JP3971209B2 - 階段構成体及び同階段構成体よりなる階段 - Google Patents

階段構成体及び同階段構成体よりなる階段 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば山間部における登山道や工事現場の斜面に階段を設置するための階段構成体及び同階段構成体よりなる階段に係り、詳しくは踏板における雨水の排水性を高めた階段構成体及び同階段構成体よりなる階段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば山間部における登山道や工事現場の傾斜面には、複数の階段構成体を連結して形成された階段が設置されている。このような階段として、例えば実公昭63−35072号公報に開示されたプレハブ式階段がある。この階段は、複数の階段構成体を連結することにより構成されている。前記階段構成体は再生プラスチックよりなる踏板としての踏み部と、蹴込板としての蹴込部と、蹴込部に対応して踏み部の後端縁に接続する取付部とを一体に形成して構成されている。前記階段構成体において、踏み部及び蹴込部はそれぞれ平板状に形成され、踏み部には鋼棒差込孔が穿設されている。
【0003】
前記階段構成体により階段を形成するには、傾斜面において、踏み部の鋼棒差込孔から鋼棒を地表面に打ち込み、踏み部が水平となるように傾斜面に階段構成体を固定する。続いて、踏み部後方の取付部に第2段目に配置される階段構成体の蹴込部を内接させ、その蹴込部と取付部とにスクリュー釘を打ち込んで両者を固定する。また、第2段目の階段構成体においても上記と同様に鋼棒により傾斜面に固定する。そして、同様の作業を繰り返して複数の階段構成体同士を連結しながら傾斜面に固定することによりプレハブ式階段が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の階段構成体の踏み部は、厚形の再生プラスチックより平板状に形成されている。そのため、階段構成体の設置状態において踏み部表面に雨水が溜まってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、踏板表面に雨水が溜まる不具合を防止することができる階段構成体及び同階段構成体よりなる階段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、平板状をなす踏板と、同踏板の裏面から当該踏板に直交又は略直交して延設された蹴込板とより形成された構成体本体よりなり、前記踏板の表面に別の構成体本体の蹴込板の下端部を連結させることにより複数の構成体本体を連結して階段を形成する、合成樹脂材料により成形された階段構成体において、前記踏板の表面に透水性又は水性を有する材料よりなるマット部が設けられ、前記マット部は裏面が凹凸状をなすとともに該裏面に合成樹脂材料が入り込むことで前記踏板と一体成形されてなることを要旨とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の階段構成体において、前記踏板には、同踏板を貫通する透孔が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の階段構成体を複数用い、階段構成体の踏板の表面に、別の階段構成体の蹴込板の下端部を連結させることにより形成されることを要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した階段構成体及び同階段構成体よりなる階段の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0009】
図1に示すように、階段構成体11はポリプロピレン製の踏板12と、蹴込板13とよりなる構成体本体14を備え、前記踏板12の表面に透水性を有する軟質材製のマット部15が設けられたものである。
【0010】
前記構成体本体14を詳細に説明すると、踏板12は平面視長方形状の平板状に形成されている。そして、踏板12の裏面には、同踏板12の一方の長辺側端縁から正面視長方形状の平板状をなす蹴込板13が当該踏板12に直交するように下方へ延設されて、図2に示すように、構成体本体14は側面視横L字状に形成されている。
【0011】
図1に示すように、前記マット部15は平面視長方形状をなし、インサート成形法により踏板12の保持凹所12gに嵌入された状態で一体成形されている。また、マット部15の両短辺側端面と、踏板12の両短辺側端面とは面一となるように形成され、マット部15の上面は踏板12の上面より上方へ突出している。
【0012】
このマット部15は、軟質材として細分化された天然ゴムのチップ材をシート状に一体成形したもので、チップ材同士の間には微小な隙間が形成されている。また、マット部15は天然ゴムより形成されているため、衝撃吸収性、滑り止め機能を有している。
【0013】
踏板12の表面において、他方の長辺側縁部には踏板12の長辺方向へ延びる第1及び第2突条12a,12bが規制手段として互いに平行をなすように間隔をおいて突設されている。前記第2突条12bは踏板12の他方の長辺側端縁から同踏板12に直交するように上方へ突設されている。
【0014】
図2に示すように、第1及び第2突条12a,12bの間には、別の階段構成体11の蹴込板13の下端部が入り込む係止凹条12cが形成されている。第1突条12aの上方への突出長さは、第2突条12bの上方への突出長さより低くなるように第1及び第2突条12a,12bは形成されている。また、第1突条12aにおける係止凹条12c側の側面は、第1突条12aの先端から基端に向かうに連れて係止凹条12c内へ傾斜するテーパ状に形成されている。
【0015】
図1に示すように、踏板12の両短辺側において、前記第1突条12aよりも一方の長辺側には、踏板12を貫通して固定孔12dが穿設されている。そして、図1に破線に示すように、各固定孔12dに挿入した固定部材12eにより階段構成体11を傾斜面Gに固定することができる。
【0016】
図2〜図4に示すように、踏板12及び蹴込板13の裏面、即ち構成体本体14の裏面のほぼ全体には、四角形状をなす凹部16、17、18が複数箇所に凹設されている。図3に示すように、蹴込板13の裏面には、凹部16が蹴込板13の短辺方向に沿って直列的に3箇所に凹設され、蹴込板13の短辺方向に沿って延びる凹部16の列が長辺方向へ20列に形成されている。即ち、蹴込板13の裏面には凹部16が整列された状態で60箇所に凹設されている。また、前記第2突条12bの裏面にも凹部16が第2突条12bの長辺方向へ20箇所に凹設されている。
【0017】
蹴込板13の下側3列及び第2突条12bに凹設された凹部16には、図2に示すように、蹴込板13が鉛直方向へ延びるように階段構成体11を設置した場合、鉛直方向に対して斜めに延びる斜状面16aが形成されている。そして、図6に示すように、踏板12及び蹴込板13が鉛直方向に対して斜めに延びるように階段構成体11を成形したとき、各斜状面16aは鉛直方向へ延びるようになっている。
【0018】
図2〜図4に示すように、構成体本体14の裏面において、蹴込板13の最上部から踏板12に繋がるように凹設された凹部17には、蹴込板13が鉛直方向へ延びるように階段構成体11を設置した場合、鉛直方向に対して斜めに延びる斜状面17aが形成されている。一方、図4に示すように、踏板12の裏面には、凹部18が踏板12の短辺方向に沿って直列的に6箇所に凹設され、短辺方向に沿って延びる凹部18の列が長辺方向へ20列に形成されている。
【0019】
即ち、踏板12の裏面には凹部18が整列された状態で120箇所に凹設されている。その結果、構成体本体14の裏面全体には凹部16〜18が220箇所に凹設されている。そして、図2〜図4に示すように、凹部18には蹴込板13が鉛直方向へ延びるように階段構成体11を設置した場合、鉛直方向に対して斜めに延びる斜状面18aが形成されている。
【0020】
図2及び図4に示すように、凹部17,18には、踏板12を貫通する透孔12fが透設されている。これら透孔12fは前記マット部15の裏面の下側に位置するように透設されている。そして、マット部15を透過した水分が透孔12fを通過して踏板12の裏面から排出されるようになっている。前記各透孔12fは、凹部17,18の斜状面17a、18aの延びる方向に対して平行に延びるように透設されている。
【0021】
図2〜図4に示すように、踏板12の裏面において、蹴込板13側端部から蹴込板13の裏面の上端部にかけて補強リブ19が架設されている。この補強リブ19は踏板12及び蹴込板13の長辺方向に沿って間隔をおいて5箇所に形成されている。
【0022】
次に、上記階段構成体11の成形方法について説明する。
図5及び図6に示すように、階段構成体11を成形する金型20は、固定型21(図5及び図6では下側)とその固定型21に対して移動可能に設けられた可動型22(図5及び図6では上側)とより構成されている。固定型21には階段構成体11の裏面側を成形するための成形凹部21aが形成され、その成形凹部21aの内底面には上方へ向かうに連れて尖る突部21bが突出形成されている。
【0023】
突部21bの一側面(図5及び図6では左側面)には、階段構成体11の成形時、蹴込板13の裏面側が対応し、構成体本体14の凹部16を成形するための凸部24が3列に突設されている。固定型21を水平面上に設置した場合、凸部24には鉛直方向へ延びる鉛直面24aが形成され、それら鉛直面24aにより前記凹部16の斜状面16aが成形される。
【0024】
一方、突部21bの頂部には、階段構成体11の成形時、蹴込板13と踏板12との交差部が対応し、蹴込板13の上部から踏板12に繋がる凹部17を成形するための凸部25が形成されている。各凸部25には、固定型21を水平面上に設置した場合、鉛直方向へ延びる相対向する一対の鉛直面25aが形成され、それら鉛直面25aにより前記凹部17の斜状面17aが成形される。また、各凸部25には凹部17における透孔12fを成形するための突出部25bが突設され、この突出部25bは固定型21を水平面上に設置した場合、鉛直方向へ延びるように形成されている。
【0025】
加えて、突部21bの他側面(図5及び図6では右側面)には、階段構成体11の成形時、踏板12の裏面に対応し、踏板12の凹部18を成形するための凸部26が6列に突設されている。前記各凸部26には、固定型21を水平面上に設置した場合、鉛直方向へ延びる鉛直面26aが形成され、それら鉛直面26aにより凹部18の斜状面18aが成形される。また、凸部26には凹部18における透孔12fを成形するための突出部26bが突設され、この突出部26bは固定型21を水平面上に設置した場合、鉛直方向へ延びるように形成されている。
【0026】
階段構成体11の成形時、第2突条12bの裏面側に対応する位置には、第2突条12bの裏面の凹部16を成形するための凸部24が突設されている。前記各凸部24には、固定型21を水平面上に設置した場合、鉛直方向へ延びる鉛直面24aが形成されている。
【0027】
前記可動型22には階段構成体11の上側を成形するための成形凹部22bが形成され、その成形凹部22bにはマット部15を保持するための保持凹部22aが凹設されている。そして、図6に示すように、固定型21と可動型22とを型締めすると、成形凹部21aと成形凹部22bとに囲まれた空間に階段構成体11に対応するキャビティ23が形成されるようになっている。このキャビティ23は、鉛直面24a〜26aにより斜状面16a〜18aを成形可能とするため、階段構成体11の成形時、斜状面16a〜18aが鉛直方向へ延びるように踏板12及び蹴込板13が鉛直方向に対して斜めに延びるように形成されている。
【0028】
この金型20において、可動型22には、キャビティ23と可動型22の外部とを連通するように連通孔(図示せず)が貫通形成され、この連通孔からキャビティ23内にスライドコア28(図6に破線に示す)が挿入されるようになっている。このスライドコア28により階段構成体11の固定孔12dが成形される。
【0029】
次に、上記金型20を使用した階段構成体11の成形方法について説明する。まず、図6に示すように、固定型21と可動型22とを型締めする。それと同時に、スライドコア28をキャビティ23内に進出させる。また、保持凹部22a内には予めシート状に成形されたマット部15が保持されている。このとき、凸部25の突出部25b及び凸部26の突出部26bがマット部15の裏面に当接し、保持凹部22aの内面と突出部25b,26bとの間にマット部15が挟持される。
【0030】
その後、金型20の外部に設置されたノズル(図示せず)からゲート(図示せず)を介してキャビティ23内に階段構成体11を成形するための加熱溶融された合成樹脂材料が射出される。このとき、マット部15はチップ材を一体成形して形成されているため、マット部15の裏面は凹凸状になっている。そのため、加熱溶融された合成樹脂材料はマット部15の凹状となる位置に入り込む。また、マット部15は保持凹部22aの内面と突出部25b,26bとに挟持されているため、流動する合成樹脂材料により移動することがなく、踏板12の所定位置にマット部15が一体成形される。
【0031】
そして、加熱溶融された合成樹脂材料を冷却、硬化させた後、スライドコア28を後退させ、さらに可動型22を移動させて型開きする。そして、成形凹部21aから成形された階段構成体11を鉛直方向へ型抜きすることにより階段構成体11が得られる。このとき、階段構成体11の凹部16〜18の斜状面16a〜18aが鉛直方向へ延びるように階段構成体11が斜めに成形されるため、鉛直方向へ抜かれる階段構成体11に対して凸部24〜26が引っかかることがない。
【0032】
次いで、上記階段構成体11を使用して傾斜面Gに階段Kを形成する場合について説明する。
例えば、山間部の斜面に階段Kを形成する場合、まず、その現場に複数個の階段構成体11が運搬される。このとき、階段構成体11は多数の凹部16〜18により肉盗みされているため、凹部16〜18が凹設されていない場合と比較して階段構成体11が軽量化されている。
【0033】
さて、階段Kを形成するには、まず、図2に示すように、傾斜面Gの地表面を削り取って水平面状に整地した後、蹴込板13の下端面をその水平面上に接地させる。さらに、踏板12の第2突条12b側下端縁を傾斜面Gに接地させるとともに、踏板12が水平となるように階段構成体11を傾斜面Gに配置させる。
【0034】
次に、固定孔12dから傾斜面Gに固定部材12eを固定して、同傾斜面Gに階段構成体11を固定する。そして、その階段構成体11に対して複数の階段構成体11を長辺方向へ延びるように隣接させていき、一段目を形成する。
【0035】
続いて、一段面の階段構成体11の踏板12表面の係止凹条12c内に二段目を形成する別の階段構成体11の蹴込板13の下端面を配置し、第2突条12bの内側面に蹴込板13の下端側外面を係止させて階段構成体11同士を連結する。このとき、第1突条12aは係止凹条12c内方へ傾斜しているため、蹴込板13の下端面が係止凹条12c内へ速やかに案内される。
【0036】
さらに、一段目と同様に踏板12の第2突条12b側下端縁を傾斜面Gに接地させ、固定部材12eにより傾斜面Gに階段構成体11を固定する。そして、以下、上記と同様に別の階段構成体11を長辺方向へ延びるように隣接させて二段面を形成し、さらに、階段構成体11の上方へ連結させて複数の階段構成体11を複数段に連結することにより傾斜面Gに階段Kが形成される。
【0037】
階段Kの設置状態において、雨が降った場合、マット部15上への雨はチップ材同士の間を通過してマット部15の裏面へと排水される。さらに、その雨は透孔12fから凹部16,17を通過して踏板12の裏面から階段構成体11外へ排水される。
【0038】
加えて、マット部15は天然ゴム製であるため、ポリプロピレン製の踏板12表面が露出している場合と比較して、マット部15表面と通行人の靴底との間の摩擦抵抗が大きくなり滑りにくくなる。また、マット部15を通行人が踏んだときに、天然ゴムにより衝撃が吸収される。
【0039】
上記実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)踏板12の表面に天然ゴムのチップ材を一体成形したマット部15を設けた。そのため、雨水をマット部15内を通過させてマット部15の表面から裏面へ排水させることができる。従って、踏板12が再生プラスチックより形成されていた従来と異なり、踏板12における排水性を高めて踏板12表面に雨が溜まってしまうといった不具合をなくすことができる。その結果、降雨時、通行人が踏板12を踏み込んだとき、雨が跳ねたり、靴に雨が染み込んだりするといった不具合をなくすことができる。
【0040】
(2)マット部15は天然ゴムより形成され、階段構成体11には多数に凹部16〜18が凹設されているため、階段構成体11全体の軽量化を図ることができる。従って、階段構成体11の設置場所への運搬作業の負担を軽減することができるとともに、階段構成体11を形成するための材料の節約を図ることができる。また、構成体本体14はポリプロピレンにより形成され、マット部15は天然ゴムにより形成されている。そのため、例えば構成体本体14が金属材料より形成され、マット部15が天然ゴムにより形成されている場合と異なり、構成体本体14とマット部15とを分離することなく粉砕等して再生材として利用することができる。
【0041】
(3)マット部15の短辺側端面と踏板12の短辺側端面とは面一となっているため、マット部15の裏面側へ排水された雨をマット部15を伝わせて踏板12の短辺側から踏板12外へ排水することができる。従って、マット部15と踏板12との間に雨水が滞留し、マット部15が踏板12から浮き上がったりするおそれをなくすことができる。
【0042】
(4)マット部15の裏面の凹状となる位置には踏板12の合成樹脂材料が食い込んだ状態で成形され、さらに、マット部15は保持凹所12g内にはめ込まれるように一体成形されている。そのため、通行人の階段Kの昇降により、マット部15を移動させるような応力が作用しても、マット部15の踏板12の一方又は他方の長辺方向への移動を規制することができ、通行人の階段Kの昇降が妨害されるおそれをなくすことができる。
【0043】
(5)マット部15は天然ゴム製であるため、マット部15に滑り抑制機能、衝撃吸収機能を発揮させて通行人の階段Kの昇降を補助することができる。
(6)踏板12から蹴込板13にかけて補強リブ19が複数箇所に形成されている。そのため、構成体本体14の曲げ成形された位置の強度を高めることができ、階段Kに作用する荷重による階段構成体11の変形、ひいては階段Kの変形を防止することができる。
【0044】
(7)踏板12には下方へ延びる透孔12fが形成されているため、マット部15を通過した雨を踏板12の裏面から階段構成体11外へ効率よく排水することができる。
【0045】
(8)階段Kにおいて、蹴込板13の下端部と第1及び第2突条12a,12bとの係止により二段目以上の階段構成体11の移動を規制して階段K全体の移動やずれを防止することができる。
【0046】
(9)第1突条12aにより踏板12上面のごみ等が係止凹条12c内に溜まるといった不具合を防止することができる。従って、階段Kの美観の低下を防止することができる。また、ごみ等により蹴込板13の下端面が係止凹条12c内から浮き上がり、階段構成体11同士の連結が弱くなるおそれを無くすことができる。
【0047】
(10)階段構成体11は凹部16〜18における各斜状面16a,17a,18aが鉛直方向へ延びるように階段構成体11が斜めに延びる状態で成形される。そのため、階段構成体11の金型20からの型抜きの際、凹部16〜18がアンダーカットとならず、型抜き作業を円滑に行うことができる。また、蹴込板13が鉛直方向へ延びるように階段構成体11を成形し、凹部16〜18をスライドコアを使用して成形する場合と比較して金型20の構成を簡易化することができる。
【0048】
(11)階段構成体11の成形の際、突出部25b、26bと可動型22の保持凹部22aとの間にマット部15を挟持することができる。従って、突出部25b、26bにより透孔12fの成形機能と、マット部15の挟持機能を発揮させることができ、各機能を別々に設ける場合と比較して金型20の構成の簡易化を図ることができる。
【0049】
(12)マット部15はインサート成形法により踏板12と一体成形されている。そのため、踏板12とは異素材であり、軟質性の天然ゴムよりなるマット部15を踏板12に確実に一体成形することができる。
【0050】
(13)マット部15は踏板12の上面より上方へ突出するように設けられている。そのため、マット部15の上面が踏板12の上面より下側に位置するように形成されている場合と異なり、通行人の階段Kの昇降の際に、保持凹所12gに掛止するおそれをなくすことができる。
【0051】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 実施形態では、凸部24〜26を使用して階段構成体11に凹部16〜18を成形したが、蹴込板13が鉛直方向へ延びるように階段構成体11を成形し、凹部16〜18をスライドコアを使用して成形してもよい。
【0052】
・ 実施形態では、固定孔12をスライドコア28を使用して成形したが、スライドコア28の代わりに置き入れ子を使用して固定孔12を成形し、階段構成体11を型抜きした後、置き入れ子を取り除いてもよい。
【0053】
・ 二色成形法によりマット部15を踏板12に一体成形してもよい。
・ 実施形態では、踏板12に規制手段としての第1及び第2突条12a,12bを形成し、別の階段構成体11の蹴込板13の下端部を係止させて移動を規制するように形成したが、以下のように変更してもよい。例えば、第1及び第2突条12a,12bを省略するとともに、踏板12の表面を、同踏板12の長辺方向に沿って延びるように凹設する。そして、その凹設された位置の内側面を規制手段として、別の階段構成体11の蹴込板13を係止させてもよい。また、第1及び第2突条12a,12bを省略して係止凹条12cを省略してもよい。
【0054】
・ 実施形態では、踏板12、第2突条12b及び蹴込板13の裏面に凹部16〜18を形成したが、踏板12、第2突条12b及び蹴込板13の少なくともいずれか一つの凹部16〜18を省略してもよい。
【0055】
・ 踏板12に形成された凹部16,17の全てに踏板12を貫通する透孔12fを形成してもよい。このように構成した場合、マット部15を通過した雨を踏板12の裏面からより一層効率よく排水することができるとともに、階段構成体11の軽量化をより一層図ることができる。また、実施形態では、踏板12に透孔12fを形成したが、透孔12fを省略してもよい。
【0056】
・ 実施形態では、マット部15の短辺側端面と踏板12の短辺側端面とが面一となるよう階段構成体11を形成したが、マット部15の短辺側端面が踏板12の短辺側端面より内側に位置するように形成してもよい。
【0057】
・ 実施形態では、マット部15を透水性を有する材料として天然ゴムのチップ材により形成したが、マット部15を合成ゴム製のチップ材をシート状に一体成形したものを使用してもよい。また、マット部15として熱可塑性エラストマー、弾性繊維、発泡体等のチップ材をシート状に一体成形したものを使用してもよい。また、水と親和性を有する材料、即ち水性を有する材料、例えば硫酸基、スルホン酸基、リン酸基、カルボン酸基、アンモニウム基、ヒドロキシル基、アミド基を有する水性樹脂材料によりマット部15を形成してもよい。このように構成した場合も、マット部15と水分とが馴染み、踏板12表面に雨水が溜まる不具合を防止することができる。
【0058】
・ 実施形態では、傾斜面Gに複数の階段構成体11を設置して階段Kを形成したが、平地に階段構成体11の短辺側両側部を支持する支持枠を立設し、その支持枠に階段構成体11を支持させながら階段構成体11同士を連結して階段Kを形成してもよい。
【0059】
・ 実施形態では、第1及び第2突条12a,12bに別の階段構成体11の蹴込板13の下端部を係止させて移動を規制するように連結したが、以下のように変更してもよい。例えば、係止凹条12c内に挿入された別の階段構成体11の蹴込板13の下端部に第1突条12aからスクリュー釘を打ち込んで階段構成体11同士を連結してもよい。
【0060】
・ 実施形態では、踏板12の一方の長辺側端縁から蹴込板13を延設したが、踏板12の一方の長辺側端縁より踏板12の内方へずれた位置又は踏板12を長辺方向に二等分する踏板12の中心線から蹴込板13を延設してもよい。
【0061】
・ また、蹴込板13を踏板12の裏面から平板状に延設したが、踏板12の両短辺側の裏面から間隔をおいてそれぞれ蹴込板13を延設してもよく、踏板12の裏面から櫛状に蹴込板13を延設してもよい。
【0062】
・ 実施形態では、踏板12の他方の長辺側縁部に、別の階段構成体11の蹴込板13の下端部を連結したが、別の階段構成体11の蹴込板13の下端部が連結される踏板12の表面の位置を任意に変更してもよい。例えば、第1及び第2突条12a,12bを踏板12の中央よりに形成し、その第1及び第2突条12a,12bの間に別の階段構成体11の蹴込板13の下端部を連結してもよい。
【0063】
・ 実施形態では、ポリプロピレンにより構成体本体14を形成したが、ポリプロピレンとポリエチレンとからなる合成樹脂材料により構成体本体14を形成してもよく、再生合成樹脂材料により構成体本体14を形成してもよい。
【0064】
・ 実施形態では、蹴込板13を踏板12に対して直交するように形成したが、蹴込板13を踏板12に対して略直交するように若干傾斜させてもよい。
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
【0065】
(1)前記踏板及び蹴込板の裏面には多数箇所に凹部が凹設されていることを特徴とする階段構成体。このように構成した場合、多数の凹部により踏板及び蹴込板を肉盗みして構成体本体の軽量化を図ることができ、構成体本体の設置場所への運搬作業の負担を軽減することができる。また、構成体本体を形成するための材料の節約を図ることができる。
【0066】
(2)前記構成体本体は前記踏板及び蹴込板を鉛直方向に対して斜めに延びるように成形するキャビティが形成された金型を使用して成形され、構成体本体を金型から型抜きする際、前記凹部がアンダーカットとなるのを防止すべく凹部は構成体本体の成形時に鉛直方向へ延びるように踏板及び蹴込板に対して斜めに延びる斜状面を備えていることを特徴とする前記技術的思想(1)に記載の階段構成体。このように構成した場合、構成体本体の金型からの型抜きの際、凹部がアンダーカットとならず、型抜き作業を円滑に行うことができる。また、蹴込板が鉛直方向へ延びるように構成体本体を成形し、凹部をスライドコアを使用して成形する場合と比較して金型の構成を簡易化することができる。
【0067】
(3)前記踏板の表面には、別の構成体本体の蹴込板の下端部が係止し、当該別の構成体本体の踏板の表面に沿った移動を規制する規制手段が形成されていることを特徴とする前記技術的思想(1)及び(2)のいずれか一項に記載の階段構成体。このように構成した場合、構成体本体の上段に位置する別の構成体本体の踏板表面に沿った移動を規制して階段全体の移動やずれを防止することができる。
【0068】
(4)前記踏板及び蹴込板は合成樹脂材料により成形され、踏板とは異素材のマット部がインサート成形法により踏板と一体成形されていることを特徴とする前記技術的思想(1)〜(3)のいずれか一項に記載の階段構成体。このように構成した場合、透水性又は水性を有するマット部を踏板に一体成形することができる。
【0069】
(5)平板状をなす踏板と、同踏板の裏面から当該踏板に直交又は略直交して延設された蹴込板とより形成された構成体本体よりなり、前記踏板の表面に透水性又は水性を有する材料よりなるマット部が設けられているとともに、前記踏板及び蹴込板の裏面には多数箇所に凹部が凹設され、前記踏板の表面に別の構成体本体の蹴込板の下端部を連結させることにより複数の構成体本体を連結して階段を形成する階段構成体の製造方法であって、前記踏板及び蹴込板を鉛直方向に対して斜めに延びるように成形するキャビティが形成されているとともに、固定型には前記凹部を成形する凸部が設けられ、当該凸部に階段構成体の型抜きの際に凹部がアンダーカットとなるのを防止すべく鉛直方向へ延びる面が形成された金型を用い、キャビティ内にマット部をインサートした状態で踏板及び蹴込板を形成する合成樹脂材料を射出し、その合成樹脂材料が硬化した後、型抜きすることにより階段構成体を得ることを特徴とする階段構成体の製造方法。このように構成した場合、構成体本体の金型からの型抜きの際、凹部がアンダーカットとならず、型抜き作業を円滑に行うことができる。
【0070】
【発明の効果】
以上、詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、踏板表面に雨水が溜まる不具合を防止することができる。
【0071】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、踏板における雨水の排水性を高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、踏板表面に雨水が溜まる不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の階段構成体より形成された階段を示す部分斜視図。
【図2】実施形態の階段を示す図1の2−2線断面図。
【図3】実施形態の階段構成体を示す背面図。
【図4】実施形態の階段構成体を示す底面図。
【図5】階段構成体成形用の金型を模式的に示す断面図。
【図6】金型を使用して階段構成体を成形する状態を模式的に示す断面図。
【符号の説明】
K…階段構成体よりなる階段、11…階段構成体、12…踏板、12f…透孔、13…蹴込板、14…構成体本体、15…マット部。

Claims (3)

  1. 平板状をなす踏板と、同踏板の裏面から当該踏板に直交又は略直交して延設された蹴込板とより形成された構成体本体よりなり、前記踏板の表面に別の構成体本体の蹴込板の下端部を連結させることにより複数の構成体本体を連結して階段を形成する、合成樹脂材料により成形された階段構成体において、
    前記踏板の表面に透水性又は水性を有する材料よりなるマット部が設けられ
    前記マット部は裏面が凹凸状をなすとともに該裏面に合成樹脂材料が入り込むことで前記踏板と一体成形されてなることを特徴とする階段構成体。
  2. 前記踏板には、同踏板を貫通する透孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の階段構成体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の階段構成体を複数用い、階段構成体の踏板の表面に、別の階段構成体の蹴込板の下端部を連結させることにより形成される階段。
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