JP3970231B2 - ハンドリング用ロボットの制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体製造装置や、LCD製造装置等のように、1つのトランスファチャンバの周囲に複数のステーションとなるプロセスチャンバを配設し、各プロセスチャンバにて加工処理されるウエハ等の薄板状のワークを、トランスファチャンバを経由して、このトランスファチャンバに設けたハンドリング用ロボットにて、1つのプロセスチャンバから他のプロセスチャンバへ搬送するようにしたマルチチャンバタイプの製造装置における上記ハンドリング用ロボットの制御方法に関するものである。
マルチチャンバタイプの半導体製造装置は図1に示すようになっていて、トランスファチャンバ1の周囲に、複数のプロセスチャンバからなるステーション2a,2b,2c,2d,2eと、外部に対してワークを受け渡しを行うワーク受け渡しステーション3とが配設されており、トランスファチャンバ1内は常時真空装置にて真空状態が保たれている。
そして上記トランスファチャンバ1は図2に示すようになっていて、これの中心部にハンドリング用ロボットAが旋回可能に備えてあり、周壁で、かつ各ステーション2a,2b,2c,2d,2e及びワーク受け渡しステーション3に対向する仕切り壁5には各ステーションへのワークの出入口となるゲート6が設けてある。このゲート6はトランスファチャンバ2の内側に各ゲート6に対向して設けられた図示しない開閉扉にて開閉されるようになっている。
上記ハンドリング用ロボットAはいわゆるフロッグレッグ式の双腕型といわれているものが用いられていて、その構成は図3から図6に示すようになっている。
回転中心に対して同長の2本のアーム7a,7bがそれぞれ回転可能に設けられている。一方同一形状の2つの搬送台8a,8bを回転中心に対して両側に位置して有しており、この各搬送台8a,8bの基部に、同長の2本のリンク9a,9bの一端が連結されている。この両リンク9a,9bの一端は搬送台8a,8bに対してフロッグレッグ式の搬送台姿勢規制機構を介して連結されており、両リンク9a,9bは各搬送台8a,8bに対して完全に対称方向に回転するようになっている。そして各搬送台8a,8bに連結した2本のリンクのうちの一方のリンクは一方のアームに、他方のリンクは他方のアームにそれぞれ連結されている。
図4は上記フロッグレッグ式の搬送台姿勢規制機構を示すもので、搬送台8a,8bに連結される2本のリンク9a,9bの先端部は図4(a)に示すように互いに噛合う歯車9c,9cからなる歯車構成により結合されており、搬送台8a,8bに対するリンク9a,9bの姿勢角θR,θLが常に同じになるようにしている。これにより、搬送台8a,8bは常にトランスファチャンバ1の半径方向に向けられると共に、半径方向へ動作される。上記リンク9a,9bの連結は歯車に代えて、図4(b)に示すようにたすき掛けしたベルト9dによるものもある。
図5は上記アーム7a,7bをそれぞれ独立して回転するための機構を示すものである。各アーム7a,7bの基部はそれぞれリング状になっていて、この各リング状ボス10a,10bは回転中心に対して同軸状にしてトランスファチャンバ1に対して回転自在に支持されている。
一方両リング状ボス10a,10bの内側には円板状ボス11a,11bがそれぞれに対向されて同じ同心状に配置されており、この各対向するリング状ボスと円板状ボスとがマグネットカップリング12a,12bにて回転方向に磁気力にて連結されている。
上記各円板状ボス11a,11bのそれぞれの回転軸13a,13bは同心状に配置されていて、このそれぞれの回転軸13a,13bはトランスファチャンバ1のフレーム1aに同心状にして軸方向に位置をずらせて支持されたモータユニット14a,14bの出力部に連結されている。
上記モータユニット14a,14bは、例えばACサーボモータを用いたモータ15と、ハーモニックドライブ(商品名、以下同じ)を用いた減速機16が一体状に結合されていて、各減速機16,16の出力部が上記各回転軸13a,13bの基端に連結されている。アーム7a,7bが位置されるトランスファチャンバ1内は真空状態に維持されることから、このアーム回転機構のリング状ボス10a,10bと円板状ボス11a,11bとの間に密閉用の隔壁17が設けてある。
図6の(a),(b)は上記した従来のハンドリング用ロボットAの作用を示すもので、図6(a)に示すように、両アーム7a,7bが回転中心に対して直径方向に対称位置にあるときには、両搬送台8a,8bに対してリンク9a,9bが最も拡開するよう回転された状態となり、従って両搬送台8a,8bは旋回中心側へ移動されている。
この状態で両アーム7a,7bを同一方向に回転することにより、両搬送台8a,8bは半径方向の位置を維持したまま回転中心に対して旋回される。また図6(a)に示す状態から、両アーム7a,7bを、これらが互いに近付く方向(互いに逆方向)に回転することにより、図6(b)に示すように両アーム7a,7bでなす角度が小さくなる方に位置する搬送台8aがリンク9a,9bに押されて放射方向外側へ突出動されてトランスファチャンバ1に対して放射方向外側に隣接して設けられた上記ステーション2a,2b,2c,2d,2e,3の1つのステーションのプロセスチャンバ内に突入する。
このとき、他方の搬送台は旋回中心側へ移動されるが、各アーム7a,7bとリンク9a,9bとのなす角度の関係上、その移動量はわずかとなる。
上記第1のハンドリング用ロボットにあっては、搬送台が2個あることにより、この2個の搬送台を各ステーションに対して交互に、あるいは連続して用いることができ、双腕ロボットとしての作用効果が期待されていたが、現実には次のような問題がある。
すなわち、プロセスの順番が決まっており、各ステーションで処理したウエハを各ステーションに順番に送っていく場合において、各ステーション内には処理中または処理済みのウエハがある。このとき、あるステーション内の処理済みのウエハを未処理のウエハと交換する場合、この従来のハンドリング用ロボットAでは、図7から図11に示すように、まず、一方の搬送台8aに未処理のウエハW1 を支持してからハンドリング用ロボットAを旋回して空いている方の搬送台8bを交換しようとするステーション2eに対向させる(図7)。
ついで、この空いている方の搬送台8bをステーション2e内へ突入させてこれの上に処理済みのウエハW2 を受け取り(図8)、トランスファチャンバ1内へ搬送する。その後、ハンドリング用ロボットAを180度旋回して(図9)、未処理のウエハW1 を支持している搬送台8aを上記ステーション2eに対向させてからこれをステーション2e内へ突入動(図10)して未処理のウエハW1をこのステーション2e内へ搬入し、空になった搬送台8aはトランスファチャンバ1内に没入動される(図11)。
このように、上記従来のハンドリング用ロボットAでは、1つのステーションに対してウエハを交換する度に180度旋回しなければならず、その上、このハンドリング用ロボットAの旋回は、各搬送台8a,8bが各ステーション2a〜2eから、トランスファチャンバ1内の所定の位置まで完全に没入動作してから行われるようになっていたため、ウエハ交換のサイクルタイムが長くなってしまうという問題があった。
これに対して、本発明の出願人が先に特願平8−324237号にて提案したように、1つのステーションに対してハンドリング用ロボットを45°程度のわずかな角度にわたって回転するだけで、ステーション内の処理済みのウエハと、トランスファチャンバ内の未処理のウエハを交換することができるようにしてウエハ交換のサイクルタイムを短縮できるようにした第2・第3のハンドリング用ロボットA′,A″がある。
この第2のハンドリング用ロボットA′は図12から図14に示すようになっている。トランスファチャンバの中心部に第1・第2の2個のリング状ボス20a,20bがそれぞれ同心状にして下側から順に重ね合わせた状態で、かつ図示しない軸受を介して個々に回転自在に支持されている。そして上記各リング状ボス20a,20bのそれぞれに対向する内側には円板状ボス21a,21bが軸方向に重ね合わせ状にしてトランスファチャンバ1のフレーム1a側に図示しない軸受を介して個々に回転自在に支持されている。
上記互いに対向する各リング状ボス20a,20bと円板状ボス21a,21bのそれぞれはマグネットカップリング22a,22bにて磁気力にて連結されている。そしてこの両ボスの間に、トランスファチャンバ内の真空状態を維持するために、隔壁23が設けてある。
上記各円板状ボス21a,21bのそれぞれは、これらの軸心部に同心状に配置された回転軸24a,24bに結合されている。この両回転軸のうち、第1の回転軸24aが中空になっていて、これに第2の回転軸24bが嵌挿されており、各回転軸24a,24bはタイミンクベルト等の連結機構を介して第1・第2の各モータユニット25a,25bの各出力軸26a,26bに連結されている。
上記両モータユニット25a,25bはサーボモータと減速機を組合わせたもの、またはモータのみが用いられ、それぞれの出力軸26a,26bは極めて大きな減速比でもって減速されると共に、正転、逆転が正確に制御されるようになっている。また各出力軸26a,26bと各回転軸24a,24bとを連結する連結機構の連結回転比は同一になっている。
上記第1のリング状ボス20aの側面には第1・第2のアーム27a,27bが、第2のリング状ボス20bの側面には第3のアーム27cが、またこの第2のリング状ボス20bの頂面の軸心部に脚柱27eを介して第4のアーム27dがそれぞれ放射方向に突設されており、それぞれのアームの先端部上面が回転支点となっている。
上記各アーム27a〜27dのそれぞれの回転支点の半径Rは同一寸法になっている。そして上記第1・第4のアーム27a,27bの回転支点は上下方向で同一位置になっており、また第2・第3のアーム27b,27cの回転支点は上下方向同一位置で、かつ上記第1・第4のアーム27a,27dのそれより低くなっている。
上記各アーム27a〜27dの回転支点には同長で、かつ上記各アームの長さRより長くした第1・第2・第3・第4のリンク28a,28b,28c,28dの一端が回転自在に連結されている。そして上記第1・第4のリング28a,28dの先端の下面にフロッグレッグ式の搬送台姿勢規制機構を介して第1の搬送台8aが連結されている。また第2・第3のリング38b,38cの先端上面に搬送台姿勢規制機構を介して第2の搬送台8bが連結されている。
このとき、第1の搬送台8aは、第1・第4の両アーム27a,27dが直径方向に一直線状になった状態でいわゆる待機状態となるようになっている。また同様に、第2の搬送台8bは第2・第3のアーム27b,27cが直径方向に一直線状になったときに待機状態となるようになっている。そしてこの待機状態の両搬送台8a,8bがリング状ボスの回転方向に位置がずれており、この状態(図14)がハンドリング用ロボットの待機状態となり、この状態から、各リング状ボスの回転により各搬送台8a,8bがリング状ボスの半径方向に出没作動され、またこの待機状態でハンドリング用ロボットが旋回されるようになっている。このとき、両搬送台8a,8bは旋回方向に重複しないので、図13に示すように、上下方向に同一位置となっている。また、第1のアーム27aの先端部は、第3のアーム27cの先端部が干渉しないように外側へ湾曲されている。
このように構成されたハンドリング用ロボットA′は図15から図19に示すような動作を行う。すなわち、一方の搬送台に未処理のウエハW1 を載置した状態で、ウエハを載置していない方、すなわち空いている方の搬送台が処理済みのウエハW2 があるステーション2eに対向するように待機状態で回転する(図15)。
ついで空いている方の搬送台を上記ステーション2e内に突入させて、この上に載置して上記処理済みのウエハW2 を搬出する(図16)。ついで、未処理のウエハW1 を載置している方の搬送台を、これの処理を行うステーション2eに対向するよう全体で旋回する(図17)。このときの回転角は両搬送台の回転方向のずれ分だけで、例えば約45°である。
この状態で未処理のウエハW1 を載置している搬送台をステーション2e内に突入してこのウエハW1 をステーション内にセットする(図18)。ついで空いた搬送台をトランスファチャンバ側へ没入させ、他方の搬送台上の処理済みのウエハW2 が次のプロセスを行うステーション2aの方へ旋回し、上記と同様の動作を繰り返す。
一方第3のハンドリング用ロボットA″は図20から図22に示すようになっている。図中30はトランスファチャンバのフレームに回転自在に支承された回転台であり、この回転台30の回転中心に駆動軸31がこの回転台30に対して回転自在に支承されている。そして上記回転台30はトランスファチャンバ1のフレーム1a側に固着された第1のモータユニット32aにて正転及び逆転方向に駆動されるようになっており、また、駆動軸31は回転台30側に固着された第2のモータユニット32bにて正転及び逆転方向に駆動されるようになっている。
33と34は上記駆動軸31の軸心に対して両側に配置される第1・第2のロボットリンク機構B1 ,B2 の平行リンク構成にしたそれぞれの駆動リンク機構であり、この第1・第2の駆動リンク機構33,34はそれぞれ平行に配置される駆動リンク33a,34aと、従動リンク33b,34bと、各両リンク33a,33b,34a,34bのそれぞれの先端を連結する連結リンク33c,34cとからなっている。
そして上記各駆動リンク機構33,34のそれぞれの駆動リンク33a,34aの基端部は上記駆動軸31に固着結合されている。またそれぞれの従動リンク33b,34bの基端は、回転台30の回転中心に対して離間角度α(60°)だけ離間する位置となるようにして回転台30に枢支されている。各駆動リンク機構33,34の連結リンク33c,34cの両端の支持軸35a,35b,36a,36bにはそれぞれ同一歯数で、かつ互いに各両リンクのもの相互で歯合する歯車37a,37b,37c,37dが各支持軸と一体構成にて設けてある。この各支持軸のうち、駆動リンク33a,34aの先端に位置する支持軸75a,76aが各駆動リンク33a,34aに一体結合され、他のものはそれぞれリンクに対して回転自在となっている。
38,39は上記第1・第2のロボットリンク機構B1 ,B2 のそれぞれの駆動リンク機構33,34の先端側に連結され、かつ各駆動リンク機構33,34と同一大きさの平行リンク構成にした第1・第2の従動リンク機構であり、この各従動リンク機構38,39はそれぞれ平行に配置される駆動リンク38a,39aと、従動リンク38b,39bからなっており、各リンクの基端のうち、駆動リンク38a,39aの基端が上記第1・第2の駆動リンク機構33,34のそれぞれの従動リンク33b,34b側の支持軸35b,36bに一体結合され、従動リンク38b,39bの基端は各支持軸35a,36aに回転自在に連結されている。そして各従動リンク機構38,39のリンクの先端側のリンク40a,40bにこれと一体状にして搬送台8a,8bが連結されている。両従動リンク機構78,79の各リンク形状及び両搬送台8a,8bの形状から両搬送台8a,8bは図22に示すように上下方向に同一位置となっている。また搬送台8a,8bの基端部も相互に干渉しないようになっている。
またこのときの両搬送台8a,8bは両従動リンク機構38,39の先端側のリンク40a,40bの延長線上に向けて配置されており、従ってこの両搬送台8a,8bは回転台30の回転中心に対して上記離間角度αだけ回転方向に位置がずれされている。なお図22において、41は磁性流体シールである。
この第3のハンドリング用ロボットA″の作用を以下に説明する。図21に示す待機状態で、第2のモータユニット32bを正転あるいは逆転して駆動軸31を,例えば右回転すると、第1・第2のロボットリンク機構B1 ,B2 のそれぞれの駆動リンク機構33,34のそれぞれの駆動リンク33a,34aが一体状に右方向に回転される。
これにより、図20に示すように、第1・第2の従動リンク機構38,39は歯車37a,37b,37c,37dの作動により、左方向に回動し、第1のロボットリンク機構B1 の搬送台8aは突出動作し、第2のロボットリンク機構B2 の搬送台8b′は没入動作する。このときのそれぞれの搬送台8a,8bはそれぞれの第1・第2の駆動リンク機構33,34のそれぞれの従動リンク33b,34bの離間角度αのそれぞれの角度α1 ,α2 方向に出没動作される。
駆動軸31を逆方向、すなわち左方向に回転すると、上記動作は逆になり、第1のロボットリンク機構B1 の搬送台8aは角度α1 に沿って没入動され、第2のロボットリンク機構B2 の搬送台8bは角度α2 に沿って突出動される。
図21の待機姿勢の状態で第1のモータユニット32aを駆動することにより回転台30が回転されて、第1・第2のロボットリンク機構B1 ,B2 は一体状となって回転される。
上記した第2・第3のハンドリング用ロボットA′,A″は、一対の搬送台が45°あるいは60°の方向に向けて出没するようになっているので、第1のハンドリング用ロボットAのように180°位相がずれているものより、ウエハ交換の際のロボット全体の旋回角が少なくてすむが、いくら少ないといっても、ウエハ交換時にはロボット全体を45°あるいは60°にわたって旋回しなければならない。そしてこの第2・第3のハンドリング用ボットA′,A″も、第1のハンドリング用ボットと同様に、ステーション内に突入動作した搬送台が、トランスファチャンバ内に没入して、待機状態になってから、ロボット全体が旋回するようになっているため、搬送台の突入、没入動作時の動作時間がロスタイムになることは変わらず、単に旋回角度が180°から45°あるいは60°になった
分しかサイクルタイムを短縮することができなかった。
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、ハンドリング用ロボットの旋回及び搬送台の突入、没入動作における全体のサイクルタイムを短縮できるようにしたハンドリング用ロボットの制御方法を提供することを目的とするものである。
請求項1に係るハンドリング用ロボットの制御方法は、周囲の外周壁を介して配設され、この外周壁に形成された各ゲートを介して連通する複数のプロセスチャンバステーションを有するトランスファチャンバ内に設けられたハンドリング用ロボットであって、このロボットがロボットの旋回中心のまわりに角度方向にずらされた第1及び第2の搬送台を備え、前記ロボットが前記第1及び第2の搬送台をアームを介して機械的に連動させながら旋回及び突入または没入させる駆動手段を備え、前記駆動手段が、前記第1及び第2の搬送台を前記トランスファチャンバ内にて一緒に同時に旋回させると共に、前記第1及び第2の搬送台の一方を前記ゲートを通って前記プロセスチャンバステーション内に突入させ、かつ同時に前記第1及び第2の搬送台の他方を前記トランスファチャンバ内に没入させるようになっている、ハンドリング用ロボットの制御方法において、前記駆動手段を、一対のモータユニットで構成するとともに、前記第1及び第2の搬送台のアームを介した機械的な連動は、該第1及び第2の搬送台のうち、一方の搬送台に突入動作を行わせると、これに連動して他方の搬送台が没入動作となり、また、一方の搬送台に没入動作を行わせると、これに連動して他方の搬送台が突入動作となるような連動であり、両搬送台を回転させつつ、第1及び第2の搬送台の一方を待機状態での旋回軌跡の内側から該旋回軌跡まで突出させ、かつこれに連動して第1及び第2の搬送台の他方をプロセスチャンバステーションからトランスファチャンバに没入させて該旋回軌跡まで戻す工程と、両搬送台を回転させつつ、第1及び第2搬送台の一方を前記旋回軌跡からプロセスチャンバステーション内に突入させ、かつこれに連動して第1及び第2搬送台の他方を前記旋回軌跡から前記旋回軌跡の内側に没入させるという工程とを含み、第1及び第2の搬送台の各軌跡がショートカットを形成するクロソイド曲線を含んでおり、前記第1及び第2搬送台の一方を前記旋回軌跡からプロセスチャンバステーション内に突入させる際の突入速度を、両搬送台の回転時の旋回方向に対してゲートと干渉する位置までは旋回速度に対してゆっくりとし、前記ゲートに干渉しない状態になった時点から旋回速度に対して高速にすることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、第1及び第2搬送台の一方をさらにプロセスチャンバステーション内に突入させてから戻し且つこれに連動して第1及び第2搬送台の他方をさらに前記旋回軌跡の内側に没入させてから戻す工程をさらに含んでいることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、旋回途中での前記第1及び第2搬送台の突入及び没入の速度及び距離はそれぞれ旋回速度とゲートの大きさに関係して決めて、前記第1及び第2搬送台が前記ゲートと干渉しないようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、周囲に隔壁を介して配設され該周壁に形成された各ゲートを介して連通する複数のプロセスチャンバステーションを有するトランスファチャンバ内に設けられたハンドリング用ロボットであって、該ロボットがロボットの旋回中心のまわりに角度方向にずらされた第1及び第2搬送台を備え、前記ロボットが前記第1及び第2搬送台をアームを介して機械的に連動させながら旋回及び突入又は没入させる駆動手段を備え、前記駆動手段が、前記第1及び第2搬送台を前記トランスファチャンバ内にて一緒に同時に旋回させると共に、前記第1及び第2搬送台の一方を前記ゲートを通って前記プロセスチャンバステーション内に突入させ且つ同時に前記第1及び第2搬送台の一方を前記ゲートを通って前記プロセスチャンバ内に突入させ且つ同時に前記第1及び第2搬送台の他方を前記トランスファチャンバ内に没入させるようになっている、ハンドリング用ロボットの制御方法において、前記駆動手段を、一対のモータユニットで構成するとともに、前記第1及び第2の搬送台のアームを介した機械的な連動は、該第1及び第2の搬送台のうち、一方の搬送台に突入動作を行わせると、これに連動して他方の搬送台が没入動作となり、また、一方の搬送台に没入動作を行わせると、これに連動して他方の搬送台が突入動作となるような連動であり、両搬送台を回転させつつ、第2搬送台を待機状態での旋回軌跡からプロセスチャンバステーション内に突入させ且つこれに連動して第1搬送台を該旋回軌跡から該旋回軌跡の内側に没入させ、第2搬送台をプロセスチャンバステーション内にさらに突入させ且つこれに連動して第1搬送台を前記旋回軌跡の内側にさらに没入させ、第2搬送台をトランスファチャンバ側に戻し且つこれに連動して第1搬送台を前記旋回軌跡側に戻し、両搬送台を回転させつつ、第1搬送台を前記旋回軌跡の内側から前記旋回軌跡まで突出させ且つこれに連動して第2搬送台をプロセスチャンバステーションからトランスファチャンバ内に没入させて前記旋回軌跡まで戻す工程と、両搬送台を回転させつつ、第1搬送台を前記旋回軌跡からプロセスチャンバステーション内に突入させ且つこれに連動して第2搬送台を前記旋回軌跡から前記旋回軌跡の内側に没入させ、第1搬送台をプロセスチャンバ内にさらに突入させ且つこれに連動して第2搬送台を前記旋回軌跡の内側にさらに没入させ、第1搬送台をトランスファチャンバ側に戻し且つこれに連動して第2搬送台を前記旋回軌跡側に戻し、両搬送台を回転させつつ、第1搬送台をプロセスチャンバステーションからトランスファチャンバ内に没入させて前記旋回軌跡まで戻し且つこれに連動して第2搬送台を前記旋回軌跡の内側から前記旋回軌跡まで突出させるようにするという工程とを含み、第1及び第2搬送台の各軌跡がショートカットを形成するクロソイド曲線を含んでおり、前記第1及び第2搬送台の一方を前記旋回軌跡からプロセスチャンバステーション内に突入させる際の突入速度を、両搬送台の回転時の旋回方向に対してゲートと干渉する位置までは旋回速度に対してゆっくりとし、前記ゲートに干渉しない状態になった時点から旋回速度に対して高速にすることを特徴とする。
上記したハンドリング用ロボットの制御方法によれば、ハンドリング用ロボットの旋回動作と各搬送台の突入、没入の各動作の組み合わせにて行われて、この両動作が重複されることになり、ハンドリング用ロボットの旋回及び搬送台の出没動作における全体のサイクルタイムを短縮することができる。
本発明の実施の形態を上述した第2のハンドリング用ロボットA′について説明する。この第2のハンドリング用ロボットA′の一対の搬送台8a,8bの従来の動作は図15から図19に示すようになり、このときの両搬送台8a,8bの先端部の動きを細かく分析すると、第1の搬送台8aの動作は図23(a)に、第2の搬送台8bの動作は図23(b)にそれぞれ示すようになる。なお以下に示すt0 ,t0 ′〜t6 ,t6 ′の各点及びこれを結ぶ線は各搬送台8a,8bの先端中央部及びこれの軌跡を示す。
図15は待機状態を示すものであり、このときの第1の搬送台8aは図23(a)でt0 、第2の搬送台8bは図23(b)でt0 ′に位置されている。そしてこの図23(a),(b)において、t1 ,t1 ′は、図16に示す状態の直前、すなわち、第2の搬送台8bが対象のステーション2eに対向しての待機状態を示す。t2 ,t2 ′は第2の搬送台8bがステーション2e内にゲート6を通って所定ストロークにわたって突入した状態を示す。このとき、待機側である第1の搬送台8aは、第2の搬送台8bの動きに連動してトランスファチャンバの内側へ少し没入動作してt2 の位置となる。
3 ,t3 ′は第2の搬送台8bがステーション2eからゲート6を通ってトランスファチャンバ側へ没入して待機状態になったときで、第1の搬送台8aも待機状態となる。t4 ,t4 ′は第1の搬送台8aを対象のステーション2eに向けるために、両搬送台8a,8bの配置角度、例えば45°だけ旋回した状態を示す。t5 は第1の搬送台8aがステーション2e内にゲート6を通って突入した状態で、第2の搬送台8bはこれに連動して内側にt5 ′まで没入する。t6 ,t6 ′は第1の搬送台8aがステーション2eからゲート6を通ってトランスファチャンバ側へ没入して待機位置になったときの第1・第2の搬送台8a,8bの位置である。
このときの、各搬送台8a,8bの突入、没入の各動作とロボット全体の旋回動作が別々になっていたため、第1の搬送台8aが最没入位置t2 (第2の搬送台8bは突入位置t2 ′)から45°にわたって旋回し、ついでステーション2e内にt5 まで突入するまでのサイクルタイムTは
T=(t3 −t2 )+(t4 −t3 )+(t5 −t4
=(t3 ′−t2 ′)+(t4 ′−t3 ′)+(t5 ′−t4 ′)
となり、旋回動作の動作タイム(t4 −t3 )、(t4 ′−t3 ′)が直接的に加算されている。
本発明は上記搬送台8a,8bの突入、没入動作と旋回動作において、搬送台8a,8bの突入、没入動作を行いながら旋回動作を行って全体のサイクルタイムの短縮を図ろうとするものである。
そのやり方を、上記と同様に図15から図19を参照しながら第2のハンドリング用ロボットA′について図24(a),(b)に基づいて説明する。図15で示した待機状態では、第1の搬送台8aは図24(a)でt00、第2の搬送台8bは図24(b)でt00′に位置される。なお、以下に示すt00,t00′〜t05,t05′の各点及びこれを結ぶ線は上記の場合と同様に各搬送台8a,8bの先端中央部及びこれの軌跡を示す。
図15で示す待機状態からθだけ旋回して第2の搬送台8bを1つのステーション2eに対向させると共に、このステーション2e内へゲート6を通して突入し、ついでトランスファステーション1側へ没入させ、ついで第1の搬送台8aを同じステーション2e内に突入し、ついでこれをトランスファステーション1側へ没入させる一連の動作について説明する。
図15に示す待機状態での第1の搬送台8aは図24(a)のt00、第2の搬送台8bは図24(b)のt00′に位置されている。この状態からθだけ旋回する間に、第2の搬送台8bを徐々に突入動作を行う。このときの第2の搬送台89bの軌跡は、クロソイド曲線を描いてステーション2eに対向する位置に至る。そして、このときの旋回途中での搬送台8bの突入速度及びストロークは旋回速度とゲート6の大きさに関係して相対的に決められる。
すなわち、旋回方向に対してゲート6と干渉する位置までの突入速度は旋回速度に対してゆっくりとし、ある旋回角まで旋回し、ゲート6に干渉しない状態になった時点t01′から旋回速度に対して高速でt02′まで突入動作する。つまり、第1又は第2搬送台をプロセスチャンバステーション内に突入させる際、該搬送台の突入速度が、旋回速度に応じて緩急変化するような制御を行っている。
なお、搬送台8b(あるいはウエハ)の大きさに対してゲート6の旋回方向の大きさが十分大きい場合には突入動作の終端位置t02′まで旋回動作と共に、突入動作を行うようにしてもよい。また、上記突入速度は一定であってもよい。
このとき、待機側である第1の搬送台8aは第2の搬送台8bの動きに連動してトランスファチャンバの内側へ少し没入動作してt01を経由してt02の位置となる。
ついで、第2の搬送台8bがステーション2eからゲート6を通ってトランスファチャンバ側へ没入させ、45°にわたって旋回した第1の搬送台8aをステーション2eに突入する動作がなされるが、このときの第2の搬送台8bはt02′からt01′まで、すなわち、ゲート6に対して旋回方向に干渉する位置までは、旋回しない状態で、あるいは極めてゆっくり旋回させながら第2の搬送台8bを没入動作し、ついでロボット全体をステーション2eの位置から45°にわたって旋回させながら第2の搬送台8bが没入動作する。
待機位置から45°にわたって旋回してステーション2eに対して突入動作する第1の搬送台8aは、上記第2の搬送台8bの突入動作と同様に旋回しながら突入動作が行われ、ゲート6に干渉しない状態になった時点t03から高速でt04まで突入動作する。このとき、第2の搬送台8bは、この第1の搬送台8aの動作に連動して没入動作が行われてt04′になる。
この第1の搬送台8aの没入動作は、次の動作と組み合わせる場合、すなわち、旋回してこの第1の搬送台8a、あるいは第2の搬送台8bを次のステーションに突出させる場合には、上記突入動作の場合と同様に、ゲート6と旋回方向に干渉しない位置t03まで没入させてから、この没入動作中に旋回動作させてt05の位置まで移動する。このとき、第2の搬送台8bはt05′になる。
このときの各搬送台8a,8bの突入、没入の各動作において、第1の搬送台8aが最没入位置t02(第2の搬送台8bは突入位置t02′)から45°にわたって旋回し、ついでステーション2e内にt04まで突入するまでのサイクルタイムT0
0 =(t01−t02)+(t03−t01)+(t04−t03
=(t01′−t02′)+(t03′−t01′)+(t04′−t03′)
となる。
このサイクルタイムT0 において、(t03−t01)、(t05−t03)は、従来のサイクルタイムTにおいての搬送台8a,8bの突入、没入の軌跡と旋回軌跡との交点であるt3 ,t4 及びt6 の部分をショートカットした曲線となり、また、(t01′−t00′)、(t03′−t01′)も、従来のサイクルタイムTにおいての両軌跡の交点であるt1 ′,t3 ′及びt4 ′の部分をショートカットした曲線となり、従って、この両サイクルタイムT,T0 を比較したときに、明らかに、T>T0 となり、本発明の実施の形態により、搬送台8a,8bの旋回及び突入、没入のサイクルが短縮された。
この実施の形態において、各搬送台8a,8bが旋回しながら突入動作するときにゲート6に対する干渉しない位置t03,t01′はゲート6の旋回方向の大きさ、及び搬送台、あるいはこれに載せるウエハの大きさ、さらには速度・加速度等の動作条件によって決められる。
上記搬送台8a,8bのサイクルタイムT0 を描くには、ハンドリング用ロボットA′の旋回動作と各搬送台8a,8bの突入、没入の各動作の組み合わせにて行われる。そしてこの動作は、これらを駆動するモータユニット25a,25bの制御にて行われる。このとき、この両モータユニット25a,25bは図示しない制御装置にて正転、逆転及び回転速度が正確に、かつ任意に制御されるようにする。
この実施の形態では、第2のハンドリング用ロボットA′について説明したが、図20に示した他のハンドリング用ロボットA″においても同様に実施することができる。また、図24(a)、(b)において、搬送台8a,8bのt01→t03、t01′→t03′の軌跡が、両搬送台8a,8bの待機状態での旋回軌跡と単に交差でもよく、あるいは接線状を経て交差し、接線状に離間するようにしてもよい。
マルチチャンバタイプの製造装置の一例である半導体製造装置の概略的な平面図である。 トランスファチャンバと第1のハンドリング用ロボットの関係を示す分解斜視図である。 第1のハンドリング用ロボットを示す斜視図である。 (a),(b)は搬送台姿勢規制機構を示す説明図である。 第1のハンドリング用ロボットのアーム回転機構を示す断面図である。 (a),(b)は第1のハンドリング用ロボットの作用説明図である。 第1のハンドリング用ロボットの1つのステーションに対する作用説明図である。 第1のハンドリング用ロボットの1つのステーションに対する作用説明図である。 第1のハンドリング用ロボットの1つのステーションに対する作用説明図である。 第1のハンドリング用ロボットの1つのステーションに対する作用説明図である。 第1のハンドリング用ロボットの1つのステーションに対する作用説明図である。 第2のハンドリング用ロボットのボス部を示す断面図である。 第2のハンドリング用ロボットを示す正面図である。 第2のハンドリング用ロボットを示す平面図である。 第2のハンドリング用ロボットにおける1つのステーションに対する作用説明図である。 第2のハンドリング用ロボットにおける1つのステーションに対する作用説明図である。 第2のハンドリング用ロボットにおける1つのステーションに対する作用説明図である。 第2のハンドリング用ロボットにおける1つのステーションに対する作用説明図である。 第2のハンドリング用ロボットにおける1つのステーションに対する作用説明図である。 第3のハンドリング用ロボットの作用状態を示す平面図である。 第3のハンドリング用ロボットの待機状態を示す平面図である。 第3のハンドリング用ロボットの構成を示す断面図である。 (a),(b)は第3のハンドリング用ロボットにおける搬送台の動作軌跡を示す線図である。 (a),(b)は本発明におけるハンドリング用ロボットの搬送台の動作軌跡を示す線図である。
符号の説明
A,A′,A″…ハンドリング用ロボット
1 ,B2 …ロボットリンク機構
1…トランスファチャンバ
1a…フレーム
2a,2b,2c,2d,2e…プロセスチャンバステーション
3…ワーク受け渡しステーション
5…仕切り壁
6…ゲート
7a,7b,27a,27b,27c,27d…アーム
8a,8b…搬送台
9a,9b,28a,28b,28c,28d…リンク
10a,10b,20a,20bリング状ボス
11a,11b,21a,21b…円板状ボス
13a,13b,24a,24b…回転軸
14a,14b,25a,25b,32a,32b…モータユニット
17,23…隔壁
27e…脚柱
30…回転台
31…駆動軸
33,34…駆動リンク機構
38,39…従動リンク機構

Claims (4)

  1. 周囲の外周壁を介して配設され、この外周壁に形成された各ゲートを介して連通する複数のプロセスチャンバステーションを有するトランスファチャンバ内に設けられたハンドリング用ロボットであって、このロボットがロボットの旋回中心のまわりに角度方向にずらされた第1及び第2の搬送台を備え、前記ロボットが前記第1及び第2の搬送台をアームを介して機械的に連動させながら旋回及び突入または没入させる駆動手段を備え、前記駆動手段が、前記第1及び第2の搬送台を前記トランスファチャンバ内にて一緒に同時に旋回させると共に、前記第1及び第2の搬送台の一方を前記ゲートを通って前記プロセスチャンバステーション内に突入させ、かつ同時に前記第1及び第2の搬送台の他方を前記トランスファチャンバ内に没入させるようになっている、ハンドリング用ロボットの制御方法において、
    前記駆動手段を、一対のモータユニットで構成するとともに、
    前記第1及び第2の搬送台のアームを介した機械的な連動は、該第1及び第2の搬送台のうち、一方の搬送台に突入動作を行わせると、これに連動して他方の搬送台が没入動作となり、また、一方の搬送台に没入動作を行わせると、これに連動して他方の搬送台が突入動作となるような連動であり、
    両搬送台を回転させつつ、第1及び第2の搬送台の一方を待機状態での旋回軌跡の内側から該旋回軌跡まで突出させ、かつこれに連動して第1及び第2の搬送台の他方をプロセスチャンバステーションからトランスファチャンバに没入させて該旋回軌跡まで戻す工程と、 両搬送台を回転させつつ、第1及び第2搬送台の一方を前記旋回軌跡からプロセスチャンバステーション内に突入させ、かつこれに連動して第1及び第2搬送台の他方を前記旋回軌跡から前記旋回軌跡の内側に没入させるという工程とを含み、
    第1及び第2の搬送台の各軌跡がショートカットを形成するクロソイド曲線を含んでおり、
    前記第1及び第2搬送台の一方を前記旋回軌跡からプロセスチャンバステーション内に突入させる際の突入速度を、両搬送台の回転時の旋回方向に対してゲートと干渉する位置までは旋回速度に対してゆっくりとし、前記ゲートに干渉しない状態になった時点から旋回速度に対して高速にする
    ことを特徴とするハンドリング用ロボットの制御方法。
  2. 第1及び第2搬送台の一方をさらにプロセスチャンバステーション内に突入させてから戻し且つ第1及び第2搬送台の他方をさらに前記旋回軌跡の内側に没入させてから戻す工程をさらに含んでいることを特徴とする、請求項1に記載のハンドリング用ロボットの制御方法。
  3. 旋回途中での前記第1及び第2搬送台の突入及び没入の速度及び距離はそれぞれ旋回速度とゲートの大木債に関係して相対的に決めて、前記第1及び第2搬送台が前記ゲートと干渉しないようにした、請求項1又は請求項2に記載のハンドリング用ロボットの制御方法。
  4. 周囲に隔壁を介して配設され該周壁に形成された各ゲートを介して連通する複数のプロセスチャンバステーションを有するトランスファチャンバ内に設けられたハンドリング用ロボットであって、該ロボットがロボットの旋回中心のまわりに角度方向にずらされた第1及び第2搬送台を備え、前記ロボットが前記第1及び第2搬送台をアームを介して機械的に連動させながら旋回及び突入又は没入させる駆動手段を備え、前記駆動手段が、前記第1及び第2搬送台を前記トランスファチャンバ内にて一緒に同時に旋回させると共に、前記第1及び第2搬送台の一方を前記ゲートを通って前記プロセスチャンバステーション内に突入させ且つ同時に前記第1及び第2搬送台の他方を前記トランスファチャンバ内に没入させるようになっている、ハンドリング用ロボットの制御方法において、
    前記駆動手段を、一対のモータユニットで構成するとともに、
    前記第1及び第2の搬送台のアームを介した機械的な連動は、該第1及び第2の搬送台のうち、一方の搬送台に突入動作を行わせると、これに連動して他方の搬送台が没入動作となり、また、一方の搬送台に没入動作を行わせると、これに連動して他方の搬送台が突入動作となるような連動であり、
    両搬送台を回転させつつ、第2搬送台を待機状態での旋回軌跡からプロセスチャンバステーション内に突入させ且つこれに連動して第1搬送台を該旋回軌跡から該旋回軌跡の内側に没入させ、
    第2搬送台をプロセスチャンバステーション内にさらに突入させ且つこれに連動して第1搬送台を前記旋回軌跡の内側にさらに没入させ、
    第2搬送台をトランスファチャンバ側に戻し且つこれに連動して第1搬送台を前記旋回軌跡側に戻し、
    両搬送台を回転させつつ、第1搬送台を前記旋回軌跡の内側から前記旋回軌跡まで突出させ且つこれに連動して第2搬送台をプロセスチャンバステーションからトランスファファチャンバ内に没入させて前記旋回軌跡まで戻す工程と、
    両搬送台を回転させつつ、第1搬送台を前記旋回軌跡からプロセスチャンバステーション内に突入させ且つこれに連動して第2搬送台を前記旋回軌跡から前記旋回軌跡の内側に没入させ、
    第1搬送台をプロセスチャンバ内にさらに突入させ且つこれに連動して第2搬送台を前記旋回軌跡の内側にさらに没入させ、
    第1搬送台をトランスファチャンバ側に戻し且つこれに連動して第2搬送台を前記旋回軌跡側に戻し、
    両搬送台を回転させつつ、第1搬送台をプロセスチャンバステーションからトランスファチャンバ内に没入させて前記旋回軌跡まで戻し且つこれに連動して第2搬送台を前記旋回軌跡の内側から前記旋回軌跡まで突出させるようにするという工程とを含み、
    第1及び第2搬送台の各軌跡がショートカットを形成するクロソイド曲線を含んでおり、
    前記第1及び第2搬送台の一方を前記旋回軌跡からプロセスチャンバステーション内に突入させる際の突入速度を、両搬送台の回転時の旋回方向に対してゲートと干渉する位置までは旋回速度に対してゆっくりとし、前記ゲートに干渉しない状態になった時点から旋回速度に対して高速にする
    ことを特徴とするハンドリング用ロボットの制御方法。
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