JP3968543B2 - 光ファイバアレイの製造方法 - Google Patents

光ファイバアレイの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光導波路等の光デバイスに光ファイバを接続するために用いられる光ファイバアレイ、特に、V溝基板上に裸ファイバを固定した光ファイバアレイの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光導波路等の光デバイスに光ファイバを接続する技術において、光ファイバアレイを用いて接続する方法が知られている。図5は、テープ状光ファイバ心線の光ファイバにより光ファイバアレイを構成して、導波路とを接続した一例を説明するためのものであり、図5(A)は側面図、図5(B)は平面図である。なお、内部を見易くするために、細線で図示した。図中、11,11’は光ファイバコネクタ、12.12’は8心のテープ状光ファイバ心線、13は導波路チップ、14は導波路である。導波路チップ13の両端面は、8゜の傾斜角度に研磨され、両側から調心されて光ファイバコネクタ11,11’が接着される。導波路チップ13には、導波路14で4組のカプラが形成されており、両側の8つのポートがそれぞれ両側の光ファイバコネクタ11,11’のテープ状光ファイバ心線12,12’に結合されており、合波・分波を行なう。
【0003】
このような光ファイバアレイにおいて、高密度化が要求されている。1994年電子情報通信学会春季大会、4−332頁 小口他、C−335の論文、1997年電子情報通信学会総合大会、第200頁 高木他、C−3−15の論文や特開平9−230158号公報に開示された光ファイバアレイは、テープ状光ファイバ心線を1/2ピッチずらせて2本重ね、上下のテープ状光ファイバ心線からの裸ファイバを交互にV溝に配置して高密度化を図った技術が開示されている。
【0004】
2本のテープ状光ファイバ心線を1/2ピッチずらせて重ねて、V溝に配置した光ファイバアレイの一例を図6の斜視図に示す。図中、15,16はテープ状光ファイバ心線、17はV溝基板、17aは凸状部、18は押圧部材である。2本のテープ状光ファイバ心線15,16の先端部の被覆を除去して裸ファイバを露出させ、テープ状光ファイバ心線内における光ファイバのピッチの1/2ピッチだけずらせて重ね、裸ファイバを交互に並ぶようにしてV溝基板17に配置し、押圧部材18で押圧し、接着剤で固定する。この光ファイバアレイでは、V溝基板17は、両側に凸状部17aが設けられ、裸ファイバを位置決めしやすくしている。接着後、端面は、例えば8゜の角度となるように斜めに研磨される。
【0005】
図7は、図6の光ファイバアレイの2個分を並列させたものである。図中、図6と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。この例では、並べて配置した2本のテープ状光ファイバ心線16の上に、同様に並べた2本のテープ状光ファイバ心線15を重ねたものであり、図6のテープ状光ファイバ心線の2組を並列させたものといえる。上記の1997年電子情報通信学会総合大会、第200頁 高木他、C−3−15の論文には、この構造の光ファイバアレイが図示されている。
【0006】
かかる光ファイバアレイの技術においては、裸ファイバを整列させて、所定のV溝にセットする作業が困難な作業である。特に、2本のテープ状光ファイバ心線を重ねた高密度の光ファイバアレイの場合では、被覆が除去されて露出したガラス部である裸ファイバの外径を例えば125μmとすると、V溝のピッチは125μmとなり、V溝は浅くなる。上下のテープ状光ファイバ心線から突き出している裸ファイバを互い違いに整列させる場合、通常は、先端の被覆を除去して裸ファイバを露出させ、これをコネクタ基板に固定するが、先端部の裸ファイバは拡がる場合が多く、所定の位置にセットすることが困難で、作業性が悪いため、組立に時間がかかるという問題がある。
すなわち、
▲1▼光ファイバの実装密度向上のため、光ファイバと光ファイバを近付ける作業が必要となる。この作業では、僅かなテープファイバの偏肉、テープ被覆除去後の裸ファイバの配列のズレ、裸ファイバ間に生じる静電気力等による裸ファイバの配列のバラツキ等がアレイ組立の際に問題となる。その結果、被覆を除去したファイバの先端が不揃いになったり、テープ状光ファイバ心線内のファイバ位置が偏心していたりすることによって上下のテープ状光ファイバ心線の裸ファイバを交互に取り付けることが困難である。
▲2▼V溝などのファイバ固定溝に一方のテープ状光ファイバ心線の裸ファイバをセットした後、その間に他方のテープ状光ファイバ心線の裸ファイバをさらにセットする必要があるため、上記▲1▼に挙げたような問題から上手くファイバがセットできない。そのため、自動化に必要となる光ファイバの取り扱い機構の精度が数μm以下の精度を必要とし、自動化のための機構が高価となってしまう。
▲3▼裸ファイバと裸ファイバが非常に近づいているため、裸ファイバのセット状態を視認することも難しく、また視認できたところでそれを修正することも困難である。したがって、裸ファイバをV溝に挿入して組み立てる際に、光ファイバの芯番違いをセンシングする必要もあり、検査費がコスト低減の障害となる。
【0007】
このように、裸ファイバをV溝に整列させることが困難であるが、光ファイバアレイの組立技術に関しては適当な方法は開発されていない。なお、裸ファイバの整列に関しては、特開昭63−163406号公報に、凹部を持つ光ファイバ整列部材を使った例が記載されているが、裸ファイバをV溝に整列させる技術ではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、テープ状光ファイバ心線の被覆を除去した裸ファイバを確実にV溝基板に整列させることができる光ファイバアレイの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数本の光ファイバを共通被覆によりテープ状に一体化したテープ状光ファイバ心線を重ね、前記テープ状光ファイバ心線の裸ファイバをV溝基板上に配列固定した光ファイバアレイの製造方法であって、前記テープ状光ファイバ心線の先端の被覆を除去して複数の裸ファイバを露出させ、前記V溝基板におけるV溝のピッチと同じピッチのV溝を有する位置決めガイドを用いて、第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバを、あらかじめ前記位置決めガイドのV溝の1つおきに裸ファイバとほぼ等しい外径のガイドピンを配置した前記位置決めガイドの前記ガイドピンが配置されていないV溝により位置決めして、前記V溝基板のV溝のピッチの2倍のピッチで整列させた後、前記第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバと第2のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバとが交互に並ぶように前記V溝基板に配列させ、固定することを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、複数本の光ファイバを共通被覆によりテープ状に一体化したテープ状光ファイバ心線を重ね、前記テープ状光ファイバ心線の裸ファイバをV溝基板上に配列固定した光ファイバアレイの製造方法であって、前記テープ状光ファイバ心線の先端の被覆を除去し複数の裸ファイバを露出させ、前記V溝基板におけるV溝のピッチと同じピッチのV溝を有する位置決めガイドを用いて、第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバを、あらかじめ前記位置決めガイドのV溝の1つおきに裸ファイバとほぼ等しい外径のガイドピンを配置した前記位置決めガイドの前記ガイドピンが配置されていないV溝により位置決めして、前記V溝基板のV溝のピッチの2倍のピッチで整列させた後、第2のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバを前記第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバと交互に並ぶように前記位置決めガイド上で整列させて前記V溝基板に配列し、固定することを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、複数本の光ファイバを共通被覆によりテープ状に一体化したテープ状光ファイバ心線を重ね、前記テープ状光ファイバ心線の裸ファイバをV溝基板上に配列固定した光ファイバアレイの製造方法であって、前記テープ状光ファイバ心線の先端の被覆を除去し複数の裸ファイバを露出させ、前記V溝基板におけるV溝のピッチと同じピッチのV溝を有する位置決めガイドを用いて、第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバを、あらかじめ前記位置決めガイドのV溝の1つおきに裸ファイバとほぼ等しい外径のガイドピンを配置した前記位置決めガイドの前記ガイドピンが配置されていないV溝により位置決めして、前記V溝基板のV溝のピッチの2倍のピッチで整列させて前記V溝基板に配列し、前記位置決めガイドを除去し、ついで、第2のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバを前記第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバと交互に並ぶように配列し、固定することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の光ファイバアレイの製造方法の実施の形態を説明するための工程図である。図中、1は位置決めガイド、2はガイドピン、3,4は裸ファイバであり、裸ファイバ3は、第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバであり、裸ファイバ4は、第2のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバである。なお、裸ファイバ3と4との区別を見易くするために、裸ファイバ4には、×印を付記した。
【0013】
位置決めガイド1には、裸ファイバを位置決めして整列させるためのV溝が設けられている。V溝のピッチは、裸ファイバを固定して光ファイバアレイを構成するためのV溝基板におけるV溝のピッチと同じである。この位置決めガイド1を用いて裸ファイバ3,4を整列させる方法について説明する。
【0014】
図1(A)に示すように、位置決めガイド1には、裸ファイバ4を位置決めすべきV溝には、あらかじめガイドピン2を配置しておく。ガイドピン2は、超硬工具鋼で作成され、裸ファイバをほぼ等しい外径のワイヤ状のものであり、位置決めガイド1のV溝に1つおきに配置される。ガイドピン2として、別に用意した裸ファイバを用いてもよい。また、ガイドピン2は、裸ファイバ3の整列に邪魔とならない連結材によって連結させておくのがよい。ガイドピン2の配置によって、裸ファイバを配置するV溝のピッチは、V溝基板のV溝のピッチの2倍となる。したがって、テープ状光ファイバ心線の光ファイバの配列ピッチと同じとなる。第1工程は、このガイドピン2をガイドとして、第1のテープ状光ファイバ心線の裸ファイバ3が位置決めされる。図1(B)は、裸ファイバ3が整列された状態である。
【0015】
第2工程は、ガイドピン2を除去する工程である。ガイドピン2の除去により、図1(C)に示すように、第2のテープ状光ファイバ心線の裸ファイバ4を位置決めすべきV溝が現れる。裸ファイバ3が位置決めされた状態で、ガイドピンを除去する前、または、ガイドピンを除去した後に、裸ファイバ3を位置決めガイド1に固定しておくのがよい。固定方法は、押圧部材を用いたり、粘着性物質を塗布する方法など、適当な方法を採用できるが、この固定により、次の工程での裸ファイバ4の位置決めに影響を及ぼさないようにするのがよい。裸ファイバ4の長さを裸ファイバ3の長さより短くして、裸ファイバ4の整列位置で、裸ファイバ3を固定した部分に裸ファイバ4の先端が到達しないようにするのも1つの方法である。
【0016】
第3工程では、裸ファイバ4を位置決めするが、裸ファイバ4を整列させるV溝の両側には裸ファイバ3が整列されており、この裸ファイバ3がガイドピンと同様の作用を果たし、裸ファイバ4の位置決めが容易となる。図1(D)は、裸ファイバ4が整列された状態であり、この状態で裸ファイバ3,4が互い違いに組み合わさるように整列される。
【0017】
整列された裸ファイバ3,4に対して、図示しない押圧部材等により裸ファイバ3,4をV溝上に保持させておくのがよく、この状態で、V溝基板1と裸ファイバを相対的に移動させて、裸ファイバをV溝基板のV溝に載せ、図示しない押圧部材を用いて押圧した状態でV溝の裸ファイバを押し付けて接着するなど、適宜の方法で裸ファイバ3,4をV溝基板に固定して、光ファイバアレイを構成できる。
【0018】
V溝基板と裸ファイバとを相対的に移動させるには、V溝基板を上昇させてもよく、あるいは、2本のテープ状光ファイバ心線を把持する把持部材と位置決めガイド1とを一体的にする基材に取り付けて、この基材を下降させるようにしてもよい。
【0019】
また、裸ファイバを整列させた後にV溝基板に裸ファイバを載置させることに限られず、V溝基板のV溝の中心軸と位置決めガイド1のV溝の中心軸とが合致するように、V溝基板の前方に位置決めガイド1を設置し、位置決めガイド1により整列された裸ファイバが、整列された状態でV溝基板のV溝に同時に載置されるようにしてもよい。
【0020】
図2は、図1で説明した位置決めガイド1の構成例の説明図である。図中、1は位置決めガイド、1aはV溝、1bはガイド孔である。この位置決めガイド1は、図2(A)に示すように、V溝の長手方向の一部を覆い、V溝1aに対応させてガイド孔1bを設けたものである。ガイド孔1bの孔径は、裸ファイバの外径より大きくし、裸ファイバを挿入しやすくするのがよい。
【0021】
この位置決めガイド1には、図2(B)に示すように、あらかじめガイドピン2を1つおきのガイド孔に挿入しておく。それにより第1のテープ状光ファイバ心線の裸ファイバをガイド孔を貫通させるようにして位置決めすることができる。ガイドピン2は引き抜けるように配置されているから、これを引き抜くことにより、第2のテープ状光ファイバ心線の裸ファイバを位置決めすることができる。
【0022】
図3は、図2の位置決めガイドを用いて、裸ファイバをV溝基板に載置する方法を説明する。図中、1は位置決めガイド、3,4は裸ファイバ、5はV溝基板、6,7はテープ状光ファイバ心線である。図3(A)は、第1のテープ状光ファイバ心線6の裸ファイバ3の位置決め工程である。位置決めガイド1には、図2(B)で説明したように、ガイドピンが配置されている。裸ファイバ3が位置決めガイド1に整列された状態で、裸ファイバ3はV溝基板5の所定のV溝に位置される。図3(B)は、第2のテープ状光ファイバ心線7の裸ファイバ4の位置決め工程である。この工程では、位置決めガイド1のガイドピンは除かれ、裸ファイバ3がガイドピンの役目を果たすことは上述したとおりである。裸ファイバ4も位置決めガイド1に整列された状態でV溝基板5の所定のV溝に位置される。
【0023】
図4は、本発明の光ファイバアレイの製造方法の他の実施の形態を説明するための工程図である。図中、図3と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。しかし、位置決めガイド1は、図2で説明した位置決めガイドに限られるものではなく、V溝基板5のV溝のピッチの2倍のピッチに位置決めできればよいものである。
【0024】
図4(A)は、第1のテープ状光ファイバ心線6の裸ファイバ3の位置決め工程である。位置決めガイド1により、裸ファイバ3が位置決めされ、位置決めガイド1に整列された状態で、V溝基板5の所定のV溝に位置される。図4(B)は、位置決めガイドの除去工程である。裸ファイバ3がV溝基板5に配列された状態で位置決めガイドが外される。図4(C)は、第2のテープ状光ファイバ心線7の裸ファイバ4の配列工程である。この工程では、V溝基板5に配列された裸ファイバ3をガイドとして、裸ファイバ4を直接V溝基板5上で位置決めする。すなわち、裸ファイバ4の先端をV溝基板5上に配列された裸ファイバ3の間のV溝に押し付けるようにして前方に滑らせてV溝に配列させることができる。
【0025】
なお、上述した実施の形態では、2本のテープ状光ファイバ心線を用いて光ファイバアレイを製造する方法について説明したが、本発明は、これに限られるものではない。図7に示すように、上下に重ねたテープ状光ファイバ心線の組を並列させて4本のテープ状光ファイバ心線を用いて光ファイバアレイを製造してもよく、さらに、並列させる組数を増やしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、位置決めガイドを設けることによって、裸ファイバの位置の不揃いが修正され、再現性良くファイバを固定用溝に整列させることができる。また、光ファイバを指定の固定溝位置に芯番違いを発生させることなく固定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバアレイの製造方法の実施の形態を説明するための工程図である。
【図2】図1で説明した位置決めガイドの構成例の説明図である。
【図3】図2の位置決めガイドを用いて、裸ファイバをV溝基板に載置する方法の説明図である。
【図4】本発明の光ファイバアレイの製造方法の他の実施の形態を説明するための工程図である。
【図5】光ファイバアレイを導波路と接続した一例の説明図である。
【図6】2本のテープ状光ファイバ心線を重ねて用いた光ファイバアレイの一例の斜視図である。
【図7】図6の光ファイバアレイの2個分を並列させた構造の光ファイバアレイの一例の斜視図である。
【符号の説明】
1…位置決めガイド、1a…V溝、1b…ガイド孔、2…ガイドピン、3,4…裸ファイバ、5…V溝基板、6,7…テープ状光ファイバ心線。

Claims (3)

  1. 複数本の光ファイバを共通被覆によりテープ状に一体化したテープ状光ファイバ心線を重ね、前記テープ状光ファイバ心線の裸ファイバをV溝基板上に配列固定した光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記テープ状光ファイバ心線の先端の被覆を除去して複数の裸ファイバを露出させ、
    前記V溝基板におけるV溝のピッチと同じピッチのV溝を有する位置決めガイドを用いて、第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバを、あらかじめ前記位置決めガイドのV溝の1つおきに裸ファイバとほぼ等しい外径のガイドピンを配置した前記位置決めガイドの前記ガイドピンが配置されていないV溝により位置決めして、前記V溝基板のV溝のピッチの2倍のピッチで整列させた後、
    前記第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバと第2のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバとが交互に並ぶように前記V溝基板に配列させ、固定することを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
  2. 複数本の光ファイバを共通被覆によりテープ状に一体化したテープ状光ファイバ心線を重ね、前記テープ状光ファイバ心線の裸ファイバをV溝基板上に配列固定した光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記テープ状光ファイバ心線の先端の被覆を除去し複数の裸ファイバを露出させ、
    前記V溝基板におけるV溝のピッチと同じピッチのV溝を有する位置決めガイドを用いて、第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバを、あらかじめ前記位置決めガイドのV溝の1つおきに裸ファイバとほぼ等しい外径のガイドピンを配置した前記位置決めガイドの前記ガイドピンが配置されていないV溝により位置決めして、前記V溝基板のV溝のピッチの2倍のピッチで整列させた後、
    第2のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバを前記第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバと交互に並ぶように前記位置決めガイド上で整列させて前記V溝基板に配列し、固定することを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
  3. 複数本の光ファイバを共通被覆によりテープ状に一体化したテープ状光ファイバ心線を重ね、前記テープ状光ファイバ心線の裸ファイバをV溝基板上に配列固定した光ファイバアレイの製造方法であって、
    前記テープ状光ファイバ心線の先端の被覆を除去し複数の裸ファイバを露出させ、
    前記V溝基板におけるV溝のピッチと同じピッチのV溝を有する位置決めガイドを用いて、第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバを、あらかじめ前記位置決めガイドのV溝の1つおきに裸ファイバとほぼ等しい外径のガイドピンを配置した前記位置決めガイドの前記ガイドピンが配置されていないV溝により位置決めして、前記V溝基板のV溝のピッチの2倍のピッチで整列させて前記V溝基板に配列し、
    前記位置決めガイドを除去し、ついで、第2のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバを前記第1のテープ状光ファイバ心線の先端の裸ファイバと交互に並ぶように配列し、固定することを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
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