JP3966069B2 - データ通信装置および携帯時計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ通信装置に係り、特に生体に装着されて用いられるデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、生体(特に人体)を伝送路としてデータ通信を行うデータ通信装置が種々知られている。
このようなデータ通信装置においては、通信の容易さを第一に開発されており、ユーザが装着した状態で、通信先のデータ通信装置に設けられた所定の信号端子に接触することによりデータがやりとりされるように構成されているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように上記従来のデータ通信装置においては、携帯のため、腕時計型などにデータ通信装置を構成したとしても、防水性能は充分ではなく、ウォータースポーツなどを行う場合には、外さざるを得ず、煩わしいという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、防水型の腕時計と同等の防水性能を確保することができるデータ通信装置およびデータ通信機能を有する携帯時計を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、ケース本体と裏蓋とを有し、生体に接触した状態で装着され前記生体を伝送経路の一部としてデータ通信を行うデータ通信装置は、前記裏蓋の表面側に形成された一対の電極と、前記ケース本体および前記裏蓋で構成されるケース内に収納されたデータ通信部と、前記裏蓋に形成された貫通孔に前記電極に接するように設けられ、前記電極を前記データ通信部に電気的に接続するための接点端子と、前記ケース内への前記貫通孔を介して液体が浸入するのを防ぐための防水部材と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、データ通信部は、防水部材により貫通孔を介して液体が浸入するのを防いだ状態で、接点端子および一対の電極を介して、データ通信を行う。
【0005】
この場合において、前記防水部材は、前記貫通孔の壁および前記壁に対向する前記接点端子の表面の双方に接するように配置されるパッキンであり、前記接点端子は、前記パッキンの移動を規制すべく前記パッキンが係合される係合溝を有するようにしてもよい。
上記構成によれば、接点端子の係合溝にパッキンが係合してパッキンの移動が規制され、確実に防水がなされる。
また、前記接点端子は、前記防水部材とともに前記貫通孔内に圧入されているようにしてもよい。
上記構成によれば、防水部材とともに貫通孔内に圧入された接点端子が防水性を向上させる。
【0006】
ケース本体と裏蓋とを有し、生体に接触した状態で装着され前記生体を伝送経路の一部としてデータ通信を行うデータ通信装置は、前記裏蓋の表面側に形成された一対の電極と、前記ケース本体および前記裏蓋で構成されるケース内に収納され、前記データ通信を行うデータ通信部と、前記各電極の裏面側から当該電極に接するように配置される導電弾性部材と、前記裏蓋に形成された貫通孔に前記導電弾性部材に接するように設けられ、前記電極を前記データ通信部に電気的に接続するための接点端子と、前記ケース内への前記貫通孔を介して液体が浸入するのを防ぐための防水部材と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、データ通信部は、防水部材により貫通孔を介して液体が浸入するのを防いだ状態で、接点端子、導電弾性部材および一対の電極を介してデータ通信を行う。
【0007】
この場合において、前記接点端子は、軸部および前記軸部の周面に形成された鍔部を有し、前記防水部材は、前記貫通孔側の前記鍔部の面および前記軸部の表面の一部並びにこれらに対向する前記貫通孔の壁の双方に接するように配置される絶縁弾性部材として形成されるようにしても良い。
上記構成によれば、接点端子は、絶縁弾性部材により裏蓋とは絶縁状態および防水性を保持したまま、裏蓋により支持される。
【0008】
また、前記貫通孔は、一部が径の狭い狭径部となっており、前記軸部は、前記絶縁弾性部材とともに前記狭径部内に圧入されているようにしてもよい。
上記構成によれば、軸部が絶縁弾性部材とともに狭径部内に圧入されるので、防水部材である絶縁弾性部材により確実に防水が確保される。
さらに当該データ通信装置は、バンド部を有する腕時計型に形成されているようにしてもよい。
上記構成によれば、生体への装着が容易、ひいては、携帯が容易となる。
【0009】
また、ケース本体と裏蓋とを有し、生体に接触した状態で装着される携帯時計は、時間情報の告知を行う時計部と、前記裏蓋の表面側に形成された一対の電極と、前記ケース本体および前記裏蓋で構成されるケース内に収納され、前記生体を伝送経路の一部として前記第1電極および前記第2電極を介して外部とデータ通信を行うデータ通信部と、前記裏蓋に形成された貫通孔に前記電極に接するように設けられ、前記電極を前記データ通信部に電気的に接続するための接点端子と、前記ケース内への前記貫通孔を介して液体が浸入するのを防ぐための防水部材と、前記時計部および前記データ通信部に電力を供給する電源と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、電源は、時計部およびデータ通信部に電力を供給する。
これにより時計部は、時間情報の告知を行う。
一方、データ通信部は、防水部材により貫通孔を介して液体が浸入するのを防いだ状態で、接点端子および一対の電極を介して、データ通信を行う。
【0010】
この場合において、前記防水部材は、前記貫通孔の壁および前記壁に対向する前記接点端子の表面の双方に接するように配置されるパッキンであり、前記接点端子は、前記パッキンの移動を規制すべく前記パッキンが係合される係合溝を有するようにしてもよい。
上記構成によれば、接点端子の係合溝にパッキンが係合してパッキンの移動が規制され、確実に防水がなされる。
【0011】
また、前記接点端子は、前記防水部材とともに前記貫通孔内に圧入されているようにしてもよい。
上記構成によれば、防水部材とともに貫通孔内に圧入された接点端子により防水性を向上させる。
【0012】
また、ケース本体と裏蓋とを有し、生体に接触した状態で装着される携帯時計において、時間情報の告知を行う時計部と、前記裏蓋の表面側に形成された一対の電極と、前記各電極の裏面側から当該電極に接するように配置される導電弾性部材と、前記ケース本体および前記裏蓋で構成されるケース内に収納され、前記生体を伝送経路の一部として前記第1電極および前記第2電極を介して外部とデータ通信を行うデータ通信部と、前記裏蓋に形成された貫通孔に前記導電弾性部材に接するように設けられ、前記電極を前記データ通信部に電気的に接続するための接点端子と、前記ケース内への前記貫通孔を介して液体が浸入するのを防ぐための防水部材と、前記時計部および前記データ通信部に電力を供給する電源と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、電源は、時計部およびデータ通信部に電力を供給する。
これにより時計部は、時間情報の告知を行う。
一方、データ通信部は、防水部材により貫通孔を介して液体が浸入するのを防いだ状態で、接点端子、導電弾性部材および一対の電極を介してデータ通信を行う。
【0013】
この場合において、前記接点端子は、軸部および前記軸部の周面に形成された鍔部を有し、前記防水部材は、前記貫通孔側の前記鍔部の面および前記軸部の表面の一部並びにこれらに対向する前記貫通孔の壁の双方に接するように配置される絶縁弾性部材として形成されるようにしてもよい。
上記構成によれば、接点端子は、絶縁弾性部材により裏蓋とは絶縁状態および防水性を保持したまま、裏蓋により支持される。
【0014】
また、前記貫通孔は、一部が径の狭い狭径部となっており、前記軸部は、前記絶縁弾性部材とともに前記狭径部内に圧入されているようにしてもよい。
上記構成によれば、軸部が絶縁弾性部材とともに狭径部内に圧入されるので、防水部材である絶縁弾性部材により確実に防水が確保される。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[1]第1実施形態
図1は、実施形態のデータ通信システムの概要構成図である。
データ通信システム10は、ユーザUの腕に装着され、通信機能を内蔵した携帯時計11と、携帯時計11とユーザUを伝送路の一部として接続され、携帯時計11との間で通信を行うとともに、各種制御を行う通信制御装置12と、を備えている。
【0016】
図2は実施形態の携帯時計11の概要構成ブロック図である。
携帯時計11は、大別すると、第1電極21、第2電極22、データ通信部23、ウオッチ部24、電池25、ケース本体26および裏蓋27を備えている。
ここで、ケース本体26および裏蓋27は、ケース28を構成している。
この場合に、第1電極21と第2電極22は、裏蓋27の表面に形成されているので、常時ユーザUの腕表面に接触した状態で携帯時計11が装着されるようになっている。
第1電極21は、信号端子として機能し、裏蓋27の表面側に裏蓋とは絶縁状態を維持しつつユーザUに電気的に接続可能な位置に配置されている。さらに、第1接点端子41が裏蓋27の第1貫通孔42内に防水部材49により防水された状態で挿通され、第1電極21の裏面に電気的に接触するように配置されている。これにより第1電極21は、第1接点端子41を介してデータ通信部23と電気的に接続されることとなっている。
【0017】
第2電極22は、接地端子として機能し、裏蓋27の表面側に裏蓋とは絶縁状態を維持しつつユーザUに電気的に接続可能な位置に配置されている。さらに、第2接点端子43が裏蓋27の第2貫通孔44内に防水部材49により防水された状態で挿通され、第2電極22の裏面に電気的に接触するように配置されている。これにより第2電極22は、第2接点端子43を介してデータ通信部23と電気的に接続されることとなっている
また、携帯時計11には、ユーザUの腕に装着するためのバンドBが設けられている。
【0018】
図3はデータ通信部23の概要構成ブロック図である。
データ通信部23は、大別すると、信号送受信部31、変/復調部32、ウェイクアップ信号検出部33、コントローラ34、メモリ35およびディスプレイ36を備えている。
信号送受信部31は、第1電極21からの受信信号を変調受信信号として変/復調部32に出力するとともに、変/復調部32からの変調送信信号を第1電極を介して、通信制御装置12側に送信する。
変/復調部32は、信号送受信部31からの変調受信信号を復調して受信データとしてコントローラ34に出力するとともに、コントローラ34からの送信データを変調して変調送信信号として信号送受信部31に出力する。
ウェイクアップ信号検出部33は、データ通信部23の省電力待機モード時に通信制御装置12から第1電極21を介して入力されるウェイクアップ信号を検出して、データ通信部23を通常動作モードに移行させる。この場合において、省電力待機モード時には、電池25からの電力は、ウオッチ部24、コントローラ34を構成する制御回路の一部およびウェイクアップ信号検出部33にのみ供給され、信号送受信部31、変/復調部32、メモリ35およびディスプレイ36には供給されていない。
【0019】
コントローラ34は、図示しないCPU、制御用プログラムが格納されたROM、各種データを一時的に格納するRAM、各種の入出力インターフェースを備え、データ通信部23全体の制御を行うとともに、通信制御装置12からの受信データおよび通信制御装置12への送信データの管理を行う。
メモリ35は、EEPROM、NVRAMなどの不揮発性メモリにより構成され、各種データを記憶する。
ディスプレイ36は、コントローラ34の制御下で、各種データの表示を行う。
ウオッチ部24は、後述するようにアナログ指針を有し、電池25の供給電力により時間情報の告知(表示)を行う。
電池25は、電源としてデータ通信部23およびウオッチ部24に電力を供給する。
ケース本体26は、裏蓋である第1電極21と接する部分は絶縁材料で構成され、第1電極21と一体となって、データ通信部23、ウオッチ部24および電池25を保護するケース27として機能している。
【0020】
ここで、携帯時計11の詳細な構造について図4を参照して説明する。
図4は第1実施形態の携帯時計11の要部断面図である。以下の説明においては、説明の簡略化のため、第1電極21を中心として説明するが、第2電極22についても同様の構成となっている。
携帯時計11のケース本体26は、大別すると、胴部26Aおよびガラス26Bを備えている。
胴部26Aは、超硬合金、ステンレス鋼、チタン系合金などが用いられる。
ガラス26Bは、例えば、人工サファイアにより構成されており、絶縁ケース部26Aに対し、接着などにより固定されている。
一方、裏蓋27は、射出成形されたポリアセタール、ABSなどのプラスチックあるいは焼結成形されたアルミナセラミクスなどの電気絶縁材料により構成されている。さらに、裏蓋27は、例えば、NBR(Nitrile Butadiene Rubber)により形成されたパッキン21Aを間に挟んで防水性を確保しつつ、ケース本体26に嵌合、固定されている。
【0021】
また、第1電極21は、導電材料である金属材料により構成されている。導電材料としては、金等の貴金属、超硬合金、ステンレス鋼、チタン系合金などが用いられる。第1電極21の形状は、平面状であっても良いし、腕の甲に沿った曲面形状を有するものであっても良い。また、第1電極21の厚さは、携帯時に必要な強度および加工性、デザイン性を考慮して適宜設定される。この結果、ユーザである生体との間で導通を確実に確保でき、突起物もないため、携帯時計11の外観がスリムとなって、通信機能を備えていてもユーザに違和感を与えることがない。
さらに第1電極21は、接着部材45により裏蓋27の表面に接着固定されている。接着部材45としては、いわゆる接着剤や、両面テープなどが考えられる。
【0022】
ケース本体26および裏蓋27で構成されるケース28内には、回路基板46が収納されている。
この場合において、回路基板46は、ウオッチ部24の一部およびデータ通信部23の一部を構成している。
さらにケース28内には、ウオッチ部24を構成するアナログ指針24A、文字板24Bおよびムーブメント24Cが収納されている。
【0023】
次に接点端子の構造について説明するが、第1接点端子41および第2接点端子43の構造は同一であるので、第1接点端子41を例として説明する。
図5に第1接点端子近傍の拡大図を示す。
第1接点端子41は、略鉄アレイ形状を有しており、胴部中央には、パッキンが係合される係合溝41Aが形成されている。そして、係合溝41A内にパッキン47が係合された状態で、第1接点端子41は、第1貫通孔42内に圧入され、その一方の先端41Bが第1電極21の裏面側に当接され、他方の先端41Cが回路基板46の電極パターンに当接され、第1電極21と回路基板46上に形成された回路パターンとを電気的に導通状態とする。
この結果、第1接点端子41のパッキン47が防水性を確保した状態で、第1接点端子41は回路基板46上の回路との間で導通を確保することができる。さらに、接着部材45の一部がはがれたような場合でも、第1接点端子41およびパッキン47は防水性を確保しつつ導通状態を維持でき、動作を継続することが可能となる。
この場合において、図示してはいないが、第1接点端子41および第2接点端子43は、導通を確実にすべく、それぞれ複数設けるのがより好ましい。
【0024】
図6に通信制御装置12の概要構成ブロック図を示す。
通信制御装置12は、大別すると、信号送受信部51、変/復調部52、ウェイクアップ信号生成部53、コントローラ54、記憶装置55、タッチパネルディスプレイ56、通信インターフェース57および電源58を備えている。
信号送受信部51は、タッチパネルディスプレイ56を介して携帯時計11側からの受信信号を変調受信信号として変/復調部52に出力するとともに、変/復調部52からの変調送信信号をタッチパネルディスプレイ56を介して、携帯時計11側に送信する。
変/復調部52は、信号送受信部51からの変調受信信号を復調して受信データとしてコントローラ54に出力するとともに、コントローラ54からの送信データを変調して変調送信信号として信号送受信部51に出力する。
【0025】
ウェイクアップ信号生成部53は、コントローラ54の制御下で、ウェイクアップ信号を生成し、タッチパネルディスプレイ56を介して、携帯時計11側に送出する。
コントローラ54は、図示しないCPU、制御用プログラムが格納されたROM、各種データを一時的に格納するRAM、各種の入出力インターフェースを備え、通信制御装置12全体の制御、携帯時計11からの受信データおよび携帯時計11への送信データの管理、通信インターフェース57を介した外部のサーバコンピュータなどとの間の通信制御などを行う。
記憶装置55は、半導体メモリあるいはハードディスクなどの外部記憶装置を備えて構成され、各種データを記憶する。
タッチパネルディスプレイ56は、コントローラ34の制御下で、携帯時計11との間での各種データの送受信および各種情報の表示を行う。
通信インターフェース57は、外部のサーバコンピュータなどとの間の通信インターフェース機能を提供する。
電源58は、通信制御装置12全体に動作用の電力を供給する。
【0026】
次にデータ通信システム10の概要動作について説明する。以下の説明においては、ユーザUは、携帯時計11を右手首に直接装着しているものとして説明する。また、携帯時計11は、省電力待機モードとなっており、電池25からの電力は、ウオッチ部24、コントローラ34を構成する制御回路の一部およびウェイクアップ信号検出部33にのみ供給されているものとする。
ユーザUは、右手首に携帯時計11を装着した状態で、通信制御装置12のタッチパネルディスプレイ56に右手URの指を接触させる。
この結果、図7に点線で示すように、タッチパネルディスプレイ56、ユーザUの右手、第1電極21、(第1接点端子41)、携帯時計11の内部回路、(第2接点端子43)、(ユーザU)、グランドGND、通信制御装置12の内部回路、タッチパネルディスプレイ56という経路で信号経路が形成されることとなる。
このとき、通信制御装置12のコントローラ54は、ユーザUがタッチパネルディスプレイ56に接触したことを検出し、ウェイクアップ信号生成部53を制御して、ウェイクアップ信号を生成させ、タッチパネルディスプレイ56、ユーザUの右手URの指を介して、携帯時計11側に送出する。
【0027】
これにより、ウェイクアップ信号が携帯時計11の第1電極21を介してウェイクアップ信号検出部33に入力される。
ウェイクアップ信号検出部33は、入力されたウェイクアップ信号を検出し、コントローラ34に通知し、データ通信部23を通常動作モードに移行させる。
これにより、省電力待機モード時には、電池25からの電力が供給されていなかった信号送受信部31、変/復調部32、メモリ35およびディスプレイ36に供給される。
これに伴い、コントローラ34は、図示しないROM内の制御プログラムに従って、所定のデータをメモリ35から読み出し、変/復調部32、信号送受信部31および第1電極21を介して、通信制御装置12に送出する。
すなわち、コントローラ34は、メモリ35から読み出した所定の送信データ(例えば、IDデータ、コマンドデータなど当該データ通信システム40の目的に応じた任意のデータ)を変/復調部32により変調し、信号送受信部31により増幅して変調電圧信号として、第1電極21と第2電極22との間に印加することとなる。
【0028】
一方、通信制御装置12の送受信部51は、タッチパネルディスプレイ56を介して携帯時計11側から変調電圧信号が入力されると、入力された変調電圧信号の波形成形、増幅などを行って、変/復調部52により復調し、受信データとしてコントローラ54に出力する。
これによりコントローラ54は、図示しないROM内の制御プログラムに基づいて、記憶装置55に受信データを記憶し、あるいは、通信インターフェースを介してドアを開ける、各種装置を起動するなどの制御を行う。
さらに必要に応じて、タッチパネルディスプレイ56の表示画面上に認証の完了や、入場を許可する旨などの各種情報を表示したり、所定の送信データを変/復調部52により変調し、信号送受信部51により増幅して変調電圧信号として、タッチパネルディスプレイ56を介して携帯時計11側に送信することとなる。
【0029】
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、第1電極21および第2電極22は携帯時計11の裏蓋27の表面側に形成され、第1電極21および第2電極22のそれぞれの裏面には、裏蓋27に形成された貫通孔42内および貫通孔44内にそれぞれパッキンともに圧入された第1接点端子41および第2接点端子43により防水性を確保しているので防水型の携帯時計と同等の防水性能を確保することができる。
さらに第1電極21および第2電極22は、裏蓋27の形状にほぼ沿ったものとなっているので、ユーザUも外観的な違和感および装着時の違和感もなく携帯時計を装着することが可能となる。
【0030】
[2]第2実施形態
次に図7を参照して第2実施形態について説明する。本第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、裏蓋を導電材料とし、裏蓋と接点端子との間の絶縁性を確保しつつ、防水性および第1電極あるいは第2電極と回路基板との間の導電性を確保する点である。
図7は第2実施形態の携帯時計11Aの要部断面図である。図7において、図4と同様の部分には同一の符号を付すものとする。以下の説明においても、第1実施形態と同様に説明の簡略化のため、第1電極21を中心として説明する。
裏蓋27Aは、導電性材料である金属、例えば、金などの貴金属、ステンレス鋼、チタン系合金などで構成されている。さらに、裏蓋27は、例えば、NBR(Nitrile Butadiene Rubber)により形成されたパッキン21Aを間に挟んで防水性を確保しつつ、ケース本体26に嵌合、固定されている。
【0031】
また、第1電極21は、導電材料である金属材料により構成されている。導電材料としては、金等の貴金属、超硬合金、ステンレス鋼、チタン系合金などが用いられる。第1電極21の形状は、平面状であっても良いし、腕の甲に沿った曲面形状を有するものであっても良い。また、第1電極21の厚さは、携帯時に必要な強度および加工性、デザイン性を考慮して適宜設定されるが、裏蓋27として、金属材料を用いているので、第1実施形態と比較して、強度をあまり考慮する必要はない。
この結果、ユーザである生体との間で導通を確実に確保でき、突起物もないため、携帯時計11の外観がより一層、スリムとなって、通信機能を備えていてもユーザに違和感を与えることがない。
さらに第1電極21は、接着絶縁部材65により裏蓋27の表面に接着固定されるとともに、裏蓋27Aと絶縁状態とされている。接着絶縁部材65としては、いわゆる接着剤や、両面テープなどが考えられる。
次に接点端子の構造について第1接点端子61を例として説明するが、図示しない第2接点端子についても構造は同一である。
【0032】
図9に第1接点端子近傍の拡大図を示す。
第1接点端子61は、鍔部62および軸部63を有する略独楽形状をなしており、鍔部62は軸部63の略中央部分に形成されている。鍔部62の第1電極21側の面62Aには、導電弾性部材である金メッキを施した導電バネ66が第1電極21の裏面および面62Aを押圧可能な状態で配置されている。一方、鍔部62の裏蓋27A側の面62Bには、絶縁弾性部材64が第1貫通孔42に内周面との間に介在するようにされるとともに、第1貫通孔42の狭径部42A内に第1接点端子61の軸部63の一方の先端が圧入されている。従って、絶縁弾性部材64は、第1接点端子61と裏蓋27Aとの間の絶縁を確保しつつ、第1電極21側から水などの液体が回路基板46側に浸入しないように防水部材としても機能している。
【0033】
このような構成とすることにより、第1接点端子61は、第1貫通孔42内に圧入され、その一方の先端61Aが回路基板46の電極パターンに当接され、鍔部62の面62Aが導電バネ66を介して第1電極21と電気的に接続される。
従って、第1接点端子61および導電バネ66は、第1電極21と回路基板46上に形成された回路パターンとを電気的に導通状態とする。
この結果、第1接点端子61および絶縁弾性部材64が防水性を確保した状態で、第1接点端子61および導電バネ66は、回路基板46上の回路との間で導通を確保することができる。さらに、接着絶縁部材65の一部がはがれたような場合でも、第1接点端子61、導電バネ66および絶縁弾性部材64は防水性を確保しつつ導通状態を維持でき、動作を継続することが可能となる。
【0034】
この場合において、図示してはいないが、第1接点端子61および第2接点端子は、導通を確実にすべく、それぞれ複数設けるのがより好ましい。
次に第2実施形態のデータ通信システムの概要動作について説明する。
ユーザUは、右手首に携帯時計11を装着した状態で、通信制御装置12のタッチパネルディスプレイ56に右手URの指を接触させる。
この結果、図7に点線で示したように、タッチパネルディスプレイ56、ユーザUの右手、第1電極21、(導電バネ66、第1接点端子61)、携帯時計11の内部回路、(第2接点端子、ユーザU)、グランドGND、通信制御装置12の内部回路、タッチパネルディスプレイ56という経路で信号経路が形成されることとなる。
以降の動作については第1実施形態と同様である。
【0035】
以上の説明のように、本第2実施形態によれば、第1電極21および第2電極22は、携帯時計11の裏蓋27Aの表面側に形成され、第1電極21および第2電極22のそれぞれの裏面には、裏蓋27に形成された貫通孔42内および貫通孔44内にそれぞれ絶縁弾性部材とともに第1接点端子61あるいは第2接点端子が圧入されて防水性を確保しているので防水型の携帯時計と同等の防水性能を確保することができる。
さらに第1電極21および第2電極22は、裏蓋27の形状にほぼ沿ったものとなっているので、ユーザUも外観的な違和感および装着時の違和感もなく携帯時計を装着することが可能となる。
【0036】
[3]実施形態の変形例
以上の説明においては、ウオッチ部24は、アナログ指針を有し、電源からの供給電力により時間情報の表示を行う構成を採っていたが、ディジタル表示としたり、時間情報の表示に限らず、音声による通知であってもかまわない。
以上の説明においては、携帯時計に送受信機能を内蔵させる構成を取っていたが、携帯時計本来の機能(ウオッチ部の機能)を持たず、データ通信機能のみを持たせるように構成することも可能である。
以上の説明においては、生体として人間の場合についてのみ説明したが、人間以外の動物等の生体についても適用が可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、データ通信装置として防水型の携帯時計と同等の防水性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のデータ通信システムの概要構成図である。
【図2】実施形態の携帯時計の概要構成ブロック図である。
【図3】データ通信部の概要構成ブロック図である。
【図4】第1実施形態の携帯時計の要部断面図である。
【図5】第1実施形態の第1接点近傍の要部断面図である。
【図6】通信制御装置の概要構成ブロック図である。
【図7】実施形態のデータ通信システムにおける信号経路の形成状態の説明図である。
【図8】第2実施形態の携帯時計の要部断面図である。
【図9】第2実施形態の第1接点近傍の要部断面図である。
【符号の説明】
10…データ通信システム、11…携帯時計(データ通信装置)、12…通信制御装置、21…第1電極(裏蓋)、22…第2電極、23…データ通信部、24…ウオッチ部、24A…アナログ指針、24B…文字板、24C…ムーブメント、25…電池(電源)、26…ケース本体、26A…絶縁ケース部、26B…ガラス、26C…ケース部、26D…貫通孔、26E…パイプ、26F…摺動部、26G…操作頭部、26H…操作子、26I…弾性部、26J…抜け止め、27…裏蓋、28…ケース、31…信号送受信部、32…変/復調部、33…ウェイクアップ信号検出部、34…コントローラ、35…メモリ、36…ディスプレイ、41…第1接点端子(接点端子)、41A…係合溝、42…第1貫通孔、42A…狭径部、45…接着部材、46…回路基板、第1接点端子41および47…パッキン(防水部材)、51…信号送受信部、52…変/復調部、53…ウェイクアップ信号生成部、54…コントローラ、55…記憶装置、56…タッチパネルディスプレイ、57…通信インターフェース、58…電源、61…第1接点端子、62…鍔部、64…絶縁弾性部材、65…接着絶縁部材、66…導電バネ(導電弾性部材)
Claims (13)
- ケース本体と裏蓋とを有し、生体に接触した状態で装着されて前記生体を伝送経路の一部としてデータ通信を行うデータ通信装置において、
前記裏蓋の表面側に形成された一対の電極と、
前記ケース本体および前記裏蓋で構成されるケース内に収納され、前記データ通信を行うデータ通信部と、
前記裏蓋に形成された貫通孔に前記電極に接するように設けられ、前記電極を前記データ通信部に電気的に接続するための接点端子と、
前記ケース内に前記貫通孔を介して液体が浸入するのを防ぐための防水部材と、
を備えたことを特徴とするデータ通信装置。 - 請求項1記載のデータ通信装置において、
前記防水部材は、前記貫通孔の壁および前記壁に対向する前記接点端子の表面の双方に接するように配置されるパッキンであり、
前記接点端子は、前記パッキンの移動を規制すべく前記パッキンが係合される係合溝を有する、
ことを特徴とするデータ通信装置。 - 請求項2記載のデータ通信装置において、
前記接点端子は、前記防水部材とともに前記貫通孔内に圧入されていることを特徴とするデータ通信装置。 - ケース本体と裏蓋とを有し、生体に接触した状態で装着されて前記生体を伝送経路の一部としてデータ通信を行うデータ通信装置において、
前記裏蓋の表面側に形成された一対の電極と、
前記ケース本体および前記裏蓋で構成されるケース内に収納され、前記データ通信を行うデータ通信部と、
前記各電極の裏面側から当該電極に接するように配置される導電弾性部材と、
前記裏蓋に形成された貫通孔に前記導電弾性部材に接するように設けられ、前記電極を前記データ通信部に電気的に接続するための接点端子と、
前記ケース内に前記貫通孔を介して液体が浸入するのを防ぐための防水部材と、
を備えたことを特徴とするデータ通信装置。 - 請求項4記載のデータ通信装置において、
前記接点端子は、軸部および前記軸部の周面に形成された鍔部を有し、
前記防水部材は、前記貫通孔側の前記鍔部の面および前記軸部の表面の一部並びにこれらに対向する前記貫通孔の壁の双方に接するように配置される絶縁弾性部材として形成される、
ことを特徴とするデータ通信装置。 - 請求項5記載のデータ通信装置において、
前記貫通孔は、一部が径の狭い狭径部となっており、
前記軸部は、前記絶縁弾性部材とともに前記狭径部内に圧入されていることを特徴とするデータ通信装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のデータ通信装置において、
当該データ通信装置は、バンド部を有する腕時計型に形成されていることを特徴とするデータ通信装置。 - ケース本体と裏蓋とを有し、生体に接触した状態で装着される携帯時計において、
時間情報の告知を行う時計部と、
前記裏蓋の表面側に形成された一対の電極と、
前記ケース本体および前記裏蓋で構成されるケース内に収納され、前記生体を伝送経路の一部として前記第1電極および前記第2電極を介して外部とデータ通信を行うデータ通信部と、
前記裏蓋に形成された貫通孔に前記電極に接するように設けられ、前記電極を前記データ通信部に電気的に接続するための接点端子と、
前記ケース内に前記貫通孔を介して液体が浸入するのを防ぐための防水部材と、
前記時計部および前記データ通信部に電力を供給する電源と、
を備えたことを特徴とする携帯時計。 - 請求項8記載の携帯時計において、
前記防水部材は、前記貫通孔の壁および前記壁に対向する前記接点端子の表面の双方に接するように配置されるパッキンであり、
前記接点端子は、前記パッキンの移動を規制すべく前記パッキンが係合される係合溝を有する、
ことを特徴とする携帯時計。 - 請求項9記載の携帯時計において、
前記接点端子は、前記防水部材とともに前記貫通孔内に圧入されていることを特徴とする携帯時計。 - ケース本体と裏蓋とを有し、生体に接触した状態で装着される携帯時計において、
時間情報の告知を行う時計部と、
前記裏蓋の表面側に形成された一対の電極と、
前記各電極の裏面側から当該電極に接するように配置される導電弾性部材と、
前記ケース本体および前記裏蓋で構成されるケース内に収納され、前記生体を伝送経路の一部として前記第1電極および前記第2電極を介して外部とデータ通信を行うデータ通信部と、
前記裏蓋に形成された貫通孔に前記導電弾性部材に接するように設けられ、前記電極を前記データ通信部に電気的に接続するための接点端子と、
前記ケース内に前記貫通孔を介して液体が浸入するのを防ぐための防水部材と、
前記時計部および前記データ通信部に電力を供給する電源と、
を備えたことを特徴とする携帯時計。 - 請求項11記載の携帯時計において、
前記接点端子は、軸部および前記軸部の周面に形成された鍔部を有し、
前記防水部材は、前記貫通孔側の前記鍔部の面および前記軸部の表面の一部並びにこれらに対向する前記貫通孔の壁の双方に接するように配置される絶縁弾性部材として形成される、
ことを特徴とする携帯時計。 - 請求項12記載の携帯時計において、
前記貫通孔は、一部が径の狭い狭径部となっており、
前記軸部は、前記絶縁弾性部材とともに前記狭径部内に圧入されていることを特徴とする携帯時計。
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