JP3977308B2 - スリットノズル - Google Patents

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本発明は、搬送手段によって搬送される基板に対して、液体を吹き付けるために用いるスリットノズルにおいて、スリット状の流路の幅を調整するための調整機構に関するものである。
一般に液晶パネルなどの基板製造工程には、基板上に薬剤を塗布する塗布工程、搬送手段によって基板を洗浄処理槽内で処理する洗浄工程、処理液を純水で置換する純水置換工程、最後に濡れた基板に空気を吹き付けて乾燥させる乾燥工程がある。
近年は生産性向上のため、以上の各工程において、スピーディーかつ強力な処理能力のツールが求められている。特にm角サイズに大型化の進む基板の処理には、アクアナイフやエアナイフなどのようなスリットノズルによって基板に対して流体(液体または気体)を噴射する平流し型の装置が一般的に用いられる。
このようなスリットノズルの流路幅(スリット幅、スリットギャップともいう)は通常数十〜数百μmに設定されている。しかし、スリットノズルの長辺が1mを超える場合、工作機械の加工精度だけで、全幅に渡って数十〜数百μmの流路幅を達成するのは困難である。また、流路幅を可変にするためにも、流路幅の調整機構を別に設ける必要がある。
そこで、特許文献1では、上記流路幅を調整する機構として、ネジによりスリットノズルの外壁面を押し引きする機構が提案されている。なお、上記ネジは、回転可能な状態で、スリットノズルに併設された流路幅調整板に取り付けられている。以下、図17を用いてその機構について説明する。
図17は、スリットノズルとしてのエクストルージョン型の塗布装置を示した断面図である。塗布装置100は、内部に塗料溜101と、塗料溜101に接続されるスリット状流路102とを有した一体型のダイ103から構成されている。そして、塗布装置100は、スリット状流路の開口部102Aと、図示しない非磁性支持体の塗布対象物(図示せず)とが対向するように配置されている。
さらに、スリット状流路102を形成している側壁構成部103A・103Bのうち、一方の側壁構成部103Aの外壁(塗布装置100の外壁)に、流路の流れ方向と平行方向を長手とする補助板104が備えられている。この補助板104には、側壁構成部103Aの外壁に向けて貫通穴104A・104Bが形成されている。なお、貫通穴104Aの内面には雌ネジ部104Cが形成されている。さらに、貫通穴104Bと同軸上であって、側壁構成部103Aの外壁に雌ネジ孔103Cが形成されている。
ここで、貫通穴104Aには、流路幅縮小用ネジ105が挿入されていて、貫通穴104Bには流路幅拡大用ネジ106が支持されている。この流路幅縮小用ネジ105および流路幅拡大用ネジ106が流路幅調整機構107を構成している。
流路幅縮小用ネジ105は、頭部105Aと円筒部105Bと雄ネジ部105Cとから構成される。そして、雄ネジ部105Cが、雌ネジ部104Cと螺合している。さらに、雄ネジ部105Cの先端部は側壁構成部103Aの外壁面に当接している。
以上の構成において、雌ネジ部104Cに対して流路幅縮小用ネジ105を締めこむように回転させると、流路幅縮小用ネジ105が側壁構成部103A側に移動するようになっている。これにより、流路幅縮小用ネジ105が側壁構成部103Aの外壁を押圧し、側壁構成部103Aをスリット状流路102側に変位させることができ、スリット状流路102の幅を縮小調整できる。
流路幅拡大用ネジ106は、頭部106Aと円筒部106Bと雄ネジ部106Cとから構成される。そして、流路幅拡大用ネジ106は、雄ネジ部106Cが側壁構成部103A側に位置するように、貫通穴104Bを貫通している。さらに、雄ネジ部106Cは、雌ネジ孔103Cと螺合している。
以上の構成において、雌ネジ孔103Cに対して、流路幅拡大用ネジ106を締めこむように回転させると、流路幅拡大用ネジ106の位置は移動せず、側壁構成部103Aが補助板104側に引き寄せられるようになっている。これにより、側壁構成部103Aを補助板104側に変位させることができ、スリット状流路102の幅を拡大調整できる。
つまり、以上のような塗布装置100において、流路幅縮小用ネジ105および流路幅拡大用ネジ106によって側壁構成部103Aを変位させない状態では、スリット状流路102の幅は変化せず、側壁構成部103Aの内壁は基準の位置にある。そして、この状態から、流路幅縮小用ネジ105を締めることにより、側壁構成部103Aの内壁を基準の位置より側壁構成部103B側に変位させて、スリット状流路102の流路幅を縮小調整できる。また、流路幅拡大用ネジ106を締めることにより、側壁構成部103Aの内壁を基準の位置より補助板104側に変位させて、スリット状流路102の流路幅を拡大調整できる。
特開平10−15461号公報(1998年1月20日公開)
ここで、上記の構成の塗布装置100によれば、図17から明らかなように、流路幅調整機構107が、ダイ103の外壁(側壁構成部103Aの外壁)を押圧または引き寄せるように構成されているので、流路幅調整機構107を支持するための補助板104が必要になる。
しかしながら、補助板104によって流路幅縮小用ネジ105および流路幅拡大用を支持するためには、側壁構成部の厚みと同じぐらいの厚みを有する補助板104を構成する必要がある。このような補助板104をダイ103に併設すると、装置全体として補助板104分の厚みが加わることから、装置全体の大型化および重量増加という問題が生じていた。特に、流路方向におけるダイ103の長さが2m近くになると、装置全体の重量は数十kgになる。このような、装置全体の大型化および重量増加によって、スリットノズルの設置や流路幅調整等の作業性に直接影響を及ぼすという問題が生じていた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、流路幅調整機構を備えても、装置の大型化および重量増加を抑制できるスリットノズルを提供することにある。
本発明のスリットノズルは、上記課題を解決するために、断面U字形状のスリット状流路を備えたスリットノズルにおいて、上記スリット状流路は、互いに対向する第1片の内壁と第2片の内壁との間に形成され、上記第1片の外壁から内壁を貫通する貫通穴が形成され、上記貫通穴を上記第2片の方向に沿って進退移動することにより、上記第2片を押圧または引き寄せて、上記スリット状流路の幅を調整する流路幅調整手段が備えられていることを特徴とする。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記貫通穴の内面に第1雌ネジが形成され、上記流路幅調整手段は、上記第1雌ネジに螺合され、先端が上記第2片の内壁と当接する第1雄ネジであってもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記第1片の外壁における上記貫通穴の開口部が、漏洩防止用弾性部材に覆われていてもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記第1雄ネジは、先端側から頭部に向けて、上記第1雌ネジと螺合される第1ネジ山領域、ネジ山よりも滑らかな弾性部材密着領域が少なくとも形成されている構成であってもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記第1ネジ山形成領域の外径が、上記弾性部材密着領域の外径以下であってもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記第一片の外壁には座グリが形成され、上記座グリの底面部に上記貫通穴の開口部が形成されていてもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、さらに、上記座グリの側面部に第2雌ネジが形成され、上記開口部は漏洩防止用弾性部材に覆われ、上記第2雌ネジに、上記第1雌ネジの開口部に対して上記洩防止用弾性部材を押止するための第2雄ネジが螺合されていてもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記貫通穴および上記第1雄ネジが複数備えられていると共に、上記座グリも複数備えられていて、互いに隣り合う座グリを連結する流路が形成されていてもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記貫通穴とほぼ同軸上であって、上記第2片の内壁に第3雌ネジが形成され、上記流路幅調整手段は、上記貫通穴に支持され、上記第3雌ネジに螺合される第3雄ネジであってもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記第1片の外壁における上記貫通穴の開口部が、漏洩防止用弾性部材に覆われていてもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記第3雄ネジは、先端側から、上記第3雌ネジと螺合される第2ネジ山領域、ねじ山よりも滑らかな弾性部材密着領域が少なくとも形成されていてもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記第2ネジ山形成領域の外径が、上記弾性部材密着領域の外径以下であってもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記第一片の外壁には座グリが形成され、上記座グリの底面部に上記貫通穴の開口部が形成されていてもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、さらに、上記座グリの側面部に第4雌ネジが形成され、上記開口部は漏洩防止用弾性部材に覆われ、上記第4雌ネジに、上記貫通穴の開口部に対して上記洩防止用弾性部材を押止するための第3雄ネジが螺合されていてもよい。
本発明のスリットノズルは、上記構成に加えて、上記貫通穴および上記第3雄ネジが複数備えられていると共に、上記座グリも複数備えられていて、互いに隣り合う座グリを連結する流路が形成されていてもよい。
本発明のスリットノズルは、以上のように、上記スリット状流路が互いに対向する第1片の内壁と第2片の内壁との間に形成され、上記第1片の外壁から内壁を貫通する貫通穴が形成され、上記貫通穴を上記第2片の方向に沿って進退移動することにより、上記第2片を押圧または引き寄せて、上記スリット状流路の幅を調整する流路幅調整手段が備えられている。
これにより、流路幅調整手段が、上記第1片の外壁から内壁を貫通する貫通穴を進退移動することにより、上記第2片を押圧または引き寄せるため、上記第1片に対する上記第2片の相対位置を調整することができる。よって、断面U字形状であって、互いに対向する第1片の内壁と第2片の内壁との間に形成されているスリット状流路の幅を調整できる。
ここで、流路幅調整手段は上記第1片の外壁から内壁を貫通している構成である。したがって、該流路幅調整手段をスリットノズル自体で支持することが可能になる。これにより、流路幅調整手段を支持するための補助板や治具をスリットノズルに併設する必要がなく、該補助板や治具をスリットノズルに併設する必要のあった従来のスリットノズルに比べて、装置全体の重量増加および大型化を抑制できるという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに上記貫通穴の内面に第1雌ネジが形成され、上記流路幅調整手段が、上記第1雌ネジに螺合され、先端が上記第2片の内壁と当接する第1雄ネジであるため、上記第1雄ネジを上記第2片の方向へ締めこむことにより、上記第1雄ネジを第2片の方向へ変位させることができる。これにより、上記第1雄ネジの先端によって上記第2片に押圧力が付加され、上記第2片が上記第1片から離れるように変位するため、上記スリット状流路の幅を拡大調整できる。
つまり、スリットノズルに雄ネジと雌ネジとを構成するだけで流路幅調整手段を備えることができ、流路幅調整手段に対する補助板や治具をスリットノズルに併設する必要がないという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに、上記第1片の外壁における上記貫通穴の開口部が、漏洩防止用弾性部材に覆われているため、上記スリット状流路から上記貫通穴に液体が流れ込んでも、該液体が上記貫通穴より漏れることを抑制できる。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに上記第1雄ネジは、先端側から頭部に向けて、上記第1雌ネジと螺合される第1ネジ山領域、ネジ山よりも滑らかな弾性部材密着領域が少なくとも形成されている。これにより、上記第1雄ネジの頭部が上記開口部から突出している構成であっても、上記第1雄ネジと上記第1雌ネジとを螺合させることができ、上記第1雄ネジの弾性部材密着領域に上記漏洩防止用弾性部材を密着させることができる。ここで、弾性部材密着領域はねじ山よりも滑らかな領域である。
したがって、上記第1雄ネジと上記開口部との間にクリアランスが形成されるのを抑制でき、液体が上記貫通穴より漏れることを抑制できる。なお、上記弾性部材密着領域は、弾性部材が密着しやすい形状であればよく、例えば円柱形状が好ましい。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに、上記第1ネジ山形成領域の外径が、上記弾性部材密着領域の外径以下である。仮に上記第1ネジ山形成領域の外径が、上記弾性部材密着領域の外径以上である場合、上記第2片への方向と逆方向に上記第1雄ネジを変位させると、上記漏洩防止用弾性部材が上記第1ネジ山形成領域と係合し、上記漏洩防止用弾性部材が破損する恐れがある。この点、上記構成によれば、上記第1ネジ山形成領域の外径を、上記弾性部材密着領域の外径以下にしている。これにより、上記漏洩防止用弾性部材が上記第1ネジ山形成領域に係合することを抑制でき、上記漏洩防止用弾性部材の破損を抑制できるという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに上記第一片の外壁には座グリが形成され、上記座グリの底面部に上記貫通穴の開口部が形成されているため、上記座グリの底面部に形成されている上記貫通穴に上記第1雄ネジが挿入されることになる。
したがって、上記第1雄ネジの頭部が上記開口部から突出するように構成される場合であっても、上記第1雄ネジの頭部が、上記第1片の壁面より突出しないように構成できる。これにより、例えば、スリットノズルの搬送時に、上記第1雄ネジが破損するのを抑制できるという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに上記座グリの側面部に第2雌ネジが形成され、上記開口部は漏洩防止用弾性部材に覆われ、上記第2雌ネジに、上記第1雌ネジの開口部に対して上記洩防止用弾性部材を押止するための第2雄ネジが螺合されている。したがって、上記第2雄ネジを上記貫通穴の開口部側へ締めこむと、上記第2雄ネジが漏洩防止用弾性部材を押圧する。この押圧力の作用により、上記洩防止用弾性部材が上記開口部を覆った状態で、該洩防止用弾性部材を上記座グリの底面部に対して密着できる。
つまり、上記構成によれば、上記第1雄ネジとは別の機構である第2雄ネジおよび上記座グリの側面部の第2雌ネジによって、上記洩防止用弾性部材を支持していることになる。よって、上記第1雄ネジを進退移動させる際、上記第1雄ネジ対して作用する上記洩防止用弾性部材の密着性を緩めることなく進退移動できる。これにより、上記洩防止用弾性部材による液体の漏れ防止作用とは独立して上記第1雄ネジの締め込み動作が可能となるという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに、上記貫通穴および上記第1雄ネジが複数備えられていると共に、上記座グリも複数備えられていて、互いに隣り合う座グリを連結する流路が形成されている。これにより、上記貫通穴および上記第1雄ネジが複数備えられていると共に、上記座グリも複数備えられている場合であっても、互いに隣り合う座グリを連結する流路が形成されているため、万が一、上記開口部から液体が漏れても、スリットノズルから噴出する液体と混合することを防止できるという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに、上記貫通穴とほぼ同軸上であって、上記第2片の内壁に第3雌ネジが形成され、上記流路幅調整手段は、上記貫通穴に支持され、上記第3雌ネジに螺合される第3雄ネジである。したがって、上記第3雄ネジを、上記第3雌ネジに対して締めこむように回転させると、上記第3雌ネジおよび第2片を上記第1片の方向へ引き寄せることができる。これにより、上記第2片が上記第1片に近づくように変位するため、上記スリット状流路の幅を縮小調整できる。
つまり、スリットノズルに雄ネジと雌ネジとを構成するだけで流路幅調整手段を備えることができ、流路幅調整手段に対する補助板や治具をスリットノズルに併設する必要がないという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに、上記第1片の外壁における上記貫通穴の開口部が、漏洩防止用弾性部材に覆われているため、上記スリット状流路から上記貫通穴に液体が流れ込んでも、該流体が上記貫通穴より漏れることを抑制できるという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに、上記第3雄ネジは、先端側から、上記第3雌ネジと螺合される第2ネジ山領域、ねじ山よりも滑らかな弾性部材密着領域が少なくとも形成されているため、上記第3雄ネジの頭部が上記開口部から突出している構成であっても、上記第3雄ネジと上記第3雌ネジとを螺合させることができ、上記第3雄ネジの弾性部材密着領域に上記漏洩防止用弾性部材を密着させることができる。ここで、弾性部材密着領域は、ネジ山よりも滑らかな領域である。
したがって、上記雄ネジと上記開口部との間にクリアランスが形成されるのを抑制でき、液体が上記貫通穴より漏れることを抑制できるという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに、上記第2ネジ山形成領域の外径が、上記弾性部材密着領域の外径以下である。
仮に上記第2ネジ山形成領域の外径が、上記弾性部材密着領域の外径以上である場合、上記第2片への方向と逆方向に上記第3雄ネジを変位させると、上記漏洩防止用弾性部材が上記第2ネジ山形成領域と係合し、上記漏洩防止用弾性部材が破損する恐れがある。そこで、上記構成によれば、上記第2ネジ山形成領域の外径を、上記弾性部材密着領域の外径以下にしている。これにより、上記漏洩防止用弾性部材が上記第2ネジ山形成領域に係合することを抑制でき、上記漏洩防止用弾性部材の破損を抑制できるという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに、上記第一片の外壁には座グリが形成され、上記座グリの底面部に上記貫通穴の開口部が形成されているため、上記座グリの底面部に形成されている上記貫通穴に上記第3雄ネジが挿入されることになる。したがって、上記第3雄ネジの頭部が上記開口部から突出するように構成される場合であっても、上記第3雄ネジの頭部が、上記第1片の壁面より突出しないように構成できる。これにより、スリットノズルの搬送時に、上記第1雄ネジが破損するのを抑制できるという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに、上記座グリの側面部に第4雌ネジが形成され、上記開口部は漏洩防止用弾性部材に覆われ、上記第4雌ネジに、上記貫通穴の開口部に対して上記洩防止用弾性部材を押止するための第3雄ネジが螺合されている。これにより、上記第4雄ネジを上記貫通穴の開口部側へ締めこむと、上記第4雄ネジが漏洩防止用弾性部材を押圧する。この押圧力の作用により、上記洩防止用弾性部材が上記開口部を覆った状態で、該洩防止用弾性部材を上記座グリの底面部に対してシールできる。
つまり、上記構成によれば、上記第3雄ネジとは別の機構である第4雄ネジおよび上記座グリの側面部の第4雌ネジによって、上記洩防止用弾性部材を上記座グリの底面部に対して密着させることになる。したがって、上記第3雄ネジを進退移動させる際、上記第3雄ネジ対して作用する上記洩防止用弾性部材の密着性を緩めることなく進退移動できる。これにより、上記洩防止用弾性部材による液体の漏れ防止作用とは独立して上記第3雄ネジの締め込み動作が可能となるという効果を奏する。
本発明のスリットノズルは、以上のように、さらに、上記貫通穴および上記第3雄ネジが複数備えられていると共に、上記座グリも複数備えられていて、互いに隣り合う座グリを連結する流路が形成されている。これにより、上記貫通穴および上記第3雄ネジが複数備えられていると共に、上記座グリも複数備えられている場合であっても、互いに隣り合う座グリを連結する流路が形成されているため、万が一、上記開口部から液体が漏れても、スリットノズルから噴出する液体と混合することを防止できるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態を、図1乃至図6を用いて以下説明する。図2は、本実施の形態のスリットノズル50を示した斜視図である。スリットノズル50は、液晶パネルなどの基板製造工程に用いられるものであり、基板に対して液体を噴出するためのものである。
ここで、上記液体としては、パネル基板を洗浄するための洗浄液、パネル基板を純水置換するための純水等がある。
図2に示すように、スリットノズル50は、内部に備えられた液体溜に貯められている液体を、内部のスリット状流路を介して噴出口6Aから噴出するためのノズルである。ここで、スリット状流路は、噴出口6Aから上記液体溜までの間に切り込まれている流路である。
図1は、図2に示すスリットノズル50のK−K線断面図である。以下では、液体が噴出する方向をA方向と規定し、流体が噴出する方向と逆向きの方向をB方向と規定する。
図1に示すように、スリットノズル50は、片1(第1片)と片2(第2片)とを互いに所定間隔で対向させ、一体化した構成である。なお、スリットノズル50のA方向側端部には、液体を噴出するための噴出口6Aが形成され、スリットノズル50のB方向側端部には、片1と片2とを対向配置するための対向配置用ボルト5(対向配置手段)が備えられる。また、以下では、片1と片2とが対向している方向をCD方向と規定し、片2に対して片1が備えられている方向をC方向、片1に対して片2が備えられている方向をD方向と規定する。
なお、スリットノズル50の外壁であって、片1の壁面に相当する部分を片1の外壁とし、片2の壁面に相当する部分を片2の外壁とする。また、スリットノズル50の内壁(流路壁)であって、片1の壁面に相当する部分を片1の内壁とし、片2の壁面に相当する部分を片2の内壁とする。
片2の内壁はAB方向と平行に形成されている。また、片1の内壁は、大部分がAB方向に沿って平行に形成されているものの、中央部分においてはCD方向に沿って凹部が形成されている。
そして、図6に示すように、片1の内壁と片2の内壁とによってスペーサ4を挟持させる。なお、スペーサ4はコの字型であると共に、コの字型の開口4aがA方向側に位置するように挟持させている。また、スペーサ4は弾性材料あるいは荷重により塑性変形可能な材料からなり、漏れ防止部材としても機能する。
さらに、対向配置用ボルト5によって、片1、スペーサ4、片2とを密着固定させる。これにより、片1の内壁と片2の内壁とを、CD方向におけるスペーサ4のサイズ分だけの間隔をあけて、対向配置できる。
片1と片2とをこのように一体化することにより、A方向側からB方向に沿って、片1の内壁と片2との内壁とが上記間隔で平行に配置されることになる。これにより、片1の内壁と片2の内壁、およびスペーサ4によって、断面U字形状のスリット状流路6が形成されることになる。なお、スリットノズル50のA方向側端部では、噴出口6Aが形成されている。また、スリットノズル50の中央部分においては、片2の内壁および上記凹部によって、液体溜6Bが形成されていることになる。
以上の構成により、液体溜6Bに貯められている液体を、スリット状流路6に流し込み、噴出口6Aを介して噴出することができる。
なお、以上の構成においては、片1と片2とをあえて互いに別個独立の部材としてある。これは、片1と片2とが同一部材であったとすると、長尺材料(ノズル本体)の内部をくりぬく加工によりスリットノズルを製造しなければならず、煩雑な作業を要するが、本実施の形態によれば、このような煩雑な作業を行う必要がない。
また、内部をくりぬく加工によりスリットノズルを製造する場合、タップ切りによって内部に生じるバリを除去するという煩雑な作業が必要とされるが、本実施の形態によれば、この作業は容易である。
さらに、長尺材料の内部をくりぬく加工により製造されたスリットノズルでは、流路(内壁部)にバフ研磨等の表面処理を行うのが不可能である。また、スリットに異物が挟まった場合、長尺材料の内部をくりぬく加工により製造されたスリットノズルでは分解が不可能である。しかし、本実施の形態の構成によれば、片1と片2とを互いに別個独立の部材で構成しているため、スリットノズル50の分解を容易に行うことができる。これにより、上記表面処理を容易に行うことができると共に、スリットに異物が挟まった場合でも分解メンテナンスを容易に行うことができる。
以上、説明したように、スリットノズル50を製造するにあたり、片1と片2とを別個の部材で構成するのが理想である。しかし、本実施形態のように、ノズル本体を互いに別部材で構成する必然性はなく、長尺材料(ノズル本体)の内部をくりぬくことによりスリットノズルを製造しても本発明の作用効果を奏する事は可能である。
つぎに、本発明の実施の一形態である流路幅調整手段について説明する。図1に示すように、片1には、その内壁から外壁を貫通する貫通穴8が形成されていて、この貫通穴8の内面には雌ネジ9(第1雌ネジ)が形成されている。
そして、雌ネジ9に対して、流路幅調整手段としての雄ネジ10(第1雄ネジ)が螺合されている。ここで、雄ネジ10は、その先端が片2の内壁に当接(接合ともいえる)していると共に、頭部が片1の外壁から突出している状態で貫通穴8に支持されている。
以上の構成によれば、雄ネジ10を雌ネジ9に対して締めこむように回転させると、雄ネジ10をD方向へ変位させることができ、雄ネジ10の先端によって片2に押圧力が付加させる。これにより、片2が片1から離れるように変位するため、CD方向におけるスリット状流路の幅を拡大調整できる。一方、一旦締めこんだ雄ネジ10を元通りに緩めると、付勢力の働く範囲内で付勢作用により片2が片1に近づくように復元変位し、CD方向におけるスリット状流路の幅を縮小調整できる。なお、上記付勢力の働く範囲を超えて流路幅を縮小調整する場合は、後述する実施形態2における別の流路幅調整手段を利用する。
なお、雄ネジ10によりスリットノズル50の流路幅を調整しても、片1とスペーサ4との間、または片2とスペーサ4との間から液体が漏れることはない。これは、スペーサ4は漏れ防止用の部材であり、スリットノズル50の流路幅を調整しても、対向配置用ボルト5を緩めない限り、流路幅調整による片2の変位はスペーサ4のシール部分に及ばないからである。つまり、スペーサ4のシール作用を保っておけば、片1とスペーサ4との間、または片2とスペーサ4との間からの液漏れは発生しない。
つぎに、雄ネジ10の具体的な構成について説明すると以下の通りである。図3は、図1の雄ネジ10の具体的構成を示した断面図である。雄ネジ10には、図3に示すように、先端側から順に、ネジ山領域10A(第1ネジ山領域)、円柱状領域10B(弾性部材密着領域)、ネジ山領域10C、頭部10Dが構成されている。なお、頭部10Dの外周は、ネジ山領域10A、円柱状領域10B、ネジ山領域10Cの外周よりも大きく構成されている。
そして、雄ネジ10に対し、ナット11、サポートリング12、シール材13(漏洩防止用弾性部材)が、先端側から頭部側に向けてこの順序で装着される。
なお、ナット11には、ネジ山領域10Cと螺合する雌ネジ孔が形成されている。また、サポートリング12には、ネジ山領域10A、円柱状領域10B、ネジ山領域10Cよりも径が大きく、頭部10Dよりも径が小さい貫通孔が形成されている。また、シール材13は、円柱状領域10Bに密着するように形成されている。
つまり、雄ネジ10のネジ山領域10Cとナット11の雌ネジ孔とが螺合し、サポートリング12の内周に雄ネジ10が挿入され、雄ネジ10の円柱状領域10Bにシール材13が嵌められることになる。
そして、先端をD方向に向け、雄ネジ10を貫通穴8に挿入すると、図4に示すように、ネジ山領域10Aは雌ネジ9と螺合し、円柱状領域10Bにはシール材13が嵌め込まれる。また、シール材13は、片1の外壁における貫通穴8の開口部を覆っている。
さらに、ネジ山領域10Cはナット11と螺合している。なお、ナット11とシール材13との間には、雄ネジ10を囲っているサポートリング12が備えられている。つまり、片1の外壁からC方向に向かって、シール材13、サポートリング12、ナット11が、この順序で隣り合うように配置されている。
ここで、上記流路幅調整手段としての雄ネジ10によって、スリット状流路6の幅を調整した後、ナット11をD方向に向けて締めこむ。これにより、ナット11からの押圧力がサポートリング12に付加される。さらに、このサポートリング12の押圧力によって、シール材13は、円柱状領域10Bおよび片1の外壁に密着されると共に、片1の外壁における貫通穴8の開口部をシールする。なお、ナット11は、サポートリング12およびシール材13が緩まないように、ネジ山領域10Cに対して締めこまれる。
これにより、シール材13が、片1の外壁における貫通穴8の開口部を覆うことになる。したがって、スリット状流路6から貫通穴8に液体が流れ込んでも、該液体が上記開口部より漏れることを抑制できる。
通常、スリットノズル50において、スリット状流路6内の液体には数MPaの高圧が印加されているため、以上のように、シール材13によって液体の漏れを防止する事は有効である。
なお、図4の構成において、サポートリング12を備えなくても、ナット11からの押圧力をシール材13に直接作用させることにより、片1の外壁および円柱状領域10Bにシール材13をシールすることができる。
また、上記弾性部材密着領域は、円柱状領域10Bでなくてもよく、ネジ山よりも滑らかな面であれば、いかなる構成であっても構わない。つまり、ネジ山に対してはシール材を密着させにくいため、雄ネジ10において、ネジ山よりも滑らかな面である弾性部材密着領域を構成すればよい。ただし、雄ネジ10に弾性部材密着領域を構成しなくても、スリット状流路6の幅を調整することは可能である。
また、上記流路幅調整手段は、図4に示す雄ネジ10の構造に限定されるものでない。上記流路幅調整手段は、片1に支持されていて、貫通穴8を片2の方向へ進退移動することにより、片2を押圧または引き寄せるものであれば、あらゆる態様に設計変更できる。
例えば、流路幅調整手段として、図5に示すような雄ネジ14(第1雄ネジ)であってもよい。雄ネジ14は、先端側から順に、ネジ山領域14A(第1ネジ山領域)、円柱状領域14B(弾性部材密着領域)、ネジ山領域14C、頭部14Dが形成されている構成である。なお、頭部14Dの径は、ネジ山領域14A、円柱状領域14B、ネジ山領域14Cの径よりも大きく構成されている。
また、図5に示す雄ネジ14には、ロックナット15、サポートリングナット16、シール材13が、先端側から頭部側に向け、この順序で装着される。
なお、サポートリングナット16には、ネジ山領域14Cと螺合する雌ネジ孔が形成されていると共に、シール材と密着する領域が形成されている。また、ロックナット15には、ネジ山領域14Cと螺合する雌ネジ孔が形成されている。
つまり、雄ネジ14は、ネジ山領域14Aが雌ネジ9と螺合し、円柱状領域14Bにはシール材13が嵌め込まれ、ネジ山領域14Cがサポートリングナット16の雌ネジ孔およびロックナット15の雌ネジ孔と螺合する。以下、図5の雄ネジ14と図4に示す雄ネジ10との相違を説明する。
図4に示す雄ネジ10は、ネジ山領域10Aの外径が円柱状領域10Bの外径以上になっているが、図5に示す雄ネジ14は、ネジ山領域14Aの外径が円柱状領域14Bの外径以下になっている。
図4に示す雄ネジ10の場合、雄ネジ10を緩めることによって、C方向側へ雄ネジ10を変位させると、シール材13がネジ山領域10Aと係合し、シール材13がネジ山領域10Aによって傷つく恐れがある。また、スリットノズル50の組み立て時であってシール材13を雄ネジ10に装着するときにも、同様の懸念がある。
ところが、図5に示す雄ネジ14の場合、雄ネジ14を緩めることによって、C方向側へ雄ネジ14を変位させても、シール材13とネジ山領域14Aとの間にクリアランスが生じる。これにより、シール材13がネジ山領域14Aに係合することを抑制でき、シール材13の破損を抑制できる。
また、図5に示す雄ネジ14の構成によれば、サポートリングナット16がシール材13に密着していると共に、ネジ山領域14Cと螺合している。つまり、サポートリングナット16を締めこむと、シール材13に対し押圧力が付加されることになる。
さらに、サポートリングナット16は、シール材13が緩まないように、ネジ山領域14Cに対して締めこまれている。つまり、図5におけるサポートリングナット16は、シール材13の緩み止めと、サポートリングとしての機能を果たすことになる。この点、図4におけるナット11は、シール材13の緩み止めの機能を果たしているが、サポートリングとしての機能は果たさない。
〔実施の形態2〕
本発明に係る別の実施の形態について、図7乃至図9に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
まず、本実施の形態の流路幅調整手段について説明する。図7は、図1に示すスリットノズル50において、異なる流路幅調整手段を備えている場合の断面図である。図7に示すように、片1には、その内壁から外壁を貫通する貫通穴30が形成されている。また、貫通穴30とほぼ同軸上であって、片2の内壁に雌ネジ31(第3雌ネジ)が設けられている。
さらに、流路幅調整手段としての雄ネジ32(第3雄ネジ)が、上記貫通穴30を貫通していると共に、雌ネジ31に螺合されている(接合されているともいえる)。具体的に、雄ネジ32は、先端側のネジ山が雌ネジ31に螺合していると共に、頭部が片2の外壁から突出している状態で貫通穴30に支持されている。
以上の構成によれば、雄ネジ32を雌ネジ31に対して締めこむように回転させれば、雌ネジ31および片2をC方向側へ引き寄せることができる。これにより、片2が片1に近づくように変位するため、上記スリット状流路の幅を縮小調整できる。また、一旦締めこんだ雄ネジ32を元通りに緩めると、付勢力の働く範囲で片2は片1から遠ざかるように復元変位し、CD方向におけるスリット状流路の幅を拡大調整できる。この付勢力の働く範囲を超えて流路の幅を拡大調整する場合は、既に述べた実施形態1の機構を適用する。
ここで、本実施の形態における流路幅調整手段としての雄ネジ32の構成を、図8に示す。図8は、図7の雄ネジ32の具体的構成を示した断面図である。
雄ネジ32には、図8に示すように、先端側から順に、ネジ山領域32A(第2ネジ山領域)、円柱状領域32B(弾性部材密着領域)、ネジ山領域32C、頭部32Dが構成されている。なお、頭部32Dの外周は、ネジ山領域32A、円柱状領域32B、ネジ山領域32Cの外周よりも大きく構成されている。
そして、ネジ山領域32Aは雌ネジ31と螺合し、円柱状領域32Bにはシール材13(漏洩防止用弾性部材)が嵌め込まれる。また、シール材13は、片1の外壁における貫通穴8の開口部を覆っている。さらに、ネジ山領域32Cはナット11と螺合する。
この雄ネジ32は、先端側のネジ山領域32Aが雌ネジ31と螺合している点のみ、実施の形態1の雄ネジ10と異なるだけで、その他は雄ネジ10と同様の構成である。したがって、図8の構成により奏する機能は、図4の構成により生じる機能と同様となる。
本実施の形態の流路幅調整手段として、図9に示す構成の雄ネジ33(第3雄ネジ)であってもよい。図9は、雄ネジ33の具体的構成を示した断面図である。この雄ネジ33は、先端側から順に、ネジ山領域33A、円柱状領域33B、ネジ山領域33C、頭部33Dが形成されている構成である。
そして、ネジ山領域33Aが雌ネジ31と螺合し、円柱状領域33Bにはシール材13が嵌め込まれ、ネジ山領域33Cがサポートリングナット16およびロックナット15と螺合する構成である。なお、ネジ山領域33Aの外径は、円柱状領域33Bの外径以下になるように構成されている。
この雄ネジ33は、先端側のネジ山領域33Aが雌ネジ31と螺合している点のみ、実施の形態1の雄ネジ14と異なるだけで、その他は雄ネジ14と同様の構成である。したがって、図9の構成により奏する機能は、図5の構成により生じる機能と同様となる。
以上説明したように、実施の形態1の流路幅調整手段は流路幅縮小に適していて、実施の形態2の流路幅調整手段は流路幅拡大に適している。したがって、スリットノズル50の流路幅を拡大・縮小調整を自在に行うためには、同一のスリットノズル50に実施の形態1の流路幅調整手段と実施の形態2の流路幅調整手段との両方を設ければよい。
〔実施の形態3〕
本発明に係る別の実施の形態について、図10乃至図16に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1、実施の形態2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
実施の形態1、実施の形態2においては、流路幅調整機構としての雄ネジについて説明した。本実施の形態では、スリットノズル50の片1の外壁に座グリを形成すると共に、上記座グリの内部に上記雄ネジが備えられる構成について説明する。
図10は、図1のスリットノズル50に対して座グリ40を備えた構成を示した断面図である。図11は、図10の座グリ40および座グリ40内部に備えられる構成要素を示した断面図である。
図10に示すように、スリットノズル50の片1の外壁面には座グリ40が形成されている。また、図11に示すように、座グリ40の底面部に、雌ネジ9の形成された貫通穴8の開口部が形成されている。さらに、座グリ40の外周は、雄ネジ41の頭部の外周以上になるように構成されている。また、座グリ40の側面には雌ネジ40A(第2雌ネジ、第4雌ネジ)が形成されている。
また、本実施形態における雄ネジ41(第1雄ネジ)は、先端側から、ネジ山領域41A(第1ネジ山領域)、円柱状領域41B、頭部41Cが構成されている。なお、頭部41Cの外径は、ネジ山領域41A、円柱状領域41Bの外径よりも大きく構成されている。
ここで、雄ネジ41に対して、先端側から頭部側に向けて、リング状雄ネジ43(第2雄ネジ、第4雄ネジ)、サポートリング42、シール材13を順に装着する。
リング状雄ネジ43およびサポートリング42の内周は、頭部41Cの外周より小さく、ネジ山領域41Aおよび円柱状領域41Bの外周より大きい。また、リング状雄ネジ43およびサポートリング42の外周には、雌ネジ40Aと螺合するネジ山が形成されている。シール材13は、その外周が上記開口部の外周より大きく、円柱状領域41Bと密着するように構成されている。また、雄ネジ41の先端側から頭部側までのサイズは、片1のCD方向における長さよりも短く設定されている。
つまり、雄ネジ41の円柱状領域41Bにはシール材13が嵌め込まれ、リング状雄ネジ43およびサポートリング42の内周に雄ネジ41の円柱状領域41Bが挿入される。
以上の構成において、サポートリング42、リング状雄ネジ43を順に座グリ40の雌ネジ40Aに螺合させると共に、雄ネジ41を先端側から貫通穴8に形成された雌ネジ9に螺合させると、図12に示すように、雄ネジ41のネジ山領域41Aが雌ネジ9と螺合する。そして、座グリ40の底面部において、シール材13が貫通穴8の開口部を覆うように、円柱状領域41Bおよび座グリ40の底面部に密着される。
ここで、座グリ40の外径は雄ネジ41の頭部の外径以上であり、雄ネジ41の長手は片1のCD方向における長さよりも短いので、雄ネジ41の頭部41Cが、片1の外壁よりC方向に突出しないよう構成できる。これにより、例えば、スリットノズル50を工場内に設置する際の運搬時に、雄ネジ41が破損するのを抑制できる。
さらに、片1の外壁における貫通穴8の開口部は、シール材13に覆われることになる。ここで、サポートリング42をD方向側に向けて締めこむと、サポートリング42がシール材13を座グリ40の底面部に対して押し付けることになる。よって、シール材13は、上記開口部を覆った状態で、上記座グリの底面部および円柱状領域41Bに対して密着される。それゆえ、貫通穴8に挿入されている雄ネジ41を進退移動させる際、雄ネジ41に対して作用するシール材13の密着性を緩めることなく進退移動できる。これにより、シール材13による液体の漏れ防止作用とは独立して雄ネジ41の締め込み動作が可能となる。
さらに、リング状雄ネジ43をC方向に向けて締め込むことで、サポートリング42がシール材13の弾性により緩むことを防止できる。
また、図11に示すように、サポートリング42およびリング状雄ネジ43には、夫々のD方向側の面に窪み42A・43Aが備えられている。そして、窪み42A・43Aに対してピンレンチ(図示せず)を係合することにより、サポートリング42およびリング状雄ネジ43を回転させて、締めこむことが可能となる。
なお、図10乃至図12に示す構成では、流路幅拡大調整機構(流路幅調整機構)として片1の貫通穴8に形成されている雌ネジ9と螺合する雄ネジ41(第1雄ネジ)を使用したが、流路幅縮小調整機構(流路幅調整機構)を構成する場合、図13乃至図15に示すように、片2に備えられている雌ネジ31と螺合する雄ネジ44(第3雄ネジ)を使用する必要がある。
なお、図13は、図10の座グリに対し、雄ネジ44を備えた場合の断面図であり、図14は、図13の座グリの具体的構成を示した断面図であり、図15は、図14の座グリ内部に雄ネジ44を備えた様子を示した断面図である。
さらに、スリットノズル50の片1に対して、雄ネジ44を用いた機構と雄ネジ41を用いた機構とをAB方向に沿って併設する構成であってもよい。図16(a)は、図1のスリットノズル50に対して、雄ネジ44を用いた機構と雄ネジ41を用いた機構とをAB方向に沿って併設した場合における片1の外壁を示した図であって、図16(b)は、図1のスリットノズル50に対して、互いに併設されている雄ネジ44と雄ネジ41とを示した断面図である。
以上の構成において、各雄ネジ41・44は、それぞれに対応する座グリ46・47の底面部に位置する貫通穴8・30に支持されている。さらに、図16(a)に示すように、互いに隣り合う座グリ46・47は、夫々が流路48によって連結されている構成である。
これにより、座グリ46・47の底面部に位置する貫通穴8の開口部から液体が漏れても、片1の外壁のA、B方向側端部にまで漏れた液体が導かれるので、噴出口6Aから噴出する液体と混合することを防止できる。
このように構成する理由を以下説明する。座グリ46・47の底面部に位置する貫通穴8・30の開口部から漏れる液体には、シール材13に付着している異物が混入している可能性がある。したがって、上記開口部から漏れる液体と、スリットノズル50の噴出口6Aから噴出する液体との混合を防止しなければいけないからである。
また、図16の構成によれば、雄ネジ41と雄ネジ44とが併設されている構成であるが、雄ネジ41・41を併設してもよいし、雄ネジ44・44を併設してもよい。
なお、本発明は、以下に示すように構成することも可能である。断面U字形状のスリット状流路を備えたスリットノズルにおいて、上記スリット状流路は、互いに対向する第1片の内壁と第2片の内壁との間に形成され、上記第1片の外壁から内壁を貫通する貫通穴が形成され、上記貫通穴をスリット状流路の幅方向に進退移動することにより、上記第2片を上記第1片から遠ざかる方向へ押圧または上記第1片の方へ引き寄せて、上記スリット状流路の幅を調整する流路幅調整手段が備えられている。
さらに、以下に示すように構成する事も可能である。断面U字形状のスリット状流路を備えたスリットノズルにおいて、上記スリット状流路は、互いに対向する第1片の内壁と第2片の内壁との間に形成され、上記第1片の外壁から内壁を貫通する貫通穴が形成され、上記貫通穴をスリット状流路の幅方向に進退移動することにより、上記第1片に対して上記第2片を相対的に変位させて、上記スリット状流路の幅を調整する流路幅調整手段が備えられている。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のスリットノズルは、液晶パネルなどの基板製造工程に用いられるものであり、基板に対して液体を噴出する用途に適用できる。また、液晶パネル以外の基板製造工程にも用いることが可能である。
図2のスリットノズルのK−K線断面図であって、本発明の実施の形態に係る流路幅調整機構を示した断面図である。 スリットノズルを示した斜視図である。 図1に示した雄ネジの具体的構成を示した断面図である。 図3に示す雄ネジに対し、シール材、サポートリング、ナットを備えた構成を示した断面図である。 本発明の実施の一形態に係る雄ネジであって、図4に示す雄ネジとは異なる雄ネジを示した断面図である。 図2のスリットノズルの分解図である。 図2のスリットノズルのK−K線断面図であって、本発明の別の実施の形態に係る流路幅調整機構を示した断面図である。 図7に示す雄ネジの具体的構成を示した断面図である。 本発明の実施の一形態に係る雄ネジであって、図8に示す雄ネジとは異なる雄ネジを示した断面図である。 図1のスリットノズルに対して座グリを備えた場合の構成を示した断面図である。 図11は、図10の座グリの具体的構成を示した断面図である。 図11の座グリ内部に雄ネジを備えた様子を示した断面図である。 図10の座グリに対し、別の雄ネジを備えた場合の断面図である。 図13の座グリの具体的構成を示した断面図である。 図14の座グリ内部に雄ネジを備えた様子を示した断面図である。 (a)は、AB方向に沿って座グリが併設されているスリットノズルの外壁を示した図であって、(b)は、図16(a)の座グリの構造を示した断面図である。 従来のスリットノズルを示した断面図である。
符号の説明
1 片(第1片)
2 片(第2片)
6 スリット状流路
8 貫通穴
9 雌ネジ(第1雌ネジ)
10 雄ネジ(第1雄ネジ)
10A ネジ山領域(第1ネジ山領域)
10B 円柱状領域(弾性部材密着領域)
10C ネジ山領域
10D 頭部
11 ナット
12 サポートリング
13 シール材(漏洩防止用弾性部材)
14 雄ネジ(第1雄ネジ)
14A ネジ山領域(第1ネジ山領域)
14B 円柱状領域(弾性部材密着領域)
14C ネジ山領域
14D 頭部
15 ロックナット
16 サポートリングナット
30 貫通穴
31 雌ネジ(第3雌ネジ)
32 雄ネジ(第3雄ネジ)
32A ネジ山領域(第2ネジ山領域)
32B 円柱状領域
32C ネジ山領域
32D 頭部
33 雄ネジ
33A ネジ山領域
33B 円柱状領域
33C ネジ山領域
33D 頭部
40 座グリ
40A 雌ネジ(第2雌ネジ、第4雌ネジ)
41 雄ネジ(第1雄ネジ)
41A ネジ山領域
41B 円柱状領域
41C 頭部
42 サポートリング
43 リング状雄ネジ(第2雄ネジ、第4雄ネジ)
44 雄ネジ(第3雄ネジ)
48 流路
50 スリットノズル

Claims (6)

  1. 断面U字形状のスリット状流路を備え、
    上記スリット状流路は、互いに対向する第1片の内壁と第2片の内壁との間に形成され、
    上記第1片の外壁から内壁を貫通する貫通穴が形成され、
    上記貫通穴を上記第2片の方向に沿って進退移動することにより、上記第2片を押圧または引き寄せて、上記スリット状流路の幅を調整する流路幅調整手段が備えられたスリットノズルにおいて、
    上記流路幅調整手段には、上記進退移動の方向を軸方向とした円柱面が形成され、
    この円柱面は、上記進退移動によって、第1片の外壁側の上記貫通穴の開口から上記貫通穴に出入りする部分であり、
    上記開口の周囲における上記第1片の外壁と上記円柱面とに密着することによって、上記開口を塞ぐ漏洩防止用弾性部材が備えられ
    上記流路幅調整手段とは別部材であって、上記漏洩防止用弾性部材を押圧することによって、上記開口の周囲における上記第1片の外壁と上記円柱面とに当該漏洩防止用弾性部材を密着させる押圧手段が備えられ、
    上記貫通穴の内面に第1雌ネジが形成され、
    上記流路幅調整手段は、上記第1雌ネジに螺合され、先端が上記第2片の内壁と当接する第1雄ネジであり、
    上記第1片の外壁には座グリが形成され、上記座グリの底面部に上記開口が形成され、
    さらに、上記座グリの側面部に第2雌ネジが形成され、
    上記押圧手段は、上記第2雌ネジに螺合されていると共に、上記底面部に向けて上記漏洩防止用弾性部材を押圧するための第2雄ネジであることを特徴とするスリットノズル。
  2. 上記貫通穴および上記第1雄ネジが複数備えられていると共に、上記座グリも複数備えられていて、
    互いに隣り合う座グリを連結する流路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスリットノズル。
  3. 断面U字形状のスリット状流路を備え、
    上記スリット状流路は、互いに対向する第1片の内壁と第2片の内壁との間に形成され、
    上記第1片の外壁から内壁を貫通する貫通穴が形成され、
    上記貫通穴を上記第2片の方向に沿って進退移動することにより、上記第2片を押圧または引き寄せて、上記スリット状流路の幅を調整する流路幅調整手段が備えられたスリットノズルにおいて、
    上記流路幅調整手段には、上記進退移動の方向を軸方向とした円柱面が形成され、
    この円柱面は、上記進退移動によって、第1片の外壁側の上記貫通穴の開口から上記貫通穴に出入りする部分であり、
    上記開口の周囲における上記第1片の外壁と上記円柱面とに密着することによって、上記開口を塞ぐ漏洩防止用弾性部材が備えられ、
    上記流路幅調整手段とは別部材であって、上記漏洩防止用弾性部材を押圧することによって、上記開口の周囲における上記第1片の外壁と上記円柱面とに当該漏洩防止用弾性部材を密着させる押圧手段が備えられ、
    上記貫通穴とほぼ同軸上であって、上記第2片の内壁に、第3雌ネジが形成され、
    上記流路幅調整手段は、上記貫通穴に支持され、上記第3雌ネジに螺合される第3雄ネジであり、
    上記第1片の外壁には座グリが形成され、上記座グリの底面部に上記開口が形成され、
    さらに、上記座グリの側面部に第4雌ネジが形成され、
    上記押圧手段は、上記第4雌ネジに螺合されていると共に、上記底面部に向けて上記漏洩防止用弾性部材を押圧するための第4雄ネジであることを特徴とするスリットノズル。
  4. 上記貫通穴および上記第3雄ネジが複数備えられていると共に、上記座グリも複数備えられていて、
    互いに隣り合う座グリを連結する流路が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のスリットノズル。
  5. 断面U字形状のスリット状流路を備えたスリットノズルにおいて、
    上記スリット状流路は、互いに対向する第1片の内壁と第2片の内壁との間に形成され、
    上記第1片の外壁から内壁を貫通する貫通穴が形成され、
    上記貫通穴を上記第2片の方向に沿って進退移動することにより、上記第2片を押圧または引き寄せて、上記スリット状流路の幅を調整する流路幅調整手段が備えられ、
    上記貫通穴の内面に第1雌ネジが形成され、
    上記流路幅調整手段は、上記第1雌ネジに螺合され、先端が上記第2片の内壁と当接する第1雄ネジであり、
    上記第1片の外壁には座グリが形成され、上記座グリの底面部に上記貫通穴の開口部が形成されており、
    さらに、上記座グリの側面部に第2雌ネジが形成され、上記開口部は漏洩防止用弾性部材に覆われ、
    上記第2雌ネジに、上記第1雌ネジの開口部に対して上記漏洩防止用弾性部材を押止するための第2雄ネジが螺合されていることを特徴とするスリットノズル。
  6. 断面U字形状のスリット状流路を備えたスリットノズルにおいて、
    上記スリット状流路は、互いに対向する第1片の内壁と第2片の内壁との間に形成され、
    上記第1片の外壁から内壁を貫通する貫通穴が形成され、
    上記貫通穴を上記第2片の方向に沿って進退移動することにより、上記第2片を押圧または引き寄せて、上記スリット状流路の幅を調整する流路幅調整手段が備えられ、
    上記貫通穴とほぼ同軸上であって、上記第2片の内壁に第3雌ネジが形成され、
    上記流路幅調整手段は、上記貫通穴に支持され、上記第3雌ネジに螺合される第3雄ネジであり、
    上記第1片の外壁には座グリが形成され、上記座グリの底面部に上記貫通穴の開口部が形成され、
    さらに、上記座グリの側面部に第4雌ネジが形成され、上記開口部は漏洩防止用弾性部材に覆われ、
    上記第4雌ネジに、上記貫通穴の開口部に対して上記漏洩防止用弾性部材を押止するための第4雄ネジが螺合されていることを特徴とするスリットノズル。
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