JP3965790B2 - 車両用前部構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、車両用前部構造に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
車両の前部は、車両の衝突時(正突時)に車両への衝突力の入力部位となることから、衝突時における車両あるいは車両装備品等の保護の観点から、該車両前部にはバンパーが備えられている。
【0004】
ところが、近年、車両においては、衝突時における安全性に関する意識の高まりから、車両側が保護対象であることを前提とする従来の考えを見直し、衝突対象の保護に着目した車両衝突時の安全対策が提案されている。
【0005】
例えば、実開平4−16068号公報には、車両の衝突対象が歩行者である場合において、その歩行者の安全性を確保するという観点から、車両前部に配置され衝突力の入力部位となるバンパーを、従来よりも低剛性構造とし、車両と歩行者との衝突時に該歩行者が受けるダメージを軽減する思想が開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上掲公知例の如く、予め衝突対象が歩行者であることを想定してバンパーの剛性を低く設定したものにおいては、歩行者が衝突対象となった場合には所期の目的を達成できるものの、衝突対象が歩行者ではなく、例えば他の車両とか構造物であるような場合には、上記バンパーが低剛性であるが故に、該バンパーの本来的な機能、即ち、当該車両における衝突性能が十分に発揮できないということになる。
【0007】
そこで本願発明は、衝突対象が歩行者である場合における歩行者の保護性能と衝突対象が歩行者以外である場合における車両の衝突性能との両立を図り得るようにした車両用前部構造を提案することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【0009】
本願の第1の発明では、車両前部への衝突対象が歩行者か否かを認識する衝突対象認識手段と、衝突時における車両前部の剛性を可変とする剛性可変手段と、車両前部の剛性を、衝突対象が歩行者である時には該衝突対象が歩行者でない時よりも低くするように上記剛性可変手段を衝突対象に対応して制御する制御手段とを備えた車両用前部構造であって、
上記車両前部に備えられたバンパーはその前面側を形成するとともに車幅方向両端寄り位置でそれぞれ支持材を介して車両側に固定されたバンパーアウターと、上記一対の支持材間に配置可能な長さを有しかつ上記バンパーアウターよりも車両後方側に配置されて該バンパーアウターに対して接離可能とされたバンパーインナと、を備える一方、
上記剛性可変手段は、上記バンパーインナを上記バンパーアウターから車両後方側に離間した第1位置に設定することで衝突時における上記バンパーの剛性を低くする一方、上記バンパーインナを上記バンパーアウターに当接又は近接する第2位置に設定することで上記バンパーの剛性を高くするように構成されていることを特徴としている。
【0010】
本願の第2の発明では、上記第1の発明にかかる車両用前部構造において、上記バンパーインナを、通常時には上記第2位置に設定保持することを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本願発明ではかかる構成とすることにより次のような効果が得られる。
【0012】
(1) 本願の第1の発明にかかる車両用前部構造によれば、車両前部への衝突対象に対応して、該衝突対象が歩行者である場合には車両前部の剛性(即ち、衝突力の入力部位の剛性)が低く設定され、また、該衝突対象が歩行者でない場合(例えば、他の車両等である場合)には車両前部の剛性が高く設定される。このため、衝突対象が歩行者であって該歩行者を衝突の衝撃から保護する必要がある場合には、車両前部の剛性が低く設定されこれが潰れ変形し易い状態であることから、例え歩行者が上記バンパーに衝突したとしても該歩行者が実際に車両前部から受ける衝撃力は小さく、該歩行者の保護が図られることになる。これに対して、衝突対象が歩行者でない場合には、車両前部の剛性が高く設定され潰れ変形しにくい状態であることから、例え車両前部が他の車両等に衝突したとしても、当該車両側における衝突性能が良好に維持され、当該車両等の保護が図られるものである。
【0013】
従って、この発明にかかる車両用前部構造によれば、衝突対象が歩行者であっても歩行者以外のものであっても、その衝突対象に応じて車両前部の剛性が設定されることで、対歩行者衝突時における歩行者保護性能と、対車両等衝突時における車両保護性能との両立が実現され、例えばこれら両性能のいずれか一方に重点をおいた従来の安全対策に比して、車両の安全性能が一段と向上するものである。
【0014】
また、上記バンパーはその前面側を形成するとともに車幅方向両端寄り位置でそれぞれ支持材を介して車両側に固定されたバンパーアウターと、上記一対の支持材間に配置可能な長さを有しかつ上記バンパーアウターよりも車両後方側に配置されて該バンパーアウターに対して接離可能とされたバンパーインナとで構成するとともに、上記剛性可変手段を、上記バンパーインナを上記バンパーアウターから車両後方側に離間した第1位置に設定することで衝突時における上記バンパーの剛性を低くする一方、上記バンパーインナを上記バンパーアウターに当接又は近接する第2位置に設定することで上記バンパーの剛性を高くするように構成している。
【0015】
このため、衝突対象が歩行者である場合には上記バンパーインナが第1位置に設定されて上記バンパーの剛性が低くなる一方、衝突対象が歩行者以外の他の車両等である場合には、上記バンパーインナが第2位置に設定されて上記バンパーの剛性が高くなる。この結果、上記第1の発明にかかる車両用前部構造の場合と同様に、対歩行者衝突時における歩行者保護性能と、対車両等衝突時における車両保護性能との両立が実現されるものである。
【0016】
(2) 本願の第2の発明にかかる車両用前部構造によれば、上記(1)に記載の効果が得られるのに加えて、次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明にかかる車両用前部構造では、上記バンパーインナを、通常時には上記第2位置に設定保持するようにしているので、衝突対象が歩行者であって上記バンパーインナが第2位置から第1位置へ変更される場合、上記バンパーインナの変位方向は、衝突により上記バンパーにかかる衝突力の作用方向と同方向となり、衝突初期に上記バンパーインナの変位力が衝突力に加重されることが確実に防止され、それだけ上記歩行者の保護性能が高められるものである。
【発明の実施の形態】
【0017】
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0018】
第1の実施形態
図1には、本願発明の第1の実施形態にかかる前部構造を備えた車両1が示されている。上記車両1は、その前部1aに後述のバンパー2を備えている。
【0019】
上記バンパー2は、図2〜図5に示すように、該バンパー2の前面側を形成するバンパーアウター11と、該バンパーアウター11の内面側、即ち、車両後方側に配置されたバンパーインナ12とからなる分割構造とされている。
【0020】
上記バンパーアウター11は、車両後方側に開口する略「コ」字状の断面形状をもち、且つ車幅方向の全長に跨がる長さをもつ構造体であって、その長さ方向の両端寄り位置が、それぞれ支持材5,5を介して上記車両1側のサイドフレーム3,3(特許請求の範囲中の「車両側部材」に該当する)の前面側に延出状態で支持されることで上記車両1側に固定されている。
【0021】
上記バンパーインナ12は、上記バンパーアウター11の内面側に密接状態で嵌合可能な略「コ」字状の断面形状を有するとともに、上記バンパーアウター11を支持する上記左右一対の支持材5,5間に配置可能な長さをもつ構造体で構成される。そして、このバンパーインナ12は、その長さ方向の両端部にそれぞれ設けられた次述する左右一対の駆動アクチュエータ6,6により上記サイドフレーム3,3の前面側に、進退可能に取り付けられている。
【0022】
上記駆動アクチュエータ6は、特許請求の範囲中の「剛性可変手段」に該当するものであって、上記バンパーインナ12を上記バンパーアウター11に接離する如く車両前後方向に進退駆動する、例えば油圧式のシリンダ機構で構成される。そして、上記バンパーインナ12は、上記駆動アクチュエータ6の伸縮状態においては、図2及び図4に示すように、上記バンパーアウター11の内面から車両後方側へ所定距離だけ離間した位置で位置保持される(以下、この時のバンパーインナ12の位置を「第1位置」という)。一方、上記駆動アクチュエータ6の伸長状態では、図3及び図5に示すように、上記バンパーインナ12は、上記バンパーアウター11側に前進され、該バンパーアウター11の内面側に略密接嵌合した位置で保持される(以下、この時のバンパーインナ12の位置を「第2位置」という)。尚、この駆動アクチュエータ6の作動は、後述するコントロールユニット20からの制御信号に基づいて制御される。また、上記駆動アクチュエータ6の「第1位置」又は「第2位置」での位置保持は、油圧系の方向制御弁(図示省略)の弁位置の保持によって実現される。
【0023】
一方、上記車両1には、該車両1の衝突の可能性を判断し且つその可能性の有無に応じて上記駆動アクチュエータ6,6の作動を制御するために、図1に示すように、車両前方の障害物を画像情報として取り込むためのカメラ21と、当該車両1とその前方の障害物との距離を計測するための超音波センサ22とが備えられている。
【0024】
上記コントロールユニット20は、図6に示すように、衝突時に上記駆動アクチュエータ6と共に、後述するようにブレーキアクチュエータ23と操舵アクチュエータ24をも同時に制御するためのものであって、上記カメラ21からの画像信号と上記超音波センサ22からの距離信号とが入力される。そして、該コントロールユニット20では、かかる入力信号を受けて、上記各アクチュエータ6,23,24の作動を制御する。以下、このコントロールユニット20による具体的な制御を、図7に示すフローチャートと共に、図2〜図5を参照して説明する。
【0025】
図5のフローチャートにおいて、制御開始後、先ずステップS1において上記カメラ21から上記車両1の前方側の状態を画像信号として取り込むと共に、ステップS2においてはその入力画像を分析して、現時点において車両1の前方側に障害物が存在しているかどうか、また障害物が存在している場合にはこの障害物が歩行者であるのか、歩行者以外の物、例えば他の車両とか定置の構造物等であるのかを判定する。さらに、ステップS3においては、上記超音波センサ22で上記車両1とその前方の障害物との距離を測定する。
【0026】
そして、ステップS4においては、車両1の前方の障害物の有無と、該障害物までの距離とに基づいて、衝突可能性、即ち、現在の車速及び進行方向がそのまま継続されるとした場合において車両1の障害物への衝突の可能性の度合いを演算にて求める。
【0027】
次に、ステップS5において、衝突可能性が予め設定した第1所定値よりも大きいかどうかを判定する。尚、この実施形態においては、この衝突可能性の判断基準となる所定値として、上記第1所定値の外に、後述する第2所定値(第2所定値>第1所定値)を設定している(ステップS7参照)。そして、上記第1所定値は、これを下回る時は現在の車速でそのまま進行しても衝突可能性はほとんど無いが、不意の衝突状況の発生(例えば、不意に横道から歩行者が飛び出してくるような状況)に備えるべき場合を示し、これを上回る時は現在の状況下において衝突可能性はあるものの制動操作と操舵操作によって衝突を回避できるような場合を示す。また、上記第2所定値は、これを下回る時は、事前の制動制御と操舵制御とにより直面する衝突の可能性は無くなったものの、不意の衝突状況の発生(例えば、不意に横道から歩行者が飛び出してくるような状況)に備えるべき場合を示し、これを上回る時は最早、事前の制動操作と操舵操作によっては衝突を回避できない場合を示す。
【0028】
従って、ステップS5での判定の結果、衝突可能性が第1所定値よりも低いと判断された場合には、現在の運転状態をそのまま継続しても障害物との衝突の可能性はほとんど無い場合であるので、そのままステップS10に移行し、上記バンパー2のバンパーインナ12を「第2位置」に設定し且つこれを保持する。このように上記バンパーインナ12が「第2位置」に設定されることで、該バンパーインナ12と上記バンパーアウター11とが一体化され、上記バンパー2全体としての剛性が高められており、不意の衝突状況の発生に備えることができ、しかも衝突対象が歩行者以外の他の車両等であってもこれに対処できる状態となっている。
【0029】
一方、ステップS5において、衝突可能性が第1所定値よりも高いと判断された場合には、さらにステップS6において、障害物との衝突を回避すべく、上記ブレーキアクチュエータ23による自動ブレーキ制御と操舵アクチュエータ24による操舵制御とが実行され、これにより直面する衝突が回避される。
【0030】
次に、ステップS7においては、一応、事前の自動ブレーキ制御と操舵制御との実行により先の衝突は回避されたものの、その後の車両1の進行に伴い、あるいは不意の歩行者の飛び出し等によって、上記第1所定値よりもさらに緊急度の高い衝突可能性が生じたかどうかが判断される。ここで、衝突可能性が第2所定値よりも低いと判断された場合、即ち、依然として直面する衝突の可能性は無いと判断される場合には、そのままステップS10に移行し、上記バンパー2のバンパーインナ12を「第2位置」に設定し且つこれを保持し、以後の不意の衝突状況の発生に備える。
【0031】
一方、衝突可能性が第2所定値よりも高いと判断された場合には、次にステップS8において、衝突対象の判定を行う。即ち、衝突対象が、衝突により大きなダメージを受け易い者、例えば、歩行者とか二輪車であるかどうかを判定する。ここで、衝突対象が歩行者とか二輪車以外、例えば他の車両とか定置構造物等であると判定された場合には、車両1の衝突性能を重視し、バンパーインナ12を「第2位置」に設定する(ステップS20)。従って、上記バンパー2の剛性が、上記バンパーアウター11とバンパーインナ12との一体化によって高められているので、上記車両1の前部に他の車両等が衝突してもこれに対して十分な衝突性能を発揮できる。
【0032】
これに対して、衝突対象が歩行者あるいは二輪車であると判定された場合には、これら交通弱者の保護性能を確保すべく、ステップS9において、上記バンパーインナ12を「第1位置」に設定する。このように、上記バンパーインナ12を「第1位置」に設定することで、該バンパーインナ12は上記バンパーアウター11との一体化状態から後退し、該バンパーアウター11と別体化される。従って、上記バンパー2はその剛性が低下し、例え該バンパー2に歩行者等が衝突したとしても、上記バンパーアウター11が比較的容易に潰れ変形し衝突力が効果的に吸収されることで、歩行者等に与えるダメージが軽減され、それだけ歩行者等の高い保護性能が実現されるものである。
【0033】
しかも、この場合、上記バンパー2においては、上記バンパーインナ12が、上記バンパーアウター11と一体化された「第1位置」から後退して「第2位置」に設定されることで、該バンパーインナ12の変位方向と衝突力の入力方向が同方向とされる。この結果、衝突初期に上記バンパーインナ12の変位力が衝突力に加重されることが確実に防止され、それだけ上記歩行者の保護性能がより一層確実となるものである。
【0034】
以上のように、この実施形態の車両用前部構造によれば、衝突対象が歩行者等であっても歩行者等以外のものであっても、その衝突対象に応じて上記バンパー2の剛性が変更設定されることで、対歩行者衝突時における歩行者保護性能と、対車両等衝突時における車両保護性能との両立が実現され、例えばこれら両性能のいずれか一方に重点をおいた従来の安全対策に比して、車両の安全性能が一段と向上するものである。
【0035】
第2の実施形態
図8には、本願発明の第2の実施形態にかかる前部構造を備えた車両の前部を示しており、同図において符号2は略「コ」字状の断面形状をもつ一体型のバンパー、3は車両側のサイドフレーム、4は上記バンパー2の内面側にこれと一体的に配置されたレインフォースメントである。そして、上記バンパー2は、上記レインフォースメント4の両端部をそれぞれ支持材5,5を介して上記各サイドフレーム3,3の先端に固定支持されている。尚、上記支持材5は、上記バンパー2への衝突力の入力によって容易に潰れ変形を生じるような比較的低剛性構造とされている。
【0036】
一方、上記バンパー2のレインフォースメント4と上記一対のサイドフレーム3,3との間には、次述の可変ダンパー7が配置されている(尚、この可変ダンパー7の車両1への配置状態については図1を参照)。この可変ダンパー7は、特許請求の範囲中の「剛性可変手段」に該当するものであって、例えば、絞り用のオリフィス(図示省略)を内蔵した液封シリンダで構成されるものであって、該オリフィスの開度(絞り量)に応じてその作動速度が変更可能とされる。そして、上記オリフィスの開度が拡大する程、その可変ダンパー7の作動速度が上昇し、該可変ダンパー7により支持された上記バンパー2にかかる衝突力に対する吸収性能が高められるものである。即ち、上記オリフィスの開度が拡大する程、上記バンパー2の剛性が低下するものである。
【0037】
尚、上記オリフィスの開度制御(即ち、上記可変ダンパー7の作動速度制御)は、後述のように、車両1の衝突の可能性の有無とか衝突対象に対応して行われるものであって、具体的には、図9に示すように、コントロールユニット20からの制御信号に基づいて実行される。
【0038】
上記コントロールユニット20は、図10に示すように、衝突時に、上記可変ダンパー7の作動速度制御と共に、ブレーキアクチュエータ23と操舵アクチュエータ24をも同時に制御するためのものであって、上記カメラ21からの画像信号と上記超音波センサ22からの距離信号とが入力される。そして、該コントロールユニット20では、かかる入力信号を受けて、上記可変ダンパー7と上記各アクチュエータ23,24の作動を制御する。以下、このコントロールユニット20による具体的な制御を、図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0039】
図10のフローチャートにおいて、制御開始後、先ずステップS21において上記カメラ21から上記車両1の前方側の状態を画像信号として取り込むと共に、ステップS22においてはその入力画像を分析して、現時点において車両1の前方側に障害物が存在しているかどうか、また障害物が存在している場合にはこの障害物が歩行者であるのか、歩行者以外の物、例えば他の車両とか定置の構造物等であるのかを判定する。さらに、ステップS23においては、上記超音波センサ22で上記車両1とその前方の障害物との距離を測定する。
【0040】
そして、ステップS24においては、車両1の前方の障害物の有無と、該障害物までの距離とに基づいて、衝突可能性、即ち、現在の車速及び進行方向がそのまま継続されるとした場合において車両1の障害物への衝突の可能性の度合いを演算にて求める。
【0041】
次に、ステップS25において、衝突可能性が予め設定した第1所定値よりも大きいかどうかを判定する。尚、この第1所定値及び次述の第2所定値の意味は、上記第1の実施形態の場合と同様であるので、当該説明を援用することで、ここでの説明は省略する。
【0042】
このステップS25での判定の結果、衝突可能性が第1所定値よりも低いと判断された場合には、現在の運転状態をそのまま継続しても障害物との衝突の可能性はほとんど無い場合であるので、そのままステップS30に移行し、上記可変ダンパー7のオリフィスを縮小させ、該可変ダンパー7の作動速度を低下させることで上記バンパー2の剛性を高める。この結果、上記バンパー2は、不意の衝突状況の発生に備えることができ、しかも衝突対象が歩行者以外の他の車両等であってもこれに対処できる状態となっている。
【0043】
一方、ステップS25において、衝突可能性が第1所定値よりも高いと判断された場合には、さらにステップS26において、障害物との衝突を回避すべく、上記ブレーキアクチュエータ23による自動ブレーキ制御と操舵アクチュエータ24による操舵制御とが実行され、これにより直面する衝突が回避される。
【0044】
次に、ステップS27においては、一応、事前の自動ブレーキ制御と操舵制御との実行により先の衝突は回避されたものの、その後の車両1の進行に伴い、あるいは不意の歩行者の飛び出し等によって、上記第1所定値よりもさらに緊急度の高い衝突可能性が生じたかどうかが判断される。ここで、衝突可能性が第2所定値よりも低いと判断された場合、即ち、依然として直面する衝突の可能性は無いと判断される場合には、そのままステップS30に移行し、上記可変ダンパー7のオリフィスを縮小させて上記バンパー2の剛性を高め、以後の不意の衝突状況の発生に備える。
【0045】
一方、衝突可能性が第2所定値よりも高いと判断された場合には、次にステップS28において、衝突対象の判定を行う。即ち、衝突対象が、衝突により大きなダメージを受け易い者、例えば、歩行者とか二輪車であるかどうかを判定する。ここで、衝突対象が歩行者とか二輪車以外、例えば他の車両とか定置構造物等であると判定された場合には、車両1の衝突性能を重視し、上記可変ダンパー7のオリフィスを縮小させる(ステップS30)。従って、上記バンパー2は高剛性に設定されるので、上記車両1の前部に他の車両等が衝突してもこれに対して十分な衝突性能を発揮できる。
【0046】
これに対して、衝突対象が歩行者あるいは二輪車であると判定された場合には、これら交通弱者の保護性能を確保すべく、ステップS29において、上記可変ダンパー7のオリフィスを拡大し、上記バンパー2を低剛性に設定する。この結果、例え上記バンパー2に歩行者等が衝突したとしても、該バンパー2は比較的容易に車両後方側へ変位し、該バンパー2にかかる衝突力を効果的に吸収することから、歩行者等に与えるダメージが軽減され、それだけ歩行者等の高い保護性能が実現されるものである。
【0047】
以上のように、この実施形態の車両用前部構造によれば、衝突対象が歩行者等であっても歩行者等以外のものであっても、その衝突対象に応じて上記バンパー2の剛性が上記可変ダンパー7のオリフィス制御を介して変更設定されることで、対歩行者衝突時における歩行者保護性能と、対車両等衝突時における車両保護性能との両立が実現され、例えばこれら両性能のいずれか一方に重点をおいた従来の安全対策に比して、車両の安全性能が一段と向上するものである。
【0048】
第3の実施形態
図11には、本願発明の第3の実施形態にかかる前部構造を備えた車両の前部を示しており、同図において符号2は略「コ」字状の断面形状をもつ一体型のバンパー、3は車両側のサイドフレーム、4は上記バンパー2の内面側にこれと一体的に配置されたレインフォースメントである。そして、上記バンパー2は、上記レインフォースメント4の両端部をそれぞれ支持材5,5を介して上記各サイドフレーム3,3の先端に固定支持されている。尚、上記支持材5は、上記バンパー2への衝突力の入力によって容易に潰れ変形を生じるような比較的低剛性構造とされている。
【0049】
一方、上記バンパー2のレインフォースメント4と上記一対のサイドフレーム3,3との間には、回動アクチュエータ9により回動駆動される次述のストッパー8が配置されている(尚、このストッパー8の車両1への配置状態については図1を参照)。このストッパー8は、上記回動アクチュエータ9と共に特許請求の範囲中の「剛性可変手段」を構成するものであって、その一端が支点軸10により上記レインフォースメント4側に回動自在に支持されている。そして、このストッパー8は、図11に実線図示するように、上記支点軸10から上記サイドフレーム3側に延出してその他端が該サイドフレーム3の先端面に近接対向する「第1設定位置」と、同図に鎖線図示(符号8′参照)するように上記支点軸10から車幅方向内側に傾斜延出してその他端が上記サイドフレーム3の先端面から外れた「第2設定位置」との間で選択的に位置設定可能とされる。
【0050】
そして、上記ストッパー8が「第1設定位置」に設定された状態では、衝突により上記バンパー2に衝突力が入力された場合、該衝突力の一部が上記ストッパー8によって支持され、それだけ上記支持材5に入力される衝突力が減じることで該支持材5の潰れ変形が比較的生じにくくなる。即ち、上記バンパー2は、衝突時における剛性が高く設定される。
【0051】
これに対して、上記ストッパー8が「第2設定位置」に設定された状態では、衝突により上記バンパー2に衝突力が入力された場合、上記ストッパー8はこの衝突力に対して何ら支持作用を発揮せず、該衝突力の全てが上記支持材5側に入力され且つ支持される。従って、該支持材5は、上記衝突力の入力によって比較的容易に潰れ変形を生じることになる。即ち、上記バンパー2は、衝突時における剛性が低く設定され、衝突力に対して高い吸収作用を発揮することになる。
【0052】
尚、上記ストッパー8の位置設定制御は、後述のように、車両1の衝突の可能性の有無とか衝突対象に対応して行われるものであって、具体的には、図12に示すように、コントロールユニット20からの制御信号に基づいて実行される。
【0053】
上記コントロールユニット20は、図12に示すように、衝突時に、上記回動アクチュエータ9による上記ストッパー8の位置設定制御と共に、ブレーキアクチュエータ23と操舵アクチュエータ24をも同時に制御するためのものであって、上記カメラ21からの画像信号と上記超音波センサ22からの距離信号とが入力される。そして、該コントロールユニット20では、かかる入力信号を受けて、上記回動アクチュエータ9と上記各アクチュエータ23,24の作動を制御する。以下、このコントロールユニット20による具体的な制御を、図13に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0054】
図13のフローチャートにおいて、制御開始後、先ずステップS31において上記カメラ21から上記車両1の前方側の状態を画像信号として取り込むと共に、ステップS32においてはその入力画像を分析して、現時点において車両1の前方側に障害物が存在しているかどうか、また障害物が存在している場合にはこの障害物が歩行者であるのか、歩行者以外の物、例えば他の車両とか定置の構造物等であるのかを判定する。さらに、ステップS33においては、上記超音波センサ22で上記車両1とその前方の障害物との距離を測定する。
【0055】
そして、ステップS34においては、車両1の前方の障害物の有無と、該障害物までの距離とに基づいて、衝突可能性、即ち、現在の車速及び進行方向がそのまま継続されるとした場合において車両1の障害物への衝突の可能性の度合いを演算にて求める。
【0056】
次に、ステップS35において、衝突可能性が予め設定した第1所定値よりも高いかどうかを判定する。尚、この第1所定値及び次述の第2所定値の意味は、上記第1の実施形態の場合と同様であるので、当該説明を援用することで、ここでの説明は省略する。
【0057】
このステップS35での判定の結果、衝突可能性が第1所定値よりも低いと判断された場合には、現在の運転状態をそのまま継続しても障害物との衝突の可能性はほとんど無い場合であるので、そのままステップS40に移行し、上記上記回動アクチュエータ9をして上記ストッパー8を「第1設定位置」に設定し、上記バンパー2の剛性を高める。この結果、上記バンパー2は、不意の衝突状況の発生に備えることができ、しかも衝突対象が歩行者以外の他の車両等であってもこれに対処できる状態となっている。
【0058】
一方、ステップS35において、衝突可能性が第1所定値よりも高いと判断された場合には、さらにステップS36において、障害物との衝突を回避すべく、上記ブレーキアクチュエータ23による自動ブレーキ制御と操舵アクチュエータ24による操舵制御とが実行され、これにより直面する衝突が回避される。
【0059】
次に、ステップS37においては、一応、事前の自動ブレーキ制御と操舵制御との実行により先の衝突は回避されたものの、その後の車両1の進行に伴い、あるいは不意の歩行者の飛び出し等によって、上記第1所定値よりもさらに緊急度の高い衝突可能性が生じたかどうかが判断される。ここで、衝突可能性が第2所定値よりも低いと判断された場合、即ち、依然として直面する衝突の可能性は無いと判断される場合には、そのままステップS40に移行し、上記回動アクチュエータ9をして上記ストッパー8を「第1設定位置」に設定し、上記バンパー2の剛性を高めて以後の不意の衝突状況の発生に備える。
【0060】
一方、衝突可能性が第2所定値よりも高いと判断された場合には、次にステップS38において、衝突対象の判定を行う。即ち、衝突対象が、衝突により大きなダメージを受け易い者、例えば、歩行者とか二輪車であるかどうかを判定する。ここで、衝突対象が歩行者とか二輪車以外、例えば他の車両とか定置構造物等であると判定された場合には、車両1の衝突性能を重視し、上記回動アクチュエータ9をして上記ストッパー8を「第1設定位置」に設定する(ステップS40)。この結果、上記バンパー2は高剛性に設定されるので、上記車両1の前部に他の車両等が衝突してもこれに対して十分な衝突性能を発揮できる。
【0061】
これに対して、衝突対象が歩行者あるいは二輪車であると判定された場合には、これら交通弱者の保護性能を確保すべく、ステップS39において、上記回動アクチュエータ9をして上記ストッパー8を「第2設定位置」に設定し、上記バンパー2を低剛性とする。この結果、例え上記バンパー2に歩行者等が衝突したとしても、該バンパー2は比較的容易に車両後方側へ変位し、該バンパー2にかかる衝突力を効果的に吸収することから、歩行者等に与えるダメージが軽減され、それだけ歩行者等の高い保護性能が実現されるものである。
【0062】
以上のように、この実施形態の車両用前部構造によれば、衝突対象が歩行者等であっても歩行者等以外のものであっても、その衝突対象に応じて上記バンパー2の剛性が上記ストッパー8の位置制御により変更設定されることで、対歩行者衝突時における歩行者保護性能と、対車両等衝突時における車両保護性能との両立が実現され、例えばこれら両性能のいずれか一方に重点をおいた従来の安全対策に比して、車両の安全性能が一段と向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の第1の実施形態にかかる前部構造を備えた車両の斜視図である。
【図2】 図1に示したバンパー部分の横断面図である。
【図3】 図2の状態変化図である。
【図4】 図2のIV−IV断面図である。
【図5】 図2のV−V断面図である。
【図6】 制御ブロック図である。
【図7】 制御フローチャート図である。
【図8】 本願発明の第2の実施形態にかかる前部構造を示す要部断面図である。
【図9】 制御ブロック図である。
【図10】 制御フローチャート図である。
【図11】 本願発明の第3の実施形態にかかる前部構造を示す要部断面図である。
【図12】 制御ブロック図である。
【図13】 制御フローチャート図である。
【符号の説明】
1は車両、2はバンパー、3はサイドフレーム、4はレインフォースメント、5は支持材、6は駆動アクチュエータ、7は可変ダンパー、8はストッパー、9は回動アクチュエータ、10は支点軸、11はバンパーアウター,12はバンパーインナ、20はコントロールユニット、21はカメラ、22は超音波センサ、23はブレーキアクチュエータ、24は操舵アクチュエータである。
Claims (2)
- 車両前部への衝突対象が歩行者か否かを認識する衝突対象認識手段と、衝突時における車両前部の剛性を可変とする剛性可変手段と、車両前部の剛性を、衝突対象が歩行者である時には該衝突対象が歩行者でない時よりも低くするように上記剛性可変手段を衝突対象に対応して制御する制御手段とを備えた車両用前部構造であって、
上記車両前部に備えられたバンパーはその前面側を形成するとともに車幅方向両端寄り位置でそれぞれ支持材を介して車両側に固定されたバンパーアウターと、上記一対の支持材間に配置可能な長さを有しかつ上記バンパーアウターよりも車両後方側に配置されて該バンパーアウターに対して接離可能とされたバンパーインナと、を備える一方、
上記剛性可変手段は、上記バンパーインナを上記バンパーアウターから車両後方側に離間した第1位置に設定することで衝突時における上記バンパーの剛性を低くする一方、上記バンパーインナを上記バンパーアウターに当接又は近接する第2位置に設定することで上記バンパーの剛性を高くするように構成されていることを特徴とする車両用前部構造。 - 請求項1において、
上記バンパーインナが、通常時には上記第2位置に設定保持されることを特徴とする車両用前部構造。
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