JP3969396B2 - 端子接合方法および端子接合構造 - Google Patents
端子接合方法および端子接合構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3969396B2 JP3969396B2 JP2004021244A JP2004021244A JP3969396B2 JP 3969396 B2 JP3969396 B2 JP 3969396B2 JP 2004021244 A JP2004021244 A JP 2004021244A JP 2004021244 A JP2004021244 A JP 2004021244A JP 3969396 B2 JP3969396 B2 JP 3969396B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- press
- hole
- shavings
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Description
この場合、端子と基板との接合は、スルーホールの内周面と端子の外周面とが圧接することにより実現されている。
このような、所謂プレスフィット端子を基板のスルーホールへ圧入した接合構造としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものがある。
そして、この削れ屑が周囲に飛散し、基板回路の短絡やマイグレーションの原因となる場合がある。この場合、端子の削り屑は、基板の端子が圧入される側の面に発生する。
特許文献2に記載される技術では、この問題を解消するために、基板の両面にプラスチックフィルムをラミネートして、削り屑により基板表面の回路が短絡等することを防止しているが、これでは、基板のコストおよび製造工数が増加することとなってしまう。
即ち、請求項1記載の如く、端子を基板のスルーホールへ圧入して、端子と基板とを接合する端子接合方法であって、端子に粘着性剤を塗布した後に、端子を基板のスルーホールへ圧入する。
これにより、端子から発生する削り屑が飛散することがなく、低コストで且つ工数の増加を抑えながら、削り屑により基板回路の短絡やマイグレーションが発生することを防止できる。
これにより、端子をスルーホールへ圧入するときの、端子にかかる剪断力を低下させることができ、端子からの削り屑の発生量自体を低減することができる。
これにより、端子から発生する削り屑が飛散することがなく、低コストで且つ工数の増加を抑えながら、削り屑により基板回路の短絡やマイグレーションが発生することを防止できる。
また、端子をスルーホールへ圧入するときの、端子にかかる剪断力を低下させることができ、端子からの削り屑の発生量自体を低減することができる。
まず、本発明の端子接続構造を有する回路基板の構成について説明する。
端子22aは所謂プレスフィット端子に構成されており、端子22aをスルーホール11に圧入することで、コネクタ2と回路基板1とが電気的および機械的に接合されている。
つまり、端子22aは、削れて且つ変形することでスルーホール11と密着して面接合を実現しているため、端子22aの圧入時に削り屑5が発生することは止むを得ないことである。
また、端子22aからの削り屑5は、回路基板1の端子22aを圧入する側の面(図2における上面)で発生するが、端子22aを圧入した後は、端子22aを圧入する側の面が、端子22aと一体的に成形されているコネクタ部21aや筐体により覆われてしまうため、飛散して面上に付着した削り屑5を、端子22aの圧入後に全て除去することは困難である。
つまり、図3に示すように、コネクタ2の端子22aを、粘着性を有する液状の粘着性剤7に浸漬して、端子22aの表面に粘着性剤7を塗布し、その後、端子22aを回路基板1のスルーホール11に圧入するようにしている。
溶融して液状となった粘着性剤7に端子22aを浸漬した後に、引き上げて冷却すると、図4に示すように、端子22aの表面には、ペースト状またはゲル状に固化した粘着性剤膜7aが形成される。
例えば、回路基板1が車両のECUやセンサ部品などに用いられる場合は、粘着性剤7は車両が使用される環境温度では溶融しないものが選択される。
さらに、粘着性剤7は、吸湿性を有さず、高温で酸化物を生成しない特性を備えているものが望ましい。
これにより、削り屑5が飛散することがなく、低コストで且つ工数の増加を抑えながら、削り屑5により基板回路の短絡やマイグレーションが発生することを防止できる。
これにより、端子22aからの削り屑5の発生量自体を低減することができる。
これにより、回路基板1におけるスルーホール11の周縁部に付着している削り屑5が、塗布した粘着性剤7により覆われて固定され、削り屑5の飛散を防止できる。
これにより、回路基板1におけるスルーホール11の周縁部に付着している削り屑5が、塗布した粘着性剤7により覆われて固定され、削り屑5の飛散を防止できる。
2 コネクタ
5 削り屑
7 粘着性剤
11 スルーホール
22 リード部
22a 端子
Claims (3)
- 端子を基板のスルーホールへ圧入して、端子と基板とを接合する端子接合方法であって、
端子に粘着性剤を塗布した後に、
端子を基板のスルーホールへ圧入することを特徴とする端子接合方法。 - 前記粘着性剤は、グリスまたはフラックスであることを特徴とする請求項1に記載の端子接合方法。
- 端子を基板のスルーホールへ圧入することで、端子と基板とが接合されている端子接合構造であって、
基板の端子が圧入される側の面における、端子周縁部に、
端子圧入時に発生する削り屑を保持した粘着性剤を付着させた、
ことを特徴とする端子接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004021244A JP3969396B2 (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 端子接合方法および端子接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004021244A JP3969396B2 (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 端子接合方法および端子接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005216653A JP2005216653A (ja) | 2005-08-11 |
JP3969396B2 true JP3969396B2 (ja) | 2007-09-05 |
Family
ID=34904947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004021244A Expired - Fee Related JP3969396B2 (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 端子接合方法および端子接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3969396B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007311092A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Yazaki Corp | 印刷配線板組立体及び該印刷配線板組立体の製造方法 |
JP5337520B2 (ja) * | 2009-02-13 | 2013-11-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | プレスフィットピン、プレスフィットピン接続構造及びその製造方法 |
-
2004
- 2004-01-29 JP JP2004021244A patent/JP3969396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005216653A (ja) | 2005-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7828610B2 (en) | Connector for use with light-weight metal conductors | |
JP5599466B2 (ja) | はんだフリーの電気的接続装置 | |
JP5767551B2 (ja) | 圧着端子、接続構造体及びコネクタ | |
JP5940198B2 (ja) | 圧着端子、接続構造体及びコネクタ | |
JP2010020980A (ja) | 端子金具付き電線及びその製造方法 | |
JP2013004411A (ja) | 電線の接続構造および接続方法 | |
JP6140337B2 (ja) | 接続構造体の製造方法 | |
JP5369637B2 (ja) | 端子金具付き電線及びその製造方法 | |
JP6302345B2 (ja) | 端子接続構造及び端子接続方法 | |
US20110220385A1 (en) | Connection of Electrical Cables by Ultrasonic Welding | |
JP2015181129A5 (ja) | ||
JP3969396B2 (ja) | 端子接合方法および端子接合構造 | |
JP5041893B2 (ja) | 通電部の腐食とコネクタの脱落を防止する基板とコネクタの端子及びその搭載方法 | |
CN102934532B (zh) | 用于制造电连接结构的方法及电连接结构 | |
JPH097647A (ja) | 電線接続方法 | |
JP2018190617A (ja) | 端子付き電線 | |
KR20120015277A (ko) | 플렉스 필름 콘택팅 및 이의 제조 방법 | |
WO2015108011A1 (ja) | 端子および該端子の電線接続構造 | |
JP4111796B2 (ja) | プレスフィット端子圧入方法 | |
JP4536125B2 (ja) | 電子部品 | |
JPH1116768A (ja) | 電子部品 | |
JPH09275269A (ja) | 電子部品を回路基板に実装する方法,ならびにそれに用いる電子部品および回路基板 | |
JP2004511888A (ja) | フラットラミネートケーブルを接続する方法 | |
JP4859501B2 (ja) | コネクタ接合構造及びコネクタ接合方法 | |
JPH0311903Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070528 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |