JP3968493B2 - Computing device and storage medium - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計算装置及び記憶媒体に係り、詳細には、積分式を式のまま演算することにより解を算出する計算装置及びその計算プログラムを格納する記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、電卓や関数電卓等(以降、計算装置と呼ぶ)上で入力された数式を式のまま処理する計算手法として、数式処理という技術が注目されている。従来の計算装置は、入力された数式をニュートン法等の数値解析を用いることにより、解の収束計算を行い、収束した近似値を入力された数式の解としていたため、数値でのみ計算が可能であった。これに対して数式処理とは、計算装置上で、数式を式のまま処理する計算のことであり、この技術により、従来、数値でのみ計算が可能であった計算装置での処理において、数値の代わりに文字変数を入力し、解に文字変数を残して表示することができるようになった。
【0003】
このため、従来の数値表示を行う計算装置を工学実用的とするならば、この数式処理を行う計算装置は、教科書の表記に則しているという点から教育的と考えられ、関数電卓が教育界で幅広く用いられるようになった昨今、近い将来には関数電卓は解を文字表示するタイプが主流になると考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、数式処理を適用して積分演算を行う従来の計算装置においては、演算過程の式が表示されることがなく、解のみが表示されていたために、教育の現場等からは演算過程の式の表示が望まれていた。
【0005】
さらに、従来の計算装置は、特定の積分法を用いて積分演算を行っているため、入力された積分式に応じて、適用する積分法の種類を変更することができなかった。このため、部分積分法や置換積分法等を積分式に応じて適用することにより、ユーザが演算可能な積分法の判断を行ったり、演算過程を学習できるような効果を得ることは困難であった。
【0006】
本発明の課題は、部分積分や置換積分の数式処理を行い、また演算過程の表示を行うことによりユーザに積分法習得のための教育的効果を与える計算装置及び記憶媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を達成するために、次のような特徴を備えている。
【0008】
請求項1記載の発明の計算装置は、部分積分法による演算手法を記憶す る部分積分法記憶手段と、積分式を記憶する積分式記憶手段と、この積分式記憶手段に記憶された積分式を表示する積分式表示手段と、この積分式表示手段により表示された積分式を、ユーザ操作によって部分積分法の2つの関数に設定する設定手段と、この設定手段により設定された2つの関数に基づいて、前記部分積分法記憶手段に記憶された部分積分法により、前記積分式表示手段に表示された積分式を式のまま演算する部分積分演算手段と、この部分積分演算手段により演算された演算過程の式と、算出された解とを表示する解表示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の発明の計算装置は、請求項1記載の発明の計算装置において、前記積分式記憶手段により記憶される前記積分式のうち少なくとも一つは、部分積分演算後の項の中に、該積分式と同一の項が含まれるように構成され、前記積分式表示手段により表示される積分式は、部分積分演算後の項の中に、該積分式と同一の項が含まれ、前記部分積分演算手段は、前記部分積分法記憶手段に記憶された演算手法に基づいて、前記積分式表示手段に表示された積分式に積分演算を段階的に行う段階演算手段と、この段階演算手段により演算された積分式の1つの項をユーザ操作によって指定する指定手段と、この指定手段により指定された項が、前記積分式表示手段に表示された積分演算前の積分式と同一か否かを判別する項判別手段と、この項判別手段により同一と判別された場合に、前記指定手段により指定された項を移項することによって解を算出する解算出手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の発明の計算装置は、置換積分法による演算手法を記憶する置換積分法記憶手段と、積分式を記憶する積分式記憶手段と、この積分式記憶手段に記憶された積分式を表示する積分式表示手段と、この積分式表示手段に表示された積分式に含まれる変数と、この変数の置換関数とをユーザ操作によって入力する置換関数入力手段と、この置換関数入力手段により入力された変数と置換関数とに基づいて、前記置換積分法記憶手段に記憶された置換積分法により、前記積分式表示手段に表示された積分式を式のまま演算する置換積分演算手段と、この置換積分演算手段により演算された演算過程の式と、算出された解とを表示する解表示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項4記載の発明の計算装置は、請求項1乃至請求項3記載の発明の計算装置において、前記積分式記憶手段は、複数の積分式を記憶し、前記積分式表示手段は、前記積分式記憶手段に記憶された複数の積分式のうち、任意の積分式を表示することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)図1〜図3は、本発明を適用した第1の実施の形態における計算装置の一実施例を示す図である。
【0013】
まず構成を説明する。図1は、本実施の形態の計算装置1の要部構成を示すブロック図である。この計算装置1は、入力部3から積分の式(以下、積分式と呼ぶ)が入力され、さらに、積分法として通常の不定積分(積分の区間が定まっている場合には定積分)による方法、部分積分法、若しくは置換積分法の何れかが入力されて、入力された積分法に基づいて積分式の解を演算し、演算過程と共に解を表示する装置である。
【0014】
この図1において、計算装置1は、CPU2、入力部3、位置検出回路4、タブレット5、表示駆動回路6、表示部7、ROM8、RAM9、記憶媒体読取部10及び記憶媒体11によって構成されている。
【0015】
CPU(Central Processing Unit )2は、記憶媒体11に格納されているシステムプログラムやROM8に格納されている積分演算処理プログラム、及び当該システムに対応する各種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプリケーションプログラムをRAM9内の図示しないプログラム格納エリアに格納する。また、CPU2は、入力部3あるいは位置検出回路4を介してタブレット5から入力される各種指示あるいはデータをRAM9内のワークメモリエリアに一時的に格納し、この入力された各種指示及び入力データに応じてRAM9あるいは記憶媒体11に格納されたアプリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM9内のワークメモリエリアに格納するとともに、表示駆動回路6に出力して表示部7に表示する。
【0016】
また、CPU2は、入力部3から後述する積分演算処理実行の押下信号が入力されると、ROM8に格納されている積分演算処理プログラムを読み出して、RAM9に格納するとともに、読み出した積分演算処理プログラムに従って、後述する積分演算処理(図3参照)を実行する。そして、CPU2は、入力部3から積分式が入力されると、入力された積分式に適用する積分法の一覧を表示部7に表示し、さらに、入力部3あるいは位置検出回路4を介したタブレット5から、積分法の指定がなされると、入力部3あるいは位置検出回路4から入力される入力信号に応じて、指定された積分法を判別して、その積分法に基づいて、数式処理を行って、積分式の解を算出する。また、この際、積分式の解のみならず、演算の過程で発生した式を全て表示する。この数式処理とは、上記の通り計算機上で、人間の行う計算と同様に、数式を式のまま処理する計算のことであり、従来技術であるため、詳細説明は省略する。
【0017】
入力部3は、CPU2により実行される積分演算処理を実行開始するための実行キーや、演算を開始するための演算実行キー、積分式を入力するための数字キーや英字キー、積分法を指定するための矢印キー等を備えたキーボードであり、ユーザによるそれぞれのキーの入力操作に応じたキーの押下信号をCPU2に出力する。
【0018】
位置検出回路4は、タブレット5に指示(タッチ)された入力盤上の座標を検出して、CPU2に座標信号を出力する。タブレット5は、一定の面積を持った平面上の透明な入力盤を備えており、この入力盤は電磁誘導式で、表示部7と一体になっている。そして、表示部7によって透明の入力盤を透して表示される積分法の種類や積分式、選択釦等から、特定の積分法や積分式、選択釦等が入力用ペンあるいは指によりタッチされると、位置検出回路4が、タッチされた積分法等に対応する入力盤上の座標を検出してCPU2に座標信号を出力する。
【0019】
表示駆動回路6は、CPU2により実行される積分演算処理に係るデータや処理結果の他、入力部3及びタブレット5から入力される入力データ等を表示信号として表示部7に出力して、表示部7の所定の表示位置に表示する。表示部7は、液晶ディスプレイ等から構成され、表示駆動回路6から入力される表示信号に応じて、各種データを表示する。また、表示部7の表示画面は、タブレット5の透明な入力盤と一体になっており、タブレット5の入力指示に応じた表示を行う。例えば、表示部7に積分法の種類が一覧表示されている時にタブレット5から特定の積分法の指示入力があった場合には、指示された特定の積分法を反転表示する。
【0020】
ROM(Read Only Memory)8は、CPU2により計算装置1の起動時に実行されるIPL(Initial Program Loader)プログラムや、積分演算処理プログラムの他、IPLプログラムや積分演算処理プログラム等に係る各種データの初期設定値等を格納する。RAM(Random Access Memory)9は、CPU2により実行される積分演算処理プログラムや各種アプリケーションプログラム等を格納するプログラム格納エリアと、CPU2により実行中に処理される積分法の種類を示すフラグや各種データ等を格納するワークメモリエリアとを形成している。
【0021】
記憶媒体読取部10は、記憶媒体11を固定的若しくは着脱自在に装着するものであり、CPU2から入力される指示に応じて、この記憶媒体11に予め記憶されているプログラムやデータ等を読み取る。記憶媒体11は磁気的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成されており、計算装置1に対応する各種アプリケーションプログラムの他、CPU2により実行される積分演算処理や各種処理に係る初期データ、設定データ等を記憶する。
【0022】
ここで、CPU2により実行される積分演算処理において、入力部3から入力されて表示部7に表示される積分式及び積分法の種類と、積分演算処理の処理結果とを、図2を用いて説明する。図2は、積分演算処理における表示部7の表示画面例を示す図である。
【0023】
まず、図2(a)のように、ユーザにより入力部3から積分式が入力されると、CPU2は入力された積分式を表示部7に表示する。次に、CPU2は、入力された積分式を演算する積分法を入力する画面を表示部7に表示する。図2(b)は、積分演算処理における積分法を入力する入力画面例を示す図である。この図2(b)において、表示部7には、通常の積分法として「normal integration」、置換積分法として「integration by substitution」、部分積分法として「integration by parts」が表示されており、これらの積分法の中から演算する積分法として、「integration by parts」が、入力部3若しくはタブレット5より選択入力され、反転表示されている。
【0024】
そして、図2(b)において「Integration by parts」が選択されたため、CPU2は、部分積分法により積分式を演算して、演算過程及び計算結果を算出・表示する。図2(c)は部分積分法による演算結果の表示画面例を示す図である。なお、図2(c)において、演算過程の式は「…」により省略した。
【0025】
同様に、積分法として「integration by substitution」が選択された場合、CPU2は、置換積分法により積分式を演算して、演算過程及び計算結果を算出・表示する。図2(d)は置換積分法による演算結果の表示画面例を示す図である。なお、図2(d)において、演算過程の式は「…」により省略したが、演算過程の式中に「AAA」、「BBB」と表示されているのが、置換積分法において置き換えた関数(以降、この関数を置換関数と呼ぶ)によるものである。尚、部分積分法及び置換積分法の説明は数学的な計算方法であるため、説明は省略する。
【0026】
次に動作を説明する。図3を参照して、CPU2により実行される積分演算処理の動作を説明する。図3は、本第1の実施の形態における計算装置1内のCPU2により実行される積分演算処理のフローチャートである。
【0027】
まず、CPU2は、入力部3より積分演算処理を開始するキー入力信号が入力されると、ROM8に格納されている積分演算処理プログラムを読み出してRAM9のプログラム格納エリアに格納すると共に、積分演算処理プログラムに従って積分演算処理を開始する。そして、CPU2は、RAM9のワークメモリエリアをクリアした後、入力部3から積分式が入力される(ステップS1)と、入力された積分式をRAM9のワークメモリエリアに格納する。そして、入力部3から演算実行する旨のキー入力がなされ(ステップS2)、さらに積分法の種類を選択する旨のキー入力がなされると(ステップS3)、CPU2は、表示部7に積分法の種類を表示する(ステップS4)。
【0028】
そして、入力部3若しくはタブレット5より、積分法の種類として、通常の積分法が選択入力された場合(ステップS5)には、CPU2は、通常処理として不定積分(積分の区間が定まっている場合には定積分)により積分式を演算する。また、ステップS3において、積分法の種類を選択する旨のキー入力がされなかった場合にも、CPU2は、通常処理として不定積分(積分の区間が定まっている場合には定積分)により積分式を演算する。
【0029】
積分法の種類として、通常の積分法でなく、部分積分法が選択入力された場合(ステップS6)には、CPU2は、RAM9のワークメモリエリアに、部分積分フラグを ON として格納し(ステップS7)、ステップS1において入力された積分式に部分積分法を適用して、数式処理を行う(ステップS8)。また、ステップS6において、入力された積分法が部分積分法でなかった場合には、CPU2は、RAM9のワークメモリエリアに置換積分フラグを ON として格納し(ステップS9)、ステップS1において入力された積分式に置換積分法を適用して、数式処理を行う(ステップS10)。
【0030】
そしてCPU2は、実行中の数式処理において、演算過程の式中に積分記号がなくなったかどうか、即ち、積分を展開することができたかどうかを判別することにより、上記積分式の解を算出できるかどうかを判別する(ステップS11)。算出できると判別した場合には、CPU2は、ステップS8における部分積分法若しくはステップS10における置換積分法を適用した数式処理を続行して、演算過程の式を表示部7に表示する(ステップS12)と共に、算出した解を表示部7に表示する(ステップS13)。また、ステップS11において、CPU2は積分式の解が算出できないと判別した場合には、表示部7に選択された積分法では解が算出できない旨のメッセージを表示する(ステップS14)。
【0031】
そして、再度積分演算を実行する旨の信号が入力されると(ステップS15)、CPU2は、表示部7の表示画面をクリアにし(ステップS16)、さらに、RAM9内のワークメモリエリアをクリアにして(ステップS17)、ステップS1に移行する。また、ステップS15において、積分演算の再実行の入力がされなかった場合には、積分演算処理を終了する。
【0032】
以上のように、本第1の実施の形態における計算装置1は、計算装置1内のCPU2により積分演算処理を実行し、入力部3から積分式が入力されると、CPU2は、演算に適用する積分法の種類を表示部7に表示する。そして、適用する積分法が選択入力されると、CPU2は、選択入力された積分法に基づいて数式処理を行い、積分式を演算する。そして、CPU2は、演算過程の式と演算結果とを表示部7に表示する。
【0033】
したがって、ユーザは、積分式の他に、積分法の種類を指定入力することができ、指定された積分法の種類に応じた数式処理が実行され、また、数式処理の演算過程の式が表示される。このため、指定された積分法に応じた計算方法の教育的効果を与えることのできる、実用性の高い計算装置を提供することができる。
【0034】
なお、本実施の形態では、積分の演算法として、不定積分(積分の区間が定まっている場合には定積分)による方法、部分積分法及び置換積分法の3つを対象として説明したが、有理関数の積分法や三角関数の積分法、無理関数の積分法等を更に適用することとしても良い。
【0035】
(第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態における計算装置について説明する。
【0036】
本第2の実施の形態における計算装置の要部構成は、第1の実施の形態の計算装置1の要部構成と同様のものであるため、説明を省略するとともに、第1の実施の形態の要部と同一の符番を用いて説明する。また、第1の実施の形態との相違点は、計算装置1内のCPU2により実行される、部分積分演算処理(図5参照)である為、図4〜図5を参照して、この処理を詳細に説明する。
【0037】
まず、CPU2により実行される部分積分演算処理の概要について、図4を用いて説明する。図4は、CPU2により実行される部分積分演算処理の表示部7の表示画面例を示す図である。このCPU2により実行される部分積分演算処理は、通常の部分積分法に加え、通常の部分積分法により解が求められない場合の処理が考慮されている。その処理とは、入力された積分式の部分積分演算を行った場合に、演算結果の式中に、入力された積分式が1つの項として出現し、部分積分演算が終了しない場合の処理であり、詳細は後述する。
【0038】
図4(a)は、入力された積分式を表示する表示画面例を示す図である。図4(a)において、入力部3より積分式が入力されると、CPU2は、入力された積分式を表示部7に表示する。さらに、ユーザにより、部分積分法を適用するための2つの関数が入力された積分式に基づいて設定されると、CPU2は、積分式全体を反転表示する(図4(b)参照)。さらに、ユーザにより、積分式を表す番号として例えば「J」が入力されると、CPU2は、積分式の前に「J=」と表示する(図4(c)参照)。
【0039】
そして、入力部3より積分式を展開して演算実行を開始する旨の信号が入力されると、CPU2は、入力された積分式と同一の項が表れるまで演算を実行し、同一の項が表れた時点までを表示する(図4(d)参照)。なお、同一の項が現れず、解を算出した場合にはこの限りではない。
【0040】
次に、展開された演算途中の式の中から、入力された積分式と同一の項として、何れかの項がユーザにより指定されると、CPU2はその指定された項を反転表示する(図4(e)参照)。そして、CPU2は、指定された項が入力された積分式と同一かどうかを判別した後、同一であれば、その指定された項を「J」として表示する(図4(f)参照)。さらにユーザにより演算実行する旨の入力がなされると、CPU2は、演算を再開して解を算出する(図4(g)参照)。
【0041】
このように、CPU2により実行される部分積分演算処理は、通常の部分積分法に加え、通常の部分積分法により解が求められない場合の処理が考慮されている。
【0042】
次に、図5を参照してCPU2により実行される部分積分演算処理の動作を説明する。図5は、本第2の実施の形態における計算装置1内のCPU2により実行される部分積分演算処理のフローチャートである。
【0043】
まず、CPU2は、入力部3より部分積分演算処理を開始する旨のキー入力信号が入力されると、ROM8に格納されている部分積分演算処理プログラムを読み出してRAM9のプログラム格納エリアに格納すると共に、部分積分演算処理プログラムに従って部分積分演算処理を開始する。そして、CPU2は、入力部3から積分式が入力される(ステップS101)と、入力された積分式をRAM9のワークメモリエリアに格納する。さらに、入力部3から入力された積分式を2つの関数の積として部分積分法に適用するための関数の指定入力がなされると(ステップS102)、CPU2は、指定された2つの関数をRAM9のワークメモリエリアに格納し、積分式全体を反転表示する(ステップS103)。
【0044】
そして、ユーザにより、積分式を表す番号が入力され(ステップS104)、さらに確定の入力がなされると(ステップS105)、CPU2は、RAM9のワークメモリエリアに、積分式及び番号を格納すると共に、表示部7に表示している表示画面情報をワークメモリエリアに格納する(ステップS106)。
【0045】
そして、入力部3より積分式を展開して演算実行を開始する旨の信号が入力されると(ステップS107)、CPU2は、入力された積分式と同一の項が演算途中の式に現れるまで演算を実行して、展開した積分式を表示部7に表示する(ステップS108)。なお、このステップS108において、同一の項が現れなかった場合には、CPU2は、解の算出まで演算を実行して、展開した積分式を表示部7に表示した後、ステップS115に移行するが、図5におけるフローチャートが煩雑となるため、図示していない。
【0046】
次に、展開された積分式の中から、積分式と同一の項として何れかの項が指定入力されると(ステップS109)、CPU2は、RAM9のワークメモリエリアに格納した積分式と、指定された項が同一か否かを比較する(ステップS110)。そして、同一であった場合には(ステップS111)、CPU2は、RAM9のワークメモリエリアに、積分式と共に格納した番号を読み出して、指定された項をその番号に置き換え、簡略化した式として再表示する(ステップS112)。さらに、入力部3より演算実行を示すキー入力信号が入力されると(ステップS113)、CPU2は、演算を再開して解を算出し、表示部7に表示する(ステップS114)。
【0047】
また、ステップS111において、CPU2は、指定された項と積分式が一致しないと判断した場合には、間違った指定がされた旨を示すエラー表示を表示部7に表示した後(ステップS116)、表示部7をクリアにして、RAM9のワークメモリエリアに格納した積分式等の表示画面情報を読み出して、表示部7に再表示し(ステップS117)、ステップS107に移行する。
【0048】
また、演算を行って解を表示した後、入力部3から部分積分演算処理を終了する旨の信号が入力されると(ステップS115)、CPU2は、部分積分演算処理を終了する。また、部分積分演算処理を終了しない、即ち、再度部分積分演算処理を実行する旨の信号が入力されると、CPU2は、表示部7の表示画面及びRAM9のワークメモリエリアをクリアにした後、ステップS101に移行し、ステップS101〜S115の処理を繰り返して実行する。
【0049】
以上のように、本第2の実施の形態における計算装置1は、CPU2により部分積分演算処理を実行し、積分式が入力され、部分積分法の2つの関数式が指定入力されると、数式処理を用いて部分積分法により解を算出する。この際、演算過程の式が解と共に表示されるため、ユーザに対して教育的に学習効果の高い計算装置を実現することができる。
【0050】
また、入力された積分式によっては、部分積分演算を行うと、演算結果の式中に入力された積分式が1つの項として表れ、部分積分演算が終了しない場合がある。この時、CPU2は演算を一時中止し、演算結果の式中に表れた積分式をユーザが指定する。その後、CPU2は、指定された積分式に基づいて、演算途中の式を簡略化することにより演算を再開し、解を算出する。このため、部分積分演算により演算結果の式中に入力された積分式が表れる場合であっても、部分積分演算を行うことができ、また、ユーザに部分積分法の習得を補助することのできる、実用性の高い計算装置を実現することができる。
【0051】
(第3の実施の形態)次に、第3の実施の形態における計算装置について説明する。
【0052】
本第3の実施の形態における計算装置の要部構成は、第1の実施の形態の計算装置1の要部構成と同様のものであるため、説明を省略するとともに、第1の実施の形態の要部と同一の符番を用いて説明する。また、第1の実施の形態との相違点は、計算装置1内のCPU2により実行される、部分積分演算処理(図7参照)であり、第2の実施の形態において説明した部分積分演算処理の動作処理の一部を変更した形態である。このため、第2の実施の形態と同一の動作ステップに関しては同一の符番を用いて、相違点を中心に説明する。
【0053】
まず、CPU2により実行される部分積分演算処理の概要について、図6を用いて説明する。図6は、CPU2により実行される第3の実施の形態における部分積分演算処理の表示部7の表示画面例を示す図である。
【0054】
まず、積分式が入力され、この積分式を表す番号として例えば「J」が入力されると、CPU2は、入力された積分式の前に「J=」として、積分式と共に表示部7に表示する(図6(a)参照)。次に、入力部3より、積分式を1度だけ展開して演算を実行する旨の信号が入力されると、CPU2は、1度だけ積分式を展開して演算を実行し、展開した式を表示部7に表示する(図6(b)参照)。
【0055】
この動作を繰り返し実行した後(図6(c)参照)、展開された式の中から、入力された積分式と同一の項として、1つの項がユーザにより指定されると、CPU2はその指定された項を反転表示する(図6(d)参照)。次に、項が指定された場合、CPU2は、指定された項が入力された積分式と同一かどうかを判別する。そして同一であれば、CPU2は、演算を続行して解を算出する(図6(e)参照)。
【0056】
また、ユーザにより項の指定入力がなかった場合には、1度だけ演算を実行して展開する旨の入力が続けて入力されることとなり、CPU2は、演算過程の式の中に入力された積分式があるかないかに係わらず、さらに演算を1度実行して式を展開する(図6(f)参照)。このため、項の指定入力がない場合にはこの処理が繰り返し行われることとなる。なお、部分積分演算を継続して実行することにより、解を算出することができる場合には、算出した解を表示する(不図示)。
【0057】
次に、図7を参照してCPU2により実行される部分積分演算処理の動作を説明する。図7は、本第3の実施の形態における計算装置1内のCPU2により実行される部分積分演算処理のフローチャートである。この図7において、第2の実施の形態と同一の処理を行うステップには同一の符番をしており、同一の処理に関しては、概略を説明する。
【0058】
ステップS101〜S106において、CPU2は、入力部3より積分式が入力され、更に入力された積分式を部分積分法を適用するための2つの関数の積とする関数の指定入力と、積分式を表す番号とが入力されると、それぞれの入力されたデータを表示部7に表示すると共に、RAM9のワークメモリエリアに、積分式及び番号と、表示部7に表示している表示画面情報とを格納する。
【0059】
そして、ステップS107において、入力部3より積分式を展開して演算を実行する旨の信号が入力されると、CPU2は、1度だけ積分式を展開して演算を実行し、展開した式を表示部7に表示する(ステップSA1)。次に、CPU2は、入力部3より、展開された式の中から1つの項を指定する指定入力が行われたかどうかを判別し(ステップSA2)、指定入力が行われなかった場合には、ステップS107に移行して、ステップS107〜ステップSA2の処理を繰り返し実行する。
【0060】
また、指定入力が行われた場合には、第2の実施の形態のステップS110以降と同様の処理を行うことにより、積分式の解を算出して、部分積分演算処理を終了する。
【0061】
以上のように、本第3の実施の形態における計算装置1は、CPU2により部分積分演算処理を実行し、演算を実行する際に、入力部3からの演算実行信号に応じて、1度づつ積分式を展開し、展開した式を表示部7に表示する。また、展開した式中に、入力された積分式と同一の項が表れても、ユーザによる指示がない限り、積分式の展開処理を継続するため、展開過程を順次ユーザに示し、ユーザ主導による部分積分法の学習を行うことで、部分積分法の習得に効果的に役立たせることのできる、実用性の高い計算装置を実現することができる。
【0062】
(第4の実施の形態)次に、第4の実施の形態における計算装置について説明する。
【0063】
本第4の実施の形態における計算装置の要部構成は、第1の実施の形態の計算装置1の要部構成と同様のものであるため、説明を省略するとともに、第1の実施の形態の要部と同一の符番を用いて説明する。また、第1の実施の形態との相違点は、計算装置1内のCPU2により実行される、置換積分演算処理(図9参照)である為、図8〜図9を参照して、この処理を詳細に説明する。
【0064】
まず、CPU2により実行される置換積分演算処理の概要について、図8を用いて説明する。図8は、第4の実施の形態におけるCPU2により実行される置換積分演算処理の表示部7の表示画面例を示す図である。
【0065】
まず、積分式と、積分式を表す番号として例えば「J」が入力されると、CPU2は、この番号および積分式を等号と併せて表示部7に表示する(図8(a)参照)。そして、入力部3より、置換積分演算の実行をする旨の信号が入力されると、CPU2は、変更する(置き換える)変数(以降、この変数を置換変数と呼ぶ)として「t」を表示して、置換変数に対する関数(置換関数)の入力待ちとなる(図8(b)参照)。図8(b)において、画面右下の「t=」の表示がそれである。
【0066】
そして、ユーザにより、置換関数が入力され(図8(c)参照)、さらに演算実行する旨のキー入力がなされると、CPU2は、置換関数を微分して、微分した結果を、例えば「dt=−sin X dx」のように、表示部7に表示する(図8(d)参照)。
【0067】
そして、再度入力部3より演算実行をする旨の信号が入力されると、CPU2は、微分した結果を、積分式に代入する。この際、積分式を約分して簡略化できる場合には、CPU2は、省略できる項を斜線で表示する(図8(e)参照)。その後、CPU2は、約分して簡略化した式を表示する(図8(f)参照)と共に、置換関数をさらに代入することにより、積分式の変数全てを置換変数に置き換える(図8(g)参照)。
【0068】
そして、CPU2は、置換変数により表された積分式を、数式処理を用いて演算することにより、置換変数の解を算出し、さらに算出した解の置換変数を元の変数に戻すことにより、積分式の解を算出する(図8(h)参照)。
【0069】
次に、図9を参照してCPU2により実行される置換積分演算処理の動作を説明する。図9は、本第4の実施の形態における計算装置1内のCPU2により実行される置換積分演算処理のフローチャートである。
【0070】
まず、CPU2は、入力部3より置換積分演算処理を開始するキー入力信号が入力されると、ROM8に格納されている置換積分演算処理プログラムを読み出してRAM9のプログラム格納エリアに格納すると共に、置換積分演算処理プログラムに従って置換積分演算処理を開始する。そして、CPU2は、入力部3から積分式と、積分式を表す番号とが入力されると、番号と積分式とを等号で示し、表示部7に表示する(ステップS201)。
【0071】
そして、入力部3より演算実行をする旨の信号が入力されると(ステップS202)、CPU2は、置換変数「t」を表示して、変数の変更を促すための置換関数の入力画面を表示する(ステップS203)。そして、入力部3に置換関数が入力され(ステップS204)、CPU2に演算実行をする旨の信号が入力されると(ステップS205)、CPU2は、置換関数を微分し、微分した置換関数である「dt」の式を表示部7に表示する(ステップS206)。
【0072】
さらに、入力部3に演算実行をする旨の信号が入力されると(ステップS207)、CPU2は、「dt」の式を積分式に代入する(ステップS208)。そして、再度入力部3より演算実行をする旨の信号が入力されると(ステップS209)、CPU2は、積分式を約分し、簡略化することが可能かどうかを判別する(ステップS210)。
【0073】
簡略化が可能であると判別した場合には、CPU2は、約分により省略する項に斜線を表示し(ステップS211)、微分した置換関数を代入して、簡略化した後の積分式を再度表示する(ステップS212)。また、ステップS210において、簡略化できないと判別した場合には、CPU2は、微分した置換関数を代入した積分式を表示する(ステップS212)。
【0074】
次に、CPU2は、微分する前の置換関数を簡略化した式に代入し、変数全てを置換変数に置き換えることができるかどうかを判別することにより、変数の変更、即ち置換関数が適切であったかどうかを判別する(ステップS213)。
【0075】
ステップS213において、CPU2は、適切であると判別した場合には、演算実行するためのキー入力待ちとなる。また、適切でないと判別した場合には、CPU2は、変数の変更、即ち置換関数が適切でなかった旨のエラー表示を行って(ステップS214)、さらに置換関数の再入力設定の指示入力があった場合には(ステップS215)、ステップS203に移行する。また、再入力設定をしない旨の入力があった場合には(ステップS215)、CPU2は、積分式の変数を置き換えることのできる置換関数を算出し、正しい置換関数として表示部7に表示して(ステップS216)、積分式の変数をこの置換関数に置き換える。
【0076】
そして、入力部3より演算を実行する旨の入力信号が入力されると(ステップS217)、CPU2は、簡略化し、さらに置換関数が代入された式の解を、数式処理を用いて算出する。そして、CPU2は、算出した解の置換変数に置換関数を代入することにより、積分式の解を算出して表示部7に表示する(ステップS218)。
【0077】
以上のように、本第4の実施の形態における計算装置1は、CPU2により置換積分演算処理を実行し、置換する変数の置換関数が入力されることにより、置換関数を微分して、微分前後の置換関数を積分式に代入する。そして、CPU2は、積分式の全ての変数が、置換変数に置き換えることができたかどうかを判別することにより、正しい置換関数が入力されたかどうかを判別する。
【0078】
したがって、本第4の実施の形態における計算装置1により、ユーザにより入力された置換関数が正しいかどうかを判別することができるため、特に置換積分法の置換関数に対する教育的効果を与えることのできる、実用性の高い計算装置を実現することができる。
【0079】
(第5の実施の形態)次に、第5の実施の形態における計算装置について説明する。
【0080】
本第5の実施の形態における計算装置の要部構成は、第1の実施の形態の計算装置1の要部構成と同様のものであるため、説明を省略するとともに、第1の実施の形態の要部と同一の符番を用いて説明する。また、第1の実施の形態との相違点は、計算装置1内のCPU2により実行される、置換積分問題処理(図11参照)である為、図10〜図11を参照して、この処理を詳細に説明する。
【0081】
まず、CPU2により実行される置換積分問題処理の概要について、図10を用いて説明する。図10は、第5の実施の形態におけるCPU2により実行される置換積分問題処理の表示部7の表示画面例を示す図である。
【0082】
まず、CPU2は、問題として用いる複数の積分式を記憶した記憶媒体11から任意の積分式を読み出すことにより、読み出した一つの積分式を問題として表示部7に表示する(図10(a)参照)。次に、置換する変数の置換関数が入力されると(図10(b)参照)、CPU2は、入力された置換関数に基づいて数式処理を行って、問題となった積分式の解を算出・表示し、併せて、置換関数が正しかった旨を示すメッセージ「Proper Substitution」を表示部7に表示する(図10(c)参照)。
【0083】
また、誤った置換関数が入力された場合(図10(d)参照)、CPU2は、入力された置換関数に基づいて、問題として表示された積分式の全ての変数を置き換えることができないため、間違った置換関数が入力されたことと判別する。そして、CPU2は、表示部7に、間違った置換関数が入力された旨を示すメッセージ「Not Proper Substitution」を表示する(図10(e)参照)。
【0084】
次に、図11を参照してCPU2により実行される置換積分問題処理の動作を説明する。図11は、本第5の実施の形態における計算装置1内のCPU2により実行される置換積分問題処理のフローチャートである。
【0085】
まず、CPU2は、入力部3より置換積分問題処理を開始するキー入力信号が入力されると、ROM8に格納されている置換積分問題処理プログラムを読み出してRAM9のプログラム格納エリアに格納すると共に、置換積分問題処理プログラムに従って置換積分問題処理を開始する。そして、CPU2は、RAM9のワークメモリエリアをクリアして、正解の累計点数としてワークメモリエリアに格納する合計点数をクリアすると共に、問題として用いる複数の積分式を記憶した記憶媒体11から、任意の積分式を読み出すことにより、読み出した1つの積分式を今回の問題として(ステップS301)、表示部7に表示する(ステップS302)。次に、置換積分法を用いて問題を解くか否かが入力部3より入力され(ステップS303)、置換積分法を用いない場合には、置換積分問題処理を終了して、他の積分演算処理を行う処理に移行する。
【0086】
ステップS303において、置換積分法により問題を解く旨の入力がなされた場合には、CPU2は、置換変数「t」を表示して、変数の変更を促すための置換関数の入力画面を表示する(ステップS304)。そして、入力部3に置換関数が入力され(ステップS305)、CPU2に演算実行をする旨の信号が入力されると(ステップS306)、CPU2は、置換関数を微分して、微分前後の置換関数を用いて、積分式の変数全てを置換変数に置き換えることができるかどうかを判別することにより、置換関数による置換積分演算が可能であるかどうかを判別する(ステップS307)。
【0087】
置換積分演算が可能であると判別した場合、CPU2は、積分式の変数を置換変数に置き換えた式を表示し(ステップS308)、さらに、置換積分演算を行って、積分式の解を算出して表示する(ステップS309)。そして、CPU2は、正解を示す「Proper Substitution」を表示し(ステップS310)、予め設定された点数を合計点数に加算して(ステップS311)、RAM9のワークメモリエリアに格納する。また、ステップS307において、置換積分が不可能と判別した場合には、CPU2は、置換関数の不正解を示す「Not Proper Substitution」を表示する(ステップS312)。
【0088】
そして、再度置換積分問題処理を実行する旨の信号が入力されると(ステップS313)、CPU2は、ステップS301に移行して、ステップS301〜ステップS313の処理を繰り返し実行し、再度実行する旨の信号が入力されなかった場合には、置換積分問題処理を終了する。
【0089】
以上のように、本第5の実施の形態における計算装置1は、CPU2により置換積分問題処理を実行する。そして、CPU2は、問題となる積分式を表示した後、ユーザにより置換関数が入力されると、置換関数により置換積分が行えるかどうかを判別して、正しい置換関数が入力されたか否かを表示する。このため、積分式の入力を行う必要がなく、置換積分法における置換関数の設定を繰り返して練習することのできる、実用性の高い計算装置を提供することができる。
【0090】
(第6の実施の形態)次に、第6の実施の形態における計算装置について説明する。
【0091】
本第6の実施の形態における計算装置の要部構成は、第1の実施の形態の計算装置1の要部構成と同様のものであるため、説明を省略するとともに、第1の実施の形態の要部と同一の符番を用いて説明する。また、第1の実施の形態との相違点は、計算装置1内のCPU2により実行される、定積分による置換積分演算処理(図13参照)である為、図12〜図13を参照して、この処理を詳細に説明する。
【0092】
まず、CPU2により実行される定積分による置換積分演算処理の概要について、図12を用いて説明する。図12は、第6の実施の形態におけるCPU2により実行される定積分による置換積分演算処理の表示部7の表示画面例を示す図である。
【0093】
まず、定積分の積分式と、積分式を表す番号として例えば「J」が入力され、さらに、置換関数が入力されると、CPU2は、これらの番号、積分式及び置換関数を表示部7に表示する(図12(a)参照)。そして、CPU2は、置換関数を微分し、微分前後の置換関数に基づいて、積分式の変数を置換変数に置き換えるとともに、定積分の区間を置換関数に基づいて置き換える(図12(b)参照)。図12(b)において、定積分の区間は、[0,π/4]であるが、置換関数が「t=cos X」であるため、区間は[1,1/√2]に置き換えられている。そして、CPU2は、変数を置き換えた定積分の積分式の演算を行い、積分式の解を算出して表示する(図12(c)参照)。
【0094】
次に、図13を参照してCPU2により実行される定積分による置換積分演算処理の動作を説明する。図13は、本第6の実施の形態における計算装置1内のCPU2により実行される定積分による置換積分演算処理のフローチャートである。
【0095】
まず、CPU2は、入力部3より定積分による置換積分演算処理を開始するキー入力信号が入力されると、ROM8に格納されている定積分による置換積分演算処理プログラムを読み出してRAM9のプログラム格納エリアに格納すると共に、定積分による置換積分演算処理プログラムに従って定積分による置換積分演算処理を開始する。そして、CPU2は、入力部3から積分式と、積分式を表す番号とが入力されると、番号と積分式とを等号で示し、表示部7に表示する(ステップS401)。
【0096】
そして、入力部3より演算実行をする旨の信号が入力されると(ステップS402)、CPU2は、置換変数「t」を表示して、変数の変更を促すための置換関数の入力画面を表示する(ステップS403)。そして、入力部3に置換関数が入力され(ステップS404)、CPU2に演算実行をする旨の信号が入力されると(ステップS405)、CPU2は、置換関数を微分し、微分前後の置換関数に基づいて、積分式の変数を置換変数に置き換え、置き換えた積分式を表示部7に表示する(ステップS406)。
【0097】
次いで、CPU2は、積分式が定積分であるか否かを、積分の区間の入力があるかないかにより判別し(ステップS407)、定積分であった場合には処理を続行し、定積分でなかった場合には、定積分による置換積分演算処理を終了して、通常の置換積分演算による処理に移行する。
【0098】
次に、CPU2は、積分式が定積分であると判別した場合には、積分の範囲を示す区間の始点の値及び終点の値を、置換関数に代入することにより演算し、それぞれの値を置き換えて(ステップS408)、表示部7に積分式を再表示する(ステップS409)。そして、再度入力部3より演算実行をする旨の信号が入力されると(ステップS410)、CPU2は、再表示した積分式に元の変数があるかないか、即ち全ての変数が置換変数に置き換えられたかどうかを判別することにより、演算が可能かどうかを判別する(ステップS411)。
【0099】
そして、演算可能と判別した場合には、CPU2は、演算を実行して解を算出し、表示部7に表示する(ステップS412)。また、演算不可能と判別した場合には、CPU2は、置換関数が間違っていた旨のエラー表示を行う(ステップS413)。そして、再度定積分による置換積分演算処理を実行する旨の信号が入力されると(ステップS414)、CPU2はステップS401に移行して、ステップS401〜S414の処理を繰り返し実行し、再度実行する旨の信号が入力されなかった場合には、置換積分処理を終了する。
【0100】
以上のように、本第6の実施の形態における計算装置1は、CPU2により定積分による置換積分演算処理を実行し、入力された定積分の区間の値を置換関数に基づいて置き換えることができるため、定積分に対しても置換積分演算を実行することのできる、実用性の高い計算装置を提供することができる。
【0101】
(第7の実施の形態)次に、第7の実施の形態における計算装置について説明する。
【0102】
本第7の実施の形態における計算装置の要部構成は、第1の実施の形態の計算装置1の要部構成と同様のものであるため、説明を省略するとともに、第1の実施の形態の要部と同一の符番を用いて説明する。また、第1の実施の形態との相違点は、計算装置1内のCPU2により実行される、定積分による置換積分問題処理(図15参照)である為、図14〜図15を参照して、この処理を詳細に説明する。
【0103】
まず、CPU2により実行される定積分による置換積分問題処理の概要について、図14を用いて説明する。図14は、第7の実施の形態におけるCPU2により実行される定積分による置換積分問題処理の表示部7の表示画面例を示す図である。
【0104】
まず、CPU2は、問題として用いる複数の定積分の積分式を記憶した記憶媒体11から任意の積分式を読み出すことにより、読み出した1つの定積分の積分式を問題として表示部7に表示する(図14(a)参照)。そして、入力部3より、置換積分演算の実行をする旨の信号が入力されると、CPU2は、置換変数として「t」を表示し、置換関数の入力待ちとなる(図14(b)参照)。ユーザにより、置換関数が入力されると(図14(c)参照)、次に、CPU2は、積分範囲の始点の値の入力待ちとなり(図14(d)参照)、始点の値が入力されると、続けて終点の値の入力待ちとなる(図14(e)参照)。
【0105】
そして、CPU2は、入力された積分の区間の値と、その区間の値を変更した積分式を表示部7に表示する(図14(f)参照)。そして、入力部3より演算を開始する旨の信号が入力されると、CPU2は、置換関数を微分し、微分前後の置換関数を積分式に代入することにより、積分式の変数を置換変数に置き換えて、積分式を再表示する(図14(g)参照)。そして、再度演算実行の信号が入力されると、CPUは、変数を置き換えた定積分の積分式の演算を行って、積分式の解を算出・表示する(図14(h)参照)。
【0106】
次に、図15を参照してCPU2により実行される定積分による置換積分問題処理の動作を説明する。図15は、本第7の実施の形態における計算装置1内のCPU2により実行される定積分による置換積分問題処理のフローチャートである。
【0107】
まず、CPU2は、入力部3より定積分による置換積分問題処理を開始するキー入力信号が入力されると、ROM8に格納されている定積分による置換積分問題処理プログラムを読み出してRAM9のプログラム格納エリアに格納すると共に、定積分による置換積分問題処理プログラムに従って定積分による置換積分問題処理を開始する。そして、CPU2は、問題として用いる複数の定積分の積分式を記憶した記憶媒体11から、任意の積分式を読み出すことにより、読み出した1つの定積分の積分式を今回の問題として(ステップS501)、表示部7に表示する(ステップS502)。次に、CPU2は、置換変数「t」を表示して、変数の変更を促すための置換関数の入力画面を表示する(ステップS503)。
【0108】
そして、入力部3に置換関数が入力され(ステップS504)、入力部3より演算を実行する旨の信号が入力されると(ステップS505)、CPU2は、定積分の積分区間の始点の値を入力する入力画面を表示部7に表示する。そして、入力部3より積分区間の始点の値が入力されると(ステップS506)、積分区間の始点の値を変更して積分式を再表示する(ステップS507)。同様に、次に、積分区間の終点の値を入力する入力画面を表示部7に表示して、入力部3より積分区間の終点の値が入力されると(ステップS508)、CPU2は、積分区間の終点の値を変更して積分式を再表示する(ステップS509)。
【0109】
そして、入力部3より演算を実行する旨の信号が入力されると(ステップS510)、CPU2は、置換関数を微分し、微分前後の置換関数を積分式に代入することにより、積分式の変数を置換関数に置き換える。この際、全ての積分式の変数を置換関数に置き換えられたかどうかを判別することにより、積分演算が可能かどうかを判別する(ステップS511)。そして、積分演算が可能と判別した場合には、問題当初の積分式の区間の値を置換関数に代入して、ステップS506及びS508において入力された積分区間の値が正しいかどうかを判別する(ステップS513)。
【0110】
入力された積分区間の値が正しいと判別した場合には、CPU2は、変数を置換関数に置き換え、また、積分区間を変更した積分式を表示部7に表示する(ステップS514)。そして、入力部3より演算を実行する旨の信号が入力されると(ステップS515)、CPU2は、演算を実行して、積分式の解を算出・表示する(ステップS516)。
【0111】
また、ステップS511において、積分演算が不可能と判別した場合には、CPU2は、入力された置換関数が間違いである旨のエラー表示を行って(ステップS512)、ステップS504に移行する。また、ステップS513において、入力された積分区間の値が正しくないと判別した場合には、CPU2は、入力された積分区間の値が間違いである旨のエラー表示を行って(ステップS517)、ステップS506に移行する。
【0112】
また、積分式の解を算出して表示した後、入力部3から再実行を行う旨の信号が入力されると(ステップS518)、CPU2は、ステップS501に移行して、ステップS501〜S517の処理を繰り返して実行し、再実行を行う信号が入力されなかった場合には、定積分による置換積分問題処理を終了する。
【0113】
以上のように、本第7の実施の形態における計算装置1は、CPU2により定積分による置換積分問題処理を実行する。そして、CPU2は、問題となる積分式を表示した後、ユーザにより置換関数及び積分区間の始点及び終点の値が入力されると、正しい置換関数が入力されたか、積分区間の値は正しいかどうかを判別して表示する。このため、定積分の置換積分法における置換関数、及び区間の値の置き換えに関する学習に役立てることができ、教育用として実用性の高い計算装置を提供することができる。
【0114】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、部分積分法による積分演算が可能となり、また、部分積分法の2つの関数を設定することができるため、ユーザに対して部分積分法による積分演算の学習効果を与えることのできる、実用性の高い計算装置を提供することができる。
【0115】
請求項2記載の発明によれば、演算された積分式中に、演算前の積分式と同一の項が表れるような再帰的な積分式であっても積分演算が可能であり、また、段階的に積分演算が行われて、ユーザが演算前の積分式と同一の項を指定することができるため、演算手法の習得に効果的な、実用性の高い計算装置を実現することができる。
【0116】
請求項3記載の発明によれば、置換積分法による積分演算が可能となり、また、ユーザが置換積分法の置換関数を入力することにより、置換積分法に対する演算手法の学習効果を与えることのできる、実用性の高い計算装置を提供することができる。
【0117】
請求項4記載の発明によれば、例えば、計算装置がユーザに対して積分演算のテストとして、記憶された積分式の内の任意の積分式を表示した後、積分演算を行って演算過程の式等を表示することができるため、ユーザは様々な積分式に対応した柔軟な演算手法の適用を学習することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における計算装置1の要部構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態におけるCPU2により実行される積分演算処理における表示部7の表示画面例を示す図。
【図3】第1の実施の形態におけるCPU2により実行される積分演算処理を示すフローチャート。
【図4】第2の実施の形態におけるCPU2により実行される部分積分演算処理の表示部7の表示画面例を示す図。
【図5】第2の実施の形態におけるCPU2により実行される部分積分演算処理を示すフローチャート。
【図6】第3の実施の形態におけるCPU2により実行される部分積分演算処理の表示部7の表示画面例を示す図。
【図7】第3の実施の形態におけるCPU2により実行される部分積分演算処理を示すフローチャート。
【図8】第4の実施の形態におけるCPU2により実行される置換積分演算処理の表示部7の表示画面例を示す図。
【図9】第4の実施の形態におけるCPU2により実行される置換積分演算処理を示すフローチャート。
【図10】第5の実施の形態におけるCPU2により実行される置換積分問題処理の表示部7の表示画面例を示す図。
【図11】第5の実施の形態におけるCPU2により実行される置換積分問題処理を示すフローチャート。
【図12】第6の実施の形態におけるCPU2により実行される定積分による置換積分演算処理の表示部7の表示画面例を示す図。
【図13】第6の実施の形態におけるCPU2により実行される定積分による置換積分演算処理を示すフローチャート。
【図14】第7の実施の形態におけるCPU2により実行される定積分による置換積分問題処理の表示部7の表示画面例を示す図。
【図15】第7の実施の形態におけるCPU2により実行される定積分による置換積分問題処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 計算装置
2 CPU
3 入力部
4 位置検出回路
5 タブレット
6 表示駆動回路
7 表示部
8 ROM
9 RAM
10 記憶媒体読取部
11 記憶媒体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a calculation device and a storage medium, and more particularly, to a calculation device that calculates a solution by calculating an integral equation as it is, and a storage medium that stores the calculation program.
[0002]
[Prior art]
Recently, a technique called mathematical expression processing has attracted attention as a calculation technique for processing mathematical expressions inputted on a calculator, a scientific calculator, etc. (hereinafter referred to as a computing device) as they are. Conventional calculators use numerical analysis such as Newton's method for input mathematical formulas to calculate the convergence of the solution, and the converged approximate value is used as the solution for the input mathematical formula. Met. On the other hand, the mathematical expression process is a calculation in which the mathematical expression is processed as it is on the calculation device. With this technique, in the processing in the calculation device that could conventionally be calculated only with the numerical value, It is now possible to enter a character variable instead of and leave the character variable in the solution for display.
[0003]
For this reason, if a conventional computer that performs numerical display is made practical, the computer that performs this mathematical processing is considered to be educational in that it conforms to the textbook notation, and scientific calculators are Now that it has become widely used in the world, in the near future, scientific calculators are expected to be the mainstream type that displays solutions.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in a conventional computing device that performs an integral operation by applying mathematical formula processing,processSince the formula is not displayed and only the solution is displayed, it is calculated from the educational site.processThe display of the formula was desired.
[0005]
Furthermore, since the conventional calculation apparatus performs an integration operation using a specific integration method, the type of integration method to be applied cannot be changed according to the input integration formula. For this reason, by applying partial integration method, substitution integration method, etc. according to the integration formula, it is possible to determine the integration method that the user can calculate,processIt was difficult to obtain the effect of learning.
[0006]
An object of the present invention is to perform mathematical processing of partial integration and substitution integration,processIt is to provide a computing device and a storage medium that give an educational effect for the user to acquire the integration method by displaying the above.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following features in order to achieve such a problem.
[0008]
The computing device of the invention according to
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a calculation apparatus according to the first aspect, wherein at least one of the integral expressions stored in the integral expression storing means is in a term after the partial integral calculation. The integral expression displayed by the integral expression display means includes the same term as the integral expression in the term after the partial integral calculation, and is configured to include the same term as the integral expression. The partial integration calculation means includes a step calculation means for performing stepwise integration calculation on the integral expression displayed on the integral expression display means based on the calculation method stored in the partial integration method storage means, and this step calculation Designation means for designating one term of the integral expression calculated by the means by user operation, and whether the term designated by the designation means is the same as the integral expression before the integral calculation displayed on the integral expression display means Term discriminating means for discriminating It is characterized in that in case it is determined that the same, and a solution calculating means for calculating a solution by transposing the designated section by the specifying means by sections discriminating means.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a calculation apparatus comprising: a replacement integration method storage means for storing a calculation method based on a replacement integration method; an integration expression storage means for storing an integral expression; and an integration expression stored in the integration expression storage means. Integral expression display means to be displayed, a variable included in the integral expression displayed on the integral expression display means, and a substitution function input means for inputting a substitution function of this variable by a user operation, and input by this substitution function input means A replacement integral computing means for computing the integral expression displayed on the integral expression display means as an expression by the substitution integration method stored in the substitution integral method storage means based on the variable and the substitution function, The present invention is characterized by comprising solution display means for displaying an equation of a calculation process calculated by the substitution integration calculation means and a calculated solution.
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, in the calculation apparatus according to the first to third aspects of the invention, the integral storage means stores a plurality of integral expressions, and the integral expression display means includes the integral. Of the plurality of integral expressions stored in the expression storage means, any integral expression is displayed.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(First Embodiment) FIGS. 1 to 3 are diagrams showing an example of a computing apparatus according to a first embodiment to which the present invention is applied.
[0013]
First, the configuration will be described. FIG. 1 is a block diagram showing a main configuration of a
[0014]
In FIG. 1, the
[0015]
A CPU (Central Processing Unit) 2 stores a system program stored in the
[0016]
Further, when the
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
A ROM (Read Only Memory) 8 is an initial stage of various data related to an IPL program, an integral operation processing program, etc., as well as an IPL (Initial Program Loader) program executed by the
[0021]
The storage
[0022]
Here, in the integral calculation process executed by the
[0023]
First, as shown in FIG. 2A, when an integration formula is input from the
[0024]
Then, since “Integration by parts” is selected in FIG. 2B, the
[0025]
Similarly, when “integration by substitution” is selected as the integration method, the
[0026]
Next, the operation will be described. With reference to FIG. 3, the operation of the integral calculation process executed by the
[0027]
First, when a key input signal for starting integration calculation processing is input from the
[0028]
When the normal integration method is selected and input from the
[0029]
When the partial integration method is selected and input as the type of integration method instead of the normal integration method (step S6), the
[0030]
Then, the
[0031]
When a signal indicating that the integration operation is executed again is input (step S15), the
[0032]
As described above, the
[0033]
Therefore, the user can specify and input the type of integration method in addition to the integration formula, the mathematical formula processing corresponding to the designated type of integration method is executed, and the computation of the mathematical formula processingprocessIs displayed. Therefore, it is possible to provide a highly practical calculation apparatus that can provide an educational effect of a calculation method according to a specified integration method.
[0034]
In the present embodiment, as the calculation method of integration, the indefinite integration (definite integration when the integration interval is fixed), the partial integration method, and the replacement integration method have been described. Rational function integration methods, trigonometric function integration methods, irrational function integration methods, and the like may be further applied.
[0035]
(Second Embodiment) Next, a computing device in the second embodiment will be described.
[0036]
The main configuration of the computing device according to the second embodiment is the same as the main configuration of the
[0037]
First, the outline of the partial integration calculation process executed by the
[0038]
FIG. 4A is a diagram illustrating an example of a display screen that displays an input integral formula. In FIG. 4A, when an integral formula is input from the
[0039]
Then, when a signal indicating that the integral expression is developed and calculation execution is started is input from the
[0040]
Next, when any term is designated by the user as the same term as the input integral formula from among the expanded equations, the
[0041]
As described above, the partial integration calculation process executed by the
[0042]
Next, the operation of the partial integration calculation process executed by the
[0043]
First, when a key input signal for starting partial integration calculation processing is input from the
[0044]
When the user inputs a number representing the integral formula (step S104) and further inputs a confirmation (step S105), the
[0045]
When a signal indicating that the integral expression is expanded and calculation execution is started is input from the input unit 3 (step S107), the
[0046]
Next, when any term is designated and inputted as the same term as the integral formula from the developed integral formula (step S109), the
[0047]
In step S111, if the
[0048]
In addition, after displaying the solution by performing the calculation, when a signal to end the partial integration calculation process is input from the input unit 3 (step S115), the
[0049]
As described above, the
[0050]
Further, depending on the input integral formula, when the partial integral calculation is performed, the integral formula input in the calculation result formula may appear as one term, and the partial integral calculation may not end. At this time, the
[0051]
(Third Embodiment) Next, a computing device in the third embodiment will be described.
[0052]
The main part configuration of the computing device in the third embodiment is the same as the main part configuration of the
[0053]
First, an outline of the partial integration calculation process executed by the
[0054]
First, when an integral expression is input and “J” is input as a number representing the integral expression, the
[0055]
After repeatedly executing this operation (see FIG. 6C), if one term is designated by the user as the same term as the input integral formula from the developed formula, the
[0056]
In addition, when there is no designation input of a term by the user, an input indicating that the calculation is executed once and expanded is continuously input.processRegardless of whether or not there is an input integral expression, the calculation is further performed once to expand the expression (see FIG. 6F). For this reason, when there is no designation input of a term, this processing is repeated. When the solution can be calculated by continuously executing the partial integration calculation, the calculated solution is displayed (not shown).
[0057]
Next, the operation of the partial integration calculation process executed by the
[0058]
In steps S101 to S106, the
[0059]
In step S107, when a signal indicating that the integral expression is expanded and the calculation is executed is input from the
[0060]
Further, when the designation input is performed, the same processing as that after step S110 of the second embodiment is performed to calculate the solution of the integral formula, and the partial integration calculation processing is ended.
[0061]
As described above, the
[0062]
(Fourth Embodiment) Next, a computing device in the fourth embodiment will be described.
[0063]
The principal part configuration of the computing device in the fourth embodiment is the same as the principal part configuration of the
[0064]
First, the outline of the substitution integration calculation process executed by the
[0065]
First, when “J” is input as an integral expression and a number representing the integral expression, the
[0066]
Then, when a replacement function is input by the user (see FIG. 8C) and a key input for further execution of operation is performed, the
[0067]
When a signal indicating that the operation is to be executed is input from the
[0068]
Then, the
[0069]
Next, the operation of the substitution integration calculation process executed by the
[0070]
First, when a key input signal for starting substitution integration calculation processing is input from the
[0071]
When a signal indicating that the operation is to be executed is input from the input unit 3 (step S202), the
[0072]
Further, when a signal to execute the calculation is input to the input unit 3 (step S207), the
[0073]
If the
[0074]
Next, the
[0075]
In step S213, if the
[0076]
Then, when an input signal indicating that an operation is to be performed is input from the input unit 3 (step S217), the
[0077]
As described above, the
[0078]
Therefore, since it is possible to determine whether or not the replacement function input by the user is correct by the
[0079]
(Fifth Embodiment) Next, a computing device in the fifth embodiment will be described.
[0080]
The principal part configuration of the computing device in the fifth embodiment is the same as the principal part configuration of the
[0081]
First, the outline of the substitution integration problem process executed by the
[0082]
First, the
[0083]
Further, when an incorrect replacement function is input (see FIG. 10D), the
[0084]
Next, the operation of the substitution integration problem process executed by the
[0085]
First, when a key input signal for starting replacement integration problem processing is input from the
[0086]
In step S303, when an input to solve the problem is made by the substitution integration method, the
[0087]
If it is determined that the replacement integral calculation is possible, the
[0088]
When a signal indicating that the replacement integration problem process is to be executed again is input (step S313), the
[0089]
As described above, the
[0090]
(Sixth Embodiment) Next, a computing device in the sixth embodiment will be described.
[0091]
The principal part configuration of the computing device in the sixth embodiment is the same as the principal part configuration of the
[0092]
First, the outline of the replacement integration calculation process by definite integration executed by the
[0093]
First, for example, “J” is input as a definite integral expression and a number representing the integral expression, and when a replacement function is further input, the
[0094]
Next, with reference to FIG. 13, the operation of the replacement integration calculation process by definite integration executed by the
[0095]
First, when a key input signal for starting substitution integration calculation processing by definite integration is input from the
[0096]
When a signal indicating that the operation is to be executed is input from the input unit 3 (step S402), the
[0097]
Next, the
[0098]
Next, when the
[0099]
If it is determined that the calculation is possible, the
[0100]
As described above, the
[0101]
(Seventh Embodiment) Next, a computing device in the seventh embodiment will be described.
[0102]
The principal part configuration of the computing device in the seventh embodiment is the same as the principal part configuration of the
[0103]
First, the outline of the replacement integration problem processing by definite integration executed by the
[0104]
First, the
[0105]
Then, the
[0106]
Next, the operation of the replacement integration problem processing by definite integration executed by the
[0107]
First, when a key input signal for starting substitution integration problem processing by definite integration is input from the
[0108]
When the replacement function is input to the input unit 3 (step S504) and a signal indicating that the calculation is to be executed is input from the input unit 3 (step S505), the
[0109]
When a signal indicating that the operation is to be executed is input from the input unit 3 (step S510), the
[0110]
If the
[0111]
If it is determined in step S511 that the integral calculation is impossible, the
[0112]
Further, after calculating and displaying the solution of the integral formula, when a signal indicating that re-execution is to be performed is input from the input unit 3 (step S518), the
[0113]
As described above, the
[0114]
【The invention's effect】
Claim1According to the described invention, the integration operation by the partial integration method becomes possible, and two functions of the partial integration method can be set, so that the learning effect of the integration operation by the partial integration method is given to the user. It is possible to provide a highly practical computing device that can be used.
[0115]
Claim2According to the described invention, even if a recursive integral expression in which the same term as the integral expression before the calculation appears in the calculated integral expression, the integral calculation is possible, and the integration is performed in stages. Since the calculation is performed and the user can specify the same term as the integral expression before the calculation, it is possible to realize a highly practical calculation device that is effective for learning the calculation method.
[0116]
Claim3According to the described invention, it is possible to perform an integration operation by the replacement integration method, and it is possible to provide a learning effect of the operation method for the replacement integration method by inputting a replacement function of the replacement integration method by a user. Can be provided.
[0117]
Claim4According to the described invention, for example, the calculation device displays an arbitrary integral expression of stored integral expressions as a test of integral calculation to the user, and then performs an integral calculation to perform the calculation.processTherefore, the user can learn to apply a flexible calculation method corresponding to various integral expressions.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a main configuration of a
FIG. 2 is a diagram showing an example of a display screen of the
FIG. 3 is a flowchart showing integration calculation processing executed by a
FIG. 4 is a diagram showing an example of a display screen of a
FIG. 5 is a flowchart showing a partial integration calculation process executed by a
FIG. 6 is a diagram showing an example of a display screen of a
FIG. 7 is a flowchart showing a partial integration calculation process executed by a
FIG. 8 is a diagram showing an example of a display screen of a
FIG. 9 is a flowchart showing a replacement integration calculation process executed by the
FIG. 10 is a diagram showing an example of a display screen of the
FIG. 11 is a flowchart showing permutation integral problem processing executed by
FIG. 12 is a diagram showing an example of a display screen on the
FIG. 13 is a flowchart showing replacement integration calculation processing by definite integration executed by the
FIG. 14 is a diagram showing an example of a display screen on the
FIG. 15 is a flowchart showing replacement integration problem processing by definite integration executed by the
[Explanation of symbols]
1 computing device
2 CPU
3 Input section
4 Position detection circuit
5 tablets
6 Display drive circuit
7 Display section
8 ROM
9 RAM
10 Storage medium reader
11 Storage media
Claims (6)
積分式を記憶する積分式記憶手段と、
この積分式記憶手段に記憶された積分式を表示する積分式表示手段と、
この積分式表示手段により表示された積分式を、ユーザ操作によって部分積分法の2つの関数に設定する設定手段と、
この設定手段により設定された2つの関数に基づいて、前記部分積分法記憶手段に記憶された部分積分法により、前記積分式表示手段に表示された積分式を式のまま演算する部分積分演算手段と、
この部分積分演算手段により演算された演算過程の式と、算出された解とを表示する解表示手段と、
を備えることを特徴とする計算装置。A partial integration method storage means for storing a calculation method based on the partial integration method ;
Integration formula storage means for storing the integration formula;
Integral expression display means for displaying the integral expression stored in the integral expression storage means;
Setting means for setting the integral expression displayed by the integral expression display means to two functions of the partial integral method by a user operation;
Based on the two functions set by the setting means, a partial integration calculation means for calculating the integral expression displayed on the integral expression display means as an equation by the partial integration method stored in the partial integration method storage means When,
Solution display means for displaying an equation of the calculation process calculated by the partial integration calculation means and the calculated solution ;
A computing device comprising:
前記積分式表示手段により表示される積分式は、部分積分演算後の項の中に、該積分式と同一の項が含まれ、The integral expression displayed by the integral expression display means includes the same term as the integral expression in the term after the partial integral calculation,
前記部分積分演算手段は、The partial integration calculation means includes:
前記部分積分法記憶手段に記憶された演算手法に基づいて、前記積分式表示手段に表示された積分式に積分演算を段階的に行う段階演算手段と、A step calculation means for performing an integral calculation step by step on the integral expression displayed on the integral expression display means, based on the calculation method stored in the partial integration method storage means;
この段階演算手段により演算された積分式の1つの項をユーザ操作によって指定する指定手段と、Designating means for designating one term of the integral equation calculated by the stage calculating means by a user operation;
この指定手段により指定された項が、前記積分式表示手段に表示された積分演算前の積分式と同一か否かを判別する項判別手段と、Term discriminating means for discriminating whether or not the term designated by the designation means is the same as the integral formula before the integral calculation displayed on the integral formula display means;
この項判別手段により同一と判別された場合に、前記指定手段により指定された項を移項することによって解を算出する解算出手段と、A solution calculating means for calculating a solution by shifting the term specified by the specifying means when determined to be the same by the term determining means;
を備えることを特徴とする請求項1記載の計算装置。The computer according to claim 1, further comprising:
積分式を記憶する積分式記憶手段と、Integration formula storage means for storing the integration formula;
この積分式記憶手段に記憶された積分式を表示する積分式表示手段と、Integral expression display means for displaying the integral expression stored in the integral expression storage means;
この積分式表示手段に表示された積分式に含まれる変数と、この変数の置換関数とをユーザ操作によって入力する置換関数入力手段と、A substitution function input means for inputting a variable included in the integral expression displayed on the integral expression display means and a substitution function of the variable by a user operation;
この置換関数入力手段により入力された変数と置換関数とに基づいて、前記置換積分法記憶手段に記憶された置換積分法により、前記積分式表示手段に表示された積分式を式のまま演算する置換積分演算手段と、Based on the variable and the substitution function input by the substitution function input means, the integral expression displayed on the integral expression display means is calculated as a formula by the substitution integration method stored in the substitution integration method storage means. A substitution integral calculation means;
この置換積分演算手段により演算された演算過程の式と、算出された解とを表示する解表示手段と、A solution display means for displaying an equation of an operation process calculated by the replacement integral operation means and a calculated solution;
を備えることを特徴とする計算装置。A computing device comprising:
前記積分式表示手段は、前記積分式記憶手段に記憶された複数の積分式のうち、任意の積分式を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の計算装置。4. The calculation apparatus according to claim 1, wherein the integration formula display unit displays an arbitrary integration formula among a plurality of integration formulas stored in the integration formula storage unit. 5.
部分積分法による演算手法を記憶する部分積分法記憶手段、A partial integration method storage means for storing a calculation method based on the partial integration method;
積分式を記憶する積分式記憶手段、An integral storage means for storing the integral,
この積分式記憶手段に記憶された積分式を表示する積分式表示手段、An integral expression display means for displaying the integral expression stored in the integral expression storage means;
この積分式表示手段により表示された積分式を、ユーザ操作によって部分積分法の2つの関数に設定する設定手段、Setting means for setting the integral expression displayed by the integral expression display means to two functions of the partial integral method by a user operation;
この設定手段により設定された2つの関数に基づいて、前記部分積分法記憶手段に記憶された部分積分法により、前記積分式表示手段に表示された積分式を式のまま演算する部Based on the two functions set by the setting means, a unit that calculates the integral expression displayed on the integral expression display means as an expression by the partial integration method stored in the partial integration method storage means 分積分演算手段、Integral calculation means,
この部分積分演算手段により演算された演算過程の式と、算出された解とを表示する解表示手段、Solution display means for displaying the equation of the calculation process calculated by the partial integration calculation means and the calculated solution;
として機能させるためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。A storage medium storing a program for functioning as a storage medium.
置換積分法による演算手法を記憶する置換積分法記憶手段、A replacement integration method storage means for storing a calculation method based on the replacement integration method;
積分式を記憶する積分式記憶手段、An integral storage means for storing the integral,
この積分式記憶手段に記憶された積分式を表示する積分式表示手段、An integral expression display means for displaying the integral expression stored in the integral expression storage means;
この積分式表示手段に表示された積分式に含まれる変数と、この変数の置換関数とをユーザ操作によって入力する置換関数入力手段、A substitution function input means for inputting a variable included in the integral expression displayed on the integral expression display means and a substitution function of the variable by a user operation;
この置換関数入力手段により入力された変数と置換関数とに基づいて、前記置換積分法記憶手段に記憶された置換積分法により、前記積分式表示手段に表示された積分式を式のまま演算する置換積分演算手段、Based on the variable and the substitution function input by the substitution function input means, the integral expression displayed on the integral expression display means is calculated as a formula by the substitution integration method stored in the substitution integration method storage means. Replacement integral computing means,
この置換積分演算手段により演算された演算過程の式と、算出された解とを表示する解表示手段、Solution display means for displaying the equation of the calculation process calculated by the substitution integral calculation means and the calculated solution;
として機能させるためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。A storage medium storing a program for functioning as a storage medium.
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