JP2003318841A - データ通信装置および携帯時計 - Google Patents

データ通信装置および携帯時計

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JP2003318841A
JP2003318841A JP2002119123A JP2002119123A JP2003318841A JP 2003318841 A JP2003318841 A JP 2003318841A JP 2002119123 A JP2002119123 A JP 2002119123A JP 2002119123 A JP2002119123 A JP 2002119123A JP 2003318841 A JP2003318841 A JP 2003318841A
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JP2002119123A
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English (en)
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Shigeyuki Fujimori
茂幸 藤森
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザの意志に反してデータ通信を行うこと
が無いとともにデータ通信装置として防水型の腕時計と
同等の防水性能を確保する。 【解決手段】 ケース本体26と裏蓋を有し、裏蓋が生
体に接触した状態で装着され生体を伝送経路の一部とし
てデータ通信を行うデータ通信装置である携帯時計11
は、当該携帯時計11の装着時に生体に導通状態で接触
される第1端子21と、ケース本体26に設けられた第
2端子22と、生体が第2端子22に直接あるいは間接
的に接触させると、第1端子21および第2端子22を
介して外部とデータ通信を行うデータ通信部23と、を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ通信装置に係
り、特に生体に装着されて用いられるデータ通信装置に
関する。
【従来の技術】従来より、生体(特に人体)を伝送路と
してデータ通信を行うデータ通信装置が種々知られてい
る。このようなデータ通信装置においては、通信の容易
さを第一に開発されており、ユーザが装着した状態で、
通信先のデータ通信装置に設けられた所定の信号端子に
接触することによりデータがやりとりされるように構成
されているものもある。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上述したように上記従
来のデータ通信装置においては、データ通信自体はユー
ザが認識できないため、ユーザが望まない場合であって
もユーザの知らないうちにデータ通信がなされてしまう
という不具合が生じる可能性があった。また、携帯のた
め、腕時計型などにデータ通信を構成したとしても、防
水性能は充分ではなく、ウオータースポーツなどを行う
場合には、外さざるを得ず、煩わしいという問題点があ
った。そこで、本発明の目的は、ユーザの意志に反して
データ通信を行うことが無いとともにデータ通信装置と
して防水型の腕時計と同等の防水性能を確保することが
できるデータ通信装置およびデータ通信機能を有する携
帯時計を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、ケース本体と裏蓋とを有し、前記裏蓋が生体に接触
した状態で装着され前記生体を伝送経路の一部としてデ
ータ通信を行うデータ通信装置は、当該データ通信装置
の装着時に前記生体に導通状態で接触される第1端子
と、前記ケース本体に設けられた第2端子と、前記生体
が前記第2端子に直接あるいは間接的に接触した状態
で、前記第1端子および前記第2端子を介して外部と前
記データ通信を行うデータ通信部と、を備えたことを特
徴としている。上記構成によれば、第1端子は、当該デ
ータ通信装置の装着時に生体に導通状態で接触される。
これにより、生体が第2端子に直接あるいは間接的に接
触した状態で、データ通信部は、第1端子および第2端
子を介して外部とデータ通信を行う。
【0004】この場合において、前記第2端子は、前記
ケース本体に圧入されて設けられているようにしてもよ
い。上記構成によれば、第2端子は、ケース本体に圧入
されて設けられているので、第2端子を設けることがデ
ータ通信装置の防水性に影響を与えない。
【0005】また、ケース本体と裏蓋とを有し、前記裏
蓋が生体に接触した状態で装着され前記生体を伝送経路
の一部としてデータ通信を行うデータ通信装置は、当該
データ通信装置の装着時に前記生体に導通状態で接触さ
れる第1端子と、前記ケース本体に生体の操作により機
械的に動作すべく設けられた第2端子と、前記ケース本
体内に設けられ、前記生体の操作により前記第2端子が
機械的に動作させられた状態で電気的に接触される接触
端子と、前記第1端子、接触端子および前記第2端子を
介して外部と前記データ通信を行うデータ通信部とを備
えたことを特徴としている。上記構成によれば、第1端
子は、当該データ通信装置の装着時に生体に導通状態で
接触される。生体が第2端子に直接あるいは間接的に接
触した状態で、第2端子を接触端子に接触させた場合
に、データ通信部は、第1端子および第2端子を介して
外部とデータ通信を行う。
【0006】この場合において、前記ケース本体には、
固定構造部が設けられ、前記第2端子は、前記固定構造
部に対して出没可能に取り付けられ、前記固定構造部に
対して摺動可能に構成された略棒状の摺動部と、前記摺
動部の外側に配置され、前記摺動部より拡径した張出形
状を有する操作頭部と、前記操作頭部の張出部分と前記
固定構造部との間に設けられ、前記摺動部を取り巻くと
ともに、当該第2端子が前記接触端子に接触させられる
べく機械的に動作させられた状態で弾性変形により拡径
して前記固定構造部および前記摺動部の間の隙間を埋め
る筒状の弾性部と、を備えるようにしてもよい。上記構
成によれば、第2端子の操作頭部を操作して、固定構造
部内で摺動部を摺動させ、接触端子に接触させるべく機
械的に動作させる。これにより、弾性部は、弾性変形に
より拡径して固定構造部および摺動部の間の隙間を埋め
ることとなる。
【0007】また、熱発電素子と、前記熱発電素子の冷
接点側が接続されるケース本体と、前記ケース本体と断
熱状態とされ、前記熱発電素子の温接点側が接続される
裏蓋と、を有し、前記裏蓋が生体に接触した状態で装着
され前記生体を伝送経路の一部としてデータ通信を行う
データ通信装置は、前記ケース本体を第2端子とし、当
該データ通信装置の装着時に前記生体に導通状態で接触
される第1端子と、前記生体が前記第2端子に直接ある
いは間接的に接触した状態で、前記第1端子および前記
第2端子を介して外部と前記データ通信を行うデータ通
信部とを備えたことを特徴としている。上記構成によれ
ば、第1端子は、当該データ通信装置の装着時に生体に
導通状態で接触される。これにより、生体が第2端子に
直接あるいは間接的に接触した状態で、データ通信部
は、第1端子および第2端子を介して外部とデータ通信
を行う。
【0008】この場合において、前記第1端子は、前記
裏蓋として形成されているようにしてもよい。上記構成
によれば、通常の携帯時計の外観と同様の外観を持たせ
ることができ、かつ、通常の携帯時計と同様の防水構造
を採用できる。
【0009】また、当該データ通信装置は、バンド部を
有する腕時計型に形成されているようにしてもよい。上
記構成によれば、バンド部を腕に装着してデータ通信装
置を携帯することが可能となる。
【0010】ケース本体と裏蓋とを有し、前記裏蓋が人
体に接触した状態で装着される携帯時計は、時間情報の
告知を行う時計部と、当該データ通信装置の装着時に前
記生体に導通状態で接触される第1端子と、前記ケース
本体に設けられた第2端子と、前記生体を伝送経路の一
部として前記第1端子および前記第2端子を介して外部
とデータ通信を行うデータ通信部と、前記時計部および
前記データ通信部に電力を供給する電源と、を備えたこ
とを特徴としている。上記構成によれば、電源が時計部
に電力を供給することにより、時計部は、時間情報の告
知を行う。一方、第1端子は、当該データ通信装置の装
着時に生体に導通状態で接触される。そして、電源がデ
ータ通信部に電源を供給し、生体が第2端子に触れる
と、データ通信部は、第1端子および第2端子を介して
外部とデータ通信を行う。
【0011】この場合において、前記第2端子は、前記
ケース本体に圧入されて設けられているようにしてもよ
い。上記構成によれば、第2端子は、ケース本体に圧入
されて設けられているので、第2端子を設けることが携
帯時計の防水性に影響を与えない。
【0012】また、ケース本体と裏蓋とを有し、前記裏
蓋が人体に接触した状態で装着される携帯時計は、時間
情報の告知を行う時計部と、当該データ通信装置の装着
時に前記生体に導通状態で接触される第1端子と、前記
ケース本体に生体の操作により機械的に動作すべく設け
られた第2端子と、前記ケース本体内に設けられ、前記
生体の操作により前記第2端子が機械的に動作させられ
た状態で電気的に接触される接触端子と、前記生体を伝
送経路の一部として前記第1端子、接触端子および前記
第2端子を介して外部と前記データ通信を行うデータ通
信部と、前記時計部および前記データ通信部に電力を供
給する電源と、備えたことを特徴としている。上記構成
によれば、電源が時計部に電力を供給することにより、
時計部は、時間情報の告知を行う。一方、第1端子は、
当該データ通信装置の装着時に生体に導通状態で接触さ
れる。そして、電源がデータ通信部に電源を供給され、
かつ、生体の操作により第2端子が機械的に動作させら
れ、接触端子に電気的に接触されると、データ通信部
は、第1端子および第2端子を介して外部とデータ通信
を行う。
【0013】この場合において、前記ケース本体には、
固定構造部が設けられ、前記第2端子は、前記固定構造
部に対して出没可能に取り付けられ、前記固定構造部に
対して摺動可能に構成された略棒状の摺動部と、前記摺
動部の外側に配置され、前記摺動部より拡径した張出形
状を有する操作頭部と、前記操作頭部の張出部分と前記
固定構造部との間に設けられ、前記摺動部を取り巻くと
ともに、当該第2端子が前記接触端子に接触させられる
べく機械的に動作させられた状態で弾性変形により拡径
して前記固定構造部および前記摺動部の間の隙間を埋め
る筒状の弾性部と、を備えるようにしてもよい。上記構
成によれば、第2端子の操作頭部を操作して、固定構造
部内で摺動部を摺動させ、接触端子に接触させるべく機
械的に動作させる。これにより、弾性部は、弾性変形に
より拡径して固定構造部および摺動部の間の隙間を埋め
ることとなる。
【0014】また、熱発電素子と、前記熱発電素子の冷
接点側が接続されるケース本体と、前記ケース本体と断
熱状態とされ、前記熱発電素子の温接点側が接続される
裏蓋と、を有し、前記裏蓋が人体に接触した状態で装着
される携帯時計は、前記ケース本体を第2端子とし、当
該データ通信装置の装着時に前記生体に導通状態で接触
される第1端子と、前記生体を伝送経路の一部として前
記第1端子および前記第2端子を介して外部と前記デー
タ通信を行うデータ通信部と、前記発電素子により供給
された電力を蓄えるとともに、前記時計部および前記デ
ータ通信部に蓄えた電力を供給する充電電源と、を備え
たことを特徴としている。上記構成によれば、充電電源
は、発電素子により供給された電力を蓄える。そして、
充電電源が時計部に電力を供給することにより、時計部
は、時間情報の告知を行う。一方、第1端子は、当該デ
ータ通信装置の装着時に生体に導通状態で接触される。
そして、充電電源がデータ通信部に電源を供給し、生体
が第2端子に触れると、データ通信部は、第1端子およ
び第2端子を介して外部とデータ通信を行う。
【0015】この場合において、前記第1端子は、前記
裏蓋として形成されているようにしてもよい。上記構成
によれば、通常の携帯時計の外観と同様の外観を持たせ
ることができ、かつ、通常の携帯時計と同様の防水構造
を採用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施の形態について説明する。 [1]第1実施形態 図1は、実施形態のデータ通信システムの概要構成図で
ある。データ通信システム10は、ユーザUの腕に装着
され、通信機能を内蔵した携帯時計11と、携帯時計1
1とユーザを伝送路の一部として接続され、携帯時計1
1との間で通信を行うとともに、各種制御を行う通信制
御装置12と、を備えている。
【0017】図2は実施形態の携帯時計11の概要構成
ブロック図である。携帯時計11は、大別すると、裏蓋
としても機能する第1端子21、ガラス縁としても機能
する第2端子22、データ通信部23、ウオッチ部2
4、電池25およびケース本体26を備えている。第1
端子21は、信号端子として機能し、ケース本体26の
表面に裏蓋とは絶縁状態を維持しつつユーザUに電気的
に接続可能な位置に配置されている。そして、第1端子
21は裏蓋として機能するので、常時ユーザUの腕表面
に接触することが可能となっている。第2端子22は、
接地端子として機能し、ケース本体26の表面にケース
本体26とは、絶縁状態を維持しつつユーザUが希望す
る場合に、接触可能な位置に配置されている。また、携
帯時計11には、ユーザUの腕に装着するためのベルト
Bが設けられている。
【0018】図3はデータ通信部23の概要構成ブロッ
ク図である。データ通信部23は、大別すると、信号送
受信部31、変/復調部32、ウェイクアップ信号検出
部33、コントローラ34、メモリ35およびディスプ
レイ36を備えている。信号送受信部31は、第1端子
21からの受信信号を変調受信信号として変/復調部3
2に出力するとともに、変/復調部32からの変調送信
信号を第1端子を介して、通信制御装置12側に送信す
る。変/復調部32は、信号送受信部31からの変調受
信信号を復調して受信データとしてコントローラ34に
出力するとともに、コントローラ34からの送信データ
を変調して変調送信信号として信号送受信部31に出力
する。ウェイクアップ信号検出部33は、データ通信部
23の省電力待機モード時に通信制御装置12から第1
端子21を介して入力されるウェイクアップ信号を検出
して、データ通信部23を通常動作モードに移行させ
る。この場合において、省電力待機モード時には、電池
25からの電力は、ウオッチ部24、コントローラ34
を構成する制御回路の一部およびウェイクアップ信号検
出部33にのみ供給され、信号送受信部31、変/復調
部32、メモリ35およびディスプレイ36には供給さ
れていない。
【0019】コントローラ34は、図示しないCPU、
制御用プログラムが格納されたROM、各種データを一
時的に格納するRAM、各種の入出力インターフェース
を備え、データ通信部23全体の制御を行うとともに、
通信制御装置12からの受信データおよび通信制御装置
12への送信データの管理を行う。メモリ35は、EE
PROM、NVRAMなどの不揮発性メモリにより構成
され、各種データを記憶する。ディスプレイ36は、コ
ントローラ34の制御下で、各種データの表示を行う。
ウオッチ部24は、後述するようにアナログ指針を有
し、電池25の供給電力により時間情報の告知(表示)
を行う。電池25は、電源としてデータ通信部23およ
びウオッチ部24に電力を供給する。ケース本体26
は、裏蓋である第1端子21と接する部分は絶縁材料で
構成され、第1端子21と一体となって、データ通信部
23、ウオッチ部24および電池25を保護するケース
27として機能している。
【0020】ここで、携帯時計11の詳細な構造につい
て図4を参照して説明する。図4は第1実施形態の携帯
時計11の要部断面図である。携帯時計11のケース本
体26は、大別すると、絶縁ケース部26Aおよびガラ
ス26Bを備えている。絶縁ケース部26Aは、射出成
形されたポリアセタール、ABSなどのプラスチックあ
るいは焼結成形されたアルミナセラミクスなどの電気絶
縁材料により構成されている。そして、絶縁ケース部2
6Aには、ステンレス鋼あるいは、チタン系合金などの
導電性材料で構成された第2端子22が圧入、固定され
ている。ガラス26Bは、例えば、人工サファイアによ
り構成されており、絶縁ケース部26Aに対し、接着な
どにより固定されている。第1端子21は、上述したよ
うに裏蓋として機能しており、例えば、NBR(Nitril
e Butadiene Rubber)により形成されたパッキング21
Aを間に挟んで防水性を確保しつつ、セルフタッピング
ネジ21Bによりケース本体26に固定されている。
【0021】また、第1端子21は、導電材料あるいは
導電処理を施した非導電材料により構成されている。導
電材料としては、金等の貴金属、超硬合金、ステンレス
鋼、チタン系合金などが用いられる。また、非導電材料
としては、各種セラミックおよび合成樹脂が用いられ、
この場合には、表面がメタライズされている。第1端子
21の形状は、平面状であっても良いし、腕の甲に沿っ
た曲面状を有するものであっても良い。また、第1端子
21の厚さは、携帯時に必要な強度および加工性、デザ
イン性を考慮して0.4〜0.5[mm]とされてい
る。この結果、ユーザである生体との間で導通を確実に
確保でき、突起物もないため、携帯時計11の外観がス
リムとなって、通信機能を備えていてもユーザに違和感
を与えることがない。
【0022】ケース本体26および第1端子21で構成
されるケース27内には、回路基板41および回路基板
41と第1端子21との間を片持ちバネ42Aを介して
電気的に接続するとともに回路基板41を片持ちバネ4
2Aの押圧力によりケース27内で固定する回路押さえ
板42が収納されている。ここで、片持ちバネ42A
は、複数用いられることが好ましい。さらに複数の片持
ちバネ42Aを用いる場合には、外部衝撃に伴う導通不
良(およびこれに伴うチャタリング)を抑止するために
互いに固有振動数が異なっているのがより好ましい。こ
の場合において、回路基板41は、ウオッチ部24の一
部およびデータ通信部23の一部を構成している。
【0023】さらにケース27内には、ウオッチ部24
を構成するアナログ指針24A、文字板24Bおよびム
ーブメント24Cが収納されている。ここで、ムーブメ
ント24Cには、第2端子22が挿入される孔24Dが
形成されており、第2端子22は、この孔24Dに配置
された金メッキが施された導通バネ24Eにより回路基
板41と導通されている。導通バネ24Eは、より確実
に導通を確保するために鼓形状となっているのが好まし
い。すなわち、回路基板41あるいは第2端子22と接
触する端部側の外径が大きく中央部分の外径が小さくな
っているように構成して、接触が確実となるようにして
いる。また、導通バネ24Eは、導通を確実にすべく、
複数設けるのがより好ましい。そして、第2端子22
は、ケース本体26に圧入、溶接、かしめなどの方法に
よって固定されている。
【0024】図5に通信制御装置12の概要構成ブロッ
ク図を示す。通信制御装置12は、大別すると、信号送
受信部51、変/復調部52、ウェイクアップ信号生成
部53、コントローラ54、記憶装置55、タッチパネ
ルディスプレイ56、通信インターフェース57および
電源58を備えている。信号送受信部51は、タッチパ
ネルディスプレイ56を介して携帯時計11側からの受
信信号を変調受信信号として変/復調部52に出力する
とともに、変/復調部52からの変調送信信号をタッチ
パネルディスプレイ56を介して、携帯時計11側に送
信する。変/復調部52は、信号送受信部51からの変
調受信信号を復調して受信データとしてコントローラ5
4に出力するとともに、コントローラ54からの送信デ
ータを変調して変調送信信号として信号送受信部51に
出力する。
【0025】ウェイクアップ信号生成部53は、コント
ローラ54の制御下で、ウェイクアップ信号を生成し、
タッチパネルディスプレイ56を介して、携帯時計11
側に送出する。コントローラ54は、図示しないCP
U、制御用プログラムが格納されたROM、各種データ
を一時的に格納するRAM、各種の入出力インターフェ
ースを備え、通信制御装置12全体の制御、携帯時計1
1からの受信データおよび携帯時計11への送信データ
の管理、通信インターフェース57を介した外部のサー
バコンピュータなどとの間の通信制御などを行う。記憶
装置55は、半導体メモリあるいはハードディスクなど
の外部記憶装置を備えて構成され、各種データを記憶す
る。タッチパネルディスプレイ56は、コントローラ3
4の制御下で、携帯時計11との間での各種データの送
受信および各種情報の表示を行う。通信インターフェー
ス57は、外部のサーバコンピュータなどとの間の通信
インターフェース機能を提供する。電源58は、通信制
御装置12全体に動作用の電力を供給する。
【0026】次にデータ通信システム10の概要動作に
ついて説明する。以下の説明においては、ユーザUは、
携帯時計11を右手首に直接装着しているものとして説
明する。また、携帯時計11は、省電力待機モードとな
っており、電池25からの電力は、ウオッチ部24、コ
ントローラ34を構成する制御回路の一部およびウェイ
クアップ信号検出部33にのみ供給されているものとす
る。ユーザUは、右手首に装着した携帯時計11の第2
端子22に左手ULの指を接触した状態で、通信制御装
置12のタッチパネルディスプレイ56に右手URの指
を接触させる。この結果、図6に点線で示すように、第
2端子22、ユーザUの左手UL、(ユーザU)、グラ
ンドGND、通信制御装置12の内部回路、タッチパネ
ルディスプレイ56、ユーザUの右手URの指、第1端
子21、携帯時計11の内部回路という経路で信号経路
が形成されることとなる。このとき、通信制御装置12
のコントローラ54は、ユーザUがタッチパネルディス
プレイ56に接触したことを検出し、ウェイクアップ信
号生成部53を制御して、ウェイクアップ信号を生成さ
せ、タッチパネルディスプレイ56、ユーザUの右手U
Rの指を介して、携帯時計11側に送出する。
【0027】これにより、ウェイクアップ信号携帯時計
11の第1端子21を介してウェイクアップ信号検出部
33に入力される。ウェイクアップ信号検出部33は、
入力されたウェイクアップ信号を検出し、コントローラ
34に通知し、データ通信部23を通常動作モードに移
行させる。これにより、省電力待機モード時には、電池
25からの電力が供給されていなかった信号送受信部3
1、変/復調部32、メモリ35およびディスプレイ3
6に供給される。これに伴い、コントローラ34は、図
示しないROM内の制御プログラムに従って、所定のデ
ータをメモリ35から読み出し、変/復調部32、信号
送受信部31および第1端子21を介して、通信制御装
置12に送出する。すなわち、コントローラ34は、メ
モリ35から読み出した所定の送信データ(例えば、I
Dデータ、コマンドデータなど当該データ通信システム
40の目的に応じた任意のデータ)を変/復調部32に
より変調し、信号送受信部31により増幅して変調電圧
信号として、第1端子21と第2端子22との間に印加
することとなる。
【0028】一方、通信制御装置12の送受信部51
は、タッチパネルディスプレイ56を介して携帯時計1
1側から変調電圧信号が入力されると、入力された変調
電圧信号の波形成形、増幅などを行って、変/復調部5
2により復調し、受信データとしてコントローラ54に
出力する。これによりコントローラ54は、図示しない
ROM内の制御プログラムに基づいて、記憶装置55に
受信データを記憶し、あるいは、通信インターフェース
を介してドアを開ける、各種装置を起動するなどの制御
を行う。さらに必要に応じて、タッチパネルディスプレ
イ56の表示画面上に認証の完了や、入場を許可する旨
などの各種情報を表示したり、所定の送信データを変/
復調部52により変調し、信号送受信部51により増幅
して変調電圧信号として、タッチパネルディスプレイ5
6を介して携帯時計11側に送信することとなる。
【0029】以上の説明のように、本第1実施形態によ
れば、データ通信を行う場合には、ユーザUが第2端子
22に携帯時計11を装着した腕とは異なる体の部位で
触れた場合にのみ、データ通信可能な状態となるので、
ユーザの意志に反してデータ通信を行うことが無い。さ
らに第1端子21は、携帯時計11の裏蓋として形成さ
れ、第2端子22にはケース本体26に圧入されて防水
性を確保しているので防水型の携帯時計と同等の防水性
能を確保することができる。
【0030】[2]第2実施形態 次に図7を参照して第2実施形態について説明する。本
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、第2端子を
押しボタン構造(機械的動作可能構造)とし、ユーザが
第2端子を押し込んだ場合にのみデータ通信を行える構
成とした点である。図7は第2実施形態の携帯時計11
Aの要部断面図である。図7において、図4と同様の部
分には同一の符号を付すものとする。携帯時計11Aの
ケース本体26Xは、大別すると、ケース部26Cおよ
びガラス26Bを備えている。ケース部26Cは、射出
成形されたポリアセタール、ABSなどのプラスチック
あるいは焼結成形されたアルミナセラミクスなどの電気
絶縁材料により構成されている。そして、ケース部26
Xには、押しボタンとして構成された第2端子22Aが
設けられている。
【0031】ここで、第2端子22Aの構造について説
明する。第2端子22Aは、大別すると、パイプ26
E、操作子26Hおよび弾性部26Iを備えている。金
属製のケース部26Xには、第2端子22Aを配置する
ための貫通孔26Dが形成されている。この貫通孔26
D内には、固定構造部として機能するステンレス鋼ある
いはチタン合金などの金属で形成されたパイプ26Eが
挿入され、溶着などによってケース部26Xに固定され
ている。さらにパイプ26E内に、出没可能、かつ、摺
動可能に構成された略棒状の摺動部26Fと、摺動部2
6Fの外側に配置され、摺動部26Fより拡径した張出
形状を有する操作頭部26Gと、を備えた操作子26H
が配設されている。 さらに第2端子22Aは、操作頭
部26Gの張出部分とパイプ26Eとの間に設けられて
摺動部26Fを取り巻くとともに、当該第2端子22A
がユーザUにより押し込まれると(機械的に動作させら
れると)、弾性変形により拡径してパイプ26Eおよび
摺動部26Fの間の隙間を埋める筒状の弾性部26Iを
有している。また、摺動部26Fの回路基板41側に
は、抜け止め26Jが嵌合されている。この第2端子2
2Aの具体的な操作と動作については後に詳述する。
【0032】ガラス26Bは、例えば、人工サファイア
により構成されており、絶縁ケース部26Aに対し、接
着などにより固定されている。第1端子21は、上述し
たように裏蓋として機能しており、例えば、NBRによ
り形成されたパッキング21Aを間に挟んで防水性を確
保しつつ、セルフタッピングネジ21Bによりケース本
体26に固定されている。また、第1端子21は、導電
材料あるいは導電処理を施した非導電材料により構成さ
れている。ケース本体26および第1端子21で構成さ
れるケース27内には、回路基板41および回路基板4
1と第1端子21との間を片持ちバネ42Aを介して電
気的に接続するとともに回路基板41を片持ちバネ42
Aの押圧力によりケース27内で固定する回路押さえ板
42が収納されている。
【0033】この場合において、回路基板41の端部で
あって、非押圧状態の第2端子22Aの摺動部26Fの
端面に対向して所定距離Hだけ離間した位置には、接触
端子41Aが設けられている。さらにケース27内に
は、第1実施形態と同様に、ウオッチ部24を構成する
アナログ指針24A、文字板24Bおよびムーブメント
24Cが収納されている。ここで、ムーブメント24C
には、第2端子22が挿入される孔24Dが形成されて
おり、第2端子22は、この孔24Dに配置された金メ
ッキが施された導通バネ24Eにより回路基板41と導
通されている。電源58は、通信制御装置12全体に動
作用の電力を供給する。
【0034】次に第2実施形態のデータ通信システムの
主要部分の概要動作について説明する。以下の説明にお
いては、ユーザUは、携帯時計11を右手首に直接装着
しているものとして説明する。ユーザUが左手ULの指
で、右手首に装着した携帯時計11の第2端子22Aを
構成する操作子26Hの操作頭部26Gを押圧すると、
弾性部26Iが軸線方向に押し縮められる。このとき、
操作子26Hをケース27内に押し込むほど弾性部26
Iの径は拡がることとなり、より一層防水性を確保する
ことができる。これと並行して、摺動部26Fは、ケー
ス27内に向けて摺動され、摺動部26Fの端面が対向
する接触端子41Aに電気的に接続される。この結果、
図6に点線で示した場合と同様に、第2端子22、ユー
ザUの左手UL、(ユーザU)、グランドGND、通信
制御装置12の内部回路、タッチパネルディスプレイ5
6、ユーザUの右手URの指、第1端子21、携帯時計
11の内部回路という経路で信号経路が形成されること
となる。従って、以降は、第1実施形態と同様の手順で
データ通信が行われる。
【0035】以上の説明のように、本第2実施形態によ
れば、データ通信を行う場合には、ユーザUが携帯時計
11を装着した腕とは異なる腕の指で、第2端子22A
の摺動部26Fを接触端子41Aに接触するように押し
込んだ場合にのみ、データ通信可能な状態となるので、
ユーザの意志に反してデータ通信を行うことが無く、例
えば、携帯時計11AがユーザUの袖口に引っかかった
状態などでも、データ通信状態に移行することはなく、
信頼性および操作性に優れている。これにより、さらに
誤動作に伴う電源浪費も抑制することが可能となる。さ
らに第2端子22Aは、操作子26Hをケース27内に
押し込むほど弾性部26Iの径は拡がることとなり、よ
り一層防水性を確保でき、防水型の携帯時計と同等の防
水性能を確保することができる。
【0036】[3]第3実施形態 次に図8を参照して第3実施形態について説明する。本
第3実施形態は、携帯時計を熱発電時計として構成した
ものである。図8は第3実施形態の携帯時計11Bの要
部断面図である。図8において、図4と同様の部分には
同一の符号を付すものとする。携帯時計11Bは、大別
すると、裏蓋としても機能する第1端子21、データ通
信部23、ウオッチ部24、充電池25Aおよび第2端
子22として機能するケース本体26Yを備えている。
携帯時計11Bのケース本体26Yは、大別すると、ケ
ース部26Kおよびガラス26Bを備えている。ケース
部26Kは、ステンレス鋼あるいはチタン合金などの金
属で構成されている。
【0037】第1端子21は、裏蓋として機能してお
り、例えば、NBRにより形成されたパッキング21A
を間に挟んで防水性を確保しつつ、セルフタッピングネ
ジ21Bによりケース部26Kと第1端子21との間の
断熱性を確保すべく、ケース部26Kに設けられたポリ
カーボネート製の断熱リング26Lに固定されている。
また、第1端子21は、第1実施形態と同様に導電材料
あるいは導電処理を施した非導電材料により構成されて
いる。ケース本体26Yおよび第1端子21で構成され
るケース27内には、熱電対を多数個組み合わせて構成
した熱発電素子61、熱発電素子61の温接点側を第1
端子21と接触させるための板バネ62、熱発電素子6
1側表面64Aがアルマイト処理され熱発電素子61の
冷接点側に銀ペースト63により接着された高純度アル
ミニウム製の放熱リング64、回路基板41、回路基板
41と第1端子21との間を片持ちバネ42Aを介して
電気的に接続するとともに回路基板41を片持ちバネ4
2Aの押圧力によりケース27内で固定する回路押さえ
板42が収納されている。
【0038】この場合において、ムーブメント24Cに
は、金メッキが施された導通バネ24Gが挿入される孔
24Fが形成されており、文字板24Bは、導通バネ2
4Gにより回路基板41と導通されている。さらに文字
板24Bは、ケース部26Kと導通され、結果的にケー
ス部26Kと回路基板41とは導通状態となっている。
【0039】次に第3実施形態のデータ通信システムの
概要動作について説明する。ユーザUは、右手首に装着
した携帯時計11Bの第ケース部26に左手ULの指を
接触した状態で、通信制御装置12のタッチパネルディ
スプレイ56に右手URの指を接触させる。この結果、
ケース部26K、ユーザUの左手UL、(ユーザU)、
グランドGND、通信制御装置12の内部回路、タッチ
パネルディスプレイ56、ユーザUの右手URの指、第
1端子21、携帯時計11Bの内部回路という経路で信
号経路が形成されることとなる。従って、以降は、第1
実施形態と同様の手順でデータ通信が行われる。
【0040】以上の説明のように、本第3実施形態によ
れば、データ通信を行う場合には、ユーザUが携帯時計
11を装着した腕とは異なる体の部位でケース部26K
に接触した場合にデータ通信可能な状態となり、ユーザ
の意志に反したデータ通信を行うことが無く、例えば、
携帯時計11AがユーザUの袖口に引っかかった状態な
どでも、データ通信状態に移行することはなく、信頼性
および操作性に優れている。また、携帯していれば、常
時充電が行われることとなり、データ通信を行うときに
いつでもデータ通信を行うことができる。
【0041】さらにケース部26Kの防水構造は従来の
防水型の携帯時計と同様とすることができ、同等の防水
性能を確保することができる。さらに熱発電携帯時計の
基本構成である放熱部(26K、26B)、断熱部(2
6L)、吸熱部(22)をそのまま流用してデータ通信
機能を内蔵させているので、データ通信機能の追加に伴
って大きなスペースを確保する必要が無く、従来の熱発
電携帯時計の機能を容易に拡張することができる。以上
の説明では、携帯時計11Bのベルトについては、詳細
に述べなかったが、ケース部26KとユーザUとが導通
しないように構成しておくことは言うまでもない。
【0042】[4]実施形態の変形例 以上の説明においては、携帯時計に送受信機能を内蔵さ
せていたが、ウェイクアップ信号検出部分を除き、携帯
時計にデータ送信機能のみを内蔵するように構成するこ
とも可能である。このような構成によれば、ユーザ識別
のID情報のみを送るような片方向だけの通信で充分な
用途向のシステムに適用することができる。以上の説明
においては、ウオッチ部24は、アナログ指針を有し、
電源からの供給電力により時間情報の表示を行う構成を
採っていたが、時間情報の表示に限らず、音声による通
知であってもかまわない。以上の説明においては、携帯
時計として、腕時計型の場合について説明したが、指輪
型や懐中時計型など様々な態様での適用が可能である。
以上の説明においては、携帯時計に送受信機能を内蔵さ
せる構成を取っていたが、携帯時計本来の機能(ウオッ
チ部の機能)を持たず、データ通信機能のみを持たせる
ように構成することも可能である。
【0043】以上の説明においては、裏蓋全体が第1端
子である場合について述べたが、これに限らず、裏蓋の
一部など装置を装着した状態でユーザに常時接触可能な
位置に第1端子を別個設けるように構成することも可能
である。以上の説明においては、第2端子をユーザが直
接触れる場合について説明したが、ユーザと電気的に導
通させた状態であれば静電気を活用した容量接合等によ
って間接的に接触させるようにすることも可能である。
以上の説明においては、生体として人間の場合について
のみ説明したが、人間以外の動物等の生体についても適
用が可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、生体(ユーザ)がデー
タ通信を行いたい場合には、対応する操作を伴う必要が
あるので、生体の意志に反してデータ通信を行うことが
無い。また、データ通信装置として防水型の携帯時計と
同等の防水性能を確保することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のデータ通信システムの概要構成図で
ある。
【図2】実施形態の携帯時計の概要構成ブロック図であ
る。
【図3】データ通信部の概要構成ブロック図である。
【図4】第1実施形態の携帯時計の要部断面図である。
【図5】通信制御装置の概要構成ブロック図である。
【図6】実施形態のデータ通信システムにおける信号経
路の形成状態の説明図である。
【図7】第2実施形態の携帯時計の要部断面図である。
【図8】第3実施形態の携帯時計の要部断面図である。
【符号の説明】
10…データ通信システム、11、11A、11B…携
帯時計(データ通信装置)、12…通信制御装置、21
…第1端子(裏蓋)、22…第2端子、22A…第2端
子、23…データ通信部、24…ウオッチ部、24A…
アナログ指針、24B…文字板、24C…ムーブメン
ト、25…電池(電源)、26、26X、26Y…ケー
ス本体、26A…絶縁ケース部、26B…ガラス、26
C…ケース部、26D…貫通孔、26E…パイプ、26
F…摺動部、26G…操作頭部、26H…操作子、26
I…弾性部、26J…抜け止め、27…ケース、31…
信号送受信部、32…変/復調部、33…ウェイクアッ
プ信号検出部、34…コントローラ、35…メモリ、3
6…ディスプレイ、41…回路基板、42…回路押さえ
板、42A…片持ちバネ、51…信号送受信部、52…
変/復調部、53…ウェイクアップ信号生成部、54…
コントローラ、55…記憶装置、56…タッチパネルデ
ィスプレイ、57…通信インターフェース、58…電源

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体と裏蓋とを有し、前記裏蓋が
    生体に接触した状態で装着され前記生体を伝送経路の一
    部としてデータ通信を行うデータ通信装置において、 当該データ通信装置の装着時に前記生体に導通状態で接
    触される第1端子と、 前記ケース本体に設けられた第2端子と、 前記生体が前記第2端子に直接あるいは間接的に接触し
    た状態で、前記第1端子および前記第2端子を介して外
    部と前記データ通信を行うデータ通信部と、 を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ通信装置におい
    て、 前記第2端子は、前記ケース本体に圧入されて設けられ
    ていることを特徴とするデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 ケース本体と裏蓋とを有し、前記裏蓋が
    生体に接触した状態で装着され前記生体を伝送経路の一
    部としてデータ通信を行うデータ通信装置において、 当該データ通信装置の装着時に前記生体に導通状態で接
    触される第1端子と、 前記ケース本体に生体の操作により機械的に動作すべく
    設けられた第2端子と、 前記ケース本体内に設けられ、前記生体の操作により前
    記第2端子が機械的に動作させられた状態で電気的に接
    触される接触端子と、 前記生体が前記第2端子に直接あるいは間接的に接触し
    た状態で、前記第2端子を接触端子に接触させた場合
    に、前記第1端子、接触端子および前記第2端子を介し
    て外部と前記データ通信を行うデータ通信部と、 を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデータ通信装置におい
    て、 前記ケース本体には、固定構造部が設けられ、 前記第2端子は、前記固定構造部に対して出没可能に取
    り付けられ、前記固定構造部に対して摺動可能に構成さ
    れた略棒状の摺動部と、 前記摺動部の外側に配置され、前記摺動部より拡径した
    張出形状を有する操作頭部と、 前記操作頭部の張出部分と前記固定構造部との間に設け
    られ、前記摺動部を取り巻くとともに、当該第2端子が
    前記接触端子に接触させられるべく機械的に動作させら
    れた状態で弾性変形により拡径して前記固定構造部およ
    び前記摺動部の間の隙間を埋める筒状の弾性部と、 を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 熱発電素子と、前記熱発電素子の冷接点
    側が接続されるケース本体と、前記ケース本体と断熱状
    態とされ、前記熱発電素子の温接点側が接続される裏蓋
    と、を有し、前記裏蓋が生体に接触した状態で装着され
    前記生体を伝送経路の一部としてデータ通信を行うデー
    タ通信装置において、 前記ケース本体を第2端子とし、 当該データ通信装置の装着時に前記生体に導通状態で接
    触される第1端子と、 前記生体が前記第2端子に直接あるいは間接的に接触し
    た状態で、前記第1端子および前記第2端子を介して外
    部と前記データ通信を行うデータ通信部と、 を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のデータ通信装置において、 前記第1端子は、前記裏蓋として形成されていることを
    特徴とするデータ通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載のデータ通信装置において、 当該データ通信装置は、バンド部を有する腕時計型に形
    成されていることを特徴とするデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 ケース本体と裏蓋とを有し、前記裏蓋が
    人体に接触した状態で装着される携帯時計において、 時間情報の告知を行う時計部と、 当該データ通信装置の装着時に前記生体に導通状態で接
    触される第1端子と、 前記ケース本体に設けられた第2端子と、 前記生体が前記第2端子に直接あるいは間接的に接触し
    た状態で、前記生体を伝送経路の一部として前記第1端
    子および前記第2端子を介して外部とデータ通信を行う
    データ通信部と、 前記時計部および前記データ通信部に電力を供給する電
    源と、を備えたことを特徴とする携帯時計。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の携帯時計において、 前記第2端子は、前記ケース本体に圧入されて設けられ
    ていることを特徴とする携帯時計。
  10. 【請求項10】 ケース本体と裏蓋とを有し、前記裏蓋
    が人体に接触した状態で装着される携帯時計において、 時間情報の告知を行う時計部と、 当該データ通信装置の装着時に前記生体に導通状態で接
    触される第1端子と、 前記ケース本体に生体の操作により機械的に動作すべく
    設けられた第2端子と、 前記ケース本体内に設けられ、前記生体の操作により前
    記第2端子が機械的に動作させられた状態で電気的に接
    触される接触端子と、 前記生体が前記第2端子に直接あるいは間接的に接触し
    た状態で、前記第2端子を接触端子に接触させた場合
    に、前記生体を伝送経路の一部として前記第1端子、接
    触端子および前記第2端子を介して外部と前記データ通
    信を行うデータ通信部と、 前記時計部および前記データ通信部に電力を供給する電
    源と、を備えたことを特徴とする携帯時計。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の携帯時計において、 前記ケース本体には、固定構造部が設けられ、 前記第2端子は、前記固定構造部に対して出没可能に取
    り付けられ、前記固定構造部に対して摺動可能に構成さ
    れた略棒状の摺動部と、 前記摺動部の外側に配置され、前記摺動部より拡径した
    張出形状を有する操作頭部と、 前記操作頭部の張出部分と前記固定構造部との間に設け
    られ、前記摺動部を取り巻くとともに、当該第2端子が
    前記接触端子に接触させられるべく機械的に動作させら
    れた状態で弾性変形により拡径して前記固定構造部およ
    び前記摺動部の間の隙間を埋める筒状の弾性部と、 を備えたことを特徴とする携帯時計。
  12. 【請求項12】 熱発電素子と、前記熱発電素子の冷接
    点側が接続されるケース本体と、前記ケース本体と断熱
    状態とされ、前記熱発電素子の温接点側が接続される裏
    蓋と、を有し、前記裏蓋が人体に接触した状態で装着さ
    れる携帯時計において、 前記ケース本体を第2端子とし、 当該データ通信装置の装着時に前記生体に導通状態で接
    触される第1端子と、 前記生体が前記第2端子に直接あるいは間接的に接触し
    た状態で、前記生体を伝送経路の一部として前記第1端
    子および前記第2端子を介して外部と前記データ通信を
    行うデータ通信部と、 前記発電素子により供給された電力を蓄えるとともに、
    前記時計部および前記データ通信部に蓄えた電力を供給
    する充電電源と、 を備えたことを特徴とする携帯時計。
  13. 【請求項13】 請求項8ないし請求項12のいずれか
    に記載の携帯時計において、 前記第1端子は、前記裏蓋として形成されていることを
    特徴とする携帯時計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006062112A1 (ja) * 2004-12-08 2006-06-15 Seiko Instruments Inc. 人体経由情報伝達システム及び送受信器
JP2015097342A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 凸版印刷株式会社 装着端末装置、接触端末装置、および、人体通信システム
JP2020047997A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 東芝情報システム株式会社 通信システム

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