JP3972142B2 - 空気調和機の省エネルギー制御装置、制御方法および制御システム - Google Patents

空気調和機の省エネルギー制御装置、制御方法および制御システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機の省エネルギー化を図るために空気調和機の運転能力を抑制制御する制御装置、制御方法および制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機群の運転能力を抑制制御して省エネルギー化するための技術としては、圧縮機の運転周波数を50%に固定する技術(例えば、特許文献1参照。)や、温度変化に対して圧縮機の運転周波数を変える技術(例えば、特許文献2参照。)が挙げられる。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−223373号公報(第2頁)
【0004】
【特許文献2】
特開平06−159773号公報(第2−3頁、第1図)
これらの技術を、図1に示すような蓄熱式空気調和機1を含む空気調和機群に適用すると、制御装置の抑制制御部20は、抑制制御時間帯において、蓄熱式空気調和機1および非蓄熱式空気調和機5の室外機21,22に内蔵されている圧縮機21a,22aの運転能力を抑制制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図1に示す非蓄熱式空気調和機5は、空気調和運転しか行わないような標準型の空気調和機などを示している。一方、蓄熱式空気調和機1は、空気調和運転だけではなく蓄熱運転も行う。一般的に、蓄熱式空気調和機1が、十分に蓄熱するためには、100%の運転能力を使っても十時間程度かかる。また、テナントなどが入っているビルなどでは6時頃から24時頃まで空気調和を行う場合があり、その時間帯においては、ビルの省エネルギー化のために空気調和機群2は抑制制御される。つまり、蓄熱式空気調和機1が十分な蓄熱運転をするためには、蓄熱式空気調和機1は、空気調和機群2が抑制制御されている時間帯に重なって蓄熱運転する必要がある。しかし、そのような状態で蓄熱式空気調和機1が蓄熱運転を行うと、抑制制御時間帯と重なった時間帯には蓄熱式空気調和機1が抑制制御されるので、蓄熱式空気調和機1は十分に蓄熱することができないという不具合が生じる。また、この不具合を避けるために蓄熱式空気調和機1の運転能力を全く抑制制御しないとすると、蓄熱式空気調和機1が空気調和運転しているときの消費電力を低減できず、省エネルギー効果が減少してしまうという問題が生じる。
【0006】
本発明の課題は、蓄熱式空気調和機が含まれる空気調和機の省エネルギー制御を効率的に行いつつも、蓄熱式空気調和機には十分な蓄熱運転を行わせる空気調和機の省エネルギー制御装置、制御方法および制御システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る空気調和機の省エネルギー制御装置は、蓄熱式空気調和機を含む空気調和機群の運転能力を抑制して省エネルギー化を図るための制御装置であって、蓄熱式空気調和機識別手段と抑制緩和手段とを備える。蓄熱式空気調和機識別手段は、蓄熱式空気調和機から取得される情報に基づいて蓄熱式空気調和機を識別する。ここで、「情報」は、空気調和機設定手段により入力された情報でもよいし、蓄熱式空気調和機とのネットワークを介して収集された情報でもよい。また、蓄熱式空気調和機はスケジュール機能を備えた蓄熱コントローラを含む構成であってもよく、前記情報はこの蓄熱コントローラから収集してもよい。抑制緩和手段は、空気調和機群の運転能力を抑制制御する時間帯に蓄熱式空気調和機を蓄熱運転させる場合において、蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和する。ここで、「緩和する」とは、抑制制御レベルを下げる、抑制制御指令を送信しない、の意を含む。
【0008】
ここでは、制御装置は、それぞれの空気調和機の型式を識別し、空気調和機群の運転能力を抑制制御する時間帯に蓄熱式空気調和機を蓄熱運転させる場合において、蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和する。
このようにして、制御装置は、空気調和機群の運転能力が抑制制御されている場合であっても、蓄熱式空気調和機を蓄熱運転させる場合は、蓄熱式空気調和機の運転能力を緩和し、蓄熱式空気調和機に十分な蓄熱運転を行わせることができる。そして、蓄熱式空気調和機を空気調和運転させる場合には、制御装置は、その蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和することはないので、省エネルギー効果が減少することを防ぐことができる。
【0009】
請求項2に係る空気調和機の省エネルギー制御装置は、請求項1に記載の制御装置であって、第1抑制スケジュール手段と第2抑制スケジュール手段とをさらに備える。第1抑制スケジュール手段は、非蓄熱式空気調和機の運転能力を抑制制御する時間帯を設定する。第2抑制スケジュール手段は、蓄熱式空気調和機の運転能力を抑制制御する時間帯を設定する。
【0010】
ここでは、第1抑制スケジュール手段で非蓄熱式空気調和機の抑制制御時間を設定する。そして、第2抑制スケジュール手段で蓄熱式空気調和機を抑制制御する時間帯と蓄熱式空気調和機を空気調和運転させる時間帯とを一致させる。すると、蓄熱式空気調和機1は、その時間帯以外の時間帯で、抑制制御を受けることなく蓄熱運転できる。
【0011】
このように、制御装置が、非蓄熱式空気調和機と蓄熱式空気調和機との抑制制御時間帯を独立して設定する形態をとっているため、設定作業者は、非蓄熱式空気調和機および蓄熱式空気調和機それぞれに最適な設定を行うことができる。
請求項3に係る空気調和機の省エネルギー制御装置は、請求項1に記載の制御装置であって、蓄熱運転スケジュール手段をさらに備える。蓄熱運転スケジュール手段は、蓄熱式空気調和機を蓄熱運転させる時間帯を設定する。
【0012】
ここでは、抑制緩和手段は、空気調和機群の運転能力を抑制制御する時間帯と蓄熱運転スケジュール手段で設定した時間帯とが重なる時間帯に、蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和する。
このように、抑制緩和手段が、蓄熱運転時間帯と抑制制御時間帯とが重なった場合、自動的に蓄熱式空気調和機の運転能力を緩和する形態をとっているため、設定作業者は、単純に蓄熱運転時間帯を設定することにより、その重なった時間帯に蓄熱式空気調和機の運転能力を抑制緩和できる。
【0013】
請求項4に係る空気調和機の省エネルギー制御装置は、請求項1に記載の制御装置であって、運転モード監視手段をさらに備える。運転モード監視手段は、蓄熱式空気調和機の運転モードを監視する。
ここでは、抑制緩和手段は、空気調和機群の運転能力を抑制制御する時間帯に蓄熱式空気調和機の運転モードが蓄熱運転である場合は、蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和する。
【0014】
このように、抑制緩和手段が、蓄熱式空気調和機の運転モードに自動的に反応する形態をとっているため、設定作業者は、蓄熱式空気調和機に対してスケジュールを設定する必要がなく、請求項2および請求項3に記載の制御装置に比べて簡便である。
請求項5に係る制御方法は、空気調和運転と蓄熱運転との少なくとも2つの運転モードを有する蓄熱式空気調和機を含む空気調和機群の運転能力を抑制制御して省エネルギー化を図るための制御方法であって、蓄熱式空気調和機識別ステップと抑制緩和ステップとを備える。蓄熱式空気調和機識別ステップでは、蓄熱式空気調和機から取得される情報に基づいて蓄熱式空気調和機を識別する。抑制緩和ステップでは、空気調和機群の運転能力を抑制制御する時間帯に蓄熱式空気調和機を蓄熱運転させる場合において、蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和する。
【0015】
この制御方法を実行すると、型式識別ステップで、それぞれの空気調和機の型式が識別される。そして、抑制緩和ステップで、空気調和機群の運転能力を抑制制御する時間帯に蓄熱式空気調和機が蓄熱運転する場合において、蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御が緩和される。
このようにして、制御方法は、空気調和機群の運転能力が抑制制御されている場合であっても、蓄熱式空気調和機を蓄熱運転させる場合は、蓄熱式空気調和機の運転能力を緩和し、蓄熱式空気調和機に十分な蓄熱運転をさせることができる。そして蓄熱式空気調和機を空気調和運転させている場合には、その蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御が緩和されることはないので、省エネルギー効果が減少するのを防ぐことができる。
【0016】
請求項6に係る空気調和機の省エネルギー制御システムは、制御装置と遠隔設定手段とを備える。制御装置は、請求項2から4のいずれかに記載の制御装置である。遠隔設定手段は、ネットワークを介して制御装置に設定を施す。
ここでは、遠隔設定手段がネットワークを介して制御装置に設定を施す形態をとっているので、設定作業員は、遠隔地からその制御装置に設定を施すことができる。
【0017】
また、例えば、設定を施したい制御装置が複数台ある場合でも、それらの制御装置がネットワークを介して遠隔設定手段に接続されていれば、遠隔設定手段で設定を施すことができる。このため、複数台の制御装置の設定変更を1つの場所から行うことができる。
請求項7に係る空気調和機の省エネルギー制御システムは、制御装置と気象情報収集手段とを備える。制御装置は、請求項2から4のいずれかに記載の制御装置である。気象情報収集手段は、気象情報を収集する。そして制御装置は、気象情報収集手段で収集した気象情報を基にして設定を施される。
【0018】
ここでは、例えば、空気調和機群に普段よりも負荷がかからない涼しい夜になった場合において、その情報を基にして蓄熱運転開始時間を変更する設定を制御装置に施すことができれば、普段よりも低い負荷で蓄熱式空気調和機に蓄熱運転をさせることができるので消費電力を低減でき、しかも蓄熱式空気調和機に十分な蓄熱運転時間を提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る空気調和機の省エネルギー制御装置61の使用形態、構造および制御形態を図2に示す。
[空気調和機の省エネルギー制御装置61の使用形態]
ここでは、空気調和機の省エネルギー制御装置(以下、制御装置という。)61は、非蓄熱式空気調和機5および蓄熱式空気調和機1の圧縮機21a,22a等に接続されている。また、その制御装置61は、蓄熱式空気調和機1の識別コード記憶部22bおよび運転モード切り替え部22cに接続されている。識別コード記憶部22bは、蓄熱式空気調和機1の識別コードを記憶している。運転モード切り替え部22cは、蓄熱式空気調和機1の運転モードを切り替える。
【0020】
[空気調和機の省エネルギー制御装置61の構造]
図2に示す制御装置61は、蓄熱式空気調和機識別部3、運転モード監視部9、抑制制御部20および抑制緩和部4を備えている。蓄熱式空気調和機識別部3は、蓄熱式空気調和機1の識別コード記憶部22bから識別コードを受信する。運転モード監視部9は、蓄熱式空気調和機1の運転モード切り替え部22cから運転モード信号を受信する。抑制制御部20は、空気調和機群2の圧縮機21a,22aの運転周波数を抑制制御する時間帯を設定する。そして、抑制制御部20は、抑制制御時間帯が来ると、空気調和機群2の圧縮機21a,22aの運転周波数を抑制制御する指令を送信する。抑制緩和部4は、抑制制御時間帯において、蓄熱式空気調和機1の運転モードが蓄熱運転である場合には、蓄熱式空気調和機1に対して抑制制御指令を送信しない。
【0021】
[空気調和機の省エネルギー制御装置61の制御形態]
ここでは、図2に示した制御装置61の制御形態を、図3および図4に示すフローチャートを用いて説明する。ここで、図3は、制御装置61の初期設定の流れを示している。図4は、制御装置61による空気調和機群2の圧縮機21a,22a等の制御の流れを示している。
【0022】
図3に示すフローチャートおいて、ステップS1では、蓄熱式空気調和機識別部3は、蓄熱式空気調和機1の識別コード記憶部22bから蓄熱式空気調和機1の識別コードを受信する。ステップS2では、抑制制御部20は、空気調和機群2の圧縮機21a,22a等の運転周波数を抑制制御する時間帯を設定する。
図4に示すフローチャートおいて、ステップS3では、抑制制御部20は、時刻が抑制制御時間帯にあるかを確認する。ステップS3での確認の結果、その時刻が抑制制御時間帯になければ、ステップS4で、抑制制御部20は、空気調和機群2を通常運転させる。ステップS3での確認の結果、その時刻が抑制制御時間帯にあれば、ステップS5で、抑制制御部20は、非蓄熱式空気調和機の圧縮機21aの運転周波数を抑制制御する。ステップS6では、運転モード監視部9は、蓄熱式空気調和機1の運転モード切り替え部22cから運転モードを受信して確認する。ステップS6での確認の結果、運転モードが蓄熱運転である場合は、ステップS7で、抑制緩和部4は、蓄熱式空気調和機1に通常運転を行わせる。ステップS6の確認の結果、運転モードが空気調和運転である場合は、ステップS8で、抑制制御部20は、蓄熱式空気調和機1の圧縮機22aの運転周波数を抑制制御する。
【0023】
[空気調和機の省エネルギー制御装置61の制御形態に関する特徴]
ここでは、制御装置61は、従来の抑制制御部20に加えて、蓄熱式空気調和機識別部3、運転モード監視部9および抑制緩和部4を備えている。蓄熱式空気調和機識別部3は、空気調和機群2の中から蓄熱式空気調和機1を検出することができる。抑制緩和部4は、抑制制御部20から取得した抑制制御時間帯に運転モード監視部9から取得した運転モードが蓄熱運転である場合に、蓄熱式空気調和機1に抑制制御指令を送信しないことを可能とする。このため、制御装置61は、空気調和機群2が抑制制御される時間帯であっても蓄熱式空気調和機1には十分な蓄熱運転を行わせることができる。また、蓄熱式空気調和機1が空気調和運転しているときには、制御装置61は、抑制制御指令を送信しているので省エネルギー効果の減少を防ぐことができる。さらに、制御装置61が、蓄熱式空気調和機の運転モードに自動的に反応する形態をとっているため、設定作業者は、蓄熱式空気調和機に対してスケジュールを設定する必要がなく、非常に簡便に課題を克服することができる。
【0024】
<第1実施形態の拡張例>
本発明の第1実施形態に係る空気調和機の省エネルギー制御装置61の拡張例を図5に示す。
制御装置61は、遠隔監視センター26に設置されているコンピューター11にネットワーク25を介して接続されている。さらに、そのコンピューターは気象情報収集部12に接続されている。
【0025】
ここでは、気象情報収集部12は、収集した気象情報をコンピューター11に送信する。そして、そのコンピューター11は、その気象情報を基にして抑制制御スケジュールを自動作成し、ネットワーク25を介してその抑制制御スケジュールを制御装置61に送信する。
このようにして、抑制制御スケジュールは、気象情報を基にしてコンピューター11で自動作成される形態をとっているため、設定作業は必要なくなり、設定作業にかかっている人件費を削減できる。また、例えば、空気調和機群2に普段よりも負荷がかからない涼しい夜になった場合において、その情報を基にして蓄熱運転開始時間を変更する設定を制御装置61に施すことができれば、普段よりも低い負荷で蓄熱式空気調和機1に蓄熱運転をさせることができるので消費電力を低減でき、しかも蓄熱式空気調和機1に十分な蓄熱運転時間を提供できる。さらに、抑制制御スケジュールは、コンピューター11からネットワーク25を介して制御装置61に送信される形態をとっているため、設定作業員が制御装置61の設置場所まで出向く必要がなくなり、出張費を削減できる。また、例えば、設定を施したい制御装置61が複数台ある場合でも、それらの制御装置61がネットワーク25を介してコンピューター11に接続されていれば、コンピューター11で設定を施すことができるので、複数台の制御装置61の設定変更を1つの場所から行うことができる。
【0026】
<第1実施形態の変形例>
(A)蓄熱式空気調和機識別部3への識別コード入力の変形例
第1実施形態では、蓄熱式空気調和機1の識別コードを蓄熱式空気調和機識別部3へ入力するために、蓄熱式空気調和機1の識別コード記憶部22bから蓄熱式空気調和機識別部3に識別コードを送信する形態を採用していたが、これに代えて、蓄熱式空気調和機1の識別コードを蓄熱式空気調和機識別部3へ手入力する形態が考えられる。
(B)抑制制御対象の変形例
第1実施形態では、制御装置61は、圧縮機運転周波数を制御することによって空気調和機群2の運転能力を抑制制御していたが、空気調和機の運転能力は、室外機21,22の消費電力を調整することによっても抑制制御できる。
【0027】
そこで、第1実施形態の構造で、制御装置61を空気調和機群2の圧縮機21a,22aに接続する代わりに、消費電力管理部21d,22dに接続して室外機21,22の運転能力を抑制制御することが考えられる。
(C)抑制緩和部4の変形例
第1実施形態の制御形態では、抑制緩和部4は、抑制制御時間帯において、蓄熱式空気調和機1の運転モードが蓄熱運転である場合には、蓄熱式空気調和機1に対して抑制制御指令を送信しないとしていたが、これに代えて、抑制緩和部4が、抑制制御時間帯において、蓄熱式空気調和機1の運転モードが蓄熱運転である場合には、蓄熱式空気調和機1の抑制制御レベルを下げて、若干は抑制制御して省エネルギー効率を高く維持しつつ、蓄熱式空気調和機1に十分な蓄熱運転を行わせることが考えられる。
【0028】
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る空気調和機の省エネルギー制御装置62の使用形態、構造および制御形態を図6に示す。
[空気調和機の省エネルギー制御装置62の使用形態]
ここでは、制御装置62は、非蓄熱式空気調和機5および蓄熱式空気調和機1の消費電力管理部21d,22d等に接続されている。
【0029】
[空気調和機の省エネルギー制御装置62の構造]
図6に示す制御装置62は、蓄熱式空気調和機識別部3、抑制制御部20および抑制緩和部23を備えている。蓄熱式空気調和機識別部3には、蓄熱式空気調和機1の識別コードが手入力される。抑制制御部20は、第1抑制スケジュール部6を備えている。第1抑制スケジュール部6は、非蓄熱式空気調和機5の消費電力を抑制制御する時間帯を設定する。そして、抑制制御部20は、第1抑制スケジュール部6で設定した時間帯が来ると、非蓄熱式空気調和機5に対して消費電力を抑制制御する指令を送信する。抑制緩和部23は、第2抑制スケジュール部7を備えている。第2抑制スケジュール部7は、蓄熱式空気調和機1の消費電力を抑制制御する時間帯を、蓄熱式空気調和機1の空気調和運転予定時間帯に合わせて設定する。そして、抑制緩和部23は、第2抑制スケジュール部7で設定した時間帯が来ると、蓄熱式空気調和機1に対して消費電力を抑制制御する指令を送信する。
【0030】
[空気調和機の省エネルギー制御装置62の制御形態]
ここでは、図6に示す制御装置62の制御形態を、図7、図8および図9に示すフローチャートを用いて説明する。ここで、図7は、制御装置62の初期設定の流れを示している。図8および図9は、制御装置62による非蓄熱式空気調和機5および蓄熱式空気調和機1の消費電力管理部21d,22dの制御の流れをそれぞれ示している。
【0031】
図7に示すフローチャートにおいて、ステップS9では、蓄熱式空気調和機識別部3に、蓄熱式空気調和機1の識別コードが手入力される。ステップS10では、第1抑制スケジュール部6は、非蓄熱式空気調和機5の消費電力を抑制制御する時間帯を設定する。ステップS11では、第2抑制スケジュール部7は、蓄熱式空気調和機1の消費電力を抑制制御する時間帯を、蓄熱式空気調和機1の空気調和運転予定時間帯に合わせて設定する。
【0032】
図8に示すフローチャートにおいて、ステップS12では、抑制制御部20は、時刻が第1抑制時間帯にあるかを確認する。ステップS12での確認の結果、その時刻が第1抑制制御時間帯になければ、ステップS13で、抑制制御部20は、非蓄熱式空気調和機5を通常運転させる。ステップS12での確認の結果、その時刻が第1抑制制御時間帯にあれば、ステップS14で、抑制制御部20は、非蓄熱式空気調和機5の消費電力管理部21dを抑制制御する。
【0033】
図9に示すフローチャートにおいて、ステップS15では、抑制緩和部23は、時刻が第2抑制時間帯にあるかを確認する。ステップS15での確認の結果、その時刻が第2抑制制御時間帯になければ、ステップS16で、抑制緩和部23は、蓄熱式空気調和機1を通常運転させる。ステップS15での確認の結果、その時刻が第2抑制制御時間帯であれば、ステップS17で、抑制緩和部23は、蓄熱式空気調和機1の消費電力管理部22dを抑制制御する。
【0034】
[空気調和機の省エネルギー制御装置62の制御形態に関する特徴]
ここでは、制御装置62は、従来の抑制制御部20に加えて、蓄熱式空気調和機識別部3、抑制緩和部23を備えている。蓄熱式空気調和機識別部3は、空気調和機群2の中から蓄熱式空気調和機1を検出することができる。抑制制御部20は、第1抑制スケジュール部6で非蓄熱式空気調和機5の抑制制御時間帯を設定できる。抑制緩和部23は、第2抑制スケジュール部7で蓄熱式空気調和機1の抑制制御時間帯を、蓄熱式空気調和機1の空気調和運転に合わせて設定できる。したがって、抑制緩和部23は、蓄熱時間帯には、蓄熱式空気調和機1に抑制制御指令を送信しないことを可能とする。このため、制御装置62は、空気調和機群2が抑制制御される時間帯であっても蓄熱式空気調和機1には十分な蓄熱運転を行わせることができる。また、蓄熱式空気調和機1が空気調和運転しているときには、制御装置62は、抑制制御指令を送信しているので省エネルギー効果の減少を防ぐことができる。さらに、制御装置62が非蓄熱式空気調和機5と蓄熱式空気調和機1との抑制制御時間帯を独立して設定する形態をとっているため、設定作業者は、非蓄熱式空気調和機5および蓄熱式空気調和機1それぞれに最適な設定を行うことができる。
【0035】
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る空気調和機の省エネルギー制御装置63の使用形態、構造および制御形態を図10に示す。
[空気調和機の省エネルギー制御装置63の使用形態]
ここでは、制御装置63は、非蓄熱式空気調和機5および蓄熱式空気調和機1の圧縮機21a,22a等に接続されている。また、その制御装置63は、蓄熱式空気調和機1の識別コード記憶部22bに接続されている。識別コード記憶部22bは、蓄熱式空気調和機1の識別コードを記憶している。
【0036】
[空気調和機の省エネルギー制御装置63の構造]
図10に示す制御装置63は、蓄熱式空気調和機識別部3、抑制制御部20、蓄熱運転スケジュール設定部8および抑制緩和部24を備えている。蓄熱式空気調和機識別部3は、蓄熱式空気調和機1の識別コード記憶部22bから識別コードを受信する。抑制制御部20は、空気調和機群2の圧縮機21a,22aの運転周波数を抑制制御する時間帯を設定する。そして、抑制制御部20は、抑制制御時間帯が来ると、空気調和機群2の圧縮機21a,22aの運転周波数を抑制制御する指令を送信する。蓄熱運転スケジュール設定部8は、蓄熱式空気調和機1に蓄熱運転をさせる時間帯を設定する。そして、蓄熱運転スケジュール設定部8は、蓄運転時間帯が来ると、蓄熱式空気調和機1に対して蓄熱運転させる指令を送信する。抑制緩和部24は、抑制制御部20から受信した時間帯データと蓄熱運転スケジュール設定部8から受信した時間帯データとにおいて重なる時間帯を探し出す。そして、抑制緩和部24は、その重なった時間帯に、蓄熱式空気調和機1に対して抑制制御指令を送信しない。
【0037】
[空気調和機の省エネルギー制御装置63の制御形態]
ここでは、図10に示す制御装置63の制御形態を、図11および図12に示すフローチャートを用いて説明する。ここで、図11は、制御装置63の初期設定の流れを示している。図12は、制御装置63による空気調和機群2の圧縮機21a,22aの制御の流れ示している。
【0038】
図11に示すフローチャートにおいて、ステップS18では、蓄熱式空気調和機識別部3は、蓄熱式空気調和機1の識別コード記憶部22bから蓄熱式空気調和機1の識別コードを受信する。ステップS19では、抑制制御部20は、空気調和機群2の圧縮機21a,22aの運転周波数を抑制制御する時間帯を設定する。ステップS20では、蓄熱運転スケジュール部8は、蓄熱式空気調和機1を蓄熱運転させる時間帯を設定する。
【0039】
図12に示すフローチャートにおいて、ステップS21では、抑制制御部20は、時刻が抑制制御時間帯にあるかを確認する。ステップS21での確認の結果、その時刻が抑制制御時間帯になければ、ステップS22で、抑制制御部20は、空気調和機群2を通常運転させる。ステップS21での確認の結果、その時刻が抑制制御時間帯にあれば、ステップS23で、抑制制御部20は、非蓄熱式空気調和機5の圧縮機21aの運転周波数を抑制制御する。ステップS24では、抑制緩和部24は、時刻が蓄熱運転時間帯であるかを確認する。ステップS24での確認の結果、時刻が蓄熱運転時間帯にあれば、ステップS25で、抑制緩和部24は、蓄熱式空気調和機1に通常運転を行わせる。ステップS24での確認の結果、その時刻が蓄熱運転時間帯になれければ、ステップS26で、抑制制御部20は、蓄熱式空気調和機1の圧縮機22aの運転周波数を抑制制御する。
【0040】
[空気調和機の省エネルギー制御装置63の制御形態に関する特徴]
ここでは、制御装置63は、従来の抑制制御部20に加えて、蓄熱式空気調和機識別部3、蓄熱運転スケジュール部8、抑制緩和部24を備えている。蓄熱式空気調和機識別部3は、空気調和機群2の中から蓄熱式空気調和機1を検出することができる。抑制緩和部24は、抑制制御部20から取得する抑制制御時間と蓄熱運転スケジュール部8から取得する蓄熱運転時間帯とが重なった場合に、蓄熱式空気調和機1に抑制制御指令を送信しないことを可能とする。このため、制御装置63は、空気調和機群2が抑制制御される時間帯であっても蓄熱式空気調和機1には十分な蓄熱運転を行わせることができる。また、蓄熱式空気調和機1が空気調和運転しているときには、制御装置63は、抑制制御指令を送信しているので省エネルギー効果の減少を防ぐことができる。さらに、制御装置63が、蓄熱運転時間帯を設定するとその時間帯と空気調和機群2の抑制制御時間帯とが重なった場合に、自動的に蓄熱式空気調和機1の運転能力が緩和される形態をとっているため、設定作業者は、単純に蓄熱運転時間帯を設定することで、その時間帯は蓄熱式空気調和機1の運転能力を抑制緩和できる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1に係る空気調和機の省エネルギー制御装置では、制御装置は、それぞれの空気調和機の型式を識別し、空気調和機群の運転能力を抑制制御する時間帯に蓄熱式空気調和機を蓄熱運転させる場合において、蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和する。したがって、制御装置は、空気調和機群の運転能力が抑制制御されている場合であっても、蓄熱式空気調和機を蓄熱運転させる場合は、蓄熱式空気調和機の運転能力を緩和し、蓄熱式空気調和機に十分な蓄熱運転を行わせることができる。そして、蓄熱式空気調和機を空気調和運転させる場合には、制御装置は、その蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和することはないので、省エネルギー効果が減少することを防ぐことができる。
【0042】
請求項2に係る空気調和機の省エネルギー制御装置では、第1抑制スケジュール手段で非蓄熱式空気調和機の抑制制御時間を設定する。そして、第2抑制スケジュール手段で蓄熱式空気調和機を抑制制御する時間帯と蓄熱式空気調和機を空気調和運転させる時間帯とを一致させる。すると、蓄熱式空気調和機1は、その時間帯以外の時間帯で、抑制制御を受けることなく蓄熱運転できる。このように、制御装置が非蓄熱式空気調和機と蓄熱式空気調和機との抑制制御時間帯を独立して設定する形態をとっているため、設定作業者は、非蓄熱式空気調和機および蓄熱式空気調和機それぞれに最適な設定を行うことができる。
【0043】
請求項3に係る空気調和機の省エネルギー制御装置では、制御装置は、空気調和機群の運転能力を抑制制御する時間帯と蓄熱運転スケジュール手段で設定した時間帯とが重なる時間帯に、蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和する。このように、蓄熱運転時間帯を設定すると、制御装置は、その時間帯と空気調和機群の抑制制御時間帯とが重なった場合に、自動的に蓄熱式空気調和機の運転能力が緩和される形態をとっているため、設定作業者は、単純に蓄熱運転時間帯を設定することで、その時間帯は蓄熱式空気調和機の運転能力を抑制緩和できる。
【0044】
請求項4に係る空気調和機の省エネルギー制御装置では、制御装置は、空気調和機群の運転能力を抑制制御する時間帯に、蓄熱式空気調和機の運転モードが蓄熱運転である場合は、蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和する。
このように、抑制緩和手段が蓄熱式空気調和機の運転モードに自動的に反応する形態をとっているため、蓄熱式空気調和機に対してスケジュールを設定する必要がなく、請求項2および請求項3に記載の制御装置に比べて簡便である。
【0045】
請求項5に係る空気調和機の省エネルギー制御方法では、識別ステップで、それぞれの空気調和機の型式は識別される。そして、抑制緩和ステップで、空気調和機群の運転能力を抑制制御する時間帯に蓄熱式空気調和機が蓄熱運転する場合において、蓄熱式空気調和機は運転能力の抑制制御を緩和される。
したがって、この制御方法は、空気調和機群の運転能力が抑制制御されている場合であっても、蓄熱式空気調和機を蓄熱運転させる場合は、蓄熱式空気調和機の運転能力を緩和し、蓄熱式空気調和機に十分な蓄熱運転をさせることができる。そして蓄熱式空気調和機を空気調和運転させている場合には、その蓄熱式空気調和機の運転能力の抑制制御を緩和することはないので、省エネルギー効果が減少するのを防ぐことができる。
【0046】
請求項6に係る空気調和機の省エネルギー制御システムでは、コンピューターが、ネットワークを介して制御装置に設定を施すことができる形態をとっているので、設定作業員は、遠隔地からその制御装置に設定を施すことができる。
また、例えば、設定を施したい制御装置が複数台ある場合でも、それらの制御装置がネットワークを介してコンピューターに接続されていれば、コンピューター側で設定を施すことができるので、複数台の制御装置の設定変更を1つの場所から行うことができる。
【0047】
請求項7に係る空気調和機の省エネルギー制御システムでは、例えば、空気調和機に普段よりも負荷がかからない涼しい夜になった場合において、その情報を基にして蓄熱運転開始時間を早めて蓄熱運転時間を延長する設定を制御装置に施すことができれば、普段よりも低い負荷で蓄熱式空気調和機に蓄熱運転をさせることができるので消費電力を低減でき、しかも蓄熱式空気調和機に十分な蓄熱運転時間を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の空気調和機の省エネルギー制御装置の使用形態、構造および制御形態を示す図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る空気調和機の省エネルギー制御装置の使用形態、構造および制御形態を示す図。
【図3】第1実施形態の初期設定の流れを示すフローチャート。
【図4】第1実施形態の制御装置による空気調和機群の圧縮機制御の流れを示すフローチャート。
【図5】第1実施形態に係る空気調和機の省エネルギー制御装置の拡張例。
【図6】本発明の第2実施形態に係る空気調和機の省エネルギー制御装置の使用形態、構造および制御形態を示す図。
【図7】第2実施形態の初期設定の流れを示すフローチャート。
【図8】第2実施形態の制御装置による非蓄熱式空気調和機の消費電力管理部制御の流れを示すフローチャート。
【図9】第2実施形態の制御装置による蓄熱式空気調和機の消費電力管理部制御の流れを示すフローチャート。
【図10】本発明の第3実施形態に係る空気調和機の省エネルギー制御装置の使用形態、構造および制御形態を示す図。
【図11】第3実施形態の初期設定の流れを示すフローチャート。
【図12】第3実施形態の制御装置による空気調和機群の圧縮機制御の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 蓄熱式空気調和機
2 空気調和機群
3 蓄熱式空気調和機識別部(蓄熱式空気調和機識別手段)
4,23,24 抑制緩和部(抑制緩和手段)
5 非蓄熱式空気調和機
6 第1抑制スケジュール部(第1抑制スケジュール手段)
7 第2抑制スケジュール部(第2抑制スケジュール手段)
8 蓄熱運転スケジュール部(蓄熱運転スケジュール手段)
9 運転モード監視部(運転モード監視手段)
11 コンピューター(遠隔設定手段)
12 気象情報収集部(気象情報収集手段)
20 抑制制御部
21 非蓄熱式空気調和機の室外機
21a 非蓄熱式空気調和機の圧縮機
21d 非蓄熱式空気調和機の消費電力管理部
22 蓄熱式空気調和機の室外機
22a 蓄熱式空気調和機の圧縮機
22b 蓄熱式空気調和機の識別コード記憶部
22c 蓄熱式空気調和機の運転モード切り替え部
22d 蓄熱式空気調和機の消費電力管理部
25 ネットワーク
26 遠隔監視センター
61,62,63 省エネルギー制御装置

Claims (7)

  1. 空気調和運転と蓄熱運転との少なくとも2つの運転モードを有する蓄熱式空気調和機(1)を含む空気調和機群(2)の運転能力を抑制して省エネルギー化を図るための空気調和機の省エネルギー制御装置(61,62,63)であって、前記蓄熱式空気調和機(1)から取得される情報に基づいて前記蓄熱式空気調和機(1)を識別する蓄熱式空気調和機識別手段(3)と、
    前記空気調和機群(2)の運転能力を抑制制御する時間帯に前記蓄熱式空気調和機(1)を蓄熱運転させる場合において前記蓄熱式空気調和機(1)の運転能力の抑制制御を緩和する抑制緩和手段(4,23,24)と、
    を備える、空気調和機の省エネルギー制御装置(61,62,63)。
  2. 非蓄熱式空気調和機(5)の運転能力を抑制制御する時間帯を設定する第1抑制スケジュール手段(6)と、
    前記蓄熱式空気調和機(1)の運転能力を抑制制御する時間帯を設定する第2抑制スケジュール手段(7)と、
    をさらに備える、請求項1に記載の空気調和機の省エネルギー制御装置(62)。
  3. 前記蓄熱式空気調和機(1)を蓄熱運転させる時間帯を設定する蓄熱運転スケジュール手段(8)をさらに備え、
    前記抑制緩和手段(24)は、前記空気調和機群(2)の運転能力を抑制制御する時間帯と前記蓄熱運転スケジュール手段(8)で設定された時間帯とが重なる時間帯に、前記蓄熱式空気調和機(1)の運転能力の抑制制御を緩和する、
    請求項1に記載の空気調和機の省エネルギー制御装置(63)。
  4. 前記蓄熱式空気調和機(1)の運転モードを監視する運転モード監視手段(9)をさらに備え、
    前記抑制緩和手段(4)は、前記空気調和機群(2)の運転能力が抑制制御される時間帯であっても、前記蓄熱式空気調和機(1)の運転モードが蓄熱運転である場合は、前記蓄熱式空気調和機(1)の運転能力の抑制制御を緩和する、
    請求項1に記載の空気調和機の省エネルギー制御装置(61)。
  5. 空気調和運転と蓄熱運転との少なくとも2つの運転モードを有する蓄熱式空気調和機(1)を含む空気調和機群(2)の運転能力を抑制して省エネルギー化を図るための空気調和機の省エネルギー制御方法であって、
    前記蓄熱式空気調和機(1)から取得される情報に基づいて前記蓄熱式空気調和機(1)を識別する蓄熱式空気調和機識別ステップと、
    前記空気調和機群(2)の運転能力を抑制制御する時間帯に前記蓄熱式空気調和機(1)を蓄熱運転させる場合において前記蓄熱式空気調和機(1)の運転能力の抑制制御を緩和する抑制緩和ステップと、
    を備える、空気調和機の省エネルギー制御方法。
  6. 空気調和運転と蓄熱運転との少なくとも2つの運転モードを有する蓄熱式空気調和機(1)を含む空気調和機群(2)の運転能力を抑制して省エネルギー化を図るための空気調和機の省エネルギー制御システムであって、
    請求項2から4のいずれかに記載の制御装置と、
    前記制御装置とネットワーク(25)を介して接続された遠隔設定手段(11)と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記遠隔設定手段(11)によってネットワーク(25)を介して設定を施される、
    空気調和機の省エネルギー制御システム。
  7. 空気調和運転と蓄熱運転との少なくとも2つの運転モードを有する蓄熱式空気調和機(1)を含む空気調和機群(2)の運転能力を抑制して省エネルギー化を図るための空気調和機の省エネルギー制御システムであって、
    請求項2から4のいずれかに記載の制御装置と、
    気象情報を収集する気象情報収集手段(12)と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記気象情報収集手段(12)で収集した気象情報を基にして設定を施される、
    空気調和機の省エネルギー制御システム。
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