JP3969396B2 - 端子接合方法および端子接合構造 - Google Patents

端子接合方法および端子接合構造 Download PDF

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Description

本発明は、端子を基板のスルーホールへ圧入して、端子と基板とを接合する端子接合方法および端子接合構造に関する。
従来から、端子を回路基板等の基板のスルーホールへ圧入して、端子と基板とを電気的および機械的に接合することが行われている。
この場合、端子と基板との接合は、スルーホールの内周面と端子の外周面とが圧接することにより実現されている。
このような、所謂プレスフィット端子を基板のスルーホールへ圧入した接合構造としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものがある。
特開昭63−2397号公報 特開平6−13735号公報
前述の接合構造においては、電気的接合性を良好にするために、端子表面に錫メッキ等のメッキが施されているが、端子を基板のスルーホールに圧入する際に、スルーホールの周縁部から端子表面にかかる剪断力によりメッキが削れて屑となる。
そして、この削れ屑が周囲に飛散し、基板回路の短絡やマイグレーションの原因となる場合がある。この場合、端子の削り屑は、基板の端子が圧入される側の面に発生する。
特許文献2に記載される技術では、この問題を解消するために、基板の両面にプラスチックフィルムをラミネートして、削り屑により基板表面の回路が短絡等することを防止しているが、これでは、基板のコストおよび製造工数が増加することとなってしまう。
そこで、本発明においては、グリスやフラックス等の粘着性剤を端子表面に塗布した後に、端子を基板のスルーホールへ圧入することで、発生した削り屑を粘着性剤の粘着性を利用して捕捉し、低コストで削り屑の飛散を防止することを目的とする。
上記課題を解決する端子接合方法および端子接合構造は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、端子を基板のスルーホールへ圧入して、端子と基板とを接合する端子接合方法であって、端子に粘着性剤を塗布した後に、端子を基板のスルーホールへ圧入する。
これにより、端子から発生する削り屑が飛散することがなく、低コストで且つ工数の増加を抑えながら、削り屑により基板回路の短絡やマイグレーションが発生することを防止できる。
また、請求項2記載の如く、前記粘着性剤は、グリスまたはフラックスである。
これにより、端子をスルーホールへ圧入するときの、端子にかかる剪断力を低下させることができ、端子からの削り屑の発生量自体を低減することができる。
また、請求項3記載の如く、端子を基板のスルーホールへ圧入することで、端子と基板とが接合されている端子接合構造であって、基板の端子が圧入される側の面における、端子周縁部に、端子圧入時に発生する削り屑を保持した粘着性剤を付着させた。
これにより、端子から発生する削り屑が飛散することがなく、低コストで且つ工数の増加を抑えながら、削り屑により基板回路の短絡やマイグレーションが発生することを防止できる。
本発明によれば、端子から発生する削り屑が飛散することがなく、低コストで且つ工数の増加を抑えながら、削り屑により基板回路の短絡やマイグレーションが発生することを防止できる。
また、端子をスルーホールへ圧入するときの、端子にかかる剪断力を低下させることができ、端子からの削り屑の発生量自体を低減することができる。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
まず、本発明の端子接続構造を有する回路基板の構成について説明する。
図1に示す回路基板1にはスルーホール11が形成されている。また、コネクタ2のコネクタ部21から延出するリード部22の先端には、端子22aが形成されている。
端子22aは所謂プレスフィット端子に構成されており、端子22aをスルーホール11に圧入することで、コネクタ2と回路基板1とが電気的および機械的に接合されている。
スルーホール11の内周面には銅メッキ等が施され、端子22aの表面には錫メッキ等が施されており、端子22aをスルーホール11に圧入して両者を圧接させることで、良好な接合状態を得ている。
図2に示すように、通常、プレスフィットタイプの端子22aをそのままスルーホール11に圧入すると、スルーホール11の端子22a圧入側の周縁部からの剪断力が端子22a表面にかかり、端子22a表面のメッキ層が削れて削り屑5が発生する。
つまり、端子22aは、削れて且つ変形することでスルーホール11と密着して面接合を実現しているため、端子22aの圧入時に削り屑5が発生することは止むを得ないことである。
しかし、発生した削り屑5は、振動や物理的な外力等により飛散して回路基板1の面上に付着し、回路基板1の回路の短絡やマイグレーションの原因となる場合がある。
また、端子22aからの削り屑5は、回路基板1の端子22aを圧入する側の面(図2における上面)で発生するが、端子22aを圧入した後は、端子22aを圧入する側の面が、端子22aと一体的に成形されているコネクタ部21aや筐体により覆われてしまうため、飛散して面上に付着した削り屑5を、端子22aの圧入後に全て除去することは困難である。
従って、本発明では、次のような端子22aとスルーホール11との接合方法および接合構造を採ることで、発生する削り屑5が飛散することを防止し、回路の短絡やマイグレーションの発生を抑えている。
つまり、図3に示すように、コネクタ2の端子22aを、粘着性を有する液状の粘着性剤7に浸漬して、端子22aの表面に粘着性剤7を塗布し、その後、端子22aを回路基板1のスルーホール11に圧入するようにしている。
粘着性剤7は、例えば接点グリス等のグリスやフラックスにて構成されており、常温付近では表面にある程度の粘着性を有したペースト状またはゲル状等の固形状となっており、加熱して高温になると液状に溶融するものである。
図3の槽6内に貯溜される粘着性剤7は、槽6内に設けられるヒータ8により加熱されて溶融状態となっている。
溶融して液状となった粘着性剤7に端子22aを浸漬した後に、引き上げて冷却すると、図4に示すように、端子22aの表面には、ペースト状またはゲル状に固化した粘着性剤膜7aが形成される。
なお、粘着性剤7は、回路基板1が使用される環境下では溶融せず、それ以上の温度がかかると溶融する性質のものが好ましい。
例えば、回路基板1が車両のECUやセンサ部品などに用いられる場合は、粘着性剤7は車両が使用される環境温度では溶融しないものが選択される。
また、粘着性剤7は、回路基板1の使用環境下では、付着した削り屑5等をそのままの状態で保持するだけの粘着性を備えている。
さらに、粘着性剤7は、吸湿性を有さず、高温で酸化物を生成しない特性を備えているものが望ましい。
このように、粘着性剤膜7aにてコーティングされた端子22aを回路基板1のスルーホール11に圧入すると、端子22a表面のメッキ層とともに、粘着性剤膜7aがスルーホール11の周縁部により削り取られる。
図5に示すように、削り取られた粘着性剤膜7aは、端子22aを圧入した側の面におけるスルーホール11の周縁部に堆積するが、粘着性剤膜7aは粘着性を有しているので、その粘着性により、発生したメッキの削り屑5を包み込んで保持した状態で堆積していく。
このように、端子22aの表面に、予め粘着性剤膜7aを形成しておけば、後は端子22aをスルーホール11に圧入するだけで、粘着性剤膜7aが、自動的に削り屑5を包み込んだ状態で保持しながらスルーホール11の周縁部に堆積していくこととなる。
これにより、削り屑5が飛散することがなく、低コストで且つ工数の増加を抑えながら、削り屑5により基板回路の短絡やマイグレーションが発生することを防止できる。
また、粘着性剤膜7aとして、グリスやフラックスを用いた場合は、粘着性に加えて潤滑性を備えているので、端子22aをスルーホール11へ圧入するときの、端子22aにかかる剪断力を低下させることができる。
これにより、端子22aからの削り屑5の発生量自体を低減することができる。
端子22aの表面への粘着性剤7の塗布は、前述の例では、端子22aを槽6に貯溜された粘着性剤7へ浸漬することで行っているが、次のような方法で塗布することも可能である。
すなわち、図6に示すように、端子22aを回路基板1のスルーホール11に圧入した後に、加熱溶融された粘着性剤7をスプレーガン18等により回路基板1の両面に対してスプレー塗布してもよい。
これにより、回路基板1におけるスルーホール11の周縁部に付着している削り屑5が、塗布した粘着性剤7により覆われて固定され、削り屑5の飛散を防止できる。
また、図7に示すように、端子22aを回路基板1のスルーホール11に圧入した後に、回路基板1全体を、前述の槽6内に貯溜される粘着性剤7に浸漬することで、粘着性剤7を回路基板1の両面に塗布することも可能である。
これにより、回路基板1におけるスルーホール11の周縁部に付着している削り屑5が、塗布した粘着性剤7により覆われて固定され、削り屑5の飛散を防止できる。
本発明にかかる端子接合構造を備えた回路基板を示す側面断面図である。 回路基板のスルーホールに端子を圧入する際に削り屑が発生する様子を示す側面断面図である。 端子接合方法の手順を示す図である。 粘着性剤膜にてコーティングされた端子を示す側面図である。 端子を圧入した側の面におけるスルーホールの周縁部に、削り屑を包み込んだ状態で粘着性剤膜が堆積している様子を示す側面断面図である。 端子接合方法の第二の実施例を示す側面断面図である。 端子接合方法の第三の実施例を示す側面断面図である。
符号の説明
1 回路基板
2 コネクタ
5 削り屑
7 粘着性剤
11 スルーホール
22 リード部
22a 端子

Claims (3)

  1. 端子を基板のスルーホールへ圧入して、端子と基板とを接合する端子接合方法であって、
    端子に粘着性剤を塗布した後に、
    端子を基板のスルーホールへ圧入することを特徴とする端子接合方法。
  2. 前記粘着性剤は、グリスまたはフラックスであることを特徴とする請求項1に記載の端子接合方法。
  3. 端子を基板のスルーホールへ圧入することで、端子と基板とが接合されている端子接合構造であって、
    基板の端子が圧入される側の面における、端子周縁部に、
    端子圧入時に発生する削り屑を保持した粘着性剤を付着させた、
    ことを特徴とする端子接合構造。
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