JP3966223B2 - 加速度センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、加速度センサの分野に属するものであり、特に可動部の剛性を高めて信頼性の向上を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の加速度センサは、半導体材料の枠内に可動電極が可動部によって弾性支持されており、可動電極の一方の端部に重りを有している。可動電極のうち可動部に近接する部分と対向するように検知電極が配置されており、可動電極と検知電極との間に静電容量を形成している。このように構成された加速度センサに加速度が印加されると、重りに作用する慣性力によって可動部がねじれる。その際に可動電極と検知電極との距離が変化し、それに伴なう静電容量の変化から加速度を測定している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−133976号公報(段落0037、図23−24)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術ではその構造上、静電容量を形成している可動電極と検知電極との距離の変位量は、重りが配置された可動電極の端部における変位量よりも小さい。そのため、加速度検出に必要な静電容量の変化を得るには、重り配置部分の変位量を十分に大きくする必要があり、必要以上に可動部の剛性を低下させてしまうおそれがある。これは、検出方向以外の加速度に対する感度増大によるノイズ発生や、可動電極と基板との接触といった不具合をもたらし、加速度センサの信頼性を低下させてしまうという問題があった。さらに、加速度検出に必要な静電容量の変化を得るために可動電極のねじれ角を大きくとると、ねじれ角と静電容量の変化との非線形性が増大し、加速度に対する出力信号の線形性を悪化させるという問題があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、可動部の剛性を高めてセンサとしての信頼性向上を図るとともに、加速度に対する出力信号の線形性向上を図った加速度センサを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明における加速度センサは、基板上に形成された第1および第2の固定電極と、第1の固定電極とともに第1の静電容量を形成する第1の可動電極部、第2の固定電極とともに第2の静電容量を形成する第2の可動電極部、第1および第2の可動電極部を連結する可動電極部連結部からなり、第1および第2の固定電極に間隔を有して対向する可動電極と、可動電極部連結部と基板とを間隔を有するように接続して可動電極を支持するとともにねじれ変形可能な可動部材と、第1および第2の可動電極部の間に配置され加速度に応答して基板の板厚方向に変位する質量体と、質量体を基板と間隔を有するように弾性支持する質量体支持部材と、可動電極部連結部と質量体とを連結する質量体連結部材とを備えるものである。可動部材は第1および第2の可動電極部間の中間点を通る直線上に配置され、質量体連結部材は可動部材に対して平行かつ間隔を有して配置されたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明が適用される加速度センサの実施の形態1を説明するための平面図である。また、図2は図1におけるA−A’断面図、図3は同じくB−B’断面図、図4は同じくC−C’断面図である。
【0008】
図1〜4において、シリコンからなる基板1上に、第1の固定電極2a、第2の固定電極2bおよび自己診断電極3が形成されている。基板1は、その表面に絶縁膜が形成されているのが好ましく、この絶縁膜としてはLPCVDによって堆積された低応力の窒化シリコン膜などが適している。第1の固定電極2a、第2の固定電極2bおよび自己診断電極3は、例えば窒化シリコン膜上にLPCVDによって堆積されたポリシリコン薄膜をエッチングすることによって一括に形成することができる。
【0009】
可動電極4は、第1の固定電極2aおよび第2の固定電極2bに間隔を有して配置されている。この可動電極4は、第1の可動電極部4a、第2の可動電極部4b、および可動電極部連結部4cからなり、剛性の高い一部材で形成されることが好ましい。なお、第1の可動電極部4aは第1の固定電極2aとともに第1の静電容量C1を形成し、第2の可動電極部4bは第2の固定電極2bとともに第2の静電容量C2を形成する。ここで、第1の固定電極2aおよび第2の固定電極2b、第1の可動電極部4aおよび第2の可動電極部4bは、A−A’線に対して線対称に配置されている。それぞれの静電容量空間の幅をL1、長さをL2とし、A−A’線からそれぞれの静電容量空間までの距離をL3とする。また、第1の可動電極部4aと第2の可動電極部4bとの両端は、2つの可動電極部連結部4cによって連結されている。さらに、2つの可動電極部連結部4cは、図1のようにそれぞれ可動部材5によって基板1とを間隔を有するように接続されている。これにより、可動電極4は基板1に支持されている。ここで可動部材5は、ねじれ変形可能なねじれ梁部と、基板1と接続するためのアンカー部とからなる。これら2つの可動部材5は、そのねじれ軸が図1に示すように2つの可動電極部間の中間点を通るA−A’線上にあるように配置されている。
【0010】
質量体6は、自己診断電極3に間隙を有して対向するように、第1の可動電極部4aと第2の可動電極部4bとの間に配置されている。質量体6は板状であって、質量体支持部材7を介して基板1に弾性支持されている。ここで質量体支持部材7は、質量体6を弾性変位させるための弾性梁部と、基板1と接続するためのアンカー部とからなり、基板1との間に間隔を有する。このように質量体6は弾性支持されていることから、基板1の板厚方向に印加される加速度に応答して、慣性力の作用で加速度とは反対向きに変位する。このとき、図1のように質量体支持部材7が質量体6の周囲に卍型に配置されており、質量体支持部材7の弾性梁部の長手部分が質量体6の辺に沿っているため、質量体6が面内方向に変位することを抑制している。
【0011】
また、2つの可動電極部連結部4cと質量体6とは、2つの質量体連結部材8としてのリンク梁によって剛性的に連結されている。リンク梁8は図1のようにB−B’線上に配置されており、可動部材5に対して平行かつ間隔を有している。
【0012】
なお、可動電極4、可動部材5、質量体6、質量体支持部材7、リンク梁8は、例えばLPCVDやエピタキシャル成長などによって堆積されたポリシリコン薄膜をエッチングすることによって一括して形成することができる。このポリシリコン膜は低応力であり、かつ、厚さ方向に応力分布がないことが望ましく、その厚さは典型的には4〜10μm程度である。また、第1の固定電極2aや第2の固定電極2bと可動電極4との間などの間隙は、PSG薄膜などの犠牲層を選択的にエッチング除去して形成でき、その距離は堆積するPSG薄膜の厚さを変更することで任意に設計することができる。
【0013】
このように構成された加速度センサでは、加速度の印加によって質量体6が変位すると、可動電極部連結部4cのうちB−B’線上の部分は、リンク梁8を介して質量体6に連動して変位する。一方、可動電極部連結部4cのうちA−A’線上の部分は、可動部材5によって基板1の板厚方向に変位することのないように支持されている。したがって、可動部材5のねじれ梁部がねじれ変形することで可動電極部連結部4cは傾斜し、これに伴なって第1の可動電極部4aは質量体6と同方向に、第2の可動電極部4bは質量体6とは反対方向に変位する。そのため、第1の静電容量C1、第2の静電容量C2とが変化し、この容量変化から加速度を測定できる。
【0014】
図5は、この実施の形態における加速度の検出原理を説明するための断面図である。図5において、加速度センサの基板1に垂直な加速度が、図示上方向に印加されている。質量体6には加速度と反対方向に慣性力が作用するため、図示下側の基板1に近づく方向に変位する。すなわち、破線で示した初期位置から変位量d1だけ下側の実線で示した位置に変位する。このとき、可動部材5のねじれ変形によって可動電極4は傾斜し、第1の可動電極部4aは下側に、第2の可動電極部4bは上側にそれぞれ変位する。すなわち、それぞれの可動電極部は、破線で示した初期位置から変位量d2だけずれた実線で示した位置に変位する。このとき、質量体6の変位量d1に比較して、第1および第2の可動電極部の変位量d2が大きい。
【0015】
また、第1の静電容量C1は、電極間距離が初期距離d0より変位量d2だけ狭くなるため、容量値が増加する。一方、第2の静電容量C2は、電極間距離が初期距離d0より変位量d2だけ広くなるため、容量値が減少する。これらの静電容量C1、C2の変化を差動検出することで、印加された加速度を測定することができる。
【0016】
なお、加速度の印加方向が図示下方向の場合には、質量体6の変位方向、可動電極4のねじれ方向が逆となるだけであり、第1の静電容量C1の容量値が減少し、第2の静電容量C2が増加する。よって、同様に加速度を測定できることは言うまでもない。
【0017】
次に、可動電極4と質量体6との位置関係について説明する。図1では、可動電極4は、質量体6を囲繞するように配置されている。これに対して図6は、比較例としての加速度センサを説明するための平面図であり、質量体106が可動電極104を囲繞するように配置されている。図6において、基板101上には第1の固定電極102a、第2の固定電極102bが配置されており、可動電極4とともに第1の静電容量C1、第2の静電容量C2を形成している。それぞれの静電容量空間の幅をL1、長さをL2とし、A−A’線からそれぞれの静電容量空間までの距離をL3とする。103は自己診断電極、105は可動部材、107は質量体支持部材、108は質量体連結部材である。
【0018】
図7は、比較例における加速度の検出原理を説明するための断面図であり、図6におけるC−C’断面を示す。図7において、図5と同様に加速度が図示上方向に印加されている。質量体106は図示下側方向、すなわち破線で示した初期位置から変位量d1だけ下側の実線で示した位置に変位する。このとき、可動部材105のねじれ変形によって、可動電極104は傾斜して破線で示した初期位置から変位量d2だけずれた実線で示した位置に変位する。第1の静電容量C1は容量値が増加する一方、第2の静電容量C2は容量値が減少する。これらの静電容量C1、C2の変化を差動検出することで、印加された加速度を測定することができる。
【0019】
続いて、この実施の形態と比較例の特性を比較する。例えば、静電容量空間の幅L1および長さL2、初期電極間距離d0については両者共通でL1=200μm、L2=500μm、d0=2μmとする。A−A’線から静電容量空間までの距離L3については、この実施の形態では400μm、比較例では100μmとする。初期状態での静電容量については、C1=C2=約0.40pFを有するものとする。これらの加速度センサに図5、図7のように加速度が印加されて、可動電極が角度θだけねじれた場合の静電容量C1、C2は次の(1)式、(2)式で表される。
【0020】
【数1】
Figure 0003966223
【0021】
第1の静電容量C1、第2の静電容量C2について、それぞれ電極面積が同じであれば、同じ容量変化を得るために必要な電極間距離の変化d2も同じである。したがって、同じ電極間距離の変化d2を得るためには、図1のように可動電極4が質量体6を囲繞するように配置されている方が、図6のように質量体106が可動電極104を囲繞するように配置されているよりも、可動電極のねじれ角θを小さく抑えることができる。すなわち、この実施の形態では、比較例に対して検出感度が同じでも、可動部材の剛性を高めることができ、加速度センサとしての信頼性を向上できるという効果が得られる。
【0022】
図8は、この実施の形態と比較例における差動容量と可動電極のねじれ角θとの関係を示す特性図である。なお、差動容量δC=C1−C2とする。例えば、差動容量δC=0.10pFを得るために必要な可動電極のねじれ角θは、この実施の形態では約0.023°である。これは、比較例の約0.063°と比較して、約1/3程度であることがわかる。
【0023】
また、差動容量を初期状態の第1および第2の静電容量C1、C2の和で規格化し、これを容量変動ΔC=δC/(C1+C2)として定義した。差動容量δCが0.10pFの際のねじれ角、容量変動をそれぞれθ、ΔCとすると、出力信号の非線形性は次の(3)式で表される。
【0024】
【数2】
Figure 0003966223
【0025】
図9は、差動容量と出力信号の非線形性との関係を示す特性図である。これより、非線形性はこの実施の形態の場合で最大約0.013%、比較例の場合で約0.080%と、この実施の形態の方が約1/6である。すなわち、この実施の形態では、印加される加速度に対する出力信号の線形性を向上できるという効果がある。
【0026】
さらに、本発明による加速度センサは自己診断電極3を備えている。自己診断電極3は質量体6と対向しており、この自己診断電極3と質量体6との間に電圧を印加することによってこれらの間に静電引力を発生させ、質量体6を例えば図5のように図示下側へ変位させることができる。加速度が印加されていない場合でも、このように強制的に質量体6を変位させることによって、この質量体6とリンク梁8で結合された可動電極4を傾斜させ、加速度が印加された場合と同様に第1および第2の静電容量C1、C2の変化を発生させることができる。このようにして発生する容量変化を検出することで、加速度センサが破壊されていないか、特性に変動がないかなど、その機能を自己診断することができる。
【0027】
実施の形態2.
図10は、実施の形態2を説明するための加速度センサの平面図である。この実施の形態は、実施の形態1において可動電極4に対向する複数の補正電極9を備えたものである。補正電極9は、可動電極4の可動電極部連結部4cに対向するように基板1上に形成されており、可動部材5のねじれ軸が通るA−A’線の図示左右両側に配置されている。
【0028】
一般に、差動容量型の加速度センサにおいては、鉛直軸方向の加速度測定が必要とされたり、傾斜して加速度センサが設置されたりする場合、測定対象物が運動していない初期状態においても質量体6が変位する。そのため、第1および第2の静電容量C1、C2に不平衡が生じ、出力信号に一定のオフセットが生じる。
【0029】
例えば、加速度センサを図5における図示下側を真下にして設置すると、測定対象物が運動しなくても、重力加速度の分だけ質量体6が下側に変位し、可動電極4が半時計方向にねじれて出力信号のオフセットがずれる。このようなオフセット変動が問題になる場合、複数の補正電極9のうちA−A’線より第2の静電容量C2側の補正電極9を選択し可動電極4の可動電極部連結部4cとの間に電圧を印加すると、可動電極4に時計方向の回転モーメントが作用する。これによって、可動電極4の傾斜を修復して、第1および第2の静電容量C1、C2のバランスを平衡状態に戻すことができるので、出力信号のオフセットを補正できる。加速度センサの設置状態が前述と上下逆であっても、第1の静電容量C1側の補正電極9を選択して、同様に電圧を印加すれば出力信号のオフセットを補正できる。
【0030】
実施の形態3.
図11は、実施の形態3を説明するための加速度センサの平面図である。この実施の形態は、実施の形態1において可動部材5を可動電極4の外側に配置したものである。図11において質量体6は矩形であって、図1のようなくぼみがある場合と比較して質量が大きくなる。さらに、質量体6の形状に関係なく可動部材5を設計配置することができる。例えば、可動部材5に応力緩衝部5aを設けてもよい。この場合、可動電極4が可動部材5を介して両端支持されており可動電極4の形成材に残留応力が存在しても、応力緩衝部5aがこの残留応力を緩和する。したがって、可動部材5のねじれ梁部に残留応力が影響を与えたり、可動電極4全体が座屈したりすることを防止できる。
【0031】
実施の形態4.
図12は、実施の形態4を説明するための加速度センサの断面図であり、可動部材5のねじれ梁部とリンク梁8とを通る断面を見たものである。この実施の形態は、実施の形態1において可動部材5を挟み込むように突起を備えたものである。この実施の形態における加速度センサは、第1の固定電極2a、第2の固定電極2b、可動電極4、可動部材5、質量体6、質量体支持部材7およびリンク梁8を、基板1との間に封止するための封止部材10としてのキャップを備えている。キャップ10は、質量体6や可動電極4などを保護する。基板1には突起11が形成されており、キャップ10には突起10aが形成されている。突起10aと突起11は、可動部材5を挟み込むように配置されている。
【0032】
このようなキャップ10や突起10aには、単結晶シリコンを用いることが好ましい。単結晶シリコンは、KOHなどのアルカリエッチング液に対するエッチング異方性を有する。このエッチング異方性を利用して、キャップ10および突起10aを一括形成できる。また、基板1上に形成された突起11には、例えばLPCVDなどによって形成されたpoly−Si薄膜を用いることができる。
【0033】
以上のように、可動部材5のねじれ梁部は、その図示上下に形成された突起10a、11によって挟まれているので、基板1の厚さ方向への変位を抑制されている。すなわち、可動電極4自身に作用する慣性力など本来の加速度の検出には不要である振動モードを抑制したり、過大な加速度が印加された際の可動電極4の変位を抑制したりできる。そのため、加速度センサの信頼性を向上することができる。
【0034】
【発明の効果】
この発明によれば、可動部の剛性を高めてセンサとしての信頼性向上を図るとともに、加速度に対する出力信号の線形性向上を図った加速度センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を説明するための平面図である。
【図2】 実施の形態1を説明するためのA−A’断面図である。
【図3】 実施の形態1を説明するためのB−B’断面図である。
【図4】 実施の形態1を説明するためのC−C’断面図である。
【図5】 実施の形態1における加速度の検出原理を説明するための断面図である。
【図6】 比較例を説明するための平面図である。
【図7】 比較例における加速度の検出原理を説明するための断面図である。
【図8】 実施の形態1と比較例における差動容量とねじれ角に関する特性図である。
【図9】 実施の形態1と比較例における差動容量と出力信号の線形性に関する特性図である。
【図10】 実施の形態2を説明するための平面図である。
【図11】 実施の形態3を説明するための平面図である。
【図12】 実施の形態4を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 基板、2a 第1の固定電極、2b 第2の固定電極、4 可動電極、4a 第1の可動電極部、4b 第2の可動電極部、4c 可動電極部連結部、5可動部材、6 質量体、7 質量体支持部材、8 質量体連結部材、9 補正電極、10 封止部材、10a 突起、11 突起。

Claims (3)

  1. 基板上に形成された第1および第2の固定電極と、
    第1の固定電極とともに第1の静電容量を形成する第1の可動電極部、第2の固定電極とともに第2の静電容量を形成する第2の可動電極部、第1および第2の可動電極部を連結する可動電極部連結部からなり、第1および第2の固定電極に間隔を有して対向する可動電極と、
    可動電極部連結部と基板とを間隔を有するように接続して可動電極を支持するとともにねじれ変形可能な可動部材と、
    第1および第2の可動電極部の間に配置され加速度に応答して基板の板厚方向に変位する質量体と、
    質量体を基板と間隔を有するように弾性支持する質量体支持部材と、
    可動電極部連結部と質量体とを連結する質量体連結部材とを備え、
    可動部材は第1および第2の可動電極部間の中間点を通る直線上に配置され、質量体連結部材は可動部材に対して平行かつ間隔を有して配置されたことを特徴とする加速度センサ。
  2. 可動電極部連結部に対向する補正電極を基板上に形成し、可動電極部連結部と補正電極との間に電圧を印加することによって第1および第2の静電容量のバランスを補正するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
  3. 第1および第2の固定電極、可動電極、可動部材、質量体、質量体支持部材および質量体連結部材を基板との間に封止するための封止部材を備え、基板および封止部材は可動部材を挟み込むように配置された突起をそれぞれ有することを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
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