JP3966037B2 - 携帯端末 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カメラを搭載した携帯端末に関し、特に被写体画像を撮像するときに被写体を照明する照明機能を有する携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の携帯端末は、高機能・多機能化がなされており、例えば携帯電話機にあっては、通常の電話機能に加え、データ通信機能が搭載されており、さらにはカメラを搭載して撮像した画像データを送受信する機種も出現している。
【0003】
図3は、従来の携帯電話機背面の外観を示した概略図である。図において、1は携帯電話機、2は通話時、無線信号の送受信を行うアンテナ、3は背面側に設けられ、被写体を撮像するカメラ、4はカメラ3の撮影方向と同方向にむけて瞬間的に投光するフラッシュ、5はカメラ3と同方向に設けられ、ユーザが自画像を撮像するときに、撮像する画像の目安として利用する鏡である。
【0004】
図4は、従来の携帯電話機1の構成を示したブロック図である。図において、6はアンテナ2を介して送受信を行う無線信号を処理する送受信部、7は携帯電話機1全体の機能を司るとともに、周辺部の制御を行う制御部、8は制御部7の中心となるCPU(Central Processing Unit)、9はCPU8が実行する各種プログラム、10はプログラム9や、カメラ3で撮像した被写体画像データを含む各種データが格納されているメモリ、11はカメラ3で撮像した被写体画像データを一時的に記憶する一時記憶部、12は携帯電話機1の前面側に設けられ、カメラ3の撮像する被写体画像を表示するメインLCD(liquid crystal display)、13はメインLCD12を照光するバックライト、14はバックライト13の輝度を制御する電流制御部、15はカメラ3へ動作指示するための操作部、16は通話時、ユーザの音声を入力するマイク、17は通話相手の音声を出力するレシーバ、18は着信時などに鳴音を外部に発生させて報知するスピーカである。
【0005】
次に、図3、図4、及び図5に基づいて、従来の携帯電話機1に搭載されたカメラ3による被写体画像の撮像動作について説明する。
なお、図5は、フラッシュ4を使用して自画像を撮像する動作を示したフローチャートである。
【0006】
まず、ユーザが操作部15を操作してカメラ3による撮影モードを選択すると、CPU8は、電流制御部14にバックライト13を点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14がバックライト13に電流を流すと、バックライト13が点灯するS501。
【0007】
CPU8は、カメラ3を作動させるとともに、メインLCD12を作動させ、カメラ3が撮像している画像をメインLCD12画面上に表示させるS502。
【0008】
次に、ユーザは、カメラ3による撮影を終了するか否かを判断するS503。
【0009】
カメラ3による撮影を終了すると判断されたとき、CPU8は、電流制御部14にバックライト13を消灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14がバックライト13に電流を流すのを停止すると、バックライト13が消灯するS511。
CPU8は、カメラ3を停止させて、通常の待ち受け画面をメインLCD12画面上に表示させて、処理を終了する。
【0010】
一方、S503の判断により、カメラ3による撮影を終了しないと判断されたとき、ユーザは携帯電話機1背面側のカメラ3を自分に向け、自画像を被写体として撮像する。つまり、ユーザは、自画像を被写体として撮像するので、メインLCD12画面に表示されるカメラ3の撮像画像をモニターできないため、鏡5を見ながら撮影位置を決めてS504、操作部15の撮影ボタンを押下するS505。
【0011】
撮影ボタンの押下により、CPU8は、フラッシュ4を起動するか否かを判断するS506。
【0012】
この判断の結果、事前にフラッシュ4の起動が設定されていなければ、CPU8はフラッシュ4を点灯させずに、S508に進む。
【0013】
S506の判断の結果、事前にフラッシュ4の起動が設定されていれば、CPU8はフラッシュ4を点灯させるS507。
【0014】
次に、CPU8はその時点でカメラ3が撮像していた自画像の被写体画像をメインLCD12に静止画像で表示させS508、かつユーザに撮影がされたことを報知するためにスピーカ18によりシャッター音を鳴動させる。
同時に、CPU8は、カメラ3の撮像した被写体画像データを一時記憶部11に記憶させる。
【0015】
ユーザは、メインLCD12に表示されている被写体画像を確認し、保存するかどうかを決めるS509。
【0016】
ユーザは、メインLCD12に表示されている被写体画像が気に入れば、操作部15を操作し、CPU8によって一時記憶部11に記憶されている被写体画像データをメモリ10の所定領域に格納しS510、S502に戻る。
【0017】
S509の判断の結果、ユーザは、メインLCD12に表示されている被写体画像が気に入らなければ、操作部15を操作し、CPU8によって一時記憶部11に記憶されている被写体画像データをメモリ10に格納せずに、S502に戻る。
【0018】
このように、従来の携帯電話機1では自画像などを撮像する際、ユーザが携帯電話機1の背面の鏡5を見ながらおおよその位置を決めていたために、鏡5に写っていた端の方が撮像されなかったり、逆に鏡5に写っていないものまで撮像されてしまうという問題点があった。
【0019】
また、フラッシュ4について、点灯時に瞬間的に大量の電流が流れてしまうので、動作上好ましくないという問題点があった。
【0020】
このような問題を回避するために、鏡5に代えて、カメラ3と同方向にLCDを設け、フラッシュ4に代えて、LCDバックライトなどに使用されている白色LEDを用いた改良型の携帯電話機1が考案されている。
【0021】
図6は、改良型の携帯電話機1背面の外観を示した概略図である。図において、19は白色LEDを用い、カメラ3の撮影方向と同方向にむけて投光するように携帯電話機1の背面側に設けられた照明装置、20はカメラ3と同方向に表示画面をむけて設けられ、カメラ3の撮像する被写体画像を表示するサブLCDである。
【0022】
図7は、改良型の携帯電話機1の構成を示したブロック図であり、21はサブLCD20を照光するサブバックライトである。
また、プログラム9はサブLCD20へのカメラ画像表示プログラムを搭載しており、電流制御部14はサブバックライト21及び照明装置19の輝度も制御している点で図4と異なる。
【0023】
次に、図6、図7、及び図8に基づいて、従来の改良型携帯電話機1に搭載されたカメラ3による被写体画像の撮像動作について説明する。
なお、図8は、照明装置19を使用して自画像を撮像する動作を示したフローチャートである。
【0024】
まず、ユーザが操作部15を操作してカメラ3による撮影モードを選択すると、CPU8は、照明装置19を起動するか否かを判断するS801。
【0025】
この判断の結果、事前に照明装置19の起動が設定されていなければ、CPU8は照明装置19を点灯させずに、S803に進む。
【0026】
S801の判断の結果、事前に照明装置19の起動が設定されていれば、CPU8は、電流制御部14に照明装置19を点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14が照明装置19に電流を流すと、照明装置19が点灯するS802。
【0027】
次いで、CPU8は、電流制御部14にサブバックライト21を点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14がサブバックライト21に電流を流すと、サブバックライト21が点灯するS803。
【0028】
CPU8は、カメラ3を作動させるとともに、メインLCD12及びサブLCD20を作動させ、カメラ3が撮像している画像をメインLCD12及びサブLCD20画面上に表示させるS804。
【0029】
次に、ユーザは、カメラ3による撮影を終了するか否かを判断するS805。
【0030】
カメラ3による撮影を終了すると判断されたとき、CPU8は、電流制御部14に照明装置19を消灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14が照明装置19に電流を流すのを停止すると、照明装置19が消灯するS810。
次いで、CPU8は、電流制御部14にサブバックライト21を消灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14がサブバックライト21に電流を流すのを停止すると、サブバックライト21が消灯するS811。
CPU8は、カメラ3を停止させて、通常の待ち受け画面をメインLCD12画面上に表示させて、処理を終了する。
【0031】
S805の判断により、カメラ3による撮影を終了しないと判断されたとき、ユーザは携帯電話機1背面側のカメラ3を自分に向け、自画像を被写体として撮像する。つまり、ユーザは、メインLCD12画面に表示されるカメラ3の撮像画像をモニターできないため、サブLCD20を見ながら撮影位置を決めて、操作部15の撮影ボタンを押下するS806。
【0032】
撮影ボタンの押下により、CPU8はその時点でカメラ3が撮像していた自画像の被写体画像をメインLCD12に静止画像で表示させS807、かつユーザに撮影がされたことを報知するためにスピーカ18によりシャッター音を鳴動させる。
同時に、CPU8は、カメラ3の撮像した被写体画像データを一時記憶部11に記憶させる。
【0033】
ユーザは、メインLCD12に表示されている被写体画像を確認し、保存するかどうかを決めるS808。
【0034】
ユーザは、メインLCD12に表示されている被写体画像が気に入れば、操作部15を操作し、CPU8によって一時記憶部11に記憶されている被写体画像データをメモリ10の所定領域に格納しS809、S804に戻る。
【0035】
S808の判断の結果、ユーザは、メインLCD12に表示されている被写体画像が気に入らなければ、操作部15を操作し、CPU8によって一時記憶部11に記憶されている被写体画像データをメモリ10に格納せずに、S804に戻る。
【0036】
この改良型の携帯電話機1では、鏡5ではなくサブLCD20を使用しているため、メインLCD12に表示されている画像をそのままサブLCD20へ表示でき、撮影時、ユーザが確認していたサブLCD20の表示画像を過不足無く画像データとして保存することができる。
【0037】
また、この改良型の携帯電話機1では、フラッシュ4を使用せずに白色LED等の照明装置19を使用しているため、点灯時に瞬間的に大量の電流が流れてしまうことを防ぐことができる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来の改良型携帯電話機1では、従来の携帯電話機1での問題点は改善されているものの、照明装置19点灯中に、該照明装置19の照明が逆光としてユーザに投光されるので、照明装置19の近傍に配置されたサブLCD20の映像が見難くなるという問題点があった。
【0039】
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、サブLCD20の表示する被写体画像が見易い携帯端末を提供することを目的とするものである。
【0040】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る携帯端末は、被写体を照明する照明装置とともに使用される携帯端末であって、上記被写体を撮像するカメラ、このカメラの撮影方向に表示画面が向けられ、上記カメラの撮像する被写体画像を表示する表示部、上記照明装置が点灯している間、上記表示部の輝度を上げるように制御する制御部で構成するようにしたものである。
【0041】
また、この発明の請求項2に係る携帯端末は、請求項1における携帯端末であって、表示部は、表示画面を照光する表示照光部を含むように構成したものである。
【0042】
さらに、また、この発明の請求項3に係る携帯端末は、請求項2における携帯端末であって、制御部は、照明装置の輝度に基づいて表示照光部の輝度を変更するようにしたものである。
【0043】
また、この発明の請求項4に係る携帯端末は、請求項3における携帯端末であって、照明装置の輝度は、手動または自動的に変更されるようにしたものである。
【0044】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、実施の形態1について説明する。ここで、実施の形態1及び後述する実施の形態2における携帯電話機1の外観構成及びブロック構成は、図6及び図7の従来のものと構成上同一であるため、便宜上、図6及び図7を用いて説明する。
なお、図7は、プログラム9が照明装置19の輝度制御プログラムを搭載している点で従来と異なる。
また、実施の形態1及び実施の形態2で記載する照明装置19、バックライト13及びサブバックライト21に流す電流値は一例であって、使用する白色LEDの種類、または回路及びバックライトユニットの性能によって異なる。
【0045】
図6、図7、及び図1に基づいて、携帯電話機1に搭載されたカメラ3による被写体画像の撮像動作について説明する。
なお、図1は、照明装置19を使用して自画像を撮像する動作を示したフローチャートである。
【0046】
まず、ユーザが操作部15を操作してカメラ3による撮影モードを選択すると、CPU8は、照明装置19を起動するか否かを判断するS101。
【0047】
この判断の結果、事前に照明装置19の起動が設定されていなければ、CPU8は照明装置19を点灯させずに、電流制御部14にサブバックライト21を点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14がサブバックライト21に5mA程度の電流を流すと、サブバックライト21が低輝度で点灯しS104、S105に進む。
【0048】
S101の判断の結果、事前に照明装置19の起動が設定されていれば、CPU8は、電流制御部14に照明装置19を点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14が照明装置19に18mA程度の電流を流すと、照明装置19が点灯するS102。
次いで、CPU8は、電流制御部14にサブバックライト21を点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14がサブバックライト21に20mA程度の電流を流すと、サブバックライト21が点灯するS103。
これにより、照明装置19点灯時は、サブバックライト21を高輝度で点灯させるので、サブLCD20が逆光で見難くなることを防ぐことができる。
【0049】
次に、CPU8は、カメラ3を作動させるとともに、メインLCD12及びサブLCD20を作動させ、カメラ3が撮像している画像をメインLCD12及びサブLCD20画面上に表示させるS105。
【0050】
ユーザは、カメラ3による撮影を終了するか否かを判断するS106。
【0051】
カメラ3による撮影を終了すると判断されたとき、CPU8は、電流制御部14に照明装置19を消灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14が照明装置19に電流を流すのを停止すると、照明装置19が消灯するS111。
次いで、CPU8は、電流制御部14にサブバックライト21を消灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14がサブバックライト21に電流を流すのを停止すると、サブバックライト21が消灯するS112。
CPU8は、カメラ3を停止させて、通常の待ち受け画面をメインLCD12画面上に表示させて、処理を終了する。
【0052】
S106の判断により、カメラ3による撮影を終了しないと判断されたとき、ユーザは携帯電話機1背面側のカメラ3を自分に向け、自画像を被写体として撮像する。つまり、ユーザは、サブLCD20を見ながら撮影位置を決めて、操作部15の撮影ボタンを押下するS107。
【0053】
撮影ボタンの押下により、CPU8はその時点でカメラ3が撮像していた自画像の被写体画像をメインLCD12に静止画像で表示させS108、かつユーザに撮影がされたことを報知するためにスピーカ18によりシャッター音を鳴動させる。
同時に、CPU8は、カメラ3の撮像した被写体画像データを一時記憶部11に記憶させる。
【0054】
ユーザは、メインLCD12に表示されている被写体画像を確認し、保存するかどうかを決めるS109。
【0055】
ユーザは、メインLCD12に表示されている被写体画像が気に入れば、操作部15を操作し、CPU8によって一時記憶部11に記憶されている被写体画像データをメモリ10の所定領域に格納しS110、S105に戻る。
【0056】
S109の判断の結果、ユーザは、メインLCD12に表示されている被写体画像が気に入らなければ、操作部15を操作し、CPU8によって一時記憶部11に記憶されている被写体画像データをメモリ10の所定領域に格納せずに、S105に戻る。
【0057】
実施の形態2.
図6、図7、及び図2に基づいて、携帯電話機1に搭載されたカメラ3による被写体画像の撮像動作について説明する。
なお、図2は、照明装置19を使用して自画像を撮像する動作を示したフローチャートである。
【0058】
まず、ユーザが操作部15を操作してカメラ3による撮影モードを選択すると、CPU8は、照明装置19を起動するか否かを判断するS201。
【0059】
この判断の結果、事前に照明装置19の起動が設定されていなければ、CPU8は照明装置19を点灯させない。
【0060】
CPU8は、電流制御部14にサブバックライト21を低輝度で点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14がサブバックライト21に5mA程度の電流を流すと、サブバックライト21が低輝度で点灯しS208、S209に進む。
【0061】
S201の判断の結果、事前に照明装置19の起動が設定されていれば、CPU8は、予めユーザが設定した照明装置19の輝度値を判定するS202。
【0062】
この判定で、照明装置19の設定輝度値が小であれば、CPU8は、電流制御部14に照明装置19を低輝度で点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14が照明装置19に3mA程度の電流を流すと、照明装置19が低輝度で点灯しS207、S208に進む。
【0063】
S202の判定で、照明装置19の設定輝度値が中であれば、CPU8は、電流制御部14に照明装置19を中輝度で点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14が照明装置19に8mA程度の電流を流すと、照明装置19が中輝度で点灯するS205。
次いで、CPU8は、電流制御部14にサブバックライト21を中輝度で点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14がサブバックライト21に10mA程度の電流を流すと、サブバックライト21が中輝度で点灯しS206、S209に進む。
【0064】
また、S202の判定で、照明装置19の設定輝度値が大であれば、CPU8は、電流制御部14に照明装置19を高輝度で点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14が照明装置19に18mA程度の電流を流すと、照明装置19が高輝度で点灯するS203。
次いで、CPU8は、電流制御部14にサブバックライト21を高輝度で点灯するよう指示する。指示を受けた電流制御部14がサブバックライト21に20mA程度の電流を流すと、サブバックライト21が高輝度で点灯するS204。
【0065】
これらにより、照明装置19点灯時の輝度値に応じてサブバックライト21の輝度値を変更して点灯させるので、サブLCD20の画像が常に見やすい状態で、サブバックライト21がサブLCD20を照光することができる。
【0066】
次に、上記実施の形態1と同様にS209、S210、S211、S212、S213、S214の処理フローで撮影がなされ、S209、S210、S215、S216の処理フローで撮影が終了する。
【0067】
なお、上記実施の形態2では、照明装置19の輝度値をユーザが事前に設定するものとしているが、照明装置19点灯中にユーザが照明装置19の輝度値を変更し、その変更に伴ってCPU8がサブバックライト21の輝度値も変更して再点灯するようにしてもよい。
【0068】
また、上記実施の形態2では、照明装置19の輝度値をユーザが変更するようにしたが、携帯電話機1に周辺の明るさを検知する検知部を設けて、その検知結果に基づいて照明装置19の輝度値を変更するようにしてもよい。これにより、周辺が暗いときは、照明装置19の輝度値を上げて照明装置19の明るさを上げるようにすることができる。この場合も、照明装置19の輝度値の変更に伴ってサブバックライト21の輝度値を変更するようにすればよい。
また、照明装置19点灯中に定期的に周辺の明るさを検知して、照明装置19の輝度値を更新し、これに応じてサブバックライト21の輝度値を変更するようにすれば、ユーザは、照明装置19点灯中に明るい場所から暗い場所に移動した場合でも常にサブLCD20画面上の表示が見易くなる。
【0069】
上記実施の形態1及び2では、サブLCD20の表示照光部としてサブバックライト21を搭載した場合について説明したが、表示部の表示画面を照光するものであれば、別の発光手段であっても同様の効果を奏する。
【0070】
また、上記実施の形態1及び2では、照明装置19は携帯電話機1に内蔵しているが、従来のフラッシュ4のように、携帯電話機1に接続可能で、携帯電話機1から点灯及び消灯の指示を受けることができ、輝度値変更の指示を受けることができる照明装置19であってもよい。
【0071】
【発明の効果】
この発明の請求項1及び2に係る携帯端末は、被写体を照明する照明装置とともに使用される携帯端末であって、照明装置が点灯している間、被写体画像を表示する表示部の輝度を上げるようにしたので、照明装置の照明が逆光となってユーザに投光されても、表示部の表示画面が見難くなることを防ぐことができる効果がある。
【0072】
また、この発明の請求項3に係る携帯端末は、制御部は、照明装置の輝度に基づいて表示照光部の輝度を変更するようにしたので、表示部の画像が、照明装置の明るさによらず常に見易くなるようにすることができる効果がある。
【0073】
さらに、また、この発明の請求項4に係る携帯端末は、照明装置の輝度は、手動または自動的に変更されるようにしたので、ユーザが自由に照明装置の明るさを変更することができる。また、周辺の明るさ等の条件によって照明装置の明るさを自動的に変更することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る照明装置19を使用して自画像を撮像する動作を示したフローチャートである。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る照明装置19を使用して自画像を撮像する動作を示したフローチャートである。
【図3】 従来の携帯電話機1背面の外観を示した概略図である。
【図4】 従来の携帯電話機1の構成を示したブロック図である。
【図5】 従来のフラッシュ4を使用して自画像を撮像する動作を示したフローチャートである。
【図6】 従来改良型及びこの発明の携帯電話機1背面の外観を示した概略図である。
【図7】 従来改良型及びこの発明の携帯電話機1の構成を示したブロック図である。
【図8】 従来改良型の照明装置19を使用して自画像を撮像する動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機
3 カメラ
8 CPU
15 操作部
19 照明装置
20 サブLCD
21 サブバックライト
Claims (4)
- 被写体を照明する照明装置とともに使用される携帯端末であって、上記被写体を撮像するカメラ、このカメラの撮影方向に表示画面が向けられ、上記カメラの撮像する被写体画像を表示する表示部、上記照明装置が点灯している間、上記表示部の輝度を上げるように制御する制御部を備えたことを特徴とする携帯端末。
- 表示部は、表示画面を照光する表示照光部を含むことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
- 制御部は、照明装置の輝度に基づいて表示照光部の輝度を変更することを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
- 照明装置の輝度は、手動または自動的に変更されることを特徴とする請求項3記載の携帯端末。
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