JP3971718B2 - 冗長パス確立システムおよびユーザノード装置およびノード装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基幹ネットワークを介して1つのユーザノード装置と他のユーザノード装置との間の現用パスおよび予備パスを含む冗長パスを確立させるための冗長パス確立技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の冗長パス確立システムにおいては、冗長パスを構成する現用パスが確立された後、ノードが自律的に最適な予備パスを選択し、選択された予備パスの確立が自動的に開始されることにより、予備パスの経路設計、保守作業などを削減するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、図5は、この種の従来の冗長パス確立システムに係わるシステム構成図であり、図5に示すように、冗長パス確立システム5000は、基幹ネットワーク500と通信可能に接続されたユーザノード装置501と、基幹ネットワーク500を構成するノード装置502およびノード装置502間の冗長パス20を中継する中継ノード装置103と、ノード装置502のアドレスに関する情報を管理するアドレス情報管理装置104とを含むように構成する。
【0004】
例えば、ユーザノード装置501−1とユーザノード装置501−2との間の冗長パス20を確立させるとき、ユーザノード装置501−1が、ユーザノード装置501−1およびユーザノード装置501−2と基幹ネットワーク500とを接続する各リンクを示すリンクアドレスを含む冗長パス情報をノード装置502−1およびノード装置502−2のうちいずれか一方に送信する。この例では、ユーザノード装置501−1が冗長パス情報をノード装置502−1に送信するものとする。
【0005】
ユーザノード装置501−1から送信された冗長パス情報を受信したノード装置502−1は、リンクアドレスに基づいてアドレス情報管理装置104から、基幹ネットワーク500内のパス21およびパス22の終端となるノード装置502−3およびノード装置502−4の終端アドレスを取得し、取得されたそれぞれの終端アドレスに基づいて冗長パス20の経路を算出し(例えば、非特許文献1参照)、算出された冗長パス経路にしたがってパス21およびパス22のうちいずれか一方を確立させ、ユーザノード装置501−1に冗長パス経路を通知する。この例では、パス21が確立されたものとする。
【0006】
ユーザノード装置501−1は、通知された冗長パス経路にしたがって他方のパス22を確立させるため、ノード装置502−2に冗長パス情報を送信することにより、冗長パス20を確立させる(例えば、非特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−344491号公報(16段落から23段落)
【非特許文献1】
Ramesh Bhandari著「Survivable Networks」Kluwer Acdemic Publishers出版、P185
【非特許文献2】
OIF(Optical Internetworking Forum)発行「OIF2002.380.0」
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の冗長パス確立システムでは、ユーザノード装置が冗長パスを構成する各パスを1つずつ確立させる必要があるため、冗長パスを確立させる時間を多大に費やしてしまうという課題が残されていた。
【0009】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、冗長パスを高速に確立させることができる冗長パス確立システムおよびユーザノード装置およびノード装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の観点は、基幹ネットワークと通信可能に接続された第一のユーザノード装置および第二のユーザノード装置と、前記基幹ネットワークを構成する複数のノード装置と、前記ノード装置のアドレスに関する情報を管理するアドレス情報管理装置とを備え、前記第一のユーザノード装置と前記第二のユーザノード装置との間の冗長パスを確立させる冗長パス確立システムである。
【0011】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記第一のユーザノード装置は、自己および前記第二のユーザノード装置と前記基幹ネットワークとを接続する各リンクを示すリンクアドレスを格納するリンクアドレス格納手段と、前記各リンクアドレスおよび自己に接続されたノード装置のアドレスを含む冗長パス情報を生成する冗長パス情報生成手段と、この冗長パス情報生成手段によって生成された冗長パス情報を前記ノード装置それぞれに送信する冗長パス情報送信手段とを備え、前記ノード装置は、前記第一のユーザノード装置から送信された冗長パス情報を受信する冗長パス情報受信手段と、前記冗長パス情報受信手段によって受信された冗長パス情報に基づき自己が前記冗長パスを構成する各パスが経由する予定の複数のノード装置の中で当該冗長パスの確立処理の実行が割当てられたノード装置である主ノードか否かを判断する主ノード判断手段と、この主ノード判断手段が自己が主ノードと判断したときに、前記アドレス情報管理装置から前記基幹ネットワーク内の前記冗長パスを構成する各パスの終端となる前記ノード装置のアドレスを表す終端アドレスを取得する終端アドレス取得手段と、この終端アドレス取得手段によって取得されたそれぞれの終端アドレスに基づいて前記冗長パスの経路を算出する冗長パス経路算出手段と、この冗長パス経路算出手段によって算出された冗長パス経路に従って前記冗長パスを構成する各パスをほぼ同時に確立させる冗長パス確立手段とを備えたところにある(請求項1)。
【0012】
この構成により、ユーザノード装置から送信された冗長パス情報を受信したノード装置が、冗長パスを構成する各パスをほぼ同時に確立させるため、冗長パスを高速に確立させることができる。
【0013】
前記冗長パス確立手段は、前記冗長パス経路算出手段によって算出された冗長パス経路に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを設定すると共に当該冗長パス経路の情報を当該冗長パスを構成する各パスが経由する予定の他のノード装置に通知する手段と、自己が冗長パス経路の情報を通知されたときには、当該冗長パス経路の情報に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを設定する手段とを備え、前記ユーザノード装置は、前記冗長パス経路の情報を通知されたときには、当該冗長パス経路の情報に基づき当該冗長パスを設定する手段を備えることができる(請求項2)。
【0014】
すなわち、本発明では、主ノードに相当するノード装置が冗長パス経路を算出し、他のノード装置は、個々に冗長パス経路を算出する必要なく、当該主ノードに相当するノード装置の指示に従い冗長パスを構成する各パスをほぼ同時に確立することを特徴とする。
【0015】
前記基幹ネットワークは、前記ノード装置間の前記冗長パスを中継する複数の中継ノード装置を含み、前記冗長パス経路算出手段は、前記冗長パスを構成する各パスが互いに異なる前記中継ノード装置に確立されるような経路算出アルゴリズムを使用して前記冗長パスの経路を算出する手段を備えることができる(請求項3)。
【0016】
この構成により、冗長パスを構成する各パスが互いに異なる中継ノード装置に存在するため、1つのパスを収容する中継ノード装置が故障したときでも、他方のパスが確実に使用でき、信頼性を高めることができる。
【0017】
前記冗長パス情報生成手段は、主ノード情報を含む前記冗長パス情報を生成する手段を備え、前記主ノード判断手段は、前記冗長パス情報に含まれる主ノード情報に応じて自己が冗長パスを確立させる主ノードか否かを判断する手段を備えることができる(請求項4)。
【0018】
このとき、前記主ノード情報は、冗長パスを構成する各パスが経由する予定の複数のノード装置のアドレス値の情報であり、前記主ノードか否かを判断する手段は、前記アドレス値の情報に基づき所定の条件を満たすアドレス値を有するノード装置を主ノードと判断する手段を備えることができる(請求項5)。例えば、複数のノード装置のアドレス値の中で最も大きなアドレス値を有するノード装置を主ノードとして選択するといったことができる。この場合には、ユーザノード装置では、主ノード選択のための処理を全く必要とせず、ユーザノード装置の処理負荷を軽減させることができる。
【0019】
あるいは、前記主ノード情報は、冗長パスを構成する各パスが経由する予定の複数のノード装置の中からあらかじめ選択されたノード装置のアドレス値を示す情報であり、前記主ノードか否か判断する手段は、当該アドレス値を有するノード装置を主ノードと判断する手段を備えることができる(請求項6)。例えば、ユーザノード装置において冗長パス情報を生成する際に、複数のノード装置の中から主ノードとなるノード装置を選択しておき、そのノード装置のアドレス値を示す情報を冗長パス情報に書き込んでおく。主ノードか否か判断する手段は、このアドレス値を参照して主ノードか否かを判断する。
【0020】
なお、ノード装置の選択方法は、無作為抽出でもよいし、前者のように所定の条件を満たすアドレス値を選択してもよい。後者の場合は、ノード装置が冗長パス情報を受け取ってから後に、主ノード選択のための演算処理を必要としないので処理の簡単化、高速化が図れる。また、この場合には、ユーザノード装置が主ノードを決定するため、ユーザノード装置の利用者にとって最も好都合なノード装置を主ノードとして選択することができるため、利便性の高いサービスを利用者に提供することができる。
【0021】
本発明の第二の観点は、複数のノード装置によって構成される基幹ネットワークと通信可能に接続され、前記ノード装置を介して他のユーザノード装置との冗長パスを確立させるユーザノード装置である。
【0022】
ここで、本発明の特徴とするところは、自己および他のユーザノード装置と前記基幹ネットワークとを接続する各リンクを示すリンクアドレスを格納するリンクアドレス格納手段と、前記各リンクアドレスおよび自己に接続されたノード装置のアドレスを含む冗長パス情報を生成する冗長パス情報生成手段と、この冗長パス情報生成手段によって生成された冗長パス情報を前記ノード装置それぞれに送信する冗長パス情報送信手段と、前記冗長パス情報に基づき前記ノード装置により算出された冗長パス経路の情報を通知されたときには、当該冗長パス経路の情報に基づき当該冗長パスを設定する手段とを備えたところにある(請求項7)。
【0023】
この構成により、ユーザノード装置から送信された冗長パス情報を受信したノード装置が、冗長パスを構成する各パスをほぼ同時に確立させるため、冗長パスを高速に確立させることができる。
【0024】
本発明の第三の観点は、基幹ネットワークと通信可能に接続された第一のユーザノード装置および第二のユーザノード装置との間の冗長パスを確立させ、アドレスに関する情報を管理するアドレス情報管理装置と通信する前記基幹ネットワークを構成するノード装置である。
【0025】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記第一のユーザノード装置から送信された冗長パス情報を受信する冗長パス情報受信手段と、この冗長パス情報受信手段によって受信された冗長パス情報に基づいて自己が前記冗長パスを構成する各パスが経由する予定の複数のノード装置の中で当該冗長パスの確立処理の実行が割当てられたノード装置である主ノードか否かを判断する主ノード判断手段と、この主ノード判断手段が自己が主ノードと判断したとき、前記アドレス情報管理装置から前記基幹ネットワーク内の前記冗長パスを構成する各パスの終端となる前記ノード装置のアドレスを表す終端アドレスを取得する終端アドレス取得手段と、この終端アドレス取得手段によって取得されたそれぞれの終端アドレスに基づいて前記冗長パスの経路を算出する冗長パス経路算出手段と、この冗長パス経路算出手段によって算出された冗長パス経路に従って前記冗長を構成する各パスをほぼ同時に確立させる冗長パス確立手段とを備えたところにある(請求項8)。
【0026】
この冗長パス確立手段は、前記冗長パス経路算出手段によって算出された冗長パス経路に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを設定すると共に当該冗長パス経路の情報を当該冗長パスを構成する各パスが経由する予定の他のノード装置に通知する手段と、自己が冗長パス経路の情報を通知されたときには、当該冗長パス経路の情報に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを設定する手段とを備えることができる(請求項9)。
【0027】
この構成により、ユーザノード装置から送信された冗長パス情報に基づいて冗長パスを構成する各パスをほぼ同時に確立させるため、冗長パスを高速に確立させることができる。
【0028】
本発明の第四の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、複数のノード装置によって構成される基幹ネットワークと通信可能に接続され、前記ノード装置を介して他のユーザノード装置との冗長パスを確立させるユーザノード装置に相応する機能を実現させるプログラムである。
【0029】
ここで、本発明の特徴とするところは、自己および他のユーザノード装置と前記基幹ネットワークとを接続する各リンクを示すリンクアドレスを格納するリンクアドレス格納機能と、前記各リンクアドレスおよび自己に接続されたノード装置のアドレスを含む冗長パス情報を生成する冗長パス情報生成機能と、この冗長パス情報生成機能によって生成された冗長パス情報を前記ノード装置それぞれに送信する冗長パス情報送信機能と、前記冗長パス情報に基づき前記ノード装置により算出された冗長パス経路の情報を通知されたときには、当該冗長パス経路の情報に基づき当該冗長パスを設定する機能とを実現させるところにある(請求項10)。
【0030】
また、本発明のプログラムは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、基幹ネットワークと通信可能に接続された第一のユーザノード装置および第二のユーザノード装置との間の冗長パスを確立させ、アドレスに関する情報を管理するアドレス情報管理装置と通信する前記基幹ネットワークを構成するノード装置に相応する機能を実現させるプログラムである。
【0031】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記第一のユーザノード装置から送信された冗長パス情報を受信する冗長パス情報受信機能と、この冗長パス情報受信機能によって受信された冗長パス情報に基づいて自己が前記冗長パスを構成する各パスが経由する予定の複数のノード装置の中で当該冗長パスの確立処理の実行が割当てられたノード装置である主ノードか否かを判断する主ノード判断機能と、この主ノード判断機能が自己が主ノードと判断したとき、前記アドレス情報管理装置から前記基幹ネットワーク内の前記冗長パスを構成する各パスの終端となる前記ノード装置のアドレスを表す終端アドレスを取得する終端アドレス取得機能と、この終端アドレス取得機能によって取得されたそれぞれの終端アドレスに基づいて前記冗長パスの経路を算出する冗長パス経路算出機能と、この冗長パス経路算出機能によって算出された冗長パス経路に従って前記冗長を構成する各パスをほぼ同時に確立させる冗長パス確立機能とを実現させるところにある(請求項11)。
【0032】
この冗長パス確立機能として、前記冗長パス経路算出機能によって算出された冗長パス経路に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを設定すると共に当該冗長パス経路の情報を当該冗長パスを構成する各パスが経由する予定の他のノード装置に通知する機能と、自己が冗長パス経路の情報を通知されたときには、当該冗長パス経路の情報に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを設定する機能とを実現させることができる(請求項12)。
【0033】
本発明の第五の観点は、本発明のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体である(請求項13)。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0034】
これにより、コンピュータ装置等の情報処理装置を用いて、冗長パスを高速に確立させることができる冗長パス確立システムおよびユーザノード装置およびノード装置を実現することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明の実施の形態に係る冗長パス確立システムのシステム構成図である。図1に示すように、冗長パス確立システム1000は、基幹ネットワーク100と通信可能に接続されたユーザノード装置101と、基幹ネットワーク100を構成するノード装置102およびノード装置102間の冗長パス20を中継する中継ノード装置103と、ノード装置102のアドレスに関する情報を管理するアドレス情報管理装置104とを含むように構成される。
【0037】
なお、ユーザノード装置101、ノード装置102、および中継ノード装置103は、光クロスコネクト、ルータ、ハブ(HUB)などからなる装置であり、基幹ネットワーク100に含まれる各装置は、互いに光ファイバで接続されるようにしてもよい。また、ユーザノード装置101は、インターネットサービスプロバイダなどによって提供される地域ネットワーク10を構成する。
【0038】
また、ノード装置102は、基幹ネットワーク100の入口または出口となり、図1に示した地域ネットワーク10、ユーザノード装置101、ノード装置102、中継ノード装置103の個数は複数であり、特に限定されるものではない。また、説明の都合上、それぞれを地域ネットワーク10−n、ユーザノード装置101−n、ノード装置102−n、中継ノード装置103−nと示す。なお、nは自然数である。
【0039】
また、以下の説明で、ユーザノード装置101として説明を行う場合には、ユーザノード装置101−1、101−2に共通した事項の説明を意味する。また、ノード装置102として説明を行う場合には、ノード装置102−1、102−2、102−3、102−4に共通した事項の説明を意味する。また、中継ノード装置103として説明を行う場合には、中継ノード装置103−1、103−2に共通した事項の説明を意味する。
【0040】
また、以下の説明では、ユーザノード装置101−1からユーザノード装置101−2に向けて冗長パス20を設定する場合について説明するが、当該説明はそのままユーザノード装置101−2からユーザノード装置101−1に向けての冗長パス設定についても同様に説明することができるので、双方向についての説明は省略する。
【0041】
また、ユーザノード装置101は、自己と直接的に接続されているノード装置102のアドレス、他のユーザノード装置101のアドレス、ならびに、ユーザノード装置101および他のユーザノード装置101と基幹ネットワーク100とを接続する各リンクを示すリンクアドレスを知り得る。例えば、ユーザノード装置101−1は、ノード装置102−1およびノード装置102−2のアドレス、ユーザノード装置101−2のアドレス、ならびに、ユーザノード装置101−1と基幹ネットワーク100内のノード装置102−1およびノード装置102−2とを接続する2つのリンクを示すリンクアドレス、ユーザノード装置101−2と基幹ネットワーク100内のノード装置102−3およびノード装置102−4とを接続する2つのリンクを示すリンクアドレスを知り得る。
【0042】
ユーザノード装置101−1とユーザノード装置101−2との間の冗長パス20を確立させるとき、例えば、ユーザノード装置101−1が、ユーザノード装置101と基幹ネットワーク100とを接続する各リンクを示すリンクアドレスを含む冗長パス情報をノード装置102−1およびノード装置102−2に送信する。ノード装置102−1およびノード装置102−2は、ユーザノード装置101−1から送信された冗長パス情報を受信し、受信された冗長パス情報に基づいて自己が冗長パスを確立させる主ノードか否かを判断する。
【0043】
例えば、ノード装置102−1が主ノードと判断したとき、ノード装置102−1は、アドレス情報管理装置104から、基幹ネットワーク100内のパス21および22の終端となるノード装置102−3およびノード装置102−4の終端アドレスを取得する。ここで、ノード装置102−1が取得されたそれぞれの終端アドレスに基づいて冗長パス20の経路を算出し、算出された冗長パス経路に従ってパス21およびパス22をほぼ同時に確立させる(請求項1、7)。
【0044】
図2は、本発明の実施の形態に係るユーザノード装置のブロック構成図である。図2に示すように、ユーザノード装置101は、リンクアドレス格納手段110、冗長パス情報生成手段120、通信手段130、および冗長パス確立制御手段132を含むように構成される。
【0045】
リンクアドレス格納手段110は、自己および他のユーザノード装置101と基幹ネットワーク100とを接続する各リンクを示すリンクアドレスを格納する。リンクアドレス格納手段110が格納するリンクアドレス情報の構成の一例を表1に示す。表1は、ユーザノード装置101−1のリンクアドレス格納手段110が格納するリンクアドレス情報を示したものであり、リンクアドレス情報は、自己と基幹ネットワーク100とを接続するリンクを示すリンクアドレス、および他のユーザノード装置101と基幹ネットワーク100とを接続するリンクを示すリンクアドレスを含むように構成される。なお、地域ネットワーク10の管理者を介してリンクアドレスを格納するようにしてもよい。
【0046】
また、リンクアドレスは、OIF(Optical Internetworking Forum)によって公開されているドキュメントOIF−UNI−1.0に規定されているTNA(Transport Network Assigned)アドレスを含む。
【0047】
【表1】
Figure 0003971718
冗長パス情報生成手段120は、リンクアドレス格納手段110が格納するリンクアドレス情報およびユーザノード装置101に接続されたノード装置102のアドレスを含む冗長パス情報を生成し、生成された冗長パス情報を通信手段130に出力する。
【0048】
例えば、ノード装置102−1およびノード装置102−2を入口として冗長パスを確立させるとき、冗長パス情報生成手段120は、表2に示すような冗長パス情報を生成する。
【0049】
【表2】
Figure 0003971718
冗長パス情報は、リンクアドレス情報に加えて、パス毎に対応するノード装置102のアドレスを含むように構成される。なお、表2に示したように、冗長パス情報生成手段120は、主ノードを表す主ノード情報を冗長パス情報に含めて生成してもよい(請求項5)。この主ノード情報は、冗長パス情報を生成する際に、複数のノード装置の中から主ノードとなるノード装置を選択しておき、そのノード装置のアドレス値を示す情報を冗長パス情報に書き込んでおく。主ノード判断手段150は、このアドレス値を参照して主ノードか否かを判断する。
【0050】
なお、ノード装置の選択方法は、無作為抽出でもよいし、最大値などの所定の条件を満たすアドレス値を選択してもよい。これにより、冗長パス情報を受け取ってから後に、主ノード選択のための演算処理を必要としないので処理の簡単化、高速化が図れる。また、この構成により、ユーザノード装置が主ノードを決定するため、ユーザノード装置の利用者にとって最も好都合な主ノードを選択することができるため、利便性の高いサービスを利用者に提供することができる。
【0051】
なお、ノード装置アドレス200.1.1.1は、ノード装置102−1のアドレスを示しており、ノード装置アドレス200.1.2.1は、ノード装置102−2のアドレスを示している。
【0052】
通信手段130は、冗長パス情報送信手段131を含むように構成され、RSVP−TE(Resource reSerVation Protocol-Traffic Engineering extensions)、LMP(Link Management Protocol)などに準拠して他の通信装置と通信する。
【0053】
冗長パス情報送信手段131には、冗長パス情報生成手段120によって出力された冗長パス情報が入力され、冗長パス情報送信手段131は、入力された冗長パス情報をノード装置102にそれぞれに送信する。
【0054】
本実施形態において、ユーザノード装置101−1の冗長パス情報送信手段131は、入力された冗長パス情報に含まれるノード装置アドレスに従って、ノード装置102−1およびノード装置102−2に冗長パス情報を送信する。
【0055】
冗長パス確立制御手段132は、ノード装置102から送信される冗長パス情報を通信手段130を介して取得し、取得された冗長パス情報に基づいて冗長パス20を確立させる(請求項1、7)。
【0056】
図3は本発明実施形態に係るノード装置のブロック構成図である。図3に示すように、ノード装置102は、通信手段140、主ノード判断手段150、終端アドレス取得手段160、冗長パス経路算出手段170、および冗長パス確立手段180を含むように構成される。
【0057】
通信手段140は、冗長パス情報受信手段141を含むように構成され、RSVP−TE、LMPなどに準拠して他の通信装置と通信する。冗長パス情報受信手段141は、ユーザノード装置101から送信された冗長パス情報を受信し、受信された冗長パス情報を主ノード判断手段150に出力する。
【0058】
主ノード判断手段150には、通信手段140によって出力された冗長パス情報が入力され、主ノード判断手段150は、入力された冗長パス情報に基づいて自己が冗長パスを確立させる主ノードか否かを判断する。また、自己が主ノードと判断したとき、主ノード判断手段150は、冗長パス情報を終端アドレス取得手段160に出力する。
【0059】
例えば、主ノード判断手段150は、入力された冗長パス情報に含まれる各ノード装置アドレスの値を比較して、ノード装置アドレスの値が大きいノード装置102を主ノードと判断するようにしてもよい(請求項5)。この場合には、ユーザノード装置においては主ノード選択のための処理を全く必要とせず、ユーザノード装置の処理負荷を軽減させることができる。
【0060】
また、入力された冗長パス情報に含まれる主ノード情報に示されるノード装置102を主ノードと判断するようにしてもよい(請求項6)。この場合には、前述したように、ユーザノード装置が主ノードを決定するため、ユーザノード装置の利用者にとって最も好都合の主ノードを選択することができるため、利便性の高いサービスを利用者に提供することができる。
【0061】
終端アドレス取得手段160には、主ノード判断手段150によって出力された冗長パス情報が入力され、終端アドレス取得手段160は、入力された冗長パス情報に応じてアドレス情報管理装置104から、基幹ネットワーク100内の冗長パス20を構成するパス21およびパス22の終端となるノード装置102のアドレスを表す終端アドレスを取得し、取得された終端アドレス情報および冗長パス情報を冗長パス経路算出手段170に出力する。
【0062】
例えば、終端アドレス取得手段160は、冗長パス情報に含まれる出力リンクアドレスを表すアドレス情報を通信手段140を介してアドレス情報管理装置104に送信し、送信されたアドレス情報に対応する終端アドレスを取得する。なお、本実施形態において、終端アドレス取得手段160は、ノード装置102−3およびノード装置102−4を表す終端アドレス情報を取得する。図1に示した冗長パス20の終端アドレスは、ノード装置102−3のノード装置アドレス100.1.1.1およびノード装置102−4のノード装置アドレス100.1.2.1である。
【0063】
冗長パス経路算出手段170には、終端アドレス取得手段160によって出力された終端アドレス情報および冗長パス情報が入力され、冗長パス経路算出手段170は、入力された終端アドレス情報および冗長パス情報に基づいて冗長パス20の経路を算出し、算出された冗長パス経路を表す冗長パス経路情報を冗長パス確立手段180に出力する。
【0064】
また、冗長パス経路算出手段170は、冗長パス20を構成する各パスが互いに異なる中継ノード装置103に確立するように冗長パスの経路を算出するようにしてもよい(請求項3)。より詳細には、冗長パス経路算出手段170は、例えば、非特許文献1に記載されているような経路算出アルゴリズムを使用して冗長パス20の経路を算出する。また、冗長パス経路算出手段170が冗長パスを発見できないが、パスの始点と終点とのペアを逆にすることで、冗長パスを発見できる場合もある。したがって、冗長パス情報生成手段120は、入リンクと出リンクの対応を固定的にせずに情報を生成することも考えられ、この場合、冗長パス経路算出手段170は、冗長経路が算出され得る始点と終点との対応をとり、経路算出を行う。
【0065】
冗長パス確立手段180には、冗長パス経路算出手段170によって出力された冗長パス経路情報が入力され、この入力された冗長パス経路情報に従って冗長パス20を構成する各パスをほぼ同時に確立させる(請求項1、8)。
【0066】
さらに、具体的に説明すると、冗長パス確立手段180は、1つのパスに関する冗長パス経路情報に従って冗長パスを確立させるようになっており、例えば、表2に示した冗長パス情報から得られた冗長パス経路情報に基づいて冗長パス20を確立させるとき、ノード装置102−1の冗長パス確立手段180は、パス21に関する冗長パス経路情報に従ってパス21を確立させると共に、パス22に関する冗長パス経路情報を通信手段140を介してノード装置102−2に送信する。また、ノード装置102−2の冗長パス確立手段180は、ノード装置102−1から送信された冗長パス経路情報に従ってパス22を確立させる。
【0067】
すなわち、冗長パス確立手段180は、冗長パス経路算出手段170によって算出された冗長パス経路に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを設定すると共に当該冗長パス経路の情報を当該冗長パスを構成する各パスが経由する予定の他のノード装置に通知する手段と、自己が冗長パス経路の情報を通知されたときには、当該冗長パス経路の情報に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを設定する手段とを備える(請求項2、9)。
【0068】
以下、本実施形態に係る冗長パス確立システムの処理の流れについて、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る冗長パス確立システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【0069】
まず、ユーザノード装置101−1とユーザノード装置101−2と基幹ネットワーク100とを接続する各リンクを示すリンクアドレスは、リンクアドレス格納手段110によって格納される(S101)。その後、リンクアドレス情報およびユーザノード装置101−1に接続されたノード装置102のアドレスを含む冗長パス情報は、冗長パス情報生成手段120によって生成され(S102)、冗長パス情報送信手段131によって各ノード装置102に送信される(S103)。
【0070】
次に、ユーザノード装置101−1から送信された冗長パス情報は、冗長パス情報受信手段141によって受信される(S104)。ここで、冗長パス情報に基づいて自己が冗長パスを確立させる主ノードか否かが、主ノード判断手段150によって判断され、自己が主ノードである場合、処理はS106へ進み、自己が主ノードでない場合、処理はS108へ進む(S105)。
【0071】
自己が主ノードである場合、冗長パス情報に応じて基幹ネットワーク100内の冗長パス20を構成するパス21およびパス22の終端となるノード装置102のアドレスを表す終端アドレス情報が、終端アドレス取得手段160によってアドレス情報管理装置104から取得され(S106)、終端アドレス情報および冗長パス情報に基づいて冗長パス20の経路が、冗長パス経路算出手段170によって算出される(S107)。
【0072】
次に、冗長パス経路情報に従って冗長パス20を構成する各パスは、冗長パス確立手段180および対となるノード装置102の冗長パス確立手段180によってほぼ同時に確立され(S108)、冗長パス確立手段180による処理に応じて、冗長パス20が冗長パス確立制御手段132によって確立される(S109、S110)。
【0073】
以上説明したように、本実施形態に係る冗長パス確立システムは、ユーザノード装置から送信された冗長パス情報を受信したノード装置が、冗長パスを構成する各パスをほぼ同時に確立させるため、冗長パスを高速に確立させることができる。
【0074】
また、冗長パスを構成する各パスが互いに異なる中継ノード装置に存在するため、1つのパスを収容する中継ノード装置が故障したときでも、他方のパスが確実に使用でき、信頼性を高めることができる。また、ユーザノード装置が主ノードを決定するため、利便性の高いサービスを利用者に提供することができる。
【0075】
また、本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、上述のユーザノード装置またはノード装置として機能させるプログラムとして実現することができる(請求項10、11、12)。このプログラムは、記録媒体に記録されて情報処理装置にインストールされ(請求項13)、あるいは通信回線を介して情報処理装置にインストールされることにより当該情報処理装置をそれぞれユーザノード装置のリンクアドレス格納手段110、冗長パス情報生成手段120、冗長パス情報送信手段131、冗長パス確立制御手段132、ノード装置の冗長パス情報受信手段141、主ノード判断手段150、終端アドレス取得手段160、冗長リンク経路算出手段170、冗長リンク確立手段180として機能させることができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザノード装置から送信された冗長パス情報を受信したノード装置が、冗長パスを構成する各パスをほぼ同時に確立させるため、冗長パスを高速に確立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る冗長パス確立システムの構成図。
【図2】本実施形態に係るユーザノード装置のブロック構成図。
【図3】本実施形態に係るノード装置のブロック構成図。
【図4】本実施形態に係る冗長パス確立システムの処理の流れを示すフローチャート。
【図5】従来の冗長パス確立システムの構成図。
【符号の説明】
10、10−1、10−2 地域ネットワーク
20 冗長パス
21、22 パス
100、500 基幹ネットワーク
101、101−1、101−2、501−1、501−2 ユーザノード装置
102、102−1、102−2、102−3、102−4、502−1、502−2、502−3、502−4 ノード装置
103、103−1、103−2 中継ノード装置
104 アドレス情報管理装置
110 リンクアドレス格納手段
120 冗長パス情報生成手段
130、140 通信手段
131 冗長パス情報送信手段
132 冗長パス確立制御手段
141 冗長パス情報受信手段
150 主ノード判断手段
160 終端アドレス取得手段
170 冗長パス経路算出手段
180 冗長パス確立手段
1000、5000 冗長パス確立システム

Claims (13)

  1. 基幹ネットワークと通信可能に接続された第一のユーザノード装置および第二のユーザノード装置と、前記基幹ネットワークを構成する複数のノード装置と、前記ノード装置のアドレスに関する情報を管理するアドレス情報管理装置とを備え、前記第一のユーザノード装置と前記第二のユーザノード装置との間の冗長パスを確立させる冗長パス確立システムにおいて、
    前記第一のユーザノード装置は、
    自己および前記第二のユーザノード装置と前記基幹ネットワークとを接続する各リンクを示すリンクアドレスを格納するリンクアドレス格納手段と、
    前記各リンクアドレスおよび自己に接続されたノード装置のアドレスを含む冗長パス情報を生成する冗長パス情報生成手段と、
    この冗長パス情報生成手段によって生成された冗長パス情報を自ユーザノード装置に接続されるノード装置のそれぞれに送信する冗長パス情報送信手段と
    を備え、
    前記ノード装置は、
    前記第一のユーザノード装置から送信された冗長パス情報を受信する冗長パス情報受信手段と、
    この冗長パス情報受信手段によって受信された冗長パス情報に基づき自己が前記冗長パスを構成する各パスが経由する予定の複数のノード装置の中で当該冗長パスの確立処理の実行が割当てられたノード装置である主ノードか否かを判断する主ノード判断手段と、
    この主ノード判断手段が自己が主ノードと判断したときに、前記アドレス情報管理装置から前記基幹ネットワーク内の前記冗長パスを構成する各パスの終端となるノード装置のアドレスを表す終端アドレスを取得する終端アドレス取得手段と、
    この終端アドレス取得手段によって取得されたそれぞれの終端アドレスに基づいて前記冗長パスの経路を算出する冗長パス経路算出手段と、
    この冗長パス経路算出手段によって算出された冗長パス経路に従って前記冗長パスを構成する各パスを確立させる冗長パス確立手段と
    を備えたことを特徴とする冗長パス確立システム。
  2. 前記冗長パス確立手段は、
    前記冗長パス経路算出手段によって算出された冗長パス経路に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを確立すると共に当該冗長パス経路の情報を当該冗長パスを構成する各パスが経由する予定の他のノード装置に通知する手段と、
    自己が冗長パス経路の情報を通知されたときには、前記ユーザノード装置より受信した冗長パス情報に対応して、当該冗長パス経路の情報に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを確立する手段と
    を備え
    請求項1記載の冗長パス確立システム。
  3. 前記基幹ネットワークは、前記ノード装置間の前記冗長パスを中継する複数の中継ノード装置を含み、
    前記冗長パス経路算出手段は、前記冗長パスを構成する各パスが互いに異なる前記中継ノード装置に確立されるような経路算出アルゴリズムを使用して前記冗長パスの経路を算出する手段を備えた
    請求項1または2記載の冗長パス確立システム。
  4. 前記冗長パス情報生成手段は、主ノード情報を含む前記冗長パス情報を生成する手段を備え、
    前記主ノード判断手段は、前記冗長パス情報に含まれる主ノード情報に応じて自己が冗長パスを確立させる主ノードか否かを判断する手段を備えた
    請求項1ないし3のいずれかに記載の冗長パス確立システム。
  5. 前記主ノード情報は、冗長パスを構成する各パスが経由する予定の複数のノード装置のアドレス値の情報であり、
    前記主ノードか否かを判断する手段は、前記アドレス値の情報に基づき所定の条件を満たすアドレス値を有するノード装置を主ノードと判断する手段を備えた請求項4記載の冗長パス確立システム。
  6. 前記主ノード情報は、冗長パスを構成する各パスが経由する予定の複数のノード装置の中からあらかじめ選択されたノード装置のアドレス値を示す情報であり、
    前記主ノードか否か判断する手段は、当該アドレス値を有するノード装置を主ノードと判断する手段を備えた
    請求項4記載の冗長パス確立システム。
  7. 複数のノード装置によって構成される基幹ネットワークと通信可能に接続され、前記ノード装置を介して他のユーザノード装置との冗長パスを確立させるユーザノード装置において、
    自己および他のユーザノード装置と前記基幹ネットワークとを接続する各リンクを示すリンクアドレスを格納するリンクアドレス格納手段と、
    前記各リンクアドレスおよび自己に接続されたノード装置のアドレスを含む冗長パス情報を生成する冗長パス情報生成手段と、
    この冗長パス情報生成手段によって生成された冗長パス情報を自ユーザノード装置に接続される前記ノード装置それぞれに送信する冗長パス情報送信手段
    備えたことを特徴とするユーザノード装置。
  8. 基幹ネットワークと通信可能に接続された第一のユーザノード装置および第二のユーザノード装置との間の冗長パスを確立させ、アドレスに関する情報を管理するアドレス情報管理装置と通信する前記基幹ネットワークを構成するノード装置において、
    前記第一のユーザノード装置で生成され第一のユーザノード装置から送信された冗長パス情報を受信する冗長パス情報受信手段と、
    この冗長パス情報受信手段によって受信された冗長パス情報に基づき自己が前記冗長パスを構成する各パスが経由する予定の複数のノード装置の中で当該冗長パスの確立処理の実行が割当てられたノード装置である主ノードか否かを判断する主ノード判断手段と、
    この主ノード判断手段が自己が主ノードと判断したとき、前記アドレス情報管理装置から前記基幹ネットワーク内の前記冗長パスを構成する各パスの終端となる前記ノード装置のアドレスを表す終端アドレスを取得する終端アドレス取得手段と、
    この終端アドレス取得手段によって取得されたそれぞれの終端アドレスに基づいて前記冗長パスの経路を算出する冗長パス経路算出手段と、
    この冗長パス経路算出手段によって算出された冗長パス経路に従って前記冗長パスを構成する各パスを確立させる冗長パス確立手段と
    を備えたことを特徴とするノード装置。
  9. 前記冗長パス確立手段は、
    前記冗長パス経路算出手段によって算出された冗長パス経路に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを確立すると共に当該冗長パス経路の情報を当該冗長パスを構成する各パスが経由する予定の他のノード装置に通知する手段と、
    自己が冗長パス経路の情報を通知されたときには、前記ユーザノード装置より受信した冗長パス情報に対応して、当該冗長パス経路の情報に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを確立する手段と
    を備えた請求項8記載のノード装置。
  10. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    複数のノード装置によって構成される基幹ネットワークと通信可能に接続され、前記ノード装置を介して他のユーザノード装置との冗長パスを確立させるユーザノード装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    自己および他のユーザノード装置と前記基幹ネットワークとを接続する各リンクを示すリンクアドレスを格納するリンクアドレス格納機能と、
    前記各リンクアドレスおよび自己に接続されたノード装置のアドレスを含む冗長パス情報を生成する冗長パス情報生成機能と、
    この冗長パス情報生成機能によって生成された冗長パス情報を自ユーザノード装置に接続されたノード装置のそれぞれに送信する冗長パス情報送信機能
    実現させることを特徴とするプログラム。
  11. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    基幹ネットワークと通信可能に接続された第一のユーザノード装置および第二のユーザノード装置との間の冗長パスを確立させ、アドレスに関する情報を管理するアドレス情報管理装置と通信する前記基幹ネットワークを構成するノード装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    前記第一のユーザノード装置で生成され前記第一のユーザノード装置から送信された冗長パス情報を受信する冗長パス情報受信機能と、
    この冗長パス情報受信機能によって受信された冗長パス情報に基づき自己が前記冗長パスを構成する各パスが経由する予定の複数のノード装置の中で冗長パスの確立処理の実行が割当てられたノード装置である主ノードか否かを判断する主ノード判断機能と、
    この主ノード判断機能が自己が主ノードと判断したとき、前記アドレス情報管理装置から前記基幹ネットワーク内の前記冗長パスを構成する各パスの終端となる前記ノード装置のアドレスを表す終端アドレスを取得する終端アドレス取得機能と、
    この終端アドレス取得機能によって取得されたそれぞれの終端アドレスに基づいて前記冗長パスの経路を算出する冗長パス経路算出機能と、
    この冗長パス経路算出機能によって算出された冗長パス経路に従って前記冗長パスを構成する各パスを確立させる冗長パス確立機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  12. 前記冗長パス確立機能として、
    前記冗長パス経路算出機能によって算出された冗長パス経路に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを確立すると共に当該冗長パス経路の情報を当該冗長パスを構成する各パスが経由する予定の他のノード装置に通知する機能と、
    自己が冗長パス経路の情報を通知されたときには、前記ユーザノード装置より受信した冗長パス情報に対応して、当該冗長パス経路の情報に基づき当該冗長パスを構成する自己を経由するパスを確立する機能と
    を実現させる請求項11記載のプログラム。
  13. 請求項10ないし12のいずれかに記載のプログラムが記録された前記情報処理装置読み取り可能な記録媒体。
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