JP3974844B2 - インクジェットプリンター用インク供給積層チューブ及びインクジェットプリンター - Google Patents

インクジェットプリンター用インク供給積層チューブ及びインクジェットプリンター Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、インクジェットプリンター用インク供給積層チューブ及びインクジェットプリンターに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
実公平7−19793号公報
【特許文献2】
特開平8−258278号公報
【特許文献3】
特開平9−58012号公報
前記の特許文献1には、インク供給チューブとして、耐アルカリ性が高く且つ柔軟性のポリエチレン樹脂(PE)から成る内層とガスバリヤー性が有り且つ強靭性の6・66共重合ナイロンなどのポリアミド樹脂(PA)から成る外層と内外両層を隙間なく接着するエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)から成る中間層との三層構造のインク供給積層チューブが開示されている。
前記の特許文献2には、前記の特許文献1のインク供給積層チューブと同じく内層はポリエチレン(PE)から成り、外層はナイロンから成るが、内外両層を接着する接着層を欠いたインクジェットプリンター用の二層から成るインク供給積層チューブが開示されている。
また、前記の特許文献3には、ポリエチレンなどのポリオレフィンから成る内層とエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物(EVOH)から成る外層と内外両層を接着する中間層との三層構造のインク供給積層チューブが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、前記特許文献1に開示のインク供給積層チューブは、内層のPEは柔軟性であるに対し、逆に外層のナイロンは極めて剛性であり、中間層のEVAは柔軟性であるため、インクジェットプリンターを作動した場合、繰り返し往復動走行するインクジェット記録ヘッドに追従するべく繰り返し曲げの過程で、その応力により、剛性の外層チューブは簡単にクラックを生じたり、折れてしまい、インク供給チューブの機能を早期に失う。また、該中間層は、外層のナイロンに対する接着強度が弱いため、繰り返し曲げの過程で早期に層間剥離が生じ、インクジェットヘッドの円滑な往復動走行を阻害するなどの不都合をもたらす。
また、特許文献2に開示のインク供給積層チューブは、中間の接着層を設けることを要しないので、特許文献1に開示のものに比し、製造工程が簡略化し、安価にインク供給積層チューブが得られるが、ポリエチレンの内層チューブとナイロンの外層チューブとを接着層なしに公知の共押出成形機を用いて互いに強固に接着することは困難であり、インク供給積層チューブを製品化することは困難であり実用性に適さない。
また、特許文献3に開示のインク供給積層チューブは、外層が剛性を有するEVOHであるため、耐屈曲性に欠け、簡単に折れてしまう。
また、上記の特許文献1及び3の中間層及び外層は、水性溶剤に耐インク性が悪いため、その両端部を夫々インクタンクとインクジェットヘッドに連結する場合、その継手を介しての連結を、インクと接触しないように、特に、内面シールなどのシール接続を必要とし煩わしく、簡単な接続ができない不便をもたらす。
本発明は、上記従来のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブの不都合を解消すると共に、上記の全ての特性を満足するインクジェットプリンター用インク供給積層チューブの開発を目的とし、更には、所望により、連管式として使用した場合の高温の環境下におけるダレによる不都合を解消したインクジェットプリンター用インク供給積層チューブの開発を目的とし、種々試験、研究の結果、その目的を達成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来の課題を解消すると共に上記の目的を達成したインクジェットプリンター用インク供給積層チューブを提供するもので、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂の分子間を金属架橋して成るアイオノマー樹脂(EMAA−C)から成るチューブと、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂(EMAA)から成るチューブとを互いに積層し一体成形して成ることを特徴とする。
更に本発明は、上記本発明のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブにおいて、前記のエチレン−メクリル酸共重合樹脂(EMAA)から成るチューブを内層チューブとし、前記のアイオノマー樹脂(EMAA−C)から成るチューブを外層チューブとしたことを特徴とする。
更に本発明は、上記本発明のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブにおいて、前記のアイオノマー樹脂(EMAA−C)から成るチューブを内層チューブとし、前記のエチレン−メタクリル酸共重合樹脂(EMAA)から成るチューブを外層チューブとしたことを特徴とする。
更に本発明は、耐熱性のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブを提供するもので、該内,外層両チューブのメタクリル酸の含有量は、2〜15%以上であることを特徴とする。
更に本発明は、所望の着色インクを供給し得る連管式のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブを提供するもので、上記の本発明に係るインクジェットプリンター用インク供給用積層チューブを複数本連接し、その夫々の積層チューブは互いに異色のインクを供給するようにして成ることを特徴とする。
更に本発明は、長期に亘り円滑良好に作動し、安定良好なインクジェットプリンターを提供するもので、上記発明に係るインクジェットプリンター用インク供給積層チューブを、単管式或いは連管式で具備したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づき説明する。
本発明のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブは、共押出成形機によりエチレン−メタクリル酸共重合樹脂の分子間を金属架橋して成るアイオノマー樹脂(以下EMAA−Cと称する)から成るチューブとエチレン−メタクリル酸共重合樹脂(以下EMAAと称する)から成るチューブとを互いに積層し一体成形して成るものである。
EMAA及びEMAA−CのEMAAは、共にメタクリル酸の含有量は、質量%(FT−IR法)で2〜15%の範囲含有するものが柔軟性、繰り返し曲げ耐久性、耐熱性等の観点から、一般に使用される。架橋剤として使用される金属は、Na,K,Ag,Cu,Ca,Ba,Zn,Feなどのカチオンが使用されるが、Zn、Naが好ましく一般に使用される。
【0006】
而して、EMAA樹脂とEMAA−C樹脂は、共通の樹脂EMAAから成る同系列の樹脂であるので、共押出成形機によりそのいずれの樹脂を内層又は外層として互いに積層し一体成形するときは、後記に明らかにするように、内層チューブと外層チューブとの相互接着は極めて強固に得られ、上記従来のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブに比し、柔軟性、水性インク耐性、繰り返し曲げ耐久性及び層間剥離耐久性において著しく優れたインク供給積層チューブが得られる。
【0007】
上記のように、本発明のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブは、内層チューブをEMAAで構成し、外層チューブをEMAA−Cで構成したものと、これとは逆に、内層チューブをEMAA−Cで構成し、外層チューブをEMAAで構成したものは、後記に明らかにするように、透気遮断性(ガスバリヤー性)、透湿遮断性において、ポリエチレン製のチューブに比し優れ且つ両者は殆ど同等であるが、耐熱性、即ち、高温雰囲気下における垂れ下がり、即ち、ダレ性の観点からは、EMAA−Cを内層チューブとする方が、これを外層チューブとするに比し、ダレ、即ち、垂れ下がり量が少なく好ましい。
【0008】
また、本発明のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブは、一本の単管で、或いは異色のインクをインク供給するべくその複数本を熱融着により連管式としたものをインク供給積層チューブとしてその両端部をインクジェットプリンター内のインクタンクとインクジェットヘッドとに継手を介して接続して使用するが、保管中や輸送中などにおいて、環境温度が例えば、40〜60℃位となる場合があるが、この高温の雰囲気下でチューブは垂れ下がり、インク供給積層チューブがプリンターの筺体の内部機構部品や筺体の底面などに当接して、インクジェットプリンターの使用に支障をきたさないように、EMAA−CチューブとEMAAチューブの少なくともいずれか一方を、その軟化温度が65℃以上であるものを使用することが好ましい。このためには、エチレンの重合度やメタクリル酸の含有量或いは架橋度などを適宜調節したEMAA又はEMAA−Cを材料としてチューブに成形する。例えば、メタクリル酸含有量4%とすることにより、軟化温度は92℃となり、後記に明らかにするように、環境温度が40℃〜60℃における耐熱性(耐ダレ性)が良い。
【0009】
図1は、本発明のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブの1例の端面図を示し、1はその積層チューブ、1aはEMAA−C又はEMAAから成る内層チューブ、1bはEMAA又はEMAA−Cから成る外層チューブを示す。積層チューブ1の外径及び内径、内層チューブ1aの肉厚、外層チューブ1bの肉厚は、従来、インクジェットプリンターに用いられている種々の寸法のものが選択使用される。
図2は、連管式のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブの1例を示し、上記のインク供給積層チューブ1を4本各隣接する各チューブ1,1を互いに熱融着して成る4連管式の4色の着色インクを夫々供給するようにした連管式のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブ1′である。勿論、4色に限らず、所望の複数本の連管式のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブに作製してもよい。
【0010】
次に、本発明のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブの種々の優れた特性を明らかにするため、上記従来のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブなどとの下記する種々の比較試験を行った。下記の表1は、柔軟性(たわみ量)の比較試験を示す。試験方法は、内径1.4mm、外形3.2mmの同じ寸法を有する本発明の上記2種類の積層チューブ及びその積層チューブを構成する各単層チューブ(EMAA含有量4%)と、比較のため、上記従来の積層チューブ及び低密度ポリエチレンチューブ(LDPE)につき、これら被験チューブを同じ長さ60mmに切断したものを各試験片とし、その一端を、チューブ固定台上に固定し、その台から50mm水平に突出せしめたチューブの先端に10gの錘を付けて、各チューブが撓んだ距離を測定した。その結果は表1に示す通りであった。
【0011】
【表1】
Figure 0003974844
【0012】
表1から明らかなように、従来例1,2のたわみ量は極めて小さく柔軟性に乏しいことが判る。本発明の実施例1,2のたわみ量は、従来例2の夫々6倍、7倍と著しく増大することが判る。
また、実施例1,2を比較し、EMAA−Cを内層とした方が柔軟性が大きくなることが判る。また、比較例4,5から明らかになように、EMAAの単層チューブ及びEMAA−Cの単層チューブのたわみ量は、従来内層チューブとして使用されているLDPEの単層チューブと同等か、それ以上であり、特にEMAAの単層チューブは、EMAA−Cとの積層チューブとすることにより柔軟性の増大したものとなることが判る。
【0013】
次に、これらの各種チューブにつき、繰り返し曲げ耐久性につき次のように比較試験を行った。
即ち、長さ400mmの各被験チューブを屈曲半径R70mmまで屈曲することを毎秒800mmの速度で往復動を繰り返した。その結果は、図3に示す通りであった。
【0014】
図3から明らかなように、特許文献1及び3の積層チューブは、繰り返し屈曲の往復動を30万回以下でクラックや層間剥離を生ずるに対し、本発明の積層チューブ及び該積層チューブを構成する夫々の単層チューブは、繰り返し屈曲の往復を200万回繰り返してもクラックや層間剥離を発生しないことが判る。因みに、従来の内層として使用するLDPEチューブも120万回の往復でクラックを発生し、本発明の内外層チューブより著しく繰り返し曲げ耐久性が劣ることが認められた。
【0015】
次に、本発明の上記表1に示す実施例1,2の積層チューブと、上記表1に示す従来例1,2の積層チューブにつき耐水性インク性の比較試験を行うため、その各積層チューブ全体を4色の耐水性インクに24時間浸漬し、その浸漬前後の重量変化(g)を測定すると共に、膨潤率(%)=重量変化(g)÷浸漬前のチューブ重量(g)×100を求めた。膨潤率は、その結果は、表2に示す通りであった。
【0016】
【表2】
Figure 0003974844
【0017】
表2から明らかなように、本発明の上記2種類の積層チューブは、従来の上記の積層チューブに比し重量変化及び膨潤率が著しく小さく、耐水性インク性が著しく優れていることが認められる。
【0018】
次に、本発明の前記2種類のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブと、比較のため、その構成部材であるEMAA−Cの単層チューブ、EMAAの単層チューブ及び対照例として、従来内層チューブとして好ましく使用されているポリエチレンにつき、内径1.4mm、外径3.2mm、厚み0.9mmの低密度ポリエチレンの単層チューブについて透気性試験を次のように行った。即ち、初期チューブ内圧を−20Kpaに設定し、12時間後の内圧を測定した。その結果は、表3に示す通りであった。
【0019】
【表3】
Figure 0003974844
【0020】
表3から明らかなように、EMAAの単層チューブの透気性は、換言すれば、透気遮断性は、PEと略同等であるが、透気遮断性の一番優れているEMAA−Cの単層チューブとの積層チューブに構成することにより、即ち、本発明の積層チューブに構成することにより、透気遮断性は、PEの単層チューブのそれよりも著しく向上することが判る。
【0021】
次に、上記本発明の2種類のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブと、その構成部材であるEMAAの単層チューブ、EMAA−Cの単層チューブ及び上記の低密度ポリエチレンの単層チューブとにつき、透湿性試験を次のように行った。
即ち、各チューブ内に一定量の水性インクを封入し、温度50℃、湿度30%の環境下に放置し、10日毎に各チューブの重量を測定し、インクの蒸発量を測定し、その蒸発率を求めた。その結果は、図4と表4に示す通りであった。
【0022】
【表4】
Figure 0003974844
【0023】
上記の表4及び図4から明らかなように、EMAAの単層チューブ、EMAA−Cの単層チューブでも、従来好ましく使用されているポリエチレンチューブに比し、その透湿性は小さい。換言すれば、透湿遮断性はは大きい。また、本発明の2種類の積層チューブの蒸発率は、従来好ましく使用されているポリエチレンチューブの蒸発率よりは小さい。換言すれば、その透湿遮断性は、ポリエチレンチューブに比し向上していることが判る。
【0024】
次に、高温時のダレ性につき、前記の本発明の2種類のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブを図2に示す4本の連管式積層チューブとしたものと、その構成部材であるEMAAの単層チューブ、EMAA−Cの単層チューブ及び上記のポリエチレンの単層チューブを夫々4本の連管式積層チューブとしたものにつき、耐熱性試験を次のように行った。
即ち、図5(a),(b)に示すように、上記の一定の長さの各連管式積層チューブを被試験体Sとして、これをU字状に折り曲げた両端部の下面を、チューブ固定台A上に接着剤で固定(×印)し、該連管式チューブSがチューブ固定台Aから長さ400mmのU字状に突出するようにし、これを65℃の高温の恒温室内で5日間放置し、その間、1日毎に該連管式チューブSの垂れ下がり量を測定した。その結果を下記表5及び図6に示す。
【0025】
【表5】
Figure 0003974844
【0026】
表5及び図6から明らかなように、本発明の2種類のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブの連管式のものは、チューブ垂れ下がり量は規格の上限値7mm以下であり、且つ3日目以降は5.5mm及び5mmを夫々維持し、それ以上垂れ下がらない。これに対し、連管式ポリエチレンチューブは、早くも2日目で垂れ下がり量8mmと規格の上限値を越え、5日目で12mmと大きな垂れ下がりを呈した。
EMAA−C連管式チューブは、3日目で8.5mmと規格の上限値7mmを越え、5日目で10.5mmと更に垂れ下がり、EMAA−Cの単層チューブでは、高温環境下での使用に適さないが、垂れ下がり量が最も小さい5日目でも4mmであるEMAAチューブと積層することにより、即ち、本発明の連管式積層チューブとすることにより、高温環境下での使用に適する耐熱性を有するものとなることが判る。かくして、例えば、この連管式インク供給積層チューブを具備せしめた本発明のインクジェットプリンターが35℃以上の高温環境下で長時間保管或いは輸送されても、垂れ下がりにより、周囲のプリンターの内部機器や筺体の底面に接触することなく良好に保たれ、使用に際し、作動に支障を来たすことがない。
【0027】
図7は、本発明のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブを組み込んだインクジェットプリンターの一部を裁除した斜視図である。同図で、Aは、そのインクジェットプリンターを示し、その筺体A1内に本発明の前記の実施例1のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブを4本互いに溶着して成る連管式のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブ1′を組み込んだものである。更に詳細には、その一端を筺体A1内の4色のインクカートリッジCを差し込んだインクカートリッジ装着部A2とその他端を印字ヘッドA3に常法に従い継手を介し接続したものである。
図面でA4は、印字ヘッド駆動用モータ、A5は、該筺体A2の対向壁間に差し渡された該印字ヘッドA3の往復動を案内する水平ロッドを示し、該印字ヘッドA3は、該モータA4の駆動により駆動ベルトA6を介して往復動せしめられる。A7は搬送用ローラ、A8は記録紙、A9はヘッド維持ユニット、A10は筺体A2の対向壁間に差し渡された水平ステー、A11は該ステーA10上に設置した電槽基板ボックスを示す。
【0028】
【発明の効果】
このように本発明の請求項1〜4によれば、上記従来のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブの課題を解消することができると共に、インクジェットプリンター用として要求される上記の諸特性を満足でき、単管式は勿論のこと、連管式としてインクジェットプリンターに組み込み作動が円滑で且つ安定良好であり且つ長寿命のインクジェットプリンターを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブの一例の端面図。
【図2】 本発明の連管式のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブの一部の斜視図。
【図3】 繰り返し曲げ耐久性の比較グラフ。
【図4】 透湿性の比較グラフ。
【図5】 耐熱性試験方法を示し、図5(a)はその平面図、図5(b)はその側面図。
【図6】 高温環境下でのダレ性の比較グラフ。
【図7】 本発明の実施の1例のインクジェットプリンターの一部を裁除した斜視図。
【符号の説明】
1 本発明のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブ
1a 内層チューブ
1b 外層チューブ
1′ 本発明の連管式のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブ
A インクジェットプリンター

Claims (6)

  1. エチレン−メタクリル酸共重合樹脂の分子間を金属架橋して成るアイオノマー樹脂(EMAA−C)から成るチューブと、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂(EMAA)から成るチューブとを互いに積層し一体成形して成ることを特徴とするインクジェットプリンター用インク供給積層チューブ。
  2. 前記のエチレン−メクリル酸共重合樹脂(EMAA)から成るチューブを内層チューブとし、前記のアイオノマー樹脂(EMAA−C)から成るチューブを外層チューブとしたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブ。
  3. 前記のアイオノマー樹脂(EMAA−C)から成るチューブを内層チューブとし、前記のエチレン−メクリル酸共重合樹脂(EMAA)から成るチューブを外層チューブとしたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブ。
  4. 該内,外層両チューブのメタクリル酸の含有量は、2〜15%以上であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブを複数本連接し、その夫々の積層チューブは互いに異色のインクを供給するようにして成ることを特徴とする連管式のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェットプリンター用インク供給積層チューブを具備したことを特徴とするインクジェットプリンター。
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