JP3965413B2 - 片手操作の文字入力機器 - Google Patents

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Description

本発明は、パソコンのキーボードとして、あるいは、小型の情報機器、携帯電話機などのキーボードとして使用される、ローマ字入力方式を応用した、片手用の、日本語および英文の入力機器に関する。
片手用のローマ字入力方式の日本語入力機器には、キー数を少なくし、同一キーを複数回打鍵して文字を得るものや、キー数を減らしてシフト方式で入力するものがある。また、携帯電話機のように、ローマ字方式でなく、仮名の行頭の文字(あ、か、さ、た…等)を複数回打鍵することで、少ないキー数で目的の字を得るようにしたものもある。これに関して、具体的には次の文献が存在する。
特許第3521870号公報(入力表示順に関し) 特許第3130882号公報(文字入力方法に関し) 特開2001−75708(ローマ字仮名入力に関し) 特開平11−134096(同上) 特開平10−207601(同上) 特開2001−265505(同上) 昭62−44285(同時打鍵に関し) 実用新案登録第3072312号(同上) 昭62−37405(同上)
片手入力機器のうち、日本語の入力において、同一キーを複数回打鍵して文字を得る方式のものは、打鍵回数が増えると、入力効率が低下し、快適な入力を得られない。市販されているローマ字方式の片手機器にしても、濁音の仮名では3打鍵、濁音の拗音は4打鍵と、打鍵数が多くなってしまうものもある。
また、英文入力より仮名入力を優先させているため、どうしても、英字の配列に無理が見られ、和文・英文の両方共に満足できる配列とはなっていなかった。
また、従来の片手入力機器は、日本語における多様な入力方法を提供できず、自由度にやや欠けるところがあった。
本発明の入力機器は、これらの問題点を解決し、より快適に入力できるものを目指した。
本発明のローマ字仮名方式の片手入力機器は、キー入力検出手段(30)と、当該キー入力検出手段(30)からの文字情報を処理する、キー入力処理手段(40)を有し、
(イ)「ゃ、ゅ、ょ」または「や、ゆ、よ」から成る3個の拗音キー(3)
(ロ)濁点「゛」(8または20)を含む、1個以上の濁音キー(16)
(ハ)母音キー(18)および子音キー(19)から成る英字キー(15)群
の、(イ)〜(ハ)で構成される、12個〜16個の文字キー(17)の組み合わせと、各種制御キー(2)により、英字26文字と日本語の文字を得るように、構成してあり、
また、子音キー(19)と拗音キー(3)の2つのキーを同時または逐次に打鍵することによって、清音の拗音を入力可能に構成してあり、
さらにまた、英字26文字のうち、
(ニ)仮名の「あかさたなはまやらわ」に対応する英字A、I、U、E、O、K、S、T、N、H、M、Y、R、Wのうち、12〜14個の英字を、仮名五十音順(あかさたな順)の順序、あるいはこれに準じた順序で、各キーに1字ずつ配置し、
(ホ)その上で、残りの英字(B、C、D…)をアルファベット順の順序で、当該キー上に1字ずつ、または2字を、追加配置した、
前記(ニ)の「あかさたな」順のメイン配列と、前記(ホ)の「アルファベット」順のサブ配列の英字配列構成してあることを特徴とする。
本発明のローマ字仮名方式の片手入力機器は、
(イ)英字K、S、T、Hと、濁点「゛」(8)の、2キーにおける逐次または同時打鍵に拗音キー(3)を加えるか、または前記制御キー(2)の1つ、補助シフトキー(5)と英字K、S、T、Hの、2キーでのシフト打鍵に、拗音キー(3)を加えることで、3つのキーの打鍵で、濁音の拗音を入力可能に構成してあり、
(ロ)清音の仮名または拗音のすぐ後に、前記濁点「゛」(20)を加えることで、3つのキーの打鍵で、濁音の仮名・拗音を入力可能に構成してある、
前記(イ)および/または(ロ)を特徴とする。
本発明の入力機器は、
(イ)文字の配列は単純・明快で、初心者でも簡単に覚えられ、入力操作の苦手な、いわゆる「キーボード弱者」の人には、扱いやすい。従来の両手キーボードはキーの数が多く、文字の配置も統一性がなく、入力者に多くの負担を強いてきた。本発明の入力機器は、文字キーの数が16個以下で、文字の配列に統一性を持ち、片手で、簡単に操作できるものとなっている。また、個人の能力や習熟度に応じた、多様な入力操作も可能である。
(ロ)日本語の入力においては、同時打鍵方式も取り入れることで、清音と濁音の仮名・拗音を1〜2打鍵で入力でき、片手操作でも、両手操作を基本とするJISキーボードに匹敵する操作性を持つ。英文の入力においても、親指と小指を定位置(主シフトキー上と、補助シフトキー上)に置けるので、英字26文字を、ほぼ「1文字1打鍵」で入力できる。
(ハ)「あかさたな」順に並ぶ英字の配列は、ローマ字仮名入力に最適であり、シフトで打ち出す英字の並びも、アルファベット順に沿うように工夫されているため、英文の入力にも適している。英文の入力と、和文の入力とを、同じ英字の配列で実現したことで、入力モードが変わっても、戸惑いを与えない。
(ニ)手の動きも最小で済むので、ブラインドタッチ入力も早く習得でき、鉛筆感覚で文字入力ができるし、机上を有効に使える。目の移動も少なく済み、片手操作なので、両手キーボードよりも、疲労を減らせる
(ホ)従来のローマ字仮名方式の片手入力機器は、キー数を少なく抑える代わりに、清音の拗音を3つのキーを使って、濁音の拗音を4つのキーを使って、それぞれ入力してた。本発明の入力機器では、清音の拗音を2キーで、その濁音を3キーで入力できるようにし、同時打鍵もやりやすくした
(入力装置のブロック構成)
本発明の入力機器は、図11に示すように、キーボード内にキー入力検出手段(30)と、キー入力処理手段(40)を持つ。
キー入力検出手段(30)では、キー入力を検出し、これをキー入力処理手段(40)に送る。なお、モードキー(12)が押された場合は、モード切替手段(31)が作動し、設定された入力モードに変わる。
キー入力処理手段(40)では、設定された入力モードと、入力されたキーに応じて、数字、英字、仮名、記号等が出力されるように処理する。出力された文字はディスプレイ(60)等に表示される。
(キーボード構成の概観)
キーボード(1)上に、英字をおおむね2字含んだ英字キー(15)群と、3個の拗音キー(3)と、少なくとも1個の濁音キー(16)を図1に示すように配設し、その周囲に制御キー(2)群を配設する。ただし、拗音キー(3)の内に濁点「゛」(20)を含むものは、濁音キー(16)を持たなくてもよい。
制御キー(2)以外のキーを、文字キー(17)と総称する。文字キーのうち、英字のあるキーを英字キー(15)とするが、その内に拗音文字(22)や濁点「゛」を含むものは、拗音キー(3)あるいは濁音キー(16)の部類に入れる。英字キーのうち、母音を有するキーを母音キー(18)、子音だけのキーを子音キー(19)と呼ぶ。
(拗音キーの働き)
本発明の入力機器では、拗音の入力では、「Y」を使わない。
拗音キー(3)の各キーには、仮名の「ゃ、ゅ、ょ」または「や、ゆ、よ」の内の1字を振り分ける。以下、「ゃ、ゅ、ょ、や、ゆ、よ」の各文字を「拗音文字」(22)と称する。
仮名(日本語)モードにおいては、「子音キー(19)+拗音キー(3)」、つまり「英字子音+『ゃ、ゅ、ょ』」のかたちで、拗音の仮名を得るようにする(例:「K+ゃ→きゃ」「K+ゅ→きゅ」「K+ょ→きょ」)か、あるいは、「英字子音+『や、ゆ、よ』」のかたちで、拗音の仮名を得るようにする(例:「K+や→きゃ」「K+ゆ→きゅ」「K+よ→きょ」)。
「や」「ゆ」「よ」の各字は、上で説明したように、拗音を形成するので、これらの字が含まれているキーは、拗音キー(3)として扱う(なお、「+」記号は、プラスの意味で、「→」は、結果を右項に示す意味。以下同様)。
(2種類ある濁点)
また、仮名モードにおいては、「子音キー(19)+濁音キー(16)」、つまり「子音(K、S、T、H)+濁点(8)」で濁音の英字G、Z、D、Bを得る(例:K+濁点「゛」→G S+濁点「゛」→Z)か、または「仮名+濁点(20)」で、濁音の仮名を得るようにする(例:KA+濁点「゛」→が Kゃ+濁点「゛」→ぎゃ)。
このように、濁点には、英字に続いて入力される濁点「゛」(8)と、仮名(拗音を含む)に続いて入力される濁点「゛」(20)の2つがある。これは、1つのキーに濁点と他の文字を混在させているために起こるものである。
「子音+濁点『゛』(8)」方式は、子音を濁音化する、従来のものには見られない方式であり、「仮名+濁点『゛』(20)」方式は、仮名を濁音化する方法である。なお、図2〜図9の各実施例では、いちおう、1つの入力機器の内に濁点「゛」(8)と濁点「゛」(20)の両方を設けたが、どちらか片方だけであっても差し支えない。その場合、濁点「゛」は1つで足りる。なお、濁点なしでも、主シフトキー(4)や補助シフトキー(5)を使えば濁音の英字を得ることができる。しかし、本発明の入力機器は、さらなる入力の効率化のために、少なくとも1個の濁音キー(16)を設けるようにした。
各英字キー(15)には基本的には、2個ずつの英字が含まれるが、1字だけのものもあるし(図2の「R」)、3字のものもある(図9)。
各拗音キー(3)の内には、拗音文字(22)の1字を含み、また、ほかに「ん、っ、ー」の文字や英字、濁点等を、適宜含むことができる。
濁音キー(16)は、拗音文字(22)は含まないが、濁点「゛」のほか、適宜「N、ん」等を含むことができる。濁点は、拗音キー(3)にも、濁音キー(16)にも含むことができる。
濁音キー(16)を制御キー(2)の内に含めることもできる。
なお、K、S、T、H以外の子音N、M、Y、R、Wはどれも濁音を形成しないが、これらの字と濁点(8)を組み合わせて、文字や記号を入力できるようにしてもよい(たとえば、図7の実施例においては、Y+「゛」→「、」 R+「゛」→「。」 W+「゛」→「・」のようにすることもできる)。
(3つの打鍵方法と同時打鍵)
文字の打鍵方法としては、逐次打鍵、シフト打鍵、同時打鍵の3つの方法が考えられる。1字1字打鍵するのが逐次打鍵、シフトキーを押下して入力するのがシフト打鍵、異なるキーを同時に打鍵することで、文字を得るのが同時打鍵である。本発明の入力機器は、前2者のほかに、同時打鍵方式も用いる。
同時打鍵に関しては、背景技術の欄においてすでに示した「特許文献10」昭62−44285の「日本字入力装置用鍵盤」と、「特許文献11」昭62−37405の「文字入力方式」に、その記述がある。いわゆる「親指シフト」方式である。親指シフト方式では、シフトキーと文字のキーの同時打鍵で、濁音その他の文字を得るようにしている(例「左シフト、は」の同時打鍵→「ば」 「右シフト、は」の同時打鍵→「み」)。本発明の入力機器ではこの方式をもとに、次のように設定する。
(子音と他の文字の同時打鍵)
仮名モードにおいて、2指(たとえば親指と中指)を使って、異なる2つのキーを、ほぼ同時に打鍵するとき、キーの第1打鍵と、第2打鍵との時間差t(正数)が、ある数値(秒)以下であれば、2つのキーが同時に押下されたものと認識され、その数値を超えれば、別々に打鍵されたものと認識されるように設定する。つまり、第1打鍵と第2打鍵の間の時間差tが、数値a以下(t≦a)であるとき、同時打鍵と判断されるようにする。たとえば、aの値が0,03秒だとすれば、それ以下の時間差なら、同時打鍵とみなされる。
仮名モードにおいて、同時打鍵と認識され、かつ、一方のキーが子音キー(19)であって、他方のキーが母音キー(18)、または拗音キー(3)、または濁音キー(16)であれば、常に、子音字のほうが先に、母音字や、拗音文字(22)や、濁点「゛」(8)が後に、入力される。
仮名モードでは、たとえば、KとAの2つの文字を、ほぼ同時に打鍵して、速やかに指を離すと、「KA」、「AK」のどちらかになる。つまり、「か」か「あk」のどちらかが、ディスプレイに表示される。これを、AKと入力しても「か」の字が得られるよう、キーコードの組み合わせテーブル(47)に、文字コードを用意しておく。そうすると、KとAの組み合わせの同時打鍵で、常に有意味の仮名「か」が得られる。
これと同様にして、2キーを同時に打鍵することで、有意味の仮名・英字等が選択されるようにする。
たとえば、一方のキーが英字子音で、他方のキーが、英字母音、拗音文字(22)、濁点「゛」(8)、のいずれかである時、この2つのキーを同時に打鍵すると、英字子音が先に入力される。またシフトキー(4、5)と英字キー(15)の同時打鍵で、小文字ぁぃぅぇぉや、英字G、Z、D、Bほかのシフト文字(14)が入力される。
仮名モードでは、「子音字と母音字」「子音字と拗音文字」「子音字と濁点」「シフトキーと英字」などの組み合わせにおける、2つのキーの同時打鍵で、清音の仮名・拗音や、濁音の英字などが入力される(例:「K、A」の同時打鍵→「か」 「K、ゃ」の同時打鍵→「きゃ」 「K、濁点(8)」の同時打鍵→「G」 「補助シフト(5)とK、S、T、H」の同時打鍵→「G、Z、D、B」 「主シフト(4)、U」の同時打鍵→「D」 「補助シフト(5)、A」の同時打鍵→「ぁ」)。
なお、同時打鍵の「同時」とは、われわれが普通の感覚で感じる「同時」であり、機械的にはわずかな時間差がある。
図11ブロック構成図について次に説明する。
キー入力処理手段(40)では、タイマ(41)により、第1打鍵と第2打鍵の時間差tが、前記aに比べ、a<tである時は、2つのキーは、それぞれ単独で打鍵されたものとみなされ、a≧tである時は、2つのキーの同時打鍵とみなされる。なお、第2打鍵のあと、a秒以内(a≧t)に第3のキーが入力されれば、これも同時打鍵とされ、結局、複数キーの同時打鍵となる。
逐次打鍵では、キー入力処理手段(40)の内の検出制御手段(45)は、キーコード列に対応する文字コードを得て、文字コード列出力部(48)に出力する。
同時打鍵の場合は、検出制御手段(45)は、キーコード列を前記判定手段(46)に送る。判定手段(46)はキーコードの組み合わせテーブル(47)を参照し、そのキーコードの組み合わせで表される文字コードを、文字コード列出力部(48)に送る。
このようにして、同時打鍵では、同時に押すべきキーの、押す順序が前後しても、正しい文字が入力される。
(キーの全体配置と制御キー)
次に、キーの全体配置について説明する。
手のひらサイズのキーボード(1)上に、4個×4個(縦4列、横4段)、5個×3個(3列5段)、4個×3個(3列4段)等のキー数からなる、12〜16個の文字キー(17)を配設する。ついで、その周囲に、各種制御キー(2)を配設する。
制御キー(2)の内訳としては、図2に示すように、主シフト(4)、補助シフト(5)、記号シフト(7)、数字シフト(6)、英大シフト(9)の各シフトキーと、モード(12)、「空白/変換」(10)、改行(11)の各キーがある。他に、カーソルキーをはじめ、コントロール、ESC(エスケープ)、DEL(デリート)、BS(バックスペース)等のキーや、また仮名モードにおいては「かな/カナ」「半角/全角」「英字大/英字小」等の変換を行うファンクションキーが必須だが、これらは、表示を割愛した。
制御キー(2)のうち、「モード」(12)キーは、「仮名(日本語)モード」「英文モード」「数字モード」の切り換えを行う。なお、濁点「゛」(8、20)は、制御キー(3)の内に入れてもよい。
(英字の基本配列)
次に、アルファベット(英字)の配列について説明する。本発明の入力機器は、まず英字を「あかさたなはまやらわ」の日本語的配列で、各キーに1字ずつ配置し、その上で、この配列にもれたかたちの英字群を、こんどはアルファベット順の配列でもって再配置するかたちをとっている。
これを、4個×4個、計16個の文字キーの、図2基本実施例で説明する。
(イ)キーボード(1)上の16個の文字キー(17)の、最上段に拗音文字「ゃ」「ゅ」「ょ」の各文字を1字ずつ含む、3個の拗音キー(3)を配設する。
2段目に、平仮名の「あいうえお」に対応する英字A、I、U、E、の4個の文字を、そして、「E」のすぐ上の段に英字「O」を置く。ついで、平仮名の「かさたなはまやら」に対応するK、S、T、N、H、M、Y、Rの8個の英字を、3段目、4段目計8個のキーに配設する。なお、これら8個のキーは子音キー(19)と呼ぶ。
1文字だけあふれたかたちの「W」は、最上段の、拗音キー(3)の「ょ」と混在させる。これで、ほぼ「あかさたな順」に準じた配列を実現している。
以上の14個の英字は、直接の打鍵で、つまり1打鍵だけで入力されるので、これらをメイン文字(13)と称する。
(ロ)次に、前記(イ)で配置した14個の英字の上に、残りの英字(B、C、D、F、G、J、L、P、Q、V、X、Zの12字)を、Aの位置を起点として、順に、「アルファベット順」の配列で1字ずつ加える。これら12字は、主シフト(4)キーで、シフトされて打ち出されることから、シフト文字(14)と称する。つまり、英字はメイン文字とシフト文字から成り立つ。あるいは、英字はメイン配列(あかさたな順)とサブ配列(アルファベット順)の2つの配列から成る。
図4と図5では、「W」の字がメイン文字からはずされ、仮名モードでは、「Y」のキーを使って「わ行」の「わ、を」の2字を入力できるようにしてある。メイン文字の配列は、「あかさたな順」の配列になっている。
次に、図7、図8、図9に示した、縦3列形式の入力機器における英字配置について説明する。
3個×5個計15個の文字キー(17)、または3個×4個計12個の文字キー上に、「あかさたな順」に英字を1字ずつ振り分けてメイン文字となし、続いて、残りの英字(シフト文字)を、Aの位置から始めて、ほぼ「アルファベット順」に並べる。拗音文字「ゃ、ゅ、ょ」の各字は英字と混在させる。
図9では、仮名モードにおいて「や行」と「わ行」の仮名を補助シフトキー(5)で入力できるようにしたため、メイン文字は「あかさたな順」に準じた配列になる。シフト文字の並びも、ほぼ、「アルファベット順」を維持している。
次に、以上の構成の入力機器における、3つの入力モードについて述べる。
(英文モードと数字モード)
はじめに、「英文モード」では、26文字の英字の組み合わせで、逐次打鍵かシフト打鍵か同時打鍵のかたちで英文の入力を行う。
約半数の英字(メイン文字)は、1打鍵で入力され、残りの半数の英字(シフト文字)は、主シフトキー(4)もしくは補助シフトキー(5)を使って打ち出される。主シフトと補助シフトの、どちらのシフトキーを使ってもよい。大文字の英字は、英大シフト(9)キーでもって、小文字をシフトして得る。例を挙げると、
I wish I were a birdand could fly
(大文字「I」は英大シフト(9)で。下線部分は、主シフトか補助シフトで入力)
2番目に、「数字モード」では、逐次打鍵方式により、表示された数字を直接、連続的に入力する。
(仮名モードでの入力)
アルファベット、つまり英字26字は、母音字(A、I、U、E、O)と子音字(21字)に分類され、母音字と「ん」以外は、子音と母音を組み合わせることで、日本語の仮名が入力される。以下、子音、母音は、英字の子音字、母音字を意味し、同様に、清音、濁音、拗音も、それぞれの字または語を意味することとする。
3番目に、「仮名(日本語)モード」では、ローマ字入力方式の「子音+母音」形式を基本に、これに非ローマ字入力である「仮名+濁点『゛』(20)」、「子音+濁点『゛』(8)」、「子音+(ゃ、ゅ、ょ)」等の方式も加えて文字を入力し、さらに「空白/変換」(10)キーなどの操作で、仮名、漢字、片仮名などに確定する。
仮名モードにおいては、基本的には、ローマ字の形式で、英字が入力される。A、KA、SA、TA、などのローマ字は仮名コードに変換され、さらに仮名コードから、対応する漢字が呼び出され、漢字仮名交じりの日本語となる。「KA+濁点」「K+濁点」「K+ゃ」などは英字と、濁点や拗音文字との組み合わせだが、これらも同様に、仮名コードに変換され、日本語を形成する。
なお、本発明の入力機器では、拗音キー(3)に、濁点、英字、「ん」等を混在させ、またTの字と「っ」を混在させるなど、1つのキー内に複数の文字を配置し、日本語入力においては、前の文字のあり方で、次に来る文字が選択されるようにした。つまり、仮名や、拗音文字の次には、「っ」「ん」「ー」や、英字(子音字)、濁点「゛」(20)が選択され、子音のすぐあとには拗音文字や濁点「゛」(8)が選択される。
(日本語入力の実際)
「仮名モード」での入力の実際について、次に「清音の仮名」、「濁音の仮名」、「清音・濁音の拗音」、小文字「ぁぃぅぇぉっゃゅょ」に分類して説明する。説明の便宜上、仮名(例:か、が)と拗音(きゃ、ぎゃ)とを区別して扱う。
以下は、逐次打鍵とシフト打鍵での説明である。
まず、「清音の仮名」について。
「あ行」の「あいうえお」5字は、母音A、I、U、E、Oを、そのまま打鍵する。「か行」〜「わ行」の仮名計40字は、いずれも「子音+母音」の形で入力される(例:K+A→「か」)。「ん」は、「ん」の字を直接、入力する(「ん」の字をキー上に持たない場合、「N」で入力する)。なお、長音の「ー」は、直接「ー」を入力する(図2、図4、図5)か、別の方法(WW→「ー」等)で打ち出す。
「濁音の仮名」は、「が」の字を例にとって説明すると、
(イ)主シフト(4)キーで、濁音Gを出して、これに母音Aを加える(例:「主シフト(4)+O(Gのキー)」+A→「が」)。
(ロ)補助シフト(5)キーで、Kを濁音Gに変えて、母音Aを加える(例:「補助シフト(5)+K」+A→「が」)。
(ハ)「K+A」で得た「か」に、濁点「゛」(20)を加える(例:KA+濁点「゛」→「が」)。
(ニ)Kに「濁点『゛』」(8)を加えて、濁音Gにし、これに母音Aを付加する(例:「K+濁点」+A→「が」)。
濁点については、(ハ)のように仮名に濁点「゛」(20)を付加する従来の日本語的な方法と、(ニ)のように、英字子音に直接、濁点「゛」(8)を付けて濁音化する2つの方法があり、どちらか片方の方法だけにしてもよいし、両方できるようにすることもできる。なお、濁点が拗音キー(3)の内に混在する場合は、拗音文字の方が濁点より優先され、「仮名+濁点『゛』(20)」の方式で濁点が入力される(たとえば、Kの次に「濁点、ゅ」混在のキーを打鍵すると、「G」でなく「Kゅ」が選択される)。
本発明の入力機器は、半濁点「゜」(21)か、「仮名+濁点」方式では、濁点(20)を続けて2回打鍵して半濁点「゜」を得る(例:「゛」「゛」→「゜」)。
「半濁音」の「ぱ」は、
(イ)主シフト(4)キーで、「P」を得て、これに母音Aを加える(例:「主シフト(4)+T(Pのキー)」+A→「ぱ」)。
(ロ)「は」に濁点「゛」(20)を2回加える(例:HA+「゛」「゛」→「ぱ」)。
(ハ)「H」に半濁点「゜」(21)を加えて「P」にし、母音Aを加える(例:「H+『゜』」→「ぱ」)。
(ニ)「補助シフト(5)+HH」で、「P」を得て、これに母音Aを加える。
拗音(2文字の複合語)はYの字を使わず、「子音+拗音文字」のかたちで入力する。ここで、拗音文字「ゃ、ゅ、ょ」は、子音の後ろには続くが、母音A、I、U、E、Oのあとには続かない。つまり、「母音+『ゃ、ゅ、ょ』」の形式は、拗音文字としては無効とされる。また、語句の先頭に「ゃ、ゅ、ょ」は入力されない(なお、拗音文字の「ゃ、ゅ、ょ」はC、F、J、L、Q、V、W、X、Y、の後ろには続かない)。
拗音には、「清音の拗音」と、「濁音の拗音」があるので、これを分けて説明する。
「清音の拗音」は、「子音+拗音文字」の2打鍵で打ち出される(例:K+ゃ→「きゃ」)。
「濁音の拗音」の「ぎゃ」は、次の4通りの入力方法がある。
(イ)「主シフト」(4)キーで濁音Gを出して、これに「ゃ」を加える(例:「主シフト(4)+O」+ゃ→「ぎゃ」)。
(ロ)「補助シフト(5)+K」で濁音Gにし、「ゃ」を加える(例:「補助シフト(5)+K」+ゃ→「ぎゃ」)。
(ハ)「きゃ」に濁点「゛」(20)を加える(例:Kゃ+「゛」→「ぎゃ」)。
(ニ)「K+濁点『゛』(8)」に「ゃ」を加える(例:「K+『゛』」+ゃ→「ぎゃ」)。
つまり、拗音での濁点の付け方には、拗音に濁点を付加する方法と、英字を先に濁音化してから拗音にする方法の、2通りである。
(なお、図6では「子音+『や、ゆ、よ』」のかたちで拗音を得ている。)
平仮名の小文字「ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」は、「L(またはX)+母音」(例:L+A→「ぁ」)か、「補助シフト(5)+母音」(例:補助シフト+A→「ぁ」)で打ち出される(図9は除く)。
拗音の小文字「ゃ、ゅ、ょ」は、単独では「LYA」「LYU」「LYO」(あるいは「XYA」「XYU」「XYO」)で。
促音「っ」は、直接「っ」(Tの字)を入力する。また「L(X)TU」でもよい。
次に、仮名モードでの語例を挙げ、入力の実際を次に示す(濁=濁点「゛」。 半濁=半濁点「゜」 補=補助シフト)。
「ショッピングセンター」は、
Sょ・っ・I・ん・U・SE・ん・TA・ー
Sょ・っ・HI濁濁・ん・KU濁・SE・ん・TA・ー(仮名+濁点(20)方式)
Sょ・っ・H半濁I・ん・K濁U・SE・ん・TA・ー
Sょ・っ・補HHI・ん・補KU・SE・ん・TA・ー
「キャンディー」は、
Kゃ・ん・E・I(I)・ー
Kゃ・ん・TE濁・I・ー(仮名+濁点方式)
Kゃ・ん・T濁E・I・ー(子音+濁点方式)
Kゃ・ん・補TE・補I・ー (下線部分は、シフトキー使用を示す)

以上のように、いくつもの入力方法が可能なので、各自、自分に適したやりかたで、入力できる。
次に文章例を挙げる。
「小学校の 授業参観で コンピュータ室を 見学した」
SょUK゛AっKOUNO S゛ゅK゛ょUSAんKAんT゛E KOんH゜ゅーTASITUWO KEんK゛AKUSITA (シフトキーを使わずに入力した例を示した)
(入力に要する打鍵回数と、同時打鍵)
速く入力するためには、所要打鍵数を少なくする必要がある。そこで本発明の方式では、随時、同時打鍵を取り入れ、打鍵数を少なくしている。
まず、「仮名モード」における濁音の入力を例に説明する。
(A)濁点「゛」(8)を使う場合
「K+濁点」、「S+濁点」、「T+濁点」、「H+濁点」、つまり「子音+濁点『゛』(8)」の同時打鍵に、母音または拗音文字(22)を加えることで、濁音の仮名・拗音を3キーの2打鍵で入力できる(例:「K、濁点」(同時)+A→「が」 「K、濁点」(同時)+「ゃ」→「ぎゃ」)。
(B)シフトキーを使う場合
シフトキー(4、5)を押すと同時に英字を押し、その後、母音か拗音文字(22)を入力する方法で、
(イ)濁音の仮名は2打鍵(例:「補助シフト、K」(同時)+A→「が」 「主シフト、O」(同時)+A→「が」)。
(ロ)濁音の拗音は2打鍵(例:「補助シフト、K」(同時)+「ゃ」→「ぎゃ」 「主シフト、O」(同時)+「ゃ」→「ぎゃ」)。
また、補助シフトキーを押したまま、仮名または拗音を同時に打鍵する方法で、
(ハ)濁音の仮名は2打鍵(例:補助シフト+「K、A」(同時)→「が」)。
(ニ)濁音の拗音は2打鍵(例:補助シフト+「K、ゃ」(同時)→「ぎゃ」)。
つまり、濁音の仮名も、濁音の拗音も、3キーの2打鍵で入力できることになる。
なお、仮名モードでの数字入力は数字シフト(6)キーでシフトして1打鍵入力。記号の場合は記号シフト(7)キーでシフトして、該当文字を1打鍵で入力する。
清音の仮名と清音の拗音とは、子音と母音、あるいは子音と拗音文字との同時打鍵で、それぞれ得られるので、以上をまとめると、同時打鍵で入力すれば、
(イ)清音の仮名は1打鍵。清音の拗音は1打鍵(2キーを使用)。
(ロ)濁音の仮名は2打鍵。濁音の拗音は2打鍵(3キーを使用)。
なお、同時打鍵方式は、同時にキーを打鍵しなければならないので、操作が難しいように見える。しかし、該当キー上に指を置いてから、同時に押下すれば、簡単である。
本発明の入力機器は、清音・濁音を問わず、仮名は1〜2打鍵、拗音は2打鍵を実現しており、片手操作ながら、両手JISキーボードに匹敵する能力を持つものとなっている。
「英文モード」での打鍵数については、英字の小文字は、メイン文字は1打鍵。シフト文字は、主シフト(4)キーか補助シフト(5)キーを使うので2打鍵。つまり、1〜2打鍵でもって、アルファベット26文字を入力できる。大文字は英大シフト(9)で英字をシフトするので、これに1打鍵増える。
なお、英文モードでは、補助シフト(5)キーは主シフト(4)キーとほぼ同じ働きをする。したがって、仮名モードでのような、清音の濁音化(K→G)はない。
「英文モード」では、シフトキー(4、5)と英字キー(17)の同時打鍵で、シフト文字(14)が打ち出されるので、英字26文字すべて、1打で済むことになる。
「数字モード」では、数字は1打鍵入力で、連続的に数字を入力できる。なお、「数字モード」には、同時打鍵の方式は適用されない。
日本語の文章入力では、400字詰めの原稿用紙1枚を仕上げるのにも、通常、ローマ字入力方式では、文字の変換その他も加わると、800回〜1、000回もの、おびただしいキー数をたたくことになる。それゆえ、運指の容易さ、操作性の良さとともに、打鍵数の短縮が、入力時間の短縮、目や肩などの疲労の軽減に、直接つながってくる。
そのため本発明の入力機器では、片手操作ながら、打鍵数を極力抑えるようにつとめた。また、仮名五十音字の、おおよその文字を、シフトキーなしでも、入力できるように工夫した。2本指の両刀使いをすれば、タッチ差の打鍵、というかたちではあるが、例えば、「か」(K+A)、「きゃ」(K+ゃ)等の字でも、ほとんど1打鍵感覚で入力できることがわかる。さらに、同時打鍵で入力すれば、完全な1打鍵で済むことになる。手のひらは大して動かさず、指先だけの動作だけで済むので、目の疲労や肩こりなども軽減できる。
入力作業では、原稿を見ながら、文章を入力することも、ことのほか多い。その場合、片手で原稿の文字の箇所を押さえながら、もう片方の手で入力することができるのも、片手入力機器の強みである。
両手JISキーボードは10本の指を駆使できる。片手キーボードは5本の指だけである。単純に比較すれば、10本指のほうが速く入力できる。そのため、熟練者にとっては、両手キーボードの方が、入力速度が速い。しかし、これは、10本指を自由に駆使できる人の場合に限って、である。実際は人によっていろいろ差があり、両手であっても、左手人差し指と、右手人差し指の計2本の指で、キーを打つ人もいる。職業柄、毎日、多くの時間を文字入力に費やす人は、両手キーボードのほうが向いているかもしれない。しかし、熟練者のうちに入らない、その他大勢の人にとっては、本発明の片手キーボードでも十分である。
ピアノの鍵盤も、上手な人は10本指を自在に操り、楽譜は見ても、鍵盤を見ずにスラスラと名曲を奏でられる。しかし、努力しても、その他大勢の人は、願いかなわず、途中で挫折の憂き目を見る。文字入力も同様である。ブラインドタッチ入力に挑戦しても、挫折する人は多いのである。そんなわけで、操作の簡単なキーボードは、幼少期の子や、老人だけのものではなく、一般の人にもなお、必要とされている。
(従来のローマ字表記と本方式)
なお、本発明の入力機器は、ローマ字仮名入力方式のうち、仮名を、英字の「子音+母音」形式で入力する方法は踏襲しているものの、拗音の入力や、促音「っ」の入力については、従来のローマ字入力方式は採用していない。つまり、拗音は、英字(子音字)に直接、仮名の「ゃ、ゅ、ょ」を付けることで得られ、「っ、ん」の字は、仮名文字を直接、そのまま入力する方式を基本としている。また、濁点の付加も、ローマ字方式とは言いにくい。
ローマ字表記は、もともとは、外国の宣教師たちが日本語をローマ字で書いたのが始まりで、宣教師の日本語学習や、布教のための「道具」としてあった。それがのちに、日本人にとっても外国語との接点として必要とされるようになり、戦後、国語教育の現場で用いられるようになって、市民権を得るようになり、現在では、地名表記などにも、広く使われ、日本の社会に定着している。
このローマ字表記の、本則部分は、英字の「子音+母音」形式で、これが仮名のほとんどを占める。そして、ほんのわずかの、例外部分が、拗音と、「っ、ん、ー」である。これらの字は欧米の言葉にはなく、日本語特有のものであることから、彼らは、これに工夫を加えたのである。つまり、子音字を重ねることで、促音「っ」の代わりとし、はねる音をNで代用し、Yの字を用いることで拗音を表現させ、また、母音字の上に、マークを付けて長音を表すなどして、仕上げたものであった。
本発明の入力機器は、その例外部分の「っ」や「ん」などを、なるべく、もともとからある日本の文字でもって、表記することで、よりわかりやすく入力できるようにしたものである。
本発明の入力機器は、日本語の入力のために、1つのキー内に、拗音の小文字「ゃ、ゅ、ょ」と、促音の「っ」や、撥音の「ん」などを混在させているが、仮名や、拗音文字「ゃ、ゅ、ょ」の次には、「っ」「ん」「ー」や濁点「゛」(20)や英字の「子音字」が選択され、子音のすぐあとには拗音文字「ゃ、ゅ、ょ」や濁点「゛」(8)が選択され、「っ」の次には必ず、子音字が来るので、同一キー内に複数の文字が混在しても、打ち分け可能である。
(仮名モードでの入力文字の選択)
図2基本実施例では、「ゃ」と「ー」、「ゅ」と「ん」、「ょ」と「W」、「っ」と「T」、濁点「゛」と「N」、「R」と半濁点「゜」、の各字が混在している。
この図2基本実施例をもとに説明すると、仮名モードで、たとえば、KAの次に「ゃ、ー」2字が混在するキーを打鍵すると、「ー」の方が選択される。KAの次に「ゅ、ん」のキーを打鍵すると、「ん」の方が選択される。KAの次に「ょ、W」のキーを打鍵すると、「W」の方が選択される。
また、「きゃ」の次に「ゃ、ー」のキーを打鍵すると、「ー」の字が選択される。「きゃ」の次に「ゅ、ん」のキーを打鍵すると、「ん」の字が選択される。「きゃ」の次に「ょ、W」のキーを打鍵すると、「W」が選択される。
Kの次に「ゃ、ー」のキーを1打すると、「きゃ」となり、2打目では「きゃー」となる。Kの次に「ゅ、ん」のキーを1打すると、「きゅ」となり、2打目では「きゅん」となる。Kの次に「ょ、W」のキーを打鍵すると、「ょ」が選択される。
また、K、S、T、Hの各文字の次に「濁点『゛』、N」のキーを打鍵すると、濁音のG、Z、D、Bが得られる。また、Hの次に「半濁点『゜』、R」のキーを打鍵すると、Pが得られる。
なお、濁点「゛」と別の字、つまり「ん」「N」「拗音の小文字」等を混在させているときは、濁点は優先されない。たとえば、濁点「゛」がNと混在する場合(図2)、「KA+濁音キー(16)」では「が」でなく、KAN(かん)となる。母音字の後には濁点「゛」(20)が続き、子音字の次には濁点「゛」(8)が続く。母音字の後には拗音文字「ゃ、ゅ、ょ」は続かず、子音字の後には拗音文字が続く。
促音の「っ」は、仮名のあとに「T」を打鍵することで得られる(例:「ATTA→あった」 「ATSARI→あっさり」)。従来の方式のように、子音を連打する必要はない。
「T」の次に母音が来ると、「た行」の仮名が得られ、「T」の次に子音が来ると、Tは「っ」の字に変換され、「T」の次に拗音キー(3)が来ると、Tの拗音、つまり「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」等が形成される。
(両手方式から片手方式へ)
両手JISキーボードのうち、「たていすかんなに」配列方式での日本語入力では、1打鍵で平仮名1字を入力できるメリットはあるものの、仮名のキーが48もあり、それに4段にわたった配列なので、ブラインドタッチ入力も容易ではない。それで、多くの人は、2打鍵方式でも26文字で済むローマ字入力のほうを選び、JIS英字配列のキーボードを使って入力している。
欧米生まれの「QWERTY」配列でもって、欧米の言葉を入力するのには、それほど不満が出なかったとしても当然のことだが、この配列でもって日本語も入力せよ、というのはもともと無理な話である。ローマ字仮名入力でも、日本語に合った配列が考えられるべきであった。
ローマ字仮名入力にしても、少なからぬ人が難儀しながら、入力している姿が現実にある。これを打開すべく、わかりやすい文字配列の、片手操作の入力機器も現れている(特開2001−75708)。これはキー数が少ない中に、26文字の英字を収めるため、連続打鍵方式を採っている。たとえば、「K・G・C」の3つの文字が1つのキーにある場合、そのキーを最初に打鍵すると「K」、もう1度打鍵すると「G」、さらにもう1度打鍵すると「C」となるようにしたものである。これで、12個のキーで済み、濁音の入力もしやすくなった。
しかし、英字を1打鍵ないし2打鍵(もしくは3打鍵)で入力する「連続打鍵」の方式と、本発明の入力機器での「シフト打鍵」の方式とを比較しても、シフトキーが瞬時に打鍵できる環境にあるならば、シフト打鍵方式のほうが、日本語の入力でも、英文入力でも、よりスムーズでかつリズミカルな入力操作ができる。また、シフトキーを使わなくても、濁音を、2つのキーの押下で済ますことができれば、あえて連続打鍵の方式にこだわる必要もない。
本発明の入力機器では、主シフト(4)キーは常に親指の位置に置けるし、補助シフト(5)キーも常に小指の位置に置ける。そのため、英文モードでは、シフトキーを使うことで、英字26文字を1打鍵のようにして入力できる。また、仮名モードでは、2つの指を使えば、濁音の英字G、Z、D、Bを、「清音(K、S、T、H)+濁点『゛』(8)」で1打鍵のように入力することもできる。
従来の片手入力機器に見られる、連続打鍵で濁音を入力する方式は、文字配列が整然としておらず、配列をそらんじていなければ速く入力できなかった。本発明の入力機器では、メイン文字は「あかさたな」順、シフト文字は「アルファベット」順の並びになっており、初心者でもすぐ扱えるもので、仮名入力にも英文入力にも適した配列である。英文入力も、従来の片手入力機器よりは、はるかに容易で、長文入力にも耐えられる。
さらに本発明の入力機器は、1字ずつの打鍵(逐次打鍵)も、同時打鍵も、共に可能であり、同時打鍵で入力すれば、清音の仮名・清音の拗音は、1打で、濁音の仮名・濁音の拗音も2打で入力できる(なお、実際の入力では、逐次打鍵、シフト打鍵、同時打鍵の、3つの打鍵方法を、自由に使い分けることになる)。さらに、常に小指を定位置(補助シフトキー上)に置くことで、濁音の仮名・拗音もほぼ1打鍵で入力できる。
本発明の入力機器は、キー入力検出手段(30)とキー入力処理手段(40)を有するハードウエアと、ディスプレイ(60)を機器内に組み込んで、単体で使用してもよいし、あるいは、USB等でパソコンと接続し、パソコン付属のキーボードとして、本体のCPUを利用するかたちで、文字入力を実現するようにしてもよい。
以下は、各実施例についての、仮名モード時における説明である。
図1は、拗音キー(3)、濁音キー(16)や文字キー(17)の配置の概要を説明したものである。
図2の基本実施例では、濁点「゛」を「N」と混在させ、濁音は「子音+濁点」方式で打鍵するか、制御キーに設けた濁点(20)のキーを使う。
図3の実施例では、濁点を拗音キー(3)の「ゅ」とも混在させ、「仮名+濁点(20)」方式を使うか、「子音+濁点(8)」で濁音の英字を得る。
図4の実施例では、図3と同様に、文字キーの内に、濁点「゛」を2カ所に配している。また、Yの字でもって「や行」のほかに、「わ行」の「わ、を」の入力も兼ねた(「Y+I」→わ 「Y+E」→を。 ふだん未使用の「YI」と「YE」の部分を「わ、を」の入力にあてた)。
図5の実施例では、図4の文字の配置を縦型に変え、指を縦移動から横移動のかたちにしたもの。シフトキーをあまり使わずに入力できる。
図6の実施例は、拗音キー(3)に拗音文字「や、ゆ、よ」の各1字ずつを配置し、「子音+『や、ゆ、よ』」で、拗音を得るようにしたもの(図10の「五十音配列表」は、図6の例では、一部該当しないところもある)。
図7、図8、図9は、縦3列形式の入力機器である。携帯電話機の文字配列としての用途が考えられるので、数字の並びは電話機での配列に合わせた。
いずれも、拗音文字をその最下段に配設し、英字と混在させている。さらに、図7は、濁点「゛」と「ん」が混在し、また、制御キー(2)の1つに「濁点(20)」のキーを置いた。「仮名+濁点」方式も「子音+濁点」方式も使える。
図8の実施例は、濁点単独のキーで、「仮名+濁点」方式と「子音+濁点」方式の両方を可能にした。「ん」はNの字を使って打ち出す。
図9の実施例は、補助シフト(5)で「や行」と「わ行」の文字を打ち出すようにしたもの。つまり、補助シフト+「A、U、O」で「や、ゆ、よ」を、補助シフト+「I、E」で「わ、を」を得るようにしている。キー数が少ないので、小型の入力機器に便利である。「ー」と、QとXを、補助シフト(5)で打ち出し、さらに、「ん」はNの字で入力する。
なお、「I」のキーに「Y」を、「U」のキーに「W」をそれぞれ混在させ、「I(Y)」と「A、U、O」の同時打鍵で「や、ゆ、よ」を、「U(W)」と「A、O」の同時打鍵で「わ、を」を得るようにすることもできる。
図10は、図2〜図8(図6を除く)の実施例で入力したときの、仮名モードにおける仮名五十音文字入力表の例である。図6、図9の場合は、拗音その他若干異なるので、とりあえず仮名五十音表から外した。また、同時打鍵方式での仮名表示は、これを省いた。
図11は、本発明の入力機器の、ブロック構成図である。
本発明の入力機器の概要を示した平面図(右手操作用のもの。以下同様) 本発明の入力機器の配列例(縦4列横4段型)を示した平面図 本発明の入力機器の配列(4列4段型)における他の実施例を示した平面図 本発明の入力機器の配列(4列4段型)における、さらなる他の実施例を示した平面図 本発明の入力機器の配列(4列4段型)における縦型に文字を配置した実施例の平面図 本発明の入力機器の配列(4列4段型)における、さらなる他の実施例を示した平面図 本発明の入力機器の配列例(3列5段型)を示した平面図 本発明の入力機器の配列例(3列5段型)における他の実施例を示した平面図 本発明の入力機器の配列例(3列4段型)を示した平面図 本発明の入力機器の、仮名五十音入力表例 本発明の入力機器のブロック構成図
符号の説明
1 キーボード
2 制御キー
3 拗音キー
4 「主シフト」キー
5 「補助シフト」キー
6 「数字シフト」キー
7 「記号シフト」キー
8 濁点「゛」(「子音+濁点」方式)
9 「英大シフト」キー
10 「空白/変換」キー
11 改行キー
12 「モード」キー
13 メイン文字
14 シフト文字
15 英字キー
16 濁音キー
17 文字キー
18 母音キー
19 子音キー
20 濁点「゛」(「仮名+濁点」方式)
21 半濁点「゜」
22 拗音文字
30 キー入力検出手段
31 モード切替手段
40 キー入力処理手段
41 タイマ
45 検出制御手段
46 キー組み合わせ判定手段
47 キーコードの組み合わせテーブル
48 文字コード列出力部
50 パソコン本体
60 ディスプレイ

Claims (2)

  1. キー入力検出手段(30)と、当該キー入力検出手段(30)からの文字情報を処理する、キー入力処理手段(40)を有し、
    (イ)「ゃ、ゅ、ょ」または「や、ゆ、よ」から成る3個の拗音キー(3)
    (ロ)濁点「゛」(8または20)を含む、1個以上の濁音キー(16)
    (ハ)母音キー(18)および子音キー(19)から成る英字キー(15)群
    の、(イ)〜(ハ)で構成される、12個〜16個の文字キー(17)の組み合わせと、各種制御キー(2)により、英字26文字と日本語の文字を得るように、構成してあり、
    また、子音キー(19)と拗音キー(3)の2つのキーを同時または逐次に打鍵することによって、清音の拗音を入力可能に構成してあり、
    さらにまた、英字26文字のうち、
    (ニ)仮名の「あかさたなはまやらわ」に対応する英字A、I、U、E、O、K、S、T、N、H、M、Y、R、Wのうち、12〜14個の英字を、仮名五十音順(あかさたな順)の順序、あるいはこれに準じた順序で、各キーに1字ずつ配置し、
    (ホ)その上で、残りの英字(B、C、D…)をアルファベット順の順序で、当該キー上に1字ずつ、または2字を、追加配置した、
    前記(ニ)の「あかさたな」順のメイン配列と、前記(ホ)の「アルファベット」順のサブ配列の英字配列構成してあることを特徴とする、ローマ字仮名方式の片手入力機器。
  2. 請求項1記載の入力機器において、
    (イ)英字K、S、T、Hと、濁点「゛」(8)の、2キーにおける逐次または同時打鍵に拗音キー(3)を加えるか、または前記制御キー(2)の1つ、補助シフトキー(5)と英字K、S、T、Hの、2キーでのシフト打鍵に、拗音キー(3)を加えることで、3つのキーの打鍵で、濁音の拗音を入力可能に構成してあり、
    (ロ)清音の仮名または拗音のすぐ後に、前記濁点「゛」(20)を加えることで、3つのキーの打鍵で、濁音の仮名・拗音を入力可能に構成してある、
    前記(イ)および/または(ロ)を特徴とするローマ字仮名方式の片手入力機器。
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