JP3969689B2 - 文書作成支援装置、文書作成支援方法及び文書作成支援プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

文書作成支援装置、文書作成支援方法及び文書作成支援プログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第一言語の文書を参考にして、第二の文書を作成する為の文書作成支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコン、ワープロ等で英語の文書を作成する機会が増えてきており、簡便に文書の入力、修正、編集等を行える技術が求められている。一般的に、日本人が英語の文書を作成する際には、参考となる日本語文書を見ながら、英語の文書を作成することになる。この際、文書作成用のエディタを用いるとすると、例えば、1つのウインドウ画面に参考となる日本語文書を表示させておき、これを見ながら別なウインドウで英文を作成していくと言う使用方法も考えられる。しかしながら、この場合、参考とする日本語文書と、作成しようとしている英語の文書との間では、全くの対応がとられておらず、ユーザにとっては、日本語文書を単に確認のために用いるにすぎず、ユーザに対する文書作成支援という点の考慮はされていなかった。
【0003】
また、ユーザに対する文書作成支援を考慮したものとして、参考にする複数の日本語文書を例えば、一文単位に区分し、上から順番に英語文書の作成状況に応じて一文単位に順次色付けすることで、ユーザは色の付いた日本語文書を参考にして英語文書を作成すると言った機能等を含んだエディタも開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記エディタ機能を用いたとしても、参考としている日本語文書の内容と作成中の英語文書の内容との対応関係を見ておらず、元となる日本語文書の一部の単語を翻訳するのを忘れてしまうと言ったミス(例えば、「とても高価で、美しく、…、大きな宝石」と言ったように形容詞が連続している場合などに形容詞の一つが欠落してしまう)が存在する。
【0005】
また、参照している日本語文書の順序をはずれて、ユーザが英語文書を作成してしまった場合などは、文書同士の対応関係が無くなってしまうので、日本語文書の一部の文に対応した英語文書の作成を忘れてしまうと言うミスが発生する恐れもある。
【0006】
以上述べたように、従来の文書作成支援方式では、作成中の文書に対して、参考とする文書が正しく用いられているかどうかをユーザに提示する仕組みが満足できるものとは言えなかった。本発明は、この点に鑑み、参考文書と作成中の文書との中身について対応関係を調べ、その結果をユーザに提示することにより、文書作成における入力操作の負担を軽減することのできる文書作成支援装置、文書作成支援方法及び文書作成支援プログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の文書作成支援装置は、第一言語で表現された文書情報を入力するための第一の入力手段と、第二言語で表現される文書情報を入力するための第二の入力手段と、これら第一、第二の入力手段より入力された第一、第二言語で表現された文書情報をそれぞれ表示する表示手段と、前記第一の入力手段より入力された第一言語で表現された文書情報に含まれる単語を抽出し、該単語に対応する第二言語の単語を求めて単語リストを作成する第一の文書解析手段と、この第一の文書解析手段で作成された単語リストを記憶する記憶手段と、前記第二の入力手段より入力された第二言語で表現された文書情報に含まれる単語を抽出する第二の文書解析手段と、前記第二の文書解析手段により抽出した第二言語の単語が前記記憶手段に記憶された訳語リストに存在するかを判別する判別手段と、この判別手段による判別結果に応じて、既に第二言語の文書として作成した内容に対して、前記第一の言語で表現された文書情報が参照されていないことを示す情報を前記表示手段に表示する表示制御手段とを備えることを特徴としたもである。
【0008】
このような構成をとることにより、参照元となる第一言語の文書に対しユーザが作成した第二言語の文書との相違を適宜ユーザに示すことにより、ユーザは文書作成の効率を高めることができる。
【0009】
また、ユーザに対する提示方法としての具体的な内容としては、まず、表示制御手段は、この判別結果に応じて、前記第一の言語で表現された文書情報中に、未だ第二言語の文書として作成していない部分を明示する手法や、また、表示制御手段は、この判別結果に応じて、既に第二言語の文書として作成した単語について、これに対応する第一の言語で表現された文書情報中の単語を他の部分と識別表示する手法、更には、これらの手法を組み合わせて、表示制御手段は、この判別結果に応じて、前記第一の言語で表現された文書情報中に、未だ第二言語の文書として作成していない部分を明示し、また、既に第二言語の文書として作成した単語について、これに対応する第一の言語で表現された文書情報中の単語を他の部分と識別表示する構成も考えられる。
【0010】
このような構成を取ることにより、ユーザは、参照元となる第一言語の文書中で未だ第二言語の文書として作成していない箇所がある旨を警告表示したり、未作成の部分を具体的に単語単位又は文単位で提示したり、また、第一言語の文書中で未だ第二言語の文書として作成していない部分とそうでない部分とが識別表示されるので第二言語の文書作成の進行状況を適宜把握することも可能となり、ユーザは文書作成の進行状況を把握しながら作業を進めることができ、作成漏れなど入力操作時の負担を多いに低減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、第一の実施形態について説明する。
【0012】
図1は本発明に係る文書作成支援装置の構成を表わすブロック図である。
【0013】
入力部101は、文書を入力したり、また文を作成するための文字データを入力したり、単語の確定処理等を入力するものである。一般的にはキーボード、マウス、磁気ディスク、磁気テープ、OCR、光ディスク、ネットワーク接続装置などのいずれか、もしくは複数種類のものを使用する。
【0014】
入力部101から入力されたデータは、文書作成支援制御部102の図示しないメモリに一旦記憶され、その後、文書解析部103に送られる。
【0015】
文書作成支援制御部102は、入力されたデータを文書解析部103に送り、その後、文書解析部103より受け取る解析結果を使って、参照文書(原文)と作成文書(訳文)との対応を取るなどと言った文書作成支援処理全体の制御を行う。
【0016】
文書解析部103は文書作成支援制御部102の制御の下、文書作成支援制御部102から文字データを受け取って、文の解析を行い解析結果を出力する。ここで、文解析の方法としては、単純な辞書引きや形態素解析、構文解析、意味解析などが挙げられるが、現在の技術レベルで一般的な手法を用いることができる。
【0017】
表示部104は文書作成支援制御部102の制御の下、入力文書や解析結果等をユーザーに提示するものである。一般的には、光学ディスプレイやプリンタなどのいずれか、もしくは複数種類のものを使用する。
【0018】
以下、日本語の文書(原文)を参照して、英語の文書(訳文)を作成する場合について説明する。
【0019】
まず、ユーザは入力部101を使って作成する文書の元となる原文を入力する。この場合、逐次原文をキーボードを使って入力しても良いし、予め作成しておいた原文を記憶装置から呼び出して入力するようにしても良い。図2に参照対象となる原文の例を示す。このようにして入力された原文は文書作成支援制御部102の図示しないメモリに一旦保存される。この原文は、文書作成支援制御部102より文書解析部103へ送られて、解析処理が行われ、その解析結果が文書作成支援制御部102に返される。
【0020】
文書解析手段103では、まず原文を形態素解析して例えば単語単位に区分し、その後、各単語について対応する訳語を翻訳辞書を参照して求める。この例では、解析結果は、単語に関するリスト情報として、語順、見出し語、訳語、使用済フラグの4つの項目で構成している。語順の項目は、単語単位に区切った際の、その単語が原文中に現れる順を表している。見出し語の項目は、入力された原文に含まれる単語を表し、通常原形で表している。訳語の項目は、各見出し語に対して翻訳辞書に基づき求めた訳語を表している。使用済フラグの項目は、各単語が訳文として作成した文書に現れたかどうかを表すフラグであり、その詳細は後述する。
【0021】
ここでは、ひとつの見出し語に対して訳語が複数個存在する場合は、それぞれ別のエントリーとして記述している。具体的には、見出し語「とても」の訳語として、「very」と「absolutely]がある場合、それぞれは別のエントリーとして記述する。なお、解析結果の項目は上記した4つであるとは限らない。必要に応じて、品詞情報、意味情報や活用情報と言ったその他の言語情報を追加しても構わない。また、本実施形態では複数の訳語を持つ見出し語は、それぞれを別のエントリーとして記述したが、テーブルなどの記述方法を使って同じエントリーに記述しても構わない。図3として、文書解析部103から返される解析結果の例を示す。以下、この解析結果である単語のリスト情報を訳語リストと呼ぶこととする。
【0022】
また、入力された文書は表示部104に送られ表示される。図4に表示画面の例を示す。この例では、表示画面400は、原文を表示する原文表示領域401と、訳文を表示する訳文表示領域402からなる。ユーザは、原文表示領域401に表示された原文としての日本語文書を参照しながら、訳文表示領域402に、訳文としての英語文書を作成することになる。
【0023】
この例では、ひとつの画面を2つに分割して表示させているが、原文表示領域401、訳文表示領域402をそれぞれ独立させウインドウ表示させるようにしても構わない。その具体的な表示例を図5に示す。この場合、原文表示領域401bと訳文表示領域402bの対応付けを記した画面管理の情報を文書作成支援制御部102に持たせ管理を行う。画面間の対応づけはユーザがキーボード、マウスといった入力部101を使用して指定する方法や、元となる原文文書が入力された段階で、システム側が訳文を生成するための訳文表示領域402bを自動的に生成して管理する方法等の手法が考えられる。
【0024】
さて、続いて図4に示した状態から、ユーザが入力部101を使って訳文を作成していく様子を図6に示す。ユーザは、原文表示領域401に表示された原文を見て、まず「彼女」の訳語として「She」を入力する。さらに次の単語を入力するためスペース(空白)文字404を入力する。ここまで入力すると、文字入力位置を示すカーソル405は図に表示した位置に来て、次の文字入力待ち状態となる。
【0025】
入力手段101を介して入力された文字列は、逐次、文書作成支援制御部102に渡される。文書作成支援制御部102は、入力文字列を表示部104及び、文書解析部103へ渡す。表示部104は、訳文表示領域402に入力した文字列を逐次表示させる。
【0026】
次に文書作成支援制御部102は、入力文字列「She」を文書解析部103に送る。文書解析部103は、形態素解析を行い解析結果として「she」を返す。ここでは大文字が小文字化されているが、例えば過去形などの活用された文字列が入力された場合には、原形に変換される。この際、文書作成支援制御部102が、文書解析部103に入力文字列を送るタイミングとしては、例えば、スペース、ピリオド、コンマ、句読点等の記号が入力された場合や、コントロールキー、ファンクションキー、変換キー、マウスボタン操作等によるユーザからの指示が与えられた場合などが挙げられる。また、一文字入力される毎にその文字までの文字列を、逐次、文書解析部103に送ってもよい。ここでは、スペース文字を入力した時点で、文書解析部103に送るようにしている。この場合、文書解析部103は解析できる部分までの解析結果を返したり、解析できない場合は解析結果を返さなかったりするが、それらについては、一般的な技術を使って実現できる。
【0027】
解析結果を受け取ると文書作成支援制御部102は、先に作成した訳語リストを検索し、入力した文字列(訳文)に対応する原文の単語を他の部分とは識別できるように表示させる処理を行う。本実施形態では、識別表示させる手法として、白抜き表示を行うものとする。
【0028】
文書作成支援制御部102での識別表示処理に関連する処理の流れを図7に示す。
【0029】
まず、文書作成支援制御部102は、ステップS701で、訳文として入力した文字列が訳語リストの訳語の項目にエントリーされているかどうか調べる。入力した文字列が訳語リストにエントリーされていない場合は、参考とする原文情報に対応する訳語が無かったことになり、処理を終了する。一方、入力した文字列が訳語リストにエントリーされている場合はステップS702に進み、使用済フラグが0かどうか調べる。ここで、フラグが1の場合は、既に訳文として入力済みの単語であり、原文表示領域401の原文の見出し語には白抜き表示等で識別表示されているので、このまま処理を終了する。また、フラグが0であれば、該入力した文字列は初めて入力された単語であるので、続くステップS703に進む。ステップS703では、対応する訳語リストの使用済フラグを1に変更し、また、同じ語順を持つエントリーの使用済フラグも1に変更する。その後、ステップS704で、原文表示領域401に表示されている原文中の対応する見出し語部分を白抜きで表示させるよう、表示部104へ指示を送り、処理を終了する。
【0030】
例えば、文書解析部103での解析結果として「she」が文書作成支援部102に渡された場合、ステップS701で訳語リストの訳語項目を検索し、「she」がエントリーとして存在しているか判断する。この場合、訳語リストの訳語項目に「she」と言うデータが存在するので、ステップS702に進む。ステップS702では、使用済フラグをチェックするが、この場合「she」についてのフラグ項目は0なので、続くステップS703へ進む。ステップS703では、「she」に対するフラグ項目を1とし、入力が行われたことが分かるようにフラグを書き換える。次に、ステップS704において、表示部104上で上記訳文として入力した単語に対応した「彼女」と言う見出しが既に使用されたことをユーザに知らせるために、原文表示領域401に表示されている「彼女」の部分を白抜き表示させるように表示部104へ指示し、処理を終了する。もちろん、白抜き表示ではなく、網掛け表示、色を変えて表示させる、淡色表示、反転表示、アンダーラインをつけるなどの手法をとっても良い。この時点での、画面の表示状態を図8に示す。
【0031】
同様にして、文書作成支援部102は、文書解析部103から解析結果を受け取る毎に図7のフローチャートで示した処理を繰り返し行う。
【0032】
続いてユーザは「is 」を入力したとする。すでに説明した通り、文書解析部103によって、入力した「is」の原形である「be」が得られる。そして訳語リストの「である」のエントリーの使用済フラグを1として「である」が白抜き表示される。さらに、ユーザが次の入力として「a 」を入力した場合は、ステップS701において、訳語リストが調べられるが、「a」対応するエントリーが存在しないのでそのまま処理を終了する。
【0033】
また、ユーザが「beautiful 」を入力した場合は、ステップS701において、訳語リストに対応するエントリーが存在することが分かり、またステップS702で該入力した訳語の使用済フラグの項目は0でことが分かり、ステップS703へ進む。この場合、「美しい」の訳語としては、「lovely」「fine」と言った複数の訳語が存在しており、続く、ステップS703では、「美しい」と同じ意味(語順項目が「3」)である「lovely」「fine」についても使用済フラグを1とする。
【0034】
以上の操作を繰り返し、ユーザは「She is a beautifullady」と入力し、訳文の入力が終了したことを表す「.」ピリオドを入力したとする。この時点での画面の表示状態を図9に示し、また同時点での訳語リストの状況を図10に示す。
【0035】
文書作成支援制御部102は、この実施形態では1文の終わりを示すピリオドの入力に応じて、図10に示す訳語リストから使用済フラグを検索し、使用済フラグが「0」の状態のエントリーがあるかを探す。ここで、使用済フラグが「0」の状態のエントリーについてはユーザが訳文入力の際に見落としている可能性があるので、ユーザに対して注意を促す内容を提示する。本実施形態では、原文中の「とても」に対応する訳語が入力されていないことが分かるので、「とても」に対応する訳語が未入力である旨の警告内容をユーザに提示する。ユーザに対する警告内容の具体的な表示例を図11に示す。
【0036】
ユーザは、図11の403に示す警告表示メッセージと、原文表示領域に示される原文の白抜き状態を見て、「とても」に対応する訳語入力したり、「とても」の部分を略して現状のままの訳文を採用する等の処理を行う。
【0037】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0038】
本実施形態ではピリオドの入力によって訳文が確定したものと判断し、ユーザに対して未使用の訳語に対応する見出し語を提示するようにしたが、マウス操作やメニュー操作等といった入力手段101によって、所定のタイミングでユーザが訳文に使用していない見出し語を提示するようにしてもよい。
【0039】
また、原文表示領域401の中で既にユーザによって訳文作成で使用済みとなった単語に対し白抜き表示するといった機能だけで、警告表示メッセージ403の表示を省略してもよい。
【0040】
また、本実施形態では原文の白抜き表示する単語は自立語のみを対象としているが、もちろん自立語に付属している付属語も含めて白抜き表示してもかまわない。
【0041】
また、文中に同じ単語が複数出てきた場合は、全て白抜き表示してもかまわないし、文構造に基づいて対応する語順に対応する部分に白抜き表示を付けて行くなどの方法を取ってもよい。
【0042】
参照する原文が複数あった場合は、現在作成中の訳文の一文毎に対応する原文に対してのみ白抜き表示を行うようにしてもよいし、複数の原文全体を対象としてもよい。また、マウス等によって原文文書中の範囲を指定してその範囲だけを対象としてもよい。
【0043】
また、本実施形態では日本語文書を原文として英語文書を作成する場合について述べたが、逆に英語文書を原文として日本語文書を作成する場合や、その他の言語間でも同様に実現することができる。
【0044】
続いて、第二の実施形態について説明する。
【0045】
先の第一実施形態では、訳文作成時に参照する原文中の未使用単語をユーザに判別できるようにしたが、第二実施形態では、訳文作成時に参照する原文の中から訳文未作成の原文がどれであるかを示す処理について説明する。以下、第一実施形態との相違点を中心に説明する。
【0046】
構成は、図1に示した第一実施形態のものと同様である。処理動作の違いを中心に説明する。
【0047】
第二実施形態の場合も、参照する原文は日本語とし、作成する訳文は英語として説明する。まず、参照する原文の例を図12に表す。ここでは、3つの原文を参照内容としている。
【0048】
参照原文として例えば他の記憶装置から呼び出すことで入力部101を介して装置に入力された文書は、文書作成支援制御部102が管理する図示しないメモリに一旦格納される。そして、この原文は、文書解析部103に送られ、ここでの解析結果として訳語リストが返される。また、原文は表示部104に送られ、表示装置の表示画面に表示される。
【0049】
本実施形態では、前記第一実施形態で使用した訳語リストに文番号の項目を加えたものとしている。前記図12に示した原文に対応する訳語リストの内容の一部を図13に示し、また、表示画面での表示例を図14に示す。
【0050】
ユーザは、図14に表示された表示画面400の中の原文表示領域401に表示された原文を参照しながら、訳文作成領域402に入力手段101を使って訳文を作成する。ユーザによって入力された訳文は、随時、訳文作成領域402に表示される。
【0051】
このようにして入力された訳文は、文書作成支援制御部102の図示しないメモリに一旦格納される。そして、文書作成支援制御部102は、入力された訳文に対して、訳文の作成状況を把握する処理を行う。文書作成支援制御部102での訳文からの単語抽出処理や、文書解析部103での形態素解析処理については、前述した実施形態と同様な処理によって行われる。
【0052】
例えば、ユーザによって原文の第1文目に対応する訳文として「The weather report said ”Today is fine”.」が作成された状態を図15に示す。ここで、訳文のピリオドが入力されたタイミングに応じて、原文の作成状況をユーザに提示するための処理が行われる。図16に原文の作成状況をユーザに提示するための処理を示すフロー示す。
【0053】
文書作成支援制御部102は、訳文作成時にピリオドの入力に応じて、入力訳文に含まれる訳語が訳語リスト中にそれぞれ存在するかの確認が行われる(ステップS1601)。この場合、訳語リストの文番号の項目「1」に対応する部分に存在していることが分かる。存在する場合には、その各訳語の使用済フラグが「0」であるかが判断される(ステップS1602)。この場合、訳語リストの使用済フラグは「0」であるので、ステップS1603へ進む。
【0054】
ステップS1603では、訳語に対応するそれぞれのエントリーに対する使用済フラグを「1」に変更する。この時点での訳語リストの内容を図17に示す。
【0055】
続いて、ステップS1604では、該作成した訳文に対応する原文について白抜き表示させるよう指示を出す。表示部104では、文書作成支援制御部102からの原文に対する白抜き表示の指示を受けて対応する原文について白抜き表示する。この場合、文番号「1」の各見出し語について白抜き表示され、この時の様子を図18に示す。
【0056】
次に、ユーザは参照原文の第3文に対応する訳文を作成したとする。上記処理と同様にして、ユーザが入力した「So, we can’t play tennis.」に対して、図17に示された処理が行われる。図19にユーザが二つ目の訳文を入力した時点の表示画面の様子を示し、図20にその時点での訳語リストの状態を示す。
【0057】
そして、ユーザは、訳文の作成が終わったことを示す指示を入力部101を介して入力したとする。文書作成支援制御部102は、この訳文作成終了指示に基づいて、ユーザが訳文を作成していない原文があるかを調べる。具体的には、文書作成支援制御部102は、図20に示す訳語リストの使用済フラグを検索し、フラグが「0」となっているものがあれば、該当する原文についてはユーザ未だ訳文の作成を行っていないので、その旨をユーザに提示する。本実施形態では「しかし、今は雨である。」に対応する訳文が入力されていないことが分かるので、対応する訳文がない事示す警告表示メッセージ403をユーザに提示する。この場合の表示例を図21に示す。
【0058】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0059】
上記第二の実施形態の説明では、訳文(英語文書)1文の入力が終わった時点(ピリオド等の検出による)で、訳文に含まれる訳語と訳語リストとの対応関係を調べることとして説明したが、このタイミングとしてはこれに限定されるものでは無く、例えば、訳語の切れ目を検出したと同時に対応関係を調べるようにして、参照文書である原文(日本語)について白抜き表示するようにしてもよい。つまり、参照文書が複数あった場合に、文書間の類似度合いに応じて対応関係を調べるタイミングを決めるようにすれば、不必要に参照文に対して白抜き表示が行われずユーザの混乱を招くこと無く、また、適度に作成文書と参照文書との対応関係を把握することも出来るので文書作成をスムーズに行うことが出来る。
【0060】
上記第二の実施形態では訳文の入力が終了した時点で、未使用の原文が判別できるような表示を行ったが、文番号順に対応する訳文が作成されたかを判断して随時飛ばされた原文がある旨を示す警告表示メッセージを提示するようにしてもよい。この場合の表示例を図22に示す。
【0061】
また、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD−ROM等)、半導体メモリ等の記憶媒体に書き込んで各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、参照対象となる第一言語で表現された文書内容を解析して得た単語リストを基に、ユーザが作成した第二言語で表現された文書内容との対応関係を調べることにより、参照対象となる第一言語で表現された文書中で、どの単語が翻訳されていないかを単語単位又は文単位で把握することができ、これによりユーザは文書作成の進行状況を把握しながら作業を進められるので、作成漏れなど入力操作時の負担を多いに低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る文書作成支援装置の構成を示すブロック図。
【図2】参照対象として用いられる原文の例を示す図。
【図3】訳語リストの内容を示す図。
【図4】表示画面の原文表示領域に参照対象として用いられる原文が表示された状態を示す図。
【図5】原文表示領域と訳文表示表示領域がそれぞれ独立したウインドウで構成された例を示す図。
【図6】表示画面の訳文表示領域に訳文が入力されている様子を示す図。
【図7】文書作成支援制御部で実行される処理動作を示すフローチャート。
【図8】作成された訳文に対応して、原文の単語に白抜き表示が行われた様子を示す図。
【図9】訳文の入力を終えた状態での原文の単語に白抜き表示が行われた様子を示す図。
【図10】訳語リストの内容を示す図。
【図11】作成した訳文に対して、警告表示が行われた様子を示す図。
【図12】本発明の他の実施形態に係る参照対象として用いられる原文の例を示す図。
【図13】訳語リストの内容を示す図。
【図14】表示画面の原文表示領域に参照対象として用いられる原文が表示された状態を示す図。
【図15】表示画面の訳文表示領域に訳文が入力されている様子を示す図。
【図16】文書作成支援制御部で実行される処理動作を示すフローチャート。
【図17】訳語リストの内容を示す図。
【図18】作成した訳文に対応した原文について白抜き表示が行われた様子を示す図。
【図19】作成した訳文に対応した原文について白抜き表示が行われた様子を示す図。
【図20】訳語リストの内容を示す図。
【図21】作成した訳文に対して、警告表示が行われた様子を示す図。
【図22】作成した訳文に対して、警告表示が行われた様子を示す図。
【符号の説明】
101…入力部
102…文書作成支援制御部
103…文書解析部
104…表示部
400…表示画面
401…原文表示領域
402…訳文表示領域
403…警告表示メッセージ
404…スペース文字
405…カーソル

Claims (3)

  1. 第一言語で表現された文書を表示する表示手段と、
    前記第一言語で表現された文書に含まれる単語を抽出し、該単語に対応する第二言語の単語を求めて訳語リストを作成する文書解析手段と、
    前記文書解析手段で作成された訳語リストを記憶する記憶手段と、
    第二言語で表現される単語を入力するための入力手段と、
    前記第二言語で表現される単語が前記入力手段により入力される毎に、前記記憶手段に記憶された訳語リストに存在するかを判別する判別手段と、
    前記判別手段により訳語リストに存在すると判別した場合、前記表示手段に表示されている第一言語で表現された文書の単語のうち、前記入力手段より入力された第二言語で表現される単語に対応する第一言語で表現された単語について、他の部分と識別できるように表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする文書作成支援装置。
  2. 表示手段が、第一言語で表現された文書を表示し、
    文書解析手段が、前記第一言語で表現された文書に含まれる単語を抽出し、該単語に対応する第二言語の単語を求めて訳語リストを作成し、
    記憶手段が、前記作成された訳語リストを記憶し、
    入力手段が、第二言語で表現される単語の入力を受け付けし、
    判別手段が、前記第二言語で表現される単語が前記入力手段により入力される毎に、前記記憶手段に記憶された訳語リストに存在するかを判別し、
    表示制御手段が、前記訳語リストに存在すると判別した場合、前記表示手段に表示されている第一言語で表現された文書の単語のうち、前記入力手段より入力された第二言語で表現される単語に対応する第一言語で表現された単語について、他の部分と識別できるように表示することを特徴とする文書作成支援方法。
  3. 表示手段と、文書解析手段と、記憶手段と、入力手段と、判別手段と、表示制御手段とを備えるコンピュータに、
    前記表示手段が、第一言語で表現された文書を表示するステップと、
    前記文書解析手段が、前記第一言語で表現された文書に含まれる単語を抽出し、該単語に対応する第二言語の単語を求めて訳語リストを作成するステップと、
    前記記憶手段が、前記作成された訳語リストを記憶するステップと、
    前記入力手段が、第二言語で表現される単語の入力を受け付けするステップと、
    前記判別手段が、前記第二言語で表現される単語が前記入力手段により入力される毎に、前記記憶手段に記憶された訳語リストに存在するかを判別するステップと、
    前記表示制御手段が、前記訳語リストに存在すると判別した場合、前記表示手段に表示されている第一言語で表現された文書の単語のうち、前記入力手段より入力された第二言語で表現される単語に対応する第一言語で表現された単語について、他の部分と識別できるように表示するステップとを実行させるための文書作成支援プログラムを記憶した記憶媒体。
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