JP3975521B2 - 回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置 - Google Patents

回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリコン単結晶等の半導体若しくは金属等の導体又はガラスやセラミックス等の絶縁体に欠陥や熱的変質層を導入することなく高精度且つ高能率で加工することができる回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置に係わり、更に詳しくは高出力光用ミラーであるSR光用X線ミラーやCO2 レーザー用ミラー等の形状加工に特に適した回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、本出願人は、特開平1−125829号公報にて開示される如く、高周波を印加した電極によって発生させた高密度プラズマによる反応ガスの中性ラジカルを被加工物の加工面に供給し、この中性ラジカルと加工面を構成する原子又は分子とのラジカル反応によって生成した揮発性物質を気化させて除去し、シリコン単結晶等の半導体若しくは導体又はガラスやセラミックス等の絶縁体に欠陥や熱的変質層を導入することなく高精度に加工することが可能な無歪精密加工方法(プラズマCVM法)を既に提案している。
【0003】
この加工方法によって、数10μm/分の最大加工速度が達成されている。この加工速度は、プラズマプロセスを利用した従来のプラズマドライエッチングの常識を遙に越える値であるが、工業的に大きな面積を数値制御加工したり、肉厚の大きな被加工物を切断加工するには不十分である。ここで、加工速度は、被加工物の加工進行部の近傍での中性ラジカルの密度、即ちそれを生成するための反応ガスの濃度及び投入電力に大きく関係する。従来から反応ガスの供給と使用済みガスの排気機構及び電極構造を種々工夫してきたが、何れの方法でも加工速度の大幅な向上が図れなかった。反応ガスの供給及び使用済みガスの排気が不十分である理由は、プラズマCVMではガス雰囲気の圧力が通常のプラズマプロセスでは考えられないような高い圧力(大気圧近傍)であり、しかも加工ギャップが通常は10〜200μmと非常に狭いので、ガスの粘性抵抗が大きいためであると思われる。また、投入電力の限界値が低い原因は、加工電極の電界集中部が加熱されて熱的なダメージを受けるからである。
【0004】
そこで、本出願人は、特開平9−31670号公報にて開示される如く、加工電極として回転電極を採用し、この回転電極を高速に回転させることで、該回転電極表面で雰囲気ガスを巻き込んで加工ギャップを横切るガス流を形成し、雰囲気ガスの高速度供給及び使用済みガスの高速度排気を同時に達成し、しかも回転電極の十分な冷却作用に基づく大電力の投入が図れ、これらが相乗して従来のプラズマCVMと比較して10〜100倍の加工速度の大幅な向上が実現できる回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工方法及び加工装置を提供している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、前述の高速回転する回転電極を用いたプラズマCVMは、雰囲気ガスを回転電極の回転によって巻き込んで加工ギャップに供給するものであるから、チャンバー内の雰囲気ガスは超清浄でなければならない。雰囲気ガス中にパーティクル等の不純物が含まれていると、この不純物が被加工物の加工面にダメージを与えたり、加工の進行を妨げて表面粗さを悪化させる原因となる。
【0006】
回転電極を高速に回転させる場合、回転軸の軸受や駆動部が必要となるが、通常のボールベアリングやローラベアリングを用いた転がり軸受を使用すると、接触部や摺動部で部材の摩耗によってパーティクルの発生は避けられない。また、回転電極と被加工物を相対的に移動させて加工を進行させるための駆動機構に転がり軸受を用いた直線ガイドを使用すると、前記同様にパーティクルが発生して問題となる。特に、ドライ潤滑の転がり軸受からのパーティクルの発生は非常に多く、摺動部材をフッ素樹脂でコーティングしたり、摺動部材そのものをフッ素樹脂で形成することによってある程度の発塵は抑制できるが十分でない。一方、オイル潤滑の転がり軸受は、パーティクルの発生は少ないものの、潤滑オイルが揮発して雰囲気ガスに混入することが避けられない。そこで、軸受や駆動部を密閉ケースの中に収容し、回転軸をメカニカルシールで密閉することも考えられるが、このメカニカルシールの摺動部からの発塵も問題となる。更に、別の観点から転がり軸受を見れば、振動の発生源となるばかりでなく、チャンバー等の固定部分から回転電極へ振動を伝達する媒体ともなるので、超精密な加工には好ましくない。
【0007】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、回転電極を高速に回転する方式のプラズマCVMにおいて、回転電極の軸受及びその他の駆動部から被加工物の加工面にダメージを与えたり、加工の進行を妨げて表面粗さを悪化させる原因となるパーティクルや潤滑オイル等を一切発生させず、しかも回転電極の回転を安定化させ、更に雰囲気ガスの供給をも同時に行える回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、チャンバー内の反応ガス及び不活性ガスからなる大気圧近傍のガス雰囲気中に、回転軸心に対して回転対称形である回転電極と被加工物を配設し、該回転電極と被加工物の加工進行部との間に加工ギャップを維持しつつ、回転電極を高速に回転させて該回転電極表面でガスを巻き込むことによって前記加工ギャップを横切るガス流を形成するとともに、回転電極に高周波電力を供給し、加工ギャップでプラズマを発生して反応ガスに基づく中性ラジカルを生成し、該中性ラジカルと被加工物の加工進行部を構成する原子又は分子とのラジカル反応によって生成した揮発性物質を気化させて除去し且つ回転電極と被加工物とを相対的に変移させて加工を進行してなる回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置であって、前記チャンバー内で中央部に前記回転電極を設けた回転軸の両端部を気体軸受にて浮上させて支持するとともに、該気体軸受に供給する気体としてチャンバー内の雰囲気ガスと同じ種類の気体を用い、気体軸受に供給した雰囲気ガスを回転軸に沿って回転電極に向けて供給してなること、前記回転軸の一端に取付けた高周波絶縁性を有する絶縁軸部と、気密ケース及び雰囲気ガスに対して耐食性を有する磁性流体シールにより隔離された駆動用モータの駆動軸との間にマグネットカップリングを介在させ、該駆動軸の回転力を前記絶縁軸部及び回転軸に非接触状態で伝達してなることを特徴とする回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置を構成した。
【0009】
また、前記気体軸受に供給する気体としてチャンバー内の雰囲気ガスを構成する不活性ガスを用いることが好ましい。
【0010】
更に、前記駆動用モータを覆った気密ケースの内部を排気してなることも好ましい。
【0011】
本発明に係る回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置の加工原理は、反応ガスと不活性ガスからなるガス雰囲気中に回転電極と被加工物とをその間に所定の加工ギャップを形成して配設し、回転電極を高速に回転させて加工ギャップを横切るガス流を形成しながら該回転電極に高周波電力を供給することによってその表面の近傍でプラズマを発生させ、そのプラズマ領域内で反応ガスを励起して反応性に富んだ中性ラジカルを生成し、該中性ラジカルと被加工物を構成する原子又は分子とのラジカル反応によって生じた揮発性物質を気化させて加工進行部から除去するとともに、所定の加工ギャップを維持しながら回転電極と被加工物とを相対的に変移させて加工を進行させるのである。尚、回転電極と被加工物の加工進行部との間の加工ギャップでプラズマが発生維持されるのは、電界集中のためである。
【0012】
ここで、回転電極を高速で回転させる効果は、反応ガスの高速度供給及び使用済みガスの高速度排気による加工速度の大幅な向上、回転電極表面の高精度な位置決め及び高精度なギャップ制御による大幅なガス利用効率及び加工精度の向上、回転電極の十分な冷却効果に基づく大電力の投入による加工能率の大幅な向上であり、具体的には回転電極を用いることにより、加工能率を従来の方法に比べ10〜100倍に高め得ることができるとともに、加工精度も寸法精度及び表面粗さについても一桁向上させることができるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、不対電子を有する反応性に富んだラジカル(遊離基)を被加工物の加工進行部の近傍で発生させ、この中性ラジカルと被加工物を構成する原子又は分子とのラジカル反応(遊離基反応)を利用し、生成した揮発性物質を気化させて除去し、回転電極と被加工物とを相対的に移動させて加工を進行させる原理に基づき、回転電極の形状、特に直接加工に寄与する電界集中部の形状によって被加工物の切断加工、ポリッシング加工、任意形状の数値制御加工、ダイシング加工、更には形状転写加工、自由曲線切断加工を行うことができるものである。
【0014】
ここで、ラジカルを発生させる方法としては、従来から1Torr以下(10-3〜1Torr)程度の真空度で放電により容易に生成できるプラズマを利用することが、プラズマドライエッチングでは行われている。プラズマドライエッチングは、その目的が被加工物の表層部のみの除去であるため、加工速度は大して問題にならないが、本発明の目的とする加工では加工速度は非常に重要であり、中性ラジカルの密度が低い前述のプラズマドライエッチングのような低密度プラズマは利用できない。そのため、本発明ではプラズマプロセスでは類を見ない大気圧近傍といった高い圧力で高周波電力(150MHz)を投入して高密度のプラズマを発生し、高密度の中性ラジカルを生成している。
【0015】
加工速度は、中性ラジカルの種類、即ち反応ガスの種類とそれを希釈する不活性ガスの種類及び被加工物の材質に大きく依存するので、被加工物に応じて最適な反応ガス及び不活性ガスを選択する必要がある。この反応ガスは高周波電力の投入によって発生するプラズマ中で励起されて中性ラジカルを生成するのである。更に詳しくは、反応ガスと不活性ガスとからなる0.1〜10気圧、好ましくは1気圧以上のガス雰囲気中に、回転電極と被加工物とを所定の加工ギャップを設けて配設し、回転電極に高周波電力を供給してプラズマを発生させ、このプラズマ中で反応ガスに基づく中性ラジカルを生成するのである。プラズマ中における反応ガスに基づく中性ラジカルの生成効率は、プラズマを構成する不活性ガスの種類にも依存する。例えば、被加工物をシリコン単結晶又は石英ガラスとした場合には、反応ガスはSF6 が適し、不活性ガスはHeが適している。その他の反応ガスとしては、フッ素系ではCF4 等があり、塩素系ではCl2 ,CCl4 ,PCl5 等があり、その他の不活性ガスとしては、Ne、Ar等がある。これらのガスはそれぞれ1種類のみ又は混合して用いることも可能である。
【0016】
従って、被加工物の材質に応じて最適な反応ガス及び不活性ガスの種類が選択されていることを前提とすれば、加工速度を大きくするためには加工領域にいかに反応ガスを効率よく大量供給し且つ排気するかということと、いかに反応ガスに効率良くエネルギーを与えるかということが現実問題として重要である。
【0017】
また、加工量(深さ)は、加工速度が一定であるとした場合には、加工時間に比例するので、この加工時間を制御することによって目的の加工量が得られる。加工時間は、被加工物の加工進行部に対する回転電極の停止時間あるいは平均滞在時間によって決まる。
【0018】
そこで、本発明の要旨とするところは、チャンバー内の反応ガス及び不活性ガスからなる大気圧近傍のガス雰囲気中に、回転軸心に対して回転対称形である回転電極と被加工物を配設し、該回転電極と被加工物の加工進行部との間に加工ギャップを維持しつつ、回転電極を高速に回転させて該回転電極表面でガスを巻き込むことによって前記加工ギャップを横切るガス流を形成するとともに、回転電極に高周波電力を供給し、加工ギャップでプラズマを発生して反応ガスに基づく中性ラジカルを生成し、該中性ラジカルと被加工物の加工進行部を構成する原子又は分子とのラジカル反応によって生成した揮発性物質を気化させて除去し且つ回転電極と被加工物とを相対的に変移させて加工を進行してなる回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置であって、前記回転電極の回転軸を気体軸受にて浮上させて支持するとともに、該気体軸受に供給する気体としてチャンバー内の雰囲気ガスと同じ気体を用い、気体軸受に供給した雰囲気ガスを回転軸に沿って回転電極に向けて供給してなることにある。
【0019】
次に本発明の詳細を添付図面に示した実施形態に基づいて更に説明する。図1及び図2は本発明の加工装置の全体を示す概略説明図であり、図中1はチャンバー、2は石定盤、3は回転電極ユニット、4はXY軸駆動機構、5はZ軸駆動機構、6はθ軸駆動機構、7は半同軸型空洞共振器、8は被加工物をそれぞれ示している。以下に各部の詳細を説明する。
【0020】
前記チャンバー1は、内面鏡面仕上げのアルミニウム合金製のものを用い、外側をSUS304製の鏡面板で覆ったものであり、寸法は幅3100mm、奥行1950mm、高さ1750mmである。反応ガスとして使用するフッ素系ガスに対する耐食性金属としては、アルミニウム、SUS等があるが、軽量化のために耐食アルミニウム合金であるA5052を採用した。また、本装置のチャンバー1は、装置本体の駆動系から分離させた単なる容器で、容器本体1Aの前面側に開閉扉1Bを設け、気密状に密閉可能となっており、反応ガス置換のための真空引きによる圧力変化に対しては耐えうる強度を有している。そして、チャンバー1の内面は、反応ガス置換の際の真空引き作業で、内面よりの放出ガス特性向上及びパーティクル発生を防ぐため、バフ研磨にて鏡面仕上げ(0.2μm程度の表面粗さ)としている。また、容器本体1Aの上面中央部には、後述の半同軸型空洞共振器7を取付けている。
【0021】
前記石定盤2は、経年変化がなく、硬度が大きく傷つき難く、しかも温度変化に対する寸法精度が高い花崗岩(南アフリカ産ラステンバーグ)製とし、寸法は幅2500mm、奥行1500mm、高さ250mmであり、特に上面9は後述のXY軸駆動機構4の基準面(スライド面)となることから高い表面精度に加工している。また、石定盤2の上面9には、断面四角形で長さ2000mmの花崗岩(南アフリカ産ラステンバーグ)製のX軸ガイド10をX軸方向にに固定している。このX軸ガイド10の長手方向に沿った両側面11,11は、後述のXY軸駆動機構4のストロークにおける基準面となることから、高い寸法精度に加工している。オートコリメータで測定した前記石定盤2の上面9の平面度は3.7μmであり、X軸ガイド10の真直度は2.3μmであった。
【0022】
本実施形態では、回転電極ユニット3を含む装置本体の駆動部を全て前記石定盤2の上面9に構成し、装置本体の保守・点検、被加工物8のセッティングと駆動系の調整時には、図2に示すようにチャンバー1から引き出すことができるようになっている。そのため、チャンバー1の底面には奥行方向に延びた搬送用レール12,12を設け、石定盤2をこの搬送用レール12,12に沿って移動可能にするとともに、チャンバー1の外部に設置した石定盤搬送架台13に移し替えるることができるようになっている。また、装置本体の全ての構成要素は、3点支持された前記石定盤2の上面9に構築されていることから、チャンバー1の変形や剛性の影響を受けずに精度を維持することができる。
【0023】
前記回転電極ユニット3は、図3に示すように回転軸心に対して回転対称形である回転電極14を、回転軸15の中央部に設け、該回転軸15の両端部を気体軸受16,17にて支持し、この気体軸受16,17をそれぞれ高周波に対して絶縁した支持脚18,19を介して前記石定盤2の上面9に取付けている。ここで、軸受スパンは500mmであり、この回転電極ユニット3は、後述のXY軸駆動機構4を跨ぐアーチ状となっており、回転軸15の向きはX軸と直交するように配設している。
【0024】
前記回転電極14は、図3及び図4に示すように、アルミニウム合金(A5052)で作製し、直径300mmで、電極外周部はガス流の乱れを防ぐためと、被加工物8の加工面の曲率より十分小さくするために半径25mmの曲率を持たせた形状とし、表面にはアーク放電を防ぐために絶縁体であるアルミナを約350μm溶射し、Raで約1μmの表面粗さに研磨仕上げをしている。尚、前記回転軸15は、SUS304製である。
【0025】
前記気体軸受16,17は、複数のブロックを組み合わせて作製し、前記回転軸15の端部15Aを挿通する軸受孔20を有し、作動気体の供給口21からブロックの内部及びブロック間に複雑な流路22を形成し、前記軸受孔20の内周面であって軸方向に離れた2ヵ所に前記端部15Aの円周面に向けて気体を噴出する環状の吹出口23,23を形成してラジアル軸受を構成している。また、一方の気体軸受16には、回転軸15の端部15Aに固定した円板24を受け入れる環状凹部25を形成し、該環状凹部25の半径方向両面に前記円板24に向けて気体を噴出する吹出口26,26を形成してスラスト軸受を構成している。
【0026】
前記気体軸受16,17に供給する作動気体として、チャンバー1内の雰囲気ガスを構成する不活性ガス(He)を選択する。また、本実施形態の具体的な諸元において数値計算によって軸受剛性が最大となる前記回転軸15の端部15Aと軸受孔20との隙間を見出し、その値を10μmとした。そして、作動気体であるHeの供給圧力を5.033kg/cm2 とすれば、回転電極14と回転軸15の合計重量約24kgを所定の偏心率で浮上状態で支持することができる。ここで、5kg/cm2 のHeを供給した場合の両気体軸受16,17による軸受剛性(静剛性)は、1.7kg/μmとなる。尚、気体軸受16,17に供給する作動気体は、不活性ガスのみに限定されるものではなく、雰囲気ガスを構成する反応ガス又はチャンバー1内の雰囲気ガスと同じ気体とすることも可能である。
【0027】
また、前記回転電極14を回転駆動する駆動部は、図3に示すように、前記回転軸15の一端に取付けた高周波絶縁性を有する絶縁軸部27と、気密ケース28及び雰囲気ガスに対して耐食性を有する磁性流体シールにより隔離された駆動用モータ29の駆動軸30との間にマグネットカップリング31を介在させ、該駆動軸30の回転力を前記絶縁軸部27及び回転軸15に非接触状態で伝達する構造となっている。ここで、前記駆動用モータ29を気密ケース28で覆い、更に好ましくはこの気密ケース28の内部を排気し、摺動部でパーティクルが発生してもチャンバー1内に出ないようにしている。尚、後述の各モータも同様に気密ケースで覆い、好ましくは内部を排気している。
【0028】
前記気体軸受16,17の供給口21から供給した作動気体は、半径方向の吹出口23,23及び軸方向の吹出口26,26から噴出し、回転軸15の端部15A,15Aを回転可能に気体浮上させるとともに、軸方向の移動を規制している。この気体軸受16,17によって、最高回転数10,000rpm、回転精度1μmで回転電極14を回転させることが可能となる。そして、前述の作動気体(不活性ガス、反応ガス又は雰囲気ガス)は、前記軸受孔20と回転軸15の端部15Aの隙間から回転軸15の軸方向に沿って回転電極14に向けて供給され、回転電極14の高速回転によって巻き込まれ、回転電極14の外周部の電界集中部と被加工物8との間の加工ギャップを横切るガス流となる。
【0029】
前記XY軸駆動機構4は、図6〜図8に詳しく示すように、前記石定盤2の上面9に配設したX軸ガイド10に沿った石定盤2の上面9に載置した長方形枠体からなるXテーブル32と、該Xテーブル32の枠内であって石定盤2に載置したYテーブル33と、それぞれの駆動機構であるX軸モータ34とSUS製のベルト35及びY軸モータ36とSUS製のベルト37から構成され、前記Xテーブル32は複数の気体軸受方式の静圧パッド38,…によって石定盤2の上面9に浮上し且つX軸ガイド10に沿って移動可能となし、前記Yテーブル33は、同様に複数の静圧パッド38,…によって石定盤2の上面9に浮上し且つXテーブル32の枠体内をY軸方向に移動可能となっている。ここで、前記Xテーブル32とYテーブル33とは、それぞれX軸モータ34とY軸モータ36で駆動するSUSベルト35及び37による牽引方式によって移動させている。この方式は、テーブルの運動に与える外乱が少なく、また長距離の移動に有利であり、高精度で長いストロークが達成できる。
【0030】
更に詳しくは、前記XY軸駆動機構4は、Xテーブル32、Yテーブル33共に同一基準面となる石定盤2の上面9をスライドする構造となっており、スライド機構には気体軸受方式の静圧パッド38を採用して石定盤上に浮上し、Xテーブル32は平行度の取れた前記X軸ガイド10の両側面11,11をX軸ガイド面とし、またYテーブル33は枠状のXテーブル32の内面に取付けられた石英ガラス39,39をY軸ガイド面としてそれぞれスライドする構造である。各テーブル案内の拘束形式には、外力をテーブルの自重と積載物(θ軸駆動機構6、ワークテーブル、被加工物8)の重量で与える重量バランス拘束型を採用している。本形式はテーブルの面積を大きく取ることができ、また形状が単純であるため部品精度が出し易いという利点を有する。
【0031】
前記静圧パッド38は、図8に詳細に示すように、複数のブロックを組み合わせて構成し、長辺側の一方の側面と短辺側の一方の側面にはそれぞれ作動気体の供給口40,40を形成し、平滑となした一面には隙間10μmの吹出口41,…を四ヶ所に形成し、前記供給口40と吹出口41とを内部に形成した複雑な流路42で連通させ、更に各吹出口41の周囲にエアポケット43を形成した構造である。前記吹出口41を有する面は、120mm×150mmの寸法を有している。尚、前記静圧パッド38を取付ける位置及び向きによって、二つの供給口40,40の内の配管し易い方を使用し、他方は塞ぐものとする。この静圧パッド38に供給する作動気体としては、チャンバー1内の雰囲気ガスと同じ種類の気体、即ち不活性ガス又は反応ガス又は雰囲気ガスそのものを用いる。
【0032】
そして、前記静圧パッド38は、Xテーブル32の浮上用にXテーブル32の下面コーナー部に4個、X軸ガイド用に一方のX軸ガイド10の両側面を挟む位置に2対の合計4個、Yテーブル33の浮上用にYテーブル33の下面に6個、Y軸ガイド用に前記石英ガラス39,39に面したYテーブル33の両側面に2個づつ合計4個使用した。Yテーブル33にθ軸駆動機構6を含む合計重量280kgを積載した状態において、作動気体として5kg/cm2 (絶対圧)のHeを各静圧パッド38に供給したところ、約20μmの浮上量を得た。
【0033】
前記XY軸駆動機構4のストロークは、X軸に関しては±275mm、Y軸に関しては±100mmであり、図9に示すようにストロークの全長に渡り、大ストロークにもかかわらず1μm以下の真直度が得られた。ここで、図9において、Cの行欄は、Yテーブル33がストロークの中心位置でのデータであり、R及びLの行欄は、Yテーブル33をそれぞれ中心から−100mm、+100mm偏位した位置でのデータであり、θ軸回転角度の0°、−30°、+30°の各列欄は、後述のθ軸駆動機構6の回転角度をそれぞれ0°、−30°、+30°に変化させた場合のデータである。
【0034】
前記Z軸駆動機構5は、厳密な意味でのZ軸方向の駆動機構ではないが、実用上問題がない程度に回転電極14の電界集中部と被加工物8の加工面間の加工ギャップを調整できるものであり、具体的には図3に示すように前記支持脚18,19に組み込まれている。即ち、前記駆動用モータ29側の一方の支持脚18の固定部18Aと可動部18Bの直交したコーナー部間を十字バネ44で連結し、他方の支持脚19の固定部19AにZ軸モータ45を垂直に取付け、該Z軸モータ45の下部に連結したボールネジ機構部46から垂下したZ駆動軸47に支持脚19の可動部19Bを連結し、前記可動部18Bに窒化珪素からなる絶縁体48を介して前記気体軸受16を載置固定するとともに、前記可動部19Bに窒化珪素からなる絶縁体49を介して前記気体軸受17を載置固定した構造である。従って、前記Z軸モータ45を駆動するとボールネジ機構部46によってZ駆動軸47が上下変移し、前記十字バネ44を支点として電極部全体を上下に変移させるのである。ここで、前記ボールネジ機構部46は密閉され、好ましくは内部を排気しており、またZ駆動軸47はベローズで覆われている。尚、図中符号50は、両絶縁体48,49より上部の回転電極14、回転軸15及び気体軸受16,17を取り囲むように設けた電磁シールドカバーである。
【0035】
前記θ軸駆動機構6は、図1に示すように、Yテーブル33の上面に構築し、前記被加工物8を保持し、回転電極14の電界集中部に対して被加工物8をθ軸回りに回転変移させ、被加工物8であるシリンドリカルミラー等を加工する場合に用いるものである。具体的には、Yテーブル33のX軸方向両端部に支持台51,51を立起固定し、一方の支持台51の上部にθ軸モータ52の駆動軸部を貫通して取付け、他方の支持台51の上部に従動軸部を貫通して設け、両軸部に吊下板と両吊下板の下端間に渡設した連結板からなるワーク保持部53を取付け、該ワーク保持部53に適宜な厚さのスペーサ54を介して被加工物8を固定するようになっている。また、図中符号55は、θ軸モータ52の回転位置の変化に対するワーク保持部53のモーメントをなくするために設けたカウンターウエイトである。
【0036】
前記半同軸型空洞共振器7は、高周波電源から供給する高周波電力を回転電極14の電界集中部近傍のプラズマに効率良く供給するために、電源側と負荷側とのインピーダンスマッチングに用いるものである。本実施形態で用いる150MHzのような高周波帯域においては、電極やその他のチャンバー内部構造物によって生じる各部の浮遊容量や小さなインダクタンスが無視できなくなる。即ち、周波数が高くなればなるほど電荷の移動の向きが頻繁に変わるため、小さな容量であっても大きな高周波電流が流れたり、小さなインダクタンスであっても高周波にとっては流れ難くなったりする。そのため、高周波電力をプラズマにまで効率良く伝えるためには、プラズマまでの電力の導入回路において、あらゆる断面のインピーダンスが整合していなければならない。本装置では、半同軸型空洞共振器7を用いてプラズマを含めたチャンバー内部のインピーダンスと電源のインピーダンス(50Ω)との整合をとっている。
【0037】
また、加工中にXY軸駆動機構4、Z軸駆動機構5及びθ軸駆動機構6の変移によって、チャンバー内部の浮遊容量(100〜数100pF)が変化するが、浮遊容量が変化しても、インピーダンスの整合に影響が少ない程度に半同軸型空洞共振器7を大容量(1000pF)に設計している。また、半同軸型空洞共振器7は、共振周波数を調整することができるように、容量部にシリコンオイルを制御して注入するようになっている。
【0038】
また、図3に示すように、前記半同軸型空洞共振器7から高周波電力導入部56、容量結合部57を介して回転電極14に高周波電力を供給するか、若しくは直接容量結合部57に連結した伝導板58を介して両気体軸受16,17から回転軸15へ高周波電力を供給している。
【0039】
本実施形態における本加工装置は、回転電極ユニット3における軸受部及びXY軸駆動機構4、その他の機構部からは、被加工物8の加工面にダメージを与えたり、加工の進行を妨げて表面粗さを悪化させる原因となるパーティクルや潤滑オイル等を一切発生させず、また駆動部の各モータは完全に気密ケースで覆われ、更に好ましくはその内部を排気していることから、この駆動部からのパーティクルや潤滑オイルがチャンバー1内に侵入することがないのである。また、機構部に気体軸受方式を採用していることから、摩擦抵抗が極めて小さいので、正確な位置決め精度が可能であり、またXY軸駆動機構4においてはXテーブル32とYテーブル33が直接石定盤2の上面9をスライドする機構であるから、従来のように軸の積み重ねによる精度劣化が無く、高精度の移動ステージを実現でき、もって高精度の加工が行えるのである。
【0040】
【発明の効果】
以上にしてなる本発明の回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置は、回転電極の軸受及びその他の駆動部から被加工物の加工面にダメージを与えたり、加工の進行を妨げて表面粗さを悪化させる原因となるパーティクルや潤滑オイル等を一切発生させず、しかも回転電極の回転を安定化させ、更に雰囲気ガスの供給をも同時に行うことができるので、被加工物を高精度且つ高能率で加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加工装置を一部省略して示した全体説明用斜視図である。
【図2】同じく加工装置をチャンバー外に引き出した状態を示す斜視図である。
【図3】回転電極ユニット及びZ軸駆動機構を示す断面図である。
【図4】回転電極ユニットの要部を示す断面図である。
【図5】気体軸受を1/4断面で示した斜視図である。
【図6】XY軸駆動機構を示す斜視図である。
【図7】同じくXY軸駆動機構の一部省略した平面図である。
【図8】静圧パッドを部分断面で示した斜視図である。
【図9】XY軸駆動機構の真直度の測定結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 チャンバー 2 石定盤
3 回転電極ユニット 4 XY軸駆動機構
5 Z軸駆動機構 6 θ軸駆動機構
7 半同軸型空洞共振器 8 被加工物
9 上面 10 X軸ガイド
11 側面 12 搬送用レール
13 石定盤搬送架台 14 回転電極
15 回転軸 16 気体軸受
17 気体軸受 18 支持脚
19 支持脚 20 軸受孔
21 供給口 22 流路
23 吹出口 24 円板
25 環状凹部 26 吹出口
27 絶縁軸部 28 気密ケース
29 駆動用モータ 30 駆動軸
31 マグネットカップリング 32 Xテーブル
33 Yテーブル 34 X軸モータ
35 ベルト 36 Y軸モータ
37 ベルト 38 静圧パッド
39 石英ガラス 40 供給口
41 吹出口 42 流路
43 エアポケット 44 十字バネ
45 Z軸モータ 46 ボールネジ機構部
47 Z駆動軸 48 絶縁体
49 絶縁体 50 電磁シールドカバー
51 支持台 52 θ軸モータ
53 ワーク保持部 54 スペーサ
55 カウンターウエイト 56 高周波電力導入部
57 容量結合部 58 伝導板

Claims (3)

  1. チャンバー内の反応ガス及び不活性ガスからなる大気圧近傍のガス雰囲気中に、回転軸心に対して回転対称形である回転電極と被加工物を配設し、該回転電極と被加工物の加工進行部との間に加工ギャップを維持しつつ、回転電極を高速に回転させて該回転電極表面でガスを巻き込むことによって前記加工ギャップを横切るガス流を形成するとともに、回転電極に高周波電力を供給し、加工ギャップでプラズマを発生して反応ガスに基づく中性ラジカルを生成し、該中性ラジカルと被加工物の加工進行部を構成する原子又は分子とのラジカル反応によって生成した揮発性物質を気化させて除去し且つ回転電極と被加工物とを相対的に変移させて加工を進行してなる回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置であって、前記チャンバー内で中央部に前記回転電極を設けた回転軸の両端部を気体軸受にて浮上させて支持するとともに、該気体軸受に供給する気体としてチャンバー内の雰囲気ガスと同じ種類の気体を用い、気体軸受に供給した雰囲気ガスを回転軸に沿って回転電極に向けて供給してなること、前記回転軸の一端に取付けた高周波絶縁性を有する絶縁軸部と、気密ケース及び雰囲気ガスに対して耐食性を有する磁性流体シールにより隔離された駆動用モータの駆動軸との間にマグネットカップリングを介在させ、該駆動軸の回転力を前記絶縁軸部及び回転軸に非接触状態で伝達してなることを特徴とする回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置。
  2. 前記気体軸受に供給する気体としてチャンバー内の雰囲気ガスを構成する不活性ガスを用いてなる請求項記載の高密度ラジカル反応による高能率加工装置。
  3. 前記駆動用モータを覆った気密ケースの内部を排気してなる請求項1又は2記載の回転電極を用いた高密度ラジカル反応による高能率加工装置。
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