JP3973582B2 - 地雷除去車輌 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地雷埋設地帯で地雷を爆発あるいは粉砕し、土砂と一緒に掘り起こし、該地雷の鉄製破片を土砂から分別除去する地雷除去車輌に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、世界中で多数の地雷が埋められている。この地雷を効率よく除去することは世界的に緊急の課題である。
【0003】
従来、地中に埋設された地雷を除去する装置として、回転する掘削ドラムで地面を掘り起こし、地雷混じりの土砂を掘削ドラムの後方に設けたベルトコンベア上に送り、ベルトコンベア上で搬送される土砂の中からベルトコンベアの上方に設けられた磁石によって地雷を吸着して取り除こうとするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−66099号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる構造の装置では、装置の運転中は地雷が磁石に吸着されたままとなる。よって、ベルトコンベア上を搬送される土砂の中から次々と地雷を吸着しているうちに、磁石が多くの地雷で囲まれた状態となり、徐々に地雷を吸着することができなくなってくる。
【0006】
磁石を元の状態に戻すには、吸着された地雷を取り除く必要があるが、このためには一旦装置を停止させる必要がある。そのため、連続的で効率のよい地雷除去作業を行うことができない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明にかかる地雷除去車輌は、回転しつつ地面を掘削し、地雷を爆発あるいは粉砕する掘削ドラムと、該掘削ドラムの後方に設けられ、該掘削ドラムで掘り出された地雷の破片と土砂を受け入れて後側へ搬送するベルトコンベアと、車輌本体と、アームとを備えた地雷除去車輌であって、該ベルトコンベアは前側プーリと後側プーリとこれらプーリの間に掛け渡されたベルトとを有し、該後側プーリの少なくとも一部が磁石で構成され、該アームが該車輌本体に枢軸支され、該掘削ドラムが該アームの先端部に設けられ、該アームの該車輌本体に対する角度を変化させることにより該掘削ドラムを上下方向に変位させることができるようにし、該ベルトコンベアが該アームに取り付けられ、該ベルトコンベアの該アームに対する姿勢を変更させる姿勢変更手段を設けている(請求項1)。
【0008】
かかる構成によれば、掘削ドラムで掘り出された土砂(非磁性体)は、ベルトコンベアで搬送された後、その後方に放出される。一方、掘削ドラムで爆発あるいは粉砕された地雷の鉄製破片等の磁性体は、後側プーリに吸い付けられ、ベルトコンベアの後方に放出されることなく、後側プーリの下方で落下する。このようにして、爆発あるいは粉砕された地雷の鉄製破片等と地雷の鉄製破片等が取り除かれた土砂とに分別することができる。また、かかる構成によれば、掘り出した土砂の質に応じて、ベルトコンベアの姿勢を最適化することができる。
【0009】
上記地雷除去車輌において、該掘削ドラムが、外周部に複数の掘削ビットを有するものであってもよい(請求項2)。
【0010】
上記地雷除去車輌において、該後側プーリの下方にバケットを設けてもよい(請求項3)。かかる構成によれば、後側プーリの下方に落下する地雷の鉄製破片等をバケットに収集しておくことができる。
【0011】
上記地雷除去車輌において、該バケットの底部を開閉自在としてもよい(請求項4)。かかる構成によれば、バケットに収集した地雷の鉄製破片等を簡単に排出できる。
【0012】
上記地雷除去車輌において、該掘削ドラムの前方から上方にかけての部分を覆うドラムカバーを設けてもよい(請求項5)。かかる構成によれば、掘り出した土砂の飛散を防止して、土砂をベルトコンベアまで効率よく導くことができる。
【0013】
上記地雷除去車輌において、該ドラムカバーの裏面に複数の突起部を設けてもよい(請求項6)。かかる構成によれば、掘り出した土砂に含まれる地雷の起爆スイッチ(雷管)をこの突起部で押して、爆発処理させることができる。
【0014】
上記地雷除去車輌において、該ドラムカバーが、第1のカバー部材と第2のカバー部材とを有し、該第1のカバー部材に対して該第2のカバー部材がスライドすることにより、該ドラムカバーの該掘削ドラムに対する覆い角を可変としてもよい(請求項7)。かかる構成によれば、掘削深さに応じて、ドラムカバーの掘削ドラムに対する覆い角を最適に設定することができる。
【0015】
上記地雷除去車輌において、該ドラムカバーが、該掘削ドラムの表面に近接した近接状態と、該掘削ドラムの表面から離間した離間状態とをとることができるようにしてもよい(請求項8)。
【0016】
上記地雷除去車輌において、該掘削ドラムと該ベルトコンベアとの隙間をほぼ塞ぎ、該掘削ドラムの後方下半部を覆う案内カバーを設けてもよい(請求項9)。かかる構成によれば、掘削ドラムとベルトコンベアとの間から土砂がこぼれることを防止できる。又、たとえ掘削ドラムとベルトコンベアとの間から土砂がこぼれたとしても、再び掘削ビットで掘削される位置に土砂を案内するため、掘削跡地表面に取り残される土砂量を極力少なくすることができる。
【0017】
上記地雷除去車輌において、該ベルトコンベアから後方に放出された土砂を受けて側方に導く第1の案内手段を、該ベルトコンベアの後方に設けてもよい(請求項10)。かかる構成によれば、堆積した土砂によって、車輌の進行が妨げられることを防止できる。
【0018】
上記地雷除去車輌において、該第1の案内手段によって側方に導かれて地面に堆積した土砂を、該掘削ドラムによる掘削跡に導く第2の案内手段を、後輪の後方に設けてもよい(請求項11)。かかる構成によれば、掘り出され、外側に堆積した土砂を、掘削跡に埋め戻すことができる。
【0019】
上記地雷除去車輌において、該ベルトコンベアを複数備え、該複数のベルトコンベアが左右に並設されていてもよい(請求項12)。かかる構成によれば、ベルトの長さに対する該ベルトの幅を狭くすることができるので、ベルトの横ずれを防止できる。
【0022】
上記地雷除去車輌において、該アームに、掘削跡地表面に接して滑動または転動するアーム姿勢保持装置を設けてもよい(請求項13)。かかる構成によれば、地表面に対するアームの高さ位置を一定化させ、掘削深さを安定させることができる。
【0023】
上記地雷除去車輌において、運転席と、目盛部材と、その目盛を指す指針部材とを備え、該目盛部材と該指針部材のうちの一方が該アーム側に設けられ、他方が該車輌本体側に設けられ、該目盛部材と該指針部材とが該運転席から見える箇所に設けられていてもよい(請求項14)。かかる構成によれば、アームの車輌本体に対する角度の変動を、運転席から視認しやすくなり、掘削ドラムの深さを容易に調整することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施形態たる地雷除去車輌を図面を参照しつつ説明する。まず、図1、図2を参照しつつ、地雷除去車輌Aの概略構成を説明する。
【0025】
図1は地雷除去車輌(以下、単に「車輌」と呼ぶことがある)Aの図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。
【0026】
地雷除去車輌Aは、主に、車輌本体1と、アーム7と、掘削ドラム30と、ベルトコンベア40とから構成される。
【0027】
車輌本体1は本体フレーム(図示せず)に種々の装備が取り付けられて構成されている。具体的には、車輌本体1は、運転席2aをその中に有する運転室2、前輪3、後輪4などから構成される。また車輌本体1は、車輌の走行、掘削ドラム30の回転、油圧シリンダの駆動等の動力源となるエンジン装置(図示せず)を備えている。
【0028】
アーム7は車輌本体1に揺動可能に取り付けられている。アーム7は基端部が車輌本体1に枢軸支されている。アーム7の先端部には掘削ドラム30が取り付けられている。また、車輌本体1におけるアーム7の枢軸支点の下方位置と、アーム7の中間部との間に、油圧シリンダ8が介されている。この油圧シリンダ8を駆動させることによりアーム7が車輌本体1に対して揺動し、これにより掘削ドラム30が上下方向に変位する。図1(b)においては、油圧シリンダ8の駆動によってアーム7が上方に持ち上げられた状態を、仮想線によって示している。
【0029】
掘削ドラム30は、アーム7の先端部において、油圧モータ(図示せず)により正逆方向に回転できるように取り付けられている。掘削ドラム30の回転駆動力は、車輌本体1に配された動力源(エンジン装置)によって与えられる。掘削ドラム30の「正転」とは、図1(b)において掘削ドラム30が右回りに回転することであり、「逆転」とは、図1(b)において掘削ドラム30が左回りに回転することである。
【0030】
掘削ドラム30は地面を掘削するためのものであるが、掘削ドラム30を次のように用いることもできる。つまり、地雷除去車輌Aは地雷が埋設されている土地を掘削しながら前進するのであるが、泥濘地を掘削するような場合は前進できずに立ち往生してしまうことがある。このようなときは、地雷除去車輌Aを後進させる必要がある。泥濘地であれば、車輪3,4を回転させるだけでは車輌を後進させることが出来ない場合もあり、かかる場合に掘削ドラム30を地面に圧接させた状態で正転させると、車輌をうまく後進させることができるのである。
【0031】
ベルトコンベア40は、掘削ドラム30の後方に設けられている。このベルトコンベア40は、掘削ドラム30により爆発あるいは粉砕された地雷の破片と堀り出された土砂をその上に載せて、後側に搬送する。図1(a)から理解されるように、地雷除去車輌Aは2台のベルトコンベア40を有する。これら2台のベルトコンベア40は左右に並設されている。このように、2台(複数台)のベルトコンベア40を左右に並設したのは、ベルトコンベア40のゴムベルトの横ずれを防止するためである。
【0032】
つまり、一般にベルトコンベアのゴムベルトは、幅に対して長さが短くなると、回転に伴い横ずれしやすくなる。仮に、2台のベルトコンベアを左右に並設するのではなく、ベルトコンベア40の2台分の幅をもつ1台のベルトコンベアを用いるとすれば、そのゴムベルトは幅に対して長さが極端に短いものとなり、横ずれしやすくなってしまう。また、ベルトコンベア40の2台分の幅を持ち、ゴムベルトの幅と長さの比がベルトコンベア40と同一であるようなベルトコンベアを用いるとすれば、ゴムベルトの横ずれの問題はなくなるが、その替わりにベルトコンベアの前後方向の長さが非常に長くなってしまう。ベルトコンベアの前後方向の長さが長くなると、車輌の前側部分が重くなってしまい、重量バランスが悪くなる。
【0033】
地雷除去車輌Aは、2台(複数台)のベルトコンベア40を左右に並設することにより、ゴムベルトの横ずれの防止、および、車輌の前側部分の軽量化を図っている。
【0034】
図1(b)から理解されるように、ベルトコンベア40は、アーム7から支持部材10と油圧シリンダ9とを介して吊り下げられている。この油圧シリンダ9を駆動させることにより、ベルトコンベア40のアーム7に対する角度を変更させることができる。つまり、油圧シリンダ9は、アーム7に対してベルトコンベア40の姿勢を変更させる姿勢変更手段として機能する。
【0035】
他に、地雷除去車輌Aは、掘削ドラム30を所定角度範囲で覆うドラムカバー50、地面に接触して滑動するアーム姿勢保持装置60、ベルトコンベア40の後方であって前輪3の前方に設けられた第1案内板(第1の案内手段)80、後輪4の後方に設けられた第2案内板(第2の案内手段)90、ベルトコンベア40の下方に設けられたバケット70、アーム7に固定された目盛板(目盛部材)95、車輌本体1に固定された指針(指針部材)96等を備える。
【0036】
図2は、図1(b)に示した地雷除去車輌Aの側面図の、掘削ドラム30およびベルトコンベア40の周辺部分を拡大した図である。この図では、掘削ドラム30の側面カバーを除いて、掘削ドラム30の構造や案内カバー35,36の構造を理解しやすいように示している。
【0037】
掘削ドラム30は、円筒状のドラム本体31と、その外周面に固定された複数の掘削ビット32とを有する。掘削ビット32の先端形状は、略円錐状である。この掘削ビット32が、掘削ドラム30における掘削刃として機能する。
【0038】
また地雷除去車輌Aは、掘削ドラム30の前方から上方にかけての部分を覆うドラムカバー50を備える。このドラムカバー50は、アーム7に揺動可能に取り付けられている。このドラムカバー50の基端部はアーム7に枢軸支されている。符号53はこの枢軸支点を示す。また、アーム7における枢軸支点53の上方位置と、ドラムカバー50の中間部との間に油圧シリンダ52が介されている。この油圧シリンダ52を駆動させることによりドラムカバー50が揺動し、これによりドラムカバー50は、掘削ドラム30の表面に近接した近接状態をとったり、掘削ドラム30の表面から離間した離間状態をとったりする。図2に示すドラムカバー50の状態は、近接状態である。ドラムカバー50の裏面には、該裏面から突起するようにして、複数の円錐状のビット(突起部)51が設けられている。これらビット51の先端は、掘削ドラム30の掘削ビット32の先端の回転軌跡に近接している。
【0039】
また地雷除去車輌Aは、掘削ドラム30の上方から後方にかけての部分を覆う案内カバー35を備える。案内カバー35は、近接状態にあるドラムカバー50と連続するように設けられている。
【0040】
さらに地雷除去車輌Aは案内カバー36を備える。案内カバー36は、曲面部分37と平面部分38とを有する。曲面部分37は掘削ドラム30の後方下半部を覆う。平面部分38は、掘削ドラム30とベルトコンベア40との隙間をほぼ塞いでいる。曲面部分37は、掘削ドラム30の掘削ビット32の先端の回転軌跡に近接している。
【0041】
ベルトコンベア40は掘削ドラム30の後方に設けられている。ベルトコンベア40は、フレーム44に前側プーリ41と後側プーリ42とを取り付け、両プーリ41,42の間にゴムベルト43を掛け渡すことにより構成されている。後側プーリ42は磁化されている。つまり後側プーリ42は永久磁石として構成されている。両プーリ41,42のうちの一方が油圧モータ(図示せず)により駆動される駆動プーリであり、他方が従動プーリである。両プーリ41,42は、図2において右回りに回転する。
【0042】
ベルトコンベア40の後半部の下方位置には、バケット70が配されている。このバケット70は、ベルトコンベア40のフレーム44に固定されている。バケット70は図中の右側上部に開口71が形成されている。また、底部は開閉式の蓋72として構成されている。この蓋72の開閉は、油圧シリンダ73の駆動によってなされる。図2には、蓋72が開いた状態が示されている。
【0043】
また、ベルトコンベア40のフレーム44には、アーム姿勢保持装置60が固定されている。アーム姿勢保持装置60は、アーム7の高さ位置を一定に保持し、掘削深さを安定させるための装置である。前述したとおり、ベルトコンベア40はアーム7に取り付けられている。よってアーム姿勢保持装置60は、ベルトコンベア40を介してアーム7に取り付けられていることになる。アーム姿勢保持装置60は基部61と可動部62と接地部63とで構成されている。基部61はフレーム44に固定されている。可動部62は、基部61に対して上下方向にスライドして変位できるように構成されている。この可動部62のスライドは、図示しない油圧シリンダによって行われる。可動部62の下端部には接地部63が設けられている。接地部63は枢軸支点64によって可動部62に枢軸支されているので、可動部62に対してある程度角度を変えることができる。接地部63の底面は平面状であり、掘削跡地表面に接触している。
【0044】
地雷除去車輌Aは、概略的に、以上のとおりに構成されている。
【0045】
次に、地雷が埋設された土地で地雷除去車輌Aを運転して、地面を掘削しつつ地雷を爆発あるいは粉砕し、その鉄製破片を除去する過程を説明する。
【0046】
まず、地雷除去車輌Aを停止させたまま(前後進させないまま)、掘削ドラム30によって地面を所望の深さにまで掘削する。このときは、ドラムカバー50を掘削ドラム30の表面から離れた離間状態にしておいて、掘削ドラム30を正転させつつ油圧シリンダ8(図1参照)の駆動によってアーム7を徐々に下降させてゆく。すると、掘削ドラム30が地面を掘削し、掘り出した土砂を前方に飛散させながら、溝を形成してゆく。
【0047】
このようにして所望の深さの溝が形成されたら、地雷除去車輌Aを前進させながら、地雷除去作業を行う。このときには、ドラムカバー50の状態を図2のような近接状態にする。また、当然ながら、バケット70の蓋72は閉めた状態にされている。
【0048】
またこのとき、ベルトコンベア40の姿勢は所望の姿勢に調整されている。ベルトコンベア40の姿勢の調整を行うのは、掘り出される土砂の質などに応じて、ベルトコンベア40の傾斜角度を調整した方がよいからである。このベルトコンベア40の傾斜角度の調整は、図1に示す油圧シリンダ9を駆動することによってなすことができる。
【0049】
また、アーム姿勢保持装置60の接地部63の底面の高さ位置が、掘削ドラム30の下端高さに略一致するように調整する。つまり、掘削跡地表面に接地部63の底面が接するように調整する。この調整は、アーム姿勢保持装置60の基部61に対して可動部62をスライドさせることによってなすことができる。
【0050】
掘削ドラム30を正転させつつ、地雷除去車輌Aを前進させると、掘削ドラム30の掘削ビット32が地面に食い込み、地盤が掘削される。掘削ドラム30の下端部分が車輌の進行方向に向かうように掘削ドラム30を回転させるので、いわゆるアップカット方式の掘削がなされ、土砂がうまくすくい上げられる。
【0051】
このようにアップカット方式で地面を掘削するので、地面からの反力は、掘削ドラム30を下降させようとする方向に働く。つまり、アーム7を下降させようとする方向に働く。よって、仮にアーム姿勢保持装置60がなければ、アーム7の高さが不安定になり、掘削深さが一定しない。地雷除去車輌Aは、アーム姿勢保持装置60の接地部63の底面を掘削跡地表面に接触させることによって、アーム7の下降を防止し、アーム7の掘削跡地表面に対する高さを一定に保持する。このようにアーム7の高さ位置を安定させているので、掘削ドラム30による掘削作業も安定し、掘削深さも一定化される。
【0052】
掘削ドラム30で爆発あるいは粉砕され、掘り出された地雷の破片混じりの土砂は、回転する掘削ドラム30に運ばれて、掘削ドラム30とドラムカバー50との間を通過しようとする。
【0053】
仮にドラムカバー50が無ければ、掘削ドラム30で掘り出された土砂は、その遠心力によって掘削ドラム30の半径方向に飛散してしまうが、ドラムカバー50が掘削ドラム30を覆っているので、土砂は掘削ドラム30とドラムカバー50とで挟まれた状態となって、掘削ドラム30の回転する方向に導かれる。
【0054】
土砂が掘削ドラム30とドラムカバー50との間を通過するとき、土砂に不発地雷が混入していれば、掘削ドラム30とドラムカバー50との間で爆発する可能性が高い。なぜなら、掘削ビット32とビット51との間にはわずかな隙間しかなく、不発地雷の起爆スイッチ(雷管)がいずれかのビットによって起動される可能性が高いからである。特にドラムカバー50のビット51は、掘削ドラム30によって持ち上げられてくる地雷の起爆スイッチ(雷管)を押しやすいように、その先端が掘削ドラム30の回転に対向する方向に向けられている。ドラムカバー50の裏面にビット51を設けたのは、不発地雷を爆発あるいは粉砕させるためである。また、掘削ドラム30の外周に掘削ビット32を設けたのは、単に地盤の掘削のためだけではなく、不発地雷を爆発あるいは粉砕させるためでもある。不発地雷をここで爆発させることにより、後の作業が安全になる。
【0055】
掘削ドラム30で爆発あるいは粉砕され、掘り出された地雷の破片混じりの土砂は、掘削ドラム30と、ドラムカバー50や案内カバー35との間に挟まれた状態で、掘削ドラム30の後側に導かれる。そしてこの土砂は、案内カバー35と案内カバー36との間から、ベルトコンベア40のゴムベルト43上に導かれる。図2中の矢印R1は、案内カバー35と案内カバー36との間からベルトコンベア40に導かれるときの、土砂の移動方向を示している。
【0056】
ここでベルトコンベア40にうまく載せることができなかった土砂が、掘削ドラム30とベルトコンベア40との間から掘削跡地表面に落下すると、そこで堆積した土砂が車輌の前進を妨げかねない。しかし、この地雷除去車輌Aでは、土砂が掘削ドラム30とベルトコンベア40との間から落下しにくように構成されている。つまり、案内カバー36が、両者(掘削ドラム30とベルトコンベア40)の隙間をほぼ埋めるような、平面部分38を有しており、この平面部分38に落ちた土砂は、掘削ドラム30で掘り出された土砂により、順次押されてベルトコンベア40側へ導かれる。
【0057】
また、案内カバー36の曲面部分37は、掘削ビット32の後方下半部を覆うようにして、掘削跡地表面近くにまで伸ばされ、たとえ掘削ドラム30とベルトコンベア40との間から土砂がこぼれ落ちたとしても、再び掘削ビット32で掘削される位置に土砂を案内するため、掘削跡地表面に取り残される土砂量を極力少なくすることができる。
【0058】
ゴムベルト43上に導かれた土砂は、ベルトコンベア40によって、ベルトコンベア40の前側から後側に向かって搬送される。図2中の矢印R2は、このときの土砂の移動方向を示している。
【0059】
ベルトコンベア40に載せられた土砂が後側プーリ42の上方にまで達すると、ここで、永久磁石で構成された後側プーリ42の磁力によって、磁性体と非磁性体とに分別される。磁性体の代表的なものは、掘削ドラム30により爆発あるいは粉砕された地雷の鉄製破片である。非磁性体の代表的なものは、地雷の鉄製破片を取り除かれた後の土砂である。
【0060】
地雷の鉄製破片等の磁性体は、後側プーリ42の上方にまで達すると、後側プーリ42に吸い付けられてゴムベルト43に接したまま、ゴムベルト43の移動に従って後側プーリ42の下方位置にまで回り込む。後側プーリ42の下方には、バケット70が設けられている。後側プーリ42に吸い付けられてゴムベルト43に接したまま、後側プーリ42の下方にまで回り込んだ磁性体は、このバケット70の後側上部に形成された開口71からバケット70内に入り込む。
【0061】
そして、さらにゴムベルト43が移動すると、しだいに磁性体が後側プーリ42から離れることとなり、最終的に磁性体はゴムベルト43の表面から離れる。つまり、磁性体がゴムベルト43の表面からバケット70内に落下する。このようにして、掘り出された土砂の中から、地雷の鉄製破片等の磁性体のみがバケット70に収集されてゆく。図2中の矢印R3は、このときの地雷の鉄製破片等(磁性体)の移動方向を示している。地雷の鉄製破片等の磁性体が後側プーリ42に吸い付けられたままで停滞することがないので、連続的で効率のよい地雷除去作業を行うことができる。
【0062】
一方、地雷の鉄製破片が取り除かれた後の土砂は非磁性体であるから、後側プーリ42に吸い付けられることはない。このような土砂は、ベルトコンベア40上を搬送されて後側プーリ42の上方にまで達した後、ベルトコンベア40上を搬送されるときの運動慣性によって、ベルトコンベア40の後方に放出される。そして、第1案内板80の上に落下する。図2中の矢印R4は、ベルトコンベア40の後方に放出される土砂の移動方向を示している。
【0063】
図3は、第1案内板80と前輪3をその前方から見た図である。このように第1案内板80はその上面が、地雷除去車輌Aの中心から側方に向かってしだいに下降するように傾斜している。よって、ベルトコンベア40の後方に放出されて第1案内板80の上に落下した土砂は、地雷除去車輌Aの側方に導かれる。そして、車輪(前輪)3の外側に、つまり車輌本体1の外側に堆積する。図3中の矢印R5は、このときの土砂の移動方向を示している。図1および図3において、符号Pはこの堆積した土砂を示している。
【0064】
このように、掘り出された土砂を地雷除去車輌Aの車輌本体1の外側に導くようにしたのは、地雷除去車輌Aの進行が掘り出された土砂によって妨げられないようにするためであると共に、地雷除去車輌Aの姿勢を安定させ、掘削深さを一定に保つためである。つまり、掘り出された土砂は柔らかく、地雷除去車輌Aの車輪3,4の前に堆積すると、地雷除去車輌Aの安定した進行及び安定した車輌の姿勢が妨げられるからである。
【0065】
このようにして車輌本体1の外側に土砂が堆積するが、この堆積した土砂Pは、地雷除去車輌Aに設けられた第2案内板90(図1参照)によって、掘削跡に埋め戻される。図1(a)に示されるように、第2案内板90はその前面90aが、地雷除去車輌Aの中心から側方に行くに従い前方に向かうよう傾斜し、第2案内板90の最側端部90bは車輌本体1の側端から張り出している。また図1(b)に示されるように、第2案内板90は車輌本体1にリンク91と油圧シリンダ92を介して取り付けれており、油圧シリンダ92を駆動することにより、上下方向に変位させることができる。
【0066】
第2案内板90の下端が地表面近傍に位置するようにしておくと、地雷除去車輌Aの前進に伴い、車輌本体1の外側に堆積した土砂Pが、第2案内板90によって掘削跡に導かれ、掘削跡が埋め戻される。図1(a)中の矢印R6は、このときの土砂の移動方向を示している。第2案内板90は後輪4よりも後方に設けられているので、埋め戻された土砂によって地雷除去車輌Aの進行が妨げられることはない。
【0067】
前述したとおり、アーム姿勢保持装置60によってアーム7の高さ位置が一定化するようにしているが、地雷除去車輌Aの運転中においてアーム7の車輌本体1に対する角度が一定に保たれているかを運転席2aから確認したい場合もある。図1に示す目盛板95と指針96は、このための装置である。目盛板95はアーム7側に固定されており、指針96は車輌本体1側に固定されている。
【0068】
図4は、この目盛板95と指針96との配置関係を示す斜観図である。地雷除去車輌Aの運転席2aからは、目盛板95と指針96とを図4のような状態で見ることができる。アーム7の車輌本体1に対する角度が変更されると、目盛板95は上下方向に変位するが、指針96は変位しない。指針96が指す目盛板95の目盛が変動するか否かを視認することによって、アーム7の車輌本体1に対する角度が一定化しているか否かを確認することができ、掘削ドラム30の深さを容易に調整することができる。
【0069】
所定の作業場所において地雷除去車輌Aを運転して、その場所での地雷除去作業が完了すると、バケット70の底部の蓋72を開き(図2参照)、バケット70に収集された地雷の鉄製破片等の磁性体を排出することができる。
【0070】
作業場所の移動などのために地雷除去車輌Aを走行させるには、掘削ドラム30、ベルトコンベア40、アーム姿勢保持装置60、バケット70を地表面からなるべく離れた状態にしておく。油圧シリンダ8を伸ばすとアーム7が上がり(図1参照)、掘削ドラム30が地表面から大きく離れる。また、ベルトコンベア40の特に前端部、アーム姿勢保持装置60が地表面から大きく離れる。さらに油圧シリンダ9を縮めると、ベルトコンベア40の後端部が持ち上がり、バケット70が地表面から大きく離れる。
【0071】
地雷除去車輌Aに掘削ドラム30を覆うドラムカバー50が設けられていること、および、このドラムカバー50は掘削ドラム30の表面に近接させた近接状態と、掘削ドラム30の表面から離間した離間状態とをとることができることを前述した。
【0072】
さらにこのドラムカバーを、第1のカバー部材と第2のカバー部材とで構成し、第1のカバー部材に対して第2のカバー部材がスライドできるようにして、掘削ドラム30に対する覆い角が可変となるように構成してもよい。このように構成されたドラムカバー50Aを、図5〜7に示す。図1に示す地雷除去車輌Aにおいて、ドラムカバーを図5〜7に示すドラムカバー50Aのように構成してもよい。
【0073】
図5を参照すると、ドラムカバー50Aは、第1のカバー部材100と、第2のカバー部材104とを有する。第1のカバー部材100にはレール110が設けられており、第2のカバー部材104にはローラ111a,111b,111cが設けられている。レール110は上下からローラ111a,111b,111cで挟まれている。レール110に対してローラ111a,111b,111cが転動して、第1のカバー部材100上を第2のカバー部材104がスライドする。
【0074】
第1カバー部材100はアーム7に揺動可能に取り付けられている。第1のカバー部材100の基端部は枢軸支点103でアーム7に枢軸支されている。第1のカバー部材100の中間部には、リンク106の基端部が枢軸支されている。アーム7における枢軸支点103の上方位置と、リンク106の中間部との間には油圧シリンダ102が介されている。また、リンク106の先端部と第2のカバー部材104とはリンク105で接続されている。 油圧シリンダ102を駆動させると、ドラムカバー50Aを揺動させたり、第2のカバー部材104を第1のカバー部材100に対してスライドさせたりすることができる。
【0075】
図5の状態は、油圧シリンダ102を最も長く伸ばした状態である。この状態は、ドラムカバー50Aが、掘削ドラム30の表面に近接した近接状態となっている。また、第2のカバー部材104は第1のカバー部材100に対して最も前方に突出した状態をとっている。この状態は、ドラムカバー50Aの掘削ドラム30に対する覆い角が最も大きい状態である。例えば、掘削ドラム30による掘削の深さが浅いような場合は、このように、ドラムカバー50Aの掘削ドラム30に対する覆い角を大きくするとよい。そうすると、掘削によって掘り起こされた土砂が掘削ドラム30の前方に飛散することを極力防ぐことができ、掘り起こされた土砂をドラムカバー50Aと掘削ドラム30とで効率よく掘削ドラム30の後側に導くことができる。
【0076】
図5の状態から、油圧シリンダ102を縮めてゆくと、第2のカバー部材104が第1のカバー部材100との重なりを大きくする方向にスライドし、ドラムカバー50Aの掘削ドラム30に対する覆い角が徐々に小さくなる。掘削深さが深いときは、ドラムカバー50Aの掘削ドラム30に対する覆い角を小さくして、ドラムカバー50Aの先端が地面に接触することを防止する必要がある。
【0077】
図6は、図5の状態から油圧シリンダ102を縮め、第2のカバー部材104の第1のカバー部材100に対する重なりを最も大きくしたときの状態、すなわち、ドラムカバー50Aの掘削ドラム30に対する覆い角が最も小さくなったときの状態である。掘削深さが深いときはこのようにして、ドラムカバー50Aの先端が地面に接触することを防止する。
【0078】
図6の状態から、さらに油圧シリンダ102を縮めてゆくと、第2のカバー部材104の第1のカバー部材100に対する重なりが最も大きな状態を保ったまま、ドラムカバー50A全体が、枢軸支点103を中心に回動し、ドラムカバー50Aが掘削ドラム30の表面から離間した離間状態となる。図7はこの状態(ドラムカバー50Aの離間状態)を示している。
【0079】
以上、図1〜7を参照しつつ、本願発明の実施形態たる地雷除去車輌Aを説明した。
【0080】
上記実施形態の地雷除去車輌Aでは、運転室2に運転席2aを設け、運転手が運転席に着座して運転できるようにしたが、地雷除去車輌を無線コントロールによって遠隔から運転できるようにすることもできる。運転席での運転と、無線コントロールによる運転との両方を行うことができるようにしてもよい。
【0081】
また上記実施形態の地雷除去車輌Aでは、車輌本体1に駆動源たるエンジン装置を有しており、この駆動力で車輪3,4を回転させて自走できる構成とした。しかし、本願発明の地雷除去車輌は必ずしも自走できなくてもよい。自走できない場合は、他の自走式車輌による後押や牽引によって前後進させるようにすればよい。
【0082】
また上記実施形態の地雷除去車輌Aでは、ベルトコンベア40の後側プーリ42を永久磁石で構成するようにしたが、電磁石で構成するようにしてもよい。
【0083】
また上記実施形態の地雷除去車輌Aでは、ベルトコンベア40のベルトをゴムベルト43としたが、ベルトの材質はゴムに限らず、他の非磁性材質としてもよい。
【0084】
また上記実施形態の地雷除去車輌Aでは、アーム姿勢保持装置60の接地部63はその底面が平面状に構成されており、地表面に対して滑動するものであったが、例えば、地表面に接する部分にローラを設けることにより、地表面に対して転動するような構成としてもよい。
【0085】
また上記実施形態の地雷除去車輌Aでは、目盛板95がアーム7側に、指針96が車輌本体1側に固定される構成であったが、目盛板を車輌本体側に、指針をアーム側に固定するようにしてもよい。要は、指針が指す目盛板上の目盛位置を、運転席から視認することによって、アームの角度変位を確認できればよいのである。
【0086】
【発明の効果】
本願発明に係る地雷除去車輌によれば、連続的で効率のよい地雷除去作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地雷除去車輌の図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。
【図2】図1(b)に示した地雷除去車輌の側面図の、掘削ドラムおよびベルトコンベアの周辺部分を拡大した図である。
【図3】第1案内板と前輪をその前方から見た図である。
【図4】目盛板と指針との配置関係を示す斜観図である。
【図5】ドラムカバーと掘削ドラムの側面図である。
【図6】ドラムカバーと掘削ドラムの側面図である。
【図7】ドラムカバーと掘削ドラムの側面図である。
【符号の説明】
A 地雷除去車輌
1 車輌本体
2 運転室
2a 運転席
3 前輪
4 後輪
7 アーム
8,9 油圧シリンダ
10 支持部材
30 掘削ドラム
31 ドラム本体
32 掘削ビット
35,36 案内カバー
37 曲面部分
38 平面部分
40 ベルトコンベア
41 前側プーリ
42 後側プーリ
43 ゴムベルト
44 フレーム
50,50A ドラムカバー
51 ビット(突起部材)
52 油圧シリンダ
53 枢軸支点
60 アーム姿勢保持装置
61 基部
62 可動部
63 接地部
64 枢軸支点
70 バケット
71 開口
72 蓋
73 油圧シリンダ
80 第1案内板
90 第2案内板
91 リンク
92 油圧シリンダ
95 目盛板
96 指針
100 第1のカバー部材
102 油圧シリンダ
103 枢軸支点
104 第2のカバー部材
105,106 リンク
110 レール
111a,111b,111c ローラ

Claims (14)

  1. 回転しつつ地面を掘削し、地雷を爆発あるいは粉砕する掘削ドラムと、該掘削ドラムの後方に設けられ、該掘削ドラムで掘り出された地雷の破片と土砂を受け入れて後側へ搬送するベルトコンベアと、車輌本体と、アームとを備えた地雷除去車輌であって、
    該ベルトコンベアは前側プーリと後側プーリとこれらプーリの間に掛け渡されたベルトとを有し、該後側プーリの少なくとも一部が磁石で構成され、
    該アームが該車輌本体に枢軸支され、
    該掘削ドラムが該アームの先端部に設けられ、
    該アームの該車輌本体に対する角度を変化させることにより該掘削ドラムを上下方向に変位させることができるようにし、
    該ベルトコンベアが該アームに取り付けられ、
    該ベルトコンベアの該アームに対する姿勢を変更させる姿勢変更手段を設けた、地雷除去車輌。
  2. 該掘削ドラムが、外周部に複数の掘削ビットを有する、請求項1記載の地雷除去車輌。
  3. 該後側プーリの下方にバケットを設けた、請求項1又は2記載の地雷除去車輌。
  4. 該バケットの底部を開閉自在とした、請求項3記載の地雷除去車輌。
  5. 該掘削ドラムの前方から上方にかけての部分を覆うドラムカバーを設けた、請求項1乃至4のいずれか一の項に記載の地雷除去車輌。
  6. 該ドラムカバーの裏面に複数の突起部を設けた、請求項5記載の地雷除去車輌。
  7. 該ドラムカバーが、第1のカバー部材と第2のカバー部材とを有し、
    該第1のカバー部材に対して該第2のカバー部材がスライドすることにより、該ドラムカバーの該掘削ドラムに対する覆い角を可変とした、請求項5又は6記載の地雷除去車輌。
  8. 該ドラムカバーが、該掘削ドラムの表面に近接した近接状態と、該掘削ドラムの表面から離間した離間状態とをとることができるようにした、請求項5乃至7のいずれか一の項に記載の地雷除去車輌。
  9. 該掘削ドラムと該ベルトコンベアとの隙間をほぼ塞ぎ、該掘削ドラムの後方下半部を覆う案内カバーを設けた、請求項1乃至8のいずれか一の項に記載の地雷除去車輌。
  10. 該ベルトコンベアから後方に放出された土砂を受けて側方に導く第1の案内手段を、該ベルトコンベアの後方に設けた、請求項1乃至9のいずれか一の項に記載の地雷除去車輌。
  11. 該第1の案内手段によって側方に導かれて地面に堆積した土砂を、該掘削ドラムによる掘削跡に導く第2の案内手段を、後輪の後方に設けた、請求項10記載の地雷除去車輌。
  12. 該ベルトコンベアを複数備え、該複数のベルトコンベアが左右に並設された、請求項1乃至11のいずれか一の項に記載の地雷除去車輌。
  13. 該アームに、掘削跡地表面に接して滑動または転動するアーム姿勢保持装置を設けた、請求項1乃至12のいずれか一の項に記載の地雷除去車輌。
  14. 運転席と、目盛部材と、その目盛を指す指針部材とを備え、
    該目盛部材と該指針部材のうちの一方が該アーム側に設けられ、他方が該車輌本体側に設けられ、
    該目盛部材と該指針部材とが該運転席から見える箇所に設けられた、請求項1乃至13のいずれか一の項に記載の地雷除去車輌。
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