JP3974204B2 - 過冷現象を示す生成物の結晶化パール及びその製造法 - Google Patents

過冷現象を示す生成物の結晶化パール及びその製造法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は過冷現象を示す生成物の新規な提示に関する。より特定的に言えば、本発明の目的は強度の過冷を示す生成物の結晶化パール(pearl)である。本発明はさらに該パールの製造法にも関する。
【0002】
【従来の技術】
多くの適用分野において、用いられる生成物は、多くの要件:
− 生成物は取り扱いが容易でなければならない;
− 生成物の粒径分布は、ダストを生成する微粒子である約100μm未満の粒子を含んでいてはならない;
− 生成物は、良好な流動特性を有していなければならず、ホッパー型の一時貯蔵容器中で、又はその後の変換プロセス中、又は通常包装での長期貯蔵中にケーキを形成してはならない;
を満たす形態であることが要求される。
【0003】
これらの要件は多かれ少なかれ、粒度の粗い粉末形態で利用し得る生成物を製造することにより十分に満たすことができる。
【0004】
溶液結晶化操作によりそのような粒度を得ることも予見され得る。しかし、該方法は、結晶成長の調節が必ずしも容易ではなく、得られた結晶が異方性の場合には、該結晶は脆く且つ機械的特性に関する要求を満たさないために、該方法には限界がある。
【0005】
さらに、造粒のような粉末成形法を用いることも可能であるが、一般に該方法はバインダーのような添加剤を用いることが必要である。さらに、生成物を融解し、それを液滴に分割し、該液滴を冷却して固化することからなる「小球状化」(prilling)法を実施することも可能である。
【0006】
その場合に発生する問題は、多くの生成物、特に医薬又は農薬分野における出発物質が過冷現象を示す、即ち、生成物を融解し、該生成物の融点以下に冷却しても、該生成物が結晶化せず、液状のままであることにある。そのために、生成物が過冷現象を示す場合、特にそれがグリセリルグアイアコレートの場合、小球状化法の実施が実際に困難になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
正確に言えば、本発明の目的は過冷を示す生成物の成形を可能にし得る方法を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、該方法により、上記要件の全てを満たす生成物を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、結晶化添加剤を含まない、過冷現象を示す生成物の新規形態又は提示である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ガラス転移が明らかになるような過冷を示し、結晶化添加剤を含まない生成物の結晶化パールに関する。
【0011】
本明細書において「パール」という用語は、高い球形度を有する固体粒子を指す。
【0012】
過冷現象を示す生成物の結晶化パールを製造するための本発明方法の特徴は:
− 必要なら、前記生成物を融解し;
− 該融解物を液滴に分割し;
− 該液滴を該生成物のガラス転移温度以下の温度に冷却し、該液滴をガラス化により硬化させ;
− そのようにしてガラス化されたパールをガラス転移温度以下の温度に維持し、該パールを結晶化種と接触させ;
− 温度を徐々にガラス転移温度以上に上昇させてパールを結晶化し;
− 結晶化パールを回収する;
ことからなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明方法の好ましい変形態様は、必要なら、成形すべき生成物を融解し、次いで該融解物をノズルに通して液滴を形成し、該液滴を冷却気体が向流する塔中に落下させて固化し、ガラス化されたパールを回収し、次いで上記段階に従って結晶化パールに変換させることからなる。
【0014】
本発明の方法は強度の過冷を示す生成物のパールの製造に完全に適合している。
【0015】
「過冷」という用語は、融点以下でも液状のままである物質の状態と定義されることを想起されたい。
【0016】
本発明方法は、特に、医薬及び農薬分野で用いられる有機生成物の成形に完全に適合している。
【0017】
挙げることができる特定例はグリセリルグアイアコレート、プロピオン酸誘導体、特に2−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸[Ketoprofen(登録商標)]、2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸[Ibuprofen(登録商標)]及び2−メチル−3−プロピル−1,3−プロパンジオールジカルボネート又はメプロバメートである。
【0018】
本発明で得られたパールは固有の物理化学的特性を有する。
【0019】
得られたパールは本質的に球状の粒子であり、その直径は本発明の方法により広範囲内で選択され得る。従って、メジアン直径(d50)によって表される粒度は100μm〜3,000μmであり得るが、好ましくは500μm〜2,000μmである。
【0020】
メジアン直径は、粒子の50重量%がメジアン直径より大きい又は小さい直径を有するようなものとして定義される。
【0021】
寸法は金属篩に通して決定されることを指摘すべきである。
【0022】
出発物質及びその適用分野によって、選択される粒度は多少大きくなってもよい。従って、本発明の方法の好ましい適用を構成するグリセリルグアイアコレートの場合、メジアン直径は好ましくは500μm〜1,000μmである。
【0023】
図1は光学顕微鏡(G=18)で撮った写真を示し、グリセリルグアイアコレートのような強い過冷を示す生成物の小球型の形態を明示する。
【0024】
得られた生成物では均一な粒度分布が観察される。
【0025】
図2は走査型電子顕微鏡(G=50)で撮った写真を示し、得られたパールの表面外観を明示する。
【0026】
本発明の生成物の新規構造は完全に適合した製造方法によって得られる。
【0027】
従って、過冷現象を示す生成物の結晶化パールを製造するための本発明方法は、
−必要とあれば前記生成物を融解し;
−該融解物を液滴に分割し;
−該液滴を該生成物のガラス転移温度以下の温度に冷却し、該液滴をガラス化により硬化させ;
−このようにしてガラス化したパールをガラス転移温度以下の温度で維持し、該パールを結晶化種と接触させ;
−温度を徐々にガラス転移温度以上に上げてパールを結晶化させ;
−結晶化パールを回収する;
ことからなる。
【0028】
本発明の方法では、融解状態の生成物を使用する。
【0029】
製造ラインから得られた融解生成物を直接供給することが考えられ得る。これは、出発物質が感熱生成物のときに特に有利である。
【0030】
微粉末固体形態が利用可能な場合、前記生成物を溶かすことからなる本発明方法のステップを備えることが必要である。この目的のために、該生成物を融点まで加熱する。好ましくは生成物を融点より僅かに高い温度、より好ましくは融点+5℃以内の温度に加熱する。特にグリセリルグアイアコレートの場合、加熱温度は83℃〜88℃で選択する。
【0031】
この作業は一般に撹拌しながら実施する。
【0032】
以下のステップで融解物を液滴に変換する。この作業は、任意の型の分割装置、例えば丸孔平坦(round-holed flat)ノズルを用いて実施され得る。
【0033】
本発明の好ましい実施態様は、融解物をオリフィスに通し、とりわけノズルに通して液滴を形成することからなる。
【0034】
以下の作業は、液滴を、成形すべき生成物のガラス転移温度未満になるように選択された温度の冷却流体と接触させて硬化させることによりガラス化パールにするためのものである。
【0035】
「ガラス転移温度」という用語は、物質がガラス状態から非硬質固体状態に移行する温度を指す。
【0036】
ガラス転移温度は公知の方法で、とりわけ1991年12月のAFNOR規格T51−507−2に従って決定される。
【0037】
冷却流体温度はガラス転移温度より10〜20℃低いことが好ましい。グリセリルグアイアコレートの場合、冷却流体温度は−60℃〜−30℃で、好ましくはー60℃〜−40℃で選択される。
【0038】
一般に下限は全く臨界的ではない。下限は単に技術的及び/又は経済的考察によって限定される。
【0039】
冷却流体は特に冷却気体、好ましくは冷気であるが、冷却流体が成形すべき生成物に対して不活性である限り本発明は特定の気体を排除するものではない。窒素を選択してもよいが、生成物が酸化性又は可燃性の場合、一般に空気又は低酸素(例えば酸素含量が10%濃度まで低下した)空気(oxygen-depleted air)が好ましい。
【0040】
冷却気体の流れを材料流に対して向流にすることが好ましい。
【0041】
ノズルから放出されて液滴を生成してから回収系に到達するまでの時間である滞留時間は有利には1〜10秒であり、より好ましくは1〜3秒である。
【0042】
所望の滞留時間を得る一方法は、前述のように冷却気体を向流にして、液滴を塔内に降下させることである。
【0043】
反応終了時にガラス化パールを任意の公知の手段により、例えば回収バット内にて重力で、好ましくは流動床技術に従って回収する。
【0044】
ガラス化パールを以下のステップで結晶化パールに変換する。
【0045】
この目的のために、ガラス化パールをガラス転移温度より低い温度で、好ましくはガラス転移温度より5〜10℃低い温度で維持し、結晶化種と接触させる。
【0046】
グリセリルグアイアコレートのパールの場合、温度は−30℃〜−35℃で選択することが有利である。
【0047】
結晶化種は成形すべき生成物と同一種(same nature)である少量の結晶質粉末からなる。
【0048】
粉末内の粒子の大きさは、得られたパールの粒度より遥かに小さく、その直径が得られたパールの直径の1/10に相当する値よりも低いことが好ましい。
【0049】
ガラス化パールの重量の例えば0.1〜5%に相当する量の種を使用する。
【0050】
結晶化を開始させるために、温度を少なくともガラス転移温度に等しい温度以上で、パールの結晶化と関連する発熱状態(exothermy)に相当する温度以下の温度まで徐々に上昇させる。
【0051】
上限温度がガラス転移温度より10〜20℃高いことが好ましい。
【0052】
温度上昇は徐々に行うことが好ましい。この目的のために、温度は例えば0.5〜1℃/分で上昇させることができる。
【0053】
この作業の時間は広範囲で変動し、基準としてはガラス化パールを結晶化パールに変換するのに一般に10分〜2時間の時間が必要であることが指摘される。
【0054】
結晶化パールは任意の公知の手段で回収されるが、結晶化による発熱をすぐに除去できる装置を用いることが好ましい。従って、本発明方法の最終ステップを実施するには流動床が非常に適している。
【0055】
このように本発明の方法で得られた過冷を示す生成物のパールは前述の特性を有する。
【0056】
本発明の方法を実施するために使用される装置に関しては、これは、3つのアセンブリー、即ちパール成形用第1アセンブリー、ガラス化パール回収用第2アセンブリー、及びガラス化パールの結晶化用第3アセンブリーからなる。
【0057】
第1アセンブリーは、成形すべき生成物が製造ラインから送出されるときに好ましくは撹拌される貯蔵バット、又は生成物が微粉末形態の場合は生成物を融解させ得る融解装置、及びチャンバーとを含んでいる。このチャンバーは一般には塔であり、その高さは好ましくは4〜8mであり、上方部分には液滴分割装置(好ましくはノズル)を備え、下方部分には1個以上の冷却気体流入口を備えているため、塔底部は冷却塔と化する。
【0058】
成形すべき生成物をツインスクリューホッパーを介して融解装置内に導入する。該装置は、前記生成物を融解状態に維持するように温度調整できる系(例えばジャケット)を備えた反応機である。
【0059】
使用されるノズルは、1孔ノズルであっても、孔の数が1〜100個の多孔ノズルであってもよい。
【0060】
好ましくは可動式で平行な数個のノズル(例えば2個のノズル)を有する系を使用することができる。
【0061】
ノズル孔直径は所望のパールの寸法によって決まる。直径は50〜2,000μmであり得るが、200〜600μmで選択することが好ましい。
【0062】
孔寸法は常に得られる小球の寸法より小さい。従って、メジアン直径が550μmのパールを得るために約200μmの孔を有するノズルを使用する。
【0063】
使用するノズルは静止ノズルであってもよいが、例えば100〜10,000Hzの高周波振動系の作用を受けたノズルを使用することが可能である。
【0064】
融解物質は、容量ポンプ(volumetric pump)を用いて、又は気体流(好ましくは窒素流)によって加えられる正圧によってノズル内に到達する。大気圧に対する正圧は5〜500%である。
【0065】
ノズルは生成物の融点よりも僅かに高い温度、好ましくは融点から2〜5℃高い温度で維持する。
【0066】
ノズルでは、必須ではないが、気体流を設け、好ましくは空気又は窒素を共に流して、噴流をノズルから放出することができる。この気体流の温度は好ましくは室温から80℃である。この気体流が同時に存在すれば、パール寸法をより均一にすることができ、液滴の凝集も避けられる。
【0067】
塔の上方部分では、内壁上に逸らせ板(chicane)や格子が存在し得るため、気体流を均一化することができる。
【0068】
塔底部では、冷却気体流(好ましくは冷気流)が導入されて、液滴からガラス化パールへの硬化が行われる。気体流の温度は、成形すべき生成物のガラス転移温度よりも低くなるように選択され、好ましくはガラス転移温度よりも10〜20℃低い。
【0069】
冷却気体は好ましくは、ノズル下方で、有利には冷却区域の全高の1/10に相当する距離のところで塔から送出される。
【0070】
塔底部のパール回収系は、ガラス化パールを該生成物のガラス転移温度より低い温度に維持できるように選択される。前記系は冷却回収バットからなってもよいが、粒子床を流動化できる装置を使用することが好ましい。前記系はこのように、気体流(好ましくは窒素、空気又は低酸素空気)が通過する格子を下方部分に含んでいるバット(好ましくは円筒形バット)からなる。粒子のサイズに依存する気体流量は、粒子を浮遊状態に維持するように設定しなければならない。例えば、この流量は80mmの流動床直径に対して、5〜30m3/時であることが指摘される。
【0071】
装置のこの部分では、送られる流動化気体(好ましくは空気)の温度が塔底部に送られる冷却気体流の温度と同一温度(±5℃)であるため、冷却は継続されなければならない。
【0072】
流動化装置には出口が配置されているため、ガラス化パールを排出することができる。
【0073】
第3アセンブリーは装置内での結晶化が実施される部分に相当する。この作業を流動床装置又は他の任意の装置(例えば振動通路)で実施すると、ガラス化パールを結晶化種と接触させることができ、温度も徐々に上昇する。
【0074】
第一の変形例ではこの操作を、前のステップで用いたのと同じ流動化装置で行なう。即ち、ガラス化パールが形成されたら生成物のガラス転移温度より低温、好ましくは5〜10℃低い温度で流動化ガスを送り込み、次いで結晶化種を送出口から、またはこの目的で設けた任意の手段によって導入する。
【0075】
パールは、その温度をガラス転移温度より高くすると結晶化する。即ち、流動化ガスを適当な温度で送り込み、結晶化に起因する温度上昇を制御し、必要であれば冷却する。温度上昇は毎分0.5〜1℃であれば有利である。
【0076】
温度は、パールの結晶化に関連する発熱が認められるまで上昇させる。
【0077】
流動化ガスの流量は、放出される熱が除去されるように高めると有利である。例えば、流動床直径が150mmである場合に流量をパール1kg当たり80〜200m3/時とすることが指摘される。
【0078】
次に、結晶化したパールを適当な装置を用いて取り出す。
【0079】
本発明の方法の別の変形例では、前のステップで用いた流動化装置の後段に第二の流動化装置を配置する。
【0080】
第一の流動床から得られたガラス化パールを結晶化種と混合して第二の流動床中へ落下させ、その際流動化ガスの温度を少なくともガラス転移温度に等しくし、好ましくは僅かにより高温とする。先に述べたように、温度は徐々に上昇させるように注意を払う。
【0081】
パールが結晶化したら、これを標準的な手段で取り出す。
【0082】
本発明の一実施形態を添付図面の図3に示す。
【0083】
図3は、本発明の実施に適する装置の概略的縦断面図である。
【0084】
用いる装置は上部即ち小粒状化タワー(A)と、概略的に図示した、流動化装置として機能する下部(B)との二つの部分から成る。
【0085】
成形するべき粉末をポット(1)に入れ、ここで融解させてからノズル(2)へ移送する。そのために、窒素(3)を正圧で貯蔵タンク(1)内に供給する。
【0086】
高さ8mのタワーはその上方部分に、振動機(4)に取り付けられたノズル(2)を具備し、またその下方部分には冷気流の入り口(5)を具えている。
【0087】
入り口(5)から導入された冷却空気は、ノズル(2)下方の地点(6)からタワーを離れる。
【0088】
タワーの上方部分に配置された逸らせ板(7)及び環形の格子(8)がタワー内でのガス流の均一分配を保証する。
【0089】
温度20〜80℃、好ましくは60〜80℃の高温窒素流(9)がノズル(2)の周囲から同時流入し、分配される。
【0090】
タワーの下方部分では円錐台形格子(10)によって、固化したガラス化パールが、窒素の入り口(11)及び出口(12)を具えた流動化装置内に回収され、この装置はガラス化パールを第二の流動床(13)へと移送するべく機能し、流動床(13)において結晶化種が導入され、パールの温度をガラス転移温度より高くすることでパールの結晶化が惹起される。
【0091】
【実施例】
本発明の実施形態の例を以下に説明する。
【0092】
実施例
実施例1及び2で用いる作業手順を次のように規定する。
【0093】
強度の過冷を示す生成物、即ちグリセリルグアイアコレート1kgを用いる。
【0094】
本発明の方法は、先に述べ、かつ図3に示した装置で実施する。
【0095】
振動させるノズルは、以下の実施例において規定する特性を有するものとする。
【0096】
成形するべき生成物の粉末をポット(1)に導入する。
【0097】
前記生成物を融解装置において、ジャケット内を循環する熱水を用いる加熱によって融解させる。
【0098】
ポット(1)において生成物の温度を、グリセリルグアイアコレートの場合は84℃とする。生成物のノズル(2)における温度及びノズル出口における流量は後段に規定する。
【0099】
冷却空気を入り口(5)から流量850m3/時、即ちタワー内通過速度0.6m/秒で導入する。この空気は地点(6)から排出する。
【0100】
タワー入り口(5)及びタワー出口(6)における空気の温度は、各実施例において条件をまとめた表中に規定してある。
【0101】
入り口(11)における流動化空気の温度についても同様である。
【0102】
得られたガラス化パールを円錐台形格子(10)において回収し、出口(12)から流動床(13)へと送出し、流動床(13)では前記パールを小粒状化作業終了まで温度−35℃で流動状態に維持する。ガラス転移温度は図4の、加熱速度5℃/分の場合の熱流(単位mW)の変化を温度(単位℃)の関数として表わす示差熱分析曲線[Perkin−Elmer(登録商標)機械で測定]から明らかなように約−25℃である。
【0103】
微粉末のグリセリルグアイアコレートを流動床(13)に導入して結晶化種を形成し、その後流動床(13)の流動化空気の温度を0.5℃/分の速度で上昇させる。
【0104】
温度が2〜3℃に達すると、パールの結晶化に関連する発熱が記録される。
【0105】
流動床(13)の流動化空気の流量を100m3/時とすれば、放出される熱を速やかに除去することが可能となり、それによって生成物温度が20℃を越えることを防止できる。
【0106】
実施例1
グリセリルグアイアコレートのパールを、図3に概略的に示した、単孔ノズルを具備した装置において製造する。オリフィスの長さL対直径Dの比L/Dは3である。
【0107】
実施する方法は上述のとおりである。作業条件を下記の表Iに規定する。
【0108】
Figure 0003974204
装置を120分間稼働させた後、820gのガラス化パールを流動床(13)において回収する。
【0109】
流動床(13)に10gのグリセリルグアイアコレート粉末を添加する。
【0110】
流動床(13)の空気温度を上昇させる。
【0111】
昇温速度は0.5℃/分とする。
【0112】
最終流動化温度は+18℃とする。
【0113】
110分間流動化後、570μmの直径を有する結晶化パール820gを回収する。結晶化パールを結晶化種として用いた過剰な粉末から、単純な篩い分けによって分離する。
【0114】
実施例2
グリセリルグアイアコレートのパールを実施例1と同様にして製造する。プロセスパラメーターの変更を次表に規定する。
【0115】
Figure 0003974204
装置を60分間稼働させた後、870gのガラス化パールを流動床(13)において回収する。
【0116】
流動床(13)に10gのグリセリルグアイアコレート粉末を添加する。
【0117】
流動床(13)の空気温度を上昇させる。
【0118】
昇温速度は0.5℃/分とする。
【0119】
最終流動化温度は+18℃とする。
【0120】
110分間流動化後、720μmの直径を有する結晶化パール870gを回収する。結晶化パールを結晶化種として用いた過剰な粉末から、単純な篩い分けによって分離する。
【0121】
得られる生成物は、光学顕微鏡(G=18)及び走査型電子顕微鏡(G=50)において撮影した写真である図1及び図2に示した小球型の形態を呈する。
【0122】
実施例3
この実施例では、図3に概略的に示した、L/D比3の単孔ノズルを具備した装置において2−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸[Ketoprofen(登録商標)]のパールを製造する。
【0123】
ガラス転移温度は図5の、加熱速度5℃/分の場合の熱流(単位mW)の変化を温度(単位℃)の関数として表わす示差熱分析曲線[Perkin−Elmer(登録商標)機械で測定]から明らかなように約−5℃である。
【0124】
作業条件を下記表IIIに規定する。
【0125】
Figure 0003974204
装置を60分間稼働させた後、840gのガラス化パールを流動床(13)において回収する。
【0126】
流動床(13)に10gの2−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸粉末を添加する。
【0127】
流動床(13)の空気温度を上昇させる。
【0128】
昇温速度は0.5℃/分とする。
【0129】
最終流動化温度は40℃とする。
【0130】
100分間流動化後、940μmの直径を有する結晶化パール840gを回収する。結晶化パールを結晶化種として用いた過剰な粉末から、単純な篩い分けによって分離する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法によって得られた、グリセリルグアイアコレートなどの強い過冷を示す生成物の、小球型の形態の光学顕微鏡写真。(G=18)
【図2】 本発明の方法によって得られたパールの表面外観の走査型電子顕微鏡写真。(G=50)
【図3】 本発明の実施に適する装置の概略的縦断面図である。
【図4】 グリセリルグアイアコレートの、加熱速度5℃/分の場合の熱流の変化を温度の関数として表わす示差熱分析曲線を示すグラフである。
【図5】 2−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸の、図4のものに類似の示差熱分析曲線を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ポット
2 ノズル
3 窒素ガス
4 振動機
5 冷却気流入り口
6 冷却気流出口
7 逸らせ板
8,10 格子
9 ノズル2からの生成物の噴流と並流をなす気体
11 流動床気体入り口
12 流動床気体出口
13 第二流動床

Claims (41)

  1. 過冷を示す生成物の結晶化パールを製造する方法であって、
    − 必要なら、該生成物を融解し、
    − 該融解物を液滴に分割し、
    − 該液滴を該生成物のガラス転移温度以下の温度に冷却し、該液滴をガラス化して硬化させ、
    − このようにしてガラス化されたパールをガラス転移温度未満の温度に維持し、該パールを結晶化種と接触させ、
    − 温度を徐々にガラス転移温度以上に上げてパールを結晶化し、
    − 結晶化パールを回収する
    ことからなることを特徴とする方法。
  2. 融解物をノズルに通して液滴を形成し、該液滴を冷却気体が向流する塔中に落下させて固化し、次いで得られたガラス化パールを回収することからなることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 成形すべき生成物が、グリセリルグアイアコレート、2−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸、2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸又は2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオールジカルボネートであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 成形すべき生成物を、その融点で融解することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 成形すべき生成物を、その融点から5℃を超えない温度で融解することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  6. グリセリルグアイアコレートを83℃〜88℃の範囲の温度で融解することを特徴とする請求項4又は5に記載の方法。
  7. 融解物をノズルに通して液滴に変えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 用いられるノズルが、1孔ノズル、又は孔の数が1〜100の範囲の多孔ノズルであることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 用いられるノズルが、直径50〜2,000μmの範囲の小孔を含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 用いられるノズルが、直径200〜600μmの範囲の小孔を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 用いられるノズルが、静止ノズルであることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 用いられるノズルが、高周波振動系に従属するノズルであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 用いられるノズルが、100〜10,000ヘルツの高周波振動系に従属するノズルであることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 液滴を、成形すべき生成物のガラス転移温度以下の冷却流体と接触させることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 液滴を、成形すべき生成物のガラス転移温度より10〜20℃低い温度の冷却流体と接触させることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記冷却流体が冷却気体であることを特徴とする請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記冷却流体が窒素、空気又は低酸素空気であることを特徴とする請求項14又は15に記載の方法。
  18. グリセリルグアイアコレートを成形するために、冷却気体の温度を−60〜−30℃の範囲で選択することを特徴とする請求項14〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 冷却気体の温度を−60〜−40℃の範囲で選択することを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 気体を、室温〜80℃の範囲の温度で、ノズルから噴射させる噴流と並流をなして送出することを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 気体が空気又は窒素であることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. ノズルを出て回収系に到達するまでの液滴の滞留時間は、1〜10秒の範囲であることを特徴とする請求項1から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. ノズルを出て回収系に到達するまでの液滴の滞留時間は、1〜3秒の範囲であることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. ガラス化パールを、任意の公知手段により回収することを特徴とする請求項1から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. ガラス化パールを、流動床法により回収することを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. ガラス化パールを、ガラス転移温度以下の温度に維持し、結晶化種と接触させることを特徴とする請求項1から25のいずれか一項に記載の方法。
  27. ガラス化パールを、ガラス転移温度より5〜10℃低い温度に維持し、結晶化種と接触させることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. グリセリルグアイアコレートパールを得るための温度を−30〜−35℃の範囲で選択することを特徴とする請求項26又は27に記載の方法。
  29. 結晶化種が、成形すべき生成物と同じ種類の少量の結晶性粉末からなることを特徴とする請求項1から28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 用いられる種結晶の量がガラス化パールの重量の0.1〜5%を構成することを特徴とする請求項1から29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 温度を、少なくともガラス転移温度に等しい温度まで徐々に上昇させることを特徴とする請求項1から30のいずれか一項に記載の方法。
  32. 温度を、ガラス転移温度より10〜20℃高い温度まで徐々に上昇させることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 徐々に、温度を上昇させることを特徴とする請求項31又は32に記載の方法。
  34. 1分につき0.5〜1℃ずつ温度を上昇させることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  35. 流動床法により結晶化パールを回収することを特徴とする請求項1から34のいずれか一項に記載の方法。
  36. 請求項1から35のいずれか一項に開示の方法により得られ、ガラス転移が明らかになるような過冷を示し、結晶化添加剤を含まない、生成物の結晶化パール。
  37. メジアン直径(d50)で表わして、100〜3,000μmの範囲の大きさを有することを特徴とする請求項36に記載の結晶化パール。
  38. メジアン直径(d50)で表わして、500〜2,000μmの範囲の大きさを有することを特徴とする請求項37に記載の結晶化パール。
  39. 成形される生成物がグリセリルグアイアコレートであることを特徴とする請求項36から38のいずれか一項に記載の結晶化パール。
  40. メジアン直径(d50)で表わして、500〜1,000μmの範囲の大きさを有することを特徴とする請求項39に記載の結晶化パール。
  41. 成形される生成物が、2−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオン酸、2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸又は2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオールジカルボネートである請求項36から38のいずれか一項に記載の結晶化パール。
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