JP2004020130A - 空気調和システム及び設備コントローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】設備コントローラのメモリ容量を増やさずに古い空調機情報を棄却する必要をなくす。
【解決手段】室外機1a,1bと室内機2a,2bにより構成される空気調和機と、空気調和機の運転操作と監視を行う集中リモコン5a,5bと、空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、記憶されている空調機情報を電子メールにて送信する設備コントローラ6a,6bと、電子メールにて送信された空調機情報を受信して空気調和機の遠隔運転監視を行う遠隔監視端末機16とを備える。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は空気調和機の運転監視を行うために空調機情報を収集する空気調和システム及び設備コントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図17は特開2000−266390に開示された従来の空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、101a〜101cは空気調和機を構成する室外機、102a〜102cは室外機101a〜101cと共に空気調和機を構成する室内機、103a〜103cは室内機102a〜102cの操作を行うリモコン、104は空気調和機をグループ制御する集中制御装置、105は空気調和機のデータの送受信を行うビル設備としての設備コントローラ、106は室外機101a〜101c、室内機102a〜102c、リモコン103a〜103c、集中制御装置104、設備コントローラ105を接続する伝送線である。
【0003】
また、図17において、107は設備コントローラ105と接続されたモデム、108は電話回線等の公衆回線、109a〜109cは公衆回線108に接続されたモデム、110a〜110cは公衆回線108を介して設備コントローラ105と通信を行い、空気調和機の遠隔監視と遠隔運転制御を行う遠隔監視端末機である。
【0004】
次に動作について説明する。
室外機101a〜101c、室内機102a〜102cにより構成される空気調和機は、リモコン103a〜103cにより運転操作が行われる。また、集中制御装置104は空気調和機をグループ制御し運転操作を行う。設備コントローラ105は空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して、モデム107、公衆回線108、モデム109a〜109cを介して遠隔監視端末機110a〜110cに送信する。遠隔監視端末機110a〜110cは設備コントローラ105から送信された空調機情報を処理して運転状態を表示し空気調和機の遠隔監視を行うと共に、モデム109a〜109c、公衆回線108、モデム107、設備コントローラ105を介して各空気調和機の遠隔運転制御を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空気調和システムは以上のように構成されていたので、以下のような課題があった。
一般に空気調和機は低コストが要求されるため、伝送線106による空気調和機間の通信速度は9600bps程度と比較的低速度に設計されている。これは1秒間に3コマンド程度の通信が可能な速度である。ここで、例えば室内機102a〜102cの電子膨張弁の開度により、各室内機102a〜102cの消費冷媒流量から課金演算を行おうとすると、設備コントローラ105は1分間隔で空調機情報を得る必要がある。そこで、この系統に室内機102a〜102cが60台接続されているとすると、毎秒1コマンドの通信が必要となる。この他にも、リモコン103a〜103cの操作によるコマンドや、室内機102a〜102cと室外機101a〜101c間の通信コマンド等が行われるため、設備コントローラ105が遠隔監視端末機110a〜110cへ送るべく空気調和機の運転に係る空調機情報を収集しようにも、その収集間隔は限定されてしまうという課題があった。
【0006】
例えば、ある空気調和機に不具合が発生し、遠隔監視端末機110a〜110cでその原因を解析する際に、空気調和機内部で電子式膨張弁や圧縮機周波数の制御が1分間隔でなされていたとし、設備コントローラ105で収集されたデータが5分間隔とすると、どのような制御がなされて不具合に至ったのか判断するのが困難であるという課題があった。
【0007】
また、設備コントローラ105におけるメモリ容量に限度があり、長時間に渡る膨大な量の空調機情報を記憶することが困難であり、この結果、古い空調機情報を棄却するか、又はメモリが満杯になる毎に公衆回線108を介して空調機情報を遠隔監視端末機110a〜110cに送信する必要があり、公衆回線108の電話料金が高くなるという課題があった。その上、複数の遠隔監視端末機110a〜110cに空調機情報を送信するには、それぞれ電話料金が必要となり、さらに費用が発生するという課題があった。
【0008】
さらに、空調機情報を受信する遠隔監視端末110a〜110c側の電話回線が空いていない場合や、遠隔監視端末機110a〜110cが他の用途に使用されている場合には、空調機情報の送信ができないという課題があった。これを解決するには、専用の電話回線や専用の遠隔監視端末機110a〜110cの設置が必要となり、空気調和システムが高価となってしまうという課題があった。一方、電話料金を安くするために送信回数を減らそうとすると、設備コントローラ105におけるメモリ容量を増やさねばならず、やはり高価となってしまうという課題があった。
【0009】
一方、公衆回線108を使用せずに、ビル内に設置された中央監視装置にて空調機情報を得る場合には、電話料金の問題は発生しないが、時間的に長い間隔での空調機情報の収集は変わらず、空調機情報の解析が困難という課題は同じである。この従来の空気調和システムから得られる空調機情報は、通常は運転状態のレポート提出程度に用いられ、不具合発生時の空調機情報の収集は専用の解析装置に頼らざるを得ない状況である。しかしながら、専用の解析装置は常時設置されているものではなく、不具合後に設置されるため、不具合発生前の通常時の空調機情報を得て不具合後の空調機情報と比較することができず、解析が困難であるという課題があった。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、設備コントローラのメモリ容量を増やさずに古い空調機情報を棄却する必要がない空気調和システム及び設備コントローラを得ることを目的とする。
【0011】
また、この発明は、空調機情報を送信するための電話料金が安く、複数箇所に空調機情報を送信する場合の電話料金も安く、受信する遠隔監視端末側の電話回線が空いているかどうかや遠隔監視端末機が他の用途に使用されているかどうかも関係なく空調機情報の送信ができ、専用の電話回線や専用の遠隔監視端末機の設置が不要な空気調和システム及び設備コントローラを得ることを目的とする。
【0012】
また、この発明は、不具合時の解析に必要な間隔で空調機情報を収集することができ、専用の解析装置が不要な空気調和システム及び設備コントローラを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気調和システムは、空気調和機と、集中リモコンと、空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、記憶手段に記憶されている空調機情報を電子メールにて送信する設備コントローラと、電子メールにて送信された空調機情報を受信し空気調和機の遠隔運転監視を行う遠隔監視端末機とを備えたものである。
【0014】
この発明に係る空気調和システムは、空気調和機と、空気調和機の運転操作と運転状態の監視を行うと共に、運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、記憶手段に記憶されている空調機情報を電子メールにて送信する設備コントローラと、電子メールにて送信された空調機情報を受信し空気調和機の遠隔運転監視を行う遠隔監視端末機とを備えたものである。
【0015】
この発明に係る空気調和システムは、空気調和機と、集中リモコンと、空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、記憶手段に記憶されている空調機情報を送信する設備コントローラと、送信された空調機情報を受信し空気調和機の運転監視を行う中央監視装置とを備えたものである。
【0016】
この発明に係る空気調和システムは、空気調和機と、空気調和機の運転操作と運転状態の監視を行うと共に、運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、記憶手段に記憶されている空調機情報を送信する設備コントローラと、送信された空調機情報を受信し空気調和機の運転監視を行う中央監視装置とを備えたものである。
【0017】
この発明に係る空気調和システムは、設備コントローラが予め指定された空気調和機から空調機情報を集中的に収集するものである。
【0018】
この発明に係る空気調和システムは、設備コントローラが、収集した空調機情報のうち、予め設定された条件を満たした空調機情報を送信した空気調和機から空調機情報を集中的に収集するものである。
【0019】
この発明に係る空気調和システムは、設備コントローラが時間を計測する計時手段を備え、計測した時間に対応して所定の空気調和機から空調機情報を集中的に収集するものである。
【0020】
この発明に係る空気調和システムは、設備コントローラが時間を計測する計時手段を備え、計測した時間に対応して、公衆回線に接続された遠隔監視端末機又は公衆回線に接続された中央監視装置からの運転制御を可能にするものである。
【0021】
この発明に係る空気調和システムは、設備コントローラが時間を計測する計時手段を備え、計測した時間に対応して運転する室内機を選定し、室温と室内機の設定温度に基づき、冷房指令又は暖房指令を室内機に送信するものである。
【0022】
この発明に係る空気調和システムは、設備コントローラと中央監視装置が公衆回線を介して接続されているものである。
【0023】
この発明に係る設備コントローラは、空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、記憶手段に記憶されている空調機情報を送信するよう指示する収集処理部と、収集処理部の指示に基づき、記憶手段に記憶されている空調機情報を送信する送信処理部とを備えたものである。
【0024】
この発明に係る設備コントローラは、送信処理部が記憶手段に記憶されている空調機情報を電子メールにて送信するものである。
【0025】
この発明に係る設備コントローラは、空気調和機を運転させるための運転操作手段と、空気調和機の運転状態を表示する表示手段とを備えたものである。
【0026】
この発明に係る設備コントローラは、収集処理部が予め指定された空気調和機から空調機情報を集中的に収集するものである。
【0027】
この発明に係る設備コントローラは、収集処理部が、収集した空調機情報のうち、予め設定された条件を満たした空調機情報を送信した空気調和機から空調機情報を集中的に収集するものである。
【0028】
この発明に係る設備コントローラは、時間を計測する計時手段を備え、収集処理部が計測した時間に対応して所定の空気調和機から空調機情報を集中的に収集するものである。
【0029】
この発明に係る設備コントローラは、時間を計測する計時手段を備え、計測した時間に対応して、公衆回線を介した外部からの運転制御を可能にするものである。
【0030】
この発明に係る設備コントローラは、時間を計測する計時手段を備え、計測した時間に対応して運転する室内機を選定し、室温と室内機の設定温度に基づき、冷房指令又は暖房指令を室内機に送信するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、1a,1bは室外機、2aは室外機1aと共に空気調和機を構成する室内機、2bは室外機1bと共に空気調和機を構成する室内機、3は室外機1aと室内機2a間、室外機1bと室内機2b間の冷媒配管である。
【0032】
また、図1において、4は空気調和機の専用の通信線である伝送媒体、5aは伝送媒体4に接続され、室外機1aと室内機2aから構成される空気調和機の運転操作と運転状態の監視を行う集中リモコン、5bは伝送媒体4に接続され、室外機1bと室内機2bから構成される空気調和機の運転操作と運転状態の監視を行う集中リモコン、6aは伝送媒体4に接続され、室外機1aと室内機2aから構成される空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して、収集した空調機情報を電子メールにて送信する設備コントローラ、6bは伝送媒体4に接続され、室外機1bと室内機2bから構成される空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して、収集した空調機情報を電子メールにて送信する設備コントローラである。
【0033】
さらに、図1において、7は設備コントローラ6a,6bに接続された伝送媒体、8は伝送媒体7に接続されたハブ等の分岐手段、9はダイアルアップルータ等の公衆回線中継器、11,15は電話回線等の公衆回線、12,14はインターネット接続業者であるプロバイダ、13はインターネット、16はインターネット13、設備コントローラ6a,6bを介して、空気調和機の遠隔運転監視と遠隔運転制御を行う遠隔監視端末機である。
【0034】
図2は実施の形態1における設備コントローラ6a,6bの内部構成を示すブロック図である。図において、61は設備コントローラ6a,6bの全体的な制御を司る中央処理手段、62は伝送媒体4に接続され空気調和機と通信を行う伝送手段、63は伝送媒体7に接続され遠隔監視端末機16と通信を行う伝送手段、64は収集した空調機情報を記憶する記憶手段である。
【0035】
さらに、図2の中央処理手段61において、611は空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して記憶手段64に記憶し、空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、記憶手段64に記憶されている空調機情報を送信するよう指示する収集処理部、612は収集処理部611の指示に基づき記憶手段64に記憶されている空調機情報を電子メールにて送信する送信処理部である。
【0036】
次に動作について説明する。
図3は実施の形態1における設備コントローラ6a,6bの処理の流れを示すフローチャートである。設備コントローラ6a,6bの収集処理部611は、ステップST11において、伝送手段62、伝送媒体4を介して空気調和機の運転に係る空調機情報を収集する。このとき、例えば、室外機1a,1bからは圧縮機吐出温度や配管温度や圧縮機周波数等が収集され、室内機2a,2bからは室温等のアクチュエータセンサ情報等が収集される。
【0037】
収集処理部611は、ステップST12において、収集した空調機情報を記憶手段64に記憶し、ステップST13において、設置されているカウンタ(図示せず)を+1だけインクリメントし、ステップST14において、カウンタの値がカウントオーバーしているかを確認し、カウントオーバーしていない場合には、上記ステップST11に戻って、上記ステップST11,ST12,ST13の処理を繰り返す。ここで、カウンタは、記憶手段64の記憶容量がオーバーフローする前で満杯近くになると、空調機情報の収集回数が所定値になりカウントオーバーするように設定されている。
【0038】
収集処理部611が、ステップST14でカウンタの値がカウントオーバーしていることを検知した場合には、ステップST15において、送信処理部612は、収集処理部611の指示に基づき、記憶手段64に記憶されている空調機情報を電子メールにて、伝送媒体7、分岐手段8、公衆回線中継器9、公衆回線11、プロバイダ12、インターネット13を介してプロバイダ14に送信する。
【0039】
図4は実施の形態1における遠隔監視端末機16の処理の流れを示すフローチャートである。遠隔監視端末機16は、ステップST21において、公衆回線15を介してプロバイダ14にアクセスし電子メールを取得して空調機情報を受信し、ステップST22において、遠隔監視端末機16内に設置されている記憶手段(図示せず)に記憶し、ステップST23において、設置されているカウンタ(図示せず)を+1だけインクリメントする。
【0040】
ステップST24において、遠隔監視端末機16はカウンタの値がカウントオーバーしているかを確認し、カウントオーバーしていない場合には、上記ステップST21に戻って、上記ステップST21,ST22,ST23の処理を繰り返す。ここで、カウンタは、予め設定された受信回数だけ電子メールを取得すると、カウントオーバーするように設定されている。
【0041】
遠隔監視端末機16がステップST24でカウンタの値がカウントオーバーしていることを検知した場合には、ステップST25において、遠隔監視端末機16は予め設定された受信回数分の電子メールにより全ての空調機情報を集計する空調機情報集計処理を行い所望の監視情報を得る。
【0042】
以上のように、この実施の形態1によれば、設備コントローラ6a,6bは、空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、記憶手段64に記憶されている空調機情報を送信するので、記憶手段64のメモリ容量を増やす必要がなく古い空調機情報を棄却せずに済むという効果が得られる。
【0043】
また、この実施の形態1によれば、設備コントローラ6a,6bは、収集した空調機情報を電子メールにてインターネット13を介して遠隔監視端末機16に送信することにより、プロバイダ12までは一般的に近距離のため電話料金が安く、しかも、プロバイダ12が指定された複数のプロバイダ14に、電話料金の増加なしに電子メールを送信するので、複数箇所への送信に余分な電話料金が不要となり、受信する遠隔監視端末機16側の電話回線が空いているかどうかや、遠隔監視端末機16が他の用途に使用されているかどうかも関係なく空調機情報の送信ができ、専用の電話回線、専用の遠隔監視端末機16の設置が不要となるという効果が得られる。
【0044】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2による空気調和システムの構成を示すブロック図は実施の形態1の図1と同様であり、設備コントローラ6a,6bの内部構成を示すブロック図も実施の形態1の図2と同様である。
【0045】
次に動作について説明する。
図5は実施の形態2における設備コントローラ6a,6bの処理の流れを示すフローチャートである。ステップST31において、設備コントローラ6a,6bの収集処理部611は、伝送手段62、伝送媒体4を介して、予め指定された空気調和機、例えば室外機1aと室内機2aから構成される空気調和機から集中的に空調機情報を収集する。
【0046】
図5におけるステップST12以降の処理は、実施の形態1の図3に示す処理と同様であり、また、遠隔監視端末機16の処理も実施の形態1の図4と同様である。
【0047】
以上のように、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、空調機情報を収集する空気調和機の数を限定することにより、比較的低速とされる伝送媒体4の通常制御の通信を妨害せずに、遠隔監視端末機16が不具合時の解析に必要な間隔で空調機情報を収集することができ、専用の解析装置が不要となるという効果が得られる。
【0048】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3による空気調和システムの構成を示すブロック図は実施の形態1の図1と同様であり、設備コントローラ6a,6bの内部構成を示すブロック図も実施の形態1の図2と同様である。
【0049】
次に動作について説明する。
図6は実施の形態3における設備コントローラ6a,6bの処理の流れを示すフローチャートである。ステップST41において、設備コントローラ6a,6bの収集処理部611は、伝送手段62、伝送媒体4を介して収集した空調機情報のうち、不具合発生の可能性がある予め設定された条件を満たした空調機情報を送信した空気調和機から集中的に空調機情報を収集する。ここで、不具合発生の可能性がある予め設定された条件とは、例えば室外機1a,1bの圧縮機吐出温度が所定のしきい値を越えた場合であり、この場合はガス不足等の不具合の可能性がある。そこで、収集処理部611は、圧縮機吐出温度が所定のしきい値を越えた室外機1a又は室外機1bの空調機情報を集中的に収集する。
【0050】
図6におけるステップST12以降の処理は、実施の形態1の図3に示す処理と同様であり、また、遠隔監視端末機16の処理も実施の形態1の図4と同様である。
【0051】
以上のように、この実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、不具合発生の可能性がある予め設定された条件を満たした空調機情報を送信した空気調和機から集中的に空調機情報を収集し空気調和機の数を限定することにより、比較的低速とされる伝送媒体4の通常制御の通信を妨害せずに、遠隔監視端末機16が不具合の解析に必要な間隔で空調機情報を自動的に収集することができ、専用の解析装置が不要となるという効果が得られる。
【0052】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4による空気調和システムの構成を示すブロック図は実施の形態1の図1と同様である。図7は実施の形態4における設備コントローラ6a,6bの内部構成を示すブロック図である。図において、65は時間を計測する計時手段であり、その他の構成は実施の形態1の図2に示す構成と同様である。
【0053】
次に動作について説明する。
図8は実施の形態4における設備コントローラ6a,6bの処理の流れを示すフローチャートである。ステップST51において、設備コントローラ6a,6bの計時手段65は時間の計測を開始し、ステップST52において、収集処理部611は、伝送手段62、伝送媒体4を介して、予め指定された空気調和機から集中的に空調機情報を収集する。
【0054】
図8におけるステップST12〜ST15までの処理は、実施の形態1の図3に示す処理と同様である。ステップST53において、中央処理手段61は計時手段65が計測した時間により予め設定された所定時間が経過したかを確認し、所定時間が経過していなければステップST52に戻り上記の処理を繰り返す。所定時間が経過していれば、ステップST54において、収集処理部611は次の空気調和機を指定しステップST51に戻り上記の処理を繰り返す。
【0055】
ここで、ステップST53における所定時間を、例えば24時間に設定しておくと、日単位で空調機情報を収集する空気調和機を指定し、不具合が発生した空気調和機から集中的に一日分の空調機情報を収集することができ、不具合の解析に役立てることができる。また、遠隔監視端末機16の処理は実施の形態1の図4と同様である。
【0056】
以上のように、この実施の形態4によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、ある空気調和機から時間を指定して集中的に空調機情報を収集し空気調和機の数を限定することにより、比較的低速とされる伝送媒体4の通常制御の通信を妨害せずに、遠隔監視端末機16が不具合の解析に必要な間隔で空調機情報を自動的に収集することができ、専用の解析装置が不要となるという効果が得られる。
【0057】
実施の形態5.
図9はこの発明の実施の形態5による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、6Aaは伝送媒体4に接続され、室外機1aと室内機2aから構成される空気調和機の運転操作と運転状態の監視を行うと共に、空調機情報を収集し、収集した空調機情報を電子メールにて送信する設備コントローラで、6Abは伝送媒体4に接続され、室外機1bと室内機2bから構成される空気調和機の運転操作と運転状態の監視を行うと共に、空調機情報を収集し、収集した空調機情報を電子メールにて送信する設備コントローラである。
【0058】
このように、設備コントローラ6Aa,6Abは、実施の形態1の図1における集中リモコン5a,5bと設備コントローラ6a,6bとを兼ね備えた機能を有するものであり、図9におけるその他の構成は、実施の形態1の図1に示す同符号の構成と同様である。
【0059】
図10は実施の形態5における設備コントローラ6Aa,6Abの内部構成を示すブロック図であり、図において、66は空気調和機を運転させるための操作内容毎に異なるスイッチを備えた運転操作手段、67は運転操作の内容や空気調和機の運転状態を表示する表示手段であり、その他の構成は実施の形態1の図2に示す構成と同様である。
【0060】
次に動作について説明する。
空調機情報の収集や送信に関する設備コントローラ6Aa,6Abの処理は実施の形態1の図3に示す設備コントローラ6a,6bの処理と同様であり、遠隔監視端末機16の処理も実施の形態1の図4に示す処理と同様である。
【0061】
この実施の形態5では、設備コントローラ6Aa,6Abの処理を、実施の形態1の図3に示す設備コントローラ6a,6bの処理と同様としているが、実施の形態2から実施の形態5における図5、図6、図8に示す設備コントローラ6a,6bのいずれかの処理と同様にしても良い。
【0062】
以上のように、この実施の形態5によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、集中リモコンと設備コントローラの機能を統合することにより、共に保有している中央処理手段、伝送手段、電源手段等の重複を避けることができ、コストや設置場所の削減を図ることができるという効果が得られる。
【0063】
実施の形態6.
図11はこの発明の実施の形態6による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、17は分岐手段8に接続され、設備コントローラ6a,6bを介して空気調和機の運転監視と運転制御を行う中央監視装置で、その他の構成は、実施の形態1の図1に示す同符号の構成と同様であり、また、設備コントローラ6の内部構成を示すブロック図は実施の形態1の図2に示すものと同様である。ただし、この実施の形態6は、設備コントローラ6a,6bの収集処理部611が収集した空調機情報を、送信処理部612が電子メールを使用せずに、例えばビル内に設置され構内LANで接続された中央監視装置17に送信するものである。
【0064】
次に動作について説明する。
設備コントローラ6a,6bの処理は、実施の形態1の図3に示すステップST11〜ST14までの処理と同様であり、ステップST15において、送信処理部612は、収集処理部611の指示に基づき、記憶手段64に記憶されている空調機情報を伝送媒体7、分岐手段8を介して中央監視装置17に送信する。
【0065】
中央監視装置17の処理は、実施の形態1の図4に示す遠隔監視端末機16の処理のうち、ステップST21を除いたものである。すなわち、ステップST22において、中央監視装置17は送信された空調機情報を受信して中央監視装置17内に設置されている記憶手段(図示せず)に記憶し、ステップST23において、設置されているカウンタ(図示せず)を+1だけインクリメントし、ステップST24において、中央監視装置17はカウンタの値がカウントオーバーしているかを確認し、カウントオーバーしていない場合には、上記ステップST22に戻って上記の処理を繰り返し、カウンタの値がカウントオーバーしていることを検知した場合には、ステップST25において、中央監視装置17は予め設定された受信回数分の空調機情報を集計する空調機情報集計処理を行い所望の監視情報を得る。
【0066】
以上のように、この実施の形態6によれば、設備コントローラ6a,6bは、空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、記憶手段64に記憶されている空調機情報を送信するので、記憶手段64のメモリ容量を増やす必要がなく古い空調機情報を棄却せずに済むという効果が得られる。
【0067】
実施の形態7.
この発明の実施の形態7による空気調和システムの構成を示すブロック図は、実施の形態6の図11と同様であり、設備コントローラ6a,6bの内部構成を示すブロック図は実施の形態1の図2に示す構成と同様である。ただし、この実施の形態7は、実施の形態6と同様に、設備コントローラ6a,6bの収集処理部611が収集した空調機情報を、送信処理部612が電子メールを使用せずに、例えばビル内に設置され構内LANで接続された中央監視装置17に送信するものである。
【0068】
次に動作について説明する。
設備コントローラ6a,6bの処理は、実施の形態2の図5に示すステップST31〜ST14までの処理と同様であり、ステップST15において、送信処理部612は、収集処理部611の指示に基づき、記憶手段64に記憶されている空調機情報を、伝送媒体7、分岐手段8を介して中央監視装置17に送信する。中央監視装置17の処理は実施の形態6と同様である。
【0069】
以上のように、この実施の形態7によれば、実施の形態6と同様の効果が得られると共に、空調機情報を収集する空気調和機の数を限定することにより、比較的低速とされる伝送媒体4の通常制御の通信を妨害せずに、中央監視装置17が不具合時の解析に必要な間隔で空調機情報を収集することができ、専用の解析装置が不要となるという効果が得られる。
【0070】
実施の形態8.
この発明の実施の形態8による空気調和システムの構成を示すブロック図は、実施の形態6の図11と同様であり、設備コントローラ6の内部構成を示すブロック図は実施の形態1の図2に示すものと同様である。ただし、この実施の形態8は、実施の形態6と同様に、設備コントローラ6a,6bの収集処理部611が収集した空調機情報を、送信処理部612が電子メールを使用せずに、例えばビル内に設置され構内LANで接続された中央監視装置17に送信するものである。
【0071】
次に動作について説明する。
設備コントローラ6a,6bの処理は、実施の形態3の図6に示すステップST41〜ST14までの処理と同様であり、ステップST15において、送信処理部612は、収集処理部611の指示に基づき、記憶手段64に記憶されている空調機情報を、伝送媒体7、分岐手段8を介して中央監視装置17に送信する。中央監視装置17の処理は実施の形態6と同様である。
【0072】
以上のように、この実施の形態8によれば、実施の形態6と同様の効果が得られると共に、不具合発生の可能性がある予め設定された条件を満たした空調機情報を送信した空気調和機から集中的に空調機情報を収集し空気調和機の数を限定することにより、比較的低速とされる伝送媒体4の通常制御の通信を妨害することなく、中央監視装置17が不具合発生の解析に必要な間隔で空調機情報を自動的に収集することができ、専用の解析装置が不要となるという効果が得られる。
【0073】
実施の形態9.
この発明の実施の形態9による空気調和システムの構成を示すブロック図は、実施の形態6の図11と同様である。設備コントローラ6の内部構成を示すブロック図は実施の形態4の図7と同様である。ただし、この実施の形態9は、実施の形態6と同様に、設備コントローラ6a,6bの収集処理部611が収集した空調機情報を、送信処理部612が電子メールを使用せずに、例えばビル内に設置され構内LANで接続された中央監視装置17に送信するものである。
【0074】
次に動作について説明する。
設備コントローラ6a,6bの処理は、実施の形態4の図8に示すステップST51〜ST14までの処理と同様であり、ステップST15において、送信処理部612は、収集処理部611の指示に基づき、記憶手段64に記憶されている空調機情報を、伝送媒体7、分岐手段8を介して中央監視装置17に送信する。また、ステップST53,54の処理は実施の形態4と同様である。さらに、中央監視装置17の処理は実施の形態6と同様である。
【0075】
以上のように、この実施の形態9によれば、実施の形態6と同様の効果が得られると共に、ある空気調和機から時間を指定して集中的に空調機情報を収集し空気調和機の数を限定することにより、比較的低速とされる伝送媒体4の通常制御の通信を妨害することなく、中央監視装置17が不具合発生の解析に必要な間隔で空調機情報を自動的に収集することができ、専用の解析装置が不要となるという効果が得られる。
【0076】
実施の形態10.
図12はこの発明の実施の形態10による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、17は分岐手段8に接続され、設備コントローラ6a,6bを介して空気調和機の運転監視と運転制御を行う中央監視装置で、その他の構成は、実施の形態5の図9に示す同符号の構成と同様である。また、設備コントローラ6Aa,6Abの内部構成を示すブロック図は実施の形態5の図10に示すものと同様である。ただし、この実施の形態10は、実施の形態6と同様に、設備コントローラ6Aa,6Abの収集処理部611が収集した空調機情報を、送信処理部612が電子メールを使用せずに、例えばビル内に設置され構内LANで接続された中央監視装置17に送信するものである。
【0077】
次に動作について説明する。
空調機情報の収集や送信に関する設備コントローラ6Aa,6Abの処理は実施の形態6の設備コントローラ6a,6bの処理と同様であり、中央監視装置17の処理も実施の形態6の中央監視装置17の処理と同様である。
【0078】
この実施の形態10では、設備コントローラ6Aa,6Abの処理を、実施の形態6の設備コントローラ6a,6bの処理と同様としているが、実施の形態7から実施の形態8における設備コントローラ6a,6bのいずれかの処理と同様にしても良い。
【0079】
以上のように、この実施の形態10によれば、実施の形態6と同様の効果が得られると共に、集中リモコンと設備コントローラの機能を統合することにより、共に保有している中央処理手段、伝送手段、電源手段等の重複を避けることができ、コストや設置場所の削減を図ることができるという効果が得られる。
【0080】
実施の形態11.
図13はこの発明の実施の形態11による空気調和システムの構成を示すブロック図であり、実施の形態6の図11における中央監視装置17を、分岐手段8から公衆回線中継器9と公衆回線11を介して接続したものである。
【0081】
次に動作について説明する。
図13における設備コントローラ6a,6bと中央監視装置17との通信が、公衆回線中継器9と公衆回線11を介して行うこと以外は、実施の形態6から実施の形態9の処理と同様である。
【0082】
この実施の形態11では、実施の形態6の図11における中央監視装置17を、分岐手段8から公衆回線中継器9と公衆回線11を介して接続しているが、図14に示すように、実施の形態10の図12における中央監視装置17を、分岐手段8から公衆回線中継器9と公衆回線11を介して接続しても良い。
【0083】
以上のように、この実施の形態11によれば、実施の形態6から実施の形態10と同様の効果が得られると共に、中央監視装置17を空気調和機が設置されているビルに設置する必要がなく、公衆回線11を介して他のビルから空気調和機の運転監視と運転制御を行うことができるという効果が得られる。
【0084】
実施の形態12.
この発明の実施の形態12による空気調和システムの構成を示すブロック図は実施の形態11の図13に示す構成と同様であり、設備コントローラ6a,6bの構成は実施の形態4の図7と同様である。また、図15は実施の形態12における設備コントローラ6a,6bの処理を説明する図である。
【0085】
次に動作について説明する。
空調機情報の収集や送信に関する設備コントローラ6a,6bや中央監視装置17の処理は、実施の形態11と同様である。
【0086】
設備コントローラ6a,6bが公衆回線11に接続されている場合には、悪意を持つ第三者が、公衆回線11、設備コントローラ6a,6bを介して空気調和機を勝手に運転させる可能性がある。そこで、設備コントローラ6a,6bの中央処理手段61は、例えば図15に示すように、計時手段65が計測した昼間の操作有効時間帯であれば、中央監視装置17による空気調和機の運転操作を可能にし、それ以外の夜間の時間帯では、中央監視装置17による空気調和機の運転操作を不可能になるよう制御する。
【0087】
この実施の形態12では、空気調和システムの構成を示すブロック図を実施の形態11の図13としているが、図14としても良く、また、実施の形態1から実施の形態4の図1、実施の形態5の図9としても良い。
【0088】
以上のように、この実施の形態12によれば、実施の形態11と同様の効果が得られると共に、夜間は公衆回線11を介しての指令を禁止することで、悪意を持つ第三者が、公衆回線11、設備コントローラ6a,6bを介して空気調和機を勝手に運転させる可能性を減少させることができるという効果が得られる。
【0089】
実施の形態13.
この発明の実施の形態13による空気調和システムの構成を示すブロック図は実施の形態11の図13に示す構成と同様であり、設備コントローラ6a,6bの構成は実施の形態4の図7と同様である。
【0090】
次に動作について説明する。
空調機情報の収集や送信に関する設備コントローラ6a,6bや中央監視装置17の処理は、実施の形態11と同様である。
【0091】
近年、オフィスにはコンピュータが多用され、冬季でも昼間はその発熱により冷房が必要となってきたが、ユーザーは毎日のように暖房と冷房を切り換える必要がある。この実施の形態13は、このような場合のユーザーの利便性を向上させるものである。
【0092】
図16は実施の形態13における空気調和機の運転操作に係る設備コントローラ6a,6bの処理の流れを示すフローチャートである。設備コントローラ6a,6bの中央処理手段61は、ステップST61において計時手段65が計測した時刻を判定し、ステップST62において朝の時間帯であるかを確認する。朝であれば、ステップST63において、中央処理手段61は、朝の時間帯に運転するよう設定された朝代表の室内機2を選択し、昼の時間帯であれば、ステップST64において、中央処理手段61は、昼の時間帯に運転するよう設定された昼代表の室内機2を選択する。
【0093】
中央処理手段61は、ステップST65において、選択された室内機2の室温センサ値と設定温度を比較し、ステップST66において、室温センサ値が設定温度+3degを超えているかの判定を行う。超えている場合には、ステップST67において、中央処理手段61は冷房の指令を選択された室内機2に送信する。また、超えていない場合には、ステップST68において、中央処理手段61は、室温センサ値が設定温度−3deg未満であるかの判定を行う。未満である場合には、中央処理手段61は、ステップST69において、暖房の指令を選択された室内機2に送信する。未満でない場合には、中央処理手段61は、ステップST70において現状を維持する。
【0094】
この実施の形態13では、空気調和システムの構成を示すブロック図を実施の形態11の図13としているが、図14としても良く、また、実施の形態6から実施の形態9の図11、実施の形態10の図12、さらに、実施の形態1から実施の形態4の図1、実施の形態5の図9としても良い。
【0095】
以上のように、この実施の形態13によれば、実施の形態11と同様の効果が得られると共に、ユーザーは毎日のように暖房と冷房を切り換える必要がなく、ユーザーの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
【0096】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、設備コントローラの記憶手段のメモリ容量を増やす必要がなく古い空調機情報を棄却せずに済むという効果がある。
【0097】
また、この発明によれば、電話料金が安く、しかも、複数箇所への送信に余分な電話料金が不要となり、電話回線が空いているかどうかや、遠隔監視端末機が他の用途に使用されているかどうかも関係なく空調機情報の送信ができ、専用の電話回線、専用の遠隔監視端末機の設置が不要となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による空気調和システムの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1による空気調和システムにおける設備コントローラの内部構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態1による空気調和システムにおける設備コントローラの処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態2による空気調和システムにおける設備コントローラの処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態3による空気調和システムにおける設備コントローラの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態4による空気調和システムにおける設備コントローラの内部構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態4による空気調和システムにおける設備コントローラの処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施の形態5による空気調和システムの構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態5による空気調和システムにおける設備コントローラの内部構成を示すブロック図である。
【図11】この発明の実施の形態6による空気調和システムの構成を示すブロック図である。
【図12】この発明の実施の形態10による空気調和システムの構成を示すブロック図である。
【図13】この発明の実施の形態11による空気調和システムの構成を示すブロック図である。
【図14】この発明の実施の形態11による空気調和システムの他の構成を示すブロック図である。
【図15】この発明の実施の形態12による空気調和システムにおける設備コントローラの処理を説明する図である。
【図16】この発明の実施の形態13による空気調和システムにおける設備コントローラの処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】従来の空気調和システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b 室外機、2a,2b 室内機、3 冷媒配管、4 伝送媒体、5a,5b 集中リモコン、6a,6b,6Aa,6Ab 設備コントローラ、7伝送媒体、8 分岐手段、9 公衆回線中継器、11 公衆回線、12 プロバイダ、13 インターネット、14 プロバイダ、15 公衆回線、16 遠隔監視端末機、17 中央監視装置、61 中央処理手段、62 伝送手段、63 伝送手段、64 記憶手段、65 計時手段、66 運転操作手段、67 表示手段、611 収集処理部、612 送信処理部。

Claims (18)

  1. 室外機と室内機により構成される空気調和機と、
    上記空気調和機の運転操作と運転状態の監視を行う集中リモコンと、
    上記空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、上記空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、上記記憶手段に記憶されている空調機情報を電子メールにて送信する設備コントローラと、
    上記設備コントローラから電子メールにて送信された空調機情報を受信し上記空気調和機の遠隔運転監視を行う遠隔監視端末機とを備えた空気調和システム。
  2. 室外機と室内機により構成される空気調和機と、
    上記空気調和機の運転操作と運転状態の監視を行うと共に、運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、上記空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、上記記憶手段に記憶されている空調機情報を電子メールにて送信する設備コントローラと、
    上記設備コントローラから電子メールにて送信された空調機情報を受信し上記空気調和機の遠隔運転監視を行う遠隔監視端末機とを備えた空気調和システム。
  3. 室外機と室内機により構成される空気調和機と、
    上記空気調和機の運転操作と運転状態の監視を行う集中リモコンと、
    上記空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、上記空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、上記記憶手段に記憶されている空調機情報を送信する設備コントローラと、
    上記設備コントローラから送信された空調機情報を受信し上記空気調和機の運転監視を行う中央監視装置とを備えた空気調和システム。
  4. 室外機と室内機により構成される空気調和機と、
    上記空気調和機の運転操作と運転状態の監視を行うと共に、運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、上記空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、上記記憶手段に記憶されている空調機情報を送信する設備コントローラと、
    上記設備コントローラから送信された空調機情報を受信し上記空気調和機の運転監視を行う中央監視装置とを備えた空気調和システム。
  5. 設備コントローラは予め指定された空気調和機から空調機情報を集中的に収集することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の空気調和システム。
  6. 設備コントローラは、収集した空調機情報のうち、予め設定された条件を満たした空調機情報を送信した空気調和機から空調機情報を集中的に収集することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の空気調和システム。
  7. 設備コントローラは時間を計測する計時手段を備え、上記計時手段が計測した時間に対応して所定の空気調和機から空調機情報を集中的に収集することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の空気調和システム。
  8. 設備コントローラは時間を計測する計時手段を備え、上記計時手段が計測した時間に対応して、公衆回線に接続された遠隔監視端末機又は公衆回線に接続された中央監視装置からの運転制御を可能にすることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の空気調和システム。
  9. 設備コントローラは時間を計測する計時手段を備え、上記計時手段が計測した時間に対応して運転する室内機を選定し、室温と上記室内機の設定温度に基づき、冷房指令又は暖房指令を上記室内機に送信することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の空気調和システム。
  10. 設備コントローラと中央監視装置が公衆回線を介して接続されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の空気調和システム。
  11. 室外機と室内機により構成される空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して送信する設備コントローラにおいて、
    上記空気調和機の運転に係る空調機情報を収集して記憶手段に記憶し、上記空調機情報の収集回数が所定値に達した場合に、上記記憶手段に記憶されている空調機情報を送信するよう指示する収集処理部と、
    上記収集処理部の指示に基づき、上記記憶手段に記憶されている空調機情報を送信する送信処理部とを備えたことを特徴とする設備コントローラ。
  12. 送信処理部は記憶手段に記憶されている空調機情報を電子メールにて送信することを特徴とする請求項11記載の設備コントローラ。
  13. 空気調和機を運転させるための運転操作手段と、
    上記空気調和機の運転状態を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする請求項11又は請求項12記載の設備コントローラ。
  14. 収集処理部は予め指定された空気調和機から空調機情報を集中的に収集することを特徴とする請求項11又は請求項12記載の設備コントローラ。
  15. 収集処理部は、収集した空調機情報のうち、予め設定された条件を満たした空調機情報を送信した空気調和機から空調機情報を集中的に収集することを特徴とする請求項11又は請求項12記載の設備コントローラ。
  16. 時間を計測する計時手段を備え、
    収集処理部は上記計時手段が計測した時間に対応して所定の空気調和機から空調機情報を集中的に収集することを特徴とする請求項11又は請求項12記載の設備コントローラ。
  17. 時間を計測する計時手段を備え、
    上記計時手段が計測した時間に対応して、公衆回線を介した外部からの運転制御を可能にすることを特徴とする請求項11又は請求項12記載の設備コントローラ。
  18. 時間を計測する計時手段を備え、
    上記計時手段が計測した時間に対応して運転する室内機を選定し、室温と上記室内機の設定温度に基づき、冷房指令又は暖房指令を上記室内機に送信することを特徴とする請求項11又は請求項12記載の設備コントローラ。
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