JP3965811B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、商用電源のような交流電源により電力が供給され、負荷である放電灯を高周波点灯させるようにした放電灯点灯装置として、図9に示す回路構成のものが提案されている。
【0003】
図9に示す回路構成の放電灯点灯装置は、MOSFETよりなる一対のスイッチング素子Q3,Q4が直列接続された第1の直列回路と、MOSFETよりなる一対のスイッチング素子Q1,Q2が直列接続された第2の直列回路と、一対のダイオードD1,D2が直列接続された第3の直列回路とが、直流電源用のコンデンサC0の両端間に並列接続されている。
【0004】
また、第1の直列回路の両スイッチング素子Q3,Q4の接続点と第2の直列回路の両スイッチング素子Q1,Q2の接続点との間には、共振用インダクタLと共振用コンデンサCとからなる直列LC共振回路が接続され、共振用コンデンサCの両端には放電灯FLのフィラメントの非電源側が接続されている。ここにおいて、共振用インダクタLと共振用コンデンサCと放電灯FLとで負荷回路1が構成され、負荷回路1は、共振用コンデンサCに流れる電流により放電灯FLのフィラメントを熱することによって、放電灯FLの始動を容易にしている。
【0005】
また、第2の直列回路の両スイッチング素子Q1,Q2の接続点と第3の直列回路の両ダイオードD1,D2の接続点と間には、交流電源ACとチョッパ用インダクタL0との直列回路が接続されている。
【0006】
ところで、この放電灯点灯装置は、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子Q1〜Q4のうち対角位置にあるスイッチング素子Q1,Q4、Q2,Q3を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子Q1,Q2、Q3,Q4同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子Q1〜Q4を制御信号S1〜S4により制御する制御回路10を備えている。
【0007】
以下、この放電灯点灯装置の放電灯FLの定格点灯時の動作を図10および図11を参照しながら説明する。
【0008】
図10は図9に示した回路の各部の動作波形であり、(a)は交流電源ACの電圧Vac波形、(b)は交流電源ACの入力電流Iin波形、(c)はスイッチング素子Q1の電流IQ1波形、(d)はスイッチング素子Q2の電流IQ2波形、(e)はスイッチング素子Q3の電流IQ3波形、(f)はスイッチング素子Q4の電流IQ4波形、(g)は共振用コンデンサCに流れるフィラメント電流If波形、(h)は放電灯FLのランプ電流Ila波形を示す。
【0009】
図9の回路構成の放電灯点灯装置は、図10(a),(h)より分かるように、ランプ電流Ilaが交流電源ACの電圧Vacの1周期の全区間にわたりほぼ一定のピーク値を有し、交流電源ACの電圧Vacの絶対値が低い期間(谷部)T1,T3と交流電源ACの電圧Vacの絶対値が高い期間(山部)T2,T4とにおける放電灯FLの光出力の変動を少なくすることができる。
【0010】
次に各期間T1〜T4における各部の動作について図11を参照しながら説明する。図11において、(a)は制御回路10から出力される制御信号S1、(b)は制御回路10から出力される制御信号S2、(c)は制御回路から出力される制御信号S3、(d)は制御回路10から出力される制御信号S4、(e)は交流電源ACの入力電流Iin波形、(f)はスイッチング素子Q1の電流IQ1波形、(g)はスイッチング素子Q2の電流IQ2波形、(h)はスイッチング素子Q3の電流IQ3波形、(i)はスイッチング素子Q4の電流IQ4波形、(j)は負荷回路1の両端間の電圧VB-A、(k)は共振用コンデンサCに流れるフィラメント電流If波形、(l)は放電灯FLのランプ電流Ila波形を示す。
【0011】
まず期間T1について説明するが、期間T1は、入力電流Iinの向きが図9中の矢印の向き(以下、正の向きとする)である。
【0012】
時刻t1で、制御回路10からの制御信号S1,S4が図11(a),(d)に示すようにローレベルとなり、制御信号S2,S3が図11(b),(c)に示すようにハイレベルとなると、スイッチング素子Q1,Q4がオフし、スイッチング素子Q2,Q3がオンする。すると、交流電源ACを電源として、交流電源AC、スイッチング素子Q2、ダイオードD2、チョッパ用インダクタL0、交流電源ACの経路で図11(e)に示すような入力電流Iinが流れる。また、共振用インダクタLに蓄積されている磁気エネルギにより、共振用インダクタL、スイッチング素子Q3の寄生ダイオード、コンデンサC0、スイッチング素子Q2の寄生ダイオード、放電灯FLもしくは共振用コンデンサC、共振用インダクタLの経路で図11(l)に示すようなランプ電流Ilaもしくは図11(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。そして、共振用インダクタLの磁気エネルギが放出されてしまった時点で、コンデンサC0を直流電源として、コンデンサC0、スイッチング素子Q3、共振用インダクタL、放電灯FLもしくは共振用コンデンサC、スイッチング素子Q2、コンデンサC0の経路で図11(l)に示すようなランプ電流Ilaもしくは図11(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0013】
次に時刻t2で、制御信号S1,S4が図11(a),(d)に示すようにハイレベルとなり、制御信号S2,S3がローレベルになると、スイッチング素子Q1,Q4がオンし、スイッチング素子Q2,Q3がオフする。すると、チョッパ用インダクタL0に蓄積された磁気エネルギと交流電源ACを電源として、チョッパ用インダクタL0、交流電源AC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、コンデンサC0、ダイオードD2、チョッパ用インダクタL0の経路で図11(e)に示すような入力電流Iinが流れる。そして、チョッパ用インダクタL0の磁気エネルギが放出されてしまうと、入力電流Iinは図11(e)に示すようにゼロとなる。
【0014】
また、上述の時刻t2で共振用インダクタLに蓄積されている磁気エネルギにより、共振用インダクタL、放電灯FLもしくは共振用コンデンサC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、コンデンサC0、スイッチング素子Q4の寄生ダイオード、共振用インダクタLの経路で図11(l)に示すようなランプ電流Ilaもしくは図11(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。そして、共振用インダクタLの磁気エネルギが放出されてしまうと、コンデンサC0を電源として、コンデンサC0、スイッチング素子Q1、放電灯FLもしくは共振用コンデンサC、共振用インダクタL、スイッチング素子Q4、コンデンサC0の経路で図11(l)に示すようなランプ電流Ilaもしくは図11(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0015】
その後、時刻t3になると時刻t1になったときと同様の動作を行う。
【0016】
次に、期間T2の回路動作について図11を参照しながら説明するが、期間T2は期間T1と同様に入力電流Iinの向きが正の向きである。時刻t4〜t6の回路動作は基本的に時刻t1〜t3の回路動作とほぼ同一であり、交流電源ACの電圧値が期間T1と比較して高いことにより、スイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2に流れる電流値が高くなる点が相違するだけである。
【0017】
ところで、上述の期間T1および期間T2の動作説明から分かるように、入力電流Iinの向きが正の期間は、スイッチング素子Q2、チョッパ用インダクタL0、ダイオードD2、コンデンサC0によりチョッパ回路が構成され、スイッチング素子Q2がチョッパ兼用のスイッチング素子として機能する。
【0018】
次に、入力電流Iinの向きが負の向き(図9の矢印と逆の向き)のときの回路動作を説明するが、まず、期間T3について説明する。
【0019】
時刻t7で、制御回路10からの制御信号S1,S4が図11(a),(d)に示すようにハイレベルとなり、制御信号S2,S3が図11(b),(c)に示すようにローレベルとなると、スイッチング素子Q1,Q4がオンし、スイッチング素子Q2,Q3がオフする。すると、交流電源ACを電源として、交流電源AC、チョッパ用インダクタL0、ダイオードD1、スイッチング素子Q1、交流電源ACの経路で図11(e)に示すような入力電流Iinが流れる。また、共振用インダクタLに蓄積されている磁気エネルギにより、共振用インダクタL、放電灯FLもしくは共振用コンデンサC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、コンデンサC0、スイッチング素子Q4の寄生ダイオード、共振用インダクタLの経路で図11(l)に示すようなランプ電流Ilaもしくは図11(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。そして、共振用インダクタLの磁気エネルギが放出されてしまった時点で、コンデンサC0を直流電源として、コンデンサC0、スイッチング素子Q1、放電灯FLもしくは共振用コンデンサC、共振用インダクタL、スイッチング素子Q4、コンデンサC0の経路で図11(l)に示すようなランプ電流Ilaもしくは図11(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0020】
次に時刻t8で、制御信号S1,S4が図11(a),(d)に示すようにローレベルとなり、制御信号S2,S3が図11(b),(c)に示すようにハイレベルとなると、スイッチング素子Q1,Q4がオフし、スイッチング素子Q2,Q3がオンする。すると、チョッパ用インダクタL0に蓄積された磁気エネルギと交流電源ACを電源として、交流電源AC、チョッパ用インダクタL0、ダイオードD1、コンデンサC0、スイッチング素子Q2の寄生ダイオード、交流電源ACの経路で図11(e)に示すような入力電流Iinが流れる。そして、チョッパ用インダクタL0の磁気エネルギが放出されてしまうと、入力電流Iinは図11(e)に示すようにゼロとなる。
【0021】
また、上述の時刻t8で共振用インダクタLに蓄積されている磁気エネルギにより、共振用インダクタL、スイッチング素子Q3の寄生ダイオード、コンデンサC0、スイッチング素子Q2の寄生ダイオード、放電灯FLもしくは共振用コンデンサC、共振用インダクタLの経路で図11(l)に示すようなランプ電流Ilaもしくは図11(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。そして、共振用インダクタLの磁気エネルギが放出されてしまうと、コンデンサC0を電源として、コンデンサC0、スイッチング素子Q3、共振用インダクタL、放電灯FLもしくは共振用コンデンサC、スイッチング素子Q2、コンデンサC0の経路で図11(l)に示すようなランプ電流Ilaもしくは図11(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0022】
その後、時刻t9になると時刻t7になったときと同様の動作を行う。
【0023】
次に、期間T4の回路動作について図11を参照しながら説明するが、期間T4は期間T3と同様に入力電流Iinの向きが負の向きである。時刻t10〜t12の回路動作は基本的に時刻t7〜t9の回路動作とほぼ同一であり、交流電源ACの電圧値の絶対値が期間T3と比較して高いことにより、スイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2の扱う電流値が高くなる点が相違するだけである。
【0024】
ところで、上述の期間T3および期間T4の動作説明から分かるように、入力電流Iinの向きが負の期間は、スイッチング素子Q1、チョッパ用インダクタL0、ダイオードD1、コンデンサC0によりチョッパ回路が構成され、スイッチング素子Q1がチョッパ兼用のスイッチング素子として機能する。
【0025】
要するに、図9に示した回路構成の放電灯点灯装置では、入力電流Iinの向きが正の向きの期間(つまり、交流電源ACの電圧Vacが正の半サイクル)は、スイッチング素子Q2がチョッパ兼用のスイッチング素子として高周波動作してコンデンサC0に電力を供給すると同時に、スイッチング素子Q1〜Q4が高周波動作することにより放電灯FLに高周波電力を供給する。また、入力電流Iinの向きが負の向きの期間(つまり、交流電源ACの電圧Vacが負の半サイクル)は、スイッチング素子Q1がチョッパ兼用のスイッチング素子として高周波動作してコンデンサC0に電力を供給すると同時に、スイッチング素子Q1〜Q4が高周波動作することにより放電灯FLに高周波電力を供給する。したがって、この放電灯点灯装置では、放電灯FLを安定点灯すると同時に入力電流歪を抑制することができる。
【0026】
ところで、図9に示した放電灯点灯装置は、放電灯FLを始動させるための高電圧を放電灯FLの両端に印加する前に、放電灯FLのフィラメントを十分に予熱する期間(以下、先行予熱期間と称す)を設けることによって放電灯FLの始動を容易にしている。ここにおいて、先行予熱期間は、放電灯FLのランプインピーダンスが無限大に近似できるほど大きい。このため、制御回路10は、コンデンサC0の両端電圧VDCの上昇を抑制するために入力電力と負荷回路1の出力とのバランスが保たれるように、また放電灯FLのフィラメントに十分な予熱電流(フィラメント電流If)が供給されるように、各スイッチング素子Q1〜Q4それぞれの制御信号S1〜S4を、定格点灯時(安定点灯時)に対して周波数変調もしくはデューティ変調などにより制御する制御手段を有している。要するに、この放電灯点灯装置では、先行予熱期間における、フィラメント電流の条件や、定格点灯時における適切なランプ両端電圧の条件を充分満足するように、スイッチング素子Q1〜Q4の周波数およびオンデューティを変化させるようになっている。
【0027】
なお、先行予熱期間における回路動作は、基本的には定格点灯時とほぼ同様であるが、ランプインピーダンスが無限大に近似できるほど大きいのでランプ電流Ilaはゼロとなる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の放電灯点灯装置では、先行予熱期間に放電灯FLのフィラメントに流れる予熱電流、入力電力とフィラメントによって消費される出力などとのバランスをとり、直流電源となるコンデンサC0の両端電圧VDCが必要以上に上昇するのを抑制するために、制御回路10がスイッチング素子Q1〜Q4の制御信号S1〜S4の周波数およびオンデューティを変化させていたが、スイッチング素子Q1,Q2が先行予熱期間にも交流電源ACの半サイクル毎に交互にチョッパ兼用のスイッチング素子として機能するので、先行予熱期間におけるコンデンサC0の両端電圧VDCの上昇を抑制するのが難しいという不具合があった。
【0029】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサの両端電圧の上昇を抑制することができ、始動時に十分な始動電圧を供給することができる放電灯点灯装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のチョッパ兼用のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、両チョッパ兼用のスイッチング素子同士の接続点と第3の直列回路の両ダイオード同士の接続点との間に挿入される交流電源とチョッパ用インダクタとの第4の直列回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子の各一方のスイッチング動作を交流電源の半サイクル毎に停止させ、先行予熱期間終了後に、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせ、その後、放電灯が点灯する周波数まで移行させること特徴とするものであり、共振用コンデンサの両端にフィラメントの非電源側端が接続された放電灯の先行予熱期間には上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子の各一方のスイッチング動作が交流電源の半サイクル毎に停止されるので、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサの両端電圧の上昇を抑制することができ、また、先行予熱期間終了後は、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子が対角位置にあるスイッチング素子に同期してオンオフされ、その後、放電灯が点灯する周波数まで移行されるので、始動時に十分な始動電圧を供給することができ、低温始動時にもフィラメントにストレスを与えることなく始動することができる。
【0031】
請求項2の発明は、直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のチョッパ兼用のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、両チョッパ兼用のスイッチング素子同士の接続点と第3の直列回路の両ダイオード同士の接続点との間に挿入される交流電源とチョッパ用インダクタとの第4の直列回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子の各一方のスイッチング動作を交流電源の半サイクル毎に停止させ、先行予熱期間後に、上記停止させたチョッパ兼用のスイッチング素子以外の3つのスイッチング素子の周波数をランプ点灯周波数まで移行し、その後、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせることを特徴とするものであり、共振用コンデンサの両端にフィラメントの非電源側端が接続された放電灯の先行予熱期間には上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子の各一方のスイッチング動作が交流電源の半サイクル毎に停止されるので、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサの両端電圧の上昇を抑制することができ、また、先行予熱期間終了後は、上記停止させたチョッパ兼用のスイッチング素子以外の3つのスイッチング素子の周波数がランプ点灯周波数まで移行され、その後、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子が対角位置にあるスイッチング素子に同期してオンオフされるので、始動前の放電灯の両端電圧の上昇を抑制でき且つ始動時に十分な始動電圧を供給することができる。
【0032】
請求項3の発明は、直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、入力端間に交流電源が接続され出力端間がチョッパ用インダクタを介して上記スイッチング素子のいずれか一つの両端間に接続され交流電源を整流する整流回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、放電灯点灯時にチョッパ用インダクタとともにチョッパ動作に関係するスイッチング素子のスイッチング動作を停止させ、先行予熱期間終了後に、上記スイッチング動作を停止させていたスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせ、その後、放電灯が点灯する周波数まで移行させること特徴とするものであり、共振用コンデンサの両端にフィラメントの非電源側端が接続された放電灯の先行予熱期間には放電灯点灯時にチョッパ用インダクタとともにチョッパ動作に関係するスイッチング素子のスイッチング動作が停止されるので、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサの両端電圧の上昇を抑制することができ、また、先行予熱期間終了後は、上記スイッチング動作が停止されていたスイッチング素子が対角位置にあるスイッチング素子に同期してオンオフされ、その後、放電灯が点灯する周波数まで移行されるので、始動時に十分な始動電圧を供給することができ、低温始動時にもフィラメントにストレスを与えることなく始動することができる。
【0033】
請求項4の発明は、直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、入力端間に交流電源が接続され出力端間がチョッパ用インダクタを介して上記スイッチング素子のいずれか一つの両端間に接続され交流電源を整流する整流回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、放電灯点灯時にチョッパ用インダクタとともにチョッパ動作に関係するスイッチング素子のスイッチング動作を停止させ、先行予熱期間後に、上記停止させたスイッチング素子以外の3つのスイッチング素子の周波数をランプ点灯周波数まで移行し、その後、上記停止させたスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせることを特徴とするものであり、共振用コンデンサの両端にフィラメントの非電源側端が接続された放電灯の先行予熱期間には放電灯点灯時にチョッパ用インダクタとともにチョッパ動作に関係するスイッチング素子のスイッチング動作が停止されるので、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサの両端電圧の上昇を抑制することができ、また、先行予熱期間終了後は、上記停止させたスイッチング素子以外の3つのスイッチング素子の周波数がランプ点灯周波数まで移行され、その後、上記停止させたスイッチング素子が対角位置にあるスイッチング素子に同期してオンオフされるので、始動前の放電灯の両端電圧の上昇を抑制でき且つ始動時に十分な始動電圧を供給することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態の放電灯点灯装置は、図1に示すように、図9に示した従来構成と同じ回路構成であって、定格点灯時の回路動作も同じであり、先行予熱期間の回路動作に特徴がある。なお、図9に示した従来構成と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略するとともに、定格点灯時の回路動作についても説明を省略する。
【0035】
以下、本実施形態の放電灯点灯装置の先行予熱期間の回路動作について図2および図3を参照しながら説明する。図2は図1に示した回路の各部の動作波形であり、(a)は交流電源ACの電圧Vac波形、(b)は交流電源ACの入力電流Iin波形、(c)はスイッチング素子Q1の電流IQ1波形、(d)はスイッチング素子Q2の電流IQ2波形、(e)はスイッチング素子Q3の電流IQ3波形、(f)はスイッチング素子Q4の電流IQ4波形、(g)は共振用コンデンサCに流れるフィラメント電流If波形、(h)は放電灯FLのランプ電流Ila波形を示す。図2(a),(b),(g)から分かるように、高周波の入力電流Iinおよび高周波のフィラメント電流Ifが交流電源ACの全区間にわたって流れる。
【0036】
一方、図3は図2をより詳細に説明するため図であって、交流電源ACの電圧Vacの絶対値が低い期間(谷部)T1,T3および電圧Vacの絶対値が高い期間(山部)T2,T4における各部の動作波形を示し、(a)は制御回路10から出力される制御信号S1、(b)は制御回路10から出力される制御信号S2、(c)は制御回路から出力される制御信号S3、(d)は制御回路10から出力される制御信号S4、(e)は交流電源ACの入力電流Iin波形、(f)はスイッチング素子Q1の電流IQ1波形、(g)はスイッチング素子Q2の電流IQ2波形、(h)はスイッチング素子Q3の電流IQ3波形、(i)はスイッチング素子Q4の電流IQ4波形、(j)はコンデンサC0に流れる電流IC0、(k)は共振用コンデンサCに流れるフィラメント電流If波形、(l)はダイオードD1の両端電圧VD1波形、(m)はダイオードD2の両端電圧VD2波形、(n)はチョッパ用インダクタL0の両端電圧VL0波形、(o)は共振用インダクタLの両端電圧VL波形、(p)は共振用コンデンサCの両端電圧VC波形を示す。
【0037】
ところで、本実施形態では制御回路10が、先行予熱期間には、従来例で説明した一対のチョッパ兼用のスイッチング素子Q1,Q2の各一方のスイッチング動作を交流電源ACの半サイクル毎に停止させる点に特徴がある。
【0038】
まず期間T1について説明するが、期間T1は、入力電流Iinの向きが図1中の矢印の向き(以下、正の向きとする)であり、従来例で説明したように定格点灯時にスイッチング素子Q2がチョッパ兼用のスイッチング素子となるので、本実施形態における制御回路10は先行予熱期間にはスイッチング素子Q2のスイッチング動作を停止させ(スイッチング素子Q2への制御信号S2をローレベルに維持する)、スイッチング素子Q1,Q3,Q4のみをオンオフさせる。ここにおいて、制御回路10は、4つのスイッチング素子Q1〜Q4により構成されるブリッジの対角位置にあるスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q4とを同時にオンオフさせ且つ互いに直列接続されたスイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4とを交互にオンオフさせる。
【0039】
時刻t1で、制御回路10からの制御信号S3が図3(c)に示すようにハイレベルになり、制御信号S1,S4が図3(a),(d)に示すようにローレベルになると、スイッチング素子Q3がオンし、スイッチング素子Q1,Q4がオフする。このとき、時刻t1直前は、図3(n)に示すようにチョッパ用インダクタL0の両端電圧VL0がゼロであり且つ図3(e)に示すように入力電流Iinがゼロなので、スイッチング素子Q2のドレイン・ソース間が同電位となるように、チョッパ用インダクタL0に図3(n)に示すような逆起電圧が生じるとともにダイオードD2がオンして図3(m)に示すようにダイオードD2の両端電圧VD2がゼロになり、またスイッチング素子Q2の寄生ダイオードがオンする。しかし、時刻t1直後は、ダイオードD2、チョッパ用インダクタL0、交流電源ACの経路に流れる電流はゼロであり、共振用インダクタLの磁気エネルギにより、共振用インダクタL、スイッチング素子Q3の寄生ダイオード、コンデンサC0、スイッチング素子Q2の寄生ダイオード、共振用コンデンサC、共振用インダクタLの経路で図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。そして、時間経過とともにチョッパ用インダクタL0に流れる電流が増加し、共振用インダクタLより供給される電流とチョッパ用インダクタL0に流れる電流との差分がスイッチング素子Q2の寄生ダイオードを介して流れる。
【0040】
その後、時刻t2で、スイッチング素子Q2のドレイン・ソース間に電圧が生じ、スイッチング素子Q2の寄生ダイオードはオフし、チョッパ用インダクタL0に図3(n)に示すような逆起電圧が発生する。このため、チョッパ用インダクタL0と交流電源ACとを電源として、チョッパ用インダクタL0、交流電源AC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、コンデンサC0、ダイオードD2、チョッパ用インダクタL0の経路で電流が流れコンデンサC0が充電されるとともに、共振用インダクタLの磁気エネルギにより、共振用インダクタL、スイッチング素子Q3の寄生ダイオード、コンデンサC0、ダイオードD2、チョッパ用インダクタL0、交流電源AC、共振用コンデンサC、共振用インダクタLの経路で放電灯FLのフィラメントに図3(k)に示すようなフィラメント電流(予熱電流)Ifが流れる。そして、共振用インダクタLの磁気エネルギが放出された直後は、共振用コンデンサCを電源として、共振用コンデンサC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、スイッチング素子Q3、共振用インダクタL、共振用コンデンサCの経路で放電灯FLのフィラメントに図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0041】
その後、時刻t3で、チョッパ用インダクタL0の磁気エネルギが放出され、図3(n)に示すようにチョッパ用インダクタL0の両端電圧VL0がゼロとなり、入力電流Iinがゼロとなる。一方、放電灯FLのフィラメントには、共振用コンデンサCを電源として、共振用コンデンサC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、スイッチング素子Q3、共振用インダクタL、共振用コンデンサCの経路で図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0042】
その後、時刻t4で、制御回路10からの制御信号S3が図3(c)に示すようにローレベルになり、制御信号S1,S4が図3(a),(d)に示すようにハイレベルになると、スイッチング素子Q3がオフし、スイッチング素子Q1,Q4がオンする。すると、共振用インダクタLに蓄積されたエネルギにより、共振用インダクタL、共振用コンデンサC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、コンデンサC0、スイッチング素子Q4の寄生ダイオード、共振用インダクタLの経路で、放電灯FLのフィラメントに図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。その後、共振用インダクタLの磁気エネルギがゼロになると、コンデンサC0を電源とし、コンデンサC0、スイッチング素子Q1、共振用コンデンサC、共振用インダクタL、スイッチング素子Q4、コンデンサC0の経路で放電灯FLのフィラメントに図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0043】
その後、時刻t5になると時刻t1になったときと同様の動作を行う。
【0044】
次に、期間T2の回路動作について図3を参照しながら説明するが、期間T2は入力電流Iinの向きが正の向きである。時刻t6〜t10の回路動作は基本的に時刻t1〜t5の回路動作と同様であり、交流電源ACの電圧値が期間T1と比較して高いので、各素子に流れる電流値が相違するだけである。
【0045】
次に、入力電流Iinの向きが負の向き(図1の矢印と逆の向き)のときの回路動作を説明する。
【0046】
まず、期間T3について説明するが、入力電流Iinの向きが負の向きのときとなる交流電源ACの半サイクルは従来例で説明したように定格点灯時にスイッチング素子Q1がチョッパ兼用のスイッチング素子となるので、本実施形態における制御回路10は先行予熱期間にはスイッチング素子Q1のスイッチング動作を停止させ(スイッチング素子Q1への制御信号S1をローレベルに維持する)、スイッチング素子Q2,Q3,Q4のみをオンオフさせる。ここにおいて、制御回路10は、4つのスイッチング素子Q1〜Q4により構成されるブリッジの対角位置にあるスイッチング素子Q2とスイッチング素子Q3とを同時にオンオフさせ且つ互いに直列接続されたスイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4とを交互にオンオフさせる。
【0047】
時刻t11で、制御回路10からの制御信号S4が図3(d)に示すようにハイレベルになり、制御信号S2,S3が図3(b),(c)に示すようにローレベルになると、スイッチング素子Q2,Q3がオフし、スイッチング素子Q4がオンする。しかし、時刻t11直前は、図3(n)に示すようにチョッパ用インダクタL0の両端電圧VL0がゼロであり且つ図3(e)に示すように入力電流Iinがゼロなので、スイッチング素子Q1のドレイン・ソース間が同電位となるように、チョッパ用インダクタL0に図3(n)に示すような逆起電圧が生じるとともに、ダイオードD1がオンして図3(l)に示すようにダイオードD1の両端電圧VD1がゼロになり、またスイッチング素子Q1の寄生ダイオードがオンする。ただし、時刻t11直後は、ダイオードD1、チョッパ用インダクタL0、交流電源ACの経路に流れる電流はゼロであり、共振用インダクタLの磁気エネルギにより、共振用インダクタL、共振用コンデンサC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、コンデンサC0、スイッチング素子Q4の寄生ダイオード、共振用インダクタLの経路で図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。そして、時間経過とともにチョッパ用インダクタL0に流れる電流が増加し、共振用インダクタLより供給される電流とチョッパ用インダクタL0に流れる電流との差分がスイッチング素子Q1の寄生ダイオードを介して流れる。
【0048】
その後、時刻t12で、スイッチング素子Q1のドレイン・ソース間に電圧が生じ、スイッチング素子Q1の寄生ダイオードはオフし、チョッパ用インダクタL0に図3(n)に示すような逆起電圧が発生する。このため、チョッパ用インダクタL0と交流電源ACとを電源として、チョッパ用インダクタL0、交流電源AC、スイッチング素子Q1、コンデンサC0、ダイオードD2、チョッパ用インダクタL0の経路で電流が流れてコンデンサC0が充電されるとともに、共振用インダクタLの磁気エネルギより、共振用インダクタL、共振用コンデンサC、交流電源AC、チョッパ用インダクタL0、ダイオードD1、コンデンサC0、スイッチング素子Q4の寄生ダイオード、共振用インダクタLの経路で放電灯FLのフィラメントに図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。そして、共振用インダクタLの磁気エネルギが放出された直後は、共振用コンデンサCを電源として、共振用コンデンサC、共振用インダクタL、スイッチング素子Q4、スイッチング素子Q2の寄生ダイオード、共振用インダクタL、共振用コンデンサCの経路で放電灯FLのフィラメントに図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0049】
その後、時刻t13で、チョッパ用インダクタL0の磁気エネルギが放出されてしまい、図3(n)に示すようにチョッパ用インダクタL0の両端電圧VL0がゼロとなり、入力電流Iinがゼロとなる。一方、放電灯FLのフィラメントには、共振用コンデンサCを電源として、共振用コンデンサC、共振用インダクタL、スイッチング素子Q4、スイッチング素子Q2の寄生ダイオード、共振用コンデンサCの経路で図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0050】
その後、時刻t14で、制御回路10からの制御信号S2,S3が図3(b),(c)に示すようにハイレベルになり、制御信号S4が図3(d)に示すようにローレベルになると、スイッチング素子Q2,Q3がオンし、スイッチング素子Q4がオフする。すると、共振用インダクタLに蓄積されたエネルギにより、共振用インダクタL、スイッチング素子Q3の寄生ダイオード、コンデンサC0、スイッチング素子Q2の寄生ダイオード、共振用コンデンサC、共振用インダクタLの経路で、放電灯FLのフィラメントに図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。その後、共振用インダクタLの磁気エネルギがゼロとなると、コンデンサC0を電源とし、コンデンサC0,スイッチング素子Q3、共振用インダクタL、共振用コンデンサC、スイッチング素子Q2、コンデンサC0の経路で放電灯FLのフィラメントに図3(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0051】
その後、時刻t15になると時刻t11になったときと同様の動作を行う。
【0052】
次に、期間T4の回路動作について図3を参照しながら説明するが、期間T4は入力電流Iinの向きが負の向きである。時刻t16〜t20の回路動作は基本的に時刻t11〜t15の回路動作と同様であり、交流電源ACの電圧値(絶対値)が期間T3と比較して高いので、各素子に流れる電流値が相違するだけである。
【0053】
しかして、本実施形態の放電灯点灯装置では、先行予熱期間には、放電灯FLの定格点灯時に交流電源ACの半サイクルのいずれかにチョッパ兼用のスイッチング素子として機能するスイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2のスイッチング動作を停止させているので、先行予熱期間に放電灯FLのフィラメントに予熱のためのフィラメント電流を供給し、且つ、4つのスイッチング素子Q1〜Q4を全てオンオフさせる場合に比べてコンデンサC0の両端電圧VDCの上昇を抑制することができる。
【0054】
要するに、本実施形態の放電灯点灯装置では、制御回路10が、先行予熱期間において、交流電源ACの半サイクル毎にスイッチング素子Q1もしくはスイッチング素子Q2の一方のスイッチング動作を停止させているので、スイッチング素子Q1もしくはスイッチング素子Q2の他方とスイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4とのスイッチング周波数(以下、先行予熱期間におけるスイッチング周波数を予熱周波数と称す)を、放電灯FLの点灯時の各スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数(以下、点灯時におけるスイッチング周波数を点灯周波数と称す)と比較して大きく変化させることなくフィラメントに充分な予熱電流を供給することができるとともにコンデンサC0の両端電圧VDCの上昇を抑制することができる。
【0055】
ところで、本実施形態において制御回路10は、先行予熱期間終了時まで上述のように4つのスイッチング素子Q1〜Q4のうちの3つ(スイッチング素子Q1,Q3,Q4の組み合わせもしくはスイッチング素子Q2,Q3,Q4の組み合わせ)を予熱周波数で制御し、先行予熱期間終了後に、4つのスイッチング素子Q1〜Q4をオンオフさせ、その後、4つのスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数を点灯周波数まで移行させる。しかして、予熱期間終了後、放電灯FLのフィラメントに充分なフィラメント電流を供給するとともに放電灯FL両端に放電灯FLの始動を可能とする始動電圧を供給し、放電灯FLを点灯させることができる。なお、放電灯FLの始動期間における回路動作は基本的には従来例で説明した定格点灯時の動作と同様なので説明は省略する。
【0056】
しかして、本実施形態の放電灯点灯装置では、先行予熱期間終了後は、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子Q1,Q2が対角位置にあるスイッチング素子Q4,Q3に同期してオンオフされ、その後、放電灯FLが点灯する周波数まで移行されるから、始動時に十分な始動電圧を供給することができ、低温始動時にもフィラメントにストレスを与えることなく始動することができる。
【0057】
(実施形態2)
本実施形態の放電灯点灯装置の回路構成は実施形態1に示した図1と同じなので図示および説明を省略する。また、本実施形態の放電灯点灯装置の回路動作も先行予熱期間および定格点灯時の動作は実施形態1と同じであり、先行予熱期間終了後の動作に特徴がある。
【0058】
本実施形態における制御回路10は、先行予熱期間終了後に、上記停止させたチョッパ兼用のスイッチング素子Q1,Q2の一方以外の3つのスイッチング素子(スイッチング素子Q2,Q3,Q4の組み合わせもしくはスイッチング素子Q1,Q3,Q4の組み合わせ)のスイッチング周波数を点灯周波数まで移行し、その後、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子Q1,Q2を対角位置にあるスイッチング素子Q4,Q3に同期させてオンオフさせて放電灯FLを始動させる点に特徴がある。
【0059】
しかして、本実施形態の放電灯点灯装置でも、実施形態1と同様に先行予熱期間には上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子Q1,Q2の各一方のスイッチング動作が交流電源ACの半サイクル毎に停止されるので、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサC0の両端電圧VDCの上昇を抑制することができる。また、本実施形態の放電灯点灯装置では、先行予熱期間終了後は、上記停止させたチョッパ兼用のスイッチング素子Q1,Q2以外の3つのスイッチング素子(スイッチング素子Q2,Q3,Q4の組み合わせもしくはスイッチング素子Q1,Q3,Q4の組み合わせ)の周波数が点灯周波数まで移行され、その後、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子Q1,Q2が対角位置にあるスイッチング素子Q4,Q3に同期してオンオフされるから、始動前の放電灯FLの両端電圧の上昇を抑制でき且つ始動時に十分な始動電圧を供給することができる。
【0060】
(実施形態3)
本実施形態の放電灯点灯装置の基本回路構成は実施形態1で説明した図1とほぼ同じであり、図4に示すように、交流電源ACとチョッパ用インダクタL0が挿入される位置と交流電源ACの出力を整流するダイオードブリッジDBを備えている点が相違する。ここにおいて、本実施形態では、ダイオードブリッジDBの入力端間に交流電源ACが接続され、ダイオードブリッジDBの出力端間がチョッパ用インダクタL0を介してスイッチング素子Q2の両端間に接続されている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0061】
以下、本実施形態の放電灯点灯装置の先行予熱期間における回路動作について図5および図6を参照しながら説明する。図5は図4に示した回路の各部の動作波形であり、(a)は交流電源ACの電圧Vac波形、(b)は交流電源ACの入力電流Iin波形、(c)はスイッチング素子Q1の電流IQ1波形、(d)はスイッチング素子Q2の電流IQ2波形、(e)はスイッチング素子Q3の電流IQ3波形、(f)はスイッチング素子Q4の電流IQ4波形、(g)は共振用コンデンサCに流れるフィラメント電流If波形、(h)は放電灯FLのランプ電流Ila波形を示す。図5(a),(b),(g)から分かるように、高周波の入力電流Iinおよび高周波のフィラメント電流Ifが交流電源ACの全区間にわたって流れる。
【0062】
一方、図6は図5をより詳細に説明するため図であって、交流電源ACの電圧Vacの絶対値が低い期間(谷部)T1および電圧Vacの絶対値が高い期間(山部)T2における各部の動作波形を示し、(a)は制御回路10から出力される制御信号S1、(b)は制御回路10から出力される制御信号S2、(c)は制御回路から出力される制御信号S3、(d)は制御回路10から出力される制御信号S4、(e)は交流電源ACの入力電流Iin波形、(f)はスイッチング素子Q1の電流IQ1波形、(g)はスイッチング素子Q2の電流IQ2波形、(h)はスイッチング素子Q3の電流IQ3波形、(i)はスイッチング素子Q4の電流IQ4波形、(j)はコンデンサC0に流れる電流IC0、(k)は共振用コンデンサCに流れるフィラメント電流If波形、(n)はチョッパ用インダクタL0の両端電圧VL0波形、(o)は共振用インダクタLの両端電圧VL波形、(p)は共振用コンデンサCの両端電圧VC波形を示す。
【0063】
ところで、本実施形態の放電灯点灯装置も実施形態1と同様に制御回路10が、先行予熱期間には、定格点灯時にチョッパ兼用のスイッチング素子として機能するスイッチング素子のスイッチング動作を停止させる点に特徴がある。なお、本実施形態では、定格点灯時において交流電源ACの正の半サイクルおよび負の半サイクルのいずれもスイッチング素子Q2がチョッパ兼用のスイッチング素子として機能する。
【0064】
時刻t1で、制御回路10からの制御信号S3が図6(c)に示すようにハイレベルになり、制御信号S1,S4が図6(a),(d)に示すようにローレベルになると、スイッチング素子Q3がオンし、スイッチング素子Q1,Q4がオフする。このとき、時刻t1直前は、図6(n)に示すようにチョッパ用インダクタL0の両端電圧VL0がゼロであり且つ図6(e)に示すように入力電流Iinがゼロなので、スイッチング素子Q2のドレイン・ソース間が同電位となるように、チョッパ用インダクタL0に図6(n)に示すような逆起電圧が生じ、スイッチング素子Q2の寄生ダイオードはオンする。しかし、時刻t1直後は、交流電源AC、ダイオードブリッジDBの高電位側の出力端、チョッパ用インダクタL0、ダイオードブリッジDBの低電位側の出力端、交流電源ACの経路に流れる電流はゼロであり、共振用インダクタLの磁気エネルギにより、共振用インダクタL、スイッチング素子Q3の寄生ダイオード、コンデンサC0、スイッチング素子Q2の寄生ダイオード、共振用コンデンサC、共振用インダクタLの経路で図6(k)に示すようなフィラメント電流が流れる。そして、時間経過とともにチョッパ用インダクタL0に流れる電流が増加し、共振用インダクタLより供給される電流とチョッパ用インダクタL0に流れる電流との差分がスイッチング素子Q2の寄生ダイオードを介して流れる。
【0065】
その後、時刻t2で、スイッチング素子Q2のドレイン・ソース間に電圧が生じ、スイッチング素子Q2の寄生ダイオードはオフし、チョッパ用インダクタL0に図6(n)に示すような逆起電圧が発生する。このため、交流電源ACとチョッパ用インダクタL0とを電源として、交流電源AC、ダイオードブリッジDBの高電位側の出力端、チョッパ用インダクタL0、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、コンデンサC0、ダイオードブリッジDBの低電位側の出力端、交流電源ACの経路で電流が流れコンデンサC0が充電されるとともに、共振用インダクタLの磁気エネルギより、共振用インダクタL、スイッチング素子Q3の寄生ダイオード、コンデンサC0、ダイオードブリッジDBの低電位側の出力端、交流電源AC、ダイオードブリッジDBの高電位側の出力端、チョッパ用インダクタL0、共振用コンデンサC、共振用インダクタLの経路で放電灯FLのフィラメントに図6(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。そして、共振用インダクタLの磁気エネルギが放出された直後は、共振用コンデンサCを電源として、共振用コンデンサC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、スイッチング素子Q3、共振用インダクタL、共振用コンデンサCの経路で放電灯FLのフィラメントに図6(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0066】
その後、時刻t3で、チョッパ用インダクタL0の磁気エネルギが放出され、図6(n)に示すようにチョッパ用インダクタL0の両端電圧VL0がゼロとなり、入力電流Iinがゼロとなる。一方、放電灯FLのフィラメントには、共振用コンデンサCを電源として、共振用コンデンサC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、スイッチング素子Q3、共振用インダクタL、共振用コンデンサCの経路で図6(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0067】
その後、時刻t4で、制御回路10からの制御信号S3が図6(c)に示すようにローレベルになり、制御信号S1,S4が図6(a),(d)に示すようにハイレベルになると、スイッチング素子Q3がオフし、スイッチング素子Q1,Q4がオンする。すると、共振用インダクタLに蓄積されたエネルギにより、共振用インダクタL、共振用コンデンサC、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、コンデンサC0、スイッチング素子Q4の寄生ダイオード、共振用インダクタLの経路で、放電灯FLのフィラメントに図6(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。その後、共振用インダクタLの磁気エネルギがゼロとなると、コンデンサC0を電源とし、コンデンサC0、スイッチング素子Q1、共振用コンデンサC、共振用インダクタL、スイッチング素子Q4、コンデンサC0の経路で放電灯FLのフィラメントに図6(k)に示すようなフィラメント電流Ifが流れる。
【0068】
その後、時刻t5になると時刻t1になったときと同様の動作を行う。
【0069】
次に、期間T2の回路動作について図6を参照しながら説明するが、期間T2は入力電流Iinの向きが正の向きである。時刻t6〜t10の回路動作は、基本的に時刻t1〜t5の回路動作と同様であり、交流電源ACの電圧値が期間T1と比較して高いので、各素子に流れる電流値が相違するだけである。
【0070】
また、本実施形態では、定格点灯時にスイッチング素子Q2が交流電源ACの1周期にわたってチョッパ兼用のスイッチング素子として機能するので、先行予熱期間には、交流電源ACから流れる入力電流Iinの向きが負の向きとなる期間T3,T4(図5参照)においてもスイッチング素子Q2のスイッチング動作が停止され、期間T3,T4の回路動作と期間T1,T2の回路動作は同様になる。
【0071】
しかして、本実施形態の放電灯点灯装置では、放電灯FLの定格点灯時にチョッパ兼用のスイッチング素子として機能するスイッチング素子Q2のスイッチング動作を先行予熱期間に停止させているので、先行予熱期間に放電灯FLのフィラメントに予熱のためのフィラメント電流Ifを供給し、且つ、4つのスイッチング素子Q1〜Q4を全てオンオフさせる場合に比べてコンデンサC0の両端電圧VDCの上昇を抑制することができる。
【0072】
要するに、本実施形態の放電灯点灯装置では、制御回路10が、先行予熱期間において、スイッチング素子Q2のスイッチング動作を停止させているので、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4との予熱周波数を、放電灯FLの点灯時の各スイッチング素子Q1〜Q4の点灯周波数と比較して大きく変化させることなくフィラメントに充分な予熱電流を供給することができるとともにコンデンサC0の両端電圧VDCの上昇を抑制することができる。
【0073】
ところで、本実施形態において制御回路10は、先行予熱期間終了時まで上述のように4つのスイッチング素子Q1〜Q4のうちの3つのスイッチング素子Q1,Q3,Q4を予熱周波数で制御し、先行予熱期間終了後に、4つのスイッチング素子Q1〜Q4をオンオフさせ、その後、4つのスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数を点灯周波数まで移行させる。しかして、先行予熱期間終了後、放電灯FLのフィラメントに充分なフィラメント電流を供給するとともに放電灯FL両端に放電灯FLの始動を可能とする始動電圧を供給し、放電灯FLを点灯させることができる。なお、放電灯FLの始動期間における回路動作は基本的には従来例で説明した定格点灯時の動作と同様なので説明は省略する。
【0074】
しかして、本実施形態の放電灯点灯装置では、先行予熱期間終了後は、チョッパ兼用のスイッチング素子Q2が対角位置にあるスイッチング素子Q3に同期してオンオフされ、その後、放電灯FLが点灯する周波数まで移行されるから、始動時に十分な始動電圧を供給することができ、低温始動時にもフィラメントにストレスを与えることなく始動することができる。
【0075】
また、本実施形態の放電灯点灯装置では、放電灯FLを安定点灯するとともに入力電流歪を抑制することができる。
【0076】
(実施形態4)
本実施形態の放電灯点灯装置の回路構成は実施形態3に示した図4と同じなので図示および説明を省略する。また、本実施形態の放電灯点灯装置の回路動作も先行予熱期間および定格点灯時の動作は実施形態3と同じであり、先行予熱期間終了後の動作に特徴がある。
【0077】
本実施形態における制御回路10は、先行予熱期間終了後に、上記停止させたチョッパ兼用のスイッチング素子Q2以外のスイッチング素子Q1,Q3、Q4のスイッチング周波数を点灯周波数まで移行し、その後、上記チョッパ兼用のスイッチング素子Q2を対角位置にあるスイッチング素子Q3に同期させてオンオフさせて放電灯FLを始動させる点に特徴がある。
【0078】
しかして、本実施形態の放電灯点灯装置でも、実施形態3と同様に先行予熱期間には上記チョッパ兼用のスイッチング素子Q2のスイッチング動作が停止されるので、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサC0の両端電圧VDCの上昇を抑制することができる。また、本実施形態の放電灯点灯装置では、先行予熱期間終了後は、上記停止させたチョッパ兼用のスイッチング素子Q2以外の3つのスイッチング素子Q1,Q3,Q4の周波数が点灯周波数まで移行され、その後、上記チョッパ兼用のスイッチング素子Q2が対角位置にあるスイッチング素子Q3に同期してオンオフされるから、始動前の放電灯FLの両端電圧の上昇を抑制でき且つ始動時に十分な始動電圧を供給することができる。
【0079】
(実施形態5)
本実施形態の放電灯点灯装置の基本回路構成は実施形態1で説明した図1と略同じであり、図7に示すように、交流電源ACとチョッパ用インダクタL0との間に、コンデンサC3、コンデンサC4、トランスT、インダクタ2から構成される入力フィルタ回路2を挿入した点に特徴がある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0080】
本実施形態の放電灯点灯装置の回路動作は実施形態1または実施形態2と同様であるが、上述の入力フィルタ回路2を設けたことにより、先行予熱期間および定格点灯時の入力電流Iinをほぼ正弦波に近づけることができる。
【0081】
(実施形態6)
本実施形態の放電灯点灯装置の基本回路構成は実施形態3で説明した図4と略同じであり、図8に示すように、交流電源ACとダイオードブリッジDBとの間に、コンデンサC3、コンデンサC4、トランスT、インダクタL2から構成される入力フィルタ回路2を挿入した点に特徴がある。なお、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0082】
本実施形態の放電灯点灯装置の回路動作は実施形態3または実施形態4と同様であるが、上述の入力フィルタ回路2を設けたことにより、先行予熱期間および定格点灯時の入力電流Iinをほぼ正弦波に近づけることができる。
【0083】
【発明の効果】
請求項1の発明は、直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のチョッパ兼用のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、両チョッパ兼用のスイッチング素子同士の接続点と第3の直列回路の両ダイオード同士の接続点との間に挿入される交流電源とチョッパ用インダクタとの第4の直列回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子の各一方のスイッチング動作を交流電源の半サイクル毎に停止させ、先行予熱期間終了後に、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせ、その後、放電灯が点灯する周波数まで移行させるので、共振用コンデンサの両端にフィラメントの非電源側端が接続された放電灯の先行予熱期間には上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子の各一方のスイッチング動作が交流電源の半サイクル毎に停止されるから、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサの両端電圧の上昇を抑制することができ、また、先行予熱期間終了後は、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子が対角位置にあるスイッチング素子に同期してオンオフされ、その後、放電灯が点灯する周波数まで移行されるから、始動時に十分な始動電圧を供給することができ、低温始動時にもフィラメントにストレスを与えることなく始動することができるという効果がある。
【0084】
請求項2の発明は、直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のチョッパ兼用のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、両チョッパ兼用のスイッチング素子同士の接続点と第3の直列回路の両ダイオード同士の接続点との間に挿入される交流電源とチョッパ用インダクタとの第4の直列回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子の各一方のスイッチング動作を交流電源の半サイクル毎に停止させ、先行予熱期間後に、上記停止させたチョッパ兼用のスイッチング素子以外の3つのスイッチング素子の周波数をランプ点灯周波数まで移行し、その後、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせるので、共振用コンデンサの両端にフィラメントの非電源側端が接続された放電灯の先行予熱期間には上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子の各一方のスイッチング動作が交流電源の半サイクル毎に停止されるから、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサの両端電圧の上昇を抑制することができ、また、先行予熱期間終了後は、上記停止させたチョッパ兼用のスイッチング素子以外の3つのスイッチング素子の周波数がランプ点灯周波数まで移行され、その後、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子が対角位置にあるスイッチング素子に同期してオンオフされるから、始動前の放電灯の両端電圧の上昇を抑制でき且つ始動時に十分な始動電圧を供給することができるという効果がある。
【0085】
請求項3の発明は、直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、入力端間に交流電源が接続され出力端間がチョッパ用インダクタを介して上記スイッチング素子のいずれか一つの両端間に接続され交流電源を整流する整流回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、放電灯点灯時にチョッパ用インダクタとともにチョッパ動作に関係するスイッチング素子のスイッチング動作を停止させ、先行予熱期間終了後に、上記スイッチング動作を停止させていたスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせ、その後、放電灯が点灯する周波数まで移行させるので、共振用コンデンサの両端にフィラメントの非電源側端が接続された放電灯の先行予熱期間には放電灯点灯時にチョッパ用インダクタとともにチョッパ動作に関係するスイッチング素子のスイッチング動作が停止されるから、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサの両端電圧の上昇を抑制することができ、また、先行予熱期間終了後は、上記スイッチング動作が停止されていたスイッチング素子が対角位置にあるスイッチング素子に同期してオンオフされ、その後、放電灯が点灯する周波数まで移行されるから、始動時に十分な始動電圧を供給することができ、低温始動時にもフィラメントにストレスを与えることなく始動することができるという効果がある。
【0086】
請求項4の発明は、直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、入力端間に交流電源が接続され出力端間がチョッパ用インダクタを介して上記スイッチング素子のいずれか一つの両端間に接続され交流電源を整流する整流回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、放電灯点灯時にチョッパ用インダクタとともにチョッパ動作に関係するスイッチング素子のスイッチング動作を停止させ、先行予熱期間後に、上記停止させたスイッチング素子以外の3つのスイッチング素子の周波数をランプ点灯周波数まで移行し、その後、上記停止させたスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせるので、共振用コンデンサの両端にフィラメントの非電源側端が接続された放電灯の先行予熱期間には放電灯点灯時にチョッパ用インダクタとともにチョッパ動作に関係するスイッチング素子のスイッチング動作が停止されるから、先行予熱期間に十分なフィラメント電流を供給でき且つ直流電源となるコンデンサの両端電圧の上昇を抑制することができ、また、先行予熱期間終了後は、上記停止させたスイッチング素子以外の3つのスイッチング素子の周波数がランプ点灯周波数まで移行され、その後、上記停止させたスイッチング素子が対角位置にあるスイッチング素子に同期してオンオフされるから、始動前の放電灯の両端電圧の上昇を抑制でき且つ始動時に十分な始動電圧を供給することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】実施形態3を示す回路図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】実施形態5を示す回路図である。
【図8】実施形態6を示す回路図である。
【図9】従来例を示す回路図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 負荷回路
10 制御回路
AC 交流電源
C 共振用コンデンサ
C0 コンデンサ
D1,D2 ダイオード
L 共振用インダクタ
L0 チョッパ用インダクタ
FL 放電灯
Q1〜Q4 スイッチング素子

Claims (4)

  1. 直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のチョッパ兼用のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、両チョッパ兼用のスイッチング素子同士の接続点と第3の直列回路の両ダイオード同士の接続点との間に挿入される交流電源とチョッパ用インダクタとの第4の直列回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子の各一方のスイッチング動作を交流電源の半サイクル毎に停止させ、先行予熱期間終了後に、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせ、その後、放電灯が点灯する周波数まで移行させること特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のチョッパ兼用のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、両チョッパ兼用のスイッチング素子同士の接続点と第3の直列回路の両ダイオード同士の接続点との間に挿入される交流電源とチョッパ用インダクタとの第4の直列回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子の各一方のスイッチング動作を交流電源の半サイクル毎に停止させ、先行予熱期間後に、上記停止させたチョッパ兼用のスイッチング素子以外の3つのスイッチング素子の周波数をランプ点灯周波数まで移行し、その後、上記一対のチョッパ兼用のスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせることを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、入力端間に交流電源が接続され出力端間がチョッパ用インダクタを介して上記スイッチング素子のいずれか一つの両端間に接続され交流電源を整流する整流回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、放電灯点灯時にチョッパ用インダクタとともにチョッパ動作に関係するスイッチング素子のスイッチング動作を停止させ、先行予熱期間終了後に、上記スイッチング動作を停止させていたスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせ、その後、放電灯が点灯する周波数まで移行させること特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 直流電源となるコンデンサと、該コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第1の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され互いに逆並列接続されたダイオードを有する一対のスイッチング素子が直列接続された第2の直列回路と、前記コンデンサの両端間に接続され一対のダイオードが直列接続された第3の直列回路と、共振用インダクタと共振用コンデンサとからなる直列LC共振回路を含み共振用コンデンサの両端に放電灯のフィラメントの非電源側端が接続される負荷回路であって各直列接続された両スイッチング素子の接続点間に接続された負荷回路と、入力端間に交流電源が接続され出力端間がチョッパ用インダクタを介して上記スイッチング素子のいずれか一つの両端間に接続され交流電源を整流する整流回路と、放電灯点灯時には上記4つのスイッチング素子のうち対角位置にあるスイッチング素子を同時にオンし且つ各直列接続されたスイッチング素子同士を交互にオンオフするように各スイッチング素子を制御する制御回路とを備え、制御回路は、少なくともフィラメントの先行予熱期間には、放電灯点灯時にチョッパ用インダクタとともにチョッパ動作に関係するスイッチング素子のスイッチング動作を停止させ、先行予熱期間後に、上記停止させたスイッチング素子以外の3つのスイッチング素子の周波数をランプ点灯周波数まで移行し、その後、上記停止させたスイッチング素子を対角位置にあるスイッチング素子に同期させてオンオフさせることを特徴とする放電灯点灯装置。
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