。
実施例14のスタンド装置は、実施例13のスタンド装置の構造を、図23のように変更したものである。これは、図22の付勢部材43nの役割を、付勢部材49pに兼ねさせたものである。
付勢部材43pはステンレス製の圧縮コイルバネであり、中間体26pに一体成型された軸部27pと、アーム体15pに溶接接合されたブッシュ28pの間に黄銅製のワッシャ52pを介して架設されている。
また、中間体26pとアーム体15pの間に設けられるカム29pの中間体26p側は中間体26pに一体に鍛造成型されており、アーム体15p側は溶接接合されるプッシュ28pに一体に予め鍛造成型されており、付勢部材43pによって付勢されている。また、付勢部材43pによって、ブラケット体11pに一体成型されたカム41pに、アーム体15pに圧入嵌合されたポリエチレン製のワッシャ55pも付勢している。
実施例15のスタンド装置は、実施例10のスタンド装置の構造を、図24のように変更したものである。これは、図19の付勢部材49jとカム29jから構成される第2カム機構とアタリ23jを取り除いて、ギヤ機構30qを設けたものである。ギヤ機構30qのブラケット体11q側はブラケット体11qに一体に鋳造成型されており、アーム体15q側はアーム体15qのステンレスパイプに予め設けられた複数の横穴をインサートするように射出成型されたポリエチレン製である。両ギヤはかさ歯車状であり、略垂直である回転軸線9と回転軸線10の間でギヤ機構を構成している。

Claims (6)

  1. 自転車を駐輪する際のスタンド装置であって、
    前記自転車に強固に取り付け可能なブラケット体に設けられた第1回転軸線を中心に回転可能に取り付けられた中間体と、
    前記第1回転軸線を中心とする前記中間体の第1回転可能範囲を制限する為に前記ブラケット体に設けられた第1アタリと、
    前記第1回転軸線に対して略垂直に前記中間体に設けられた第2回転軸線と、
    前記第2回転軸線を中心に回転可能に取り付けられ、前記第2回転軸線に沿うように伸び、途中からL字状に曲がっているアーム体と、
    前記第2回転軸線を中心とする前記アーム体の第2回転可能範囲を制限する為に前記アーム体に設けられた第2アタリと、
    前記ブラケット体に設けられた第1架設点と、
    前記アーム体に設けられた第2架設点と、
    前記第1架設点と前記第2架設点の間に架設される引張バネ又は圧縮バネと、
    を備え、
    前記バネは、前記アーム体を立てた状態では前記中間体を前記第1回転可能範囲の一端方向に付勢する役割と、前記アーム体を前記第2回転可能範囲の一端方向に付勢する役割を兼ね、前記アーム体を収納した状態では前記中間体を前記第1回転可能範囲の他端方向に付勢する役割と、前記アーム体を前記第2回転可能範囲の他端方向に付勢する役割を兼ねる、
    自転車用スタンド装置。
  2. 自転車を駐輪する際のスタンド装置であって、
    前記自転車に強固に取り付け可能なブラケット体と、
    一端に設けられた回転中心点を中心に前記ブラケット体に対して回転可能に取り付けられたアーム体と、
    前記ブラケット体又は前記アーム体に設けられ、前記回転中心点を中心とする球状部と、
    前記回転中心点を中心とする前記アーム体の第3回転可能範囲を制限する為に前記ブラケット体に設けられた制限形状と、
    前記回転中心点を通る第1回転軸線と、
    前記回転中心点を通り前記第1回転軸線に対して略垂直な第2回転軸線と、
    前記制限形状によって制限され、前記第3回転可能範囲内であり、それぞれ前記第1回転軸線及び前記第2回転軸線を中心とする前記アーム体の第1回転可能範囲及び第2回転可能範囲と、
    前記ブラケット体に設けられた第1架設点と、
    前記アーム体に設けられた第2架設点と、
    前記第1架設点と前記第2架設点の間に架設される引張バネ又は圧縮バネと、
    を備え、
    前記アーム体は前記第2回転軸線に沿うように伸び、途中からL字状に曲がっており、
    前記バネは、前記アーム体を立てた状態では前記アーム体を前記第1回転可能範囲の一端方向に付勢する役割と、前記アーム体を前記第2回転可能範囲の一端方向に付勢する役割を兼ね、前記アーム体を収納した状態では前記アーム体を前記第1回転可能範囲の他端方向に付勢する役割と、前記アーム体を前記第2回転可能範囲の他端方向に付勢する役割を兼ねる、
    自転軍用スタンド装置。
  3. 自転車を駐輪する際のスタンド装置であって、
    前記自転車に強固に取り付け可能なブラケット体に設けられた第1回転軸線を中心に回転可能に取り付けられた中間体と、
    前記第1回転軸線を中心とする前記中間体の第1回転可能範囲を制限する為に前記ブラケット体に設けられた第1アタリと、
    前記第1回転軸線に対して略垂直に前記中間体に設けられた第2回転軸線と、
    前記第2回転軸線を中心に回転可能に取り付けられ、前記第2回転軸線に沿うように伸び、途中からL字状に曲がっているアーム体と、
    前記第2回転軸線を中心とする前記アーム体の第2回転可能範囲を制限する為に前記アーム体に設けられた第2アタリと、
    を備え、
    前記ブラケット体と前記中間体の間もしくは前記ブラケット体と前記アーム体の間に架設されて、前記中間体を前記第1回転可能範囲の両端方向に付勢する第1付勢部材、
    前記中間体の位置が前記第1回転可能範囲の略中央部で第3付勢部材の付勢が最大となるように設定される第1カムと前記第3付勢部材を有し、前記ブラケット体と前記中間体の間もしくは前記ブラケット体と前記アーム体の間に設けられる第1カム機構、
    の前記第1付勢部材、前記第1カム機構、の合計2つのうち、少なくとも1つを備え、
    前記中間体と前記アーム体の間もしくは前記ブラケット体と前記アーム体の開に架設されて、前記アーム体を前記第2回転可能範囲の両端方向に付勢する第2付勢部材、
    前記アーム体の位置が前記第2回転可能範囲の略中央部で第4付勢部材の付勢が最大となるように設定される第2カムと前記第4付勢部材を有し、前記中間体と前記アーム体の間もしくは前記ブラケット体と前記アーム体の間に設けられる第2カム機構、
    の前記第2付勢部材、前記第2カム機構、の合計2つのうち、少なくとも1つを備える、自転車用スタンド装置。
  4. 自転車を駐輪する際のスタンド装置であって、
    前記自転車に強固に取り付け可能なブラケット体に設けられた第1回転軸線を中心に回転可能に取り付けられた中間体と、
    前記第1回転軸線に対して略垂直に前記中間体に設けられた第2回転軸線と、
    前記第2回転軸線を中心に回転可能に取り付けられ、前記第2回転軸線に沿うように伸び、途中からL字状に曲がっているアーム体と、
    を備え、
    前記第1回転軸線を中心とする前記中間体の第1回転可能範囲を制限する為に前記ブラケット体に設けられた第1アタリと、前記第2回転軸線を中心とする前記アーム体の第2回転可能範囲を制限する為に前記アーム体に設けられた第2アタリのうち、少なくともどちらかの前記アタリを備え、
    前記ブラケット体と前記中間体の間もしくは前記ブラケット体と前記アーム体の間に架設されて、前記中間体を前記第1回転可能範囲の両端方向に付勢する第1付勢部材、
    前記中間体と前記アーム体の間もしくは前記ブラケット体と前記アーム体の間に架設されて、前記アーム体を前記第2回転可能範囲の両端方向に付勢する第2付勢部材、
    前記中間体の位置が前記第1回転可能範囲の略中央部で第3付勢部材の付勢が最大となるように設定される第1カムと前記第3付勢部材を有し、前記ブラケット体と前記中間体の間もしくは前記ブラケット体と前記アーム体の間に設けられる第1カム機構、
    前記アーム体の位置が前記第2回転可能範囲の略中央部で第4付勢部材の付勢が最大となるように設定される第2カムと前記第4付勢部材を有し、前記中間体と前記アーム体の間もしくは前記ブラケット体と前記アーム体の間に設けられる第2カム機構、
    の前記第1付勢部材、前記第2付勢部材、前記第1カム機構、前記第2カム機構、の合計4つのうち、少なくとも1つを備え、
    前記第2回転軸線を中心とする前記アーム体の第2回転角度に応じて前記第1回転軸線を中心とする前記中間体の第1回転角度を決定するギヤ機構が、前記ブラケット体と前記アーム体の間に設けられる、
    自転車用スタンド装置。
  5. 自転車を駐輪する際のスタンド装置であって、
    前記自転車に強固に取り付け可能なブラケット体と、
    一端に設けられた回転中心点を中心に前記ブラケット体に対して回転可能に取り付けられたアーム体と、
    前記ブラケット体又は前記アーム体に設けられ、前記回転中心点を中心とする球状部と、
    前記回転中心点を中心とする前記アーム体の第3回転可能範囲を制限する為に前記ブラケット体に設けられた制限形状と、
    前記回転中心点を通る第1回転軸線と、
    前記回転中心点を通り前記第1回転軸線に対して略垂直な第2回転軸線と、
    前記制限形状によって制限され、前記第3回転可能範囲内であり、それぞれ前記第1回転軸線及び前記第2回転軸線を中心とする前記アーム体の第1回転可能範囲及び第2回転可能範囲と、
    を備え、
    前記アーム体は前記第2回転軸線に沿うように伸び、途中からL字状に曲がっており、
    前記ブラケット体と前記アーム体の間に架設されて、前記アーム体を前記第1回転可能範囲の両端方向に付勢する第1引張バネ又は第1圧縮バネ、
    前記アーム体の位置が前記第1回転可能範囲の略中央部で第3付勢部材の付勢が最大となるように設定される第1カムと前記第3付勢部材を有し、前記ブラケット体と前記アーム体の間に設けられる第1カム機構、
    の前記第1引張バネ又は前記第1圧縮バネ、前記第1カム機構、の合計2つのうち、少なくとも1つを備え、
    前記ブラケット体と前記アーム体の間に架設されて、前記アーム体を前記第2回転可能範囲の両端方向に付勢する第2引張バネ又は第2圧縮バネ、
    前記アーム体の位置が前記第2回転可能範囲の略中央部で第4付勢部材の付勢が最大となるように設定される第2カムと前記第4付勢部材を有し、前記ブラケット体と前記アーム体の間に設けられる第2カム機構、
    の前記第2引張バネ又は前記第2圧縮バネ、前記第2カム機構、の合計2つのうち、少なくとも1つを備える、
    自転車用スタンド装置。
  6. 自転車を駐輪する際のスタンド装置であって、
    前記自転車に強固に取り付け可能なブラケット体と、
    一端に設けられた回転中心点を中心に前記ブラケット体に対して回転可能に取り付けられたアーム体と、
    前記ブラケット体又は前記アーム体に設けられ、前記回転中心点を中心とする球状部と、
    前記回転中心点を中心とする前記アーム体の第3回転可能範囲を制限する為に前記ブラケット体に設けられた制限形状と、
    前記回転中心点を通る第1回転軸線と、
    前記回転中心点を通り前記第1回転軸線に対して略垂直な第2回転軸線と、
    前記制限形状によって制限され、前記第3回転可能範囲内であり、それぞれ前記第1回転軸線及び前記第2回転軸線を中心とする前記アーム体の第1回転可能範囲及び第2回転可能範囲と、
    を備え、
    前記アーム体は前記第2回転軸線に沿うように伸び、途中からL字状に曲がっており、
    前記ブラケット体と前記アーム体の間に架設されて、前記アーム体を前記第1回転可能範囲の両端方向に付勢する第1引張バネ又は第1圧縮バネ、
    前記ブラケット体と前記アーム体の間に架設されて、前記アーム体を前記第2回転可能範囲の両端方向に付勢する第2引張バネ又は第2圧縮バネ、
    前記アーム体の位置が前記第1回転可能範囲の略中央部で第3付勢部材の付勢が最大となるように設定される第1カムと前記第3付勢部材を有し、前記ブラケット体と前記アーム体の間に設けられる第1カム機構、
    前記アーム体の位置が前記第2回転可能範囲の略中央部で第4付勢部材の付勢が最大となるように設定される第2カムと前記第4付勢部材を有し、前記ブラケット体と前記アーム体の間に設けられる第2カム機構、
    の前記第1引張バネ又は前記第1圧縮バネ、前記第2引張バネ又は前記第2圧縮バネ、前記第1カム機構、前記第2カム機構、の合計4つのうち、少なくとも1つを備え、
    前記第2回転軸線を中心とする前記アーム体の第2回転角度に応じて、前記第1回転軸線を中心とする前記アーム体の第1回転角度を決定するギヤ機構が、前記ブラケット体と前記アーム体の間に設けられる、
    自転車用スタンド装置。
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