JP3971725B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の端子間を選択的に電気的に接続する分岐・ジョイント回路を有するジョイントコネクタに関する。
例えば車両に配索されるワイヤーハーネスの電線を分岐させたり、複数の電線をジョイントさせたりするためにジョイントコネクタが使用される。この種の従来のジョイントコネクタとして、図10及び図11に示すものがある(例えば、特許文献1参照。)。
このジョイントコネクタ100は、図10及び図11に示すように、複数の端子収容室101及び複数の端子挿入孔102が形成されたコネクタハウジング103と、各端子挿入孔102に挿入され、先端に電極部104aが形成された複数の端子104と、この端子104の電極部104aが露出されたコネクタハウジング103の面に付着され、所望の端子104間を電気的に接続する複数の導電層105とを備えている。
各端子104はコネクタハウジング103の端子収容室101に配置され、図示しない相手コネクタが装着されると、互いに対応する端子104間が電気的に接触される。そして、導電層105で導通された端子104間が接続されることによってジョイントコネクタ100を介してワイヤーハーネス間の電線(いずれも図示せず)を分岐したり、ジョイントしたりするものである。
特開2003−17161号公報
しかしながら、前記従来のジョイントコネクタ100では、互いに隣接する端子104,104同士しか導電層105を介して電気的に接続できず、隣接しない端子104,104間のみを導電層105を介して電気的に接続できない。ここで、非導通の端子104を迂回するように導電層105を形成することによって電気的に導通させることが可能である。しかし、導電層105の迂回路を形成するためのスペースを開けて複数の端子104を配置しなければならず、端子104を高密度実装で配置できないため、ジョイントコネクタ100が大型化するという問題があった。
また、導電層105は、導電ペーストやメッキによって形成され、導通路としての断面積が小さいため、ジョイントコネクタ100が微小電流回路に制限され、大電流回路に対応できないという問題があった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、端子の高密度実装を保持しつつ隣接しない端子間も自由に電気的に接続でき、且つ、大電流回路にも対応できるジョイントコネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、複数の直線状のブスバーが互いに間隔を開けて縦方向に配置された縦ブスバー群と、この縦ブスバー群に間隔を開けて配置され、複数の直線状のブスバーが互いに間隔を開けて横方向に配置された横ブスバー群と、前記縦ブスバー群及び前記横ブスバー群の双方の各ブスバーが交差する各位置で該各ブスバーに貫通され、この貫通された各ブスバーに選択的に導通される複数の端子と、前記縦ブスバー群と前記横ブスバー群及び前記複数の端子を固定すると共に該複数の端子を端子収容室内に配置するコネクタハウジングとを備えたジョイントコネクタであって、前記各ブスバーの交差位置に、前記端子が圧入される小径孔と前記端子が接触せずに挿入される大径孔とが選択的に設けられたことを特徴とする。
このジョイントコネクタでは、縦ブスバー群及び横ブスバー群の各ブスバーと各端子とが自由に導通・非導通状態にされ、所望の端子間が縦横方向に配置された1本以上のブスバーを介して自由に電気的に接続される。また、導通路として断面積の大きいブスバーを使用するため、微小電流回路に制限されない。さらに、縦ブスバー群及び横ブスバー群において共に直線状のブスバーを使用するため、ブスバーのロス材が低減される。特に、ブスバーの交差位置に形成する孔の大きさによって導通させたり、非導通にしたりできる。
請求項2の発明は、請求項1記載のジョイントコネクタであって、前記縦ブスバー群と前記横ブスバー群は、少なくとも一方が二層以上であることを特徴とする。
このジョイントコネクタでは、請求項1の発明の作用に加え、縦ブスバー群や横ブスバー群を増やすことによって複雑な分岐・ジョイント回路に対応できる。
請求項の発明は、請求項1又は請求項記載のジョイントコネクタであって、前記縦ブスバー群と前記横ブスバー群との間に絶縁シートが介在されたことを特徴とする。
このジョイントコネクタでは、請求項1又は請求項の発明の作用に加え、縦ブスバー群のブスバーと横ブスバー群のブスバーとの間の絶縁距離が確実に保持される。
請求項の発明は、請求項記載のジョイントコネクタであって、前記縦ブスバー群と前記横ブスバー群との間に絶縁シートが介在され、前記各ブスバーの交差位置に対応する前記絶縁シートの各位置に、前記小径孔より大きく、且つ、前記大径孔より小さい中径孔が設けられたことを特徴とする。
このジョイントコネクタでは、請求項の発明の作用に加え、端子がブスバーの小径孔に挿入される過程にあって絶縁シートに干渉されることなく端子が小径孔に圧入され、また、端子がブスバーの大径孔に挿入される過程にあって端子が所定の位置よりシフトした位置で挿入されると、端子が絶縁シートの干渉を受けて所定の位置側に補正される。
請求項の発明は、請求項記載のジョイントコネクタであって、前記絶縁シートに前記縦ブスバー群及び前記横ブスバー群の各ブスバーを設置するブスバー設置溝が設けられていることを特徴とする。
このジョイントコネクタでは、請求項の発明の作用に加え、各ブスバーが所定の位置に容易に設置され、また、振動等による各ブスバーの位置ずれが確実に防止される。
請求項の発明は、複数の直線状のブスバーが互いに間隔を開けて縦方向に配置された縦ブスバー群と、この縦ブスバー群に間隔を開けて配置され、複数の直線状のブスバーが互いに間隔を開けて横方向に配置された横ブスバー群と、前記縦ブスバー群及び前記横ブスバー群の双方の各ブスバーが交差する各位置で該各ブスバーに貫通され、この貫通された各ブスバーに選択的に導通される複数の端子と、前記縦ブスバー群と前記横ブスバー群及び前記複数の端子を固定すると共に該複数の端子を端子収容室内に配置するコネクタハウジングとを備えたジョイントコネクタであって、前記縦ブスバー群及び前記横ブスバー群における端子挿入方向の上流面に絶縁シートがそれぞれ設けられ、前記各ブスバーの交差位置に、前記端子が挿入される端子圧入孔が設けられ、前記各ブスバーの交差位置に対応する前記各絶縁シートの箇所に、前記端子の断面形状より少なくとも大きな端子非干渉孔と、前記端子の断面形状より少なくとも一部で小さく、前記端子の挿入過程で周縁の舌辺部が捲れる端子干渉孔とが選択的に設けられたことを特徴とする。
このジョイントコネクタでは、絶縁シートに形成する孔の形態を可変することによって端子とブスバーとを導通させたり、非導通にしたりできる。
請求項の発明は、請求項記載のジョイントコネクタであって、前記端子圧入孔に前記端子が挿入されると外側に撓み変形する撓み周縁部が設けられたことを特徴とする。
このジョイントコネクタでは、請求項の発明の作用に加え、各ブスバーに形成する孔の形態は同一で良く、絶縁シートに形成する孔の形態を可変することによって端子とブスバーとを導通させたり、非導通にしたりできる。
請求項の発明は、請求項記載のジョイントコネクタであって、前記ブスバーの前記端子圧入孔は四辺を有する形状であり、前記端子干渉孔は前記端子圧入孔の四辺に突出する舌辺部を周縁に有する形状であることを特徴とする。
このジョイントコネクタでは、請求項の発明の作用に加え、端子が非導通とされるブスバーの交差位置で、端子と端子圧入孔の四辺との間に絶縁シートの舌辺部が介在される。
請求項の発明は、請求項記載のジョイントコネクタであって、前記絶縁シートに前記縦ブスバー群及び前記横ブスバー群の各ブスバーを設置するブスバー設置溝が設けられていることを特徴とする。
このジョイントコネクタでは、請求項の発明の作用に加え、各ブスバーが所定の位置に容易に設置され、また、振動等による各ブスバーの位置ずれが確実に防止される。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、縦方向に配置された縦ブスバー群と、横方向に配置された横ブスバー群と、双方のブスバーが交差する各位置で貫通され、貫通された各ブスバーに選択的に導通される複数の端子と備えたので、縦ブスバー群及び横ブスバー群の各ブスバーと各端子とを自由に導通・非導通状態にすることができ、所望の端子間を縦横方向に配置された1本以上のブスバーを介して自由に電気的に接続することができる。このため、隣接されたブスバー間を微小間隔で配置した状態、つまり、端子の高密度実装を保持しつつ隣接しない端子間も自由に接続することができる。また、導通路として断面積の大きいブスバーを使用するため、微小電流回路に制限されず大電流回路に対応させることができる。さらに、縦ブスバー群及び横ブスバー群において共に直線状のブスバーを使用するため、ブスバーのロス材を低減することができる。特に、各ブスバーの交差位置に小径孔と大径孔を選択的に設けたので、ブスバーの交差位置に形成する孔の大きさによって導通させたり、非導通にしたりできる。従って、導通・非導通を簡単な加工で実現することができる。
請求項2の発明によれば、縦ブスバー群と横ブスバー群の少なくとも一方を二層以上としたので、縦ブスバー群や横ブスバー群を増やすことによって複雑な分岐・ジョイント回路に対応させることができる。
請求項の発明によれば、縦ブスバー群と横ブスバー群との間に絶縁シートを介在したので、縦ブスバー群のブスバーと横ブスバー群のブスバーとの間の絶縁距離を確実に保持することができる。従って、双方間のショート等を確実に防止することができる。
請求項の発明によれば、各ブスバーの交差位置に対応する絶縁シートの各位置に中径孔を設けたので、端子がブスバーの小径孔に挿入される過程にあって絶縁シートに干渉されることなく端子が小径孔に圧入され、また、端子がブスバーの大径孔に挿入される過程にあって端子が所定の位置よりシフトした位置で挿入されると、端子が絶縁シートの干渉を受けて所定の位置側に補正される。従って、端子がブスバーの小径孔の位置では確実に導通され、且つ、ブスバーの大径孔の位置では確実に非導通にされる。
請求項の発明によれば、絶縁シートにブスバー設置溝を設けたので、各ブスバーを所定の位置に容易に設置することができ、また、振動等による各ブスバーの位置ずれを確実に防止することができる。
請求項の発明によれば、縦ブスバー群及び横ブスバー群における端子挿入方向の上流面に絶縁シートをそれぞれ設け、各ブスバーの交差位置に端子圧入孔を設け、各ブスバーの交差位置に対応する各絶縁シートの箇所に端子非干渉孔と端子干渉孔とを選択的に設けたので、絶縁シートに形成する孔の形態を可変することによって端子とブスバーとを導通させたり、非導通にしたりできる。
請求項の発明によれば、端子圧入孔に端子が挿入されると外側に撓み変形する撓み周縁部を設けたので、各ブスバーに形成する孔の形態は同一で良く、絶縁シートに形成する孔の形態を可変することによって端子とブスバーとを導通させたり、非導通にしたりできる。従って、同じ孔パターンのブスバーを使用することができ、ブスバーの製造を容易に行うことができる。
請求項の発明によれば、ブスバーの端子圧入孔は四辺を有する形状であり、端子干渉孔はその四辺に突出する舌辺部を周縁に有する形状であるので、端子が非導通とされるブスバーの交差位置で、端子と端子圧入孔の四辺との間に絶縁シートの舌辺部を介在することができ、確実に非導通にすることができる。
請求項の発明によれば、絶縁シートにブスバー設置溝を設けたので、各ブスバーを所定の位置に容易に設置することができ、また、振動等による各ブスバーの位置ずれを確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施形態を示し、図1はジョイントコネクタの分解斜視図、図2はジョイントコネクタの要部の拡大断面図、図3はブスバーの小径孔及び大径孔と各絶縁シートの中径孔との大きさを説明する図、図4は端子が各ブスバーと第1及び第2絶縁シートに貫通された状態を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、ジョイントコネクタ1Aは、合成樹脂製の略方形箱状のコネクタハウジング2を有し、このコネクタハウジング2は、ハウジング本体3と、このハウジング本体3の後方に着脱自在に取り付けられるカバー4とから構成されている。
ハウジング本体3の内部には仕切壁5が設けられ、この仕切壁5を境として前方に端子収容室6が、後方に部品収容室7がそれぞれ形成されている。仕切壁5には縦横方向の所定間隔毎に端子挿入孔8が形成されている。カバー4は部品収容室7の後面を塞ぐように配置されている。
複数の端子10は、断面が正方形状で、且つ、ほぼストレートなロッド状を有し、仕切壁5の各端子挿入孔8に圧入等されることによってそれぞれハウジング本体3に固定されている。端子10は、端子挿入方向Tの後方側が端子収容室6に立設され、端子挿入方向Tの前方側が部品収容室7に突出されている。
部品収容室7には端子挿入方向Tから順に第1縦ブスバー群11、第1絶縁シート12、横ブスバー群13、第2絶縁シート14、第2縦ブスバー群15が積層状態で配置されている。
第1,第2縦ブスバー群11,15のそれぞれは、複数の直線状のブスバー16が互いに間隔を開けて縦方向に配置されている。横ブスバー群13は、複数の直線状のブスバー16が互いに間隔を開けて横方向に配置されている。各ブスバー16は、導電性で、且つ、剛性の高い金属材より形成されており、大電流を通電できる十分な断面寸法を有している。各群のブスバー16の交差位置には、大きさが異なるが共に四角形の小径孔18又は大径孔19が選択的に形成されている。
図3及び図4に示すように、小径孔18は端子10が圧入される小寸法L1を有し、貫通された端子10の外周面が内周面に密着されている。大径孔19は端子10が接触せずに挿入される大寸法L2を有し、貫通された端子10の外周面が間隙を持って配置されている。つまり、端子10を導通させるブスバー16の箇所には小径孔18が、端子10を導通させない箇所には大径孔19が、それぞれ形成されている。
第1,第2絶縁シート12,14のそれぞれは絶縁材より形成され、その両面側にブスバー設置溝12a,14aが形成されている。このブスバー設置溝12a,14aに各ブスバー16が設置されており、これにより、各ブスバー16が位置決めされるようになっている。また、各ブスバー16の交差位置に対応する第1,第2絶縁シート12,14のそれぞれの位置には、小径孔18より大きく、且つ、大径孔19より小さい中寸法L3の中径孔20が形成されている。
次に、上記ジョイントコネクタ1Aの組立手順を説明する。ハウジング本体3の部品収容室7に第1縦ブスバー群11、第1絶縁シート12、横ブスバー群13、第2絶縁シート14、第2縦ブスバー群15の順に挿入し、これらを挿入した部品収容室7の後方をカバー4で塞ぐ。これにより、収容した第1縦ブスバー群11等はコネクタハウジング2内に固定される。
次に、端子収容室6側より仕切壁5の各端子挿入孔8に各端子10を挿入すると、端子10の先端側が第1縦ブスバー群11のブスバー16、第1絶縁シート12、横ブスバー群13のブスバー16、第2絶縁シート14、第2縦ブスバー群15のブスバー16の順に貫通する。そして、各ブスバー16の貫通位置に小径孔18が形成されている箇所では、端子10が小径孔18に圧入されるため、端子10とブスバー16間が導通される。各ブスバー16の貫通位置に大径孔19が形成されている箇所では、端子10の外周面が大径孔19の内周面に間隙を持って配置されるため、端子10とブスバー16間が非導通にされる。
以上、このジョイントコネクタ1Aでは、第1,第2縦ブスバー群11,15と横ブスバー群13の各ブスバー16と各端子10とを自由に導通・非導通状態にすることができ、所望の端子10間を縦横方向に配置された1本以上のブスバー16を介して自由に電気的に接続することができる。このため、隣接されたブスバー16間を微小間隔で配置した状態、つまり、端子10の高密度実装を保持しつつ隣接しない端子10間も自由に接続することができる。また、導通路として断面積の大きいブスバー16を使用するため、微小電流回路に制限されず大電流回路に対応させることができる。さらに、第1,第2縦ブスバー群11,15と横ブスバー群13において共に直線状のブスバー16を使用するため、ブスバー16のロス材を低減することができ、その分低コスト化を図ることができる。
この第1実施形態では、縦ブスバー群として第1,第2縦ブスバー群11,15の2層を設け、横ブスバー群13を含めて全部でブスバー群を3層に設定したが、縦ブスバー群と横ブスバー群を共に一層ずつに設定しても良い。但し、縦ブスバー群と横ブスバー群の層数を多くすればすれほど複雑な分岐・ジョイント回路を形成することができる。
この第1実施形態では、各ブスバー16の交差位置には、端子10が圧入される小径孔18と端子10が接触せずに挿入される大径孔19とが選択的に設けられたので、ブスバー16の交差位置に形成する孔の大きさによって導通させたり、非導通にしたりできる。従って、導通・非導通を簡単な加工で実現することができる。
この第1実施形態では、第1,第2縦ブスバー群11,15と横ブスバー群13との間には第1,第2絶縁シート12,14がそれぞれ介在されているので、第1縦ブスバー群11のブスバー16と横ブスバー群13のブスバー16との間、横ブスバー群13のブスバー16と第2縦ブスバー群15のブスバー16との間の絶縁距離を確実に保持することができる。従って、双方間のショート等を確実に防止することができる。
この第1実施形態では、各ブスバー16の交差位置に対応する第1,第2絶縁シート12,14の各位置には、小径孔18より大きく、且つ、大径孔19より小さい中径孔20が設けられているので、端子10がブスバー16の小径孔18に挿入される過程にあって第1,第2絶縁シート12,14に干渉されることなく小径孔18に圧入することができる。また、端子10がブスバー16の大径孔19に挿入される過程にあって端子10が所定の位置よりシフトした位置で挿入されると、端子10が第1,第2絶縁シート12,14の干渉を受けて所定の位置側に補正される。従って、端子10がブスバー16の小径孔18の位置では確実に導通させることができ、且つ、ブスバー16の大径孔19の位置では確実に非導通にすることができる。
この第1実施形態では、第1,第2絶縁シート12,14には第1及び第2縦ブスバー群11,15と横ブスバー13の各ブスバー16を設置するブスバー設置溝12a,14aが設けられているので、各ブスバー16を所定の位置に容易に設置することができ、また、振動等による各ブスバー16の位置ずれを確実に防止することができる。
図5〜図9は本発明の第2実施形態を示し、図5はジョイントコネクタの分解斜視図、図6はブスバーの正面図、図7は第1絶縁シート(又は第2絶縁シート又は第3絶縁シート)の正面図、図8は端子を第1絶縁シート(又は第2絶縁シート又は第3絶縁シート)及びブスバーに挿入する前の状態を示す断面図、図9は端子を第1絶縁シート(又は第2絶縁シート又は第3絶縁シート)及びブスバーに挿入した状態を示す断面図である。
図5に示すように、この第2実施形態のジョイントコネクタ1Bでは、ハウジング本体3の部品収容室7に端子挿入方向Tより第1絶縁シート21、第1縦ブスバー群22、第2絶縁シート23、横ブスバー群24、第3絶縁シート25、第2縦ブスバー群26の順に積層状態で配置されている。
第1,第2縦ブスバー群21,26と横ブスバー群24の各ブスバー27の交差位置には、図6にく示すように、端子10が挿入されると撓み周縁部28aが外側に撓み変形する端子圧入孔28がそれぞれ設けられている。つまり、第1実施形態と異なり、各ブスバー27の各交差位置には同一の孔パターンが形成される。
各ブスバー27の交差位置に対応する第1,第2,第3絶縁シート21,23,25の箇所には、図7に示すように、端子10の断面形状より少なくとも大きい端子非干渉孔29と、端子10の断面形状より少なくとも一部で小さい舌辺部30aを周縁に有し、端子10の挿入過程で舌辺部30aが捲れる端子干渉孔30とが選択的に設けられている。具体的には、ブスバー27の端子圧入孔28は、一対の対向する辺が内側に湾曲した略四角形状に形成され、その湾曲した部分が撓み周縁部28aとして形成されている。第1,第2,第3絶縁シート21,23,25の端子非干渉孔29は端子圧入孔28の撓み周縁部28aが外側に撓み変形した大きさより若干だけ大きい四角形状に形成されている。第1,第2,第3絶縁シート21,23,25の端子干渉孔30は端子非干渉孔29と同一形状を基本形とし、且つ、その四辺の内側に舌辺部30aを有する形状に形成されている。
また、第1,第2,第3絶縁シート21,23,25には、前記第1実施形態と同様に、第1,第2縦ブスバー群22,26や横ブスバー群24の各ブスバー27を設置するブスバー設置溝31が設けられている。尚、他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、上記ジョイントコネクタ1Bの組立手順を説明する。ハウジング本体3の部品収容室7に第1絶縁シート21、第1縦ブスバー群22、第2絶縁シート23、横ブスバー群24、第3絶縁シート25、第2縦ブスバー群26の順に挿入し、これらを挿入した部品収容室7の後方をカバー4で塞ぐ。これにより、収容した第1絶縁シート21等はコネクタハウジング2内に固定される。
次に、図8に示すように、端子収容室6側より仕切壁5の各端子挿入孔8に各端子10を挿入すると、端子10の先端側が第1絶縁シート21、第1縦ブスバー群22のブスバー27、第2絶縁シート23、横ブスバー群24のブスバー27、第3絶縁シート25、第2縦ブスバー群26のブスバー27の順に貫通する。
そして、図9に示すように、各ブスバー27の手前の第1,第2,第3絶縁シート21,23,25の箇所に端子非干渉孔29が形成されている箇所では、端子10が端子圧入孔28に直に圧入されるため、端子10とブスバー27間が導通される。また、各ブスバー27の手前の第1,第2,第3絶縁シート21,23,25の箇所に端子干渉孔30が形成されている箇所では、端子10の挿入によって舌辺部30aが捲れ、捲れた舌辺部30aが端子10の外周面と端子圧入孔28の内周面との間に介在されるため、端子10とブスバー27間が非導通にされる。
以上、このジョイントコネクタ1Bでも、第1,第2縦ブスバー群22,26と横ブスバー群24の各ブスバー27と各端子10とを自由に導通・非導通状態にすることができ、所望の端子10間を縦横方向に配置された1本以上のブスバー27を介して自由に電気的に接続することができる。このため、隣接されたブスバー27,27間を微小間隔で配置した状態、つまり、端子10の高密度実装を保持しつつ隣接しない端子10,10間も自由に接続することができる。また、導通路として断面積の大きいブスバー27を使用するため、微小電流回路に制限されず大電流回路に対応させることができる。さらに、第1,第2縦ブスバー群22,26と横ブスバー群24において共に直線状のブスバー27を使用するため、ブスバー27のロス材を低減することができ、その分低コスト化を図ることができる。
その上、端子圧入孔28に端子10が挿入されると外側に撓み変形する撓み周縁部28aを設けたので、各ブスバー27に形成する端子圧入孔28等の孔の形態は同一で良く、第1,第2,第3絶縁シート21,23,25に形成する孔の形態を可変することによって端子10とブスバー27とを導通させたり、非導通にしたりできる。従って、同じ孔パターンのブスバー27を使用することができ、ブスバー27の製造を容易行うことができる。
この第2実施形態では、ブスバー27の端子圧入孔28は四辺を有する略四角形状であり、端子干渉孔30は端子圧入孔28の四辺に突出する舌辺部30aを有する形状に形成したので、端子10が非導通とされるブスバー27の交差位置では、端子10と端子圧入孔28の四辺との間に第1,第2,第3絶縁シート21,23,25の舌辺部30aが介在される。従って、確実に非導通にできる。
この第2実施形態では、第1,第2,第3絶縁シート21,23,25には第1,第2縦ブスバー群22,26や横ブスバー群24の各ブスバー27を設置するブスバー設置溝31がそれぞれ設けられているので、各ブスバー27を所定の位置に容易に設置することができ、また、振動等による各ブスバー27の位置ずれを確実に防止することができる。
この第2実施形態では、縦ブスバー群として第1,第2縦ブスバー群22,26の2層を設け、横ブスバー群24を含めて全部でブスバー群を3層に設定したが、縦ブスバー群と横ブスバー群を共に一層ずつに設定しても良い。但し、縦ブスバー群と横ブスバー群の層数を多くすればすれほど複雑な分岐回路を形成することができる。
尚、前記第1実施形態では、小径孔18及び大径孔19を四角形状に形成したが、その形状は丸形や第2実施形態のような撓み部を有した形状でもそれ以外の形状でも良い。また、前記第2実施形態では、端子圧入孔28を略四角形状に形成したが、その形状は丸形でもそれ以外の形状でも良い。さらに、前記第1及び第2実施形態では、端子10の断面形状を四角形状に形成したが、丸形状でもそれ以外の形状でも良い。
本発明の第1実施形態を示し、ジョイントコネクタの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、ジョイントコネクタの要部の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ブスバーの小径孔及び大径孔と絶縁シートの中径孔との大きさを説明する図である。 本発明の第1実施形態を示し、端子が各ブスバーと第1及び第2絶縁シートに貫通された状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、ジョイントコネクタの分解斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、ブスバーの正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、第1絶縁シート(又は第2絶縁シート又は第3絶縁シート)の正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、端子を第1絶縁シート(又は第2絶縁シート又は第3絶縁シート)及びブスバーに挿入する前の状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、端子を第1絶縁シート(又は第2絶縁シート又は第3絶縁シート)及びブスバーに挿入した状態を示す断面図である。 従来例を示し、ジョイントコネクタの正面図である。 従来例を示し、ジョイントコネクタの断面図である。
符号の説明
1A,1B ジョイントコネクタ
2 コネクタハウジング
6 端子収容室
10 端子
11 第1縦ブスバー群(縦ブスバー群)
12 第1絶縁シート(絶縁シート)
12a ブスバー設置溝
13 横ブスバー群
14 第2絶縁シート(絶縁シート)
14a ブスバー設置溝
15 第2縦ブスバー群(縦ブスバー群)
16 ブスバー
18 小径孔
19 大径孔
20 中径孔
21 第1絶縁シート(絶縁シート)
22 第1縦ブスバー群(縦ブスバー群)
23 第2絶縁シート(絶縁シート)
24 横ブスバー群
25 第3絶縁シート(絶縁シート)
26 第2縦ブスバー群(縦ブスバー群)
27 ブスバー
28 端子圧入孔
28a 撓み周縁部
29 端子非干渉孔
30 端子干渉孔
30a 舌辺部
31 ブスバー設置溝
T 端子挿入方向

Claims (9)

  1. 複数の直線状のブスバーが互いに間隔を開けて縦方向に配置された縦ブスバー群と、この縦ブスバー群に間隔を開けて配置され、複数の直線状のブスバーが互いに間隔を開けて横方向に配置された横ブスバー群と、前記縦ブスバー群及び前記横ブスバー群の双方の各ブスバーが交差する各位置で該各ブスバーに貫通され、この貫通された各ブスバーに選択的に導通される複数の端子と、前記縦ブスバー群と前記横ブスバー群及び前記複数の端子を固定すると共に該複数の端子を端子収容室内に配置するコネクタハウジングとを備えたジョイントコネクタであって、
    前記各ブスバーの交差位置に、前記端子が圧入される小径孔と前記端子が接触せずに挿入される大径孔とが選択的に設けられたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 請求項1記載のジョイントコネクタであって、
    前記縦ブスバー群と前記横ブスバー群は、少なくとも一方が二層以上であることを特徴とするジョイントコネクタ。
  3. 請求項1又は請求項記載のジョイントコネクタであって、
    前記縦ブスバー群と前記横ブスバー群との間に絶縁シートが介在されたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  4. 請求項記載のジョイントコネクタであって、
    前記縦ブスバー群と前記横ブスバー群との間に絶縁シートが介在され、前記各ブスバーの交差位置に対応する前記絶縁シートの各位置に、前記小径孔より大きく、且つ、前記大径孔より小さい中径孔が設けられたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  5. 請求項記載のジョイントコネクタであって、
    前記絶縁シートに前記縦ブスバー群及び前記横ブスバーの各ブスバーを設置するブスバー設置溝が設けられていることを特徴とするジョイントコネクタ。
  6. 複数の直線状のブスバーが互いに間隔を開けて縦方向に配置された縦ブスバー群と、この縦ブスバー群に間隔を開けて配置され、複数の直線状のブスバーが互いに間隔を開けて横方向に配置された横ブスバー群と、前記縦ブスバー群及び前記横ブスバー群の双方の各ブスバーが交差する各位置で該各ブスバーに貫通され、この貫通された各ブスバーに選択的に導通される複数の端子と、前記縦ブスバー群と前記横ブスバー群及び前記複数の端子を固定すると共に該複数の端子を端子収容室内に配置するコネクタハウジングとを備えたジョイントコネクタであって、
    前記縦ブスバー群及び前記横ブスバー群における端子挿入方向の上流面に絶縁シートがそれぞれ設けられ、前記各ブスバーの交差位置に、前記端子が挿入される端子圧入孔が設けられ、前記各ブスバーの交差位置に対応する前記各絶縁シートの箇所に、前記端子の断面形状より少なくとも大きな端子非干渉孔と、前記端子の断面形状より少なくとも一部で小さく、前記端子の挿入過程で周縁の舌辺部が捲れる端子干渉孔とが選択的に設けられたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  7. 請求項記載のジョイントコネクタであって、
    前記端子圧入孔に前記端子が挿入されると外側に撓み変形する撓み周縁部が設けられたことを特徴とするジョイントコネクタ。
  8. 請求項記載のジョイントコネクタであって、
    前記ブスバーの前記端子圧入孔は四辺を有する形状であり、前記端子干渉孔は前記端子圧入孔の四辺に突出する舌辺部を周縁に有する形状であることを特徴とするジョイントコネクタ。
  9. 請求項記載のジョイントコネクタであって、
    前記絶縁シートに前記縦ブスバー群及び前記横ブスバー群の前記各ブスバーを設置するブスバー設置溝が設けられていることを特徴とするジョイントコネクタ。
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