JP3973815B2 - 光学系駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学的に情報の記録/再生を行う光学式記録再生装置内に設けられる光学系駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光学式記録再生装置内に設けられる光学系駆動装置の従来例としては、例えば特開平5−36090号公報の図1および図6に記載されたものがある。
【0003】
特開平5−36090号公報の図6に記載された光学系駆動装置(以下、従来例1という)では、レンズが取り付けられたホルダが、金属製のベース(支持部材)に2方向(ラジアル方向およびタンジェンシャル方向)に移動可能に支持されている。上記金属製のベースは、2本のネジと1本のピンとによって、スライドベースに固定されている。また、特開平5−36090号公報の図1に記載された光学系駆動装置(以下、従来例2という)では、レンズが取り付けられたホルダを2方向(ラジアル方向およびタンジェンシャル方向)に移動可能に支持するベース(支持部材)の取付部でレンズの傾き調整を行うようにしている。
【0004】
上記従来例1では、情報を正確に記録再生するために、記録媒体に対してレンズの光軸が垂直になるように調整する際には、2本のネジを回転調整することによりピンを基準として金属製のベースを撓ませ、それにより、ベース上に固定されているレンズを取り付けられたホルダの傾きを調整し得るようになっている。一方、上記従来例2では、傾き調整時にはベースの取付部をつかむようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例1の光学系駆動装置では、傾き調整時に金属製のベースを撓ませるため、傾き調整後には金属製のベースが撓んだままになってしまい、撓みが元に戻ろうとする力がその後働き続けることになる。その結果、長期間経過後にその力により金属製のベースが動いてしまい、調整状態がずれるという不具合が生じる。なお、上記従来例1において、ピンの代わりにバネを使用して金属製のベースをスライドベースに押さえ付け、バネを撓ませることにより傾き調整を行う構成も考えられるが、その場合にも、バネの撓みが元に戻ろうという力により長期間経過後に調整状態がずれる不具合が生じることとなる。
【0006】
一方、上記従来例2の光学系駆動装置では、傾き調整時にベースの取付部をつかむ必要があるため、装置下面(記録媒体の反対側)から調整することが難しく、装置側面方向から調整する必要があるが、装置側面方向にはスライドベースを移動させる機構や光学系等が存在することが多いため、ベースの取付部を物理的につかむ機構を設けることが困難であり、ベースの取付部を物理的につかむ機構を設けたとしても作業性が悪くなり、調整に支障をきたすことになる。
【0007】
本発明は、上記従来例の不具合に着目したものであり、長期間に亘って調整状態がずれることのない高性能な光学系駆動装置を提供することを第1の目的とし、調整性の良い光学系駆動装置を提供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第1および第2の目的を達成するため、請求項1に記載の第1発明は、光学素子を備えるホルダと、該ホルダをベースに対して記録媒体の記録面のほぼ垂直方向および記録媒体のトラックを横切る方向の少なくとも一方に移動可能に支持するホルダ支持手段と、前記ベースが固定されるキャリッジとを具備する光学系駆動装置において、前記ベースの記録媒体とは反対側に位置する面に、該面より突出する1本または複数本の脚状突起を設け、前記キャリッジの前記脚状突起と対向する部位に、前記脚状突起が該脚状突起の延在方向と直交する2方向に移動可能な、前記脚状突起の断面積よりも大きい断面積の穴を設け、前記ベースに設けた脚状突起を前記キャリッジに設けた穴に入れることにより前記ベースを前記キャリッジに傾き調整可能に支持し、前記ベースに設けた脚状突起を移動させることにより傾き調整した状態で、前記ベースおよび前記キャリッジ間に応力を発生させる部材を介在させないで、前記ベースを前記キャリッジに固定するようにしたことを特徴とする。
【0009】
第1発明によれば、光学系駆動装置においてベースをキャリッジに固定する際には、まず、前記ベースの記録媒体とは反対側に位置する面より突出するように設けた1本または複数本の脚状突起を前記キャリッジの対向する部位に設けた、前記脚状突起が該脚状突起の延在方向と直交する2方向に移動可能な、前記脚状突起の断面積よりも大きい断面積の穴に入れることにより前記ベースを前記キャリッジに傾き調整可能に支持し、次に、前記ベースに設けた脚状突起を移動させることにより傾き調整を行い、その後、傾き調整した状態で、前記ベースおよび前記キャリッジ間に応力を発生させる部材を介在させないで、前記ベースを前記キャリッジに固定する。したがって、上記従来例1のようにベースの撓みが元に戻ろうとする力により長期間経過後にベースが動いて調整状態がずれる不具合は生じず、長期間に亘って調整状態がずれることのない高性能な光学系駆動装置となる。また、上記従来例2のように調整方向が装置側面方向に限定されることはないから、調整性の良い光学系駆動装置となる。
【0010】
請求項2に記載の第2発明は、傾き調整後に、前記ベースに設けた脚状突起および前記キャリッジに設けた穴の間隙に接着剤を充填することを特徴とする。
【0011】
第2発明によれば、傾き調整後に、前記ベースに設けた脚状突起および前記キャリッジに設けた穴の間隙に接着剤を充填するから、傾き調整を完了した状態で前記ベースが前記キャリッジに強固かつ確実に固定されることになり、長期間が経過しても調整状態がずれることはない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1および図2はそれぞれ、本発明の第1実施形態の光学系駆動装置の構成を示す斜視図および分解斜視図であり、図3〜図6は第1実施形態の光学系駆動装置を構成する部品の詳細図であり、図7は第1実施形態の光学系駆動装置の傾き調整後の状態を示す断面図である。
【0013】
図1および図2に示すレンズ11はレンズホルダ12に固定されている。レンズホルダ12には4本の板バネ14の一端がそれぞれ固定されており、板バネ14の他端はバネ受け15に固定されている。以上の構成により、レンズホルダ12が4本の板バネ14により図示しない記録媒体の垂直方向(z方向)及び半径方向(x方向)に移動可能に支持された2軸アクチュエータ10となる。
【0014】
レンズホルダ12には、さらに、レンズ11を駆動するためのコイル(トラッキングコイル13Tおよびフォーカスコイル13F)が固定されている。すなわち、レンズホルダ12を図1の矢印A方向から見た状態を示す図3およびレンズホルダ12を図1の矢印Aの逆方向から見た状態を示す図4のように、レンズホルダ12のコイル受け部12aの上部には2個のトラッキングコイル13Tが左右に装着されており、これらトラッキングコイル13Tの前面および裏面にはそれぞれフォーカスコイル13Fが装着されている。
【0015】
上記バネ受け15は、図2に示すようにして、鉄製のアクチュエータヨーク21の上部に固定されている。アクチュエータヨーク21の上部には、2個の磁石23も固定されている。アクチュエータヨーク21は、図2に示すようにして、アクチュエータベース30上に固定されている。この場合、バネ受け15をアクチュエータベース30に固定せずに、バネ受け15をアクチュエータヨーク21に固定しているため、レンズホルダに12に固定されたコイル13T,13Fと磁石23との位置関係のずれを、寸法ずれが積み重ねられるにも拘わらず最小にすることができ、磁石13とコイル13T,13Fの位置関係のずれによる共振の発生を防止することができる。なお、バネ受け15をアクチュエータヨーク21に正確に位置決めするため、アクチュエータヨーク21には基準穴22が設けられており、この基準穴22にバネ受け15に設けた突起(図示せず)を嵌合することにより、バネ受け15をアクチュエータヨーク21の所定の位置に正確に取り付けるようにしている。
【0016】
上記アクチュエータベース30は合成樹脂で製作されている。このアクチュエータベース30の底面(記録媒体の反対側に位置する面)には、図5に示すように、球面31が形成されるとともに、上記底面から突出するように脚(脚状突起)32が形成されている。一方、この脚32が取り付けられる合成樹脂製のキャリッジ40の対向する部位には、図6に示すように、球面41および穴42が形成されている。ここで、穴42の断面積は、脚32の断面積よりもより大きくなるように構成されている。
【0017】
上記アクチュエータベース30をキャリッジ40に組み付ける際には、まず、図7に示すように、アクチュエータベース30の球面31とキャリッジ40の球面41とを重ね合わせ、次に、キャリッジ40に設けた穴42にアクチュエータベース30に設けた脚32を入れることによりアクチュエータベース30をキャリッジ40に傾き調整可能に支持した状態とし、この状態で以下の傾き調整を行う。なお、この傾き調整は、情報を正確に記録再生するために、記録媒体に対してレンズ11の光軸が垂直になるように調整するものである。
【0018】
この傾き調整時には、脚32をz方向(図7の下へ向かう方向)に引いた状態で傾きを調整することにより、球面31および球面41間の浮きを防止することができる。また、球面31を球面41に沿ってスライドさせることにより、アクチュエータベース30を傾かせることができ、これらによりレンズ11の傾き調整を行うことができる。したがって、上記傾き調整時には、脚32を手でつかんで所望の方向に動かすことになる。上記調整完了後には、図7に示すように、穴42に接着剤39を充填することにより、アクチュエータベース30をキャリッジ40に固定する。その際、紫外線硬化型接着剤を用いて、調整完了後に脚32に紫外線を照射することにより、素早く固定することができる。
【0019】
なお、脚32以外の部位(例えば球面31および球面41の少なくとも一方もしくはアクチュエータベース30およびキャリッジ40の斜線を付した間隙部)にも予め接着剤を塗布しておくようにしてもよい。その球面部分に塗布する接着剤としては、約12時間後硬化等の接着剤を用いてもよい。その場合、脚32の部位で既に固定されているので、調整がずれることはなく、約12時間後にさらに強力に固定されるようになる。
【0020】
キャリッジ40にはさらに、図2に示すように、ミラー52およびVCMコイル51が接着固定されている。このキャリッジ40は、図示していないが、記録媒体の半径方向に移動可能に支持されている。また、図示していないが、VCMコイル51に磁界を及ぼす磁気回路も装置内に用意されている。
【0021】
次に、上記のように構成されている本実施形態の光学系駆動装置の動作を説明する。
図示しない光学系より発せられたレーザ光は、ミラー52で反射された後、レンズ11によって収束されて、図示しない記録媒体上にスポットを形成する。記録媒体からの反射光は、再びレンズ11およびミラー52を経て上記光学系に戻り、そこでフォーカスエラー、トラッキングエラーおよび記録信号の検出が行われる。
【0022】
上記検出において、フォーカスエラーやトラッキングエラーが検出された場合には、トラッキングコイル13Tおよびフォーカスコイル13Fの内の当該エラーに対応する方のコイルに電流を流すことにより、レンズホルダ12を所定の方向に駆動する。このようにして、レンズホルダ12およびそれに固定されたレンズ11は、フォーカス制御およびトラッキング制御されることになる。その際、任意のトラックにアクセスする場合には、VCMコイル51に電流を流すことにより、キャリッジ40およびそれに搭載されたレンズ11を所定の位置に移動させる。
【0023】
本実施形態の光学系駆動装置では、上記従来例1のように傾き調整完了時にベースが撓んだ状態となる構造とはせずに、傾き調整完了後にアクチュエータベース30に設けた脚32をキャリッジ40に設けた穴42に接着固定する構造としたため、余分な力(ベースの撓みが元に戻ろうとする力)が作用することはなく、その力により長期間経過後にベースが動いて調整状態がずれることはないので、調整状態がずれることのない高性能な光学系駆動装置となる。その上、脚32および穴42を接着剤を充填した形で固定するので、両者が強固かつ確実に固定されることになる。さらに、脚32をつかむことにより装置下面(記録媒体の反対側)から調整することができるので、上記従来例2のように調整方向が装置側面方向に限定されて調整作業がキャリッジ駆動手段や光学系に邪魔されることはなく、良好な作業性が得られるため、調整性の良い光学系駆動装置となる。
【0024】
図8は本発明の第2実施形態の光学系駆動装置の主要部の構成を示す斜視図である。本実施形態では、第1実施形態のキャリッジ40およびアクチュエータベース30に対し変更を加えている。すなわち、キャリッジ40には、図8に示すように3個の穴42、43、44が設けられており、図示していないが、アクチュエータベース30にはそれに対応して3個の脚が設けられている。なお、上記以外の部分の構成は、上記第1実施形態と同様になっている。
【0025】
本実施形態では、アクチュエータベース30に3個の脚を設けたため、上記第1実施形態に比べてより強固にアクチュエータベース30をキャリッジ40に固定することができる。また、3個の脚を引いて調整することにより、アクチュエータベース30の調整時の浮きをより一層防ぎやすくなっている。
【0026】
図9は本発明の第3実施形態の光学系駆動装置の主要部の構成を示す斜視図である。本実施形態では、第2実施形態のキャリッジ40およびアクチュエータベース30に対しさらに変更を加えている。すなわち、アクチュエータベース30に設けた3本の脚32、33、34には、さらに、図9に示すように、細い脚35、36、37がそれぞれ突出する形となるように形成されている。なお、上記以外の部分の構成は、上記第2実施形態と同様になっている。
【0027】
本実施形態では、細い脚35、36、37をつかんで傾き調整を行い、調整完了後の接着剤が強固に固まったとき以後に、脚の境目61、62、63の部位で細い脚を切断するため、長くした脚が調整時につかみやすくなっており、上記第2実施形態に比べてより良好な作業性を確保することができる。
【0028】
なお、本発明は上述した実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では脚32や球面31,41をアクチュエータベース30とは別体的に設けているが、脚32や球面31,41をアクチュエータヨークにアウトサート成型のような手段で直接形成するようにしてもよい。また、キャリッジ40の材質は樹脂製に限定されるものではなく、例えば金属製としてもよい。また、キャリッジ40とアクチュエータベース30との間の浮き防止策として、脚を引くのではなく、アクチュエータベース30の脚と反対側を押すようにしてもよい。
【0029】
また、以下の付記項のように構成してもよい。
光学素子を備えるホルダと、該ホルダをベースに対して記録媒体の記録面のほぼ垂直方向および記録媒体のトラックを横切る方向の少なくとも一方に移動可能に支持するホルダ支持手段と、前記ベースが固定されるキャリッジとを具備する光学系駆動装置において、前記ベースの記録媒体とは反対側に位置する面に、該面より突出する1本または複数本の脚状突起を設け、前記キャリッジの前記脚状突起と対向する部位に前記脚状突起の断面積よりも大きい断面積の穴を設け、前記ベースに設けた脚状突起を前記キャリッジに設けた穴に入れることにより前記ベースを前記キャリッジに傾き調整可能に支持し、前記ベースに設けた脚状突起を移動させることにより傾き調整した状態で前記ベースを前記キャリッジに固定するようにしたことを特徴とする光学系駆動装置(付記項1)。
傾き調整後に、前記ベースに設けた脚状突起および前記キャリッジに設けた穴の間隙に接着剤を充填することを特徴とする付記項1記載の光学系駆動装置(付記項2)。
前記ベースに設けた脚状突起が、前記キャリッジの記録媒体とは反対側に位置する面から突出するようにしたことを特徴とする、付記項1または2記載の光学系駆動装置(付記項3)。このようにすると、前記ベースに設けた脚状突起が前記キャリッジの記録媒体とは反対側に位置する面から突出しているため、該脚状突起部分をつかみやすくなり、調整作業性が向上した光学系駆動装置となる。
【0030】
前記脚状突起の前記キャリッジの記録媒体とは反対側に位置する面から突出した部分を調整後に切断するようにしたことを特徴とする付記項3記載の光学系駆動装置(付記項4)。このようにすると、前記突出した部分を調整後に切断することにより、良好な調整性と装置の小型化とを同時に実現し得る光学系駆動装置となる。
前記ベースが合成樹脂製であることを特徴とする付記項1〜4記載の光学系駆動装置(付記項5)。このようにすると、ベースが合成樹脂製であるため、前記脚状突起部分を安価に形成し得る光学系駆動装置となる。
磁気回路を形成する金属製ヨークを有し、前記ホルダを前記ベースに対して支持する支持手段を前記金属製ヨークに一旦取り付けた後に、該金属製ヨークを合成樹脂製のベースに取り付けるようにしたことを特徴とする付記項1〜5記載の光学系駆動装置(付記項6)。このようにすると、前記ホルダを前記ベースに対して支持する支持手段を、磁気回路を形成する金属製ヨークに一旦取り付けた後に、該金属製ヨークを合成樹脂製のベースに取り付けることにより、磁石とコイルとの位置ずれを最小にすることができ、共振等の無い高性能な光学系駆動装置となる。
【0031】
【発明の効果】
第1発明によれば、光学系駆動装置のベースに設けた脚状突起をキャリッジの対向する部位に設けた、前記脚状突起が該脚状突起の延在方向と直交する2方向に移動可能な、前記脚状突起の断面積よりも大きい断面積の穴に入れた状態で傾き調整を行った後に、前記ベースおよび前記キャリッジ間に応力を発生させる部材を介在させないで、前記ベースを前記キャリッジに固定するから、前記ベースを撓ませることなく前記キャリッジに固定することができ、長期に亘って調整状態がずれることのない高性能な光学系駆動装置となる。また、前記ベースが前記キャリッジに傾き調整可能に支持されており、前記ベースに設けた脚状突起を動かすことにより傾き調整可能であるので、記録媒体の反対側からベースの傾き調整を行うことができ、調整時の作業性の良い光学系駆動装置となる。
【0032】
第2発明によれば、傾き調整後に、前記ベースに設けた脚状突起および前記キャリッジに設けた穴の間隙に接着剤を充填するから、傾き調整を完了した状態で前記ベースが前記キャリッジに強固かつ確実に固定されることになり、長期間が経過しても調整状態がずれることはない。また、目に見える部分で接着剤を硬化させることができるので、作業性の良い光学系駆動装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の光学系駆動装置の構成を示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の光学系駆動装置の構成を示す分解斜視図である。
【図3】 第1実施形態の光学系駆動装置を構成する部品の詳細図である。
【図4】 第1実施形態の光学系駆動装置を構成する部品の詳細図である。
【図5】 第1実施形態の光学系駆動装置を構成する部品の詳細図である。
【図6】 第1実施形態の光学系駆動装置を構成する部品の詳細図である。
【図7】 第1実施形態の光学系駆動装置の傾き調整後の状態を示す断面図である。
【図8】 本発明の第2実施形態の光学系駆動装置の主要部の構成を示す斜視図である。
【図9】 本発明の第3実施形態の光学系駆動装置の主要部の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 2軸アクチュエータ
11 レンズ
12 レンズホルダ
13T トラッキングコイル
13F フォーカシングコイル
14 板バネ(ホルダ支持手段)
15 バネ受け
21 アクチュエータヨーク
22 基準穴
23 磁石
30 アクチュエータベース
31 球面
32 脚(脚状突起)
39 接着剤
40 キャリッジ
41 球面
42 穴

Claims (2)

  1. 光学素子を備えるホルダと、該ホルダをベースに対して記録媒体の記録面のほぼ垂直方向および記録媒体のトラックを横切る方向の少なくとも一方に移動可能に支持するホルダ支持手段と、前記ベースが固定されるキャリッジとを具備する光学系駆動装置において、
    前記ベースの記録媒体とは反対側に位置する面に、該面より突出する1本または複数本の脚状突起を設け、
    前記キャリッジの前記脚状突起と対向する部位に、前記脚状突起が該脚状突起の延在方向と直交する2方向に移動可能な、前記脚状突起の断面積よりも大きい断面積の穴を設け、
    前記ベースに設けた脚状突起を前記キャリッジに設けた穴に入れることにより前記ベースを前記キャリッジに傾き調整可能に支持し、前記ベースに設けた脚状突起を移動させることにより傾き調整した状態で、前記ベースおよび前記キャリッジ間に応力を発生させる部材を介在させないで、前記ベースを前記キャリッジに固定するようにしたことを特徴とする光学系駆動装置。
  2. 傾き調整後に、前記ベースに設けた脚状突起および前記キャリッジに設けた穴の間隙に接着剤を充填することを特徴とする請求項1記載の光学系駆動装置。
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